◆9番(橋本巖君) いずれにしても、どういう関係でその
老人クラブの人たちが知り得たんだか知りませんけれども、我々は別に外部に漏らしたわけではないですけれども、町が積極的にこういう、今度の条例を出すのでそういうことに対して理解を示してほしいと、そういうふうに言ったのか、それとも老人会の方から、何かこういう条例というかうわさがあるんだけれども、一体どうなんだということで話し合いをしたのか、どっちなんですか。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君) 集めてやったわけではないですから、先ほど申しましたように、ある意味個人的な意見になってしまった部分はあるかもしれませんが、役職からいえば会長さんとか、また協議会を預かる事務局となるんですかね、福祉の関係者、あるいは個人的には何人かの方に意見を聞いたというふうなことでございます。議会から漏れたとか、そういうことは私は申し上げておりませんし、そういうことも認識したつもりもございません。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) 我々
予算審査委、2日続けてやりましたよね。それで、この老人団体との交渉というのはいつやったのか。我々が予算の審査をやっているときに、例えばそういう打診を受けたと、打診をしたということになれば、当然予算の
常任委員会の中で出されてしかるべきだし、この問題は随分
予算常任委員会の中でも批判もあったし、そういうお金を削るんだったらほかのところ、削るところいっぱいあるだろうと、そういう批判も出たんだけれども、そのタイムラグというか、いってみればいつの時点で、
予算審査常任委員会を開いている間なのか、それともそれが終わってからこういう打診をしたのか、それだけちょっと聞かせてください。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君) この問題って昨日今日出た問題ではないというふうに私は思っていましたので、以前からそういう話はさせていただいたことがございます。ちょっと正確ではないかもしれないんですが、2市2町でも既にそういうものがなくなってしまっているところもあるので、それを踏まえて、どうなんでしょうねということも聞いてまいりましたし、今回こんなことを考えているという話もさせていただいたところでございます。あくまでも協議会を開いてもらって検討したということではございません。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) 以前から話をしていたと今言ったよね、こういう問題については。2市2町との関係なんかも言って、塩谷町でもこういうことで改正せざるを得ないんだということも話したというわけでしょう。 そうしたら、なぜ議会の
予算審査委員会の中で、こういう話も出ているということをなぜ言わなかったのか。我々だって、とんでもないよと、こんなことは。そういう議論をしているときに、例えばこういう話があったということを事前に我々も聞かされていれば、やっぱり高齢者の皆さん方もこういうことでは非常に不満というか怒っているんだと意見できた。だからやっぱり撤回すべきじゃないかということで、議案の審議の中でできたはずなんだと思うんだけれども。どうなんですか。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君) 大変申し訳ないんですが、私その場には欠席をさせていただいたというふうなことがございます。 それと、やはりこの
祝金条例ができたときの時代背景、それと今日の時代背景、私は少し違うんじゃないかという考えがございまして、以前にも、先ほども申し上げましたように、この在り方というのはどうなのかなと考えていた部分がございますので、できれば今回ご提案させていただいた方向で進めることのほうが、よりベストとは申しませんが、ベターな方法ではないかというふうに考えたところでございます。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) ほかに。 11番、
君島勝美議員。
◆11番(
君島勝美君) 町長の答弁がやはりしっかりしていないと。先ほど議運でも言ったんだけれども。平成17年にこの条例をつくったときと今の段階のギャップがあり過ぎる。やはり、先ほども議運で言ったけれども、つくったときはこれ、長生きしてもらおうよということでスタートして、成功してきたわけよ。みんな長寿になってきているわけ。祝金もみんな活用してきたんだと思うんだ。 それを減らすということは、その結果が出ているのに、そこのギャップだと思うのよ。やはり議会にかけて、こういうのを減らしましょうというのをよく執行部の皆さんも理解してやらないと、これは私も、平成17年だから私ら見たんだと思うんだけれども、議員にいたんだけれども、これはいいなと思って、そしてこの事業は成功したと思うのよ。今度、成功してきたらそれじゃ減らしましょうというのは、ちょっと執行部の皆さんも、もう少し皆さんで議論して考えないと、これはおかしいと思う。撤回するのには私も予算の決算では反対を言ったんだけれども、やっぱりその説明がどうしても町民には理解できないと思うよ。どう思う。言っている意味分かるか。スタートしたときの考えと今、今度撤回したときの考え。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君) 先ほど申し上げましたように、例えば予算を減らすのが駄目なんだということになったときに、じゃこの事業については、ほかの事業をやるために全体の予算がこれだけしかないよということになれば、増やしたり減らしたりしなくちゃならない部分というのは当然出てくるものなんです。ですから、これは今の時代でどういうふうに、どの部分を増やしていかなくちゃならないのかということになったときには、私は致し方がないことだというふうに思っております。 ただ、今回は
コロナ禍という問題が一つございます。この中で、今それをやらなくちゃならないのかいというふうに言ってくれた方がおります。まさにそうだなというふうに思いまして、少しこれはどうなのかなというふうに思ったところがございます。 それともう一点は、議員からもご指摘がございましたが、執行部だけで物事を進めてしまうということはどうなのか、町民が意見を述べられるような環境というのも当然必要なのではないか、その辺が欠けていたというふうに反省をしているところでございますから、今回撤回をさせていただくというふうなことでございます。
○議長(
直井美紀男君) 君島議員。
◆11番(
君島勝美君) 町長の、私は苦しい答弁だと思うのよ。結局、ほかに使いたい金があるからってここがターゲットになったというのも私は問題だと思う。180万って予算のときは聞かせていただいたけれども、他からだって、今
コロナ禍だから、こういう時代だから取り下げたっていうような説明になってしまうけれども、私はそういう考えじゃ、この高齢社会の中で対応していく町づくり、
健康づくりはもちろん重要ですよ、そういうものに対して、180万がどこかで取れなかったのか。 そういうふうなことも、皆さんの執行部が知恵を絞れば、1つの課から20万ぐらい取ればすぐできてしまう。そういうふうな横のつながりがいまだに皆さんはできていない。私も予算決算で言うけれども、縦もないけれども横もない、そういうことがあるからこういうふうな無様な結果に、撤回になってしまうというのは、これは苦言として言っておきます。答弁は結構です。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございますか。 13番、
君嶋恒夫議員。
◆13番(君嶋恒夫君) 町長の説明からしますと、この額の中で、私が委員会でも言いましたよね、1人なら100万、100人になったから1万かと、そういう話ではないと思いますね。この中の額じゃなくて、町全体の考えからすれば、今言ったように、この計算でやること自体が無理があるような気がします。 皆さんが言ったものとダブるんですけれども、健康寿命を延ばす目的でやっている、そうすると結局、長生きしたら悪いのかなというふうになると委員会で私も言ったでしょう。 だから、こういう話になったときには、普通は大体単なる取り下げでは済まないですよね。私が結局、社会一般にやっているのに、何か間違えていたときに、すみませんで済む話と済まないような話がある。普通は申し訳ないときには賠償責任ぐらいの金額とか、それ以上のものを出してこないと解決しないですよ。ですから、話聞いていれば、言葉は悪いんですけれども、敵前逃亡みたいなのは、後からそれは出てきたんでしょう。後づけですよねと。それはまずいんですよ。 だから、私が考えるのは単なる撤回じゃなくて、今言った減額をやめて、米寿、白寿、百寿という、その次もあるんですよね。私見たら、108歳の茶寿、それから111歳の皇寿、120歳の大還暦、ここまでは乗せる必要ないですけれども、これを撤回だけじゃなくて、例えば88歳、99歳、100歳、108歳の茶寿、これぐらいくっつけて
条例差し替えでもしなくては、まとまらない話でしょうこれ。あれだけ委員会で結局、どうしたんだどうしたんだと。 まして、この年代まで生きるというのは、ただ単にぼうっと生きていてこの年代まで生きないですからね。100歳まで生きるとなれば、少なくてもぎりぎりまで社会のために貢献した人なんですよ、これ。何年か前にアメリカで
