村山市議会 > 2018-09-05 >
09月05日-02号

  • "道路部分"(/)
ツイート シェア
  1. 村山市議会 2018-09-05
    09月05日-02号


    取得元: 村山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    平成30年  9月 定例会(第3回)議事日程第2号     平成30年9月5日(水曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問(散会)-----------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第2号に同じ-----------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(16名)  1番  犬飼 司議員      2番  矢萩浩次議員  3番  菊池大二郎議員     4番  高橋菜穂子議員  5番  石澤祐一議員      6番  結城 正議員  7番  菊池貞好議員      8番  佐藤昌昭議員  9番  川田律子議員     10番  中里芳之議員 11番  森 一弘議員     12番  大山正弘議員 13番  茨木久彌議員     14番  海老名幸司議員 15番  秋葉新一議員     16番  長南 誠議員欠席議員(なし)-----------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫   副市長       高橋政則 教育委員会教育長  菊地和郎   代表監査委員    古瀬忠昭 選挙管理委員会委員長       農業委員会会長   須藤義和           佐藤 毅 総務課長      三澤浩子   政策推進課長    佐藤洋介 財政課長      原田和浩   市民環境課長    大戸忠行 税務課長      柴田 明   保健課長      松田充弘 福祉課長      小玉 裕   子育て支援課長   柴田 敏 農林課長      柴田 浩   商工観光課長    田中昭広 建設課長      櫻井秀一   会計管理者     斎藤昭彦 水道課長      片桐正則   消防長       石沢裕行 消防署長      青木憲一   教育委員会学校教育課長                            片桐 隆 教育委員会学校教育課教育指導室長 教育委員会生涯学習課長           笹原 聡             井澤豊隆 教育委員会東京オリ・パラ交流課長 農業委員会事務局長 結城照彦           矢口勝彦 監査委員事務局長  斎藤幸子   選挙管理委員会事務局長                            阿部祐士-----------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      宮古 浩   議事調査主査    細谷 充 庶務係長      細梅尚美-----------------------------------                            午前10時開議          一般質問発言通告表                      平成30年9月市議会定例会発言順質問者質問事項質問の要旨答弁を求める者16番 結城 正 (一問一答)1 東北中央自動車道の事業計画の変更に伴う市の対応を伺う1 事業計画の変更により、あと5年ぐらいかかるようであるが、計画変更の内容等今後の市としての対応を伺う (1) 計画を変更せざるを得ない要因として、超軟弱地盤であるとのことであるが、これまでの事業経過と今後の進め方について (2) 駅西開発、村山インター付近の開発を進めているが、開通時期の変更による影響について市長 関係課長2 会計年度任用職員制度の導入に向けた準備状況を伺う1 地方公務員の臨時・非常勤職員の任用、勤務条件等を厳格化する「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」が2020年4月1日に施行されるが、市としての基本的な考え方・準備状況について伺う (1) 現在の臨時・非常勤職員の実態について (2) 会計年度任用職員制度の整備にむけた準備状況について214番 海老名幸司 (一問一答)1 駅西エリア開発構想について1 高速道路の開通時期の見通しとアクションプランに掲げている事業への影響について 2 開発構想について (1) 策定時期 (2) 内容及び具体性 (3) 開発行為に関わる土地利用等の一連の手続き 3 企業誘致予定地の誘致の現状について 4 道の駅建設構想について 5 バラロードについて市長 関係課長2 防災行政無線について1 音量調節、屋外拡声器増設の検討結果について 2 運用改善策について31番 犬飼 司
    (一問一答)1 学校保健安全法について1 この夏の猛暑は記録的、歴史的であると言われております これは今年に限ったことではなくなっています 今年の4月1日付で学校環境衛生基準の一部改正が行われ、教室の望ましい温度の基準を「10℃以上30℃以下」から「17℃以上28℃以下」とし、54年ぶりに見直しを行いました この改正により真夏の教室は適合できていないのではないかと考えます その為、教室にエアコン設置は急務と考えるがどうか (1) エアコン設置状況、室温測定、今後の設置予定について市長 教育長 関係課長2 自治公民館整備費補助金について1 自治公民館は子供から老人まで幅広い年齢の方が利用するところであります 自治公民館へのエアコン設置助成が必要と考えるがどうか (1) 補助金交付規程について3 市道の除雪について1 除雪計画について各地域への除雪計画説明会は行っているが、反省会や意見交換会、事後検証等の会合が必要と考えるがいかがか (1) 要望・苦情の把握、対応について (2) 反省会や意見交換会、事後検証等について47番 菊池貞好 (一問一答)1 市内観光施設の利用状況と今後の整備計画等について1 東沢バラ公園を中心としたエリアについて 2 伝承館エリアについて市長 教育長 関係課長2 学校給食の現状と安全対策について1 学校給食における地産地消の取組みについて 2 学校給食における異物混入の対策について 3 食物アレルギー対策と対応について53番 菊池大二郎 (一問一答)1 交流人口の拡大に向けて1 913万人のファンづくりを柱に一体どの程度の交流人口に至っているのか また、更なる向上のための今後の方針について伺う (1) 交流人口数の把握について (2) 観光客の動向について (3) 収益性のある事業について (4) 消費促進について (5) 観光拠点づくりについて (6) 犬や猫等のペットに目を向けた事業の可能性、新しい展開について市長 教育長 消防長 関係課長2 教育環境の整備について1 全国的な猛暑に伴い、熱中症対策が不可欠である その他にも、日々進化する情報社会に適応した職場環境の構築が求められると考えるがどうか (1) 熱中症対策としての環境整備について (2) 教職員の指導環境の在り方について3 防災と災害時の対応について1 今夏は、渇水被害の一方で豪雨による脅威をも痛感したシーズンであったが、これらを機に、村山市地域防災計画全般について伺う (1) 河川管理等について (2) 避難について (3) 情報の発信・共有について (4) 個別の災害対策・対応について62番 矢萩浩次 (一問一答)1 大雨、豪雨災害への対応について1 近年、線状降水帯等により同じエリアに長時間記録的な降水量となり、各地で甚大な被害が起きております 災害の少ない地域と言われていた本市でも8月の大雨を経験し、豪雨災害が起こりうる気象状況であり、平成27年に公表された国土交通省「水防災意識社会再構築ビジョン」に基づく想定の洪水浸水となった場合の対応について伺う (1) 浸水域の想定と被害想定について (2) 浸水災害発生(予測)時の対応について (3) 市庁舎・消防庁舎他公共施設の浸水への対応について (4) 公文書・重要書類の管理、サーバーや端末機器等電子機器の管理について、また、自治体クラウドの構築・導入状況について (5) 減災への取組みについて市長 消防長 関係課長2 本市の公共施設等総合管理計画について1 総合管理計画策定から2年が経過しているが、計画にある取組みの進捗状況について伺う (1) 総合管理基本方針・実施方針の進捗について (2) 更新に係る費用予測の変化・見直しについて (3) 不足となる更新費用の財源確保について74番 高橋菜穂子 (一問一答)1 定住対策について1 人口減少が続く本市において、子育て世帯の転入と定着が重要だが、今後の方針を伺う (1) 住宅政策について (2) 子育て支援について市長 教育長 関係課長2 教育について1 人口減少の結果として、小・中学校の児童生徒数は激減していく中、教育の充実こそが保護者が求めるものと考えるがどうか (1) 小規模化する小・中学校の今後の見通しは (2) 特色ある学校づくりについて810番 中里芳之 (一問一答)1 防災対策について1 村山市地域防災計画について (1) 被害想定の住民への周知について (2) 減災目標と具体的な施策について (3) 災害につよいまちづくりについて市長 関係課長2 小規模企業の振興について1 小規模企業振興条例制定から1年経つが、どのように具体化を図ってきたのか (1) 成果と課題について99番 川田律子 (一問一答)1 市内の小・中学校にエアコンの設置を1 近年の異常気象で真夏日が増加し学習や運動に支障が出ている 1日も早いエアコンの設置を要望する声が上っている 本市における設置の現状とこれからの計画について伺う (1) 県内の設置状況及び本市の状況について (2) 普通教室、特別教室、職員室への設置について (3) 今後の設置計画について市長 教育長 関係課長2 集中豪雨対策について1 8月の最上、庄内豪雨は県内に大きな被害をもたらした 本市でも災害警戒連絡会議を設置し、避難準備情報を発令している 本市の被害状況について伺う (1) 地震や水害による災害被害想定調査やハザードマップの作成について (2) ハザードマップの公表及び周知について (3) 近年のゲリラ豪雨や想定を超える雨量に対する総合的な判断と対応について105番 石澤祐一 (一問一答)1 市施設の暑さ対策について1 異常気象が毎年続くなか、今年の夏は猛暑が続き埼玉県では41.1℃の気温が観測され、当県内も7月から高温に見まわれた (1) 市民体育館におけるエアコン等の設置予定について伺う 2 小・中学校のエアコン設置について (1) 市内小・中学校の設置状況について (2) 今後の設置予定等について市長 教育長 関係課長2 多面的機能支払交付金制度について1 登録団体数及び該当耕作地の割合について 2 活動内容及び実績について 3 制度面での課題について 4 事務局体制について 5 今後の見通しについて1112番 大山正弘 (一問一答)1 東沢公園、幕井貯水池自然・景観を利用する観光づくりについて1 観光は、産業を興し、市の財政基盤の確立を目指すものと考えます これまでの産業振興策は、支援が中心であり、その支援から1歩踏み込んで、産業の創造を考え、加えて、市が積極的に前面に立ち、民間事業者を事業に引き入れるべきと考えるがどうか (1) 本市の特色ある資源について (2) 交流による資源について (3) 民間事業者を開発に誘導する事業について (4) 財政基盤の確立と産業について (5) 自然や景観を観光資源としてどう捉えているか市長 関係課長2 地域住民からの要望に対する取り扱いについて1 要望は、地域住民から発せられる自らが生活向上を望む声であります その要望への対応や、決定されるまでの経過について検証を行い、より地域住民が生活環境を肌で感じ取れるようにすることが必要であると考えます (1) 各地域市民センターからの要望について (2) 自治会・町内会・個人各組織からの要望について1211番 森 一弘 (一問一答)1 人口減による市民生活への影響について1 当市におけるインフラの考え方について 2 まちづくりの考え方について (1) 人口推移について 3 人手不足について (1) 企業(農業を含む)の人手不足について (2) 民生委員、行政委員、消防団員等の各組織における成り手不足について 4 充実した市民生活の行事のあり方について市長 消防長 関係課長2 空き家について1 空き家状況について
    (1) 空き家バンクについて (2) 防災対策について 2 利活用について (1) 民泊・工房等について3 国土調査について1 今までの進捗状況について 2 今後の推進について 質問者欄の(一括)及び(一問一答)とは、次の質問方式の略称です。 (一括)……一括質問・一括答弁方式 (一問一答)……一括質問・一問一答方式 ○議長(長南誠議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第2号によって進めることにいたします。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を行います。 1回目の質問は登壇で行い、再質問は自席から行うことにいたします。 特に、一問一答方式の場合は、趣旨に沿うようにして、通告内容から逸脱しないようお願いします。 また、会議における通告については重複する内容が多数見受けられますので、議員並びに執行部におかれましては、質問、答弁とも配慮くださるようお願いいたします。 それでは、順次質問を許します。----------------------------------- △結城正議員の質問 ○議長 6番 結城 正議員。   (6番 結城 正議員 登壇) ◆(結城正議員) おはようございます。6番 結城 正です。 きのうの台風については直撃というふうなことでかなり影響があるのかなと思いましたけれども、近畿地方についてはいろんな災害があったようですけれども、ここ山形県については通り過ぎて、きょうの質問についてもちょっとできないのかなというふうな心配をさせていただきましたけれども、なくて大変よかったなというふうに思っています。 今2018年の9月議会は質問者が12名と多く、多くの質問者がいる中で1番目に質問をさせてもらうというようなことで大変緊張をしております。そういう機会をいただきまして、大変ありがとうございます。 私は、1番目の質問として、東北中央自動車道の事業計画の変更に伴う市の対応について質問をしていきたいというふうに思います。 私は、2016年12月議会の中で東北自動車道の早期開通と駅西エリア開発の進捗状況についてを質問させてもらいました。当時は土地の買収が済み、工事が順調に進み、2020年ごろには、仮称をつけませんけれども、東根北インターから大石田村山インター間も開通されるのではないかと期待をしていました。しかし、昨年末ごろから開通までにかなりの時間がかかるような話になっているようですが、経過を説明してもらいたいと思います。国土交通省からだと思いますけれども、いつごろ話があったのか、どんな内容の話だったかなどを伺います。 また、先日、議会議員に対する説明もありましたが、計画を変更せざるを得ない要因として超軟弱地盤ということであり、今まではカードボードドレーン工法で工事を進めてきたけれども、この工法では開通後も長期間沈下が発生し、開通後の維持管理、補修が困難になるとのことで真空圧密工法でやることになり、時間も金もかかることとなり開通がおくれるというふうなことになると理解をしていますが、そういうことでいいのかどうか伺いたいと思います。 もう一点質問しますけれども、議員の説明の資料の中に「路線変更の見直しを含めて対応方針を再検討」と書いてありますが、このようなことはないのか伺いたいと思います。 以上、市当局としてどのように理解し、どのように対応していくのか、市長に質問します。補足については建設課長からお願いします。 以上、登壇での質問を終わり、後については自席からの質問といたしたいと思います。 以上です。 ○議長 志布市長。 ◎市長 私からまず見方について答弁いたしますが、詳細については担当課長のほうから答弁をいたさせます。 まず、議員の質問に計画の変更というのがありましたが、実は私は計画の変更とは見ていないんですね。どれが変更だかというのがちょっとわかりにくいところがございます。 なぜかと申しますと、実は国交省は今までもご存じのとおり、完成時期の明示というのは、例えば東根北までの今年度の開通見通しも前年度の8月に初めて、計画ができるのを見越して発表するんですね。ですから、今までも、例えば大石田村山間までのあれも前の年の発表なんです。ということでわかりますように、数年先の完成の明示というのはいたしません。どういうのだ、こうやるというのはほとんど伏せておくんですね。詳しい説明はしません。 ですから、計画の変更というのは、議員の言っていることをちょっと私なりに解釈しますと、平成32年までを平成34、5年に延びたという変更かどうか知りませんけれども、それはもともと国交省は言っていないんですね、全然。 今回、今おっしゃいました地盤の180メートル下まで水を含むものがあるとか、あるいは実は3本の計画路線があったとか、これははっきり申し上げて、私どもが直接、国交省の道路局長とか大臣まで行って初めて、慌ててここの山形工事事務所の所長あたりがはっきり出してきたものでございます。それまでは、何年度完成ということは一切言わないんです。はっきりめどがついてからだと言いますが、それが今言ったように、例えば東根北までだと前の年なんです。前の年、「来年度完成しますよ」と。大石田村山間も、前の年、「来年度完成します」と、こういう具合でなかなか明示しません。 ですから、私どもとしましてはオリンピックまでは何とかしてほしいとの要望をしまして、それにあわせてバラ回廊のほうも要望したのに合わせて私たちはやってきました。だから、国ではオリンピックまでに完成するとは一言も言ってなかったんですね。いつごろ完成するとも、実は言ってなかったんです。それぐらい国交省の計画については、概要的なものは出しますけれども、個々のものについては非常にベールに包まれているんですね。そこをこじあけたのが今回の大臣までの陳情だと思っています。 道路局長に陳情している合間に、工事事務所長から私に直接、東京にいるときに電話が来ました。どういうあれだかということでいろいろ心配してよこしたんでしょうけれども、それからいろいろ明示するようになって、今回、議員の方々にこの全体についてこうこうであるということを説明なさったと思います。今までは、こういうのが一回もなかったと思うんですね。そういう意味では、全員知っているんではないかと。 平成34、5年までに完成するというのも、私、この何十年といまして初めて聞いたんですね。今までは主に10年先とか、もう何年も前から「10年先には完成」、5年たっても「10年先には完成」、ずっと来たんです。国交省のほうからいつごろっていうのを明示したのは、今回初めてなんですね。 