福知山市議会 2012-03-01
平成24年第2回定例会(第1号 3月 1日)
平成24年第2回定例会(第1号 3月 1日) 平成24年第2回
福知山市議会定例会会議録(1)
平成24年3月1日(木曜日)
午前10時00分 開会
〇出席議員(26名)
1番 桐 村 一 彦 2番 森 下 賢 司
3番 田 中 法 男 4番 足 立 伸 一
5番 吉 見 茂 久 6番 木 戸 正 隆
7番 藤 田 守 8番 谷 垣 和 夫
9番 田 渕 裕 二 10番 稲 葉 民 俊
11番 芦 田 眞 弘 12番 高 橋 正 樹
13番 塩 見 日出勝 14番 大 谷 洋 介
15番 中 島 英 俊 16番 吉 見 純 男
17番 谷 口 守 18番 高 宮 辰 郎
19番 奥 藤 晃 20番 和 田 久
21番 野 田 勝 康 22番 荒 川 浩 司
23番 稲 垣 司 郎 24番 大 槻 富美子
議第142号
過疎地域自立促進市町村計画の変更について
(提案理由の説明)
午前10時00分 開会
○(
野田勝康議長) 皆さん、おはようございます。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成24年第2回
福知山市議会定例会を開会し、これより本日の会議を開きます。
本日、市長から、議第89号、平成24年度福知山市
一般会計予算他53件の議事事件の送付がありました。
また、市長から、平成23年福知山市
事務報告書がまいっております。お手元に配付をいたしておりますので、お目通しおき願います。
次に、
監査委員から、
例月出納検査結果報告がまいっております。その写しについては、既に配付いたしておりますので、ご承知おき願います。
本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付をいたしておりますので、それにてご了承願います。
次に、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第128条の規定により、11番、
芦田眞弘議員、12番、
稲垣司郎議員、以上の両議員にお願いをいたします。
次に、
会派解散届及び
会派結成届が提出されておりますので、ご報告申し上げます。
2月22日付で政和会から会派の解散届が、また刷新の会から会派の結成届が提出されてまいりました。
刷新の会は、代表者、
稲垣司郎議員、会員数2名でございます。
以上のとおりでございますが、
会派一覧表はさきに配付させていただいていましたので、それにてご了承を願います。
◎日程第1 議席の一部変更について
○(
野田勝康議長) それでは、日程第1に入ります。
議席の一部変更についてを議題とします。
新たに会派が結成されましたことに伴い、
会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部を変更いたしたいと思います。変更した議席表はお手元に配付いたしております。
お諮りをいたします。
配付いたしております議席表のとおり、議席を一部変更することにご異議はございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
野田勝康議長) ご異議なしと認めます。
よって、配付いたしております議席表のとおり、一部変更することに決しました。
それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれ着席をお願いをいたします。
(議員、名札を持ち移動)
◎日程第2 会期の決定について
○(
野田勝康議長) 次に、日程第2に入ります。
会期の決定についてを議題といたします。
お諮りをいたします。
本定例会の会期は、本日から来る3月30日までの30日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
野田勝康議長) ご異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から30日間と決定いたしました。
◎日程第3 議第89号から議第142号まで
○(
野田勝康議長) 次に、日程第3に入ります。
お手元に届いております議案書の議第89号、平成24年度福知山市
一般会計予算から、議第142号、
過疎地域自立促進市町村計画の変更についてまでの54議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。
市長。
○(
松山正治市長) (登壇) 皆さん、おはようございます。
実は、24年度の施政方針を述べる前に、先日、福知山市の
土木建設次長兼建築課長、細田勉が、酒気帯び
居眠り運転によりまして自損事故を起こしました。市政に対する信頼と、あるいはまた期待に対して、こういった飲酒運転の根絶に向けて努力されている皆さんの気持ちを大きく裏切る結果となったことにつきまして、心からおわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。
かねて、職員には、市民の手本となって交通安全、率先して推進するように厳命していたにもかかわらず、所属員を指導・監督する立場にある
管理職職員がこのような事態を招いたことにつきましては、市政の
最高責任者として大変遺憾のきわみでございます。私といたしましては、市としてのこれまでの取り組みの甘さを痛感し、深く反省するとともに、
週明け早々にこういった事象が与える
社会的影響の大きさを、職員一人一人がしっかりと心に刻み込み、従来にも増して責任、綱紀粛正及び服務規則の厳守に努めるよう訓示したところであります。
また本日、当該職員に停職3カ月、
管理監督責任として
土木建設部長に減給10分の1、1カ月の処分を科しました。さらには、
土木建設部の事務を担当する芦田副市長からは、給与の10分の1、1カ月を返納したい旨の申し出を受けたので、これを受託いたしたわけでございます。
今後、全職員が全体の奉仕者としての自覚を再認識の上、交通事故の撲滅はもとより、法令遵守を徹底いたしまして、再発防止と信頼回復に全力を挙げて取り組んでいきますので、皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたしたいと思います。
それでは、平成24年度の方針につきまして、ただいまから提案させていただきたいと思います。
平成24年度の予算案を初め、そのほかの諸議案の審議をお願いするに当たりまして、本市を取り巻く情勢を展望し、市政運営に関する私の所信を申し述べ、議員並びに市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと思います。
今、世界経済は、ユーロ圏のソブリン債務問題の深刻化に伴う
先行き不透明感の強まる中、米国の
経済回復力が依然として弱く、不確実性を強め、減速傾向が鮮明となっています。
我が国におきましても、
東日本大震災からの復興需要があるものの、昨年は31年ぶりの貿易赤字に転落し、
成長モデルの転換期に差しかかる中、歴史的な円高の進行やそれに伴う国内産業の空洞化の加速、電力供給の制約などが重なり、景気回復にはかなり時間がかかると見られており、市民生活に影響が及ばぬよう、的確に対応しなければならないと考えております。
また、本市も昨年は、台風や
局地的集中豪雨による災害により、多くの被害を受けましたが、3月11日の
東日本大震災では、より大きな規模と範囲で国民の安心・安全な暮らしが脅かされ、1年が経過しようとする現在でも、その影響は続いています。
本市においても、「災害は必ず来る」、このことを念頭に入れて、大地震や台風、
局所的集中豪雨、大雪などの大規模な自然災害に加えて、
関西電力高浜原子力発電所から30キロ圏内に市域の一部が含まれることを十分考慮して、市民の安心・安全な暮らしを守っていく必要があります。
一方、
国民文化祭としての
鬼シンポジウム、
盆踊りフェスティバルが華やかに開催できたことや、はやぶさの
帰還カプセル展示など、文化や科学の豊かで希望に満ちたイベントを通して、全国に福知山を発信できたことをうれしく思っております。
私はこれまで3回の
予算編成を行ってきました。
1年目は、福知山市の礎を築くための予算、2年目では、何事に対しても飽くなき挑戦としての予算を、3年目は、
ふるさと福知山の未来につなぐ新たな創造の予算を、そして今回は
骨格型予算として次のステージへと進み、未来に向けた新たな一歩を踏み出す大いなる飛躍につながる
予算編成を行ったところであります。
今、福知山市を取り巻く環境は、人口減少、
少子高齢化に加え、
雇用景気対策、
地域活性化、
財政健全化など、多くの課題を抱える厳しい状況であり、未来に向けて新たな一歩を踏み出すその道は、決して平たんで楽な道ではありませんけれども、市民の皆様方と一体となって、現状に立ちとどまることなく、困難なことに向かって、逆境をチャンスにつくり変えることが我々に求められている選択の方向であります。
本市は本年、昭和12年4月1日に市制を施行して以来、75周年の節目の年を迎えることとなりました。この間、本市は激動する時代の中で、先人から受け継いだ伝統を守りながら、都市機能の充実を図り、北近畿の中核都市として揺るぎない発展を遂げてきたところであります。
平成23年度に策定した第4次福知山市
総合計画後期計画に基づき、本市の将来像である「北近畿をリードする創造性あふれるまち 福知山」の早期実現に向け、本計画に定める施策の実行に努めるとともに、第5次福知山市
行政改革大綱の基本指針である「
行政サービスの最適化によるさらなる
市民満足度の向上」を実現するために、
行政評価システムを中核に、
事業評価による改善や施策・事業の優先づけを適切に行うなど、
経営資源等を最適配分し、価値ある
行政サービスを提供するための仕組みを構築したいと考えております。
今回、仮称でありますけれども、
市民交流プラザや福知山市
土地開発公社の解散にかかわる経費を除く
骨格型予算となりますが、市民の命を守る投資や教育、雇用の確保などは、切れ目なくかつ着実に進めていくものとして骨格部分に含めるとともに、私は次の2点を基本的な考えとして
予算編成に臨みました。
第一は、