シルバーパワーを使って景気が盛り上がったという話もあります。だから、この人らは少なくとも若い人らが支えなくちゃならない人間じゃないですよ。100歳になるのには、少なくともぎりぎりまで働いてくれる人しかならないです。本当に100まで生きますか、弱い人はここまで生きないです。 だから、その辺のところがやっぱり、数字の上と現実と、それが離れているんだと思うんですよ。皆さんは確かに予算が大変だ。確かに、予算を考える人は、それは、皆さんの組んだ予算を、言うほうは簡単。確かに、どこを詰めようとか、どこを節約しようというのは分かる。しかし人ですから、そこに気持ちというのが入らない限り町民もついてこないし、ですから私としては、今回取り下げるのは反対はしないですよ、6月なり、私らも残っているか何か分からないけれども、そのときにはぜひこの108歳、120は無理でも111ぐらいまでつけた条例を出してもらいたいと思っています。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。議案第6号
敬老祝金条例の一部改正についての撤回を承認することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 よって、議案第6号
敬老祝金条例の一部改正についての撤回を承認することに決定いたしました。 ただいまの決定により、議案第6号は撤回されましたので、日程第6を削除いたします。
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△陳情の
委員長報告
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第1、陳情の審査結果について、
教育福祉常任委員長より報告を求めます。
教育福祉常任委員長、
和氣勝英議員。 〔
教育福祉常任委員長 和氣勝英君登壇〕
◆
教育福祉常任委員長(
和氣勝英君)
教育福祉常任委員長報告。
教育福祉常任委員会は、3月9日に開催され、12月定例会において本委員会に付託され閉会中の継続審査となっていた
陳情受理番号3 国に対して「
妊産婦医療費助成制度」を創設するよう
意見書提出を求める陳情書について審査いたしましたので、その結果についてご報告いたします。 本陳情の趣旨は、
妊産婦医療費助成制度は栃木県では既に実施しているが、全国的には未実施の自治体も少なくないことから、平成30年12月に公布されました
成育基本法を実りあるものにするためには、住んでいる自治体による差をなくし、妊産婦について費用の心配なく医療が受けられるようにすることが不可欠であるため、国に対し
妊産婦医療費助成制度の創設を求める意見書の提出を求めるというものであります。 本委員会としては、このたびの陳情に対し、社会的、
経済的状況にかかわらず、安心して次代の社会を担う子供を産み育てることができる環境が整備されるように推進するためには、疾患や受診科目による制限のない妊産婦に対する
医療費助成制度を国の制度として実現することが重要であるとの意見が多く、全員一致で採択することに決定いたしました。 以上、
教育福祉常任委員長報告といたします。
○議長(
直井美紀男君) 以上で
委員長報告を終わります。
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△議案第2号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) これより、
議事日程に従い、議案審議に入ります。 日程第2、議案第2号 塩谷町の事務所の位置を定める条例の全部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 9番、
橋本巖議員。
◆9番(橋本巖君) この前の新聞にも出ていたんですけれども、予定も含めて12市町で庁舎の建設、建て替えをしたんですね。例えば、佐野市では2015年、それから日光市では2018年、真岡で2020年、大田原で2019年、それから2017年に那珂川が新しい庁舎を造っているんですね。 それで、こういう建設、当然、合併して庁舎が別に替わる、那珂川なんかがそうなんですけれども、大体のところは位置が変わって新しく建てられていることが多いんですが、この
位置条例改正でもめたところというのはどこかありますか。認識していますか。これ大事なんだよ。
○議長(
直井美紀男君)
庁舎建設準備室長。
◎
庁舎建設準備室長(
鈴木修司君) 県内の市町を見渡してみますと、
位置条例については特にもめるということはなく、異論なく進んでいる状況でございます。全国に……
◆9番(橋本巖君) 全国はいいですから。この県内で。
◎
庁舎建設準備室長(
鈴木修司君) 県内では特になかったと思います。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) 私もいろいろちょっと調べてみましたけれども、日光市でも佐野市でも那珂川にしても、真岡もたしか変わっている。大田原も場所変わって建てているんだよね。そういうところを見ても、全然異論はなかったということなんだよね。 それで、私、2回この条例を出したんですけれども、2回否決されているんですよ。これ今度3回目の提出なんですけれども、もしですよ、3回これ否決されたら、これ他市町から物笑いの種になりますよこれ、絶対に。それでね、町長にちょっと聞きたいんだけれども、二度反対した議員と話し合いを何度持ったのか。それと、真剣に協力を依頼したことは何回かあるんですか、この間。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君)
位置条例、3度目だということでございますが、心配をかけておりますことには、まずおわびを申し上げなくてはならないかなというふうに思いますが、私は賛成している人も反対している人もそれなりの理由があって、それは自分の意見を貫いているんだろうというふうに思います。 ただ、私どもは提案をするに当たりまして、私個人の意見を提案しているわけではございません。
検討委員会なりの検討していただいた結果に基づいてご提案をさせていただいているわけでございまして、賛成だ反対だ、中間だという意見はないと思いますが、それはやっぱり納得いかない部分があったからこそ、そういうことになってきたのだろうというふうに思います。 ですから、私が個人個人に、一人一人に、何がだめ、こうなんですかどうなんですかと、今の政府のやり方ではございませんが、それを求める必要はあまりないのではないのかなというふうに思います。 ただ、個人的にどうなんでしょうねというふうなことはお聞きはしたつもりではございますが、ただそれを前面に出して、あの人は賛成だから、あの人は反対だからとはやる必要はないような気がいたします。 以上です。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) これが2回否決されたということは、非常に重く受け止めるべきなんだと思うんですよ。しかし、今あなたが言ったように、賛成の方も反対の方も双方に言い分があるなんて、そういうことを言っているからこうなってしまったんだよ、言ってみればね。 町長も議員も、二元代表制の下で町民から選ばれて、町民の負託を受けているんですよ。だから、町長が決めたことを黙って従えではなくて、あくまでも町民の利益に、議員と胸襟を開いて困難を打開していくというのが、町長の政治手腕なんだと私思うんだ。 だけれども、今までもそういったことを話をしたことがないというわけだけれども、2回の中でいろいろとそういう議員の異論に対して、例えばあそこは水害の可能性があるから心配だと、想定外の水があふれたらどうするんだと、そういうことにしても丁寧に議論をして、特別委員会でも議論してきましたよ。それで、25億はかかりすぎじゃないかということも、今、実施設計ができて、いろいろ経費節減をしていく、縮減を図るんだと、また後年度負担はどうするんだと、そういったことも含めて議論をずっと重ねてきたわけだから。だから、双方にもう言い分そのものはもうないはずなんですよ、言ってみれば。場所に関してですよ。 だから、そういうところであなたの政治手腕が問われるんだけれども、双方にそれぞれ意見があるんだから仕方がないということで、これ3回も出してくること自体がおかしいんですからね。1回で決まらなくちゃいけないんだから。だけれども、先ほど私が言ったように、他のどこでも、新しく新庁舎移ったところは何も異論も出てこなかったというわけだから。何でこの町では、こんな異常なことが出てくるんだということですよ。私はそれが心配ですよ。庁舎が建ったって、こういうことがあったら、本当に後で禍根を残すよ。その辺、自分の政治手腕としてどういうふうに考えているの、この問題について。それだけだ。
○議長(
直井美紀男君) 町長。
◎町長(見形和久君) 政治手腕というものがどういうものなのかというのが、少し私と
