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令和4年9月定例会(第2日) 本文
令和4年9月定例会(第2日) 名簿

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  1. 平塚市議会 2022-09-02
    令和4年9月定例会(第2日) 本文


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和4年9月定例会(第2日) 本文 2022-09-06 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 179 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯数田俊樹議長 選択 2 : ◯数田俊樹議長 選択 3 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 4 : ◯落合克宏市長 選択 5 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 6 : ◯田中信行都市整備部長 選択 7 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 8 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 9 : ◯落合克宏市長 選択 10 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 11 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 12 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 13 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 14 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 15 : ◯石原 淳病院事業管理者 選択 16 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 17 : ◯三田浩史副病院長兼事務局長 選択 18 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 19 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 20 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 21 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 22 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 23 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 24 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 25 : ◯工藤直人学校教育部長 選択 26 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 27 : ◯土屋真人環境部長 選択 28 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 29 : ◯土屋真人環境部長 選択 30 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 31 : ◯市川 誠企画政策部デジタル推進担当部長 選択 32 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 33 : ◯原 正産業振興部長 選択 34 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 35 : ◯市川 誠企画政策部デジタル推進担当部長 選択 36 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 37 : ◯原 正産業振興部長 選択 38 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 39 : ◯岸 正人市民部長 選択 40 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 41 : ◯田中信行都市整備部長 選択 42 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 43 : ◯田中信行都市整備部長 選択 44 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 45 : ◯田中信行都市整備部長 選択 46 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 47 : ◯田中信行都市整備部長 選択 48 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 49 : ◯田中信行都市整備部長 選択 50 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 51 : ◯田中信行都市整備部長 選択 52 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 53 : ◯田中信行都市整備部長 選択 54 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 55 : ◯田中信行都市整備部長 選択 56 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 57 : ◯落合克宏市長 選択 58 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 59 : ◯落合克宏市長 選択 60 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 61 : ◯田中信行都市整備部長 選択 62 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 63 : ◯田中信行都市整備部長 選択 64 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 65 : ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 