基礎的自治体として、くらしの
セーフティネットを守り、市民が生き生きと安心して暮らせるまちを実現するための施策を、地域の特徴を生かして着実かつ効果的に実施するとともに、
市民ニーズに対応した施策を適時・的確に実施し、自助・共助・公助が機能する
市民協働の
まちづくりを推進すること、第二は、第5次行政改革の断行を基本として、後世に過度な負担を強いることがないように、施策の選択と集中を図るとともに、限られた財源と人員を最大限に活用し、中長期的な財政運営を見据えた持続可能な財政構造を実現できるよう、徹底した
財政健全化に取り組むことであります。
一方、地方財政の状況を申し上げますと、企業収益の回復等によりまして、
地方税収入や
地方交付税の原資となる国税収入がわずかながら増加する一方、国と同様に
社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移するなどにより、定員の純減や
人事委員会勧告等の反映に伴い、
給与関係経費の削減など、大幅に減少してもなお、依然として財源不足が生じるものと見込まれております。
本市においては、
市税収入については景気は依然として厳しく、先行きは極めて不透明な経済情勢の中、地価下落や3年ごとの評価がえによる
固定資産税の減少があるものの、扶養控除の見直しによる
個人市民税の伸びなどで、市税全体では4年ぶりに前年度を上回ると見込んでおりますが、
市税収入は対前年比3.4%増にとどまる見込みになっております。
こうした厳しい財源状況ではありますが、市民の皆さんが今、福知山市に何を求め、何を望んでいるのか、その声をしっかりと聞いて、
市民ニーズに即した事業を構築するため、引き続き事業のスクラップアンドビルドの実施や、
超過勤務手当の縮減を初めとする行財政のスリム化を図るとともに、未利用財産の積極的な売却や貸付等をさらに推進し、加えて広告収入や
自動販売機の設置にかかわる
貸付料収入などにより、財源の確保を積極的に行ったところであります。
平成24年度の当初予算では、市民の意見も聞きながら策定した
総合計画後期計画に基づきまして、「
市民協働でつくるコミュニティ豊かな自立したまち」「定住と交流の活力あるまち」「人と自然が調和し、すこやかに安心して暮らせるまち」「明日を担う創造力あふれる人材育成のまち」、この四つの基本理念を中心に、それぞれの分野で邁進できるよう、積極的に取り組むことといたしております。
その結果として、平成24年度の
一般会計当初予算は376億9,000万円、
特別会計の予算は総額222億3,447万2,000円、
公営企業会計の予算は総額176億6,165万4,000円、全会計を合わせますと、775億8,612万6,000円となり、予算規模といたしましては、
一般会計予算総額では
地方財政計画の対前年度の伸び率0.8%減を下回る4.8%の減といたしました。
それでは、歳出予算の主な内容を中心に具体的に申し上げます。
まず、「
市民協働でつくるコミュニティ豊かな自立したまち」であります。
良好な
コミュニティ活動の推進を図り、市民みずからがお互いの力を合わせて、地域の特性や実情に応じた市民主体の
まちづくりを進めることで、市民が
ふるさとふくちやまへの愛着と誇りを持っていただき、そのきずなを強めていく必要があると考えております。
私の政治信条である「市民による市民のための市民の政治」を進めていく上でも、
協働型社会を実現するための具体の方針をである「
自治体運営の基本原則となる条例」、これは素案でございますけれども、それでありますとか、
地域ガバナンスの新たな
仕組みづくりのため、「
市民参画による
まちづくり」の意識の醸成に努め、
市民協働を推進する公共人材の育成を図ることは重要であります。
これまでもさまざまな年齢の市民の皆様から直接意見や提言を聞き、私の思いを語る場を設け、
市民参画の開かれた行政を推進してまいりましたが、特に若者の
まちづくりへの参画を促し、地域への関心、郷土愛の醸成につなげるとともに、今後の市政運営に生かすため、昨年のふくちやま
中学生議会でいただいた提言の実現を図り、今から25年後の市制施行100年に、地域の社会のリーダーとなっているであろう現在の若者の市政への
提案事業を実施してまいります。
また、本年度は福知山市
市民憲章推進協議会設立の20周年という節目を迎え、当協議会と連携した
各種事業を通じて、さらなる市民憲章の普及、啓発に努めてまいるとともに、福知山市
人権施策推進計画に基づき、人間の存在や命の尊厳を侵すことなく、一人ひとりがかけがえのない存在であることを認識し、人権という
普遍的文化の創造と、「共に幸せを生きる」共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。
さらに、第3次男女共同参画計画はばたきプラン2011に基づき、ワーク・ライフ・バランスがとれた社会の実現を目指しまして、啓発に努めてまいります。
次に、「定住と交流の活力あるまち」であります。
福知山に住みたい、住んでみたい、住み続けたいとだれもが思う
まちづくりが私の目指すところであります。そのためには、雇用環境を確保するとともに、恵まれた交通条件を生かし、若者が定住するにぎわいと活力あふれる
まちづくりを進めていく必要があります。
こうした中、
高齢化社会への対応や活力ある
まちづくりを創造するためには、利便性の高い公共交通の維持確保を図る必要性が、これまで以上に高まっております。このような状況を踏まえ、昨年度より実施しております
高校生定期乗車券補助事業や
交通空白地移送サービス支援事業を継続するとともに、
市民協働によるまちなかバスを考える市民会議に、運行ルートの提言をいただいたまちなか循環路線バスを本年4月から運行し、活力ある持続可能な公共交通の充実に努めてまいります。
市道につきましては、市街地と周辺部をアクセスする広域交通網の整備として、西町市寺線バイパス化事業及び福知山停車場奥榎原線改良事業を進め、市民生活と密着した生活道路の整備として改良事業を積極的に推進し、市民生活の利便性と安全性の向上に資してまいります。
都市計画道路の多保市正明寺線、高畑工区につきましては、交通渋滞の緩和と歩行者等の安心・安全な通行を確保するために、車道の拡幅と両側歩道を設けた橋梁へのかけかえを進めてまいります。
情報推進につきましては、高度情報通信網を活用した住民生活の利便性の向上や地域経済の活性化並びに地域情報化基本構想「e−ふくちやま」の整備による電子市役所の実現を目指して、平成18年度から23年度にかけて整備した光ファイバー伝送路等を活用し、高速インターネットの加入促進及びテレビ難視聴対策の安定したサービス供給に努めてまいります。
昨年に引き続きまして、厳しい経済、雇用情勢の中で、解雇や雇いどめにより離職を余儀なくされた方々への生活支援対策として、総合相談窓口や市営住宅への緊急入居、くらしの資金の貸付等に取り組んでまいります。
また、小規模企業融資「マル福」の半年間ゼロ金利となる特別支援につきましても、さらに6カ月間延長してまいります。
雇用の面では、引き続き京都府緊急雇用対策基金を活用し、福祉、医療、教育等の重点分野、雇用創出事業並びに
東日本大震災等の影響による失業者などを対象にした震災等緊急対応事業として、全体で39事業、総額1億7,783万8,000円、新規雇用者数178人の事業を計画し、雇用機会の創出、失業者の生活安定、地域の活性化を図ってまいります。
また、再就職おうえんスキルアップ助成金給付事業についても、さらに1年間延長するほか、高校生を中心とする若者の地元企業への就職を促すふるさと就職おうえん事業に引き続き取り組んでまいります。
さらに、福知山雇用連絡会議の一層の強化を図り、就職フェスタの開催、企業ガイドの発行など、関係機関と連携して雇用の安定と促進を図ってまいりますほか、就職が困難な求職者を試行的に短期間雇用する国の試行雇用奨励金制度を利用する企業に対して、交付奨励金の2分の1を限度に交付する試行雇用おうえん助成金交付事業や、新規創業を目指す起業者への支援として、創業関連融資の6カ月分の金利を全額助成する起業おうえん助成金交付事業を実施してまいります。
一方、産業振興の面でも、引き続き長田野工業団地アネックス京都三和への企業誘致と、長田野工業団地立地企業等の既存企業の増設などを支援してまいります。
観光振興につきましては、明智光秀ゆかりの関係団体と連携してNHK大河ドラマの誘致を推進し、明智光秀ゆかりの福知山を全国発信します。その上で、丹波ブランドの素材を使ったスイーツ店めぐり等、「食」を生かした観光と城下町散策を組み合わせた新たな観光コースの確立を目指し、誘客並びににぎわいの創出を図ってまいります。
また、観光ガイド養成講座などによりまして、「おもてなしの心」の向上を図るとともに、スポーツを通じた観光誘客や、地域の特色ある行催事、伝統文化、豊かな自然等の観光資源を生かした着地型の観光に取り組み、観光入込客の増加を目指してまいります。
都市と農村の交流を促進し、地域資源を生かした地域づくりを支援するため、三和地域では丹波みわ活性化協議会との協働により、特産品の直販・加工販売・都市間交流施設の具現化に向け、基本構想の確立などの準備を進めてまいりますとともに、夜久野地域では「農匠の郷やくの」の魅力ある都市農村交流施設として利用拡大が図られるように、道の駅の誘導看板の設置や施設整備を進めてまいります。
さらに大江地域では、大雲の水辺の里づくり事業による由良川を地域資源としてとらえた川の駅の設置の検討や、鬼の里のブランドづくりと地場産業の育成を通して、地域の活性化を図ってまいります。
農業振興につきましては、国において新たな戦略として実施される我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画に基づきまして、将来を見据えた地域農業マスタープランを各集落や地域で作成し、地域農業の担い手構造の明確化を図るため、新規就農総合支援事業による新規就農者育成支援や、農地集積協力金交付事業による農業者の経営規模の拡大を推進してまいりますほか、紫ずきんや万願寺とうがらしなどの京野菜の生産拡大を推進するとともに、ふるさとの味再生事業による山間地域の特色を生かした特産物の育成についても推進してまいります。