橋本議員では違うのかなというふうに思っております。 ただ、こういうことが他にはなかったというお話でございますが、そうでは私はないと思っています。鹿沼市でも実はそういう問題がございました。ちょっと他は今のところ思い当たる市町はございませんが、ですから、必ずしも塩谷町だけがそうだったということでは私はないというふうに認識をしております。 正直、我々が議会に賛否を求めるに当たって、少し足りなかった部分というものも反省をしなくてはならないというふうに思っておりますので、そこは真摯に今後も取り組んでいく必要があるんだというふうに思います。 多数決だからというふうな部分もあるかと思いますが、私は皆さんが同じ方向を向いて進めていくことがまず大切なことであろうというふうに考えておりますので、そういう意味では、真摯に今後も取り組んでまいりたいと思います。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第2号 塩谷町の事務所の位置を定める条例の全部改正についてを採決いたします。 本件は、地方自治法第4条第3項の規定に基づく特別多数議決であり、出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とし、議長も採決に加わります。 出席議員は11名です。その3分の2以上は8名です。 この採決は、起立によって行います。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
直井美紀男君) ただいまの起立者は11名で、3分の2以上です。 よって、議案第2号 塩谷町の事務所の位置を定める条例の全部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第3号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第3、議案第3号 塩谷町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第3号 塩谷町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第3号 塩谷町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第4号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第4、議案第4号 塩谷町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 9番、
橋本巖議員。
◆9番(橋本巖君) 小規模事業A型、B型、C型とあるんですけれども、これ後で出てくる29条との関係でちょっと質問をしたいと思うんですけれども、小規模保育事業A型、B型、C型というのは、児童の定数というのは決まっているんですか。それと、ゼロ歳児から3歳未満、それから3歳以上、これは別といたしまして、定数そのものはこれは決まっているんですかね。小規模A、B、Cというのは。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) では、小規模A型、B型、C型の特徴につきまして、こちらA型につきましては定員が6人以上19人以下、B型が同じく6人以上19人以下、C型が6人以上10人以下となっております。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) 関連して29条なんですけれども、7ページなんですけれども、前項に規定する保育士の数の算定に当たっては、当該小規模事業A型に勤務する保健師または看護師を1人に限り保育士とみなすことができるということでいうと、先ほど言いましたように、6人から11人ということになると、保育士の配置基準というのは大体1人ぐらいだと思うんですよね。 それで、ここでいっている保育士の資格がない保健師または看護師を保育士とみなすということなんですけれども、これ例えば保育士さんがいなくても、例えばこの人たちが保育士とみなされるということによって、保育士の資格はないんだけれども、この運営は、例えば小規模A型、B型はできるのかなというちょっと疑問があるんですけれども。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) まず、A型につきましては、職員の資格といたしまして全員が保育士ということになっております。B型につきましては、2分の1以上が保育士、C型につきましては職員の資格は家庭的保育者になっています。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) そうすると、A型の場合は全員保育士ということなんですけれども、そのうちの1人、例えば実際にこれはあると思うんですけれども、A型でいうと、保育士の配置基準は多分1人ぐらいだと思うんですよね。そうすると、全員ということになれば、看護師さんだとか、それから保健師さんは保育士には数に入れないんですか。全員保育士の資格がなければだめだというんだけれども、この場合は保健師さんと看護師さんがその代わりをできるんだよということなるんだけれども、これ例えばA型の場合は6人から11人だと大体、もちろんゼロ歳児から3歳未満児の場合と3歳児以降は配置基準が違ってくると思うんだけれども、その辺はどうなんですかね。そんなに保育士はいらないというか、今の規模からいったら。A型でいうと全員が保育士だというと、だけれども1人は保育士さんの資格がなくても大丈夫だよということになると、どういうことになるんですかと思って。正直ちょっと疑問に思うんですけれども。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) まず、小規模保育所の基準なんですけれども、まず保育の年齢、こちらがゼロ歳児と1歳児のみになっております。 基本的に保育士が全員ということなんですが、こちらの、議員さんがおっしゃいますように、看護師または准看護師を1人に限り保育士とみなすことができるということになっておりますので、この方も含めて保育士ということになるかと思います。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) だから、例えばゼロ歳児から1歳児までだとすると、6人ぐらいが配置基準となると1人、2人はいらないよね。だから、もし1人だとすると、本当の正保育士はいなくても、看護師または保健師さんを保育士とみなすことができるということになるから、ゼロ歳児から1歳児までというのは、何人に1人なんですか、配置基準というのは。6人に1人か。国でいうというか、保育士の配置基準というのは国のあれ、決まっているでしょう。そうすると、これは何人必要なのかな、A型でいうと。2人か、1人か。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) こちらまず、ゼロ歳児が3人に対して1人、1歳児が6人に対して1人となっております。
◆9番(橋本巖君) 分かりました、はい。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) すみません、先日行われました全員協議会の中で
橋本議員からご質問がありましたこちらの郡内、2市1町で、こちらの小規模関係、設置している市町はあるかというご質問にお答えさせていただきたいと思います。 調べましたところ、さくら市が小規模A型が2つの施設がございます。高根沢町が小規模A型が1施設、矢板市、塩谷町は現在のところ設置数はなしということになっております。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第4号 塩谷町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第4号 塩谷町
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第5号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第5、議案第5号 塩谷町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 9番、
橋本巖議員。
◆9番(橋本巖君) 議案第5号の補足説明資料の中でいっているんですけれども、ここでいう幼児教育、保育の無償化に伴いということで、利用者負担を支払う対象を3歳未満ということなんだよね。一応3歳以上は原則無償ということなんでしょうけれども、塩谷町では無償化の対象外の子供というのは何人ぐらいいるのかということと、あと服飾費の徴収、これは原則多分全員が対象になっていると思うんですよね。ゼロ歳児から6歳児だか何か知らないけれども、いずれにしても、全員が服飾費を今度は支払うということになったんですけれども、服飾費の徴収免除の対象者というのは何人いて、それから平均すると服飾費というのは大体どのぐらい負担をしているものなのか分かりますか。分からなかったら後でも結構なんですけれども。
○議長(
直井美紀男君)
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(磯京子君) まず、服飾費というものは、3歳以上の方については保育料が免除になりますので、保育料がなしで、服飾費といたしまして4,500円いただいております。それから、3歳未満につきましては、保育料の中に含まれておりますので、金額はちょっとすみません、分析しておりません。人数につきましてもちょっとこちら手持ちの資料がありませんので、後ほどご報告させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
