◆4番(上田勝之君) 文化複合施設といいますか、丹鶴ホールを使って様々な市民の文化活動を支援していこうという取組だと思うんですけれども、これは有料の催し無料の催しとかそういうところは特に縛りは設けていないんですか。
◎文化振興課長(福本良英君) 申し訳ございません。対象事業といたしまして、対象から除く事業といたしましては、例えば市の他の補助金の交付を受けている事業、また先ほどもございました専ら営利のみを目的とし公益性を欠く事業、また公序良俗に反する事業、そのおそれのある事業といったことなどが対象外とさせていただいております。
◆4番(上田勝之君) これは、もう少し後でも聞かせてもらおうと思うんですけれども、その文化複合施設、丹鶴ホールの維持管理費とともに、施設が出来上がって市民生活に寄与する文化活動を振興させていこうという補助金だと思うんですけれども、これまでには、
まちづくり市民活動補助金といいますか、あれは商工観光課でしたっけ、そういったようなところでも、当然まちづくりに寄与するというあたりではそちらに使っていた分、そちらで補助を受け取っていたような分もあるんじゃないかなとは思うんですけれども、少しその辺の区分けというか整理というものは補助対象としてはできているんでしょうか。
◎文化振興課長(福本良英君) 先ほども申し上げましたとおり、新宮市の他の補助金、負担金、もしくは交付金等の交付を受けているものは対象外とさせていただくといったことと、またこちらにつきましては、今申し上げましたように、丹鶴ホールを使ってイベントを開催するといったようなことの整理をさせていただいているところでございます。
◆4番(上田勝之君) 分かりました。その下の6番
東京大学体験活動プログラム協力事業ということで、前議会の議会終了後に説明があった東京大学との協定を結んだ活動だと思うんですけれども、これまで、東京大学の秋山先生見えられて、秋山先生のゼミといいますか、そこがこれまでも何年間にわたってこちらに見えておられるんですよね。 これまでは、無償だったんですかね。特に市から人的なあるいは協力できる部分は協力してというような形で開催されていたと思うんですね。それが、今回から市も経費を計上していくということに関して、これまでとはどう違うんでしょうか。
◎文化振興課長(福本良英君) 継続的に、これまでも行ってきました東京大学の学生さんの熊野地方にお越しいただいての体験活動、こういったことの展開で、一昨年から開催しております、東京大学で行われるフォーラム、こういったことに対する充実といいますか、旅費の増額等、また先ほどの体験活動におきましては、自動車の借上料とかを計上させていただいて、さらに対応していけるようなことで考えてございます。
◆4番(上田勝之君) そうしましたら、今までは秋山先生のゼミといいますか、学生たちを連れてこちらでされておったわけですけれども、今度は新宮市側も東京へ出向いて行くというための経費ということの理解でよろしいんでしょうか。
◎文化振興課長(福本良英君) そういったことも含めて協議進めていきたいというふうに考えております。
◆4番(上田勝之君) それで、これは以前榎本議員も指摘されていたかと思うんですけれども、以前は熊野学の関係で明治大学との連携を図って、東京の明治大学でも年一度セミナーというかフォーラムといいますか、そういったものを開催されていましたよね。それを終了させて、今回東京大学、秋山先生なんかは非常に熊野に関心を持たれて当地方に学生さんを連れて来ていただいている。この熊野地域各所で様々な活動をされているという、その経緯といいますか、その状況は私もよく存じ上げているんですが、そういった意味では、今回この東京大学との協定というのはどれぐらいの年数を見込んでいるのか、あるいはそれによってどういったことが新宮市に対して寄与されるのか、その辺の狙いをちょっと教えていただけたらと思います。
◎文化振興課長(福本良英君) 協定につきましては、申し訳ございません、報告が遅れておりますが実際の協定につきましてはコロナウイルスの感染の影響で今年度末までには締結したいというふうに考えてございます。 基本的に締結につきましては、5年間を締結の期間とさせていただいて進めていきたいと考えておりまして、そういった中で、いろいろな取組連携を行いながら充実を図れたらというふうなことで考えてございます。
◆4番(上田勝之君) 今回の協定については5年間ということなんですけれども、明治大学もそうなんですけれども、やはり新宮熊野地方について非常に関心の高い、あるいは学生さんたちを連れてこちらで様々な催しを行っていただくとか、東京でそういったようなフォーラムを開いていただくとか、いろんなケース等あると思うんです。ぜひ、東京大学、明治大学もそうなんですけれども、やはり末永い連携を目指していただきたい。一過性に終わることなく、ぜひ、当地域の今後を見据える上では息の長い取組にしていただきたいし、そういうことを視野に入れてこういった活動を続けていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 すみません、その下8番、
新宮城跡史跡追加指定事業で、こちらのほうは、いわゆる水ノ手地区の大手門の付近を追加指定していただくと。これは、私、12月の一般質問で取上げさせていただいたし、これまでも取上げさせていただいているんですけれども、以前、着手されていて紀伊半島大水害のあたりで事業が休止といいますか、そういったような中断されているような状況なんですけれども、その事業の再開と捉えてよろしいんでしょうか。
◎文化振興課長(福本良英君) 史跡の追加指定につきましては、まず史跡の範囲を定めていくところから始まりますので、その前回中座してしまいました事業の再開というふうに考えていただいて結構かと思います。
◆4番(上田勝之君) 地域の方々も非常に待望されているような、あるいは、新宮城の関係も今回屋敷議員も一般質問の項目にも挙げられておりますし、先般、市内の各種団体からの要望もございました。新宮城に対する期待も大きい。ただ、一度に全てというわけにはとてもとてもいくような事業ではありません。そういった中では、一度休止された事業を再開していただけるというのは非常にありがたいことかなと思っているんですが、今年度どこまで進めるのか、それと、今後の計画についてあらましを説明いただけたらと思います。
◎文化振興課長(福本良英君) 追加指定につきましては、今後、文化庁とも協議いたしまして、史跡の範囲等を定めていくことになると思います。 それと同時に、必要とされる調査費につきまして、今計上させていただいておるんですけれども、図面等確認しながら、まずはその範囲を定めていくということになろうかと思います。
◆4番(上田勝之君) ぜひ、こちらも待望久しい事業が再開されるということですので、期待も大きいかと思います。ぜひ、教育委員会が今回再開させていただくということは当然こちらの丹鶴ホールの開館にも合わせてというような形で取り組んでいただいたものと思います。本当に、ぜひ、こちらも息の長い取組ですけれども、頑張っていただきたいと思います。 225ページ、佐藤春夫記念館の件なんですけれども、今回、移転事業という新規事業が採択されて、今回土地購入費ということで予算計上をされておりますが、これは何か年事業で、総工費はどれぐらいを見込んでおられるのか。
◎文化振興課長(福本良英君) まずは、令和3年度土地取得についての予算を計上させていただきました。 予定といたしましては、令和4年度におきまして設計のほうを進めさせていただいて、翌令和5年度におきまして建築工事のほうに取りかからせていただきたいと思っております。その後、建物の中身の展示の計画、また引っ越し等を踏まえて、令和6年度末から令和7年度にかけての再開館というふうなことで考えてございます。
◆4番(上田勝之君) ところで、総工費どれぐらいを見込んでおられるのか。
◎文化振興課長(福本良英君) 費用につきましては、設計によって移築する部材をどこまで使うかというところが不確定な部分はございますけれども、総工費といたしましては、約2億9,000万円。
◎教育部長(平見仁郎君) 今、課長申したことなんですけれども、取りあえず今どういうふうな工法で今後やっていくかということもありますので、今のところはまだ具体的に金額のほうは出ていませんので御理解ください。
◆4番(上田勝之君) 大体、3億円程度、そこは見込みなので、今後その辺の変動はあるということですよね。 それでは、この佐藤春夫記念館の移転の理由、こちらについて御説明お願いします。
◎文化振興課長(福本良英君) 佐藤春夫記念館は、新宮市の名誉市民である佐藤春夫の大切な資料を後世に伝え、またその偉業をたたえることによって、地域住民の誇りと郷土愛を培い、ふるさと教育の向上に寄与することを目的に平成元年11月に開館されたものです。 建築後30年以上経過し老朽化も著しい状況でございます。今回、計画しております土地は西村家住宅また旧チャップマン邸の近隣に位置するものでございまして、大正から昭和にかけての建造物を1か所に集めることができまして、当時の雰囲気を感じられる町並みを形成することができるとともに、予定地につきましては、丹鶴ホールにも程近く、また新宮城跡の麓にもございますので、ここは歴史文化の拠点、結節点となる役割を果たし、また中心市街地の活性化も図ることができるというふうに考えてございます。
◆4番(上田勝之君) それは分かります。それは御説明欄にもあります。 ただ、実際なぜ3億円前後といいますか、どれぐらいかかるか費用的にも分からない。たしかに、伊佐田に西村記念館、旧チャップマン邸、そこに佐藤春夫記念館というコンセプト自体は理解するところでもありますが、その移転事由として、もちろん今御説明いただいたことだけではなくて、例えば、現在地というのは借地ですよね。
◎文化振興課長(福本良英君) 現在の記念館の土地は速玉大社様の境内に建ってございまして、無償でお借りしている状況でございます。
◆4番(上田勝之君) 無償なんですね。貸借契約とか結ばれているんですか。
◎文化振興課長(福本良英君) 契約は結ばせていただいてございます。
◆4番(上田勝之君) それは何年間の無償貸与なんですか。
◎文化振興課長(福本良英君) 5年間の契約でございまして、これを更新させていただいている状況でございます。
◆4番(上田勝之君) 今般、この移転をされるということは、もうその契約が建築後33年目か34年目ぐらいになってきて、その無償賃貸契約を解消したい。こちらから解消したいのか、所有者さん側から解消したいのか、それはどちらなんでしょうか。
◎教育長(速水盛康君) 先ほども申し上げましたが、いつまでもあそこの借地の場所で新しく修復改善するということではなくて、こちらのほうから、先ほど申し上げました、記念館の資料の展示及び収蔵のために、老朽化した施設は新しく整えると。そういった意味で今の場所ではなくて、その地域の文化力を高めていることにもなりますし、そういった意味で、私たちのほうからということで、そういう場所を選定して、新しい文化力を高める地域の
創造ということで、教育委員会としたら、まずは資料、文化財の保存が第一義で、2番目にそのものを活用しなければいけないという今の法令になっておりますので、そういったことを併せて考えましたというところでございます。
◆4番(上田勝之君) たしかに、佐藤春夫記念館、様々な佐藤春夫に関係する本であったり、書簡であったり、あるいは愛用品であったり、いろいろ寄贈していただく方も多い、非常に記念館だけではもう収まり切らないぐらいの大変な展示品といいますか、保存品があるとも伺っております。 そういった中で、移築33年を経て改修が必要ということも理解できるんですけれども、教育委員会って、私は文化複合施設の際からいつも指摘させていただいているんですけれども、仕事量が非常に多岐にわたるというか大変な多さですよね。それで、市当局に対してはもう少し増員をしたり、もう少しすみ分けをしてはどうかというような提言を、特に文化振興課の仕事量の多さというか、業務量の多さ、しかも新宮市は歴史が長い中で様々に歴史的建造物であったり、歴史的な遺構であったり、歴史的なものが非常に多い、文化的なものも多い、そういった中で、文化振興課の業務量、非常に多岐にわたる。 先ほども、新宮城跡の追加指定の部分というのは非常にありがたいお話で進めていただきたい。 その中で、また一つここに新しい佐藤春夫記念館の移転という大きな事業が出てきているわけですよね。しかも、ここも当然老朽化が進んでいるという御説明のあったとおりなんですけれども、大きな金額をかけて新たに整備していく。しかも、新たに土地を購入していくわけです。ちょっとこの購入を検討している土地についてお尋ねをしたいと思うんですけれども、広さはどれぐらいで、どれぐらいの範囲で購入を検討されておられるのか。
◎文化振興課長(福本良英君) 購入する場所につきましては、所有者の方と協議させていただいて、境界確定後、測量を行って面積を算出することになるために、現在では正確な面積は分かりませんが、建物所有者宅にはそちらの塀とかもございますので、その塀を境界といたしますと、約1,000平米、300坪程度になるかと考えてございます。
◆4番(上田勝之君) では、旧チャップマン邸と登坂の市道の間と考えてよろしいんですよね。
◎文化振興課長(福本良英君) 場所といたしましては、新宮市伊佐田町一丁目で旧チャップマン邸に隣接する県道沿いの土地でございます。
◆4番(上田勝之君) 県道、市道ですよね。
◎文化振興課長(福本良英君) 市道です。
◆4番(上田勝之君) 細かい点であれなんですけれども、それで、実際その土地を購入して移転を3か年かけて行っていこうということなんでしょうけれども、もう一点気になるのが、隣のボッツリ山ですかね、ちょっと特定してしまいますけれども、土砂災害警戒区域のイエローゾーンじゃないですか。イエローゾーンに含まれるところというのは別に建築物がどうこうという話ではないというのは以前都市建設課から説明があったように思うんですけれども、公共施設を移転する際には、そういったところの点はどのようにお考えなのでしょう。
◎文化振興課長(福本良英君) イエローゾーンの件につきましてですけれども、その斜面側に外壁をきちんと整備すれば施設等については建設可能というふうなことで考えてございます。
◆4番(上田勝之君) ということは、そのいわゆる山側も買収をしたりとか、その部分も含まれているのかな。そこは、境界が確定しないと何とも言えないとこなんだろうとは思うんですけれども、そういったような斜面の養生というんですか、そういったような対策も施される、それは先ほどの金額、あくまで仮定というか今の段階の見込額でありますが、そこには含まれているのかどうか。
◎文化振興課長(福本良英君) 特に大きな擁壁といいますか、普通のコンクリートの塀、これをきちんと整備すれば安全であろうということで、そういった塀の予算につきましては含まれてございます。
◆4番(上田勝之君) 土砂災害警戒区域のイエローゾーンということで、守ろうというのに塀という表現ではちょっといかにも心もとないんじゃないかなとは思うんですけれどもね。それは、現在の佐藤春夫記念館だって塀がありますよね当然。
◎教育部長(平見仁郎君) ちょうどボッツリ山の麓のところへ、塀というのはちょっと語弊がありますので、擁壁です。あまり高くないんですけれども、擁壁を一応あそこへ設置しようかなというふうに考えています。
◆4番(上田勝之君) あまり長くなってもあれなんですけれども、その移転事業については、また付託委員会で議論をいただけたらと思います。 235ページ文化複合施設の関係なんですけれども、4番に施設管理経費ということで約6,900万円が計上されているんですけれども、これ、以前からランニングコストについては非常に心配される声も多かったといいますか、どれぐらいかかるんだというような質疑、質問等が相次いだ点だと思うんですけれども、これは10月から半年分ということで、当初説明いただいていた概算のランニングコストとほぼ同様の額で維持管理は賄えていくというふうに考えられているのか。