また、農山村地域の人口減少や
少子高齢化の進行による集落機能の低下などに対応するために、「ふくちの農山村応援事業」を継続実施して、地域の実情に合わせた支援を行うとともに、引き続き空き家バンク制度の活用による農村定住施策の取り組みにより、過疎・高齢化集落の維持、再生、活性化を図ってまいります。
さらに、里地・里山などの環境整備と保全活動を支援するために、農道整備、農道舗装、ため池の整備を進めるとともに、農林業経営に深刻な影響を与えます有害鳥獣対策として、福知山市鳥獣被害防止計画に基づき事業を推進することとして、昨年度設置しました京都府内では初となります有害鳥獣捕獲実施隊の活動を継続し、一斉捕獲、さらには広域捕獲など、機動的・効果的な捕獲に努めてまいります。
また、森林整備関係では、森林管理、環境保全直接支払制度及び森林施業路の整備推進などにより、切り捨て間伐から搬出間伐に移行させる森林環境保全直接支援事業や間伐材出材奨励補助事業などの取り組みとあわせて、作業道復旧事業及び森林整備の基礎となる作業道などを開設する作業道開設事業を新たに創設し、利用間伐の促進を図るとともに健全な森づくりに努め、丹州材の地産地消を推進する丹州材活用推進事業を引き続き実施してまいります。
次に、「人と自然が調和し、すこやかに安心して暮らせるまち」として、豊かな自然環境の中で生き生きとだれもが健康で犯罪がなく、安心して暮らせる
まちづくりが望まれています。その
まちづくりの中心になるのは、将来を担う子どもたちであり、その育成、子育て支援におきまして、福知山市次世代育成支援行動計画後期計画に基づき、子どもたちが心豊かに育ち、親たちが安心して子どもを生み、育てることに喜びを感じることができる環境づくりを進めるために施策を推進してまいります。
また、こんにちは赤ちゃん事業の継続実施によりまして、子育て家庭の孤立化を防ぐとともに、育児の不安や疑問などの相談を通して、児童虐待の早期発見と早期対応へつなげていきます。さらには、放課後児童クラブの内容の充実と児童館の子育て支援機能の充実を図り、児童の居場所づくりと子育て家庭支援のさらなる充実を図ります。
市民の健康づくりは、福知山市健康増進計画に基づき、疾病の早期発見、早期治療にとどまらず、生活習慣を改善し健康を増進していけるよう、
市民協働で健康づくり事業を推進してまいります。
がん検診につきましては、節目の年の受診を無料とする女性特有のがん検診と、働く世代の大腸がん検診を継続実施するとともに、不妊治療費助成事業、妊婦健康診査公費負担事業や妊婦歯科健康診査事業も継続し、より安心して妊娠・出産ができるようにしてまいります。
さらに、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンを初め、そのほかの定期予防接種も円滑に実施し、次代を担う子どもたちの感染病や子宮頸がんを予防してまいります。
国民健康保険事業につきましては、医療費の増大に伴い、非常に厳しい財政状況となっておりますが、長引く経済不況を勘案する中で、被保険者への負担増を避けるため、1人当たりの保険料は据え置きといたしております。
なお、雲原診療所の運営につきましては、今後とも地域住民の皆さんのご理解を得つつ、環境整備を図りながら、健康増進と地域に根差したへき地医療体制の推進を図ってまいります。
さらに、地域医療を担う新大江病院の耐震診断を実施し、災害時の安心・安全な病院体制の構築を図ります。
市民病院につきましては、当地域のみならず、広域化する医療ニーズにこたえるため、命と健康を守り信頼される病院を基本理念に、医師、看護師などの医療スタッフの確保と地域医療連携を進め、救急医療、急性期医療を中心とした高度で質の高い医療を市民に提供し、地域完結型の医療体制の確立を目指してまいります。
高齢者福祉につきましては、第6次高齢者保健福祉計画、第5期介護保険事業計画に沿って介護サービスや福祉サービスを推進するとともに、可能な限り住みなれた地域で日常生活を営むことができるように、地域包括ケアの考え方を念頭に置き、介護予防の推進や認知症支援、また権利擁護の充実を進めてまいります。
また、高齢者の安心・安全な生活を支援するために、専門オペレーターによる相談、助言、緊急時の対応を24時間365日可能にするとともに、定期的な安否確認を行うことのできるシステムを導入します。
後期高齢者医療制度につきましては、京都府の広域連合と連携を密にし、事業運営の推進を図るとともに、本市独自の保険料軽減制度を継続して実施し、低所得者対策を推進してまいります。
障害者福祉につきましては、平成23年度に策定しました第3期福知山市障害福祉計画に基づき、障害のある人が住みなれた地域社会の中で、安心・充実した生活ができるよう、障害福祉サービスの充実を図ってまいります。
また、相談支援事業所と連携した身体、知的障害者相談員による相談業務の充実、視覚障害のある人への声の情報支援を初めとするヘルパー、ボランティア等の人材育成や活動支援を行うとともに、福祉的就労の受け皿となる組織づくりを支援するなど、障害のある人の就労促進に努めてまいります。
全国各地で凶悪事件が発生し、ごく普通の暮らしをしていた方が、ある日突然犯罪被害者になってしまうことも懸念される厳しい社会情勢の中で、
犯罪被害者等支援条例を制定し、万が一、犯罪被害者になった場合も個人の尊厳を重んじられ、平穏な生活を取り戻すことができるよう、必要な支援策を講じてまいります。
都市機能が集約した魅力ある
まちづくりを推進するために、特に空洞化が著しい中心市街地の活性化対策としまして、京都府内初の内閣総理大臣の認定を受けた「福知山市中心市街地活性化基本計画」に基づき、福知山市中心市街地活性化協議会や福知山
まちづくり会社等と連携し、
市民協働による
まちづくりを積極的に推進してまいります。
また、市民プール跡地活用プロジェクトにつきましては、市と
まちづくり会社により4月下旬に
福知山城憩いの広場「ゆらのガーデン」が開業の予定であります。新たな市民の憩いの場、広域的な集客拠点としての機能を発揮するものと期待しております。
また、空洞化が進む中心市街地における空き店舗対策として、従来から取り組んできた空き店舗活用チャレンジ事業に加えまして、新たに暮らしサポート施設開業支援枠を創設し、地域住民の交流の場の設置を促進し、まちなか居住の支援と充実につなげていきます。
東日本大震災では、だれもが突如として自然の脅威により幸せな日常生活が壊される恐ろしさを痛感してきた経験から、あらゆる災害に強く、安心・安全な地域づくりを目指した防災対策を進め、災害に強い
まちづくりを推進していきます。
まず、
東日本大震災では、甚大な被害が広範囲にわたってもたらされた教訓から、危機管理・災害対応の専門部署を設けるとともに、地域防災計画に原子力災害対策計画の新設を含め、全面的な見直しを行い、より実効性のある計画を策定することにより、災害対応力の強化を図ってまいります。
また、仮称ではございますけれども、福知山市総合防災センターの運用を開始し、消防本部、消防署機能を十分活用し、総合的な災害対策機能を強化するとともに、体験型の教育、学習、訓練を通じて市民の自助力、共助力の向上を図り、災害に対する危機意識を醸成し、災害に強い市民の育成、災害に強い福知山市の実現を目指してまいります。
さらに、中心市街地への情報伝達手段の整備、浸水想定区域への情報伝達の拡充、京都府による土砂災害警戒区域の地域指定を受けた地域への住民の早期避難を促すための防災行政無線を整備します。
治水事業でありますが、由良川並びに土師川流域の安心・安全な暮らしを実施するため、1日も早い治水対策の完了に向け、由良川水系河川整備計画の早期見直しを含め、関係機関への要望を進めてまいります。
また、京都府管理河川において河川整備計画に基づいて、河川改修事業の促進をお願いしてまいります。
さらには、河川浚渫事業等による河川の流下能力を確保し、はんらんによる家屋浸水等災害防止効果を高め、安心・安全の
まちづくりを進めてまいります。
下
水道事業につきましては、本年度から公共下
水道事業に地方公営企業法を適用し、
特別会計から企業会計方式に移行し、経理の明確化を図ってまいります。
市街地の浸水対策につきましては、本年度で厚中地区が完了するために、次に予定しております土師排水区と法川排水区の浸水対策事業計画を策定し、関係機関と協議を進めてまいります。
市営住宅につきましては、居住性向上のため老朽化の進む団地の建てかえ事業を推進するとともに、特に高齢者向けの改善を初め、各種設備の改善に努めてまいります。
また、地震に強い
まちづくりを進めるため、引き続き木造住宅耐震診断士派遣事業や、木造住宅の耐震改修にかかる助成を行ってまいります。
公園事業では、三段池公園の城山地区に園路、ベンチ、四阿を整備し、総合公園として施設の充実を図ります。
福知山駅周辺地区の活気と人の交流を創出するため、大型街区の土地利用を促進し、中心市街地の活性化並びに駅周辺のにぎわい創出を図ってまいります。
都市機能の充実では、福知山駅周辺において、南北市街地の一体化を促進する5本の南北横断道路のうち、残る1路線の都市計画道路正明寺荒河線の整備及び都市計画道路福知山停車場長田線や末広荒河線の4車線化並びに電線類地中化への整備を促進し、年度内に残るすべての路線の供用を行いますとともに、福知山駅
周辺土地区画整理事業の早期完了を目指してまいります。
ガス事業につきましては、市民がより高度で多様なサービスを享受できるように、平成25年4月の民間譲渡を目指して取り組んでまいります。
広域交通網の基幹道路であります国道9号福知山道路の4車線化を目指し、土師・堀地区の高架橋工事、福知山大橋等の早期完成を引き続き要望してまいりますとともに、歩道設置や夜久野トンネルの開削事業の早期着工を要望してまいります。
また、国道429号榎峠のトンネル化も重要課題でありまして、他の国道、府道とあわせて早期実現をお願いしてまいります。
地球温暖化を初めとする環境問題は深刻化しつつあり、環境を保全することは私たちの生活を持続させる上でも不可欠なこととなっております。そのために、環境に負荷をかけない取り組みを市民や事業者の皆さん、そしてまた行政が協働して推進することが重要であります。