直井美紀男君) よろしいですか。
◆9番(橋本巖君) はい。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第5号 塩谷町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第5号 塩谷町特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第7号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第7、議案第7号 塩谷町
国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第7号 塩谷町
国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第7号 塩谷町
国民健康保険条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第8号の質疑、討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第8、議案第8号 塩谷町
介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 9番、
橋本巖議員。
◆9番(橋本巖君) この保険料の値上げによって保険料の収入というのは幾らぐらい増えるのかということと、それと併せて、低所得者の軽減はずっと継続するということですけれども、その分を相殺すると、一体どのぐらいの保険料の収入が上がるのか。 それと、基準保険料、多分5段階かな、基準保険料の段階で比較すると、今は大体県内で何番目なのか、もちろん今それぞれの議会でこの
介護保険条例の改正も出ているところも当然あるからあれだけれども、塩谷町がこれだけ上げたということによりまして、県内で何番目ぐらいに保険料は位置するのかということで。
○議長(
直井美紀男君)
高齢者支援課長。
◎
高齢者支援課長(鈴木啓市君) 3点ほどのご質問だったかと思うんですけれども、1点目、保険料を改正したことによる収入の増の見込み額なんですけれども、これは年平均にしますと大体200万円程度になるんではないかと予想しております。 2点目ですが、今度は第1段階から第3段階の軽減措置に関しましては、年間でおよそ1,300万円程度軽減される形になります。ただし、その分の国・県並びに町のそれぞれの補填負担分がありますので、実質的にはそこに関わる負担はないということです。ちなみに町の負担に関しましては、こちらは交付税措置がございますので、先ほど申し上げたとおり実質的な負担はないというふうにお答えできるかと思います。 あと3点目の県内の何番目かということは、議員おっしゃるように、最終的な結論が出ておりませんので、これ、予測で言っていいかどうかは分かりませんけれども、本町、今議会の上程のほうが6,000円で条例のほう提出しておりますが、6,000円以上の市町村、または6,000円同等の市町村も幾つかあったかと思いますので、一番高いというような印象ではなかったかと思います。
◆9番(橋本巖君) 上げる前は何番目ぐらい。
◎
高齢者支援課長(鈴木啓市君) 上げる前、これはあくまでも予測でしかお話しできませんので、1番目ではなく5、6番目ではなかったかなとしかお話しすることはできないと思います。 以上です。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) これちょっと数字的な問題になって申し訳ないんですけれども、第7期介護保険事業計画の中で、不納欠損処理した金額というのは大体どのぐらいになるのかということと、もう一つは、この表を見ると第1段階から9段階まであるんですけれども、これ普通徴収者というのは第何段階に属しているのか。それで、この普通徴収者というのは大体何名ぐらいいるものなのか。
○議長(
直井美紀男君)
高齢者支援課長。
◎
高齢者支援課長(鈴木啓市君) ご質問2点だったかと思うんですけれども、不納欠損でよろしかったでしょうか。不納欠損はちょっと、最終的には税収のほうの収納は税務課になるんですけれども、年度によっては若干開きがあるかと思うんですが、7期合計するとおよそ200万円程度が不納欠損ではなかったかなと、これ、すみません、ちょっとはっきりした数字は言えないんですけれども、60万円程度が大体毎年不納欠損になるんではないかなという予想の下から申しました。 質問2点目は普通徴収の件でよろしかったでしょうか。特別徴収も普通徴収も第9段階までございまして、それは所得に応じて額が決まりますので、年金を受給されるときになりましたところ、自治体内特別徴収に切り替わっていく、その前までが普通徴収という形がほぼほぼですので、人数的に特別徴収、いわゆる住民税みたいな形で、会社に入っているから特別徴収が何人、自営業やっているから普通徴収が何人ということではなくて、あくまでも普通徴収から特別徴収に切り替わっていく。ただし、年金の受給範囲によっては普通徴収という形にもなります。ですから、大きな流れからいうと、ほぼ4,000人が特別徴収にはなるんですが、一時的な面からしますと、普通徴収の人数的な換算をしますと4,300人ほど令和3年度は見込んでいるんですけれども、そのうちの特別徴収はおよそ3,950名、残り370名程度は普通徴収、そのような形で試算をしております。 以上です。
○議長(
直井美紀男君)
橋本議員。
◆9番(橋本巖君) 普通徴収者の場合は、年金所得が年間18万ということで設定にされていて、もちろんそれ以上もらっていれば全部特別徴収にはなるんでしょうけれども、これは別に特別徴収から普通徴収になるとか、あれはないですよね。具体的な年金の受給金額が決まってくるわけだから。18万以下についてはいずれにしても普通徴収ですよというような形になっているわけだから、今のあなたの説明だとちょっと、そういう移動があるとかというのはちょっと私理解できないんだけれども、その辺どうなんですか。
○議長(
直井美紀男君) 税務課長。
◎税務課長(
齋藤紀代美君) 先ほどの
橋本議員の質問ですけれども、まず65歳になった場合には普通徴収、すぐに年金からの天引きにはならない。ですので、まず普通徴収で始まります。その後、所得の増減によりまして、特別徴収に切り替わるかどうかという切り替えの年金月は2月なんです。その2月のときに特別徴収であれば、翌年も特別徴収で徴収されますが、仮徴収といいまして、前年の所得に応じて仮に年金から徴収しておりますので、前年はすごく所得があったけれども翌年は所得が少なかったというと、年金の仮徴収で引ききってしまいますので、2月にゼロの場合があるんです。そうすると、翌年は普通徴収で開始されまして、10月ぐらいに特別徴収に切り替わるということで、所得の増減があった場合には普通徴収になったり特別徴収になったりということで、そういったこともあります。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) よろしいですか。
◆9番(橋本巖君) はい。
○議長(
直井美紀男君) ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 9番、
橋本巖議員、討論。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(橋本巖君) 私は、議案第8号に反対の立場から討論を行います。 本案は、町第8期介護保険事業計画令和3年から5年までの3か年の期間中に予測されるサービス給付費を試算して、それに見合う歳入構成比の約20%を占める1号被保険者の保険料を条例に定めた条例の一部を改正するものであります。 改正の主な内容は、1号被保険者の所得段階別保険料を9段階に分類して、定められた金額を引き上げるものです。それぞれの段階を年額で見ると、第1段階は300円増、第2、第3段階は400円増、第4、第5段階は500円増、第6段階は600円、第7段階は700円、第8段階は800円、第9段階は900円増となりますが、低所得者、高齢者には引き続き軽減措置が講じられますが、町の高い保険料は県内で高いランクになっていることには変わりありません。 私が本案に反対する理由は、計画という下に介護認定者数の大幅増や保険給付費を過大に見込み、保険料を連続的に値上げしてきたことで、町の被保険者は他市町よりも重い負担を強いられてきた事実は許せないからであります。 令和元年度介護保険特別会計決算では、1,400万円の減額補正、2,668万6,591円の不用額が生じて、歳入歳出差引額は2,695万5,002円となっていること、令和2年度介護保険会計の補正3号では、保険給付費と新規支援事業費を合わせて約4,950万円の大幅減から見ても、第7期介護保険事業計画で保険料を21%も大幅に値上げしたことがいかに根拠に乏しかったことを如実に証明しています。さらに、令和3年度介護保険会計歳入歳出予算規模が前年比マイナスという事実からも、保険料を引き上げる根拠は全くありません。 保険料の値上げは撤回をすると同時に、引き下げを強く求めて、私は本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第8号につきまして賛成の立場から討論いたします。 本案は介護保険事業計画に基づく保険料の改定であり、改定額も必要最小限となっていること、また、令和元年10月からの消費税率の改定に伴う第1号被保険者の世帯非課税者等を対象とした保険料の軽減強化についても継続措置を図るもので、低所得者層への負担減にもつながるものであり、本条例の改正は妥当であると判断いたします。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) 他に討論はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから議案第8号 塩谷町