選択 66 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 67 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 68 : ◯4番 諸伏清児議員 選択 69 : ◯数田俊樹議長 選択 70 : ◯数田俊樹議長 選択 71 : ◯13番 端 文昭議員 選択 72 : ◯落合克宏市長 選択 73 : ◯岸 正人市民部長 選択 74 : ◯高橋孝祥総務部長 選択 75 : ◯岸 正人市民部長 選択 76 : ◯13番 端 文昭議員 選択 77 : ◯田中信行都市整備部長 選択 78 : ◯13番 端 文昭議員 選択 79 : ◯岸 正人市民部長 選択 80 : ◯13番 端 文昭議員 選択 81 : ◯岸 正人市民部長 選択 82 : ◯13番 端 文昭議員 選択 83 : ◯田中信行都市整備部長 選択 84 : ◯数田俊樹議長 選択 85 : ◯13番 端 文昭議員 選択 86 : ◯田中信行都市整備部長 選択 87 : ◯13番 端 文昭議員 選択 88 : ◯田中信行都市整備部長 選択 89 : ◯13番 端 文昭議員 選択 90 : ◯田中信行都市整備部長 選択 91 : ◯13番 端 文昭議員 選択 92 : ◯田中信行都市整備部長 選択 93 : ◯13番 端 文昭議員 選択 94 : ◯田中信行都市整備部長 選択 95 : ◯13番 端 文昭議員 選択 96 : ◯田中信行都市整備部長 選択 97 : ◯13番 端 文昭議員 選択 98 : ◯田中信行都市整備部長 選択 99 : ◯13番 端 文昭議員 選択 100 : ◯田中信行都市整備部長 選択 101 : ◯13番 端 文昭議員 選択 102 : ◯田中信行都市整備部長 選択 103 : ◯13番 端 文昭議員 選択 104 : ◯田中信行都市整備部長 選択 105 : ◯13番 端 文昭議員 選択 106 : ◯田中信行都市整備部長 選択 107 : ◯13番 端 文昭議員 選択 108 : ◯田中信行都市整備部長 選択 109 : ◯13番 端 文昭議員 選択 110 : ◯田中信行都市整備部長 選択 111 : ◯13番 端 文昭議員 選択 112 : ◯田中信行都市整備部長 選択 113 : ◯13番 端 文昭議員 選択 114 : ◯田中信行都市整備部長 選択 115 : ◯13番 端 文昭議員 選択 116 : ◯田中信行都市整備部長 選択 117 : ◯13番 端 文昭議員 選択 118 : ◯田中信行都市整備部長 選択 119 : ◯13番 端 文昭議員 選択 120 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 121 : ◯13番 端 文昭議員 選択 122 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 123 : ◯13番 端 文昭議員 選択 124 : ◯石川清人教育総務部長 選択 125 : ◯13番 端 文昭議員 選択 126 : ◯津田勝稔企画政策部長 選択 127 : ◯13番 端 文昭議員 選択 128 : ◯岸 正人市民部長 選択 129 : ◯13番 端 文昭議員 選択 130 : ◯平井 悟社会教育部長 選択 131 : ◯13番 端 文昭議員 選択 132 : ◯平野貴裕市長室長 選択 133 : ◯数田俊樹議長 選択 134 : ◯数田俊樹議長 選択 135 : ◯26番 出村 光議員 選択 136 : ◯落合克宏市長 選択 137 : ◯田中信行都市整備部長 選択 138 : ◯吉野雅裕教育長 選択 139 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 140 : ◯武井 敬土木部長 選択 141 : ◯吉野雅裕教育長 選択 142 : ◯26番 出村 光議員 選択 143 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 144 : ◯26番 出村 光議員 選択 145 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 146 : ◯26番 出村 光議員 選択 147 : ◯重田昌巳健康・こども部長 選択 148 : ◯26番 出村 光議員 選択 149 : ◯原 正産業振興部長 選択 150 : ◯26番 出村 光議員 選択 151 : ◯原 正産業振興部長 選択 152 : ◯26番 出村 光議員 選択 153 : ◯原 正産業振興部長 選択 154 : ◯26番 出村 光議員 選択 155 : ◯田中信行都市整備部長 選択 156 : ◯26番 出村 光議員 選択 157 : ◯田中信行都市整備部長 選択 158 : ◯26番 出村 光議員 選択 159 : ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 選択 160 : ◯26番 出村 光議員 選択 161 : ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 選択 162 : ◯26番 出村 光議員 選択 163 : ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 選択 164 : ◯26番 出村 光議員 選択 165 : ◯田中信行都市整備部長 選択 166 : ◯26番 出村 光議員 選択 167 : ◯田中信行都市整備部長 選択 168 : ◯26番 出村 光議員 選択 169 : ◯田中信行都市整備部長 選択 170 : ◯26番 出村 光議員 選択 171 : ◯田中信行都市整備部長 選択 172 : ◯26番 出村 光議員 選択 173 : ◯石川清人教育総務部長 選択 174 : ◯26番 出村 光議員 選択 175 : ◯石川清人教育総務部長 選択 176 : ◯26番 出村 光議員 選択 177 : ◯平野貴裕市長室長 選択 178 : ◯数田俊樹議長 選択 179 : ◯数田俊樹議長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                   午前10時00分開議 ◯数田俊樹議長  おはようございます。ただいまから令和4年9月第3回平塚市議会定例会第2日目の会議を開きます。  本日の議事日程は印刷配付のとおりですので、それによって御承知願います。      ※ 認第1号~認第3号、報告第8号~報告第11号、議案第42号~議案第56号        (総括質問) 2: ◯数田俊樹議長  これより日程に入ります。日程第1に掲げた市長提出案件を一括議題とし、これより総括質問を行います。  あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。  