まず、市民に急速に広まりつつある緑のカーテン運動では、全市域での取り組みを目指し、さらに一層推し進めるとともに、環境パークでの体験教室や施設見学を通じて、ごみの減量や資源の再利用を強く呼びかけます。
ごみ焼却施設、リサイクルプラザ及び水処理施設につきましては、老朽化に伴う機械設備の修繕を計画的に進めることにより長期利用につなげ、安全で安定した運転管理と事故の未然防止の強化に努めてまいります。
さらに、
東日本大震災を発端にエネルギー政策の見直しが不可避となっている中、本市におきましても太陽光や小水力、木質バイオマス等、再生可能エネルギー導入の可能性に関して調査研究をしてまいります。
最後に、「明日を担う創造力あふれる人材育成のまち」であります。
心豊かな人間性にあふれる子どもたちの健全育成を進めるとともに、創造力に満ちて地域のあすを担う人材が育つ環境づくりを進めてまいります。
ここ数年、コンピュータや理科の教材備品、図書など、積極的な整備に努め、教育環境の充実を図ることができました。本年度はさらなる整備とともに、こうした教育環境の積極活用による学力の向上を図り、教育効果を高めるための小中一貫教育の推進に努めてまいります。
また、魅力ある人とまちをつくり出す教育・文化の
まちづくりの推進に取り組むとともに、施設の整備充実にも取り組み、教育のまち福知山にふさわしい教育の充実を図る条件整備に努めてまいります。
まず、夜久野地域の3小学校を統合し、府北部で初となる小中一貫校を本市で平成25年4月に開校するため、現夜久野中学校敷地内に小学校舎を増設するとともに、現中学校舎の整備、スクールバスの購入などを行い、小学校と中学校の、また学校と地域の一体感を醸成する(仮称)夜久野学園の建設に努めてまいります。
次に、教育施設の整備充実にかかる主なものとして、まず何よりも安心・安全の確保が最優先であり、学校施設の耐震化を早期に完了させるために、小学校におきまして昭和小学校ほか3校4棟の耐震診断業務と、惇明小学校ほか9校14棟の実施計画を行い、また中学校におきましては、桃映中学校ほか2校3棟の耐震二次診断調査と南陵中学校ほか3校4棟の実施設計を実施してまいります。
次に、学校施設設備改修事業では、惇明小学校グラウンド防球フェンスの設置や、大江中学校生徒昇降口及び渡り廊下の漏水改修などを実施してまいります。また、情報教育を推進するために、教育用コンピュータの更新を夜久野中学校で実施するとともに、読書は学力向上や豊かな人間性形成の基礎となることから、学校での読書活動を促進するために、本年度から小・中学校図書の充足率70%達成に向けて取り組んでまいります。
幼稚園につきましては、再編推進計画を策定し、保護者、地域住民並びに議会のご理解とご協力を得ながら、保育内容の充実とともに適正配置に努めてまいります。
学校教育におきましては、確かな学力、豊かな人間性、健康や体力など、知・徳・体の調和のとれた幼児・児童・生徒を育成し、生涯にわたる学習の基盤を培い、社会変化に対応できる生きる力を備えた人材の育成に努めるとともに、教育活動について積極的に情報を提供し、地域に開かれた学校づくりに努めます。そのため、重点施策として、学力の向上を目指す施策として、各学校長が子どもたちの学力や体力の向上を進めるための実情に応じたプランを支援する文武向上プラン学校支援事業を継続して実施してまいります。
次に、大きな教育課題となっています不登校対策につきましては、4年目になる心の安定基地づくり推進事業を継続して実施してまいります。この事業により、不登校の出現率が減少傾向にあり、不登校児童生徒宅への訪問体制を充実して実態把握を強化し、個別の課題に対応しながら一層の解消に努めてまいります。
また、未来を担う子どもたちの安全を確保し、命を守るため、いじめ根絶対策事業を引き続き実施し、小学校における命を考える講演会の開催や、安心・安全な学校づくり、居場所づくりを推進し、子どもたちが笑顔で過ごせる福知山を創造していきます。
さらに、発達障害等のある幼児の早期発見、早期支援に努め、保育園、幼稚園から小学校へ円滑につなぐ体制が構築できましたので、特別支援教育推進事業として今年度は小学校から中学校、中学校から高校へ円滑につなぐシステムづくりを進めてまいります。
また、社会教育においては、福知山市市民憲章「幸せを生きる」を具現化するため、市民の人間力の向上、特に次代を担う青少年の健全育成に視点を置き、家庭、地域、学校が役割を明確にし、連携・協働しながら、社会総がかりで昨年多くの団体や組織の協力を得て立ち上げた家族団らんの日の趣旨のもと、心の教育実践活動などの生涯学習活動を積極的に推進してまいります。
また、学校教育との緊密な連携を図り、未来を担う子どもたちが将来の夢や目標を持ち、みずからが学び考え、たくましく生きていくためのよりよい環境を整えるために、市民が力を合わせて、教育のまち福知山の一層の具現化に努めてまいります。
文化財につきましては、天然記念物など総合調査事業を進めるとともに、名勝としての大江山や福知山城下町地域を主とする町並みなど、歴史的な景観の保全に向けた調査・研究に努めてまいります。
新学校給食センターにつきましては、引き続き建設工事を行い、平成25年度に全市立小・中学校完全給食化を目指してまいります。
図書館につきましては、図書館ネットワークを活用した一体的な運営を円滑に進めるとともに、利用者の利便性の向上に向けた環境整備に努め、市民の身近な生涯学習施設として図書館サービスの一層の充実に努めてまいります。
文化振興につきましては、各文化施設の運営の充実と有効活用に努めるとともに、
国民文化祭の開催で醸成された文化団体との協働を進め、市民参加型の魅力ある事業を開催して、広く文化芸術にふれあう機会を提供し、文化都市の創造を目指してまいります。
スポーツ振興につきましては、22回を迎える福知山マラソンを昨年の21回大会の成功を糧に、さらなる特色を打ち出して、これまで以上に参加者に喜んでいただける大会を目指してまいります。また、スポーツ大会の誘致にも取り組み、観光と連動したスポーツ観光を推進してまいります。
以上、市政運営に関する私の所信の一端を申し述べましたが、地方を取り巻く経済状況は引き続き厳しいものがあります。複雑化かつ目まぐるしく変動する社会経済情勢に的確に対応しながら、中長期的に持続可能な財政構造を堅持することが求められております。
合併後、10年間の特例措置である
地方交付税の合併算定がえによる加算措置が、平成27年度を境にして段階的に減額されることとなっております。これまで以上に自己決定あるいは自己責任による行政経営が求められることになります。
こうしたことからも、
市民満足度を高める質の高い
行政サービスの提供を目指して、全庁一丸となって第5次
行政改革大綱を断行して、財源確保のため、市税等収納率向上に努め、行政内部経費等のスリム化を着実に推進して、地方債の発行についても交付税措置が期待できる有利なものを選択し予算を編成いたしました。
私は市長就任以来、常に市民目線に立って市民の幸せと市の限りない発展を目指しまして市政に邁進してまいりました。この
ふるさと福知山を幸せの舞台にするために、市民の皆様とともに英知を結集いたしまして、ともに汗を流し、喜びも苦しみも分かち合いながら、光り輝く魅力あふれるまちへと創造してまいる覚悟でございます。
議員の皆様並びに市民の皆様方には、これまでに寄せられましたご理解とご協力に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げますとともに、今後とも市民の皆様方のより一層のご協力と、議員の皆様方の絶大なる賛同を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○(
野田勝康議長) 財務部長。
○(長坂 勉財務部長) (登壇) 失礼をいたします。
ただいま上程をされました諸議案につきまして、ご説明を申し上げます。
まず、議第89号、平成24年度福知山市
一般会計予算についてでありますが、お手元に配付をいたしております平成24年度
一般会計予算説明書によりましてご説明を申し上げます。
1ページをお願いいたします。
平成24年度各会計予算集計表でありますが、
一般会計総額は376億9,000万円で、前年度当初予算と比較いたしますと19億1,000万円、4.8%の減の予算を編成したところでございます。
特別会計につきましては15会計で、222億3,447万2,000円、12.4%の減、企業会計は4会計で176億6,165万4,000円、30.8%の増、全会計の予算総額は775億8,612万6,000円で、前年度当初予算と比較をいたしますと、9億568万4,000円、1.2%の減といたしておるところでございます。
44ページをお願いをいたします。
一般会計の歳出でございます。当初予算でございますので、何分にも広範多岐にわたっております。目ごとの説明につきましては、事業別に区分いたしまして、より詳細に記述をいたしております。また、事前に配付をいたしております主要事項説明書に、重だった事業の概要を記載し、お目通しをいただいているところでございます。したがいまして、個別の事業の説明は割愛をさせていただきまして、前年度の当初予算と比較をいたしまして、特に大幅な増減がございます目を中心に説明をさせていただきますので、あらかじめご承知をお願いをいたします。
議会費でありますが、議会費の減につきましては、右の説明欄3の市議会議員人件費の議員共済組合負担金の減によるものでございます。
48ページをお願いいたします。
総務費でございますが、第1目の一般管理費の増は、51ページ、説明欄19の一般管理費職員人件費の退職手当の増と、20、電算システム等一般管理事業の増が主な要因でございます。
70ページをお願いいたします。
第10目、交通対策費の増は、JR、KTR関連経費につきまして、諸費から交通対策費に移行させたことによるものが主な要因でございます。
78ページをお願いいたします。
第12目、地域情報化推進費の増につきましては、今年度からe−ふくちやま事業を
特別会計に移行させたことによる繰出金の計上が要因でございます。
110ページをお願いいたします。