ですから、ここで言う計画の変更というのは、私たちのもくろんでいる計画から見ると変更になったのかもしれません。そういう意味で、なかなか難しいところはあるんでございます。 そういう意味で、はっきり申し上げると、平成32年まで、オリンピックまでに完成してくれという要望は、実は今後も続けていきたいと思っています。ただ、私のとり方としましては、ここの平成34、5年までの開通は全部ではないかと見ているんです、全部ですね。東根北から村山大石田までの全部の完成が平成34、5年ごろではないかと私は見ているんです。 ということは、1区間であれば、東根北から村山までの区間だけであれば、今までもそうですけれども、1区間ずつしてきているんですね。ですから、今度は村山までの1区間を早目に、例えば2020年あたりまでにしていただければ、私たちのバラ回廊も道路部分は2020年までの開通をするんです、道路部分は。バラ回廊は、まだ2年先でありますが、そういう意味では、村山までの部分だけでも早目にしていただければありがたいということを今後も要望していこうと、こういうふうに考えています。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 私からは、国土交通省山形河川国道事務所から説明があった中で、特に軟弱地盤対策の状況について説明があったことについて説明申し上げます。 結城議員からも若干触れていただきましたけれども、村山インターの周辺につきましては、高速道路の縦断方向、南北方向にこの区間約4キロメートルですけれども、そこに最大深さ182メートルの大規模な軟弱地盤が存在するということで、東北最大級と言われているそうです。このため、施工のコスト、あるいは期間、周辺管区への影響を比較検討する必要があるということで、まずは道路の盛り土台の重みで地盤の中の水を排出させて沈下を促進させるカードボードドレーン工法というのを選択して施工を進めてきたということです。 この工法の場合は、高速道路の開通後を含めた長期的な道路の沈下量が約30センチから50センチということで、許容値の10センチを大きく上回るということとなり、高速道路開通後の維持管理と補修が困難な状況になるということなものですから、開通後の維持管理を考慮すると施工の段階から長期的沈下量を10センチ未満に抑えることが必要ということがわかったということで、そこで平成24年から26年の期間において真空ポンプによる地盤内の水や空気を強制的に排出する、地盤の強度を高める工法ということで真空圧密工法の試験施工を行ったということで、その有効性が確認されたということから、先に施工されているカードボードドレーン工法に加え、この真空圧密工法による施工を実施し、この工法については平成29年度で完了しているという話を聞いております。 現在、国のほうでは、その上に盛り土を行って荷重をかけ、おもしをかける盛り土工事を行っているということです。それも大分進んでおりまして、そして、その後地盤の強化を図り、十分な強度の増加を確認した上でこのおもしをかけた盛り土の一部を除去し、そこにアンダーパス等の構造物の施工を行って、その後、道路の路体盛り土、路面の舗装やガードレールなどを実施、開通を図るという計画になっているということで説明を伺っているところでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長 6番 結城議員。 ◆(結城正議員) 今、市長から説明ありまして、私も事業計画の変更というふうな言い方をさせてもらいましたけれども、先ほども言いましたけれども、議員の説明会の中の資料の中の表題に事業計画の変更内容というふうなことでありましたので、そういうことで私は計画の変更かなというふうな理解をしたつもりであります。そういうことで、市長は事業計画の変更でないと、それはそれでいいというふうに私は思っています。 市長の話の中で、1区間ずつということで、東根北インターまでのやつについてはちょっと後から話させてもらいますけれども、例えば村山北インターまでは、(仮称)になっていると思いますけれども、名取・清水方面のところまで例えば1区間開通する、できるのかどうかあれですけれども、例えば村山インター、河島にあります、あそこの北のほうだけは開通して、南のほうが軟弱地盤なので東根北から村山インターまで、そこの間だけがちょっと時間がかかるとか、そういうふうなことがあるだろうというふうな理解でいいのかどうか、ちょっともう一つ確かめたいと思います。 もう一点ですけれども、回答が先ほどないですけれども、この資料の中でちょっと私がひっかかったのは、ちょっと省きますけれども、まあ真空圧密工法だと思いますけれども、「ただしコストが非常にかかることから、道路構造形式や路線ルートの見直しを含めて対応方針を再検討」というふうなことでこの資料をもらいました。 まあそんなことは考えなくてもいいのかもしれませんけれども、ちょっと資料にあるので、そういう、本当に今から路線変更なんていうことはないというふうに私は思っているんですけれども、その辺の3点について、市長のほうからお願いしたいというふうに思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 漏れたことは担当課長から説明をいたさせますが、まず、ちょっとこれ質問の意味がよくわからなかったんですけれども、私の答えとしましては、これからも1区間ずつやっていくものだろうと認識しています。ですから、(仮称)村山から村山北までの区間を最初じゃなくて、やっぱりつながっているほうから進んでくると思いますね。ですから、今は一番、大石田村山から村山北までは結構できますよという話は実は私いただいています。ただ、そこをつないでも、北のほうから来て大石田村山でおりる方が結構いらっしゃって、特に土日でしょうけれども、土生田の信号のところまで車が結構つながっているんですね。そういうように見ていますけれども、これをあそこから村山北、金谷のところまでつなげても、ほとんど利用する方が少ないんじゃないかと思うんですよ、13号線までが長過ぎて。ですから、ほとんど向こうでおりると思います。 ただ、もうこれは質問にないんですけれども、あそこはいろいろ心配なさる方もいますが、一時的なものですね。大石田村山から土生田の追分のところの信号ですか、あそこまでつながっているというのは、私は一時的なものだと思っています。開通すれば、全てそれは解消すると思うんですね。そういう意味では、あえてそこに金をかける必要はないんではないかと、こう思っています。まあそれはちょっと別の話ですけれども。 あと、1つずつ来る話ですから、私としましてはこれから、ことしは93億円ついています、東根から大石田村山間ですね。それが、来年はどれぐらいつくかわかりません。そのうちを、実は村山までの間にある程度工事をしてほしいと、ついた分をですね。これをお願いしたいと思っています。ここを中心にやっていただければ、次の、平成33年は、こちらの希望ですよ、村山から村山北、あるいは村山北から大石田、こういう順序で行ってもらえば大変ありがたいと思っています。 そして、ここができますと、実は非常に村山市民は便利になるんですね。全部は平成34、5年ごろでしょう。これはなかなか、さっき言ったように、国交省は3、4年先のことは言わないんですね。今回よく言ったと思って私も感心していますが、そういう意味では財務省も含めてどんどん予算関係は言ってもらいと、こう思います。 あとルートの変更でありますが、今の資料をちょっと私見ていませんけれども、一番最初に3ルートあったんですよ、3ルート。それは、今のところを通るとか、それから最上川の付近を通るとか、軟弱地盤を避けて通る工法ですね。もう一つは忘れましたけれども、3ルートあったんです。 で、今のルートに決まったんですけれども、今のルートも高架橋になっていますね。あそこは軟弱地盤4キロのうちの1キロ部分なんです。ですから、そこも後からああいうふうにしたと思いますが、極端に言いますと、あそこに金をそんなにかけるんだったら、あれがわかっていればですよ、私が来たころにはもうできていましたけれども、あの高架橋を4キロ全部にしてしまえば、今ごろ開通ですよ、もう。ところが、金がかかるからという意味で、何かドレーン工法とかやってきたわけですね。4キロのうち3キロをそれでやっているわけです。そうしたら、これでもだめだということで真空圧密法になった。真空圧密法は、課長が言ったとおり、平成29年度、前年度に全部終わっているんです。今、その真空圧密法が終わったところに土をかぶせて、どれぐらい沈下するかを見ているんです。これが落ちついたと見ると、道路工事が始まるんですね。 何回も言いますけれども、平成29年中にそれは終わっているんです。ただ、今申し上げたように、3ルートについては終わしてまして、あと地盤沈下の問題についても、今ある高架橋のように、全線の4キロを今までの4倍かけてやっていけばもうちょっと開通は早かったんじゃないかと。ここをもう少し検討すればよかったんでしょうけれども、残念ながら国交省のやることは非常にベールに包まれていまして、私たちのわからない部分なんですね。今私が言った、4キロを全部というのは私の素人考えなんです。 そういう意味で、これからもいろいろ状態を聞きながら、私どもとしましても皆さんとともに要望してなるべく早い完成を目指してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをします。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 私から補足説明をいたします。 議員から質問いただきました国土交通省から説明のあった資料の中ですけれども、これにつきましては国土交通省の中で平成29年度に事業評価検討委員会の中で検討した結果の資料の一部ということでお示ししたものかと思います。 その中で真空圧密工法を選定したと、ただしコストが非常にかかることから道路の形式や路線ルートの見直しを含めて再検討という文字がありますけれども、その後国土交通省の中で見直しをし、ほかの検討するルート、工法についての工費、事業費等も勘案した上で、最終的には今進めている、私が先ほど申しました軟弱地盤対策工法、今施工している、先ほど説明した工事を進めるということに落ちついたということを聞いております。 以上です。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 今、市長が言ったように、橋でずっとやったほうがいいのかなというふうに私もちょっとここになって思ってきました。そんなことで、なるべく早く開通してもらうというのが私たちの要望だと思いますので、お願いしたいと。 次の質問でもないですけれども、開通までに時間がかかってもという言い方をするとあれですけれども、最終的に、先ほどちょっと言いましたけれども、つくってはみたけれども道路の補修をしなきゃならないとかいろんな問題が出てくるよりは、時間がかかってもいいものをつくってもらうというようなことでやっていただきたいなというふうに思っていますし、市長から言われたように開通が平成34年から35年ぐらいじゃないかというようなことで理解をしていきたいと思います。 次というか、そういう開通まで時間がかかるというふうなことの中で、市として駅西開発、村山インター付近の開発を進めていますけれども、開通時期が先ほど市長の言われるオリンピックまでというようなことで計画を市のほうではしてきたというふうに思いますけれども、政策推進課関係の商業施設関係ということでヤマザワの北側、市役所寄りに商業地をつくっていくとか、ヤマザワの西側についてはいろんな企業なりということで誘致をしていくとか、あと大沢川を含めた中荒田地区の土地利用についてというようなことで計画をしていたと思いますけれども、まあ言えば2024年から25年ぐらいに延びるというふうな市長の話もありますけれども、その辺の計画についてはどうなっているのか、政策推進課長からお願いしたいと思います。 ○議長 佐藤政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 ただいま議員からご指摘をいただきましたいわゆる駅西開発につきましては、東北中央自動車道の事業進捗の状況にかかわらず、引き続き取り組んでまいる考えでございます。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) わかりました。 開通時期に関係なく、今までの進めてきた内容でやっていきたいというふうなことで理解をしたいと思います。 あと建設課関係で、バラ回廊を含めたインターの接続の道路の工事状況、ことしから始めているようですけれども、その辺とか、あとちょっと間違っているかもしれませんけれども、村山長瀞線、寒河江村山線の道路拡張工事なんかも考えていたと思いますけれどもその辺についてはどうなのかということと、東北自動車道の工事に絡んでいるというふうに私は理解しているんですけれども、南河島地区の調整池の完成なんかについてはどのように考えているのか、建設課長に伺いたいと思います。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 お答えします。 市道駅西中央線、いわゆる通称バラ回廊ロードという道路ですけれども、それにつきましては今現在施工しているところでございます。まずはこの市道の駅西中央線の道路部分の供用開始を優先するということで、道路部の供用開始につきましては、私たちの東北中央自動車道の東根北から村山インターまでのまずは早期開通をお願いするという要望に合わせて、今それに合わせた形で整備を進めているというところでございます。 あと、その他の関連施設ということで、市道の楯岡長瀞線、あるいは大旦川の調整池等につきましては、高速道路の整備における、今後の予定に係るこれらの事業に対する影響はないということで考えているところでございます。 よろしくお願いします。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) わかりました。 開通時期を待ってみたいなことのないように、市で計画した計画どおりに進めてもらいたいなというふうに思います。 あと、先ほども市長のほうから話がありましたけれども、大石田村山インターから尾花沢インターが開通しまして4か月半ぐらい過ぎようとしていますけれども、この間8月16日の山形新聞にも記事として載っていましたけれども、簡単に言えば4月は7,500台だったのが7月は9,700台というようなことで、かなり交通量が増えているという記事が載っていました。それに伴って、こっちの大石田村山の南のほうの国道13号線、バイパスのほうも交通量が多くなっていると思います。 そんなことで、市としてどういうふうな把握をしながら、支障などないのかどうかということもありますし、これは先ほど市長から開通するまでの間だというふうなことになりますけれども、かなりこの時間が、1年とか2年とかっていうことだともう仕方ないのかなというふうに思いますけれども、3年、4年、5年というふうにかかると思いますので、この辺については市としてどういうふうに考えているのか、建設課長のほうからお願いします。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 先ほどこれについては市長から答弁があったと思うんですけれども、ことしの4月開通後ということで、その後の交通量ということで新聞報道にもありました。開通後の一時的な交通量の増加かなというところも考えられる状況もありますので、今交通量につきましては今後状況を見ながらということになるかと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 市長も先ほど言いましたように、ちょっと信号機の後ろにかなり長く車が詰まって、結構国道13号線の通行量も増えているのかなというふうに私は感じていますので、今後市として注目をしながら、いろんな事態があったときには素早くやっていただきたいなというふうに思います。 もう一つなんですけれども、先ほど市長からもありましたけれども、東根北インターの関係、かなり工事も進んで30年度に開通というようなことを言われていますし、時期について発表があったのかどうかということを含めていつごろになるのかというのが一つです。 あと、あそこにインターで車がどのぐらいというのもちょっとありますけれども、私なんかもそうですけれども、村山に来るときには、あそこでインターでおりた場合には、河島の先ほど言いました寒河江村山線ということで通ってくると思います。そんなことであそこの道路が混雑してくるのかなというふうなちょっと心配をしていますので、その辺について一つどう思っているのかというようなことです。 もう一つは、工事が長くなるというふうなことで、河島地区というか、西郷地域も含めて、あと何年、あと何年ということで毎年説明会なんかも開催させてもらっていますけれども、いつまでそういう説明会があるんだということなんかも含めてありますけれども、通学の関係とか、あとちょっと私なんかいろいろ通行してみて、トラックの通行が煩雑だからだろうというところで、道路なんかも穴があいたりいろんなことをしているというふうに思いますので、その辺についてどうなのか回答をお願いしたいなと思います。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 私からお答えいたします。 東根北インターまでの開通の時期につきまして、これは平成30年度中ということで発表されているところですけれども、具体的な開通の時期につきましては国土交通省のほうからまだ示されていないところでございます。 また、東根北インターからのアクセス道路ということのお話で、寒河江村山線につきましては、そういった位置づけもあるということも踏まえまして今年度の村山市の重要事業要望ということで県のほうに要望しているところでございます。 また、今後の工事期間中の対応ということですけれども、工事期間中に周辺の集落内に工事車両が通行するということで、通行する市道、特に通学路の安全確保や道路が一部傷んだ箇所の補修、あるいは砂等を除去しなきゃならないということについての清掃等につきましては、今後適切な対応が行われるように、今後とも国に働きかけながら調整を行っていきたいと思っております。 あと、国からの工事の説明につきましては、工事期間の間は毎年度1回は工事の説明会を行いたいということで国土交通省のほうから示されているところでございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 開通がおくれるということの中でいろんな問題が出てくると思いますので、市として対応をお願いしたいというふうなことです。 東北自動車道の早期開通を、市当局なり、議会、市民一体となって協力して進めていかなきゃならないんじゃないかというふうなことでこの項を終わりたいというふうに思います。 2番目の質問に移りますけれども、会計年度任用職員制度の導入に向けた準備状況について伺いたいというふうに思います。 