◎文化振興課長(福本良英君) 現在の試算におきましては、当時御説明させていただきましたように、経費を含めますと約1億3,000万円で、収入を引きますと約1億円で予定しているところでございます。
◆4番(上田勝之君) これは半年分ということで、おおむね以前から説明いただいていたとおりのランニングコストで維持管理は賄えていくと。
◎文化振興課長(福本良英君) 今の計画ではそのように考えております。
◆4番(上田勝之君) それで、この施設管理に関しましては、ここ10月にオープンという予定ですよね。その少し前になるのか、文化振興課そのものがこの本庁から移転していくのかどうか、どういったような配置計画になるのか。
◎文化振興課長(福本良英君) 現在の計画では、文化振興課がこちらの丹鶴ホールのほうに移動することになろうかと考えております。
◆4番(上田勝之君) 文化振興課そのものがですね。この建設工事自体が一段落というか、ほぼほぼ終了したら、少しスタッフとしては縮小傾向になるのかなとは予想されるんですけれども、全体的に移動していくということなんですね。 それと、その次の237ページにオープニングイヤーの事業が計上されて、前期というか令和3年度分の事業費が2,800万円計上されているんですけれども、これは市民参画イベントとか自主事業のイベントとかというのは、どういったものを計画されているんでしょうか。
◎文化振興課長(福本良英君) オープニングイヤー、この前期につきましては、まずは内覧会を開催するでありますとか、寄贈いただいたスタインウェイのこちらのピアニストの募集、また避難訓練コンサートといったようなものを予定してございます。 開館後につきましては、施設開館を祝した記念式典、記念公演に合わせて商店街のイベント等同時に開催を検討していただいて、開館について幅広くPRしていきたいと考えております。 その後は、市民参画組織や地元アーティスト等によるイベントの開催でありますとか、NHK和歌山放送局による公開収録など、多様な企画を展開してまいりたいと考えております。 また、市民でつくる開館記念冠事業と題しまして、市民の皆様とともに歩む新しい施設の門出を祝う事業を、市民の皆様から募集させていただく予定ともしてございます。 また、既に御存じのようにオープニングイヤー事業のほかに、開館後には和歌山県初となる紀の国わかやま文化祭2021が開催されまして、新宮市内においても丹鶴ホールを中心として各種地元団体によるイベントが開催予定されており、オープニングイヤー事業と併せて丹鶴ホールの施設開館を盛り上げていきたいというふうに考えてございます。
◆4番(上田勝之君) オープニングイヤーの事業全体というのは、今御説明いただいたようにNHKの公開収録とか3件でしたっけね、そういうのはいろいろ告知もされておりましたし、なんですけれども、その中でこの市民参画イベントと自主事業イベントというのはどういうものを企画されておって、どれぐらいの回数でどれぐらいの経費、全体的な経費としては250万円と1,480万円ですよね。ここ、どういった内容のものなのか教えてください。
◎文化振興課長(福本良英君) 市民参画イベントにつきましては、自主事業実行委員会で今企画されております事業をする予定としております。 また、昨年来開館に向けて盛り上げていただいていました、ここから実行委員会のイベント、この二つのイベントを委託料として計上させていただいております。自主事業イベント開催委託料につきましては、先ほど申し上げました事業の中で、開館記念式典の後で事業としてオーケストラ、またそのほかにポップス、ロックの開催、また漫才、漫談の開催を予定して、三つの事業を予定した計画でございます。
◆4番(上田勝之君) 様々に自主事業運営委員会等を通じて、いろいろ企画をしていただいている。そういった中で、これはランニングコストとは別に、やっぱりさっきの文化活動に対する補助金もそうなんですけれども、やっぱり市民生活に寄与していくための文化力の向上を目指す、そういった中では、ある程度必要経費というものは今後もかかってくるであろうと思います。 そういった中で、そのことをどういうふうに市として市民のそういう文化活動を支援していくのか、そういったホールができて1年目はオープニングイヤーということでこういう華々しいのも当然なんだけれども、やっぱりこれも継続して使っていただきたい、継続して市民の皆さんの文化活動というか文化力の向上がやっぱり市民生活に寄与する形、あるいは、もう一つはコロナ禍の中で、コロナ時代の中でどれぐらいの規模のイベントができるか。そういったようなことも踏まえた中で、しっかりとそういったような市民の文化活動というのをしっかり支援していく、そういう大きな狙いを持って臨んでいただきたいと思うんです。 せっかく、これは本当に私が言うのも何なんですけれども、文化複合施設の建設の是非、この規模の建築物の建設の是非については私はもういろいろと意見を言わさせていただきましたし、本当にここで施設そのものが完成してくる中では、その施設をいかに有効に活用して市民生活に寄与していくか、そのことを息の長い取組として考えていただきたいと思います。その点よろしくお願いしておきます。 以上です。
○議長(久保智敬君) 11番、竹内議員。
◆11番(竹内弥生君) 205ページなんですけれども、育英奨学補助金のところなんですが、ちょっと課長から説明いただいているんですけれども、79名でしたっけ前年度1,642万4,000円。この育英奨学補助金というところのどのようにして出しているかということを、ざっくり説明していただきたいです。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) 育英奨学金につきましては、各中学校、また大学へ行かれる方は高校のほうから御推薦をいただきまして、教育委員会のほうで選考委員会を設けて決定していくという段取りでございます。
◆11番(竹内弥生君) ということは、この奨学金が出るということは少し貧困度が高いといいますか、環境的に、そういったことは全く関係なく推薦が決定になるということなんですか。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) まず、最終的には教育委員会のほうの選考委員会で決定いたしますが、御応募いただく場合、教育委員会から各学校のほうにいわゆる申請書というものを全生徒宛てに通知いたします。その中で、様々条件がございまして、例えばいわゆる市町村民税の所得割が課されていないこと等の条件があって、その条件をクリアした方が申請してくるということでございます。
◆11番(竹内弥生君) 規定どおりですよね。それはその子供の責任ではなくて親の責任ではないかなと。少しちょっと柔軟に、行きたくても行けない環境的に厳しい、そういうのを難しいと思いますけれども、ピックアップして奨学金のほうをもうちょっと大きく、前年ずっと同じような育英奨学金を続けている、もちろんありがたいことですけれども、奨学金制度としての幅を広げていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。 まあ言えば、地元から行くと受験一つにしても電車賃がかかって食事代が要って宿泊代が要って、もういろんなことに地方から出て行くというのはお金がかかるんですよ。だからこの奨学金制度ということを、幅広く研究していただきたいと思います。 215ページです。お願いします。この3番の日本スポーツ振興センター負担金1万6,000円という何かこう付け足したような1万6,000円というのは何なんでしょうか教えてください。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) 日本スポーツ振興センターにつきましては、学校の管理下で体育の授業とかそういう学校管理下の中でけがをしたという場合に、保護者の方が一部負担をいただいて治療費等をお支払いするという制度でございまして、これは必ずしも全員が入っているわけではございませんので、一部御自分の保険をかけられているのでということで入らない方もいらっしゃいます。
◆11番(竹内弥生君) その1万6,000円という金額で不足はないんですね。少ないからちょっと聞いてみたかっただけなんですけれども、大丈夫なんですね。課長どうでしょうか。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) 今、議員お尋ねの件については、これはいわゆる幼稚園費の部分でございますので、ほかに小学校の部分もございます。
◆11番(竹内弥生君) 分かりました、ありがとうございます。 219ページなんですけれども、これは日本中の悩みの種といいますか、成人式開催122万3,000円一応計上していますけれども、これは大体本市はいつ頃、コロナの関係もございまして、昨晩また2週間緊急事態宣言1都3県のほうも延びるというようなことを言っていましたけれども、成人式に関しましてはどういった、ある程度のざっくりで結構なんで予定を教えていただきたいです。
◎生涯学習課長(南拓也君) 年末、延期決定後、担当課といたしましても年明けからいろいろと庁内でも検討してきているところでございます。今、まだはっきり言えるのは、まだコロナ禍の状況の中で、まだ緊急事態宣言の関東部では2週間程度の延長なんかも言われておりますけれども、ちょっと先がまだ見えてこないというところもございまして、なるべく早い時期、開催していきたいと考えております。今言えることはそれぐらいといいますか、決定次第皆様に報告していきたいと思っております。
◆11番(竹内弥生君) そうですね。時期的に今すぐということは言えないと思いますけれども、中止はやめたってください。もうこの予算計上して必ず実行してあげてください。 ここの生涯学習講座開催84万6,000円、生涯学習というのはこつこつと高齢者の方の学びであるとか、そういったことは新聞でよく見かけるんですけれども、予算結構少ないんですけれども、これで細かいことをこつこつ積み上げていくソフト面のほうですね、心のほうと言おうか健康寿命を広げる、そういったことに活動している生涯学習課やと思うんですけれども、予算ちょっと少ないと思うんですけれども、これで十分大丈夫なんですね、課長。
◎生涯学習課長(南拓也君) この項に関する以外にもいろいろと学習講座は類似いろいろとやっておりますので、ここの分については大丈夫だと思います。
◆11番(竹内弥生君) 分かりました。この子どもの居場所づくり推進事業、これはちょっとざっくりどういったものか教えていただきたいんですけれども、5番です。
◎生涯学習課長(南拓也君) 子どもの居場所づくり推進事業につきましては、和歌山県の子どもの居場所づくり推進事業実施要領に基づきまして、子どもの居場所づくり推進事業の一環といたしまして、主に小学校の4年生から6年生を対象に、子供の学習習慣の確立や大人との交流によりコミュニケーション力の向上を目指しておりまして、平成28年10月から新宮市の場合、浮島学習教室を開講しております。
◆11番(竹内弥生君) それはいいことですね。子どもの居場所づくりというのは、これはどんどん進めていってほしいと思います。 下りていきまして、8番の新宮市婦人団体連絡協議会補助金なんですけれども、これはその婦人団体の補助金、婦人団体というのは結構しっかり集まって活動すると、割と大きなものになってくると思うんですけれども、この補助金の金額で婦人団体のほう十分な活動はできるんでしょうか。
◎生涯学習課長(南拓也君) 新宮市の補助金以外にも、社会福祉協議会から4万8,000円とか、あと新宮市の人権政策課のほうからも補助のほう出ておりますので、それで毎年やってもらっております。
◆11番(竹内弥生君) 何でもかんでも増やせということではないんですけれども、この子供とか婦人、そういうことに関しますと、一定のエビデンス、証拠と申しますか提言があったら補助金を出したっていただいたらなと思いますのでよろしくお願いします。 221ページなんですけれども、この新宮市文化
協会補助金、これも少ないと思うんですね。新宮市伝統芸能大会45万4,000円、これ結構伝統芸能大会と申しますと日本舞踊、お茶、詩吟、いろんな伝統芸能をつかさどる人たちの集まりをつくっている伝統芸能、まさしくそのとおりなんですけれども、少しずつ予算は、開催してから12年、13年かな、それぐらいになると思いますが、予算ぎりぎりでやっていると思うんですね。もう本当にぎりぎりで手弁当で、各伝統の先生たちがぎりぎりの予算で集まってやっていらっしゃるということを承知しております。ここの予算を、せめてお弁当、そこにかかる生徒さんたちそういったものの補助金をもう少し増やしていただきたいなと、また担当課のほうで研究してください。よろしくお願いします。 伝統芸能とか文化とか歴史というものは、それから学んで人をつくっていく。新宮市というのは、まさに先ほど榎本議員も上田議員も皆さん文化、歴史とかいうものを、伝統芸能、それも含まれていくと思うんです。そういったことには少し、毎年毎年その団体の方にもお聞きして、それが全て贅沢なほどの予算ではなくていいんです。最低限のものが、お弁当やお茶であるそういったものを出せるような補助金を研究していただきたいと思います。部長どうですか。
◎教育部長(平見仁郎君) いろんな団体があると思いますが、また教育委員会なりでも協議していきたいと思っています。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 221ページを終わりまして、223ページなんですけれども、先ほど上田議員もおっしゃっていましたように、私、この熊野学というのは結構興味がございまして、最初に榎本議員が言った、東京大学が今回から入っていらっしゃる。熊野学を調査して、いろんな活動をしてくれるありがたいお話なんですけれども、私10年以上前になりますが、明治大学の講座セミナーも出席しまして、修了証というのも頂いています。熊野学検定というのも受けに行きました。というくらい熊野学というのは知れば知るほど深みがあると言おうかなかなかないような歴史がある。その明治大学にさんざん長い間お世話になってきたと思うんですよ。それで、東京大学の方もありがたい話ですけれども、明治大学の方一旦そういった講座を切って東京大学に入って行くということではないんですね。並行してやっていかれるということなんですか、今までのとおり。
◎教育長(速水盛康君) そのとおりでございます。明治大学とも生涯学習の関連講座を継続して行いながら、また当地方の熊野についての歴史文化の資料提供等も昨年度でしたか、林先生を和歌山県のほうで表彰していただきましたし、そういった明治大学御出身の先生とも連携しながら、今後も深めていきたいと、それは御了解もいただいておるところでございます。
◆11番(竹内弥生君) 榎本議員も聞いていたので私もちょっと。本当に昨日林さんも少しなんですけれども、明治大学十何年前に大学講座を受けて修了証をもらって、今でも置いているんですけれども、長い間お世話になって連携していただいて、瀬戸内寂聴さん来てとかいろんなことをしている活動をしてきて、それが東京大学来たからといって同じように進んでいくということをしっかり確認したかったのでお尋ねしました。よろしくお願いいたします。 233ページなんですけれども、1番の青少年育成事業、この青少年育成事業というのは物すごい大事なことやと思うんです。少子化、それと人口減少、この青少年の育成を重要化することによって、地元にとどまってもらったりとか、いろんなプラス要素が出てくると思うんです。 今日本が、新宮市が抱えている難問に対して、この青少年育成事業ということをざっくりで結構なんでお聞かせください。予算は割と少ないんですけれども、どういったことをなされているか。