民生費でございますが、第3目、老人福祉費の増につきましては、右のページの説明欄3、介護保険事業
特別会計、115ページの説明欄の上段のほうでございますが、31、後期高齢者医療事業
特別会計に対しまする介護療養給付費等の増による繰出金の増が主な要因でございます。
118ページをお願いいたします。
第1目、児童福祉総務費の増につきましては、右のページの説明欄4、民間保育所施設整備事業の増が主な要因でございます。
120ページをお願いいたします。
第2目、児童措置費の減につきましては、右のページの説明欄2、子ども手当事業の減が主な要因でございます。
128ページをお願いいたします。
第2目、扶助費の増につきましては、右のページの説明欄1、生活保護扶助事業の増でございます。
150ページをお願いいたします。
衛生費でございますが、第2目、じんかい処理費の増につきましては、153ページ説明欄10、ごみ焼却施設修繕事業、14、リサイクルプラザ修繕事業の増が主な要因でございます。
176ページをお願いをいたします。
農林業費でございますが、第5目、農地費の減につきましては、府営圃場整備事業河東地区の事業終了による減が主な要因でございます。
186ページをお願いをいたします。
商工費でございますが、第2目、商工業振興費の増につきましては、191ページの説明欄38、ふるさと融資貸付事業の増が主な要因でございます。
202ページをお願いいたします。
土木費でございますが、第3目、道路新設改良費の減につきましては、継続事業で行っておりました防衛施設周辺整備事業、菱屋堀線ほか1線の終了による減が主な要因でございます。
206ページをお願いいたします。
第1目、河川総務費の減につきましては、防衛施設周辺障害防止事業、西川の終了による減が主な要因でございます。
210ページをお願いいたします。
第3目、街路事業費の減につきましては、右のページの説明欄1、駅
周辺土地区画整理事業、公共施設管理者負担金の減が主な要因でございます。
212ページをお願いいたします。
第6目、公園施設費の減につきましては、右のページの説明欄2、三段池公園カルチャーパーク整備事業、3、緑化重点地区整備事業、5、三段池公園施設整備事業がそれぞれ減となったことが主な要因でございます。
216ページをお願いします。
第2目、住宅建設費の減につきましては、南天田団地建替事業の1期棟の終了による減が主な要因でございます。
224ページをお願いをいたします。
消防費でございますが、第3目、消防施設費の減につきましては、右のページの説明欄6、(仮称)総合防災センター建設事業の減が主な要因でございます。
242ページをお願いいたします。
教育費でございますが、第3目、学校建設費の増につきましては、右のページの説明欄に(仮称)夜久野学園整備事業の増が主な要因でございます。
244ページをお願いいたします。
第1目、学校管理費の増につきましては、247ページ、説明欄12、中学校教師用教科書指導書購入事業、13、中学校施設設備改修事業、16、中学校配膳室整備事業がそれぞれ増となったことが主な要因でございます。
第3目の学校建設費の増につきましては、右のページの説明欄1、北陵中学校解体事業、3、桃映中学校北校舎改築事業の増が主な要因でございます。
274ページをお願いをいたします。
第2目、体育施設費の増につきましては、277ページ、説明欄の3、(仮称)福知山北部地域多目的グラウンド整備事業の増が主な要因でございます。
276ページをお願いいたします。
第3目、学校給食費の増につきましては、右のページの説明欄に新学校給食センター建設事業継続費の増が主な要因でございます。施設の老朽化や子どもたちの食の安全を確保するため、引き続き新学校給食センターの建設事業を進めてまいります。
280ページをお願いいたします。
公債費でございますが、第1目、元利償還金の減につきましては、右のページの説明欄1、地方債元利償還金が減少したことが主な要因でございます。
以上で歳出の説明を終わらせていただきまして、恐れ入りますが8ページへお戻りをお願いいたしたいと思います。
歳出に係ります歳入でございますが、第1款、市税は、112億6,907万3,000円で、前年度比較で3億7,132万6,000円、3.4%の増といたしております。市税が増加した要因でございますが、
固定資産税は減額で見込んで計上しておりますが、市民税におきましては決算見込みを考慮し、年少扶養控除の廃止などの税制改正を見込み計上いたしました結果、市税総額で増加となったものでございます。
12ページをお願いをいたします。
第10款、地方特例交付金でございますが、年少扶養控除の廃止等に伴い、地方増収分の取り扱いといたしまして減額されているものでございます。
第11款、
地方交付税でございますが、市税の増に伴います基準財政収入額の増等によりまして、普通交付税の減を見込んでおるものでございます。
18ページをお願いをいたします。
第15款、国庫支出金の第1目、民生費国庫負担金の減につきましては、21ページの第2節の児童福祉費負担金の(6)子ども手当負担金の減が主な要因でございます。
20ページをお願いをいたします。
第5目、土木費国庫補助金の減につきましては、右のページの第1節、道路橋りょう費補助金で防衛施設周辺整備事業、菱屋堀線ほか1線、国道9号線関連安心安全整備事業の終了による減や、23ページ、第2節、都市計画費補助金で区画整理事業、駅周辺土地区画整理、社会資本整備総合交付金の減や第3節、住宅費補助金で、南天田団地建替事業、社会資本整備総合交付金の減によるものが主な要因でございます。
22ページの第6目、消防費国庫補助金の減につきましては、(仮称)防災センターの建設事業の減等によるものでございます。
28ページをお願いをいたします。
第16款、府支出金の第7目、土木費府補助金の減につきましては、右のページ第2節、都市計画費補助金で、(1)区画整理事業、駅周辺土地区画整理、社会資本整備総合交付金の減によるものが主な要因でございます。
34ページをお願いいたします。
第18款、寄附金の第1目、一般寄附金の減につきましては、昨年度は財団法人福知山市開発公社からの寄附金を計上していたものでございます。
38ページをお願いいたします。
第20款、諸収入の第4目、雑入の減につきましては、府営圃場整備事業河東地区清算金について、事業終了による減が主な要因でございます。
40ページをお願いいたします。
第21款、市債の第6目、消防債の減は、右のページの説明欄(2)(仮称)総合防災センター建設事業の減が主な要因でございます。
42ページをお願いいたします。
第7目、教育債の増は、右のページの第1節、小学校事業債(1)夜久野地域小学校統合事業、第4節、保健体育事業債、(1)新学校給食センター建設事業、第5節、体育施設整備事業債、(2)(仮称)福知山北部地域多目的グラウンド整備事業がそれぞれ増となったことが主な要因でございます。
市債の発行額は前年度と比べまして2億160万円、率にいたしまして4%の減といたしまして、前年度に引き続き発行の抑制を図ったところでございます。
以上で歳入の説明を終わらせていただきまして、284ページをお願いをいたします。
給与費明細書でありますが、特別職の表中、長等のその他の手当の本年度増にかかるものは、退職手当を市長、副市長、
ガス水道事業管理者分計上しているものでございます。
292ページをお願いをいたします。
継続費につきまして、南天田団地建てかえ事業ほか2事業をそれぞれ調書に掲げておりますので、お目通しを賜りたいと存じます。
次の293ページから313ページにかけましては、債務負担行為の調書を掲げておりますので、お目通しを賜りたいと存じます。
314ページをお願いいたします。
地方債の現在高の調書でございますが、次の315ページにかけまして、各事業別ごとに現在高の見込み額を掲載をいたしております。当該年度末におけます現在高見込み額は493億3,510万円でございます。
以上で
一般会計を終わらせていただきまして、次に
特別会計の説明をさせていただきます。
恐れ入りますが、別冊の平成24年度
特別会計予算説明書をお願いをいたします。
4ページをお願いいたします。
議第90号、平成24年度福知山市
国民健康保険事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額は81億6,050万円で、前年度比較で3億6,450万円、4.7%の増といたしております。これにつきましては、保険給付費の増が主な要因でございます。
68ページをお願いいたします。
議第91号、平成24年度福知山市
国民健康保険診療所費特別会計予算の歳出でございますが、備品等の施設整備が終了したことによりまして、前年度比較で890万円、16.3%減の予算総額を4,560万円といたしております。
90ページをお願いいたします。
議第92号、平成24年度福知山市
と畜場費特別会計予算の歳出でございますが、利用頭数の増を見込みまして、前年度比較で310万円、17.5%増の予算総額を2,080万円といたしております。
102ページをお願いをいたします。
議第93号、平成24年度福知山市
簡易水道事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額12億2,550万円で、前年度比較で4,020万円、3.2%の減となっております。会計収支の改善や受託工事費の減が主な要因でございます。
128ページをお願いいたします。
議第94号、平成24年度福知山市
宅地造成事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額3,780万円で、前年度比較で2,520万円、40%減となっておるものでございます。非農用地造成事業、集落環境整備事業の減によるものでございます。本年度は集落道路の改良などを実施するとともに、残りの一般分譲地の販売促進に努めてまいります。
144ページをお願いいたします。
議第95号、平成24年度福知山市休日
急患診療所費特別会計予算の歳出でございますが、予算総額はほぼ前年度並みの2,180万円といたしております。
156ページをお願いいたします。
議第96号、平成24年度福知山市