地方公務員の臨時・非常勤職員の任用、勤務条件等を厳格化するというふうなことで、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律ということで2020年4月1日に施行されるということになっているようです。今、村山市役所内にも多くの方が非常勤職員として働いていると思いますが、この非正規職員の方の待遇改善、労働条件の向上を図るための改正であるというふうに私は理解をしていますけれども、本来であれば正規職員で雇用すべきということで私は考えていますけれども、改正に対する市としての基本的な考え方、準備状況を市長はどのように考えているのかお尋ねします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 これに関しましては、準備状況につきましては担当課長からお答えをさせますが、まずこの法の改正によって、議員がおっしゃるように待遇の改善も実は出てくるんですね。ただ、任用に関しましては、今から総務課長からあると思いますが、厳しくなるんですね。そう簡単には、今までのようにとれなくなるような法律だと私は認識しているんです。ですから、今までは面接だけで終わりとか、そういう感じでしましたが、今度はきちんとやりなさいよという内容になってきているようであります。もちろん待遇もアップしろと、こうなってきます。ここについては私も賛成ですが、今度、任用に関しましては今までとはちょっと違うかなと。ある程度、簡単に言うと、試験というか、審査が要るのかなと。そのかわり賃金を上げますよという内容のように私には見えます。 内容については何回も言うように課長が言いますが、議員が言うとおり、私だってみんな正職員にしたいんです。みんな正職員にして予算のほとんどが人件費だというと、やっぱり村山市やっていけないんですよ。その辺の兼ね合いが、どこまでを職員にして、何といいますか、生活能力給というか、生活になるような金をあげて、そしてどこまでをやむを得ず臨時職員でとっていくか、せめぎ合いが大変だと思います。 何回も言うように、もちろん正職員にしたいのはやまやまでありますが、全部正職員にしますと村山市はほかのことはできなくなってきます。そこの辺の兼ね合いがまず非常に大変でありますけれども、できるだけ両方のバランスのちょうど点、何といいますか、どっちがいいか、境界を探りながら今後もやっていきたいと、こういうように考えています。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 このたびの改正につきましてでございますが、今回の地方公務員法の改正ということで、現在の非常勤・特別職に当たる嘱託員につきましては、今後、改正後につきましては、専門的な知識経験または指揮権を有する者がつく職であって、いろんな調査とか診断等の事務を行う者に限るということで、嘱託員につきましては厳格な限定された業務に限られてくるものでございます。 また、会計年度任用職員につきまして、今回、一般職非常勤職員に関する任用ということで、その辺につきましても今後採用方法については明確化するところでございます。 準備状況でございますが、今後条例規則の整備を行いまして、来年度職員の募集を行う予定でございます。なお、現在嘱託員並びに事務補助員になっている方につきましても、当然改正後の、施行後のいろんな制度につきまして、任用を含む勤務条件につきましては周知して説明していく予定でございます。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 今、市長と総務課長のほうからちょっとお話がありましたけれども、確かに市長が言われるように、全職員を正規の職員というようなことではまあ私も一定程度理解するところでありますけれども、今の非正規職員ということでは本当に同一労働同一賃金とか働く人の待遇改善というようなことの中でいけばちょっとどうなのかなということもありますし、この辺はかなり難しい問題なんだろうというふうに思っています。 総務課長から話がありましたけれども、今現在、嘱託職員なり臨時職員なりということでいろんな名称がありますけれども、大体何人ぐらいいるのかということが一つです。 あと、細かいところはいいですけれども、嘱託職員の中でも、ちょっと勤務形態、条件などがその人によって違っているんではないかなと。職場によっても違ってくるだろうと思うんですけれども、どのようになっているのか、大まかにちょっと説明をお願いしたいなというふうに思います。その辺がきちんとなっていないと、総務課長は知っているだろうと思うんですけれども、私の中では嘱託職員といってもああいう形態があるしこういう形態もあるしみたいなことでちょっと理解できていないところがありますので、説明をお願いしたいなと思います。 以上です。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 現在の状況につきましてご説明いたします。 8月末現在で、事務補助員や保育士、調理師などの日々雇用職員は79名でございます。また、専門知識や資格を有する嘱託員が46名というふうになっております。それぞれ雇用期間は1年で、日々雇用職員につきましては、次年度雇用の継続を希望する者については毎年1月に登録を行っていただき、登録者の中から必要な部署へ必要な人数を配置しているところでございます。 なお、嘱託員につきまして、46名でございますが、それぞれの所管課の業務が大変多種多様でございます。例えば、具体的に申し上げますと、保育士、図書館の職員、それから消費生活相談員、それから地域おこし協力隊、国際交流員など多種多様な内容でございます。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) わかりました。 今、総務課長から話があったように、嘱託職員の中でもいろいろ多種多様、日々雇用の人についても多種多様な仕事の内容なんかがあって、その人、勤務形態なり条件などが違っているというふうに今現在の中ではあるというふうに思います。 この会計年度任用職員制度に変わった場合に、その辺の条件が違った、勤務形態が違ったとかいうものを整理していくというふうに私はいろんな書類なんかを見ながら理解をしているつもりなんですけれども、その辺が整理できるのかな、どうかなというのがちょっと私は心配なところが一つはあります。 それと、今のところスケジュール的に、総務課長としてはどういうふうなスケジュール、先ほど話がありましたけれども条例改正なんかもしていかなきゃならないというようなことですけれども、私的には、12月議会、3月議会というふうにありますけれども、2020年の4月ですから、あと職員への周知の関係とかもありまして12月議会あたりにというふうにちょっと考えたんですけれども、その辺について総務課長から回答をお願いします。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 スケジュールにつきましては、先ほども申し上げましたが、やはり公募なり募集の周知の期間もございますし、また条例、規則の整備を行っていくわけなので、今現時点で何月議会に上げるということはちょっと明確な答えはできませんが、平成32年4月1日施行になっているわけですから、支障のないようにやってまいりたいと思います。 ○議長 6番 結城議員。 ◆(結城正議員) あと、1点だけちょっと質問しますけれども、今、予算書の中というか、きのうの会計監査の報告の中にもありましたけれども、臨時職員、嘱託の関係については、物件費の中の人件費というふうになっているというふうに思うんですけれども、会計年度任用職員制度になった場合には、予算項目というか、決算も含めてですけれども、その辺についてはどういうふうに把握しているのか、1つだけちょっと私気になりましたので質問しますけれども、どのようになっているのか教えていただきたいというふうに思います。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 今後、会計年度任用職員につきましての報酬並びに給料に関しては、これからの条例改正に基づいて内容を精査してまいりますので、それに基づいた会計処理を行ってまいります。 ○議長 6番 結城 正議員。 ◆(結城正議員) 会計年度任用職員制度というようなことで、私もちょっとかじった程度で質問させてもらいまして、いろんな、これは何だということもあったと思いますけれども、今現在嘱託職員とか臨時職員で働いている方の重要な問題であるというふうに思います。正職員の方にもかかわる問題でもあるし、市民の方にもかかわる問題だというふうに思います。市当局として考え方を早く出してもらいながら、職員労働組合との交渉なんかもあるというふうに思いますので、じっくり交渉してもらって、よりよい制度をつくっていただきたいと。また、市民の意見なんかも聞きながら、よりよい制度にしていかなければならないというふうに思います。 そんなことで、私はこの質問を終わっていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 6番 結城 正議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午前11時に行います。     午前10時51分 休憩     午前11時0分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △海老名幸司議員の質問 ○議長 14番 海老名幸司議員。   (14番 海老名幸司議員 登壇) ◆(海老名幸司議員) 駅西エリア開発構想について質問させていただきます。 社会経済環境の進退に伴い、昭和40年代半ばから展開されたいわゆる計画行政の推進は、一面から見ますと、それまでの規制行政から開発行政への転換とも言えるものであります。 そうした時代背景の中で、当時から駅西をどうするかは市政の大きな課題となっておりましたが、圃場整備などを除いて格別の事業展開されることもなく今日に至っております。それもまた人口減少の一因と指摘されてきたことはご案内のとおりであります。 そんな中で、近時の高速道路事業の展開や、それに伴うインターチェンジ設置計画の進展とともに、開発計画が少しずつ具体化、実現化されようとしていることに喜びを禁じ得ない次第であります。 殊に、駅西にホテル、あるいはスーパーの進出を見たことは今後の展開に大きなきっかけとなるものと思われ、市長の努力に敬意を表したいと思います。人口減少に歯どめがかかる兆候が見えない本市において、この地域の開発は大きな意味を持つものと思われます。 そのような意味において、今後の計画の策定や事業の展開、推進には幾多の困難が伴うものと思われますが、そうした困難を乗り越えて、しっかりとした構想のもとに、本市や本市の発展の礎となるように、また後世のレガシーとなるような事業の着実な展開と推進を願うところであります。 そこで、市長にお尋ねします。先ほど6番の結城議員からも質問がございましたが、その中で佐藤政策推進課長から今後の事業計画の推進は予定どおりという答弁がありました。確認の意味を含めてお尋ねいたします。それはアクションプランに載せられている事業計画そのものも含めてのことなのかどうか、市長にお尋ねしたいと思います。 なお、今後の自席からの質問におきましては、方針にかかわる部分は市長に、補助的な内容につきましては各課長からの答弁をお願いして壇上からの質問といたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 佐藤課長が答えたのは、中央高速道の進捗に関わらず駅西は進めていくよと、これはもうアクションプランのとおりでございます。 そういう意味では、今やっぱり、それにしても非常にいろんなクリアしなきゃならない問題が出てきております。これを1つずつ潰しながら、アクションプランに沿って、なるべくアクションプランのとおりに進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) 市長の方針を承りまして、大変結構だと思います。 その前に、先ほど結城議員に対する答弁の中で、大臣に会ってきたと。それが大いなる進展をもたらしたと7月の全協の場で申し上げておりましたが、その内容が理解できて感銘をいたしたところであります。小さな2万4,000足らずの首長が国のトップである大臣に会うなどということは、なかなかできない。そのインパクト、そしてそれに動いた市長の行動力に感心をいたしているところでございます。 さて、駅西の先ほどアクションプランの関係でございますけれども、それで私は結構だと思います。ただ、2つの選択肢があるなと私は思っておりました。 1つは高速道路、中央バラロードも含めたそっちのほうも従来どおり予定どおりやる、これも一つの方向かと思います。これは、考えますと、高速道路の今後の開通に大きな推進力となるなと。 反面において、13号線、あるいは役所から駅西の関係の道路、そっちのほうを重点的にやるのも一つの方法かなと思っておりましたけれども、それは今述べられたとおりで結構だと思います。よろしくお願いします。 次、開発構想についてお尋ねいたします。2つまとめてお尋ねしたいと思います。 大体、この基本構想、7月でしたか、全協で市長がおっしゃられたのは。8月でしたか、忘れましたけれども、この策定時期並びにその内容及び具体性。この内容及び具体性はどういうことかと申しますと、先般、4月ごろでしたか、「市民の友」にある程度の構想図が示されております。それと違ったものになるのかどうか、拡充するものがあるのか、あるいは削るものがあるのか、大体こんな程度におさまるのか、その2点についてお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、構想図でありますが、実は平成28年度の4月なんですね。これにつきましては構想図のとおり進めるつもりでありますが、私が感じたのは、やっぱり村山市を見ているとなかなか全体図は今まで示してこなかったんですね。ところが、ほかの市町村は結構数年先を見据えた全体図を出しています。何で村山市はしてこなかったと私考えますと、これはあまり出すと、何といいますか、値上がりを待つような人が出てくるんですね。要するに、簡単にいうと金もうけに考える人が出てくるんじゃないかと、こういう気がします。 実際、私は聞いたんですけれども、村山市内の方でも、道路の拡張が決まるとそれを目当てにするような方がいるような話も、いるかどうか知りませんよ、いるような話も聞いています。それで全体構想を控えてきた経緯があるのかなという気がしましたが、どうも全体構想図を示さないと村山市は将来何をするんだというのが、私、最近、この2、3年強く感じまして、今は、途中から変更はもちろんありますよ、時代によって。ですけれども、ある程度の構想、ここをこうする、ああするというのは出したほうがよかろうと思って今回出しています。 そういう意味で、今申し上げましたように、ちょっと変更があるかもしれません。だけれども、前回出した構想図は構想図のとおり進めようと思っていますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) 策定時期はいつごろになる。 ◎市長 策定時期はですね……。実施時期ですか。 駅西の構想図ですか。これについては、今2、3回打ち合わせをしまして、担当者はもっとやっていますけれども、今年度中に示したいと、こういうふうに思っています。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) わかりました。できるだけ市民の賛同を得られるような、感心するような構想図を策定していただきたいと、このように思います。 次に、構想図を作成する一つの意義といいますか、目的は次の開発行為にかかわる土地利用などの関連とも関係してくると思うわけでありますけれども、従来ですと、構想図をつくりまして国土利用計画の見直し、それから用途地域の見直し、あるいは農振除外、農転という段取りをとったと思うんですけれども、今回もそのような段取りで進まれるとは思うんですけれども、この辺の段取り、いかに進めるおつもりなのか。 あと、もう一点お尋ねしておきたいと思います。 今年度の重要事業を読みますと、農村地域工業等導入促進法が平成29年度に改正されておりますけれども、それを導入したいんだということが重要事業に載っておられます。これら一連の、先ほど申し上げた一般的な土地利用手続と今回の農村地域、農村産業法と通称を言っているようでございますけれども、それとの兼ね合い、かかわりといいますか、意義、目的などをご答弁いただければと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 国土利用計画から始まりまして、一連の流れについてはこのように進めております。こうしないと、やっぱり持っていけないんですね。 あと、農産法につきましては、これを利用いたしまして、これの特徴的なものについては担当課長から説明させますが、これを利用することによって売る方の税の軽減とかいろいろございますので、これについては担当課長から説明をいたさせます。 ○議長 佐藤政策推進課長。 ◎政策推進課長 農村産業法の関連につきまして、私からご答弁申し上げます。 今、議員ご指摘のあったとおり、特に一番、いわゆる開発にとって強い規制がありますのが、やはり農用地区域のエリア内に入っておりますとそういった規制が非常に強いというようなことでございまして、駅西エリアの一部、そういった区域が当然ございます。 そういった中で、農用地の除外や、今、市長が申し上げました税制的な特例といったものが措置されている、先ほどご紹介もいただきました農村産業法、こちらを適用することを検討しております。 ただし、本法の適用には県の同意が要る手続がございますので、先ほど議員からもありました重要事業要望のほうで知事のほうにもご要望させていただいたと、そういった経緯でございます。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) 大変結構な法律だと思うんですが、今、佐藤課長から答弁がありましたように、実施計画が市町村で基本計画を県でつくるようでありますが、いろいろ適用要件というか、あまり広く認めるものではないなという指針もあるようでございますけれども、本市ではどのあたり、どのエリアを考えていらっしゃるのか、政策推進課長ですか、お尋ねしておきたいと思います。 ○議長 佐藤政策推進課長。 ◎政策推進課長 適用のエリアにつきましては、まだ議論の途中ではございますが、やはり企業誘致的な発想になりますので、現在のヤマザワの北側でありますとか西側といったあたりに適用を考えております。 また、県の計画のほうは既に3月の時点で出されておりまして、基本計画のほうにその対象となる業種というのが決められておりますので、もし本法を適用するとなればその範囲内で市町村の計画をつくるという制度になっておりますので、そういった中でこの法律の制度を適用すべきかどうかといったところも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) あまりこっちの思いどおりにもならないと思いますけれども、ぜひ大きくとっていただくようによろしくお願いしたいと思います。 