4番諸伏清児議員ですが、諸伏議員は一問一答方式で質問を行いますので、質問回数に制限はありません。諸伏清児議員。                 〔4番諸伏清児議員登壇〕 3: ◯4番 諸伏清児議員  おはようございます。清風クラブの諸伏清児です。発言通告に従い質問をいたします。  1、議案第51号 令和4年度平塚市一般会計補正予算。  今回の補正予算の内容については、新型コロナウイルス感染症や原油価格・物価高騰などの困難な局面において、感染症対策や経済対策、生活困窮者・子育て支援などあらゆる面で市民生活を守り支えるための経費を計上し、また、公共施設の機能改善に係る経費や脱炭素化に資する経費、不足が見込まれる経費などを計上しておりますが、今回の補正予算は過去最大規模の29億6864万9000円となります。市長は、現在における市民生活や社会経済活動の状況についてどのように認識しているのか、また、補正予算の特徴及び財源の確保について伺います。  2、市長に問う。  (1)令和3年度決算と今後の財政見通し。  令和3年度の社会経済は、新型コロナウイルス感染症が依然として猛威を振るい、感染の再流行や、年度末においてはロシアによるウクライナ侵攻など不安定な社会情勢の中で、本市においても影響を及ぼしたと考えます。その中で、本市の令和3年度の一般会計歳入決算額は、1064億987万4000円となり、前年度比11.5%の減少であります。令和3年度歳出決算額においても、1020億6996万8000円と前年度比11.2%の減少となり、令和3年度の実質収支は、前年度比2億5604万4000円増の33億3043万1000円となりました。令和3年度は、ポストコロナを見据えたまちづくりに注力し、「コロナに打ち勝つまち」の実現に取り組まれましたので、令和3年度平塚市一般会計・特別会計決算及び公営企業決算について、以下伺います。  1)令和3年度の決算は、令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたと考えます。その中で市長は、令和3年度の決算を事業の達成度も含めどのように評価しているのか、また、今後の財政見通しについて伺います。  2)平塚市民病院において、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、医業収支は大きくマイナスとなったものの、感染症に係る措置や感染症に係る補助金など病院事業全体では黒字決算となったのが実情であります。令和3年度の取組及び今後の病院事業の見通しについて伺います。  (2)ポストコロナを見据えたまちづくり。
     ア、新型コロナウイルス感染症対策。  新型コロナウイルス感染症の再拡大第7波は急速な勢いで広がり、全国における新規感染者数は過去最多を幾度となく更新しました。これまでにない強い感染力で全国に猛威を振るい、本市においても爆発的な増加を記録しております。新たな脅威を前に、協力して感染防止に努めることが必要でありますので、以下伺います。  1)本市の新型コロナウイルス感染者状況(傾向)を踏まえての御見解を伺います。  2)新型コロナウイルス感染拡大の第7波を迎え、本市における感染防止策の取組について伺います。  3)新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種は感染予防や重症化予防に一定の効果があるとされております。現状のワクチン接種状況及びこれまでの本市の取組について伺います。  4)新型コロナウイルス感染症の再拡大第7波の収束が見えない中で、市内小中学校は夏休みを明け学校が始まりましたが、小中学校における感染対策の取組を伺います。  イ、脱炭素社会への取り組みについて。  国は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを掲げ、脱炭素社会の実現を目指すとされております。本市においても、気候変動対策を力強く推進するため、2050年までに本市の二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする削減目標を踏まえて、ゼロカーボンシティの実現に取り組むことを宣言しましたので、以下伺います。  1)令和4年4月より、県内初となる中小企業脱炭素支援パッケージを創設されました。その効果と実績、また、市民も含めた本市の脱炭素社会に向けた取組について伺います。  2)本市において、脱炭素社会の実現に向けて市民との連携も大切と考えますが、市民への意識づけをどのように取り組まれるのか伺います。  ウ、デジタル化の取り組みについて。  (ア)本市のデジタル化の取組は、平塚市デジタル化基本方針(アクションプラン)を昨年6月に策定し、さらに、デジタル技術の進展や社会情勢の変化など必要に応じて見直しを行い、着実に取り組まれていると考えますが、現在における本市の取組状況について伺います。また、本市においてもLINE公式アカウントを活用して情報発信をしておりますが、現在の友だち登録件数及び効果について伺います。  (イ)地域経済キャッシュレス化推進事業について、これまでひらつか☆スターライトポイントを中心に事業を進めてきましたが、今回の補正予算ではスターライトマネーの還元率を増やす取組となっております。その理由について伺います。  (ウ)マイナンバーカードは、デジタル時代のパスポートと言われつつある中で、国は、マイナンバーカードの普及促進については、2022年度末までにほぼ全国民にマイナンバーカードが行き渡ることを目指すとされておりますが、本市においても国の目標を踏まえて取り組まれておりますが、本市のマイナンバーカードの申請率・交付率及びマイナポイント支援の状況を伺います。あわせて、本市の普及促進の取組について伺います。  エ、ウィズコロナに向けて。  本市は、本年4月1日に市制施行90周年を迎え、市制施行90周年記念事業として第70回湘南ひらつか七夕まつり、第70回湘南ひらつか花火大会を3年ぶりに開催いたしました。新型コロナウイルス感染症第7波の収束が見えない中で、大きなイベントを実施されましたが、その意図は何か、及び成果について伺います。また、地域に目を向けると、各地域では各種イベントや地域活動の再開に苦慮されているところもありますが、本市はどのように現状を捉え、認識しているのか伺います。  3、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について。  本市は、民間のノウハウや資金を活用したPark-PFI制度を活用して、龍城ケ丘プール跡地を市民がこれまで以上に海を楽しみ、平塚の海の魅力を発信する海辺の総合公園の整備に向け準備を進めてきましたが、塩・風の調査や既存樹林をさらに保存するための検討、また、関係機関との協議、施設配置の見直しなど、延期されていた工事着手するための実施協定の締結期限を令和6年3月29日とし、事業者から提出された見直しプランを事業継続していくプランと決定されましたので、以下伺います。  1)債務負担行為について、当初プランで示された事業費16億円(整備費・管理運営費)の推移について伺います。  