公設地方卸売市場事業特別会計予算の歳出でございますが、指定管理者制度の導入によりまして、人件費や運営経費等の減によりまして、予算総額につきましては410万円で、前年度比較1,610万円、79.7%の減となっております。
168ページをお願いいたします。
議第97号、平成24年度福知山市
農業集落排水施設事業特別会計予算の歳出でございますが、施設、維持管理事業等の減によりまして、予算総額は8億8,580万円、前年度比較で1,170万円、1.3%の減となっております。
事業は維持管理が主体ではございますが、
一般会計から財政支援を行いまして、会計の
財政健全化に努めてまいります。
196ページをお願いいたします。
議第98号、平成24年度
福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額は18億6,260万円で、前年度比較1億7,300万円で8.5%の減となっております。本年度も
財政健全化を図るため、財政支援措置を講じまして、累積赤字の削減を図ってまいります。
208ページをお願いいたします。
議第99号、平成24年度福知山都市計画事業、福知山駅
周辺土地区画整理事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額は6億5,750万円で、前年度比較5億7,720万円で46.7%の減となっております。本年度も前年度に引き続きまして、福知山停車場長田線、末広荒河線、正明寺荒河線の整備に進めてまいります。
228ページをお願いいたします。
議第100号、平成24年度福知山市
介護保険事業特別会計予算の歳出でございますが、保険事業勘定の予算総額は69億4,300万円で、前年度比較2億9,200万円で4.4%の増となっております。保険給付費の増が主な要因でございます。また、256ページに掲げております介護サービス事業勘定につきましては、予算総額はほぼ前年度並みの2,590万円といたしておるところでございます。本年度につきましては、安心生活見守り事業を新たに実施をいたしまして、高齢者の日々の安心・安全を確保し、住みなれた地域での継続した生活を支援してまいります。
280ページをお願いします。
議第101号、平成24年度
大江都市計画事業河守土地区画整理事業特別会計予算歳出でございますが、予算総額は6,980万円で前年度比較610万円で8%の減となっております。換地処分業務等の減によるものでございます。
300ページをお願いします。
議第102号、平成24年度福知山市
下夜久野地区財産区
管理会特別会計予算の歳出でございますが、予算総額はほぼ前年度並みの17万2,000円で、財産区の財産保全及び管理会の運営に要する経費を計上いたしております。
308ページをお願いいたします。
議第103号、平成24年度福知山市
後期高齢者医療事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額は17億9,870万円で、後期高齢者医療の広域連合納付金の増等によりまして、前年度に比べまして8,650万円、5.1%の増となっております。
京都府後期高齢者医療広域連合が運営をいたしておりまして、市は窓口等の申請書の受け渡しや相談、及び保険料徴収事務を行っております。広域連合への納付金や健診事業などにかかります所要の経費を計上いたしておるところでございます。
336ページをお願いをいたします。
議第104号、平成24年度福知山市
地域情報通信ネットワーク事業特別会計予算の歳出でございますが、予算総額は4億7,490万円で、平成24年度地域情報通信ネットワーク事業の円滑な運営とその経理の適正を図るため
特別会計を設置するもので、FTTH方式により布設した光ファイバー網を活用し、ブロードバンドの加入促進、テレビ難視聴世帯の解消を図るとともに、テレビ再送信施設のメンテナンス業務及び事故等のトラブル対応業務や通信基盤施設の保守業務等を行うものでございます。
なお、福知山駅南土地区画整理事業
特別会計につきましては、平成23年度で会計の閉鎖を、下
水道事業特別会計につきましては、平成24年度から企業会計へ移行しております。
以上で
特別会計を終わらせていただきまして、次に企業会計につきましてご説明を申し上げます。
恐れ入りますが、別冊の平成24年度予算説明書、企業会計、
ガス事業・
水道事業の予算説明書をごらんいただきたいと存じます。
3ページをお願いいたします。
議第105号、平成24年度福知山市
ガス事業会計予算につきまして、
ガス事業会計予算総括表によりご説明を申し上げます。
事業収益のうち、ガス売り上げにつきましては7億1,644万8,000円を計上いたしておりまして、ガスの供給量は一般ガスで400万立方メートル、簡易ガスで5万5,000立方メートルを見込んでおります。また、
ガス事業の民営化を推進するための諸経費につきましても、事業費用として計上をいたしておるところでございます。
4ページをお願いいたします。
資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、水内地内、北本町一区地内のほかのガス本管布設替工事を実施することといたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては1,011万4,000円の純利益を見込んでおりますが、資本的収支につきましては2億235万7,000円の不足額が生じる見込みでございますので、損益勘定留保資金等によりまして補てんをすることといたしておるものでございます。
27ページをお願いいたします。
議第106号、平成24年度福知山市
水道事業会計予算につきまして、
水道事業会計予算総括表によりご説明を申し上げます。
給水収益につきましては13億5,181万2,000円を計上いたしておりまして、給水戸数を2万6,100戸、年間総給水量を847万立方メートルと見込んでおります。
28ページをお願いいたします。
資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、水内地内の導水管布設替や、前田地内ほかの配水管敷設替等の工事を予定いたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては8,598万9,000円の純利益を見込んでおります。また、資本的収支につきましては、5億6,620万5,000円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金等によりまして補てんをすることといたしております。
次に、別冊の平成24年度予算説明書企業会計の下
水道事業の予算説明書をごらんいただきたいと存じます。
1ページをお願いいたします。
議第107号、平成24年度福知山市
下水道事業会計予算につきまして、予算総括表によりましてご説明を申し上げます。
下水道使用料につきましては、15億7,633万円を計上いたしておりまして、処理戸数を2万7,730戸、年間処理水量を1,800万6,400立方メートルと見込んでおります。
2ページをお願いいたします。
資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、汚水管渠改築更新、汚水中継ポンプ場改築更新、水処理・汚泥処理施設改築更新等を予定をいたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては2,768万7,000円の純損失を見込んでおります。また、資本的収支につきましては、10億1,409万1,000円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金により補てんすることといたしております。
次に、市立市民
病院事業会計予算につきまして、別冊の平成24年度予算説明書、市立福知山市民
病院事業の予算説明書をお願いをいたします。
1ページをお願いいたします。
議第108号、平成24年度福知山市
病院事業会計予算のうち、平成24年度市立福知山市民
病院事業予算につきまして、予算総括表によりましてご説明を申し上げます。
医業収益のうち、入院外来収益につきましては、入院患者数は1日平均295.6人、外来患者数を1日平均860人と見込み計上いたしております。また、支出につきましても給与費、材料費ほか所要の経費を計上いたしますとともに、2ページの右の表の中ほどにありますように、特別損失といたしまして、X線コンピュータ断層撮影装置等の更新に伴います除却損を計上いたしております。その下の資本的支出では、建設改良費といたしまして、透析、救急施設の建築設計費や医療機器等の購入費及び起業債償還金、
一般会計からの借入金、返還金を計上いたしております。
以上によりまして、収益的収支は3億2,798万6,000円の純損失となっております。また、資本的収支につきましても4億9,428万4,000円の不足額が生じる見込みでございますので、損益勘定留保資金等で補てんすることといたしております。
次に、別冊の平成24年度予算説明書、国民健康保険新大江
病院事業の予算説明書をお願いをいたします。
平成24年度国民健康保険新大江
病院事業予算につきましては、指定管理料ゼロの指定管理者制度をとっておりますことから、これまで負担をしております公債費等を計上しているものでございます。
1ページをお願いいたします。
平成24年度国民健康保険新大江
病院事業会計予算につきまして、予算総括表によりましてご説明を申し上げます。
事業費用では減価償却費、損害保険料及び支払い利息を、資本的支出では耐震診断に伴う経費と企業債の償還金を計上いたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては、1,817万3,000円の純損失を見込んでおります。
以上で予算関係の説明を終わらせていただきまして、引き続き議案書によりまして、各条例関係等の説明をさせていただきます。
恐れ入りますが、議案書へ戻っていただきまして、91ページをお願いをいたします。
議第109号、福知山市