次、企業誘致予定地がヤマザワのお隣に用意されてございますけれども、誘致の今現状はどのようになっておりますか。 ○議長 佐藤政策推進課長。 ◎政策推進課長 お答え申し上げます。 ヤマザワの北側のエリアの商業施設の誘致ゾーンにつきましては、現在、出店の検討をいただいている企業がございます。市としては、その企業側の動きに合わせて必要な支援等を積極的に行っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) ぜひ早くまとめていただくと結構ではないかなと思います。それは、これからの農産法の適用とか農振の除外とかがスムーズに行くのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次、道の駅建設構想についてでございますけれども、ローズブリッジの問題から高速道路の関連で道の駅建設構想がいろいろ言われているようでございますけれども、まだ市長がどうするかという市長の考え方は伺っておりませんので、この際まずどうするのかお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 道の駅については、考えがまだまとまってはいないんです。実は、1、2年前ですと、新しくつくらないとだめだろうと考えていました。というのも、前にも言いましたが、中央道ができますと13号線の通行量は3分の1程度になるんですね。そうしますと、今でも売り上げが減っているのが、通行量が3分の1ですから、がたっと減るだろうと。それでは道の駅はやっていけないだろうと、こう思っています。 そしてもう一つは、途中で私が言ったのは、中央道が開通してから道の駅がどれぐらいの売り上げがあるか、これを見てからしようと言ったような記憶がございます。ただ、これが4、5年先ですと、そのとき私が生きているかわからないわけなんですね。そうしますとなかなか厳しいだろうと、こういうふうに考えています。 で、最近思っているのが、今の道の駅、実は手前にコンビニができました。コンビニができたことによって、私もあそこを歩くので見ていますと、コンビニの入客が相当あるんですね。何を言いたいかといいますと、その分だろうと思いますが、道の駅の入客数が相当落ち込んでおります。ジュース関係は、恐らくコインで自動販売機で買うより、やっぱりコンビニの中、冷暖房のきいているところで買ったほうがいいんではないかと、私が見るにはそう見えるんですね。そのために、途中でどんどん入っていきます。別にコンビニを声援するわけではありませんが、このままでいきますと、恐らく移してもやれるかどうか心配なんですね。 というのも、今、道の駅は、もう米沢とかどんどんできてきます。前から見ると非常に広がっています。これを見ますと、ここで道の駅を、例えば構想としては新しいバラ回廊の近くにつくろうとか考えていましたが、それを10億、20億かけてつくって、それで全くはやらなくて、「あそこの市長何したんだっけべ」と10年後、20年後批判を浴びかねないわけでございます。莫大な負債を残していったとか言うかどうかは知りませんが、みんなも一緒に考えなきゃならないんで、ただ批判が来るのは私でしょうけれども、どうも今疑問に思っているんです。 ですから、今までは実は駅の近く、道の駅は国道沿いじゃないとだめなんですよ。これは決まっていますから、道の駅としてするんであれば今後どうやっていくか、これはちょっと予想で、それを考えると将来的には今の道の駅がはやらなくなったら早いうちに閉めたりするのもですよ、決定じゃないですけれども、一つの選択肢かなと、こう思っています。ただ赤字をずるずると続けるわけにもいきませんので、その辺のことはこれからの推移を皆さんで検討しながら今後に備えたいと、こういうふうに思っています。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) 今の市長のお考えを聞いていると、大変迷っているなと、悩んでいるなという感じがします。しかし、私からすれば、極めて正常な感覚だと思います。悩んで当たり前だと思います。 そこで、建てるかどうか推移を見ないとわからないと、一言で言いますとそういう趣旨でございますけれども、それを踏まえた上で、今後どうするかも含めてですけれども、もしかしたら建設に向かうかもしれない。私、そこで、その際、今の道の駅を見ますと、ちょっと行政目的が定かじゃないんですね、明確じゃないと思います。一部産直施設などございますけれども、私から言わせれば中はドライブイン化してるんじゃないかなと。そこに行政目的がどの辺にあるのか、きっちりつかめない感じがします。 そこで、今後時間もあるようでございますから、道の駅をどうするかも含めて事前に検討しておいてほしいことがございます。まず、従来ですと、大体建物から始まってどこに建てるか、その辺で協議は終わっていたような気がします。やっぱり、それは今の時代まずいんじゃないかなという感じがします。 そこで、まず第1点は、先ほど申し上げた今回の道の駅、もし仮に建設するとすれば行政目的をしっかりしてほしいということであります。仮にどういうふうに定めるかと申しますと、例えばですけれども、私が考えるにはやっぱり産業の振興、特に農業を目的とした産直施設併設の道の駅がやっぱり通例かなと、通常かなという感じがするわけです。それが一つの産業振興という行政目的を明確にしてほしいということ。 第2点は、先ほども申しておりましたように、従来ハード面が先行しましてソフト面的な検討が非常になおざりにされてきた感じを持っております。そこで、仮に産直施設に併設の道の駅としますと、大体は農産物初め、商業、工業の品物が出るかどうかわかりませんけれども、第1点は生産体制がきちっと構築されているのかどうか。その辺の検証、検討をお願いしたいと思います。地方創生特別委員会などで、今、仕事という部分に合わせて、特に産業、特に農業の分野に合わせて従来力を入れてやってまいりましたけれども、どうもデータ、数字を見る限り、農業分野かなり落ち込んでいるなという印象を持っております。もし、品質、量ともにきちっとしたものができなければ、恐らく税金を投入した施設でありながらうまい経営にはならないだろうと、こういうふうに思います。もしそれが足りなければ、事前に今のうちから創意した手当て、施策を打っていかなきゃいけないんじゃないかなと、こんな感じがしております。 それから、第2点は、今、市長がいみじくもおっしゃった立地環境です。立地環境には十分ご配慮願いたい。今、周辺を見ますと、道路の要所要所に道の駅、あるいはその類似施設が建っております。その中で、村山市として仮に産直施設を運営するとすれば、よほど差別化、特殊性を、個性を持たせてやらないと安定した経営は営めないんじゃないかな、こんな感じが私はしています。 さらに、高速ができますけれども、高速のインターチェンジを基点に考えることも可能だと思いますけれども、先般、会派で岩手県の道の駅にしねというところを視察してまいりました。5つか6つみてきたんですけれども、その中に私の印象的なのが道の駅にしねというものがございました。国道4号線沿いにあり、高速のインターから3分という極めて、通常であれば立地が非常にいい場所でありますけれども、その道の駅は繁盛しており、何で繁盛しているかという支配人か何かに、責任者に話を聞きますと、後ろに八幡平があるんですね、一大観光地の。そこの出入り口になっている、そういう背景があるからこの道の駅は成り立っているんだということでありました。 したがって、インターが近くにあるから、その近くに、あるいはもっと中のほうに道の駅をつくったとしてもすぐ安定的な経営が果たせるわけではないという趣旨かなと思います。この辺も一つ参考にしていただければなと思います。 その他いろいろございますけれども、最後に今思いつくままに検討をお願いしている事項を申し上げているんですけれども、やっぱり市税を使って建設する以上は安定した経営を続けていかなきゃいけないと思うんです。どういう経営体制をつくるのか。5つか6つの中に市が直接、あるいは市のかかわりのあるものはありましたけれども、非常に民間色が濃くなっておりました。そして、そのための責任者も非常に考えられた民間出身者が多いという私は印象を持ってまいりました。 こうした経営体制も含めて、ほかにもっといろいろ、先ほど市長がおっしゃったように、莫大な財源を使って道の駅を建設するとなれば市政に多大な影響を与えるわけでありますから、この辺の検討、もっとほかにもあるかもしれませんけれども、しっかりした検討を行って、その上でその目的を達成するためにどういう建物がふさわしいかということを検討し、建設に進んでいただきたいと思うわけでありますけれども、市長のご意見をお尋ねします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、一番最初の行政目的でありますが、やっぱり産業の振興であろうと思っています。ここで売れるものを地場から仕入れて、まあ全部地場からというわけにはいきませんけれども、それを売って市民の所得を上げると、これに尽きると思うんですね。 ただ、これについては、ちょっと絡んできますけれども、やっぱり赤字体質では何にもならないわけなんですね。そういう意味では、売るほうも経営するほうも、きちんとしたノウハウといいますか、そういうものを持った人にやっていただきたいと、こう思っています。 私も道の駅は2、3か所見ましたが、そこに併設といいますか、産直のほうを主に見ますと、経営でうまくいっているのは、ほとんどが、これに打ち込むようなすばらしい人がいるんですね。あるところでは、JAをやめて離籍をしてそこでやっているという支配人もいました。そして、彼が何をやっているかというと、持ってくるものを、産直のものを全部自分が値踏みするんですね。その人はいろいろ農業をやってきたJAの職員でありましたが、それで金額をその人が決めていくらしいんですね。全部これは何円にするというんじゃなくて、同じものが出てきたら、こっちのほうは下げなさいよとか、そういうことをやっていたらしいです。物を見てわかるんですね。それがやっぱり客の信用につながっていくんでしょう、同じ金額で別のものではまずいので。そういう、やる方がいるようなところだとうまくいっているような気がします。 あと、経営体については、JAでやっているところもあります。ただ、うちのほうについては、JAではやらないとたしか言っていたと思いますね。あちこち経営していますのでここではやらないと、こういう話を聞いていますので、これから中身についてはいろいろしていきますが、生産体制というのもさっきありましたけれども、実はこれについても、この辺で生産できるのは春から秋ぐらいしかないんですね。ここで、東根のポポラも11億ほど売り上げがあると聞いています。ただ、陰のほうでは、1戸、1農家当たりの収入はそれほど多くないんですね。ただ、総額では相当ありますが、年間に換算すると大したことないような話も若干聞いています。市民の所得向上には若干結びつくと思いますが、その辺がやっぱり難しいところかなと。 この間、秋保の産直ですね、ここもうちの職員が行きましたが、やっぱり製品のないとき、冬とか、あと春の早いうちとか、こういうときに非常に苦労しているんですね。全国から取り寄せてやっている。というのも、やっぱり経営者がいろいろ考えてやってくれるんですよ。 そういう面から見ますと、そういうことをやっていないところでは、一時的にはいいですよ、今みたいにいっぱい出ているときは誰が行っても安いですし新鮮ですから売れます。そうでないとき、一年を通して平準化するには、やっぱり経営能力がある程度ないとだめだと思っています。そういう意味では、ある程度経験者をヘッドハンティングして入れるような気持ちがないと将来的には禍根を残すんではないかと、こう思っています。 あと、議員おっしゃったように、にしねですか、バックに八幡平があると。これは私もすごく思うんです。そのための、実はバラ回廊なんです。バラ回廊であそこに何かあるなと、これは何回も言っていますけれども、高速通ったときに何かあるなと、あるいは今バラ見ごろだと、あるいはここで何かやっているよと。あそこで、例えば冬になったらバラ回廊に全部イルミネーションをつけて、これは名古屋ビーに行って私見てきましたが、すばらしいですね、イルミネーション。もう何百メートルも青のイルミネーションがばっとなっていて。いっぱい人が来るんです、寒いんですけれども。そういう工夫の仕方もあるでしょう。そうやっておりてもらって、そこで何か買ってもらうと、こういういろいろ仕掛けがあると思います。 そのためにバラ回廊をつくるんでありますが、そのときはやっぱり東沢公園、こっちのほうにも誘導して、本物のバラはこっちだよということをしていきますけれども、そういうものがないと、にしねさんのバックに八幡平があると、観光客がそこに寄っていくんでしょう、恐らく。そういうのが必ず私は必要だと思います。ただ、八幡平のように、あそこは国立公園なんですね。国立公園のようにすばらしいものが村山市には残念ながらないので、その辺はこれからの工夫によると思っています。 ですから、道の駅、あるいは産直をつくるにしても立地条件とかいろいろ考えていかないと、将来的には先ほども申し上げたように市民に将来の負担を残してしまうんじゃないかと思っていますので、皆さんで検討してまいりたいと、こう思っています。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) おおむね了解いたしますけれども、再度重ねて申し上げておきますけれども、やはり従来建築、ハード面が先行しまして、それとあるいは並行して中身を、内容を決めていくものですから、どうも最終段階に行くと、ちぐはぐというか、つじつまが合わない内容のものがいろいろ出てきたような気がします。 繰り返し申し上げますけれども、ソフト面をきちっと検討、検証していただいて、そこからふさわしい建物をどういうふうにするかという段取りで進んでいただければいいなと、まだ建築するとも決まっておりませんけれども、まだ時間があるようでございますので、その辺よろしくお願いしたいなと思います。 次、今、いみじくもバラロードがありましたけれども、市民の中にも、このバラロードに関しましてはいろいろ意見があるようでございます。先ほど市長がおっしゃった一つの目的、バラ回廊がそうした目的に耐え得るのかどうか、その辺も含めて慎重な検討を要望しておきたいと思います。 おととい代表監査委員の審査意見報告書にもありましたけれども、1つの事業が1つの事業につながるように、きっちりした財源の乏しい村山市の中で1つの事業の有意義性を、有効性をきちっと検証しながらやっていただきたいということ、これを要望しておきたいと思います。 次、防災行政無線についてでございます。 きのうも台風やら雨やらで、総務課長、ゆうべお泊まりじゃないですよね。 従来、いろいろこの防災行政無線、議会でも話題となっておりまして、その一つの改善策として、市長の答弁を聞いていますと出てきたのが2つ。恐らく音量調節と増設だと思います。その検討結果についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長 三澤総務課長。 ◎総務課長 防災行政無線についての音量調節ということでございますが、音量調節につきましては、子局のスピーカー、市内に59か所ございます。行政委員の方々に毎日の定時放送により放送を確認していただいておりまして、放送不良や聞こえにくい場合はご連絡をいただき、その都度アンテナの調節や音量調整などを委託業者とともにチェックして改善しているところでございます。 また、火災時などにつきましては、子局スピーカーからの音量を最大にして放送しております。また、災害時、緊急時、今後そういったことの場合におきましては音量を最大にして放送を行う予定でございます。 それから、設置箇所でございますが、平成26年にデジタル化を整備したときに、子局につきましては55か所から59か所、4か所増設しております。なお、今後住宅の増加などによりまた新たな設置箇所が必要となったときには、増設について検討してまいりたいと思います。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) 増設を行ったというところでありますけれども、音量調節もやったと。増設をした場所がちょっとどこかわかりませんけれども、先般、8月初めの雨で、うちの地域でこういうことがございました。 自主防災会の幹部の方なんですけれども、その方の家は防災無線が聞こえない、鳴っているかどうかすらわからない家なんですよね。それで、自主防災会の幹部になっているものですから、スピーカーのところの近くにある方に「鳴ったら教えてくれな」って頼んでいるんですよね。それぐらい聞こえない状態にあるということであります。そして、今いろんな災害が重なってきまして、国のほうでも大分この防災行政無線が聞こえないということが一般化したというか、皆さんのご案内があってこれをどうするかが大きな課題となっているようであります。 だから、これは村山市だけの問題ではないんですけれども、ただやっぱり何とかこれをしなきゃいけないっていうことは、皆さんこれだけ災害が頻繁に起こってくると考えざるを得ないと思うんです。 私は、一つはやっぱり今の防災行政無線システムを変えるということはまず非現実的だと思います。これを生かして改善策はないのかということを考えるのが一つ。あともう一つは、今防災行政無線の機能というか、不完全性はもう証明されているわけでありますから、これを基本に据えつつも、ほかの機種によって、あるいは機械によって補えないかということが2点あろうかと思います。 先ほど、やっぱり増設してもいろいろ問題は出てくるでしょうし、音量を上げても地区近隣の方に迷惑がかかるなどいろいろ問題が出て、調べましたけれども、どれも伝達手段として決定的な有効なものはないなというのが私の結論であります。 先ほど申し上げましたように、解決策、今の防災行政無線を生かして何とかできないかなと。私ら年をとっているものですから、昔一番聞こえたのがサイレンと半鐘の鐘です。あれが非常に聞こえるんですよね。今のチャイムなんかよりはかなり聞こえる、冬、雪に覆われた家の中でも聞こえるわけであります。それを今の防災行政無線システムの中に流せないかどうか、緊急時。極めて危険な緊急時に、チャイムではなくてそれを鳴らせないかどうか。これをご検討をお願いしたいと思うのであります。 これも100%ではない。では、ほかの情報機器、あとこの防災行政無線システムを生かして考えるとすれば、子局というんですか、そういうのを置く方法もあるようでございますけれども、何しろいかんせん値段が高くてなかなか個人購入にはいかないという段階かと思います。今後、この辺を国がどういうふうに考えてくるかですけれども。ただ少なくとも自主防災会の会長ぐらいには聞こえるようなシステム、そこらをお考えになったらいかがかなという感じがいたします。 あとは、いろいろほかの機器の中に、視察してきたんですけれども、エリアメールとかいろいろあるようであります。だから、1つ、防災行政無線システムだけに頼るのではなくて、いろいろな情報伝達手段をミックスさせて、一人でも多くの市民に危険なときの災害情報が伝わるようにしていただきたいなと。 仮に、エリアメールと考えますと、年寄りはほとんど携帯なんて持っておりませんから、通じません。やっぱりそこら辺のすみ分けというか、あともっと、私情報機器に疎いのでわかりませんけれども、いろんないいものが、有効なものがあるかもしれませんので、その辺総合的に考えていただきたいなと思うんですが、市長の答弁を求めたいと思います。 ○議長 志布市長。