◎生涯学習課長(南拓也君) 青少年育成事業の狙いといいますか、青少年の健全育成と非行防止のための組織化を強化いたしまして、青少年団体の指導者の育成とかに努めております。 もちろん活動もしております。青少年活動への積極的な参加の呼びかけ、青少年の地域活動を推進、青少年と大人との交流を図ることを狙いとしております。 具体的な方策といたしまして、青少年の健全育成ということで、各種青少年団体の育成と推進、ボランティア等の地域活動の推進、長期の休みを安全に過ごすための啓発活動、青少年団体の活動への協力となっております。 また、青少年の非行防止対策といたしまして、地域住民の協力体制による夜間街頭補導であったり、非行の早期発見と指導の徹底、薬物乱用防止、喫煙防止の啓発活動、そして地域の人同士のつながりの強化を防止対策として進めております。
◆11番(竹内弥生君) 多種多様な取組でございますね。今ざっくりお聞きして。でも、それは机の上のものだけではなくしっかりと実行していっていただきたいと思います。 237ページなんですけれども、先ほど上田議員もおっしゃっていましたけれども、このオープニングイヤー事業は1年間、その後の継続する市民のため、市民の皆様が参加してくれるための補助金、そういったものを考えていらっしゃるのか。それと、こけら落としの第1番は誰がするのとか、そういったことは決まっているんでしょうか。よく聞かれるんですよ。こけら落としはどなたがするのと、これは実行委員会のほうで決めているんですか、先ほど説明にあった。
◎文化振興課長(福本良英君) こけら落としにつきましては、市のほうで今計画を進めているところでございます。先ほどの実行委員会というのは、市民参画イベントのほうでまたオープニングイヤーの中で開催するということでありますので、こけら落としにつきましては、市のほうで計画をさせていただいております。
◆11番(竹内弥生君) こけら落としは市が決定していくと、後は市民の実行委員会のほうで。多くの皆さん、市民が応募できるような仕組みをつくっていらっしゃいますか。その実行委員会がある程度の絞って決めるのではなくて。募集をして1年間あります。1か月あります。こういったところに補助金が出ますよというような、市民の皆様に分かっていただけるような広報、そういったことも出される予定ございますか。
◎文化振興課長(福本良英君) オープニングイヤー事業といたしましては、ここに書かせていただいていますように、市民参画イベントとして先ほども申し上げました二つの実行委員会によるイベントの開催、そして自主事業イベント開催委託料として計上させていただいております三つの事業を予定しておりまして、そのほか、貸し館等につきましては、ぜひ多くの方に利用していただきたいというふうなことを考えておりますので、そういった中で市民の方々にも広く利用していただけたらというふうに考えております。
◆11番(竹内弥生君) だから、その実行委員会が全部決めているから、私たちはピアノの発表会であったり、いろんなことをしたいけれども、どこらあたりから応募できるのかなとかそういう素朴な質問をよくいただくんですよ。実行委員会というのを委員さんは本市が決められるわけですよね。それと公募と。それで決定していく。その人たちが皆さんの意見を聞いて、いろんな行事を行っていくという形が最も当然だと思います。皆さんにいちいち広報してしていたらなかなか伝わらないので、要はそういうお声もありますので、実行委員会の方に、幅広くこういったことがございますよというふうな広報、通知等をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それと、最後ですけれども、239ページの体育
協会補助金とかスポーツ少年団育成補助金、これは一般質問でさせてもらったんですけれども、老朽化している体育館にもかかわらず、そして少子化、人口減少、子供が少なくなっているところで、スポーツ少年団の運営は厳しくなっている。コーチ、監督そういったボランティアの方たちが一生懸命頑張って団員を増やすようにしていっても子供の数が少ない。そして、コロナ等がございまして家の中に籠もる巣籠もり現象。そういったこと等々、スポーツをするというなかなかこれからはバーチャルな世界に世界は向いているわけじゃないですか。でも、やっぱり体を動かすということが大切なので、そして上下関係、いろんな学校以外で保護者ができない教育を、こういったスポーツ少年団の監督さん、コーチさんとかがやってくれていることはたくさんあると思うんですよ。こういうスポーツ少年団に新宮市が古くなった体育館をお貸しするのに、体育館料は変わらずずっと条例で決まっているから下げれないじゃないですか。そこの団員の会費で体育館の貸し館料を払えなかったら結局は大人がお金を出し合って払うというようなケースも出てきているんですよ。そういったこともいろいろ研究しながら、その条例で決まって難しいのであれば、こういった補助金を少しずつでも、その各スポーツの方の団体にお話をよく聞いて当局の方が、もうちょっと補助金を増やしてほしいと、お金を欲しいと言っているわけではございません。足りない分を大人たちがボランティアでお金を出しているという現象が起きているということです。そこを研究していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 すみません議長、以上です。
○議長(久保智敬君) 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午前11時05分
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△再開 午前11時20分
○議長(久保智敬君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎文化振興課長(福本良英君) 先ほどの丹鶴ホールの記念式典について、少し補足させていただきます。 記念式典におきましては、式典の後、スタインウェイの寄贈いただきましたピアノのお披露目式をさせていただく予定としております。そして、記念公演といたしましては、交響楽団によるオーケストラの演奏、予算に計上させていただいておりますこの演奏をさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(久保智敬君) 質疑を続けます。 10番、榎本議員。
◆10番(榎本鉄也君) 1点だけなんですけれども、上田議員と全部重なってしまって重複質疑になって申し訳ないですけれども、223ページの新宮市文化活動振興事業ということで、これが補助金事業なんですよね。もうこの時点で新宮市の文化芸術振興というものの取り組み方がちょっと違うんやないかと僕は思うんですよ。 上田議員も指摘していましたけれども、総務費の新宮市まちづくり市民活動というのがあるじゃないですか補助、それの違いを聞いていたら、文化ホールを使うか使わんかみたいなところでしょ。だけど、新宮市のまちづくりの補助金の企画の中にも、文化複合施設ができたらそこを使ってそういう活性化のまちづくりをしようという企画が出てくると思うんです。そことどう区別するのか、だから区別の問題じゃないんですよ。文化芸術振興という僕一般質問でも言わせてもらったけれども、やっぱり日本国の法律にこの間できたじゃないですか、文化芸術基本法って。これはもともと文化芸術振興基本法だったんだけれども、文化芸術基本法、これができてそれを基にまた行政、各市町村で様々に文化芸術振興基本条例というものを制定しているとこがたくさん出てきているわけですよ。 なんで、そこに行政がどういうふうに文化芸術を振興する根拠というものをそこでうたうわけですよ。そこでうたって初めてこの補助金だとか何だとかという、そういうものが根拠として出てくるわけじゃないですか、お金出すさかいにやりましょうよみたいな。文化芸術ってそうじゃないでしょ。その文化芸術振興事業に補助金をくださいという人たちがたくさん出てきたとしたら、じゃ、今度補助金の額これだけしかないから、審査するんでしょう。文化芸術の価値を誰がどうやって審査するんですか。そういう問題も起こってくるんですよね。 だから、文化芸術振興というのは経済活動じゃないんで、そこら辺をちゃんとしっかり慎重にやらないと、本当に補助事業で文化芸術を振興するって、教育長どう思いますこれ、根本的に違うと思う、僕は。
◎教育長(速水盛康君) 議員おっしゃられますように、本来は文化芸術基本法に基づいて、以前にも私答弁いたしましたように、まず開館以後に文化振興条例なるものをしっかりと定めて、その理念とその文化芸術に対する市民意識を高揚していく、その仕組みを我々行政がつくり上げた上で、このようなことを本来は行いながら進めていくということが非常に大切なといいますか、基本的な考え方であると私も思っております。 ただ、今回本当に申し訳ないんですが、後先になったということにつきましては、同時に我々もこれを進めていくという考え方を持っておりますので、その辺のところが少し誤解を与えたのではないかと思っております。
◆10番(榎本鉄也君) その後先ということではなく、僕はこんな補助事業なんてやめてくれと、こういうところに補助をするんやったらこのまちづくりの補助金でいいじゃないですか。かつて文化ホールを建設するときの反対意見に、先輩議員はあんな遊び場に何十億もなるんだと、先輩議員は文化芸術にはかなりしっかり心得た人間だと僕は分かっていますから、その遊び場というのはかなりデフォルメした表現だということは分かりますよ。だけど、市民の目線でやっぱりそういう見方もあるんですよ。やれ歌や踊れというのを見せてね、こんなんで飯が食えるかという批判をする人もいるんですよ。だけど、違うでしょ。だから、その経済活動ではなくて、本当に我々人間たらしめるところがその文化芸術じゃないですか。 それで、市長が一番まちづくりで言っている心豊かなまちづくりという、心豊かというのは文化芸術基本法の中にたくさんうたわれている。心豊かな社会づくりのために文化芸術を振興するんだという、これは文化芸術基本法にちゃんと書かれてある。そういうものにのっとってこれから新宮市は文化複合施設というシンボルの下で、新宮市らしい文化芸術を市民に振興していただくんですよ。その後押しをする責務が皆さん方行政にあるんですよ。だから、そこの部分をしっかり責務ということをちゃんとうたってくださいよ。その上で、どういうふうに自由に市民がこの文化ホールを使えるのか、使っていただけるのか、自由に自分たちの表現をしてもらえるのか、そういうことをちゃんと考えて施策を組み立てていってもらわないと。 この間、ちょっと話がそれるかも分からんですけれども、その自主事業の審査、さっき上田議員の質疑の中で237ページの文化複合施設オープニングイヤー事業の中で、自主事業イベント開催委託料、そこをどこに委託するのかなと思ったら、そういう自主事業実行委員会に委託するんですか。何か、なんせ、その委員会とかって僕は興味がないんでその後のあれが全然分からないんやけれども、その何とかいっぱい委員会をつくっていて、ほんで市民の代表の皆さんがそこで集まっていただいていろんなことを企画したり評価したりしていただくというような話を聞いたんですけれども、こういうこともちょっと待ってよと。そういう形骸化したそういう運営の前に、やっぱりしっかりその文化ホールの位置づけというか、文化芸術振興というのはどういうものなのか、新宮市民にとってどう寄与していくのか、そういうこともしっかりちゃんと明文化するというか、そういう必要があるんちゃいますかね。そういう下でいろんな経費というものが出てきて、それを評価できるわけじゃないですか、でないと金額だけぽんぽん出てきて、それが何の根拠があってそんなお金が出るんだっていう話になったときに、たちまちいろんな論争になってしまう。本当にこの予算を見て思ったんですけれども、本当にもう一回ちゃんと文化ホールができるんやから、文化芸術振興というのはちゃんと法的根拠というか、そういうものをしっかりしとかんと、一般質問でも言いましたけれども、文化ホールができるときに遺構が出てきて、遺構がいいのか文化ホールがいいのか、結局ちゃんとそのときは遺構の審議会条例というのができていたから、そこで審議会の人たちが審議したにもかかわらず、行政側はその内容をしっかり明らかにせずに、もう遺構は残しますけれども、この文化ホールは建てますとそういう折衷案みたいな形でぽんと打ち出して、だけど、なかなか納得されなかった。で、すごくもめたじゃないですか。だからそういうことが起こるんですよね、この文化芸術というのは。文化なんていう。だから、僕らも庶民だから、その文化芸術の価値なんて言えっていったって、評価せえつったってできんですよ。 だけど、やっぱりそれは絶対我々は人間として生きる以上、絶対重要なものだとこれは分かる。だからそういうものを扱って、そこに我々の税金使うんだから、本当に行政がしっかりそこの根本的なもの、根拠というものをしっかりつくり上げた上でじゃないと、もう本当に今後いろんな問題が起こってきて、結局何というか普通の財政の中で埋没していってしまう、その文化芸術振興なんていうものは埋没していってしまうと思うんです。だから、あんまり僕はこの補助事業とかこれから出てくるか分からんですけれども、自主事業の審査評価とか、そういういろいろ委員会つくってやっているけれども、そんなことの前に、ちゃんと基本条例を制定してもらいたいと、するべきだというふうに思うんですけれども、どうですか。
◎文化振興課長(福本良英君) 榎本議員おっしゃられていること、すごく分かります。基本となる心豊かなまち新宮をつくり上げる上で、文化ホールを建設する一番大事な部分での文化振興の方針というのをきちんと持って、今後運営に努めてまいりたいというふうには思います。なので、すぐにそういうものが醸成されるということではございませんけれども、その部分の取組につきましても、心して当たりたいというふうには思います。
◆10番(榎本鉄也君) そういうことしか言わないんですけれども、ともかく、しっかりちょっと慎重にやってください。もう何か、すごく形骸化というのか、ほんまに幾らかかっているんでしたっけ、30億円、63億円やったっけ。物すごい額をかけて造っているんで、ほんまに市民を二分して、議会も、皆さんも夜中あんなん初めてですけれども、徹夜までしてもめたホールじゃないですか。もうちょっとしっかり考えてほしいなと思いますよ。 この文化芸術振興というものを、もっと市民の皆さんが本当に、そんな補助金出すでみたいな話じゃなくて、もっともっと市民の皆さんにこちらから働きかけて、こういうふうなことに使ってくださいよ。ほんで、この間、何か聞いたら、自分たちの自主事業に対して、企画をしてそれを評価して何かする委員会をつくって、その委員会のメンバーがいつものようにJCの代表のメンバーとか商工会のメンバーとか、それから町内会連合会の会長さんとか、そういう方たちが。その方たちも大変だと思いますよ。その方たちが任されてそれつくるわけでしょ、で、評価するんでしょ。そりゃ、そんなことやっちゃいかんと思う。
◎文化振興課長(福本良英君) 今、考えております審査会では、文化力や芸術性の高さといったことを審査いただくのではなくて、あくまでも事業に市民ニーズが反映されているかといった、効果的に実施されているかといったことを多角的に審査いただくというふうに考えております。
◆10番(榎本鉄也君) 芸術にね、市民ニーズ云々とかそんなことで図っちゃいかんでしょ。あのね、昔市民会館があって、僕ら中学校のときにこの前に、一般質問で言ったことがあるんだけれども、自主的にあの頃はグループサウンズばやりでね、高校生とか中学生がグループ組んで、今のバンドですよ。バンドのコンサートを市民会館でやっていたんです。だけど、そのときの大人たちの評価はエレキをやっているやつは不良だと言っていた。それで、漫画読んでいるやつはばかだって言われた。今見てくださいよ。アニメっていうのは世界に誇るような文化でしょ。で、バンドを否定する人いますか。いないでしょ。だから、その時々でいろんな文化芸術というのがある意味反体制的な部分もあるし、だから、そこにそれを評価するとか、それを何ていうのかな、排除したり識別するというようなことが簡単にできるわけがないんですよ。みんな自由にそこで表現してもらったらいいんですよ。だから、そういうような評価の団体なんて絶対につくる必要はない。つくることがかえってその文化ホールを使いにくくしてしまう。