地域情報通信ネットワーク事業特別会計の制定についてでありますが、福知山市地域情報通信ネットワーク事業の円滑な運営とその経理の適正を図るため、
特別会計を設置するものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。
93ページをお願いをいたします。
議第110号、福知山市
防災センター条例の制定についてでありますが、福知山市防災センターが福知山市東羽合町46番地の1へ移転することに伴いまして、福知山市
防災センター条例を全部改正するものでございます。
この条例は、規則で定める日から施行することといたしております。
95ページをお願いいたします。
議第111号、福知山市
事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市の機構改革に伴いまして所要の規定の整備を行うものでございまして、下
水道事業の公営企業化に伴いまして、下水道部を削除し、総務部に危機管理室を新設するものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。
97ページをお願いいたします。
議第112号、福知山市
三和荘条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市三和荘の利用料金の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものでございまして、福知山市三和荘の会議室を営利目的で利用する場合は、利用料金の3倍の額を徴収することとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしておりますが、経過措置といたしまして、この条例の改正前の旧条例の規定により、指定管理者の許可を受けている施行日以後の施設の利用にかかる利用料金については、旧条例の規定を適用することといたしております。
99ページをお願いいたします。
議第113号、福知山市
職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、職員の定数の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものでございまして、支所の事務局の職員、
ガス水道部の職員、市立福知山市民病院の職員の定数を改めるものでございまして、本市の計を1,533人にするものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
101ページをお願いいたします。
議第114号、
福知山市長及び副市長並びに
ガス水道事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市長等の給料月額を
財政健全化のため、平成24年4月1日から平成24年6月19日までの間、給料月額を市長は15%、副市長は10%、
ガス水道事業管理者は5%、それぞれ引き続き減額いたすものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
103ページをお願いいたします。
議第115号、福知山市
教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましても、教育長の給料月額を平成24年4月1日から平成24年6月19日までの間、引き続き5%減額いたすものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。
105ページをお願いいたします。
議第116号、福知山市
一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、非常勤嘱託職員の報酬の改正等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございまして、非常勤嘱託職員の報酬を、責任、困難度を反映した報酬体系にするため、上限を1万円増額し、月額22万9,600円に改めるとともに、下
水道事業の公営企業化に伴い、下
水道事業に従事する職員の特殊勤務手当を廃止することとしたものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。
107ページをお願いいたします。
議第117号、福知山市三和町
林業者等健康増進施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市三和町林業者等健康増進施設の利用料金の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものでございまして、福知山市三和町林業者等健康増進施設、体育館を利用する者が入場料を徴収する場合は、利用料金の2倍の額を徴収することとしたものでございます。また、営利を目的とする場合は、利用料金の3倍の額を徴収することとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしておりますが、経過措置といたしまして、この条例の改正前の旧条例の規定により、指定管理者の許可を受けている施行日以後の施設の利用にかかる利用料金については、旧条例の規定を適用することといたしております。
109ページをお願いいたします。
議第118号、福知山市
駐車場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山城公園観光駐車場の駐車料金の無料化に伴い、所要の規定の整備を行うものでございまして、無料化に伴い、駐車場法の路外駐車場に該当しなくなるため、福知山城公園観光駐車場の項目を削るとともに、条例面につきましても、市営福知山駅前
駐車場条例に改めるものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
111ページをお願いいたします。
議第119号、福知山市
消防本部条例の一部を改正する条例の制定と、次の113ページの議第120号、福知山市の消防署の設置、位置、名称及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例の制定についてと、それから115ページ、議第121号、福知山市消防団の設置、名称及び区域に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、いずれも消防本部、消防署、消防団の本部の位置を福知山市東羽合町46番地の1に改めるものでございます。
いずれの条例も、規則で定める日から施行することといたしております。
117ページをお願いいたします。
議第122号、福知山市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、危険物の規則に関する政令の一部改正に伴い、所要の規定の整理を行うものでございまして、政令の改正に伴い、炭酸ナトリウム、過酸化水素付加物が危険物の品名に追加されたことによりまして、新たに指定数量の5分の1以上、指定数量未満の危険物を貯蔵し、または取り扱うこととなる者の一定の貯蔵及び取り扱いにかかる技術上の基準にかかる経過措置について規定することとしたものでございます。
この条例は、平成24年の7月1日から施行することといたしております。
119ページをお願いいたします。
議第123号、福知山市
消防手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地方公共団体の手数料の標準に関する政令等の一部改正に伴い、所要の規定の整理を行うものでございまして、浮きぶた付特定屋外タンク貯蔵所の技術基準が整備されたことに伴い、浮きぶた付特定屋外タンク貯蔵所の審査手数料を定めることとしたものでございます。
この条例は、平成24年の4月1日から施行することといたしております。
121ページをお願いをいたします。
議第124号、福知山市
犯罪被害者等支援条例の制定についてでありますが、犯罪被害者等の支援を行うために条例を制定するものでございます。
第1条で目的規定を定めますほか、第2条で定義を、第3条では基本理念を、第4条で市の責務を、また122ページの第5条では市民等の責務を、第6条では相談及び情報の提供等を、第7条では見舞金の支給など、それぞれ所要の事項を定めております。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
123ページをお願いいたします。
議第125号、福知山市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、介護保険事業の第5期保険料率の見直しに伴い、平成24年度から平成26年度における介護保険の保険料率を改正するものでございます。
本文第4条第1項中の2行目で、第1号被保険者の年間保険料を6万465円に改めますとともに、3行目以下で料率の区分並びに割合をそれぞれ改めることといたしております。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。なお、附則第3条で保険料率の特例を設けております。
125ページをお願いいたします。
議第126号、福知山市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、
病院事業における診療科目として病理診断科及び救急科を設置するために所要の規定の整備を行うものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
127ページをお願いいたします。
議第127号、
福知山城憩いの広場条例の制定についてでありますが、
福知山城憩いの広場を設置するために条例を制定するものでございます。
第1条で、福知山市字堀6番地に設置し、第2条で禁止行為の規定を、第3条で利用の禁止または制限を、128ページの第4条から129ページの第12条までを専用の条件、手続等について規定をしており、第13条で損害賠償規定を、第15条で罰則規定を定めております。
この条例は、規則で定める日から施行することといたしております。