介護保険条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手多数。 よって、議案第8号 塩谷町
介護保険条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。
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△議案第9号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第9、議案第9号 財産の無償譲渡についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第9号 財産の無償譲渡についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第9号 財産の無償譲渡については、原案のとおり可決されました。
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△議案第10号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第10、議案第10号 町道路線の認定についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について討論を省略し、採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第10号 町道路線の認定についてを採決いたします。 お諮りします。本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、議案第10号 町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。
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△議案第17号~第22号の討論、採決
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第11、議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算についてから日程第16、議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算についてまでを一括議題といたします。 本案については、予算決算
常任委員会において審議がされておりますので、その結果について委員長より報告を求めます。 11番、
君島勝美委員長。 〔予算決算常任委員長
君島勝美君登壇〕
◆予算決算常任委員長(
君島勝美君) それでは、予算決算常任
委員長報告を申し上げます。 予算決算
常任委員会に付託されました議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算について、議案第18号 令和3年度塩谷町
国民健康保険特別会計予算について、議案第19号 令和3年度塩谷町
介護保険特別会計予算について、議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算について、議案第21号 令和3年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計予算について、議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算についての審査経過及び結果についてご報告申し上げます。 審査は3月5日、8日の2日間にわたり、副町長同席の下、各課長及び担当より各課の方針、新規事業及び特筆すべき事業等を中心に慎重に審査を行いました。 まず、予算規模ですが、
一般会計予算については66億4,050万円で、前年度予算と比較し11億1,750万円、率にして20.2%の大幅増となっています。
国民健康保険特別会計予算については、県から示された国保事業費納付金の減額等に伴い、前年度から3.7%の減となっています。
介護保険特別会計予算については、8期計画の初年度において、将来を見据えながら、現年度の保険給付の実績推計値などを考慮した上で、0.13%の減となっております。 介護サービス事業特別会計については、介護予防支援事業や計画策定業務が主な事業となっておりますが、要支援者の推移状況は横ばいであることから、昨年度と同額の予算となっております。
後期高齢者医療特別会計予算については、若干ですが被保険者数の増が見込まれるため、3.4%の増となっております。 水道事業会計については、収益的収支について、水道料金の改定などにより2.8%の増、資本的支出については、令和3年度においては老朽石綿管更新事業推進のため、23.9%の増となっております。 予算決算の審査は全議員での委員会でありますので、審議の詳細については省略させていただきますが、本町は出生数の減少や人口流出等により、人口の減少と高齢化が進んでいます。さらに、昨年からの新型コロナウイルス感染症への対応も迫られています。今後、長期的には町税や地方交付税などの財源の減少が予想される一方、近年増加している災害を見据えた庁舎の建て替えをはじめとする公共施設等の維持、少子高齢化の進展に合わせた町民が求める行政サービスの提供、実質性のあるコロナ対策と、地方に求められている役割はますます大きくなっております。町の将来を見据えた適切な事業実施による行政の効率化及び持続可能な財政の実現を要望するものであります。 なお、各会計において、簡単に審査についての意見と要望を述べさせていただきます。 一般会計については、新庁舎建設工事により、予算規模が大きく増加しております。これまで積み立ててきた基金や町債を活用し財源を確保しておりますが、これからの人口減少を見据え、効率的な予算執行に留意し、将来に負担を残さぬよう健全な財政運営に努めること。 国民健康保険特別会計については、保健予防事業の推進と特定健康診査の受診率向上に努め、保険給付費の減少に努めること。 介護保険及び介護サービス事業特別会計については、介護保険事業計画に沿った介護サービスの実施に努めるものとし、本町の地域包括ケアシステム並びに共生社会への構築に向け、さらなる介護予防、日常生活支援総合事業の推進に努めること。 後期高齢者医療特別会計については、高齢社会の進展により増大する医療費を抑制するために、保健予防事業の推進と受診率の向上に努めること。 水道事業会計については、老朽施設の更新等、今後予想される事業も数多くありますが、将来の浄水場の在り方など長期的視野を持って、今後健全に経営に努めること。 次に、採決の結果についてご報告申し上げます。 議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算について、議案第18号 令和3年度塩谷町
国民健康保険特別会計予算について、議案第19号 令和3年度塩谷町
介護保険特別会計予算について、議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算について、議案第21号 令和3年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計予算について、議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算について、以上6議案について、議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算以外の5議案については、一部異論もありましたが、6議案全て可決すべきと決定いたしました。 最後に、予算審査が効率的に慎重に審議できましたことについて、議員各位、また執行部のご協力に対し深く感謝申し上げまして、予算決算常任
委員長報告といたします。
○議長(
直井美紀男君) 以上で
委員長報告を終わります。 本案については、全議員による予算決算
常任委員会において審議がなされておりますので、質疑は省略いたします。 これより採決に入りますが、順次、日程に従いながら、採決はそれぞれの予算議案ごとに行います。 初めに、日程第11、議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本巖議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(橋本巖君) 私は、議案第17号に反対の立場から討論を行います。 本案は、歳入歳出それぞれ対前年度比11億1,750万、率にして20.2%増の総額66億4,050万円とした近年にない大型の令和3年度