◎文化振興課長(福本良英君) 少し御説明したいのは、一つ丹鶴ホールの貸し館事業として皆様に広くお使いいただく部分については、こういったことについては審査ということは決して考えてございません。 自主事業といいますのは、今回、新宮市が直営で館を運営していくという中で、新宮市の事業として主催または共催で行っていく年間の事業を、これが、市として市民の皆様に広く求められる事業なのかということを審査していただくというふうに考えておりまして、誰に使わせないとか、そういったことで審査するということでは決してないことを御理解いただきたいと思います。
◆10番(榎本鉄也君) 誰に使わせないとかそういうようなネガティブな話ではなくて、評価するということがあるじゃないですか。じゃ、ここにある補助金をもらってする団体が行う事業は、これは自主事業なんですか。貸し館事業なんですか。
◎文化振興課長(福本良英君) これにつきましては、貸し館事業でございます。
◆10番(榎本鉄也君) 貸し館事業なんですか。 これ、市が共催とか協賛とかってあるじゃないですか。例えば、どこかのアーティストが新宮市の文化ホールでやりたい。だけどそのアーティストはともかくその教育委員会の主催とか、それから共催とかってあるじゃないですか。そういう事業に対しては、これはどないなるんですか。自主事業になるんですか。
◎文化振興課長(福本良英君) 基本的にアーティストの方がホールでされるということについては、市としても共催すべきという判断がされたら、もしくは主催という位置づけを市の方針として決めたらなるかと思いますし。また、後援ということもございますので、ただ、基本的にはアーティストがホールでするということについては貸し館事業になるかと思っております。
◆10番(榎本鉄也君) そこら辺も、今だから「と思います」とか、その都度じゃないと分からないじゃないですか、その判断。だけど、実際、自主事業の評価する団体、そこに出してくる議題というか、それはそういうものを全部含めてじゃないんですか。どこで誰がその選別して、これは自主事業です、そういう縦分けとか、そういうことも決まっていないわけでしょ。ちゃんとした方向性が決まっていないんでしょ。だけど、その組織だけつくっているんでしょ。
◎市長(田岡実千年君) いろいろ貴重な意見ありがとうございます。 私が認識しております、この文化活動振興補助金の200万円は、もともと新宮市民会館のときには、貸し館するときに定期的に文化活動をやっている団体等に賃料を減免したりという制度がありましたが、今回、新しい丹鶴ホールにおいては、もう一切減免しない、市が公共的に使うとしても賃料を頂くという方針というふうに教育委員会から伺っておりまして、これまで例えば毎年定期的に文化活動をやっていた団体等に、一部貸し館の補助をするというのが主なこの目的だというふうに伺ってございます。
◆10番(榎本鉄也君) 何か余計分からん。そういう今市長がおっしゃった、今現に自主事業として公演会とかやっていらっしゃる団体に、一部補助をするとか、じゃ、その補助をする団体とその補助からはじかれる団体とは何がそこが評価するんですか、その組織が。だから、一体何なんだみたいなところなんですよ。
◎教育部長(平見仁郎君) 榎本議員がおっしゃっていることよく理解できます。 ちょっと整理したいと思うんでけれども、補助金を出す部分につきましては、貸し館の部分です。自主事業に対しての補助というのは、今回この上げている文化活動補助金とは違います。そのどんなして補助金を出す出さないというのは、うちのほうで要綱をつくってございまして、その中で先ほどうちの課長からも説明がありましたように、三つに分けてこの団体だったら補助を受けれるとか、そういうような要綱をつくってございますので、それにのっとって一応決めていきたいなとそういうふうに考えてございます。
◆10番(榎本鉄也君) 何かそれね、その根拠なんですよ。そういう要綱でこれは補助を出す。文化芸術に対してね、その判断というのはね、何を根拠にその判断をするんだということなんですよ。 だから、文化芸術というのは物すごい難しいんですよ。その価値を判断するのは難しいというよりもできないんですよ。一般質問になるんでごめんなさい。もうちょっと考えてしっかり。たしかに、要するに行政がこの文化複合施設を運営する上での手続として、そういうものを一個一個クリアしていかなきゃいけないんだろうけれども、その前に僕はちゃんとした基本部分、そこに帰れる、その価値判断に帰れるものがなかったらそういうのはできませんよということだけ言わせていただきます。ごめんなさい。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 11番、竹内議員、議事進行。
◆11番(竹内弥生君) 先ほどの榎本議員の質疑に対する課長のお答えが、議長、市民のニーズであったり貸し館料の審査であったりとか、前後してよく分からなかったので、まず、先ほどのお答えをまとめてきっちり説明していただきたいと思うんですけれども、今すぐじゃなかってもお昼からでも結構なんで。どういうふうに選別をするのかということを、誰がどういうふうに芸術や文化というものを誰しもできない表現の自由ということを榎本先輩はおっしゃっていると思うんです。その中で選別していく中の答えが、市民のニーズに合わすことを審査したり貸し館料を審査したりするという団体やというようなお答えがあったように思うんですけれども、そこをちょっとまた整理して聞かせてください。
○議長(久保智敬君) 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時51分
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△再開 午後1時00分
○副議長(東原伸也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の11番、竹内議員からの議事進行の申出につきましては、議案に対する質疑として取り扱いますので、御了承願います。
◎文化振興課長(福本良英君) 先ほどお問いいただきました審査会についてでございますが、丹鶴ホールで行われる事業につきましては、一つは貸し館事業でございます。旧市民会館と同じでありまして、体育館の使用と同じように使用料は頂きますが、広く自由に市民の方にお使いいただきたいと考えております。 二つ目は、自主事業でございます。これは、市が主体となって行う文化事業です。この市の事業について、市民ニーズが反映されているか、また効果的に事業を実施されているかを、審査会で審査いただくものでございます。
○副議長(東原伸也君) 11番、よろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 以上で、10款教育費の質疑を終わります。 次いで、歳出11款公債費から12款予備費までの説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) それでは、11款公債費から12款予備費について御説明申し上げます。 246ページをお願いします。 11款公債費1項1目の元金は、財政融資資金や市中銀行等より借り入れた長期債250件分の償還元金で、特に本年度は後の単年度における公債費負担軽減や支払利子の削減を目的として、減債基金繰入金を財源に第三セクター等改革推進債の一部繰上げ償還元金4億9,000万円を計上しております。 2目利子につきましては、元金と同様、財政融資資金等から借り入れた長期債297件分の償還利子と一時借入金に係る支払利子の見込み計上であります。 248ページをお願いします。 12款予備費は、前年度と同額の500万円であります。 以上、11款公債費から12款予備費までの説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○副議長(東原伸也君) ただいまの11款公債費246ページから12款予備費249ページまで質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 以上をもって歳出全款についての質疑を終わります。 次いで、歳入全款の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) それでは、続きまして、歳入全款について御説明申し上げます。 前に戻っていただきまして、12ページをお願いします。 2歳入、1款市税は総額29億1,435万1,000円で、前年度比1.8%の減であります。 市民税は、法人市民税の税割が税率変更等の影響により11.3%の減、固定資産税については家屋分が3年に1度の評価替えにより6.4%の減となった結果、総額で2.7%減の見込みとしております。 また、軽自動車税は3.4%の増であります。 14ページをお願いします。 市たばこ税は、1,000本当たりの税率変更を勘案し1.5%の増、入湯税については新型コロナウイルス感染症の影響により21.2%の減と見込んでおります。 その下、2款地方譲与税は、国の地方財政計画や令和2年度の決算見込み等の状況から4.4%の減と見込んでおります。 16ページをお願いします。 3款利子割交付金は、令和2年度の決算見込みや金利の状況等を勘案し200万円の減、4款配当割交付金及び5款株式等譲渡所得割交付金についても減見込みで、それぞれ地方財政計画や令和2年度見込み等を考慮して計上しております。 6款法人事業税交付金は、市町村の税源の偏在是正と財政運営の安定化を目的として、交付金制度が創設され、令和2年度より県から従業者数を基に交付されているものでありますが、昨年度分の対象が一部期間であったため、1,300万円の大幅増となっております。 7款地方消費税交付金は、地方財政計画や令和2年度決算見込み等により5,000万円の減見込みとし、8款環境性能割交付金は県からの試算等により微減と見込んでおります。 9款地方特例交付金は、1項の従前からの内容に加え、18ページの2項
新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が新規に創設され、10万円を見込み計上しております。 18ページですけれども、10款地方交付税でありますが、普通交付税については地方財政計画での一般財源増や、前年度実績からの算定見込み等により5,000万円増の51億円とし、特別交付税は実績等から前年度と同額の10億5,000万円を見込んでおります。 11款交通安全対策特別交付金は、前年度実績等により260万円の見込み計上であります。 12款分担金及び負担金は、主に老人ホーム養護者等負担金及び保育所利用者負担金などでありますが、私立保育園の認定こども園への移行等により約2,300万円のマイナスを見込んでおります。 13款使用料及び手数料は、主に住宅使用料と清掃手数料でありますが、使用料の中で、20ページの7目教育使用料について、令和3年度に完成予定の丹鶴ホールと高田テニス場・若もの広場の使用料の見込み計上により約1,400万円の増となっております。 なお、その他内訳につきましては、1項1目総務使用料から24ページ上段の2項5目消防手数料まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 24ページお願いします。 14款国庫支出金は総額23億432万1,000円、8億5,814万5,000円の減で、文化複合施設や観光看板整備等に係る社会資本整備総合交付金の皆減が主な要因であります。 その他の内訳は、1項1目民生費国庫負担金から26ページの3項3目土木費委託金まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 26ページの15款県支出金は総額11億3,610万6,000円、4億9,250万1,000円の減で、主な要因は文化複合整備事業交付金の皆減であります。 また、内訳については、1項1目民生費県負担金から30ページの3項1目総務費委託金まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 30ページの16款財産収入は総額7,880万円で、201万6,000円の増となりましたが、33ページの説明欄8、紀南ヘリポート建物貸付料の新規計上が主な要因であります。 32ページの17款寄附金は総額2,920万3,000円、1,100万円の増で、ふるさと納税寄附金の見込額の増が要因であります。 18款繰入金は総額8億546万円、4億770万2,000円の増で、第三セクター等改革推進債の一部繰上げ償還の財源となる減債基金からの繰入金4億9,000万円の計上が主な要因であります。 繰入金の主なものは、34ページの基金繰入金で、繰入れの対象事業につきましては減債基金は先ほど申し上げましたとおり第三セクター等改革推進債の一部繰上げ償還の財源とし、退職手当基金は退職手当に、そして合併市町村振興基金については三輪崎庁舎整備や文化複合施設整備など、育英奨学基金は育英奨学補助金、そして港湾施設基金は黒潮公園へのあずまや設置と荷さばき地修繕の財源として繰入れを予定するものであります。 では、34ページですけれども、20款諸収入は総額4億1,884万9,000円、1億3,543万5,000円の増で、主な要因はプレミアム付商品券発行事業に伴う商品券の売上収入1億9,040万円であります。 内訳につきましては、38ページの4項5目過年度収入まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 38ページですけれども、38ページの21款市債は、総額16億1,800万円、16億8,830万円の減で、主な要因は文化複合施設整備事業に伴う過疎対策事業債及び合併特例債の減であります。 各事業に充当した主な起債につきましては、道路整備や橋梁補修、化学消防ポンプ自動車更新など、各事業に充当した過疎対策事業債のハード事業分が4億7,080万円、教育活動支援プログラム事業や子ども医療費などに活用したソフト分が2億1,020万円で、過疎対策債合計が6億8,100万円、三輪崎庁舎整備事業に充当した合併特例債が2億1,290万円、防災対策などへの緊急防災・減災事業債が7,350万円、防災・減災、国土強靱化対策への緊急自然災害防止対策事業債が4,380万円であります。 以上、歳入全款の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○副議長(東原伸也君) ただいまの歳入全款12ページから41ページまで質疑を行います。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 以上をもって、第1条歳入歳出予算についての質疑を終わります。 次いで、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用までの説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) それでは、続きまして、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用について御説明申し上げます。 前に戻っていただきまして、1ページをお願いいたします。 第2条は、債務を負担できる事項、期間及び限度額の定めは、第2表債務負担行為によるというものであります。 6ページをお願いします。 第2表債務負担行為でありますが、住居表示の基礎調査及び実施業務を2か年で行うことから、今年度予算計上分を除いた残りの金額を限度額として設定するものであります。 1ページへお戻りください。 第3条は、起こすことができる地方債の内容は、第3表地方債によるというものであります。 7ページをお願いします。 第3表地方債でありますが、総務管理施設整備事業ほか25件で、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は記載のとおりであります。 なお、限度額の合計については16億1,800万円であります。 もう一度1ページへお戻りください。 第4条は、一時借入金の最高額を10億円と定めるものであります。 また、第5条では、歳出予算の各項の金額を流用できる場合は、給料、職員手当等及び共済費の人件費に係る予算額に過不足が生じた場合、同一款内での流用を定めるものであります。 以上、第2条債務負担行為から第5条歳出予算の流用までの説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○副議長(東原伸也君) ただいまの第2条債務負担行為6ページ、第3条地方債7ページ、第4条一時借入金及び第5条歳出予算の流用1ページについて質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 以上をもって議案第2号の質疑を終わります。 本案はお手元に配付しております分割付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