    ◎市長 今さらでございますが、防災行政無線を設置したおかげで、聞こえない、聞こえないという苦情がどんどん来ます。これ、なければそんな苦情は来ないんですけれども、それはありますから有効に活用してまいりたいと思いますが、何回も言っているとおり、これを新しく変えるときに私はどういうような説明をしたか知りませんけれども、新しい防災無線をするよと言った段階でどこでも聞こえるような宣伝をするとこういうような結果になるんですね。ですから、私はそんな説明はしませんけれども、私になってから一生懸命言っているのは、「防災無線はみんなに一様に聞こえることは無理ですよ」ということは言っているんです。 何回も言いますけれども、雨がざあざあ降る日と何もない朝の4時ごろでは、同じ家でも全然違います。そういう意味ではご了承いただきたいんですけれども、そうもなかなかいかないんでありますが、今から増設をするということは、増設をして下手に宣伝すると、それでも聞こえないところが出てきますから、また来ますよ、「俺の家聞こえない」。切りがないと思うんですね。あまり音量を上げると、今度、ただの緊急じゃないとき、普通の放送のときも、今度「やかましい」というような苦情が来ますね。 非常に難しいんでありますが、今、議員から聞くと、おもしろいのはやっぱりサイレンとかチャイムとかですね。サイレンが鳴ったら「逃げろ」ということを皆さんへ前に言っておいて、チャイムがなったら電話で聞けとか、それだったらできるかもしれないですね。チャイムをじゃんじゃん鳴らして、こういうふうに鳴ったら何かあるなと。こういう場合は携帯で聞いてけろとか、こういうのも一つの方法かもしれません。なまじっかしゃべるから、何言っているかわからないんですね。そういうことをこれから考える余地がありますので、考えてまいりたいと思います。 今までも言っていますが、53-6644に防災無線でしゃべったことと同じことを言っているんですよ。これをもう2、3年前からやっていますけれども、誰も聞いていないんですね。あれ15回線かな、10回線以上とっていて、ほとんどの場合対応できるようにしていますが、なかなか聞いてもらえないのでそのうち閉鎖しよう、閉鎖しようと思っていませんけれども。 そういうふうに、あといろんな、まず、何回も耳にたこができていますが、自助・公助・共助とありますが、自助で自分の力でやらなきゃならないところ、助かっている人の九十数%は自助でほとんど災害を乗り切っているんですね。共助っていうのは隣近所でありますが、それは本当数%。公助といって、市町村、県、国が出ていくというのは本当その後ですよ。数%です。ですから、自分の命は自分で守るというのを、ある程度皆さん知っていると思いますが、再度うちのほうでも宣伝をしてまいりたい。 何かおかしいなと思ったら、テレビをつけるなり、ラジオを聞くなり、市役所に電話するなり、やっぱり自助ということが最初は必要ではないかと思っています。 いずれにしましても、改善する必要はありますので。 もう一つですね、各家にスピーカー、緊急放送の場合は自動的に入るというのもありますが、1戸10万円以上するそうですね。この辺は新しい企業でどこか出てこないかなと思っていますけれども、1戸10万円ではちょっと、残念ながら現実的な機械ではありません。それも含めまして今後検討してまいりたいと、こういう内容でございます。 ○議長 14番 海老名幸司議員。 ◆(海老名幸司議員) そういう方向で、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 電話の問い合わせ、聞こえていてもやらない人がいるんでしょうけれども、まず聞こえないですよね。聞こえないから電話もならないという、そういう状態だと思いますので、全て決定的な有効適切な手段はないと思いますけれども、できるだけ自助、共助、そこらも念頭に入れながら、一人でも多くの市民に災害時危険性が伝わるようによろしくお願いしたいと思います。 終わります。 ○議長 14番 海老名幸司議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後1時5分から行います。     午前11時45分 休憩     午後1時5分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。----------------------------------- △犬飼司議員の質問 ○議長 1番 犬飼 司議員。   (1番 犬飼 司議員 登壇) ◆(犬飼司議員) 1番 犬飼です。 昼食が過ぎまして眠い時間帯でありますけれども、よろしくお願いいたします。 まずもって、8月5日、6日に続き、先月30、31日にかけて、二度にわたる豪雨に見舞われた最上、庄内地域の被災された方々に対しまして、また、きのうの台風で被害を受けた方につきまして、お見舞いを申し上げます。皆様の安全と被災地に一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 西日本の豪雨被害もそうですが、報道を見るたびに、村山市に同じような被害が襲いかかったらと思うとぞっとする思いであります。先日、大久保市民センターに伺ったときに、土のう袋はあるのかと思い、見させていただきました。十数枚ありましたが、十分な量ではないと感じてまいりました。飲料水も少なかったように思います。 災害が少ないと言われる村山市ですが、各地域の防災備品は足りているでしょうか。防災備品の再確認をお願いしたいものです。 それでは、通告に従いまして質問いたします。 1つ目は、教育施設の空調設備についてであります。この夏の猛暑は記録的、歴史的であると言われております。これは、ことしに限ったことではなくなっています。ことしの4月1日付で学校環境衛生基準の一部が改正されました。その一つは、教室などの環境に係る関係で、望ましい温度の基準を10度以上30度以下から17度以上28度以下に54年ぶりに見直したことです。 その理由について、文科省は、猛暑日が増加していることに加え、昭和39年当時と違ってエアコンが普及して、子どもたちが空調のきいたところで過ごすことが増え、暑いと感じる温度は下がっていると説明しています。この暑い中を子どもたちは一生懸命授業を受けております。しかし、この暑い教室では勉強に集中できないのではないかと懸念をいたします。 文科省によると、2017年4月1日現在、全国の公立小中学校の教室で冷房設備を設置している教室は41.7%、3年前の前回調査に比べて11.8ポイント増えたものの、6割の教室で冷房設備がついていません。また、体育館、武道場では冷房設備の設置率は1.2%でした。この教育施設の空調設備については、全国の自治体で議論されているところであります。 そこで、学校教育課長に伺います。 当市の小中学校のエアコン設置状況、室温測定、今後の設置予定はどうなっているでしょうか。また、今年度、暑さによる体調不良を訴えた児童生徒はいなかったでしょうか。 以上、登壇での質問といたします。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 お答えいたします。 小中学校における冷房設備の設置状況等につきましてご質問いただきました。 私のほうから、設置状況あるいは室温の測定、そして今後の予定につきまして答弁させていただきます。 まず初めに、設置状況につきまして申し上げます。数字になりますので、小中学校別普通教室、特別教室、そして職員室ということで部屋数を申し上げたいと思います。 まず、小学校につきまして、普通教室の部屋数が合計で61ございます。7校で61です。ここで冷房を設置している部屋の数が28になります。特別教室につきましては42、設置している部屋が18です。職員室等につきましては7つありまして、設置は5室というふうなことになります。 続いて、中学校を申し上げます。普通教室、部屋数につきましては26、冷房設置数は1つでございます。特別教室につきましては、部屋数が19、冷房の設置数は5室でございます。職員室等につきましては、部屋数が2つで、設置数も2つというようなことです。 小中学校合計しますと、普通教室につきましては、部屋数が87に対して冷房設置の室数が29、パーセンテージ的には33.3%です。特別教室につきましては、61に対して設置数が23、設置率は37.7%です。職員室につきましては、部屋数が9つ、設置数が7つということで77.8%の設置率であります。 続きまして、室温の測定のことにつきましてお答えいたします。 ご案内のように、学校環境衛生基準に基づきまして室温の測定あるいは点検などを行っていることになりますが、まず学校薬剤師による定期点検を年2回ほど実施しております。そのほかに学校の教職員による日常点検というふうなことで、毎日1回から2回の点検を行っています。 きょうのデータとしては、市内の中心部にある学校で冷房が設置されていない西郷小学校の例を申し上げたいと思います。 学校環境衛生基準で望ましい室温ということで、夏場は28度以下であることが望ましいというふうなことになっていますけれども、これを上回った日数を申し上げたいと思います。西郷小の例です。 まず、平成29年度は、月ごとに申し上げますと、6月で4日、7月で9日、8月で7日、9月はゼロというふうなことでした。これは授業が行われた日の日数のカウントになります。平成30年度では6月で3日、7月で11日、8月で6日というふうなことになっています。 あと、今後の冷房の設置予定ということでご質問ございましたが、今現在3か年の事業実施計画の中では、冷房が設置されていない小学校の管理諸室、職員室とか校長室の未整備校に設置するというふうなことで、平成29年、30年、31年の3か年で設置することになっています。平成29年度は富並小学校、30年度、今年度は冨本小学校、そして31年度につきましては西郷小学校と戸沢小学校です。これで管理諸室には全て小中ともに冷房が設置になるというふうなことでございます。 そして、児童生徒が利用します普通教室、特別教室のほうにつきましては、今現在、具体的な年次計画等はございませんが、総合計画のアクションプランに掲載の上、計画的な整備を検討していかなければならないというふうに考えているところであります。 その際、小中学校の冷房設備の設置につきましては、多額の財政措置が当然ながら必要になってまいります。そうしたときに、国の補助金の動向などを注視しながら検討していくというようなことになると思います。 ○議長 笹原教育指導室長。 ◎学校教育課教育指導室長 あわせまして、今年度につきまして、学校管理課において熱中症あるいは熱中症のような症状で医療機関を受診した児童生徒の数を申し上げたいと思います。今年度8月31日までの件数でございます。 小学校につきましては1人も児童はおりませんでした。中学校につきましては8名の生徒が熱中症あるいは熱中症と思われる症状で受診を行っているというのが現状でございます。 以上です。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) ありがとうございます。 今、設置状況を伺いましたけれども、大体総合的に見ると約半分ぐらいはついていないというふうな感じだと思われます。 ここで、具合が悪くなった人が小学校はいなかったけれども、中学校は8名もいたということで、この人数に対しては、私は多いなというふうに感じるところであります。 まだまだ設置されていない冷房ですけれども、教育長に伺います。 今後、いろんな財政事情はもちろんあろうかと思います。ただ、教育委員会としては、今後どうしていくのかということももちろんそうですけれども、この今の計画を聞きますと、普通教室に至るまでには何か5年ぐらいは最低でもかかってしまうんじゃないかなという懸念が財政上からも考えられるわけです。 今後、教育委員会あるいは教育長の考え方として、エアコンの設置はもう早急にでも必要だと考えているのか。あとは、今課長から申し上げました計画について、今後これでいいのかと思っているのかをお聞きしたいと思います。 ○議長 菊地教育長。 ◎教育長 今、議員からご指摘いただきましたことですけれども、やっぱりことしの夏の暑さは大変異常で、しかも、これからも恐らくこういう夏が続くのではないかということは皆さんお感じになったことではないかと思います。 加えて、これも議員からご指摘いただいたことですけれども、学校環境衛生基準が変わった。下のほうの17度はもうクリアできているわけですので、上の28度にしなさいということは、冷房を入れなさいという、それに努力しなさいということにほかならないわけであります。したがって、教育委員会としては当然その方向で考えていきたい、考えなくてはならない時期だと思っております。 ただし、先ほどから問題が出てきています。財政の問題がありますので、これは市長部局と十分検討して、一日も早く、議員からは5年間という発言がありましたけれども、できればそんなにかからないでできたらいいな、なんていう希望は持っております。 また、国がこの基準をつくったわけですから、これをやらせる責任は国にもあると思いますので、財政的な支援について、私ども教育委員会協議会だけではなくて校長会、その他教育団体全部合わせて、これまで以上に強く要望して、財政的支援をお願いしていきたいと考えているところであります。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) わかりました。 大変前向きな考えだと思います。私も報道で、国とか世の中がどういうふうなことを言っているのかということでいろいろと調べました。 その中で、長崎市の教育長ですけれども、エアコンの設置については、費用の問題ではなく、季節に伴う自然の変化の中で暑さや寒さを感じ、体内の環境を一定に保つ適応能力を高めることが必要だということで議会答弁をしております。 このようなことをもし言われたらどうしようかなというふうに思っていたんですけれども、そういうこともなく、今後進めていくということでありますので、市長とよく相談をしていただきたいと思います。 ただ、やはり教育委員会の姿勢といいますか、委員のほうからもいろいろとそういったことについては要望なり、意見があったかと思います。ですので、どれだけ強く言えるかと。教育長を初め教育委員会関係がどれだけ市長に、これ絶対必要なんだというようなことを言って、もう一日も早くといいますか、一年も早く取りつけていただけるかということだと思います。そこを強くお願いをしたいなというふうに思います。 それで、今いろいろと学校教育課長なり教育長から答弁をいただきました。これも含めて、市長のご見解をお願いしたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 答弁は教育長と同じです。 これは国の基準変更もありますが、ここ1、2年で急激に出てきた問題であります。誰もが今思っているんじゃないかということはありましたが、これからも続くんじゃないかということをみんな想定しているわけです。ですから、今言ったように急激に出てきて、これからということは、今から急いで資金の手当をしなきゃならないと思っています。 ただ、ほかにも計画がございますから、その計画とあわせながらやっていきますが、ことしも国の予算がたしか7、8倍か、前年よりも出ているんです。それでも大きく及ばないということを聞いていますので、まだまだ全部補助金を出すというわけにはいかないと思いますが、国と歩調をとりながら、早急に計画を実行してまいりたいと、このように思っています。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 大変前向きなご回答をいただきました。 この前、昨年の9月議会で、中里議員が市長の2期目の公約で具体的に何をやるのかということで質問をしております。市長は、見えるところでは、ここ1年は教育の充実に充てていきたいというふうに答えているわけです。 そこで、この教育の充実という中に環境の整備、エアコンの取りつけ、この辺の優先度といいますか、そういったところはどの程度に考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 ちょっと去年どう言ったか覚えていませんが、そういう類のことは言ったと思います。ただ、教育の充実と教育環境の充実は違うものだと思っているんです。似ていますけれども、大体一体のものでありますが、やる方向は違うと思っています。 そういう意味では、今私から見れば、教育環境の充実といえばエアコンも入るでしょうが、なかなか優先度は、今のところは、今までは高くなかったです。去年の時期もそういう感じでした。 ただ、これからはちょっと考えなきゃなりませんが、ご存じのように小中学校も夏休みというのがあるわけです。夏休みというのは何のためにあるかと言ったら、こういうときのためにあるわけです。だけれども、それをオーバーして暑い、大変だということがありますから、夏休みの延長とか、そういうのも一つの方針だろうし、また今度、楯小にもエアコン全部入りますが、やっぱりつくり方の問題もあるんです。構造的な問題です、校舎の。そういうことも考えながら、いろいろこれから進めていかなきゃならないと、こう思っています。 そして、楯小の場合は冷房と暖房を1つのエアコンでやるんです。ところが、ほかの学校は暖房は恐らく別の器具になっているんです。そうしますと、エアコンを入れたほかの学校は非常に効率が悪いと。効率の問題、費用対効果の話になってきますけれども、それで済ませられる問題じゃありません、確かに子どもの問題もありますから。 ただ、そういうことを考えると、去年まではそんなに優先度は高くなかったんです。ただ、いろいろ教育委員会から実態聞きまして、それは検討しなきゃならないと、こう思っています。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) そのとおりだと思います。 平成28年の5月に制定された村山市立小学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針、第2期配置計画、この中では、今のまま、現行のまま小中学校を維持するというようなことで、これは平成32年度までの計画となっているわけです。 