一般会計予算であります。 予算規模が大きく膨らんだ要因は、重点事業と位置づけた継続事業となる初年度分新庁舎建設事業費10億6,825万、とちぎ国体開催準備事業費1億7,232万、新型コロナウイルス対策事業費3,136万などが主でありますが、これらの事業を執行する財源構成を見ると、依存財源が59.3%、自主財源は40.7%と前年よりも若干伸びているものの、繰入金が前年比で約7億5,000万増えている一方、構成比21.4%を占める町税は、新型コロナウイルスの影響に伴う所得の落ち込みを考慮して前年比1億780万円の大幅減を見込むなど、依然として厳しい財政運営には変わりはなく、予算執行には節約を旨としつつ、極力無駄を省き、不要不急の事業を徹底的に見直すことを前提に、予算審査の中で強く指摘した事項に対して執行部が真摯に受け止め、改善の努力をして、きちんと見るべき成果を出しながら次年度に生かしていくことを強く求めます。 問題の第1は、各課が委託費として計上している様々な計画策定業務の費用算出根拠が曖昧で、業者丸投げであまりにも依存度が高く、成果がほとんど期待できないことであります。例えば、平成29年から始まった地域公共交通網形成計画策定業務に費やしたコンサルタント委託料の累計は4,981万4,000円、新年度予算を含めますと約6,181万に及び、スクールバスを含めた約1億円近い運行再編計画は全く展望できない実態があります。 また、住民課所管の平成19年に策定された第1期町環境基本計画は、平成27年で計画期間が切れているのに気がつかず、検証されることなく放置された計画と、平成30年度に策定され、一度も検証報告もなかった第1期地球温暖化対策実行計画の両方の第2期計画策定業務に約529万円を計上するなど、上位計画に準じた計画策定とはいえ、策定経過や検証結果の報告がなければ予算審議の前提が成り立ちません。質疑や政策議論に堪えられる職員の政策立案能力を高めると同時に、自己改革を強く求めます。 第2は、産業振興課所管のやすらぎの交流館施設管理委託料を前年比約618万円増の大幅な753万8,000円を計上した理由を、
コロナ禍の中で施設そのものの維持管理の内容を見直したところ、NPOに負担をかけていたことが判明したため、委託料の算出基準を見直し、施設の管理に見合った額としたとの説明ではあるが、全く理解できないだけでなく、説得力に欠け、到底町民の理解と納得は得られないことは明白であります。 なぜこのような事態が起きたのか。 第1は、町とNPO法人との委託契約はあるが、双方の管理委託の範疇や責任分担、委託料の算出基準などを定めた仕様書がないため、法人の言い分、要求を認めざるを得なかったこと。 第2は、行政手続として町と法人がどんな経緯で、どんな協議を何回開いて、どのような課題が浮き彫りとなり、要求と妥結点の相違を互いに了解し予算を計上したのかという透明性が担保されず、説明責任を欠いたこと。 第3は、NPO法人が旧熊ノ木小で運営を開始してから二十数余年が経過するが、今回のような維持管理内容の見直しや委託料算出基準の見直し要求は、一度もなかったことも理解し難いことであります。当該施設には現在に至るまで膨大な修繕、改修費が投入されていることから、今後、施設の存廃や無償譲渡を含めて、双方が深い真剣な議論を重ね、町の財政負担を極力回避する方向を見出すことを強く求めます。 以上、様々な問題点を指摘し、その改善の真剣な努力を強く求めて、私は本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 7番、冨田達雄議員。 〔7番 冨田達雄君登壇〕
◆7番(冨田達雄君) 私は、議案第17号につきまして、賛成の立場から討論いたします。 令和3年度
一般会計予算は、長年の懸案事項であった新庁舎建設に着工するほか、とちぎ国体の開催準備、交通手段の確保、新型コロナウイルス感染症対策、移住・定住促進対策など、町の課題に対応するためソフト面、ハード面ともに効果的な事業の選択が行われています。 また、歳出が大幅な増となったものの、これまで積み立ててきた基金を有効に活用し、庁舎建設のための借入れも総事業費の3分の1以下に抑えるとともに、交付税措置なる手法で地方債を活用するなど、歳入歳出とも適正な予算編成であると認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第17号 令和3年度塩谷町
一般会計予算については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第12、議案第18号 令和3年度塩谷町
国民健康保険特別会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本巖議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(橋本巖君) 私は、議案第18号に反対の立場から討論を行います。 本案は、前年度に続き対前年比1,230万円を減額し、歳入歳出予算総額を13億7,620万とした令和3年度
国民健康保険特別会計予算であります。 本会計は、平成30年度から県が国保の保険者として財政運営の主体となり、市町の国保行政を統括、監督する仕組みとなり、町は徴収した保険税を事業費納付金として県に収め、保険給付に要する財源を県支出金として歳入に計上しています。 歳出は構成比の約7割を占める保険給付費が前年比3,486万円減額に伴い、納付金も2,098万円の減額になったことにより、歳入の県支出金を前年比約3,164万円の減額などで調整を図っています。 歳入の国保税は、前年比約2,775万円の大幅減額は、被保険者の減少やコロナ感染拡大の影響による非正規労働者や自営業者の収入減が色濃く反映した予算になっていることがうかがえます。 町の国保税負担水準は、世帯平均、それから1人当たり平均ともに県内11町の中でワースト5位に位置する高さにあり、被保険者は支払いの限度を超えた重税感に苦しむ実態があります。 高い国保税の大きな要因の一つとして、ほかの医療保険にはない均等割があります。これは家族が多いほど負担が増え、収入のない子供にも課税する均等割負担は、子育て支援に逆行するだけでなく、家計を圧迫し、ひいては滞納、ペナルティ処分、不納欠損処理の悪循環を生む要因となることから、均等割は廃止するか、金額の引下げを強く求めて、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第18号につきまして賛成の立場から討論いたします。 国民健康保険は保険制度の中核として極めて重要な役割を担い、地域住民の医療確保と健康の保持増進にも大きく貢献してきました。 本予算については、歳入予算の適切な確保と、歳出にあっては医療費の動向を踏まえた保険給付費の設定、特定健康診査や特定保健指導等の健康の維持や疾病の予防に配慮した予算編成であると認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから議案第18号 令和3年度塩谷町
国民健康保険特別会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第18号 令和3年度塩谷町
国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第13、議案第19号 令和3年度塩谷町
介護保険特別会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本巖議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(橋本巖君) 私は、議案第19号に反対の立場から討論を行います。 本案は、歳入歳出それぞれ前年比200万円減額を見込んだ総額15億800万円の令和3年度
介護保険特別会計予算であります。 本会計は、第7期介護保険事業計画最終年度であった令和2年度当初予算の伸び率7.6%が一転して、マイナスの伸び率を示す第8期介護保険事業計画初年度の予算となります。 私は、過去の事例を示しながら、第6期計画で保険料を平均14%、第7期計画で約21%の値上げを、根拠に乏しく、保険給付費を過大に見込んだものであると厳しく指摘して、前年度の予算に反対した経緯があります。 私は、第8期介護保険事業計画の内容の詳細について報告を受けていませんが、3月定例議会には介護保険料を見直す条例改正が提出されています。その内容は、低所得者への軽減措置はあるものの、所得段階別9段階全てが300円から900円の値上げになっています。第7期計画最終年度に当たる令和2年度介護保険会計の補正第3号では、サービス見込みを下方修正して保険給付費と地域支援事業費合わせて約4,950万円の大幅減額は、コロナ感染拡大を加味したとしても、要介護認定率の増加に伴う給付費4.5%増を見込んだ予算の甘さは否定できない事実であるだけでなく、令和3年度当初予算規模が前年比マイナスという事実からも、保険料値上げの根拠は成り立ちません。保険料の値上げを撤回し、むしろ引下げを強く求めます。 計画期ごとの保険料の連続値上げにより、県内でワーストクラスに位置して、塩谷町の被保険者に負担を強いている実態があることは許せません。高齢化による給付の自然増だけの範疇の視点ではなく、介護予防事業の推進と併せて、町の実態に即した適正な予算編成を求めて、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第19号につきまして賛成の立場から討論いたします。 令和3年度の