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△日程2 議案第3号 令和3年度新宮市
国民健康保険特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程2、議案第3号、令和3年度新宮市
国民健康保険特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 勢古口市民窓口課長。
◎市民窓口課長兼
国保直営熊野川診療所事務長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第3号、令和3年度新宮市
国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。 議案書の257ページをお願いします。 第1条は、事業勘定の歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億4,251万9,000円に、直営診療施設勘定では8,405万3,000円とするものであります。 第2条は、一時借入金の限度額を、事業勘定では10億円、直営診療施設勘定では3,000万円と定めるものであります。 第3条は、歳出予算各項の金額を流用することができる場合を定めたものであります。 それでは、事業勘定の歳出から御説明させていただきます。 270ページをお願いします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費3,032万7,000円は、市民窓口課保険年金係3名分の人件費と諸経費などです。 2目連合会負担金240万8,000円は、国保連合会への負担金です。 272ページをお願いします。 2項1目賦課徴収費2,819万9,000円は、税務課市民税係と収納係3名分の人件費などです。 274ページをお願いします。 3項1目運営協議会費43万1,000円は、運営協議会に関する経費です。 276ページをお願いします。 2款保険給付費1項療養諸費1目から5目まで21億7,640万6,000円を見込んでおります。 278ページをお願いします。 2項高額療養費は1目から4目まで3億3,206万9,000円を見込んでおります。 280ページをお願いします。 3項移送費は一般分10万円、退職分1,000円の科目計上です。 282ページをお願いします。 4項出産育児諸費は1件42万円を支給するもので、35件を見込み1,470万8,000円の計上です。 284ページをお願いします。 5項1目葬祭給付費は1件3万円を支給するもので、70件分210万円の計上です。 286ページをお願いします。 3款国民健康保険事業費納付金1項から3項まで9億5,047万2,000円、県から示された納付金額を計上しております。 292ページをお願いします。 4款1項共同事業拠出金1,000円は、科目設定のみです。 294ページをお願いします。 5款保健事業費1項特定健康診査等事業費3,540万1,000円は、一般会計への繰出金で保健センターに事業を委託する特定健康診査、特定保健指導の事業費です。 296ページをお願いします。 2項保健事業費1,510万2,000円は、保健事業費、医療費適正化特別対策事業費です。 298ページをお願いします。 6款基金積立金は、科目設定のため1,000円の計上です。 300ページをお願いします。 7款公債費82万2,000円は、一時借入金の利子です。 302ページをお願いします。 8款諸支出金1項償還金及び還付加算金2,232万1,000円を見込んでおります。 304ページをお願いします。 2項繰出金1目直営診療施設勘定繰出金2,665万円は、熊野川直営診療施設勘定への繰出金です。 306ページをお願いします。 9款予備費は500万円を計上しております。 続きまして、歳入を説明させていただきます。 264ページにお戻りください。 2歳入、1款1項国民健康保険税1目2目で、一般被保険者と退職被保険者等国民健康保険税6億1,813万2,000円を見込んでおります。 2款1項手数料は47万円の計上です。 266ページをお願いします。 3款国庫支出金1,000円は、科目設定です。 4款1項県補助金1目保険給付費等交付金25億8,820万4,000円は、県から示された金額で、保険給付費の一部を除き全額を県から交付されるものです。 2目財政対策補助金は400万円を見込んでおります。 5款繰入金1項1目一般会計繰入金は3億5,133万8,000円の計上です。 2項1目基金繰入金は2,000万円を計上しております。 268ページをお願いします。 6款繰越金は1,000円の科目設定です。 7款諸収入は6,037万3,000円の計上です。 なお、308ページから311ページまで給与費明細書を付しておりますので、御参照願います。 以上が事業勘定でございます。 続きまして、直営診療施設勘定について、歳出から御説明いたします。 322ページをお願いします。 3歳出、1款総務費4,359万3,000円は、診療所に係る人件費及び諸経費であります。 326ページをお願いします。 2款1項医業費3,940万9,000円は、診療に係る諸経費で医薬材料費が主なものです。 328ページをお願いします。 3款1項基金積立金1,000円は、科目設定です。 330ページをお願いします。 4款1項公債費5万円は、一時借入金の利子です。 332ページをお願いします。 5款1項予備費として100万円を計上しております。 続きまして、歳入を説明させていただきます。 318ページにお戻りください。 2歳入、1款診療収入5,715万9,000円は、1目から5目までの診療所収入を計上しております。 2款使用料及び手数料23万8,000円は、診断書等の文書料です。 320ページをお願いします。 3款繰入金1項事業勘定繰入金2,665万円は、事業勘定からの繰入金です。 4款1項繰越金は、科目設定です。 5款諸収入は5,000円の計上です。 なお、334ページから337ページまで給与費明細書を付しておりますので、御参照願います。 以上、誠に簡単ですが説明といたします。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程3 議案第4号 令和3年度新宮市
後期高齢者医療特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程3、議案第4号、令和3年度新宮市
後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 勢古口市民窓口課長。
◎市民窓口課長兼
国保直営熊野川診療所事務長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第4号、令和3年度新宮市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書の339ページをお願いします。 第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億9,088万2,000円とするものであります。 第2条は、一時借入金の限度額を定めたもので、3億円とするものであります。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。 350ページをお願いします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費1,431万6,000円は、職員人件費2名分と諸経費です。 352ページをお願いします。 1款2項1目徴収費225万5,000円は、保険料徴収に係る諸経費です。 354ページをお願いします。 2款後期高齢者医療広域連合納付金8億7,173万3,000円は、保険料及び療養給付費等の負担金です。 356ページをお願いします。 3款保健事業費47万8,000円は健診等委託料で、脳ドック10名分を医療センターへ委託するものであります。 358ページをお願いします。 4款公債費50万円は一時借入金の利子です。 360ページをお願いします。 5款諸支出金1項1目保険料還付金は、100万円を見込んでおります。 2目還付加算金は10万円を見込んでおります。 362ページをお願いします。 6款予備費は50万円を計上しております。 続きまして、歳入を説明させていただきます。 346ページへお戻りください。 2歳入、1款保険料は3億2,546万4,000円を見込んでおります。 2款使用料及び手数料は2万円を見込んでおります。 3款繰入金は5億6,409万1,000円を計上しております。 4款諸収入は130万6,000円を見込んでおります。 348ページをお願いします。 5款繰越金は、科目設定であります。 なお、364ページから367ページまで給与費明細書を付しておりますので御参照願います。 以上、誠に簡単ですが説明といたします。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程4 議案第5号 令和3年度新宮市
介護保険特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程4、議案第5号、令和3年度新宮市
介護保険特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 北畑健康福祉部次長兼健康長寿課長。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第5号、令和3年度新宮市
介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書の369ページをお願いいたします。 令和3年度新宮市
介護保険特別会計予算は、第1条第1項で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ40億3,409万2,000円と定めるものです。 第2項は、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものであります。 第2条は、一時借入金の借入れの最高額を5億円と定めるものです。 第3条は、歳出予算の経費の金額を流用できる場合を定めたものです。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、予算書の382、383ページをお開きください。 3歳出、1款1項1目の一般管理費5,048万4,000円の主なものは、説明欄1の一般管理経費、3の職員7名分の人件費です。 384、385ページをお願いします。 2項1目賦課徴収費550万2,000円は、介護保険料の賦課徴収に係る会計年度任用職員報酬と賦課に係るシステム開発・運用支援委託料などであります。 386ページ、387ページをお願いします。 3項1目介護認定審査会費946万2,000円は、介護認定審査会委員報酬等です。 2目認定調査等費3,164万円は、認定調査等事業に係る費用で、主に認定調査に従事する会計年度任用職員5名分の報酬と主治医意見書作成手数料であります。 388ページ、389ページをお願いします。 2款保険給付費は、要介護認定者に対する保険給付費で総額35億3,704万7,000円を計上しております。 1項の介護サービス等諸費ですが、要介護認定者が居宅において介護サービスを受けたとき、また介護保険施設において施設サービスを受けた際のサービス給付費を計上しております。給付費の内訳につきましては、1目の居宅介護サービス給付費から、390ページ10目特例居宅介護サービス計画給付費まで記載のとおりです。 392ページ、393ページをお願いします。 2項介護予防サービス等諸費8,444万5,000円は、要支援と認定された方に対する介護予防サービス給付費で、給付費の内訳につきましては1目から8目まで記載のとおりであります。 394ページ、395ページをお願いします。 3項1目審査支払手数料308万1,000円は、国保連合会が行う保険給付費の審査支払い業務に対する手数料です。 396、397ページをお願いします。 4項高額介護サービス等費8,772万5,000円は、要介護及び要支援の方の1か月の利用者負担額が、所得階層ごとに設けられた所定の額を超えた場合に、その差額分を払い戻すための費用です。 398、399ページをお願いします。 5項1目高額医療合算介護サービス費1,338万2,000円は、同一世帯の要介護者が医療保険、介護保険の両給付を利用し、自己負担額が著しく高額になる場合に、医療、介護を通じた限度額を適用し、限度額を上回った額を支給するというものであります。 400、401ページをお願いします。 6項特定入所者介護サービス等費1億2,138万8,000円は、低所得者の負担を軽減するため、介護保険施設における居住費、食費の基準費用額と負担限度額の差額相当分を、介護保険財源から補足給付するものです。 402、403ページをお願いします。 3款1項1目介護給付費準備基金積立金7,886万2,000円は、3年間の財政運営を行うため、令和3年度に見込まれる第1号被保険者の保険料の剰余金を積み立て、次年度以降の保険料の不足に充てるものです。 404、405ページをお願いします。 4款1項1目介護予防・生活支援サービス事業費1億5,648万3,000円は、要支援1と2の方と、事業対象者に係る介護予防・日常生活支援総合事業に係る費用で、説明欄の記載のとおり、第一号事業サービス事業費負担金が主なものであります。 2目介護予防ケアマネジメント事業費3,709万円は、介護予防・日常生活支援総合事業に係る会計年度任用職員専門職4名分の報酬とケアマネジメント委託料に要する費用です。 406、407ページをお願いします。 2項1目一般介護予防事業費282万1,000円は、要介護、要支援の状態にない一般高齢者に対し、各種予防教室や啓発活動を通し、要介護状態になることを予防するための事業で、説明欄のとおりです。 2項2目介護予防事業総務費1,837万1,000円は、介護予防事業に係る職員1名分の人件費と、会計年度任用職員1名の報酬及び熊野川地域における介護予防事業の委託料です。 408、409ページをお願いします。 3項1目総合相談事業費1,281万8,000円は、地域包括支援センターにおける会計年度任用職員専門職3名分と事務職1名分の計4名分の人件費であります。 2目権利擁護事業費5万5,000円は、高齢者の権利擁護に係る弁護士の相談手数料です。 3目包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費17万7,000円は、介護支援専門員の支援研修等に係る費用です。 