ですので、やはり維持していくからには効率面ももちろん、エアコンの効率、窓のすき間だったり1枚ガラスだったり、いろいろ効率悪い面もあるかと思いますけれども、その辺も修理なり改善しながら、やはりエアコンも設置していくべきだろうと思います。 大久保小学校、楯岡小学校にはあるけれども、ほかの小学校にはないと。これはやはり教育の面からいって、あとは親御さんの気持ちからいって、こういった不公平感ということはあってはならないものだなというふうに思いますので、来年にでももう早急に計画を立ててやってほしいなというふうに思います。 いろいろ情報を集めますと、この前も8月20日の報道で、政府は全国の公立小学校にエアコンを設置するため、秋の臨時国会に追加的な対策費を盛り込んだと。補正予算案を提出する方針を固めたということがあります。その次に、一番新しい情報ですと9月1日の報道で、8月22日、文科省は2019年度予算の概算要求で、公立学校の施設整備に18年度当初予算の3.5倍に当たる約2,400億円を盛り込む方針を固めたということがあります。 これには、この前、倒れかかっている塀を調査したわけですけれども、その塀の改修とエアコンの導入を希望する全ての学校が施設整備を実現できるよう十分な総額を確保する考えであるという報道がありました。その報道に対して総理も、子どもたちの命と安全を守るのは私の責務だというふうにおっしゃっております。 ですので、来年度予算2,400億円盛り込む方針を固めたあくまでも予算要求でしょうけれども、これがもし通ったとするならば、今回のエアコン設置のときには、課長もおっしゃっていましたけれども、補助金3分の1、国で面倒見るわけですけれども、そこの要求はしなかったと。早目に設置するためには、それを待っていたのではできなかったというような話を伺いました。もちろんそれも一つ賢明な考えだと思います。 ですが、来年はこういった主に政府の見解も出ましたので、ぜひ国のほうに補助金の申請をしていただいて、できるだけ早目の設置をお願いしたいというふうに思います。午前中の質問の中でも、市長が国会議員までいくのは異例で、大変すばらしいことだという話がありました。それぐらいパイプが太いところがあるとすれば、この予算も確保していただきたいなというふうに思うところであります。 また、学校教育課長にもう一つ伺います。 設置するまでの間、まだやはり暑い日が来年も続くかと思います。そのときの子どもの対策、設置されていない中で、設置するまでの間どういったように子どもを守っていくのかというようなことをお伺いしたいなというように思います。 ○議長 笹原教育指導室長。 ◎学校教育課教育指導室長 これにつきましては、私のほうからお答え申し上げたいと思います。 これは今年度に限ったことではありませんが、市内の小中学校においての熱中症対策としましては、毎年のことですが、夏前には各家庭に対しての水筒持参を呼びかけて、もちろん校舎内では小まめな給水に声をかけているというのが現状でございます。 また、教室におきましては、扇風機を使用したり、あるいはエアコンのある教室がある学校ではそちらのほうの部屋を活用して授業を行うなどの対策を行っております。 また、先ほどもお話に出ましたが、教室や校舎内外、子どもたちが活動する場所には乾湿計を置きまして、また熱中症チェッカーを用いまして、養護教諭や、あるいは教頭を中心にしながら室温危険指数を確認して、それの高い日には外での授業とか、中学校においては部活動などをしない、制限するような対策を校長の判断のもと、行っております。 また、今年度につきましても、国・県を通しまして市からも5度ほど危険喚起の通知を学校にも呼びかけ、校長を通しましてお願いをしているところです。このような対応で子どもたちの安全を守っていきたいとまずは考えているところです。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) わかりました。 いろいろ対策はあろうかと思います。私もいろいろ聞いた話によりますと、8月23日、あの日が一番ことしで気温が高かったということで、村山の観測所でも10時には30度を超えておりまして、12時にはもう36度近くまで、35点幾らでしたか、上がったという日がありました。 そのときには鶴岡市の小学校、もう午前中で授業を切り上げて午後は休みにしたというような経緯があります。そのときには鶴岡市は37度ありましたので当然かと思います。 やはり部活動も、午後の部活動、まだまだ気温が高いときがあります。統計によりますと、特に野球部で熱中症にかかるところが多いようであります。野球部とサッカー部、やはり日の当たるところにいる時間が長いということなんだろうというふうに思います。そういったところも考えて、学校もやっぱり指導する先生方、よく気をつけていただきたいなというように思います。 とにかくもうエアコンは早目につけていただきたい。先ほど佐藤議員ともお話ししていたら、戸沢小学校に監査に行ったときに、女性の職員が熱中症にかかってしまったというような話も聞きました。たかだか2時間いるだけで熱中症にかかるほどの厳しいところであります。小学生、やはり半日いるわけですから、気をつけていただきたいなというふうに思います。 私もおととし、中学生の子どもがおりましたけれども、今、小学生のPTA活動の中でも、早寝、早起き、朝御飯というようなことで活動しているわけですけれども、なかなか子どもは朝御飯を食べてくれません。そして、夜も早く寝てくれません。今の、現代の環境ではなかなか難しいです。親が口酸っぱく言っても、なかなか、かなえられないというのが私の経験上ありました。 ですから、そういった体調のまま学校に行く子どもが結構いるんじゃないかと思うんです。だから、そこで熱中症になったのは、じゃ親の責任かというわけにもいかないと思いますので、市長、できるだけ早急にお願いをしたいというふうに思います。 この項は終わります。 続きまして、自治公民館の整備補助金についてであります。 先ほどから申し上げているとおりですけれども、例年以上に暑い夏でありますが、暑いのは学校だけではありません。自治公民館でも暑さを我慢しております。ご承知のとおり、自治公民館では自治会の総会や季節行事、青年部、壮年部、老人クラブ、こういった交流会場になっております。さらに、サロンや子ども会、昨年のサロンの開催回数は473回だそうであります。延べ参加者数は7,617名、非常に多くの方がサロンに参加しているようであります。 このように、自治公民館は子どもから老人まで、幅広い年齢の方が利用するところであります。また、地域の活性化と融和や連帯を強めて元気の出る地域づくりの核として、また地域住民の生活課題解決の場としての自治公民館の担う役割と期待は大きいのではないでしょうか。 そこで、生涯学習課長にお伺いいたします。自治公民館のエアコン設置についての助成金はどうなっているでしょうか。また、助成金の問い合わせなどはありましたでしょうか、質問いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長 井澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長 お答え申し上げます。 自治公民館のエアコン設置に関する助成金の有無、あるなしについてのご質問でございました。 自治公民館の補修や改修をする際に、その事業費が一定程度以上の場合、整備に対して助成する制度がございます。補修、改修に対しては経費の30%の助成を行うこととしておりますが、エアコン設置についてはこの規定に該当し、助成の対象となるものと考えております。 また、通常は補修、改修の事業費が50万円以上を対象としておりますが、バリアフリー化での改修等においては、ことし4月から10万円以上のものも対象としたところでございます。公民館の部屋の大きさにもよると思いますけれども、50万円以上の改修を伴うエアコンの設置はもちろん対象となりますし、事業費が50万円以下であっても、10万円以上であれば、20万から30万くらいのエアコン設置が多いのではないかなと思いますけれども、その場合も対象としていきたいと考えております。 なお、これまでエアコン設置のみに対して助成したという実績はございませんけれども、この夏、問い合わせが1件あり、今申し上げたようなご説明の回答をしているところでございます。 以上です。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) わかりました。 これを見ると、バリアフリー化というのに改修、エアコンの設置というのが当たるようでありまして、こういったふうに助成が出るというのは私も知りませんで、こういった議会の場を通じて皆さんにご承知できたということは大変よかったなというふうに思っております。 それで、ほかの市町村をいろいろ調べてみますと、補助金の補助率ですけれども、村山市は3割というようなことでありますが、上限、100万からいろいろあるんですけれども、5割というところも多数見受けられます。 この問い合わせの件数がことしは1件でしたけれども、もしどんどん増えていくようなことがあれば、この割合も少しは増やしていただきたいなというふうに今後、検討課題としてご要望を申し上げます。 この項はこれで終わります。 続きまして、除雪についてであります。この季節に除雪という話ですけれども、ことしもあと3か月もすれば雪のシーズンを迎えることになります。昨年は河北町議会からも視察研修に来るほどに有名になった間口除雪であります。市民も間口除雪に期待をし、雪による被害や除雪の苦労が軽減されることを望むところであります。 そこで、建設課長にお伺いいたします。 毎年、降雪時期前の11月中旬ごろ、除雪体制の説明会を各地域で実施しておりますけれども、その際に、今から言われてもなというような問題が出てきたり、そういったことの要望があったり、そういうことはなかったでしょうか。 また、これまで電話でとかいろんな要望や苦情、こういったことがあるかと思います。その把握、対応はどのように行っているでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 お答えします。 毎年シーズン前の各地域の説明会ということで、その際には大なり小なり、幾つかの要望等は出てまいります。この各地域で開催している、市内8地域ですけれども、除雪説明会、いわゆる除雪打ち合わせ会ということにもしているんですけれども、そこにおいて寄せられた要望、苦情については、即対処できるものは即改善をしております。 また、ちょっと時間を要するなというものについては、除雪を委託実施している道路維持協同組合と対応を協議しながら対処していくように日ごろ努めているところでございます。 また、受け付けた地域の要望、苦情の把握、対応についてはそれぞれ内容を分類しながら、次期シーズンに向けて業務の改善ということに活用していっているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) すぐに対応できるもの、できないもの、あろうかと思います。この説明会、始める前はこういったようにするんですけれども、じゃ終わった後にどうだったのかというような検証はなされていないんじゃないかというふうに私は思うわけです。 ですので、雪が降る前の説明会と同じように、終わったらまた各地域でどういった問題があるのかというような、こういった後の意見交換会とか事後の検証、そういったことをしてほしいなというふうに私は思うんですけれども、どうでしょう、建設課長、今後そういったことで進めていけないでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 シーズンが終わってからの各地域との意見交換会については、今のところ考えておりません。 現在、市のほうでは毎年シーズン終わってから4月ごろに道路維持協同組合の全社を対象にした意見交換会というものを実施しておりまして、直接、道路業務に携わっている業者と一緒に、シーズン中に市のほうに寄せられた要望、苦情の結果を組合のほうに提示し、具体的な苦情のケース等について、それぞれ改善が行われるように示しております。 ちなみに、昨年度、苦情につきましては511件ということで、消雪に関する苦情も含めてですけれども、その中で日中除雪、日中雪が降ると、日中でも積もるわけです。それについて除雪の要望とか、あるいは間口除雪関係、雪押し場関係ということで、いろんな多岐にわたって要望、苦情が出されます。それを除雪業務の中でどう解決していくかということで話し合いをしながら、次期シーズンに向けて活用していくということをやっています。 さらに、9月から10月にかけて、前年度の除雪の際に支障になった箇所、例えばマンホールの高さが高いとか、そういった箇所の修繕を行いながら、次期シーズンの除雪が円滑にできるように進めているところでございます。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) 今のお話ですと、除雪業者との打ち合わせといいますか、こういう苦情があったということで、解決はこうだったというようなことを話をしているようでありますけれども、これは地域住民からしてれみれば、その業者しかわからないのかなというふうに思います。 ですので、終わった後に検証、そういったことをして、そして次の年の除雪計画説明会のときに、前年度はこういう問題があってこういう解決をしたんだと。ことしはこういう問題が起きないように頑張っていきますというようなことで、市民に情報を流してほしいなというように思います。 でないと、電話していろいろ苦情を言った本人は、それは、言ったことはやってくれたなというふうにわかるんですけれども、その地域の周りの人はわからないわけです。ほかの地域でもこういう問題があったんだと、自分たちだけのところの問題ではなかったんだというようなことも把握できるかと思います。そういったところを、いろいろ市民とこういった意見交換をするということで言えば、それは市民に寄り添ったやはり行政じゃないかなというふうに私は思うわけです。 この業者のほうも、今オペレーターの募集とか講習をやるというようなことでチラシも回っているようですけれども、そういったことを募集するときにも、こういった問題があって、こういったところが大変なんだよということを事前にオペレーターになりたいという人にも、いいことばっかり言うんじゃなくて、やはりそこも、こういう苦労もあるんだというところも事前に知らせておかないと、いや、そういうことじゃなかったというようなことにもなりかねないなというふうにも思います。 ですので、いろんな意味で、市民と情報交換するということは、やはりそこが市民に寄り添った行政だと言われるゆえんだというふうに思います。 私も議員になって、いろいろ地域のほうから、ああやってくれないか、こうやってくれないかというような話がきます。役所に相談したり、地域の議員に相談したり、市民センターへ行ったり、いろいろするわけですけれども、でも、結果がよくても悪くても、こうだったんだよ、こうだけれどもだめだったんだよというようなことをやはり知らせてあげないと、その人は、言ったんだけれどもなんていうようなことになりかねないので、市民との対話といいますか、そういったところを大事にしていただいて、終わった後に、除雪が終わったシーズン明けにもう一回、今回どうだったというような話をぜひしていただきたいなというように思うわけです。 もう一度、建設課長、いかがでしょうか。 ○議長 櫻井建設課長。 ◎建設課長 ちょっと私も言い方が足りなかったかと思いますけれども、前年度に各地域を回って、特に全体の中で大きな問題、課題があって、それが解決した、よくなったということについては、その都度、次期シーズンの説明会のときに報告はしています。 だから、全然結果についてさっぱり報告していなかったということではありませんので、必要なものについては、その都度地域の人に報告し、知らせているということはしております。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) だとすると、私の認識不足かもしれません。シーズン明けの集約という面では、今、建設課長がおっしゃったように、やる方向ではないということであります。 ただ、やはりさっきから言うように、寄り添う行政としてはやったほうがいいんじゃないかと思います。市長、これについていかがでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 市民との対話、返事をしていないとかいろいろありましたけれども、私どもは精いっぱいしているつもりでございます。一部の人から言われて、何か返事が来ていないというような話でありますが、その苦情がうちに届いているかどうかは知りません。うちのほうでは、あったものに対しては誠実に対応をしているつもりであります。 ただ、どこの誰だかわからないとか、名前も書かないで来る提案書とか疑問書については、それは答えようがありませんのでしてませんけれども、何か全然していないような感じに聞こえますけれども、うちのほうでは精いっぱいやっています。 今言ったようなことも、雪が消えてから、一般市民から集めて、行政委員でも誰でもいいんですけれども、やるという方向は、それは考え方としてはいいですよ。いっぱいやればやるほどいいと思います。ただ、この住民、市民サービスというのは膨大にあります。どこでラインを引くかによって違ってきますが、今の件については、やったほうがいいに決まっています、どれぐらいあるか知りません。それについては担当課のほうではいろいろ集めて、苦情も処理して、秋ですけれども、それをまとめて業者に言っているというような話なんです。ですから、一般市民が何を言っているか知りませんけれども、返事が来ないという、それについてはある程度答えはしていると思います。ですから、そこまですればいいんでしょうけれども、あえてする必要があるのなかと。 あと一番は、苦情の中身、現実を見たほうがいいです。非常にささいなものまで、ここまで言うのかというようなものから、これはすぐ直さなきゃならないというものまで、相当差がございます。苦情じゃなくて文句を言うような、遅いとか雑だとかというようなものまで丁寧に対応しているんですけれども、そういうものまで取り上げて言うともう切りがないというようになってきます。 ですから、程度を見て、うちのほうではいろいろやって、誠実に対応していますけれども、その辺のことをお酌みおきくださいとしか言いようがないです。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) オペレーターとか業者に報告している内容をまとめて言えばいいんじゃないでしょうか。別にそんなに細かいところまで言うということではなくて、やはりオペレーターが困っていることだってあると思うんです。 例えばコンクリートの側溝のふたならいいんですけれども、それがグレーチングだったり鉄板だったり、置いてある側溝もあるわけです。そこはやはり掃かないでそのままいっちゃったりするわけです。 オペレーターからしてみれば、そこはちょっと引っかかって掃けないんだというようなところもあると思うんです。