介護保険特別会計予算につきましては、第8期事業計画の最初の年度ではありますが、中長期的な介護保険事業の推移を勘案しながら、現状の把握と合わせ、地域包括ケアシステム、さらには地域共生社会を見据え、事業計画の趣旨に沿って、制度の持続性を高めながら給付管理を行っていくものであります。保険者として多種多様な事業に対応し、被保険者の利便性と安心・安全な暮らしへの公助を図り、その保険者としての役割を果たすため十分に検討された予算編成であると認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから議案第19号 令和3年度塩谷町
介護保険特別会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第19号 令和3年度塩谷町
介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第14、議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
直井美紀男君) 起立全員。 よって、議案第20号 令和3年度塩谷町
介護サービス事業特別会計予算については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第15、議案第21号 令和3年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「議長、討論」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) これから討論に入ります。 まず、本案に対する反対の方の発言を許します。 9番、
橋本巖議員。 〔9番 橋本 巖君登壇〕
◆9番(橋本巖君) 私は、議案第21号に反対の立場から討論を行います。 本案は、歳入歳出それぞれ前年比520万円増の総額1億5,650万円とした令和3年度
後期高齢者医療特別会計予算であります。 本会計は、歳出構成比の約9割を占める広域連合納付金が前年比131万6,000円増に合わせて、歳入構成比の66%を占める後期高齢者保険料を前年比で217万7,000円増額して、歳入歳出の調整を図っています。 後期高齢者医療制度はスタートから13年目になりますが、75歳以上の高齢者を国保や協会けんぽなどから無理やり引き離し、医療適正化を名目に徹底した医療費削減を迫りながら、耐え難い負担を求め続けてきました。 政府はこれに追い打ちをかけるように、75歳以上の高齢者が支払う原則1割の医療費窓口負担に2割負担を導入することを閣議決定し、2022年から実施する方向ですが、コロナ危機と高齢者の貧困化で今でも深刻な受診抑制が一層加速することが懸念されます。2割負担導入の政府の言い分は、現役世代の負担上昇を抑えるため、高齢者に能力に応じた負担をしてもらうといいますが、2割負担導入で最も減るのは年間980億円の削減となる公費であり、中でもその6分の4を担う国が一番負担を減らす計画であることは明らかであります。現役世代の負担軽減や能力に応じた負担をいうなら、本医療制度の前進である老人保健制度ができた1983年、老人医療費に占める国庫負担割合は45%でしたが、後期高齢者医療に占める割合は2020年では33%まで減らし続けてきた。国庫負担割合を増やすことを町が強く求めるべきであります。 本医療制度は、急速な高齢化と年金受給額の減少から来る極めて脆弱な構造的欠陥があるがゆえに、保険料の値上げを受忍するか受診を我慢するかの選択を迫ることは、憲法が保障する生存権を著しく侵害する差別医療制度は廃止すべきです。被保険高齢者にこれ以上の負担増と受診抑制を強いるのではなく、公費負担割合を拡大して持続可能な制度にすることを町が政府に強く求めることを提案して、本案に反対いたします。
○議長(
直井美紀男君) 次に、賛成の方の発言を許します。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 私は、議案第21号につきまして賛成の立場から討論いたします。 高齢化の進展に伴い、後期高齢者や後期高齢者の医療費が今後も増加していくことが予想される中、高齢者に係る健康の保持、生活の質の維持向上を図ることとした75歳以上の者の医療を支える後期高齢者医療制度の円滑な運営のための適正な予算編成であると認められます。 よって、私は本案に賛成するものであります。
○議長(
直井美紀男君) ほかに討論はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) これで討論を終わります。 これから議案第21号 令和3年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第21号 令和3年度塩谷町
後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第16、議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算についてを採決いたします。 お諮りします。本予算に対する
委員長報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
直井美紀男君) 起立多数。 よって、議案第22号 令和3年度塩谷町
水道事業会計予算については、原案のとおり可決されました。
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△
陳情受理番号3の採決
○議長(
直井美紀男君) 続いて、日程第17、
陳情受理番号3 国に対して「
妊産婦医療費助成制度」を創設するよう
意見書提出を求める陳情書についての採決を議題といたします。 本陳情について、
教育福祉常任委員長報告は、採択であります。 委員長の報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、
陳情受理番号3 国に対して「
妊産婦医療費助成制度」を創設するよう
意見書提出を求める陳情書についての採決については、
委員長報告のとおり採択と決しました。 暫時休憩いたします。 休憩 午前11時54分 再開 午後零時00分
○議長(
直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程の追加
○議長(
直井美紀男君) お諮りします。
和氣勝英議員から1件追加発議が提出され、先ほど開催した
議会運営委員会の協議結果を踏まえ、これを日程に追加し、
追加日程第2として議題にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 よって、追加発議1件を日程に追加し、
追加日程第2として議題とすることに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 休憩 午後零時00分 再開 午後零時01分
○議長(
直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△追加発議の上程
○議長(
直井美紀男君)
追加日程第1、追加発議の上程を行います。 追加発議第1号を上程いたします。
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△追加発議の説明
○議長(
直井美紀男君)
追加日程第2、提出議案の説明を求めます。 6番、
和氣勝英議員。 〔6番
和氣勝英君登壇〕
◆6番(
和氣勝英君) 追加発議第1号の提案の趣旨説明を申し上げます。 手元にお配りしました国による妊産婦医療助成制度創設を求める意見書(案)のとおり、
成育基本法の基本理念に基づき、社会的、
経済的状況にかかわらず、安心して次代の社会を担う子供を産み育てることができる環境が整備されるように推進するためには、疾患や受診科目による制限のない妊産婦に対する
医療費助成制度を国の制度として創設することが不可欠であるため、妊産婦医療助成制度の創設を求める意見書を地方自治法第99条の規定に基づき提出するものであります。 議員皆様方の賛同を賜り、議決くださるようお願い申し上げ、追加発議第1号の趣旨説明とさせていただきます。
○議長(
直井美紀男君) 以上で提出議案の説明を終わります。
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△追加発議第1号の質疑、採決
○議長(
直井美紀男君)
追加日程第3、追加発議第1号 国による
妊産婦医療費助成制度創設を求める意見書の提出についてを議題といたします。 これから質疑を行います。 〔発言する者なし〕
○議長(
直井美紀男君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 本案について、討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 これから追加発議第1号 国による
妊産婦医療費助成制度創設を求める意見書の提出についてを採決いたします。 お諮りします。本案について、原案のとおり決する方の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(
直井美紀男君) 挙手全員。 よって、追加発議第1号 国による