2)これまで市民からの意見を基に、市長は3つの視点を踏まえて指示を出されてきましたが、今回の見直しプランにどのように反映されているのか、また、塩・風の調査をどのように反映しているのか伺います。  3)見直しプラン計画概要について、主な変更内容について伺います。また、当初は2022年の供用開始を目指した事業と認識しておりますが、事業整備の延長に伴い2025年の春頃と長い期間の事業計画となりましたが、市としてこの事業にどのような意義があると考えているのか伺います。  4、諸課題。  (1)神奈川大学の移転問題について。  神奈川大学湘南ひらつかキャンパスからの全面移転が半年後に迫ってきているが、神奈川大学の理事長が本年の7月に替わり、落合市長は新理事長と8月に面会しているが、移転に関して神奈川大学より示されたものはないのか伺います。  (2)ツインシティ大神地区について。  ツインシティ大神地区では、相模小学校の開校、イオンモールの着工など、まちづくりはいよいよ大詰めに来ているように感じるところであります。来年の春にはイオンモールが開業予定とされておりますが、まちづくり全体の進捗状況と今後の見通し、また、まちびらきはどのようになるのか伺います。  (3)地域スポーツの未来。  本市に本拠地を置く湘南ベルマーレは、本市の宝であると考えます。このたびの補正予算において、レモンガススタジアム平塚の観客席について改修経費が措置されました。ベルマーレサポーターも喜ばれると考えますが、本市としてこれまで湘南ベルマーレに対してどのような支援をされてきたのか伺います。  以上で1回目の質問を終わります。                〔4番諸伏清児議員質問席へ〕 4: ◯落合克宏市長  4番諸伏清児議員の御質問にお答えします。私からは、1、議案第51号 令和4年度平塚市一般会計補正予算、2、市長に問う、3、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について順次御答弁します。  まず、1、「議案第51号 令和4年度平塚市一般会計補正予算」について3点の御質問です。  1点目の市民生活や社会経済活動の認識、2点目の補正予算の特徴、3点目の財源の確保は、関連がありますので一括して御答弁します。2019年に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックに加え、2022年のロシアのウクライナ侵攻に端を発する物価高騰によって、本市のみならず全国的にも市民生活や社会経済活動が思うように進められない閉塞感が続いていると認識しています。このような中でも、本市の元気と活力の象徴である湘南ひらつか七夕まつりや湘南ひらつか花火大会を開催できたことは、多くの人たちを笑顔に変え、ウィズコロナ社会において先へと進む希望を感じ取る機会になったと確信しています。今回の補正予算により、感染症への向き合い方が変わりつつある契機を逃さず、ウィズコロナ社会へ適応するため、市民に最も近い基礎自治体として、温かみを感じられる施策を展開するとともに、物価高騰や感染症への対策を着実に実施していきます。また、国の地方創生臨時交付金や市が積み立ててきた施設整備保全基金などの財源を有効に活用し、過去最大規模の財政出動をすることで、市内経済の底上げを図り、地域・経済活動の担い手として頑張っている市民・事業者の皆様とともに、活気にあふれる新たな日常を築いていきます。  続きまして、2、市長に問うについて大きく2点の御質問です。  最初に、(1)令和3年度決算と今後の財政見通しについて2点の御質問です。  1点目の令和3年度の評価と今後の財政見通しですが、昨年度は、「コロナに打ち勝つまち」の実現に向け、感染症の再流行に備えた万全な体制を維持しつつ、デジタル化、脱炭素化など、社会経済を回し続けるための施策やポストコロナを見据えた施策を実施しました。また、コロナ危機においても止めてはならない各種施策を着実に推進し、一定の成果を上げたものと考えています。今後、本市財政は、感染症などの影響により歳入の根幹である市税の大幅な増収は見込めない一方、社会経済状況の変化に対応していくための新たな行政需要がさらに求められると考えています。こうした状況においても、事業の必要性を見極めながら、あらゆる財源を適切に活用し、引き続き安定した財政運営を図っていきます。  次に、2点目の病院事業決算と今後の病院事業の見通しですが、令和3年度の病院事業決算は、医業収益が約120億円、医業費用が約138億9000万円で、医業収支は約18億8000万円の赤字となりました。病院事業全体では、新型コロナ関連補助金の活用により約23億8000万円の黒字となりました。令和3年度は、新型コロナウイルス感染症患者に対応しつつ、通常診療の継続に努めるとともに、新規入院患者の確保に取り組みました。今後の病院事業の見通しについてですが、依然新型コロナが病院事業に与える影響は続く上に、補助金の継続が不透明であることや、働き方改革の対応による人件費の増加が見込まれることなどから、経営は厳しくなると考えています。  続いて、(2)ポストコロナを見据えたまちづくりについて4点の御質問です。  まず、ア、新型コロナウイルス感染症対策について4点の御質問です。  1点目の本市の感染状況を踏まえての見解ですが、第7波では、7月中旬から急速な勢いで新規感染者が増え、8月の新規感染者数も合計で7394人と過去最多になりました。判明日別では、8月1日に438人を記録し、現在は減少傾向にはありますが、高止まりが続いています。市内の医療機関では発熱患者の増加で外来診療が逼迫し、また、福祉施設ではクラスターが発生しているほか、職員の感染により業務に支障が出ている機関もあります。県は、8月2日に発出したかながわBA.5対策強化宣言を9月末まで延長しており、油断できない状況です。しかしながら、オミクロン株の症状としては、軽症、無症状が大半を占めているため、感染対策を適切に講じつつ、社会経済活動もしっかりと進める、いわゆる社会的な要請でもあるウィズコロナ社会により対応していく必要があると考えています。  次に、2点目の本市における感染防止策の取組ですが、さらなる感染拡大を防ぐ鍵となるのはワクチン接種です。高齢者や基礎疾患のある方、さらに、医療従事者や高齢者施設の従事員に対して4回目の接種を進めていくとともに、3回目までの接種を行っていない方に速やかな接種を実施していきます。オミクロン株対応の新たなワクチン接種については、今回の補正予算に計上させていただいており、国の対応が示され次第、速やかに実施していきます。また、福祉施設や医療機関、消防救急など業務を止めることのできない機関に市で購入した抗原検査キットを配付し、早期検査や濃厚接触者の自主療養期間の短縮に利用していただいています。さらに、市民の皆様には、基本的な感染対策を徹底していただくことや、機会あるごとに市長メッセージを発信するなど啓発を続けています。本市としても、市民の皆様の命と健康を守ることを最優先し、新型コロナウイルスの最新の特性を見極め、社会経済活動の回復に向けた取組を段階的に進めていきます。  