4目任意事業4,013万7,000円は、説明欄記載のとおりで、主なものは2の家族介護用品給付事業、3配食サービス事業となっています。 410ページ、411ページをお願いします。 3項5目包括的支援事業・任意事業総務費2,522万6,000円は、新宮市地域包括支援センターの事業費と、社会福祉協議会へ委託する熊野川地域包括支援センターを運営するための経費及び職員1名分の人件費であります。 6目在宅医療・介護連携推進事業費1,077万9,000円の主なものは、新宮市医師会の協力を得て設置しました在宅医療の相談窓口業務に係る委託料です。 412ページ、413ページをお願いします。 7目生活支援体制整備事業1,415万8,000円は、高齢者の生活支援のネットワークづくりに向けた社会福祉協議会への委託料で、第1層の市内全域に1名、第2層のうち高田・熊野川地区に1名の計2名分のコーディネーター配置費用です。 8目地域ケア会議推進事業費101万円は、地域ケア会議開催に係る費用を計上しており、9目認知症総合支援事業費63万5,000円は、認知症の早期発見、早期対応につなげる医師、保健師、介護支援専門員等の専門職で構成する認知症初期集中支援チームに係る費用です。 416、417ページをお願いします。 5款1項1目公債費利子は、給付費等の支払いに財源不足が生じた場合における一時借入金の利子を計上しております。 418、419ページをお願いします。 6款1項償還金及び還付加算金は、第1号被保険者介護保険料の還付金等です。 以上で、歳出の説明を終わります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、376、377ページにお戻り願います。 1款保険料1項1目第1号被保険者保険料は、現年度の特別徴収保険料、普通徴収分及び滞納繰越分の普通徴収保険料を合わせまして、7億4,788万1,000円を計上しております。 2款使用料及び手数料は、いずれも科目の設定であります。 3款国庫支出金1項1目の介護給付費負担金は、令和3年度の給付費見込額のうち、施設分としての15%、その他のサービスとして20%相当分を計上しています。 2項国庫補助金1目から6目の交付金及び補助金は、説明欄記載のとおりです。 4款支払基金交付金は、第2号被保険者の介護保険料負担相当分を、社会保険診療報酬支払基金から交付を受けるもので、1項1目介護給付費交付金、次のページの2目地域支援事業支援交付金は、それぞれの事業費の27%相当分を計上しています。 378、379ページをお願いします。 5款県支出金ですが、1項1目の介護給付費負担金は、現年度分として施設分は見込額の17.5%、その他のサービスは12.5%相当分となっています。 2項県補助金1目及び2目の地域支援事業交付金は、説明欄記載のとおりです。 3項1目貸付金、6款財産収入は、いずれも科目の設定であります。 7款繰入金は、市の一般会計からの繰入金で、1項1目介護給付費繰入金から3目の地域支援事業繰入金は、説明欄記載のとおりです。 4目その他一般会計繰入金は、介護保険事業に携わる職員7名分の人件費、事務経費及び次のページの低所得者保険料軽減に係る市の負担4分の1を、それぞれ一般会計から繰り入れるものであります。 380、381ページをお願いします。 8款繰越金から9款諸収入の1項から3項2目の返納金までは、科目の設定です。 3目雑入の説明欄5、介護予防支援費収入1,458万3,000円は、要支援1、2の方に係るケアプラン作成の手数料です。 説明欄6、総合事業ケアマネジメント収入1,432万4,000円は、総合事業に係る介護予防ケアプラン作成の手数料です。 説明欄7、配食サービス利用者負担金1,168万円は、配食サービス利用者負担分です。 なお、420ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、御参照のほどよろしくお願いいたします。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) お聞きします。 389ページなんですけれども、地域密着型介護サービスというたら、クレールみたいな新宮市の住民でなかったら入れないんでしょう。その下に、特例地域密着型介護サービスと、特例ってどういうことで特例なんですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 特例でございますが、緊急時にやむを得ない理由でサービスを受けたような場合、市長が必要と認めた場合に支給となるものでございます。
◆15番(福田讓君) え。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 市長でございます。
◆15番(福田讓君) 特例というのは、今、私申し上げたように、今、新宮市ではクレールだけでしょう。そうですね、お答えください。 聞こえてない。 地域密着型特別養護老人ホームってあるでしょう。あれは、新宮ではクレールだけでしょう。違うんですか。それで、那智勝浦町にもスマイルというのがあるでしょう、日好荘がやっているの。あれは、地域密着型か私は分からない、初めちょっとあれっと思たんやけど、これは新宮市とか那智勝浦町の住民しか使えないんですね。 普通の介護施設、特別養護老人ホームというのは、別に県外の方でも使えると思うんですが、特例というのは、どういうときに特例というのがあるのかなということで、今、聞いた。市長がお認めになるということなんやけれども、どういう方で認められるんでしょうか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 災害等で介護申請ができなかったような場合、市長が特に認めた場合ということでございます。
◆15番(福田讓君) ということは、一般の老人ホームはいっぱいだったと、しかしクレールのように地域密着型の運営施設が空いた部屋があった場合と、そういうときだけなんですね。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) はい、そうでございます。
◆15番(福田讓君) そうしますと、そういう方が入っていただくことはいいんですが、それは一時的な形になるんですか。災害とかと聞いていますけれども。そのままずっと続けて入られるんですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) その状況に応じて判断されることになります。
◆15番(福田讓君) クレールというところは、うちがいろんなことで主導して、国からの補助金も取ってやっている以上、地域密着型となっていると思うんですが、一般の養護老人ホームと違うからね。市も、これに協力しているという形なんでしょう。だから、一応市長の許可がなかったらできないということなんですが、その緊急の場合ね。 一般の場合は、そうしたら皆申し込んで、クレールへは私もよく行くんですけれども、美しいし本当に個室でね。金額的に、残念ながら低所得の下の方はなかなか入れないということをお聞きしているんですが。市が補助金を申請したりして頑張っていただいて、あそこの施設長もこれに手を挙げていただいて立派なのができたんですが。 今後、それはそれで結構なんですが、介護保険でこの予算のことでお聞きしたいんですが、計画性のある、私は教育民生委員会じゃないんでね。これから、今、3年、3年の更新をされていますね。そういう施設の増設とかですね。今はどういう状態になっていますか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 第8期の介護保険事業計画を策定するに当たりまして、第7期の実績等を見ましたときに、施設利用は増えていない状況がありました。第8期においてでも、現状のままという計画になってございます。
◆15番(福田讓君) そうしますと、今の現状で待機者というんですか、それも考慮しながら、そういう施設の増設ですね。これも、手を挙げていただいてやりたいとか、やらせていただきたいという声がなかったらできないんで。新宮市としては、3年更新でやっておられるんでしょう。大体、今、お聞きしましたら。 だから、今、令和3年度ですから、今の計画は何年度までですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 令和3年から5年にかけて、第8期計画となってございます。
◆15番(福田讓君) お答えでは、何か入る人が少なくなってきたからということでよろしいんですか。だから、計画はないということなんですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 繰り返しになりますが、第7期の計画期間中に入所者数は伸びている状況が見られませんでしたので、策定委員会のほうでも現状維持ということで御審議いただいております。
◆15番(福田讓君) と申しますのは、待機者というのでどういうくらいになっていますか。新宮市で、今、特例のいわゆる地域密着型とか特別養護老人ホーム、老健施設。そんなんありますね。熊野川園が始まって黒潮園、クレール、そして温泉ハウスくまの、みさき、南紀園は合同でやっていますけれども、そこの希望者というのが介護3以上ですね。クレールも、もちろん介護3と聞いていますから。だからそれであなた方が掌握しているので、申込みで待機の数いうんですか、入所させていただきたいという形の状態では、待機はないんですね、そしたら。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 待機数はございます。ただ、介護3以上で緊急を要するとかいうところの数字も勘案いたしました。また、第8期の計画の中では、令和3年度の施設入所者待機数見込みは25名というふうなことで、令和4年度、5年度と20名、15名という計画数値が出てございます。
◆15番(福田讓君) 何回もお聞きしますけれども、今の状態では待機者はいらっしゃいますけれども、これは本当に失礼な話なんですが、お亡くなりにならなんだらお部屋が空いてこない状態ですからね、これは。まして、男性、女性というのがありまして、女性の部屋に男性は入所できませんのでね。 新宮市としては、大体このような待機者というんですか、それも想定されて令和3年度から令和5年度は増設の関係、国とかそれに陳情とか申請は今のところは考えないということですね。それでよろしいですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) 計画上は、そのようなことになってございます。
◆15番(福田讓君) 私、今、聞いておきたかったのは、今、課長がおっしゃられたように令和3年度から令和5年度の3年計画の中では部屋の増設というのは国等には申請していないということで、今の待機者のままで進められるということで理解してよろしいですか。
◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) はい、そのとおりでございます。
◆15番(福田讓君) 詳しいことは、また課長のところへ聞きに行きますけれども、以上でございます。
○副議長(東原伸也君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程5 議案第6号 令和3年度新宮市と畜場特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程5、議案第6号、令和3年度新宮市と畜場特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 竹田生活環境課長。
◎生活環境課長(竹田和博君) (登壇) ただいま議題となりました議案第6号、令和3年度新宮市と畜場特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 予算書の425ページをお願いいたします。 令和3年度新宮市と畜場特別会計予算は次に定めるというもので、第1条第1項では、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1,773万9,000円と定め、同条第2項では、款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものであります。 それでは、事項別明細書にて御説明申し上げます。 歳出より御説明を申し上げます。 434ページをお願いいたします。 1款1項1目一般管理費は1,281万7,000円となってございます。その主なものとしまして、435ページの会計年度任用職員報酬合計302万8,000円、光熱水費342万円などでございます。 次に、436ページをお願いいたします。 2款1項公債費492万2,000円は、平成27年度に実施しました排水施設改修事業実施に係る起債元金償還及び利子でございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 432ページをお願いいたします。 1款1項1目と畜場使用料173万5,000円、その内訳としまして、と畜場使用料161万9,000円を計上してございます。また、冷蔵庫使用料として11万6,000円を計上してございます。 2款1項1目一般会計繰入金は1,578万6,000円を計上してございます。 3款1項1目財産貸付収入は2,000円、4款1項1目雑入は21万6,000円を計上してございます。 なお、438ページに給与費明細書を記載しておりますので御参照ください。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程6 議案第7号 令和3年度新宮市
駐車場事業特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程6、議案第7号、令和3年度新宮市
駐車場事業特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 峪中商工観光課長。
◎商工観光課長(峪中直樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第7号、令和3年度新宮市
駐車場事業特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書441ページをお願いいたします。 新宮市駐車場事業特別会計の歳入歳出予算は、第1条第1項で歳入歳出の総額をそれぞれ511万1,000円と定め、第2項で、歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。 450ページをお願いいたします。 1款1項1目管理費の予算総額は315万5,000円で、その主なものにつきましては警備委託料66万円、機械類借上料182万8,000円でございます。 次の2目一般会計繰出金につきましては、駐車場会計における収支差益分195万5,000円について一般会計へ繰り出すというものでございます。 452ページをお願いいたします。 2款1項1目公債費の利子につきましては、駐車場事業債の償還利子1,000円であります。 次に、歳入について御説明いたします。 448ページへお戻りくださいますよう、お願いいたします。 1款1項1目の駐車場使用料につきましては510万9,000円で、一般駐車は1日当たり約20台、月ぎめ定期駐車で30台を見込んでございます。 2款1項1目の繰越金、3款1項1目の雑入につきましては、科目の設定でございます。 以上、簡単でございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 5番、岡崎議員。