妊産婦医療費助成制度創設を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。
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△
特別委員会報告について
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第18、
特別委員会報告についてを議題といたします。 新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員会の報告書が議長の元に提出されております。 特別委員会委員長より調査結果の報告を求めます。 7番、冨田達雄委員長。 〔新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員長 冨田達雄君登壇〕
◆新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員長(冨田達雄君) 新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員会の最終報告をいたします。 本委員会は、町が塩野谷農業協同組合と委託契約により実施した新たな6次産業化の構築と新産業育成業務の費用対効果等の検証を行うことを目的として、令和元年12月3日に設置され、令和元年12月9日に第1回目の委員会を開催し、以後令和3年2月25日まで10回開催し、参考人の意見聴取や資料の提出を求めながら検証を行ってまいりました。 本委員会は、塩谷町議会委員会条例第5条に基づく特別委員会ですが、真相究明のため当初から法的拘束力を持つ地方自治法第100条による100条委員会にすべきとの意見もありましたが、塩谷町議会委員会条例第5条に基づく特別委員会としたため、参考人としての出頭拒否や資料の提出を拒む者もあり、事業の検証は大変難しいものでありました。 町監査委員の意見は、事業執行における費用対効果の検証を行い、効率的、効果的な事業執行に努めることであります。 費用対効果については、費用3,902万円に対し、売上げは9万8,700円であり、費用対効果は大きくマイナスとなり、効果は全くないとの結論であります。 なぜ売上げがこれほど少なかったのかについては、様々な原因が考えられますが、食味も大きな原因の一つであったと思われます。販売を予定していたよつば生活協同組合での試食イベントに商品を出品したが、味の評価が低く合格が得られなかった。その後、改良が加えられたが、再チャレンジし合格することもなく、販売に踏み切りました。 次に、費用対効果を判断する場合に、費用が適正であったかどうかであるが、委託期間が会計年度を超えるもの、積算が過大であるもの、使用用途が不明であるもの等がありました。 まず、JAしおのやの一次下請のランドブレイン(株)であるが、二次下請に会計年度を超えた契約が4件、849万6,000円あり、不適正な支出であります。 次に、JAしおのやですが、町は不適切な支出として1,268万8,100円の返還を求めているが、この中に平成30年度の委託料残465万3,100円があります。 また、有限会社ビジネスプランニングについて、2か年8か月で624万円が支出されている。事業内容は、ヒアリング先事業者の紹介、調整であるが、報告書に詳細な記載はなく、どのような支援を行ったのか、何度指導に来たのか全く不明であります。代表者は著名な方ではあるが、仮に月1回指導を受けたとしても1回当たり78万円となります。非常に高額であります。 さらに、主に商品開発に関わった企業組合エヌ・イー・エスであるが、総額413万円の委託料を受領しているが、個人には支払いをせず企業組合エヌ・イー・エスにプールしているとの説明があり、領収書等は全く提出されていません。また、会議等を行ったときの1日の単価3万8,000円は、町の条例で定めている特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例では、医師、弁護士、大学教授等を除けば、ほとんどが1日5,000円であります。1日の単価3万8,000円は町の単価の7倍以上であり、非常に高額であります。設計上、積算するのに計上したとの説明がありましたが、この金額で委託料を受領しています。 これらの調査から見えてきたものは、委託契約上の問題であります。今後、二度とこのようなことがないように、町に次の改善を求めます。 1、契約上定めている書類の提出と期限の厳守。 2、契約書に再委託承認事項の新設。 3、下請業者等への指導徹底。 4、事業の年度区分の徹底。 次に、委託事業により取得した加工所及び物品の活用について一言申し上げます。 加工所は平成29年度事業として、船生地内の民間所有の既存建物を総額478万4,400円で改修したものですが、ここには電気ミックベーカーオーブン、ソイミルクン(豆乳製造機)等があります。この加工所整備に要した経費は総額で1,012万6,300円となるが、加工所及び上記物品は現在使用されていません。加工所の使用については、所有者との話し合いで利用可能となっているとのことですが、賃貸借契約を結び、使用を明確にし、この加工所を速やかに町民に開放し、加工所として有効利用されるよう進めていただきたい。 以上、述べさせていただきましたが、検討結果の詳細については皆様に配付されております
特別委員会報告書のとおりでありますので、ご確認いただければと思います。 最後に、本委員会の検証にご協力いただきました関係各位に深く感謝を申し上げ、新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討
特別委員会報告といたします。
○議長(
直井美紀男君) 特別委員会
委員長報告は終わりました。 お諮りします。
委員長報告をもって、新たな6次産業化の構築と新産業育成業務検討特別委員会による調査を終了したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 よって、特別委員会による調査を終了いたします。
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△議員の派遣について
○議長(
直井美紀男君) 次に、日程第19、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りします。新型コロナウイルス感染症の影響により、現在のところ議員派遣の予定はございませんが、今後、派遣等があった場合は議長に一任いただきたいと存じますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
直井美紀男君) 異議なしと認めます。 よって、議長一任に決定いたしました。
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△行政報告
○議長(
直井美紀男君)
産業振興課長より発言を求められておりますので、発言を許します。
産業振興課長。
◎
産業振興課長(星育男君) お時間が押しているところ誠に申し訳ございません。皆さんのお手元のほうに産業振興課より2つほど資料のほう置かせていただきました。 1点が、塩谷町やすらぎの体験交流施設星ふる学校、そちらのほうのことにつきまして、予算委員会のほうで契約書関係、条例関係をご提示するという約束をしたものですから、そちらのほうご用意させていただきました。目を通していただければと思います。 あともう一点、今新庁舎に合わせまして、町有林の切り出しを行っております。今回、予算委員会のほうでもちょっと資料は入れたんですが、ちょっと細かい説明ができなかったので、こちらのほうに天頂沢の町有林、火打石窪の町有林、高柴の町有林、西裏山の町有林、この4か所から切り出すという形で明細のほう入れさせていただきました。写真のほうは、現在作業しております一番上の天頂沢町有林の切り出しの状況なものですから、順次こんな形でほかの3町有林につきましても作業を進めるということで、ご理解をいただければと思います。 これを切り出した後には、生涯学習センターの庭のほうに一時的な乾燥場を作りまして、そちらのほうにストックして、順次製材等にという形になりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(
直井美紀男君) 1番、篠原操議員。
◆1番(篠原操君) 広報委員会より少しお願いがあります。 広報委員以外の方にはモニターの意見が示された用紙が配られていると思いますが、2月いっぱいまでモニターの募集を行いましたが、今のところ1名の募集しかありません。それで、議員1名に対し1名の推薦を頂きたいと思っております。期限は3月いっぱいでモニター募集を締め切りたいと思いますので、議員のモニター申込書、これ、朝また少し配らせてもらいましたけれども、ここに名前、1人1名推薦いただいて提出してくださいますようお願いいたします。 以上です。
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△閉会の宣告
○議長(
直井美紀男君) 以上で令和3年第1回塩谷町議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。 閉会 午後零時15分地方自治法第123条の規定により署名する。 令和 年 月 日 議長 署名議員 署名議員...