次に、3点目のワクチン接種状況とこれまでの取組ですが、8月29日に内閣官房が公表した本市の全人口を母数とするワクチンの接種率は、1回目82.02%、2回目81.57%、3回目65.55%、4回目22.10%です。なお、4回目接種では、主な対象となる60歳以上を母数とすると61.14%となります。本市では、国の方針やワクチン供給などの情報を適宜広報ひらつかなどを用いて市民の皆さんと共有しつつ、100を超える医療機関には個別接種の協力をいただいています。また、保育園、幼稚園、小中学校など子ども関連施設の従事者や、いわゆるエッセンシャルワーカーへの優先接種、若年層、現役世代向けの夜間接種、予約なし接種、夏休みや春休み時期の子ども向け接種、商業施設での集団接種などを進めたことで、昨年4月以降の接種回数は延べ64万回を超えました。  次に、4点目の小中学校における夏休み明けの感染対策の取組ですが、現在、各学校においては、「平塚市新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」に基づき、換気を徹底するなど、可能な限り感染リスクの低減に努め、児童生徒などの安全・安心を確保しながら教育活動を継続しているところです。さらに、8月19日付文部科学省事務連絡「夏季休業明けにおける新型コロナウイルス感染症対策について」を受け、学校において児童生徒などの日常的な健康観察を引き続き実施するほか、授業や学校行事など活動場面ごとの状況に応じた感染対策上の工夫の検討を行うなど、感染拡大を防止しつつ、教育活動を継続し、児童生徒の学びを保障するよう、改めて各学校に依頼しました。  続いて、イ、脱炭素社会への取り組みについて3点の御質問です。  1点目の中小企業脱炭素支援パッケージの効果と実績ですが、制度利用の実績としては、8月末までに脱炭素設備投資促進補助金は5件、電気自動車等導入支援補助金には3件の申請を受けています。設備導入の検討段階から専門家が相談に応じ、資金調達や補助制度など、それぞれの事業者に合わせた支援をすることで、効率よくCO2を削減するとともに、市内中小事業者の事業継続・生産性向上につなげる効果があると考えています。  次に、2点目の市民も含めた本市の脱炭素社会に向けた取組ですが、本市では、本年3月に平塚市環境基本計画の中間見直しを行い、その中で、「脱炭素社会に対応するライフスタイルの普及促進」と「再生可能エネルギーや高効率な省エネルギー機器等の導入促進」を掲げています。今年度は、国の助成を受け、再生可能エネルギー導入に向けた目標などの検討を行っているほか、64の公共施設にカーボンフリーの電力を導入しました。また、庁用自動車の電動化のための補正予算を計上させていただいています。市民に向けては、ひらつかCO2CO2(コツコツ)プランの取組を引き続き実施し、日常生活における環境配慮の取組を進めています。  次に、3点目の市民への意識づけをどのように取り組むかですが、脱炭素社会を実現するためには、多くの人が徹底した省エネに取り組むとともに、再生可能エネルギーを利活用することが重要です。本市では、平成17年から実施しているひらつかCO2CO2(コツコツ)プランを通じて、このような意識啓発を市民向けに行っており、これが参加された市民の皆様に定着してきているものと認識しています。このため、新たな参加者が増えるよう、ひらつかCO2CO2(コツコツ)プランの参加方法や参加への動機づけを工夫していきます。  続いて、ウ、デジタル化の取り組みについて5点の質問です。  1点目の本市の取組状況ですが、本年6月には、これまでの取組状況を整理するとともに、新たな取組事項を追加するなど、アクションプランの見直しを行いました。これに基づき、現在、手続のオンライン化やキャッシュレス対応の拡充、シニア向けスマホセミナーの実施のほか、さらなる窓口サービスの改善を図るため、手続案内ナビゲーションや申請書作成支援システムを用いたスマート窓口の整備などを行っています。引き続き、市民サービスの向上や行政事務の効率化に向けて、業務改革や利用者視点に立ったデジタル化の取組を全庁連携の下、着実に進めていきます。  次に、2点目の市LINE公式アカウントの友だち登録件数及び効果ですが、市LINE公式アカウントは、令和2年6月の開設以来、2度のリニューアルを実施して、市民が情報を取得する際の利便性の向上を図るとともに、各種広報媒体を活用して認知度を高めることにより、およそ1万9500件の友だち登録をいただいています。情報発信の効果については、一人一人のニーズに応じて、市のイベントや子育て、防災・災害に関する情報など、市政に関する様々な情報をタイムリーにお届けし、その情報が活用されることで、市民生活における利便性向上や、安心・安全な暮らしにつながっているものと考えています。  次に、3点目の補正予算においてスターライトマネーの還元率を増やす取組とした理由ですが、スターライトマネーは、アプリをインストールするだけで購入できることから、事前申込み期間を設けることなく事業をスタートすることができます。また、これまでの活用データを踏まえると、スターライトポイントは、販売から2か月で約70%が集中的に利用され、以降は利用額が減少する傾向が見られることから、毎月利用した額に応じて還元されるスターライトマネーのほうが継続的な利用を見込むことができ、事業者への支援により適しているものと判断しました。  次に、4点目のマイナンバーカードの申請率・交付率及びマイナポイントの支援状況ですが、8月28日現在の最新の速報値では、マイナンバーカードの申請率は59.7%、全国平均は56.6%です。また、交付率は50.6%で、全国平均は47.2%であり、いずれも全国平均を3ポイント以上上回っています。マイナポイントの支援状況ですが、第2弾ではマイナンバーカードを既に取得された方も対象となりますので、連日多くの方が専用窓口に訪れており、窓口を増やして対応しています。また、訪れる方の多くはスマートフォンやキャッシュレス決済に不慣れな方であるため、マイナンバーカードを利用した手続をきっかけに、幅広い年代の方がデジタル化になれ親しんでいただけるよう、きめ細かな説明を行うなど支援の充実に努めています。  次に、5点目のマイナンバーカードの普及促進の取組ですが、マイナンバーカードの普及促進に向けた取組として、期日前投票所や新型コロナウイルスワクチン接種会場といった多くの人が集まる場所で周知を行うとともに、地区公民館や大型商業施設などでの出張申請支援や、市役所本館での申請支援を行っています。また、カードの普及促進には利便性の向上も欠かせないため、ノーライト化と言われる申請書作成支援システムの導入や、諸証明のコンビニ交付の発行手数料減額、コンビニ交付の仕組みを取り入れた証明書申請受付システムの運用などを行っています。  続いて、エ、ウィズコロナに向けてについて2点の御質問です。  1点目の七夕まつりと花火大会の開催の意図と成果ですが、七夕まつりと花火大会は70年という歴史と伝統があり、今年は市制施行90周年の節目の年でもあります。