◆5番(岡崎俊樹君) 今年度、予算額がこれ減っている理由というのは何かあるんですか。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 歳入について減っておりますのは、コロナウイルス感染症の影響で今年度におきましても例年の約半分の収入になってございます。 令和3年度の予算につきましても、令和2年度予算の約6割で計上させていただいております。
◆5番(岡崎俊樹君) ちなみに、現段階だと今年度は幾らぐらいになる。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 現段階、2月末ですけれども、約410万円の収入となってございます。
◆5番(岡崎俊樹君) ありがとうございます。
○副議長(東原伸也君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程7 議案第8号 令和3年度新宮市
住宅資金貸付事業特別会計予算
○副議長(東原伸也君) 日程7、議案第8号、令和3年度新宮市
住宅資金貸付事業特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 望月建設農林部次長兼管理課長。
◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君) (登壇) ただいま議題となりました議案第8号、令和3年度新宮市
住宅資金貸付事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 予算書の455ページをお願いいたします。 第1条第1項は、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ854万6,000円と定め、第2項で歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものでございます。 第2条は、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の最高額を1,000万円と定めるものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。 464ページをお願いいたします。 1款1項1目の住宅資金貸付事業費につきましては、説明欄記載のとおり6万2,000円を計上しております。 2目の一般会計繰出金についてですが、予算額810万4,000円を一般会計に繰り出すというものでございます。 次に、466ページをお願いいたします。 2項公債費1目の元金につきましては、市債の償還元金としまして36万2,000円を計上しております。 2目の利子につきましても、同じく償還利子として1万8,000円を計上しております。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 462ページにお戻り願います。 2歳入、1款1項1目の一般会計繰入金及び2款1項1目の繰越金につきましては、科目の設定でございます。 次に、3款1項1目の住宅資金貸付金元利収入につきましては、説明欄のとおり滞納繰越分の元金収入といたしまして727万3,000円、同じく利子収入として127万1,000円の収入見込みで、合計854万4,000円を計上しております。 なお、468ページに地方債に関する調書を記載しておりますので、御参照のほどお願いいたします。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(東原伸也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後2時04分
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△再開 午後2時17分
○議長(久保智敬君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程8 議案第9号 令和3年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算
○議長(久保智敬君) 日程8、議案第9号、令和3年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 竹田生活環境課長。
◎生活環境課長(竹田和博君) (登壇) ただいま議題となりました議案第9号、令和3年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 予算書の469ページをお願いいたします。 令和3年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算は次に定めるというもので、第1条第1項では、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ2,660万1,000円と定め、同条第2項では、款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものでございます。 第2条は、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の最高限度額を1,000万円と定めるというものでございます。 それでは、事項別明細書にて御説明申し上げます。 歳出より説明いたします。 478ページをお願いいたします。 1款1項1目施設管理費は、2,367万8,000円となってございます。その主なものとしましては、479ページの会計年度任用職員報酬合計212万2,000円、光熱水費630万7,000円、施設管理委託料528万円などでございます。 次に、480ページをお願いいたします。 2款1項1目蜂伏団地共同汚水処理施設基金積立金287万2,000円は、基金の積立てでございます。 次に、482ページ、3款1項1目利子5万円につきましては、一時借入金に伴う利息分でございます。 次に、484ページをお願いいたします。 4款1項1目予備費として1,000円を計上してございます。 続きまして、歳入について御説明させていただきます。 476ページをお願いいたします。 1款1項1目施設費負担金22万円につきましては、処理施設への加入金で年間1件を見込んでおります。 2款1項1目施設使用料2,627万2,000円につきましては、施設の使用料でございます。 3款1項1目利子及び配当金10万8,000円につきましては、基金積立てに伴う利子相当分でございます。 4款1項1目繰越金につきましては、1,000円の科目設定でございます。 なお、486ページ以降に給与費明細書を記載しておりますので、御参照ください。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(久保智敬君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程9 議案第10号 令和3年度新宮市
土地取得特別会計予算
○議長(久保智敬君) 日程9、議案第10号、令和3年度新宮市
土地取得特別会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 望月建設農林部次長兼管理課長。
◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君) (登壇) ただいま議題となりました議案第10号、令和3年度新宮市
土地取得特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 予算書の489ページをお願いいたします。 第1条第1項は、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ2,794万2,000円と定め、第2項で歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるというものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明いたします。 498ページをお願いいたします。 1款1項1目の用地取得費につきましては、説明欄1の用地購入費における土地購入費といたしまして2,790万6,000円を計上しております。その他補償金につきましては、科目計上となっております。 その下の用地取得一般経費につきましては、普通旅費ほか説明欄記載のとおりでございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 496ページにお戻り願います。 2歳入、1款1項1目の繰越金につきましては、前年度繰越金として2,794万円を計上しております。 2款1項1目の預金利子、3款1項1目の不動産売払収入は、科目の設定となっております。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(久保智敬君) 本案について質疑に入ります。 7番、濱田議員。
◆7番(濱田雅美君) この土地はどこの土地の購入に当たりますか。
◎建設農林部次長兼管理課長(望月敬之君) この予算の場合なんですけれども、一応道路事業等の少額の土地取得で、補正予算等が間に合わない場合の措置として備えるためにあるというものでございまして、どこを今、買うとかいう予定はございません。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。
○議長(久保智敬君) ほか、ありますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程10 議案第11号 令和3年度新宮市水道事業会計予算
○議長(久保智敬君) 日程10、議案第11号、令和3年度新宮市水道事業会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 名古水道事業所長兼業務課長。
◎水道事業所長兼業務課長(名古一志君) (登壇) ただいま議題となりました議案第11号、令和3年度新宮市水道事業会計予算につきまして御説明を申し上げます。 恐れ入ります、予算書の501ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定でございます。 第2条は、業務の予定量を定めるもので、給水契約件数を1万6,000件、年間総給水量を350万立方メートルとし、以下、記載のとおり定めるものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては、営業収益、営業外収益、特別利益を合わせまして、第1款水道事業収益6億7,299万7,000円を見込み計上しています。支出につきましては、営業費用、営業外費用、特別損失を合わせまして、第1款水道事業費用6億1,894万8,000円を見込み計上しています。 第4条は、建設改良工事等に係る資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては、企業債、負担金を合わせまして、第1款資本的収入2億5,704万円を見込み計上しています。 次の502ページ、503ページをお願いいたします。 支出につきましては、建設改良費、企業債償還金を合わせまして、第1款資本的支出5億8,514万7,000円を見込み計上しています。これにより、括弧書きに記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億2,810万7,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,990万9,000円、当年度分損益勘定留保資金2億5,053万5,000円、建設改良積立金4,766万3,000円で補填するものといたします。 第5条は、企業債について定めるもので、起債の目的等につきましては表に記載しているとおりでございます。令和3年度は、2億5,000万円の借入れを予定しております。 第6条は、一時借入金の限度額を2億円と定めるものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合の項目を定めるものでございます。 第8条は、議会の議決を必要とする流用経費として、職員給与費を7,743万5,000円、交際費を1万円と定めるものでございます。 第9条は、たな卸資産の購入限度額として875万3,000円と定めるものでございます。 少し飛びまして、522、523ページをお願いいたします。 予算実施計画明細書につきまして御説明をいたします。 収益的収入及び支出の予算でございます。 収入の予算総額として、1款水道事業収益6億7,299万7,000円を見込み計上しております。 1項の営業収益6億5,137万4,000円の内訳は、1目給水収益が6億5,000万円、2目その他営業収益が137万4,000円で、工事検査等の手数料収入及び一般会計から受け入れる消火栓維持修繕に係るものでございます。 2項営業外収益2,162万2,000円の内訳は、1目受取利息配当金7万1,000円、これは定期預金等の利息でございます。 2目長期前受金戻入2,095万8,000円は、補助金等の減価償却見合い分を順次収益化するものでございます。 3目雑収益59万2,000円は、浄水場内の駐車場貸付並びに地震計や電柱の設置に伴う水道用地の貸付料です。 4目消費税及び地方消費税還付金は、科目の設定でございます。 3項特別利益の内訳としまして、1目過年度損益修正益は、科目の設定でございます。 次に、524、525ページをお願いいたします。 支出の予算総額として、1款水道事業費用6億1,894万8,000円を見込み計上しております。 1項営業費用の1目原水及び浄水費1億1,786万1,000円は、取水から浄水に係る費用と浄水場関係の維持管理に要する費用で、主なものは委託料、動力費、薬品費及び人件費でございます。 次に、526、527ページをお願いいたします。 2目配水及び給水費6,510万6,000円は、配給水管や配水池等の維持管理に要する経費で、委託料、修繕費、動力費及び人件費が主なものでございます。 次に、528、529ページをお願いいたします。 3目総係費1億442万4,000円は、料金徴収や検針、会計事務等の委託料及び人件費、その他一般管理等の経費でございます。 次に、530、531ページをお願いいたします。 4目減価償却費2億6,929万3,000円は、建物や構築物等の償却費用でございます。 5目資産減耗費222万円は、建設改良工事に伴う除却が主なものでございます。 2項営業外費用、1目支払利息5,152万6,000円は、長期借入金に対する企業債償還利息及び一時借入金の利息でございます。 2目消費税及び地方消費税851万6,000円は、仮受及び仮払消費税の差額見込みでございます。 3項特別損失、1目過年度損益修正損及び2目その他特別損失は、科目の設定でございます。 次に、532、533ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出の予算につきまして御説明申し上げます。 1款資本的収入としまして、2億5,704万円を見込み計上しております。 1項1目企業債2億5,000万円は、改良工事への充当を予定しています。 2項1目負担金704万円は、消火栓の取替えによる一般会計からの負担金及び工事負担金でございます。 次に、534、535ページをお願いいたします。 1款資本的支出としまして5億8,514万7,000円を見込み計上しています。 1項1目改良費3億2,895万8,000円は、配水管布設工事ほか委託料、人件費等でございます。 2目量水器費68万7,000円は、量水器の購入費用でございます。 3目固定資産購入費1,747万9,000円は、送水ポンプ等の購入費用でございます。 2項1目企業債償還金2億3,802万3,000円は、施設整備事業等に充当した企業債に対する償還元金60件分でございます。 以上が令和3年度予算の概要でございます。 なお、505ページから521ページに実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、注記表、予定損益計算書を付しておりますので、御参照願います。 なお、建設改良工事の事業箇所表を別冊にて添付しておりますので、併せてお目通しいただきますようお願い申し上げます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保智敬君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程11 議案第12号 令和3年度新宮市