そういったところを地域で話ししてくれると、地域の中でどこのうちの前だなというのが大体見当がつく話になります。そうすると、じゃどうするかということにいくわけです。もう一回そこをコンクリートのふたになるように整備するか、もっと何かいい方法があるのか知りませんけれども、そういったところまで今度話が進んでいくわけです。 そこが、やはり市長がよく言う、あとこういった冊子とかいろいろなものに書いてあるPDCAというものなんじゃないかなというふうに思います。 そこのチェックのところが一番大事なところであって、今後進めていくときにそういった話、だめなところを改善していくというのは、やはり地域を巻き込んでやっていかなきゃならないなというふうに私は感じるんですけれども。どうでしょう、市長、これ、やっぱりシーズン明けにも一度そういったところを計画してやってみてはどうでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 事例がちょっと特殊なように思えますけれども、そういうのがあるんでありましたら、うちのほうへ来ているかどうか知りません。ただ、引っかかるようでしたら、そこは議員がおっしゃるとおり除雪はしません。そこがどういうところか、みんなが通るところであるのか、ただ俺の家の前だけしていかないというのであるかはわかりません。 ですから、個々のために全部するというのじゃなくて、やっぱり個々については一旦担当課のほうといろいろ話をして、業者とも話をしますから、その上で、それでもやっぱり全体でするともっといろんな問題出てくるよと。それに対応できるかどうかわかりませんよ。あれば、そのとき進めるのであって、まず、あまりそういうことを聞いたことがないんです、うちのほうでは。ですから、そういうこともちょっと担当課のほうと話し合ってみてください。どこに置いている箇所かわかりませんけれども。 それが例えば1地域で数か所というのであれば、それを全体で集めるというのはちょっとあれかなと思うんです。そういうところがあれば直せばいいわけですから。数か所であれば、直していけばすぐ済む話であります。そのために全体を集めてもっとないかというのでは、ちょっと、その前の段階に何かあると、こう考えます。 ○議長 1番 犬飼 司議員。 ◆(犬飼司議員) そこの1か所だけの問題ではないかと思います。そういったところというのは、オペレーターが掃きにくい、掃かないでいくというのは、そちこちにあるかと思います。 でも、市長、ここ、雪の除雪は市長の目玉の政策なわけです。そこまでやってもおかしくないんじゃないかなというように私は思います。この目玉政策をやっぱりしっかりと、苦情が全然ないなんていうことはもちろんないわけですけれども、そういった見えるところはやはり対処できるようにしていってほしい。 ですので、そんなに金のかかる話じゃないと思います。いろいろ集めて、こういった事例があったというようなことを説明するにも。だから、そんなにかたくなに拒む問題ではないのかなというふうに私は思いますけれども。小さい問題を取り上げたら切りがないというようなことを言っていますけれども、そこまで小さいことまでは恐らく出ない。大きいことがオペレーターから出る問題じゃないかなというように思います。 何か切りがないようですので、これは要望だけして終わりたいと思います。 以上です。 ○議長 1番 犬飼 司議員、終わります。 この際、暫時休憩いたします。 次の会議は午後2時5分、お願いします。     午後1時56分 休憩     午後2時5分 再開 ○議長 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △菊池貞好議員の質問 ○議長 7番 菊池貞好議員。   (7番 菊池貞好議員 登壇) ◆(菊池貞好議員) 本日最後の一般質問になります。 先ほど昼のニュースを見まして、台風21号の犠牲者が10人になったという報道がありました。心からお見舞い申し上げます。 それでは、通告に従って質問させていただきます。 1956年、昭和31年、村山市議会の当時の伊藤市長より、観光客誘致、市民の憩いの場を目的に東沢公園にバラ園の造成計画が提案され、即時決議されて、その後、東京都世田谷の鈴木省三氏の設計により、公園東側の山地を造成して、446坪、70種、700本のバラを植樹し、その後拡張工事を重ね、現在では750品種、およそ2万株のバラが植えられております。そして、規模は東日本一となっております。2001年には環境省からかおり風景100選に全国のバラ園で唯一の認定を受けております。そして、2002年にグランドオープンしております。 昨年秋には、第1回バラフェスティバルが寛仁親王妃信子様をお迎えして開催され、全国より大勢のお客様がお越しになりました。また、ことしの6月には、ブルガリアのローズキャンプを記念してダマスクローズを植樹しております。毎年工夫を凝らした事業、イベントを開催して、観光客誘致増加につなげようと日々努力なされていることに敬意を表します。 ただ、近年は、公園の整備に毎年予算をかけて関係者全ての人が知恵を出し合い、力を注いでいらっしゃると思いますが、観光客の増加につながっていないのが現状ではないでしょうか。 先日、公園の中を散策する機会がありまして、まだ観光客がいない中、ゆっくり見てまいりました。9月14日にオープンを迎えます秋のバラまつりに向けて整備が進んでおりました。バラの花はことしの猛暑に耐えて、まだ観光客をお迎えする準備はできていないようでありましたが、あと10日間あります。秋のバラまつりに向けてきれいに咲くことでしょう。 バラ公園の中は、秋のバラまつりに向けてきれいに整備が進んでおりましたが、目線を湖の西側の楯山に目を向けますと、バラ園とは対象的に山の木々や湖周辺の草木の整備が手つかずなのが気になります。 第5次村山市総合計画の中でも、東沢公園エリアのブラッシュアップを挙げております。バラ公園に隣接する市民の里山である楯山や湖周辺の散策路などの整備を進めていくと書いております。 東沢公園は、市民はもとより市外、県外、また今では国外の観光客にとっては、バラ園だけでなく周辺の山の木々、またはシーボルトラインを含めた道路周辺の美しさも目に入ることと思います。私も含めて、村山市に住んでいる人、またかかわる人全て、観光客目線になっているのか、疑問に感じます。もっと観光客目線に立って公園周辺に目を向けますと、見えなかったものも見えてくるのかなと思います。もう一歩踏み込んで考えてみると、見えていても見えないふりをしていなかったのか、自分も反省しております。 ここで、市長並びに商工観光課長にお伺いいたします。 この楯山の散策道、また湖の西側の草木、この整備をどのように進めていくのか、お伺いいたします。 壇上での質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、散策路でありますが、散策路はある程度しなきゃならないと思っています。ただ、ご存じのように楯山の散策路は非常に多くて、迷路のように入り組んでいまして、全部していくというのはちょっと厳しいかなと思っています。 また、市以外の所有者のあるところもあると思いますので、その辺を考慮しながらやっていきますが、湖の西の山の景観、あの辺も所有者が誰になっているかちょっとわかりませんけれども、他人の山を勝手に切るわけにもいきませんから、その辺も含めて考えていきますが、詳細については担当課長のほうから答弁させます。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 東沢公園を中心としたエリアにつきましては、自然豊かな景観に恵まれておりまして、おっしゃっているように観光資源としての可能性をまことに秘めていると思います。 特に楯山は、楯山愛好会の皆さんとかにもいろいろと整備していただいたりしておりまして、100種類以上の野鳥や400種類以上の昆虫が観察可能でありまして、貴重なオオムラサキも生息しております。楯岡の人で、楯山の自然とか楯山の動植物などを発刊されるほどすばらしいところになっているというふうに認識をしております。 ただ、やっぱり楯山石というもので、通路等がやっぱりどうしても地盤がもろいというのがあって、あと、先ほど言いましたように私有地がいっぱい入っているということがあって、どういうふうにして今後この整備をしていくかについては、地元とかと協議しながら進めていくべきものというふうに私どものほうでは理解しています。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 私有地が多いということで、なかなか整備するにも大変だとは思いますが、東沢や湖の反対側から見ますと、松くい虫、そういうあれで大分枯れている草木も多いですので、そこら辺、私有地との兼ね合いもあると思いますが、ぜひ整備のほうを進めていただきたいと思います。 それで、今の問題とも重なるんですが、市民のやっぱり関心というか、東沢公園というのに行く機会が市民はなかなかないのかなと感じております。 そこでちょっとお伺いしますが、「市民の友」に無料入場券、それは過去に渡っていると思いますが、利用状況はどのようになっていますでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 「市民の友」につけております無料入場券につきましては、志布市制になってから、市民の方によく公園を見ていただきたいということであえて入れたものでございます。今年度6月の利用状況では1,021枚、昨年度は1,002枚、その前は249枚というふうなことになってございます。 ただ、東沢公園は基本的に8時半から5時ごろまでが有料の期間になっておりまして、市民の方は、特にこの時期は日が長いということがありまして、結構朝の散歩とか夕方とかに訪れた人が本当に多いなというふうに私どものほうでは感じております。 以上でございます。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 近所の人とかいろいろ聞きますと、東沢公園行ったときあるかと言ってもなかなか行っていないという答えが返ってくる人が多いようですので、ぜひ村山市民も東沢公園のほうに上がる機会が増えますように、市のほうでも進めていただきたいと思います。 また、先ほど言いましたが、東沢公園の中、バラ園の中、散策してまいりまして、ちょっと気になったところを数点お尋ねしたいと思います。 バラ公園の中心、プールがあるところのそばのローズドーム、なかなかみんな気がつかないと思いますが、園内でも最も低い設計になっているんです。それで、風が集まってくるように設計されているというふうにお聞きしております。かおり風景100選にもふさわしい配置になっているわけですが、それでバラの香りが集まってくるようにという設計になっております。 ただ、残念なことにこのローズドーム、ちょっと定かでないんですが、平成10年あたりにつくられたということで、それから20年たっているわけですが、つるバラ、途中までしかなっていなくて、あそこにバラが咲けばすごくきれいだなと思うんですが、今の状態は広島の原爆ドームみたいになっております。観光客から見るとちょっと寂しいかなと思います。 これ、もうちょっと品種を変えたりとか、バラでうまくドームを覆うようなことを考えていただければと思いますが、商工観光課長、いかがでしょうか。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 ローズドームの付近につきましては、おっしゃるようにちょうど平らに、低くなっておりまして、香りがとてもよく集まる場所というふうになってございます。 いろいろ見方がございますけれども、先日はあのドームにバラがない状態にわざわざ白い羽衣を巻いて、結婚式をさせていただきました。夢結婚式。逆にそれもすばらしいというふうな話になりました。 ことし6月にはテレビブースを置きまして、約1時間の生番組をあそこから放送させていただきまして、低くあるものですから、そこからの景観がとてもよろしいということで、すばらしい絵が撮れましたということでテレビ局等から評価いただいているところでございます。 かおり風景100選のお話がございましたのでちょっとご紹介申し上げますが、先ほど議員ご紹介のバラフェスティバルでご協力いただきました公益財団法人日本ばら会の指導を受けまして、今年度は香りのバラコーナーというのを一部に設けるなどして、特に人気の高い、香りの強いバラを中心に、より楽しんでいただける公園にすべく、より多く整備していきたいというふうな構想を持っております。 その中でもちょうどあの位置が、北側からぐーっと風が寄って、ここら辺にバラの香りがたまってとてもいいのよねというような話になりまして、おっしゃるようなことでうまく使えていけたらいいなというふうに考えているところです。いろいろご指導よろしくお願いいたします。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今、課長おっしゃられたとおり、かおり風景100選ということで、やっぱり何かを売りにしなきゃいけないということで、どこにいてもバラの香りがする、そこだけじゃなく、どこに行っても、公園の中に行けばバラの香りがすると。 この前、交流館の中に入ったんですが、すばらしいバラの香りがしました。ああ、なるほどね、こういうふうな演出効果やっていけば、バラ公園ももっともっとお客さんに喜んでいただけるのかなと思って感心しておりました。 あと、1つ提案なんですが、今、駐車場からおりてすぐ料金所になっておりますが、この前ちょっと歩いてみて思ったんですが、バラ園の上のほうに幾つか寿老の滝にしても、いろいろ上のほうに集約されて見る場所があります。 ただ、年配の人とか高齢者の方、下から上がって、ずっと入って、回って、上のほうまで行くというのは、なかなか我々の中でもちょっと大変かなというふうに感じてきました。 あの公園の施設の環境というか、それを変えるというのはなかなか難しいでしょうけれども、ちょっと考えれば、上のほうに例えば料金所を置いて、観光バス、そちらのほうの団体客には上のほうから入っていただくような配置にしていただければ、上のほうからずっとおりてくるのも、疲れなくてバラ公園をゆっくり見れるのかなと。 ただ、料金所が今のところ下からになっております。上にも料金所はあるんです。ですから、そこら辺ちょっと工夫して整備していただければ、全てじゃなくても、上のほうからそういう連絡いただいた観光バスでいらっしゃる方は、そちらのほうからという形ができればと思います。上のほうにいろいろ見るところありますので、そこら辺、商工観光課長、いかがでしょうか。 ○議長 田中商工観光課長。 ◎商工観光課長 6月のバラまつりは大変混みます。土日は特に約5万人の人が訪れます。それで6月につきましては、特に湯沢沼のほうを通行どめといたしておる関係上、正面の入り口だけにさせていただきました。 もう一つは、結構桜坂の児童遊園のほうにバラ園から人が動くんです。それを管理するといいますか、まず事故が起きないようにするためにそのような形をさせていただいています。入り口を1か所にさせていただくのはそのとおりです。 秋のバラまつりにつきましては、6月のバラまつりほど混まないものですから、入り口を下と上と、あと桜坂の前の児童遊園の3か所に増やしまして、通行ができるようにしております。 なかなか大型バスがたまりますと、野外音楽堂のほうにも入れるような仕組みをしまして、駐車場でもかなり頑張っているところでございますけれども、とにかく6月は1日4,000人から5,000人ぐらい来ることを考えますと、あそこを車で通らせることが危険だということでそのようなことをしております。 バラまつり期間中だけの話ではございますけれども、それ以外のところは上まで十分上れますので、当然弁天沼とか鳥居とか寿老の滝のほうも整備してございますので、いろんな意味で東沢公園を楽しんでいただければなと思います。少なくとも秋のバラまつりは、上のほうにも販売員を置きまして入場させるようなことを考えたりしております。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 道路の真ん中、あそこは観光客が歩くところにもなっていますので、なかなか私の言うような方向には難しいとは思います。ただ、今、課長言われたとおり、秋バラは上のほうからも入れるということですので、せっかく上から下まで整備なさっておりますので、全て観光客に見ていただけるように配慮をしていただければと思います。ありがとうございます。 あと、先月市長も出席なさったと思いますが、結婚式、あそこの交流館前で市職員の結婚式をやられたということをお聞きしております。大変すばらしい結婚式だったと、披露宴はまた別なところでやったというふうに伺っております。 やり方によって、東沢で結婚式を挙げる、そのような人がちょっとステータスになってくれば、もっともっと東沢を利用する市内のお客さんもいるのかなと、増えるのかなと思いますが、出席なされた市長、いかがお考えでしょうか。 ○議長 志布市長。 ◎市長 私は見ていませんけれども、さくらんぼテレビで今やっているそうです、宣伝。すばらしいという話ありまして、私もざっと見てすばらしかったです。 ただ、天候には相当左右されるだろうという気がします。そういう意味では、日常的に2、3か月前から予約して、その日ができるかどうかというのは非常に大変な問題であるとは思っていますが、式そのものはすばらしく、あのとおりであれば、これからも売り物にはなると考えております。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 市長おっしゃるとおり、8月だったんですが、大変天気がすばらしく、あまり暑くもなく最高の天気だったということで、屋外のイベントとしては大成功だったのかなと思います。そこら辺も、これから天気の問題もあると思いますが、利用客を増やすという方向に進んでいただければと思います。 また、もう一つですが、ちょっと要望ですが、結婚式、あそこで挙げたカップルが何組かおります。結婚式を挙げた記念で、たしか名前を書いてプレートしているはずです。 ただ、私が見たときに、かがんで見てやっと見えるとか、あと草で隠れていたりとか、せっかくそこで結婚式を挙げた人のメモリアルプレートがちょっと見えなくなっていたりしました。あと、小さかったりとかありますので、せっかく自分たちが結婚式挙げたということで、また見てみたいというカップルが東沢に上がってきたときに残念なんじゃないかなと思いますので、プレートのほう、もうちょっと見えるように、それで、メモリアルですので、やっぱりおらだの名前こだええっくどなってだというふうに感動できるようにやっていただればと思います。これは要望です。よろしくお願いいたします。 続きまして、第5次総合計画に最上川三難所エリアのブラッシュアップも東沢公園と同様に基本方針でうたっております。三難所エリアには舟下り、クアハウス碁点、最上川フットパス、そしてそば街道などの観光資源が多く存在しております。