その中、多くの皆様が待ち望んでいたイベントをこれ以上やめたままにしておけないことから、感染防止対策を徹底しつつ、七夕まつりを契機に本市に元気を取り戻し、多くの活動を活気づけていきたいという思いから開催を決断したものです。七夕まつりには3日間の開催で80万人の来場があり、また、花火大会は企業の皆様からの協賛が前回を上回り、有料観覧席は全て完売するなど、両イベントとも多くの方々を活気づけ期待に応えることができました。コロナ禍で様々な事業などが制限される中で、この2つのイベントを開催したことは、平塚市が積極的に未来へ進む姿勢を示せたことと感じています。  次に、2点目の地域の活動に対する現状認識ですが、自治会をはじめとした地域団体の皆様におかれては、何度も続く感染症拡大の波を受け、思うような活動ができない一方、住民同士をつなぐため、工夫を凝らしながら活動を再開されていると承知しています。私も、良好な地域社会を維持する上で、地域活動の大切さは身にしみており、地域の絆を育む活動の継続、再開、新たな取組の展開をしっかり後押しすることで、ウィズコロナ社会、そして、ポストコロナ社会でも地域の皆様が生き生きと地域で暮らしていけるよう、一緒に取り組んでいきます。  次に、3、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について4点の御質問です。  まず、1点目の事業費16億円の推移についてですが、募集開始前の令和元年6月議会において、特定公園施設や道路改良、下水道の整備費として10億円、維持管理費6億円の合計16億円を債務負担行為として議決いただきました。事業者から示された当初プランは、整備費が10億円で、維持管理費は約4億3000万円で提案されていました。このたびの見直しプランでは、整備費の内容は異なりますが、同じく10億円で、維持管理費は約4億9000万円で提案されています。市としては、債務負担行為の上限である16億円の範囲内であると認識しています。  次に、2点目の市長3つの指示はどのように反映しているか、また、塩・風の調査をどのように反映しているかですが、私から出した3つの指示のうち、1つ目の既存樹木のさらなる保全では、公園全体の樹木の保全率について、当初プランでは約37%でしたが、見直しプランでは約53%に大きく増やしています。2つ目の夜の静穏・静寂をどう守るかについては、夜間照明を抑えることやコンビニ営業時間短縮の検討を行っており、3つ目の子ども・親子連れのためのさらなる工夫については、芝生広場やスポーツフィールドの拡大、海岸でも遊べるグッズの貸出しなども検討しています。塩と風の対応については、風の流れを大きく変えないことが塩の対策につながることから、見直しプランでは、当初プラン同様に、事業地海側の最前線の樹木を保全するとともに、プール跡地の一部に新規植栽をさらに増やすことにより、整備前後で住宅地への塩や風の大きな変化がないように計画をしています。  次に、3点目の見直しプランの主な変更内容ですが、見直しプランは、当初プランのコンセプトを継承しつつ、東駐車場1か所に集約するなどの見直しを行いました。当初プランの計画の考え方と同様に、袖ケ浜交差点をメインエントランスとし、海・夕日方向へと導く主動線「ビーチライフプロムナード」を設け、プロムナード沿いに公園施設を連続して配置しました。一方で、駐車場を東側1か所に集約したことにより、事業性の観点から、カフェ棟の廃止や、マルシェ棟を東駐車場の側に移設しました。また、樹林保全の観点から、バーベキューレストランやイベントプレイスを西へ移動するなど、施設配置を見直しました。これらの見直しによって、さらなる交通の安全性の確保や樹林の保全、飛砂防備機能などの対策の強化が図られ、より魅力的な公園が実現できるものと考えています。  次に、4点目のこの事業にどのような意義があると考えているかですが、本市は持続可能な都市として「選ばれるまち・住み続けるまち」を目指し様々な事業を展開しており、その一環である本事業によって海辺の総合公園を整備することは、子ども連れの御家族や高齢者、若者、また、障がいのある方など、市民の誰もが気軽に海の魅力を享受できるようになり、愛着が深まっていくものと考えています。また、本市の魅力の情報発信や、広域的な利用も見込まれると考えており、引き続き、海辺の総合公園の実現に向けて事業を進めていきます。  私からの答弁は以上です。 5: ◯津田勝稔企画政策部長  続きまして、4、諸課題について大きく3点の御質問です。  まず、(1)神奈川大学の移転問題について、移転に関して大学より示されたものについての御質問がありました。  石渡卓理事長と市長の面談におきましては、跡地の利用については、現在のところ、大学で検討されているように伺っており、具体的に決定した事項はないとのことですが、大学として引き続き使用することが困難であることから、跡地を売却する方向で進めることを理事会で承認されたとのことでした。また、大学が保有する間、キャンパス内のバスロータリーについては、引き続き使用させていただけることが明らかになりました。なお、移転に関する現在までの状況につきましては、10月頃大学から地域に説明することを検討していると伺っております。  以上でございます。 6: ◯田中信行都市整備部長  続きまして、(2)ツインシティ大神地区について2点の御質問です。  1点目のまちづくり全体の進捗状況と今後の見通しですが、本市の北の核であるツインシティ大神地区では、現在、トランジットセンターを含む都市計画道路ツインシティ大神線や、地区中央の3号公園などの工事が土地区画整理組合により進められており、今年度末には総事業費の約94%を執行する予定です。また、立地企業のうち、物流施設は既に5施設が開業し、1施設が開業に向け準備を進めているほか、複数の物流施設で建築工事が進んでいます。大型商業施設のイオンモールは、令和5年春の開業に向け、建築工事が着実に進んでいます。今後の見通しについては、主に地区東側の住宅街区の都市基盤整備を組合が進める予定としており、徐々に新たな住宅が増えていく見込みです。  次に、2点目のまちびらきはどのようになるのかですが、まちびらきについては、主催者である土地区画整理組合がこれまで検討を進め、来年1月28日の土曜日にイベントを開催する予定です。コロナ禍でのイベントとして感染対策などに十分に配慮することとし、その内容については、地区中央の3号公園や大神公民館でまちづくりの関係者が参加する記念式典やお祝いの催し、まちづくりの進捗を紹介するパネル展示、神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会による普及啓発などを主な内容として、現在、詳細を検討していると伺っています。  以上です。 7: ◯津田勝稔企画政策部長  続きまして、(3)地域スポーツの未来について、湘南ベルマーレに対する支援内容の御質問がありました。  