簡易水道事業会計予算
○議長(久保智敬君) 日程11、議案第12号、令和3年度新宮市
簡易水道事業会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 中西水道事業所工務課長。
◎水道事業所工務課長(中西廣幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第12号、令和3年度新宮市
簡易水道事業会計予算につきまして御説明申し上げます。 恐れ入ります、予算書の537ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定でございます。 第2条は、業務の予定量を定めるもので、給水契約件数を764件、年間総給水量を13万9,894立方メートルとし、以下、記載のとおり定めるものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては営業収益、営業外収益、特別利益を合わせまして、第1款水道事業収益の合計額を6,960万9,000円の見込み計上をしております。支出につきましては、営業費用、営業外費用、特別損失を合わせまして、第1款水道事業費用の合計を1億1,180万3,000円の見込み計上をしております。 第4条は、建設改良費の資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては第1款資本的収入5,469万円の見込み計上をしております。その内訳につきましては、第1項出資金が5,469万円でございます。 次に、538ページをお願いいたします。 支出につきましては、建設改良費、企業債償還金を合わせまして、第1款資本的支出の合計を5,478万8,000円の見込み計上をしております。 第5条は、予定の支出の各項の経費の金額を流用することができる場合の項目を定めたものであります。 第6条は、議会の議決を必要とする流用経費として、職員給与費を1,082万9,000円と定めるものであります。 第7条は、たな卸資産の購入限度額を定めるもので、58万円を限度額としております。 以上が予算の内容でございます。 続きまして、556ページから557ページをお願いいたします。 予算の実施計画明細書につきまして御説明いたします。 まず、収益的収入及び支出の予算でございます。 収入の予算総額として、水道事業収益6,960万9,000円を見込み計上しております。 1款1項営業収益2,108万8,000円の内訳は、1目給水収益が2,107万3,000円、2目その他営業収益は1万5,000円で、工事検査等の手数料収入でございます。 2項営業外収益4,852万円の内訳ですが、1目受取利息配当金は、科目設定でございます。 2目他会計負担金2,870万円は、一般会計からの繰入金でございます。 3目長期前受金戻入は1,981万6,000円で、補助金等の減価償却見合い分を順次収益化するものでございます。 4目雑収益の2,000円は、水道用地の貸付料でございます。 5目消費税及び地方消費税還付金及び3項1目過年度損益修正益は、科目の設定でございます。 続きまして、558ページから559ページをお願いいたします。 支出でございます。 支出の予算総額として、水道事業費用1億1,180万3,000円を見込み計上しております。 1款1項営業費用の1目原水及び浄水費1,539万1,000円は、取水から浄水に係る費用と浄水場関係の維持管理に要する費用で、主なものは光熱水費、通信運搬費、手数料、修繕費でございます。 次に、560、561ページをお願いします。 2目配水及び給水費700万5,000円は、配給水管や配水池等の維持管理に要する経費で、委託料、手数料、修繕費が主なものでございます。 562、563ページをお願いします。 3目総係費1,873万4,000円は、料金徴収や検針及び会計事務等の委託料並びに職員1名分の人件費、その他一般管理費等の経費でございます。 564、565ページをお願いします。 4目減価償却費6,161万7,000円は、建物や構築物等の償却費用でございます。 5目資産減耗費の2,000円は、固定資産の除却費等でございます。 2項営業外費用1目の支払利息880万8,000円は、長期借入金に対する企業債償還利息の39件分でございます。 2目雑支出は、科目の設定でございます。 3目消費税及び地方消費税は、24万3,000円でございます。 3項特別損失の1目過年度損益修正損及び2目その他特別損失は、科目の設定でございます。 次に、566、567ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出の予算につきまして御説明申し上げます。 資本的収入としまして5,469万円を見込み計上しております。 1項1目の他会計出資金5,469万円は、一般会計からの出資金でございます。 568、569ページをお願いします。 資本的支出としまして5,478万8,000円を見込み計上しております。 1款1項1目量水器費9万7,000円は、量水器の購入費です。 2目の固定資産購入費は、科目の設定でございます。 2項1目の企業債償還金5,469万円は、施設整備事業等に充当した企業債に対する償還金33件分でございます。 以上が令和3年度予算の概況でございます。 なお、539ページから555ページに予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、予定損益計算書、注記表を添付しておりますので、御参照願います。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保智敬君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程12 議案第13号 令和3年度
新宮市立医療センター病院事業会計予算
○議長(久保智敬君) 日程12、議案第13号、令和3年度
新宮市立医療センター病院事業会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡本医療センター庶務課長。
◎医療センター庶務課長(岡本真治君) (登壇) ただいま議題となりました議案第13号、令和3年度
新宮市立医療センター病院事業会計予算について御説明申し上げます。 恐れ入ります、予算書の571ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定です。 第2条は、業務の予定量を定めるもので、病床数を304床、延べ患者数を入院7万6,650人、外来12万8,790人、1日平均患者数を入院210人、外来532人と記載のとおり定めるものであります。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては医業収益、医業外収益、特別利益合わせまして、第1款病院事業収益の合計額63億4,294万円を見込み計上しています。 次に、支出につきましては、医業費用、医業外費用、特別損失合わせまして、第1款病院事業費用の合計額70億1,394万3,000円を見込み計上しています。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるもので、収入につきましては、第1款資本的収入合計額8億6,011万3,000円を見込み計上しています。その内訳につきましては、第1項企業債が3億840万円、第2項負担金交付金が4億2,660万5,000円、第3項補助金が1億2,510万6,000円、第4項固定資産売却代金2,000円です。 次に、支出につきましては、第1款資本的支出合計額11億3,016万1,000円を見込み計上しています。その内訳につきましては、第1項建設改良費が4億4,230万7,000円、第2項企業債償還金が6億8,245万4,000円、第3項貸付金が540万円です。これにより、括弧書きに記載の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億7,004万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金にて補填するものといたします。 恐れ入りますが、572ページをお願いいたします。 第5条は、看護師助産師奨学金貸付事業について、令和4年度貸付開始分の募集と貸付対象者の決定を令和3年度中に行うため、債務負担行為の設定を行うものです。 第6条は、企業債について定めるもので、起債の目的、限度額等につきまして、表に記載しているとおりでございます。令和3年度は、先ほど御説明したとおり3億840万円の借入れを予定しております。 第7条は、一時借入金の限度額を定めるもので、5億円と定めております。 第8条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合の項目を定めたものです。 第9条は、議会の議決を必要とする流用経費として、給与費を35億172万7,000円、交際費を120万円に定めるものです。 第10条は、たな卸資産の購入限度額を定めるもので、15億4,098万6,000円を限度額としています。 第11条は、重要な資産の取得といたしまして、注射薬自動払出システムなどの購入を定めるものです。 続きまして、予算実施計画明細書について御説明いたします。 恐れ入りますが、592、593ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出の予算でございます。 収入の予算総額として、病院事業収益63億4,294万円を見込み計上しております。 1款1項の医業収益59億3,781万6,000円の内訳は、1目入院収益38億9,272万5,000円で、延べ入院患者数7万6,650人を見込んでおります。 2目外来収益18億306万円で、延べ外来患者数は12万8,790人を見込んでおります。 3目その他医業収益2億4,203万1,000円で、室料差額等です。 次に、2項医業外収益3億6,264万4,000円の内訳は、1目受取利息配当金25万円は、定期預金等の利息です。 2目他会計負担金5,095万4,000円は、企業債償還利息に対しての一般会計からの負担金です。 3目長期前受金戻入2億5,070万9,000円は、補助金や一般会計負担金等で充当された対象となる資産のうち、減価償却見合い分を順次収益化するものです。 4目国庫補助金は、科目の設定であります。 5目県補助金240万5,000円は、和歌山県指定のがん診療連携推進病院の機能強化を図るために設けられた補助金等であります。 6目その他医業外収益5,832万5,000円は、食堂、売店等の施設使用料等でございます。 次に、3項特別利益4,248万円の内訳といたしまして、1目過年度損益修正益、2目固定資産売却益は、科目の設定でございます。 3目その他特別利益4,247万7,000円は、補助金や一般会計負担金等で充当された対象となる資産のうち、過年度において減価償却が済んでいる分について順次収益化するものです。 次に、594ページ、595ページをお願いいたします。 支出の予算総額として、病院事業費用70億1,394万3,000円を見込み計上しております。 1款1項医業費用の1目給与費35億172万7,000円は、正職員314人分と会計年度任用職員116人の給料、手当、報酬及び法定福利費並びに退職給付費、賞与引当金繰入額です。 2目材料費14億138万円は、薬品費や診療材料費等であります。 次に、596、597ページをお願いいたします。 3目経費15億6,360万4,000円は、光熱水費や修繕費、賃借料、委託料等です。 次に、598ページ、599ページをお願いいたします。 4目減価償却費4億1,657万3,000円は、建物や医療機器等の償却費用です。 5目資産減耗費396万6,000円は、医療機器の除却等に伴うものであります。 6目研究研修費3,218万7,000円は、医学図書の購入や、医師や看護師などが学会や研修会に参加する費用が主なものです。 次に、2項医業外費用1目支払利息及び企業債取扱諸費7,890万円は、企業債償還利息及び一時借入金の利息です。 2目雑損失は、科目の設定です。 3目消費税及び地方消費税1,134万5,000円は、消費税等の納税見込額です。 4目補助金225万7,000円は、通院等にバスを利用される方々の運賃の一部を助成するものです。 次に、3項特別損失1目過年度損益修正損200万円は、過年度分の医療費還付等の見込み計上です。 2目固定資産売却損、3目その他特別損失は、科目の設定です。 以上が収益的収入及び支出でございます。 次に、600ページ、601ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出の予算につきまして御説明申し上げます。 1款資本的収入といたしまして8億6,011万3,000円を見込み計上しております。 1款1項1目企業債3億840万円は、医療機器及び施設設備改修等への充当を予定しております。 2項1目他会計負担金4億2,660万5,000円は、企業債償還元金に対する一般会計からの負担金です。 3項1目県補助金1億2,510万6,000円は、令和3年度に予定しております高度急性期病床整備に係る工事費や機器購入に対する補助金です。 4項1目土地売却代金及び2目建物売却代金は、科目の設定です。 次に、支出でございますが、1款資本的支出といたしまして11億3,016万1,000円を見込み計上しております。 1款1項1目施設整備費2億3,755万円は、高度急性期病床整備に係る監理業務委託料や工事費です。 2目資産購入費2億475万7,000円は、医療機器等29点及び2トントラック1台の購入を予定するものです。 次に、2項1目企業債償還金6億8,245万4,000円は、企業債の償還元金27件分です。 次に、3項1目看護師等貸付金540万円は奨学金貸付対象者9人分です。 以上が令和3年度予算の概要となります。 なお、573ページから591ページには実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表、注記表、予定損益計算書を付しておりますので、御参照願います。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保智敬君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△休会について
○議長(久保智敬君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日3月5日から8日までの4日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(久保智敬君) 御異議なしと認めます。 よって、明日3月5日から8日までの4日間休会とすることに決定いたしました。
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△散会の宣告
○議長(久保智敬君) 以上により、次回の本会議は3月9日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。
△散会 午後2時54分...