131ページをお願いいたします。
議第128号、福知山市
下水道事業区域外流入受益者分担金条例の制定についてでありますが、公共下
水道事業の区域外からの汚水の排除にかかる分担金について、条例を制定するものでございます。
第1条で、公共下
水道事業のうち、都市計画下
水道事業及び特定環境保全公共下水道によらない区域からの汚水の排除について、分担金を徴収することとするもので、第2条では受益者の規定を、132ページの第4条では、都市計画下水道または特定環境保全公共下水道のいずれかに接続する場合によって、それぞれ当該下水道にかかるそれぞれ当該下水道にかかる受益者負担金または分担金の計算によることとし、第5条から第9条までは分担金の徴収方法等について定めております。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。経過措置といたしまして、条例の施行日前において、受益者が区域外流入を行う際に、市に納付した受益者負担金または分担金相当額につきましては、この条例の相当規定により、納付された分担金とみなすものでございます。
135ページをお願いいたします。
議第129号、福知山市
下水道条例の制定についてでありますが、下
水道事業の公営企業化に伴い、福知山市
下水道条例の全部を改正するものでございます。
第1章、総則から第6章、罰則までの32条で構成されております。なお、145ページの別表におきまして、処理区域を明文化をいたしまして、使用料の算定に関し、三和及び大江区域に適用される使用料表を別表に追加をいたしております。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。経過措置といたしまして、この条例の施行の際、改正前の福知山市
下水道条例の規定によってなされた承認検査、申し込み、届け出、その他の行為は新条例の相当規定によってなされたものとみなすものでございます。
147ページをお願いいたします。
議第130号、福知山市
農村研修集会施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市農村研修集会施設を指定管理者制度によらないこととするため、改正するものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行することといたしております。
149ページをお願いいたします。
議第131号、福知山市
農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市
下水道条例の改正に伴い、排水設備工事の基準、使用料算定の規定の整合を図るため、所要の規定の整備を行うものでございます。
主な内容でございますが、第4条で排水設備の公共ます等への接続方法に関し、下水道標準条例に準じて、排水管の内径、勾配の基準についても条例中に規定することとしたものでございます。
第6条で、排水設備の設置義務者に土地の所有者を加えることとし、150ページの第14条の2で使用料の算定に関し公共下水道と統一を図り、排水処理区域ごとに規定し、月中途における使用開始、中止等に対する使用料の算定方法について規定することとしたものでございます。
なお、この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
153ページをお願いいたします。
議第132号、福知山市
農林関係事業費分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、農業集落排水事業にかかる分担金の賦課期日に、排水施設または排水設備の接続許可の日、その他市長が認めた日の区分に追加し、改めるとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
155ページをお願いいたします。
議第133号、
福知山都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、下
水道事業の公営企業化に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。
主な内容でございますが、各条文中にある市長とあるのを
ガス水道事業管理者と改めますことや、第2条では受益者の特例について定めており、第5条第2項では、民間開発等に対応するため、年度途中での賦課対象区域を定めることができることとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
157ページをお願いいたします。
議第134号、福知山市
特定環境保全公共下水道事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、下
水道事業の公営企業化に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。
主な内容でございますが、各条文中にある市長とあるのを
ガス水道事業管理者と改めますことや、第4条第2項で賦課期日の特例について定めることとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
159ページをお願いいたします。
議第135号、福知山市
ガス事業及び
水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、下
水道事業の公営企業化に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。
主な内容でございますが、第4条第3項に下
水道事業の処理区域、計画処理人口及び処理能力について規定するとともに、下
水道事業の公営企業化に伴い、各関係条文中、
ガス事業及び
水道事業を
ガス事業、
水道事業及び下
水道事業に改めるものでございます。この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
161ページをお願いいたします。
議第136号、福知山市
ガス水道部の企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、下
水道事業の公営企業化に伴い、第21条、給与額決定の基準中の
ガス事業及び
水道事業を、
ガス事業、
水道事業及び下
水道事業に改めるものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
163ページをお願いいたします。
議第137号、
福知山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市営住宅の入居者資格の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。
第6条の見出しを改めますとともに、従来の入居要件のうち同居要件を廃止し、新たに同居の場合は親族に限ることとし、単身でも入居できることとし、単身で入居できる場合の居室の要件を規定するものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
165ページをお願いいたします。
議第138号、福知山市
駅前広場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、
駐車料金を現在30分まで無料のところを1時間まで無料とするとともに、料金全体の値下げを行うこととしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
167ページをお願いいたします。
議第139号、
福知山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、社会教育法の一部改正に伴い、公民館運営審議会の委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、並びに学識経験のある者の中から、委嘱または任命することとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
169ページをお願いいたします。
議第140号、
福知山市立図書館条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、図書館法の一部改正に伴い、図書館協議会の委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、並びに学識経験のある者の中から委嘱または任命することとしたものでございます。
この条例は平成24年4月1日から施行することといたしております。
171ページをお願いいたします。
議第141号、
辺地総合整備計画の策定についてでありますが、平成24年度から平成26年度までの3年間について、天座1区・2区・坂浦・上野条・下野条辺地、山野口・印内辺地、大呂・喜多辺地につきまして、別紙1ページから3、4ページのとおり、整備計画を策定をいたしまして、整備を行ってまいるものでございます。
173ページをお願いいたします。
議第142号、
過疎地域自立促進市町村計画の変更についてでありますが、別紙1ページから2ページのとおり、市町村計画を追加変更いたしまして、整備を行ってまいるものでございます。
以上で、全議案の説明を終わらせていただきます。慎重にご審議をいただきまして、ご協賛を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。
○(
野田勝康議長) これにて、提案理由の説明は終わりました。
以上で、本日の議事日程は終了いたします。
次回は来る3月9日午前10時から本会議を開きます。
それまで議案熟読のため、休会といたします。なお、代表質問の通告締め切りは明2日の午後3時となっておりますので、期限までに通告書の提出をお願いをいたします。
それでは、本日はこれをもって散会といたします。
なお、この後、午後1時より全議員協議会、各派幹事会、常任委員長協議会を順次開催いたします。
本日は大変ご苦労さんでございました。
午後 0時00分 散会...