湘南ベルマーレに対しましては、平成27年度から令和3年度までの間、平塚競技場や馬入サッカーグラウンドに係る施設使用料について約2億4000万円の減免を行ったほか、平塚競技場の観客席の増設や照明灯の改修などに約9億9000万円を投じ、観戦環境の改善を進めるなど、総額14億円を超える支援を行ってまいりました。また、今回の9月補正予算においては、平塚競技場の観客席の改修やサッカー用ベンチの購入費として約5000万円を計上しており、今後も必要な支援を継続してまいります。  以上です。 8: ◯4番 諸伏清児議員  順次再質問をさせていただきます。  まず、「議案第51号 令和4年度平塚市一般会計補正予算」についてでございます。今回の9月補正予算は、一般会計で約30億円と最大規模となりました。このような規模の補正予算を組む市長の狙いは何なのかお聞きしたいと思います。 9: ◯落合克宏市長  今回、この大きな補正予算を組ませていただきました。これは、何回も申し上げておりますけれども、コロナの中で大変閉塞感があり、疲弊をしてきている。そういう中で、市というのは行政体の中でも市民に一番近い基礎自治体ですので、そこに何とか元気を与えるための財政措置をしていかなければいけないんじゃないか。そういう中で、今回は温かみを感じる施策とか、特に物価高騰ですとか、いろいろ大きな要因で市民生活、事業者が大変困っている、そういう状況にありますので、ここで思い切って、もちろん国の財源も使わせてもらったりしていますけれども、我々がためてきたものとかいろいろなものを駆使しながら、活気あふれる今までの日常へ向けて戻したいという、そういう思いが強くあります。これをしっかりと行うことで、コロナはもう避けて通れない状況ですので、その中でどういうふうにまち、人を元気にしていくか、そういう思いを強く反映してほしいということで各部署に指示をいたしまして、こういう形になったということでございます。  以上です。 10: ◯4番 諸伏清児議員  今回の補正予算が温かみを感じられる補正予算であるということに理解をさせていただきます。その中で、令和4年度の当初予算で重点としたデジタル化や脱炭素化についても追加の対策が講じられていると思いますが、ポストコロナを見据えたまちづくりにおいて、市長はこの重視される2分野について、平塚市の取組というものをどう特徴づけていくのかお聞きしたいと思います。 11: ◯津田勝稔企画政策部長  デジタル化、グリーン化についてどのように考えているのかというようなお話でございました。  デジタル化ですとかグリーン化につきましては、今後の社会において避けては通れない大きな課題であると私どもは考えているところでございます。したがいまして、コロナが始まったときから、緊急対策、総合対策の中でも、ポストコロナを見据えてということで、デジタル化であるとかグリーン化については取り組んできております。あわせて、今年度の当初予算、そして、今回9月に提案させていただきました補正予算でも様々な事業を展開させていただいているところでございます。デジタル化、グリーン化については、今後も引き続き積極的に進めていかなければならない課題であると私どもは認識をしておりますので、庁内一丸となりまして事業を進めてまいりたい、このように考えております。  以上でございます。 12: ◯4番 諸伏清児議員  9月の補正予算の特徴は、市民が温かみを感じられる予算ということですけれども、本市のシティプロモーションのスローガン「手をつなぎたくなる街 湘南ひらつか」、そのメッセージの最後にも、「あの人の温もりが、いちばん近くに感じられる街へ」とございます。ぜひ頑張っている市民、事業者に元気を与えるよう、それぞれの施策に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、2番の市長に問うのところで少しお聞きしたいと思います。令和3年度は依然として感染症の影響がある中で、感染症関連の国庫支出金などが大幅に減少した、そのように認識しております。本市としても、コロナ禍での行財政運営はかなり厳しかったのかなと思いますが、市長として最も考えて、苦慮したところは何かお聞きしたいと思います。 13: ◯津田勝稔企画政策部長  コロナ禍の行財政運営で苦慮したところでございます。  まず、財源的に申し上げますと、コロナ前の令和元年度のときの市税の決算額がおよそ438億円でございました。それが、昨年度、令和3年度の市税の決算額が約427億円でございまして、約11億円市税が減収したことになります。したがいまして、まず、財源の確保というのが非常に苦慮したところでございます。それにつきましては、国庫支出金、また、財政調整基金、その他の基金の繰入金等を活用させていただきまして、様々な事業を行わせていただいたところでございます。  また、一方で、事業の実施に当たりましては、先ほど諸伏議員からも御指摘がございましたようなポストコロナを見据えたようなデジタル化ですとか脱炭素化、グリーン化、そちらのほうも見据えた新たな事業を構築していかなければならないというようなこと、そして、それはどう進めていくのかというと、感染症対策をきちんと施した上で進めていかなければいけないということ、そういうような内容を組み合わせながら行政運営をやっていくというのも非常に苦労したところでございます。  このような中で、先ほど市長から御答弁がありましたように、何とか令和3年度の事業が一定の成果を上げることができたということで、今後も引き続きポストコロナに向けて行財政運営をしっかりとやっていきたいと思っております。  以上でございます。 14: ◯4番 諸伏清児議員  非常に厳しい行財政運営だったのかなと感じております。その中で、本市の財政においても依然として財政硬直化の状態が続いておりますので、今後も安定した財政運営においては、自主財源の確保、これに努めていただきたいと思います。  続いて、市民病院についてお聞きしたいと思います。6月から平塚市民病院に国産手術支援ロボットhinotoriが県内で初めて導入されました。主に前立腺がんの手術に利用されるとされておりますが、10月頃から稼働するよということなんですけれども、手術患者の獲得、また、病院経営に大きな役割を果たすのではないかなと考えております。市民病院として、手術支援ロボットhinotoriにどのような効果を期待しているのかお聞きしたいと思います。 15: ◯石原 淳病院事業管理者  hinotoriについて御質問いただきました。  まず、今まで手術支援ロボットを使った手術に関しては、平塚市内に患者さんがいらっしゃいましたけれども、横浜、あるいは藤沢等の医療機関に紹介をするというケースがかなりございました。それが、住み慣れた地域で治療が完結するということが一番大事なことだろうと思っております。特に、今、hinotoriの適用になっておりますのが泌尿器科の悪性腫瘍を中心としたものでございます。手術だけで、1回で終わるということではなくて、フォローアップも含めて考えますと、地元で全ての治療が完結するということで、患者さんの負担が軽減するということは、大事な、重要なポイントだろうというふうに思っております。  