ことしは初夏の水不足の影響で最上川の川底が見える状況になり、舟下りの運行も安全面から中止せざるを得なくなりました。 その舟下りの船を見下ろす碁点リバーサイド地区に農業農村活性化農業構造改善事業として整備され、平成5年に、農村に伝わる農機具、生活用品、民具などを展示している伝承館が開館しております。また、隣にはそば打ち体験、郷土料理と漬物文化の研究、伝習などのできる伝承の家が平成7年に整備されております。 最上川は古来より、舟運により通過するのに困難を極め、船頭たちに恐れられた碁点、隼、三ケ瀬の三難所が存在して、風光明媚な自然を有する観光資源として観光客に大変喜ばれております。 この伝承館、伝承の家のある地区は最上川フットパスの通過点でもあり、クアハウス碁点からも近く、観光客や村山市民からも愛されると思います。この伝承館エリアは現在どのような人たちに利活用されているのか、またどのくらいの人数が利用されているのか、お聞きいたします。この建物そのものは農林課なのですが、この観光という形でいけば商工観光課になるんですが、どちらからでしょうか。お答えお願いします。 ○議長 柴田農林課長。 ◎農林課長 所管は農林課でございます。お答えいたします。 伝承館エリアは、今、議員がおっしゃった国の補助事業を活用した緑の農村空間整備事業として平成3年度から平成8年度にかけて整備した区域でございます。この事業は、農村の田園風景や自然を守りながら心身のリフレッシュの場や生涯学習の場として整備し、農業や農村の活性化を図っていこうというものでございます。 ご質問の現在の利活用の状況でございますが、平成29年度の伝承館の入館者数を申し上げます。910名で、前年度比80名の増でございます。伝承の家の利用者が6,575名で、209名の減でございます。あと、伝承の家の近くにふるさと農園がございます。こちら29区画でございますが、毎年全区画利用されている状況でございます。 伝承館では新たな使用形態を探る取り組みとして、ことしの6月30日、7月1日の2日間にわたりまして、最上カフェというイベントを開催していただいたところであります。このイベントは市内の商業者の方々が主体となって行ったもので、展示された絵画などを鑑賞いただきながら、コーヒーやベーグルを楽しんでいただいたということでございます。来場者は2日間で約300名と大変好評でございました。 また、伝承の家のほうですが、通常のそば体験、そば道場のほかに、地元の杉島諏訪太鼓、あとは漬物講座の利用などが行われています。あと、毎年9月にはそば甲子園、10月には伝承館まつりといった大きなイベントも行っているところでございます。 以上です。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今、農林課長のほうからご説明いただきました。そば打ちのほうの利用は結構多いと思います。 市長にちょっとお伺いします。 これから最上川三難所エリアの総合的なブラッシュアップという方向性にあわせたこの地域の誘客増をどのように図っていくのか、市長、よろしくお願いいたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 ちょっと課題が大き過ぎてどのように図っていくか難しいんですけれども、今までのものにブラッシュアップするというのが基本方針ですから、そこにいろいろ課題があればそれをブラッシュアップ、字のごとくやっていきたいと。それで観客が増えればいいんじゃないかと思っています。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 大変風光明媚な最上川エリアと場所ですので、どんどんお客様を増やしていっていただければと思います。 それでは、次の質問にいきます。 学校給食の問題です。 現在実施されている学校給食のルーツは諸説ありますが、第二次世界大戦後に占領してきたアメリカ軍が子どもたちの現状を見て食料援助をしたことが始まりと考えられています。当時は食べ物を残すことは論外で、食べ物を大切にする、また栄養バランスが考慮されているので残してはいけない、食べ切るまで片づけないという風潮があったようです。今であれば拷問に値するのかもしれません。 給食の役割として、栄養補給、みんなで同じものを食べる、経済格差の解消、親の負担を減らすなどとともに、食育も重要な課題になっております。無理強いしてはいけませんが、食べ物の大切さを教えるのが学校給食の重要な役割であります。栄養バランスについても、食べ方についても、指導できるようになります。そして、地元を愛し、地元の食材を知り、そして生産者の顔が見えれば、もったいない気持ちが生まれ、食べ残しが減少し、食品ロスの軽減にもつながると考えられます。 学校給食法の改正が平成27年6月24日公布、翌年、平成28年4月1日に施行されております。改正前の学校給食法の中にも、「教育の目的を実現するために」としっかり書かれておりましたが、単なる栄養の補給だけでなく、第一の目標として学校給食は大切な教育の一つということを言い切っております。これはまさに食育そのものであります。 学校給食を活用する際に一番有効なものとして地場産物を位置づけ、その活用を推進していることがあります。地場産物の活用は伝統文化や勤労を重んじ、生産者への感謝なども養います。そのような食育の観点から、生産者と子どもたちとの接点など、市としての取り組みなどあればお聞かせください。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 学校給食につきましてご質問いただきました。 学校給食の大きな目的ということで、ただいま議員からご紹介あったとおりです。改正されました学校給食法におきまして、学校給食の目的が第2条に書いてあるわけですけれども、今ご紹介していただきましたように、ただ単に栄養補給とかそういう部分だけではなくて、地元産の食材をとる、そういったことで我が国の各地域のすぐれた伝統的な食文化についての理解を深めること、あるいは食料の生産とか流通、消費について正しく理解に導くことなども新たに目的に加えられているところであります。 地産地消の取り組みについて答弁させていただきますが、村山市の学校給食におきまして、地産地消の取り組みを当然ながら行っています。市の中では農林課と、あるいは市内の生産者団体と連携をとっていろいろとやっております。 平成29年度の実績といたしまして、まず主食である米でありますけれども、こちらについては村山市産のはえぬき、しかもそれの一等米を100%地産地消で行っております。そのほかに、こちらは野菜類も含めてですが、地産地消で、山形県産の野菜等につきましてですが、これは重さの換算で40%とっています。それから、果実について60%、生肉については50%、それからキノコ、大豆加工品などについては50%、それぞれ約でございますけれども、こういった地産地消の取り組みを村山市として行っているというふうなことになります。 このパーセンテージですけれども、山形県のほうで、山形県食育地産地消推進計画という数値目標を持っているわけですが、この目標を上回っているというふうなことになっています。 あと、加えまして、自校給食を取り入れています小学校におきまして、地元の生産者の方と連携したいわば地域密着型の地産地消にも力を入れています。 一例を申し上げます。地産地消の供給団体ということで楯岡園芸組合さん、それから大久保でありますれば大久保小学校の食材応援団、袖崎小学校では洗心畑やさい~ずという名前の応援団、それから富並小学校では大高根GKOということで、学校給食応援団の略だと思いますけれども、そういった供給の団体をつくっていただいて、それこそ地元でとれた野菜を提供していただいている団体がございます。合計しますと回数で545回、品目では23品目ほど地元の野菜を供給していただいています。 そのほかに、これは生産という問題ではないんですけれども、流通ということにもなるんでしょうか、食材の購入につきましては、自校給食でありますので、なるべく学区内の商店のほうから購入していただく、学区内で買える場所がなければ隣の学区とか市内とか、なるべく近いところからの供給をしていただいているという実態もございます。 以上です。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 今、課長から説明あったとおり、地元の農産物、さまざま割合的に多く使っていただいていると思います。安全・安心という観点から、子どもたちも保護者の皆さんも安心して学校の給食に頼っているという状態なのかなと思っております。大変安心しました。 また、毎年、全国学校給食甲子園という大会が開催されております。毎年予選に2,000校を超える応募があり、予選を経て選ばれた6ブロックの代表12校が女子栄養大学駒込キャンパスで実際に調理を行い、優勝を競い合います。ことしで13回目ということで、過去第8回大会に参加した高畠町の小学校がヤクルト賞を受賞しております。 大会のコンセプトは、献立内容の工夫や地場産物の生かし方、調理技術や衛生管理の改善、向上につながり、栄養教師と調理員のチームワークや士気の向上、そしてよりおいしい学校給食の実現にいささかでも貢献できればということのようです。もし、よい、おいしい学校給食を目指していくなら、参加して他校の給食を見てみるのも一つの方法かと思います。教育長、いかがでしょうか。 ○議長 菊地教育長。 ◎教育長 急なご質問でしたので答えができておりませんが、それも含めて、おいしい、安全な給食の向上という一つの研究材料にはさせていただきたいと思います。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) ぜひ検討していただければと思います。 次に、異物混入の安全対策について。 山形県内でことしに入って各地の小中学校の給食で異物混入が問題になっております。寒河江市内の小学校でことしの6月に提供された給食に金属片のような異物が混入していたことが報道されておりました。寒河江市ではこれまでも給食の御飯で相次いで金属片が見つかっております。また、中山町内の小学校で御飯の中に金属片の混入が確認され、寒河江市と同じ業者だったことが確認されております。 米飯給食の異物混入が相次いだことを受け、県では先日衛生管理セミナーを開催しております。市の関係者も参加しているとお聞きしております。施設独自の管理マニュアルについて、チェック体制を強化して金属探知機の導入も含め、目視検査を徹底するとありました。また、施設の老朽化も含めて、炊飯設備の更新の必要性も指摘されております。 さて、本市の場合は、安全性の観点より、適切な指導のもと大きな問題はないように思われますが、実際、異物混入は過去にあったのか、また内容はどのようなものだったのか、お聞きいたします。そして、その対応はいかがなされたのか、お聞きいたします。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 お答えいたします。 学校給食に係る異物の混入についてお答えいたします。 昨年度、平成29年度1年間におきまして、小学校、中学校を含めまして異物の混入とか、あと途中で異物を発見できたもの、喫食まで至らないで途中で発見できたものなども含めて、件数では31件ございました。小学校が20件、中学校が11件というふうなことになります。 要因別の内訳として若干分析したんですけれども、調理中に発見あるいは混入ということで、これは可能性も含めてというふうなことになりますが、31件中12件。あと、学校で混入した可能性が高いものが1件。それから、ただいま寒河江市等の事例がございましたが、米飯の委託業者において混入したと思われるものが9件。そして、原材料そのものに混入しているものが3件。あと、その他原因が特定、確定できないものが6件というふうなことで、内訳を要因別に分析しているところです。 村山市としては、学校給食提供までの各段階、いわゆる材料の検収がまずあります。それから下処理、調理、配膳などで各段階でチェックを行っています。 それから、異物の混入が確認された場合、これにつきましてはマニュアルをつくっていまして、学校から教育委員会のほうにすぐ連絡をいただく。そして、健康被害や危険性が考えられる場合については、給食停止あたりまでを含めたマニュアルを整備して、安全・安心でおいしい学校給食の提供に努めているところであります。 ○議長 7番 菊池貞好議員。
    ◆(菊池貞好議員) 今、課長よりご説明ありました件数、31件とか、いろいろやっぱりあったわけですが、生徒たちに症状があったわけでなく、金属が喉に詰まったりとか、そういうことがなかった、事件には発展しなかったということだったので、その後の対応そのものは、事件性もなかったものですから、ないとは思いますが、これからも異物混入、子どもたちの安全・安心という給食の観点より、注意してご指導いただければと思います。 次のアレルギーの問題に移ります。 山形市立中学校で2013年8月、3年生男子が給食で小麦粉を使用したサケのフライを食べた後、昼休みにサッカーをして腹痛や咳の症状が出ました。養護教諭がエピペンを打ち、救急車で搬送し、生徒は1日入院し、回復しました。 この生徒は、原因食物を摂取し、運動が加わることで発作が起きる運動誘発性の小麦アレルギーでした。ふだん学校ではこの生徒の体育の授業を午前中にするなど対応しておりました。食物アレルギーの定義として、大変難しい定義でありますが、「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」というふうになっております。 学校給食における食物アレルギー対応の基本的な考え方は、全ての児童生徒が給食時間を安全にかつ楽しんで過ごせるようにとあります。そのためにも安全性を最優先し、学校教諭や養護教諭、食物アレルギーの児童生徒を受け持つ担任のみならず、学校長等の管理職を初めとして全ての教職員、調理場及び教育委員会関係者、医療関係者、消防関係者などが相互に連携し、当事者としての意識と共通認識を強く持って組織的に対応することが不可欠となっております。 食物アレルギーを有する生徒の人数は、学校教育課長、把握されているのでしょうか。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 食物アレルギーの対応している児童生徒数について申し上げたいと思います。 まず、小学校で33名、中学校で10名というふうになっております。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) もし給食でアレルギーが出た場合のその後の各機関との対応というのはどのように進めているのか、お聞きいたします。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 給食におけるアレルギー対応ということで答弁申し上げたいと思います。 まず、対応の手順として申し上げたいと思いますが、各年度の新学期が始まる前に、食物アレルギー対応調査ということで保護者の方に調査をさせていただくことになっています。それをした後に、各学校の栄養教諭と給食担当教諭、それから教育委員会の職員が同席しまして、アレルギー対応が必要な保護者の方と面談を行います。その中で、医師の指導、助言に基づいて除去などを行う必要のあるアレルゲンについて確認を行い、アレルギー対応の給食を実施することになります。 なお、年度初めだけではなくて、より確実なアレルギーの対応をする必要があるわけですけれども、毎月の献立が決まった段階、食べる月の約2か月前に決まります。その段階で、使う材料の成分まで表示されているものをまず手に入れて、それを保護者の方に配布して、本当にこまい成分まで、コンタミの状況までわかるような成分表ですけれども、そこまで配布して、そこで両者で確認をとります。それで、この食材については除いていただきたいというところがそこでわかるわけです。そういったことまでやって確実な対応をとっています。 それから、今、議員のご質問であったように、調理から配膳、喫食まで、そこまでの過程で確実に該当する児童生徒に渡るように、担当職員を定めて間違いない喫食ができるように、そこまでの対応もしております。 それから、万が一ですけれども、アレルギー症状を発症した場合、アナフィラキシーショック時の対応として、緩和剤であるエピペンの対処の準備もしているところでございます。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) 食物アレルギー、なかなか悩ましい問題だとは思います。子どもたち、治る子どももいれば、後に発症する子どももいるという形の中で、随時やっぱり検査とか保護者の方からの連絡、連携も必要になってくると思います。 食物アレルギーを有する児童生徒であっても、ほかの児童生徒と同じように給食時間や学校生活を過ごせるようにするという学校給食の最大の目標でもあります。今後、関係者の皆様のご努力で楽しい学校給食が続きますようにお願いいたします。 あと最後になりますが、この前に話ありましたが、楯中、葉山中の給食は農協に、対応していただいたんですが、今年度、平成30年度で何かやめたいという申し出があったということですが、その問題はどのように今、進展しているのでしょうか。新しい給食設備というか、見つかっているんでしょうか、お願いいたします。 ○議長 片桐学校教育課長。 ◎学校教育課長 お答えいたします。 ただいま中学校給食調理あるいは運搬業務の委託事業者でありますJAみちのく村山のことにつきましてご質問をいただいたところです。 平成28年にいろいろな運営にかかわる要請ということで文書が組合長より出されておるところですけれども、要請内容として5項目ぐらいある中で、給食調理業務については、施設の老朽化あるいは耐震性、安全性の問題などの大規模な修繕などが必要なために平成33年度で終了したいということで要請がまず出されました。 その後、いろいろな対応をJAのほうと検討をしてまいったところでありますけれども、結果的にはJAに平成31年度末まで中学校の給食を現在のとおりお願いすると。平成32年当初よりはJAにかわる新たな事業者のほうからの供給ということで考えているところであります。 こちらにつきまして、事業者の選定を今年度中に行って、約1年間の準備期間を経て、平成32年当初から中学校のほうには新たな事業者で給食を提供できるようにということで考えているところであります。 ○議長 7番 菊池貞好議員。 ◆(菊池貞好議員) わかりました。 やはり給食の問題となりますと、子どもたち、また保護者が一番心配するところなのかなと思っておりますので、ぜひ早急に新しい業者なり、決めていただければと思います。よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長 7番 菊池貞好議員、終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝を申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後3時0分 散会...