それから、今お話ししましたように、もともと患者さんのニーズはかなりあったというふうに思っております。ですから、病院としましては、新規患者の獲得につながるというふうに思っております。実際、相模川以西には手術支援ロボットは東海大学医学部付属病院に1台あるのみでございましたので、県西の患者さんの獲得につながるというふうに思っております。  それから、最近、若手医師の獲得ということになりますと、特に専門医制度との関連が非常に考慮すべきことになっております。医師の獲得の面でも、きちんとこういう経験が積める病院にしていく必要があるというふうに思っておりますので、若手医師の獲得ということについても期待をしております。  以上でございます。 16: ◯4番 諸伏清児議員  今の答弁を聞くと、いろいろな効果を得られるということなんですけれども、市民病院が期待している効果を得るには、より多くの方に知ってもらうことが必要と考えますので、今後の広報活動、あるいは周知活動に期待をさせていただきたいと思います。  続いて、もう一点だけお聞きしたいと思います。コロナ禍での平塚市民病院の活躍、これは本当に目覚ましいものがあります。これは病院スタッフの努力のたまものであると感じております。この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。  また、2024年、令和6年には大きな課題に直面すると思います。2024年4月から医師の働き方改革が適用されます。市民病院の取組は市内の病院に大きな影響を与えると考えますし、また、同じく2024年、令和6年から一般会計からの長期借入金に対する償還が開始されます。平塚市民病院として、2024年に迎えるこの課題をどのように取り組まれるのかお聞きしたいと思います。 17: ◯三田浩史副病院長兼事務局長  ただいま、2024年に向けての課題についての取組ということで御質問いただきました。  まず、働き方改革についてでございますけれども、こちらは院内で委員会を定期的に開催しておりまして、医師の時間外の縮減ですとか新しい勤務の再構築などを検討しております。近隣の中で手本になるようなというふうなことを考えているんですけれども、これは各病院いろいろな施設の需要がありますし、もともと派遣元の大学の医局からの影響がかなり大きくなっております。そういった中で、かなり難しい課題ではありますけれども、新たな勤怠管理システムの導入ですとか、職員の意識改革に向けて積極的に取り組んでまいりたいと思います。
     また、長期借入金に関してなんですけれども、こちらは令和6年度から返済というふうになっております。現在は、現金ですとか預金の残高に留意して、計画的な病院運営を行う必要があると考えておりますが、これはコロナの影響ですとか、この後、コロナ禍の影響で医業収支が大きくマイナスになっていることですとか、あと、補助金についても、現在のところは本年度の上半期までというふうに言われています。また、先ほどの働き方改革によりましても、時間外ですとか、あと、医師の増員によって人件費が非常に増大する見込みでありますので、今後もそういったところをいろいろ取り組みながら、返済方法については市の財政当局と協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 18: ◯4番 諸伏清児議員  2024年に向けて、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  次に、(2)のポストコロナを見据えたまちづくりについて、アの感染症対策についてお聞きしたいと思います。先ほど市長の答弁の中でも、感染症との向き合い方が変わりつつあるというお話でした。その中で、感染防止策の取組において、これからも継続していくべきことは間違いないと思いますが、新たな感染防止策はちょっと難しいのかなと僕は考えております。その中で、家庭でできること、市民一人一人が自覚を持って行動すること、これからは抗原検査キットもネットで購入することもできますし、家庭での備えや、または体調不良を感じたときに取るべき行動などの新たな啓発活動というものが重要じゃないかと思いますので、その点についてお伺いしたいと思います。 19: ◯重田昌巳健康・こども部長  家庭での備え、あるいは感染された方、あるいは濃厚接触者の場合の対応というような御質問だったと思います。  家庭での備えということで、先般の広報ひらつかにも「自宅療養に備えましょう」というような記事を載せていただいています。その中では、今のオミクロン株の特性としては、重症化しづらい、軽症で終わることが非常に多いということで、特に神奈川県においては自宅療養するような形を進めております。そういう自宅療養に備えて、まさに食料ですとか水、日用品など必要なものを確認して準備しておくと安心ですというような記事を今回載せさせていただいています。  また、自宅におられますと、食べることとかということがまた別にはありますけれども、用意した食料だけでは足りない場合もありますので、ネットスーパーの活用の仕組みを確認しておくですとか、あるいは、親戚とか御近所の方に声かけをしておく、そういったような準備をするですとか、あるいは、日頃から飲んでいる薬は用意しておく、あるいは解熱剤とかせき止めとか、そういうものも用意する、先ほど御質問いただきましたように、抗原検査キットを用意しておいて、御自身で体調管理をするというようなことも必要だと考えています。  また、自宅療養のお話を先ほどしましたけれども、神奈川県では、スマホとかを使いながら、自主療養届出制度というのがありますので、そちらで届出をいただくと、あなたは何日間は療養していてくださいというようなアプリがありますので、そういったものを御活用いただいて、御自宅で安静にしていただくということが今後いよいよ必要であろうということから、私たちも引き続きアナウンスをさせていただきたいと考えています。  以上です。 20: ◯4番 諸伏清児議員  今後の対策の中で、ワクチン接種も鍵になるという先ほどの御答弁がありました。ワクチンのことについてお聞きしたいと思います。国は、オミクロン株対応のワクチン接種を前倒しする方針を示されましたが、早ければ今月半ばにも実施される見込みというメディアの発表がありますが、本市としての取組についてはどのようになるのかお伺いしたいと思います。 21: ◯重田昌巳健康・こども部長  オミクロン株対応のワクチンということですけれども、今、報道でも盛んにこの対応について発表され始めているところなんですけれども、先般、直近では9月2日に国のほうで分科会がございまして、その中でワクチンの考え方が少し示されてきています。今ある既存のワクチンは、とにかく3回目、4回目を早く打ちましょうというのはもちろんなんですけれども、オミクロン株対応のワクチンを9月中旬ぐらいに早めて進めることで、今、国のほうは動き出しておりまして、私どものほうにも、すぐそれに対応できるように準備をするようにということで、会場の関係ですとか、あるいは、実際にいつワクチンが届き、どのぐらいの量が届くというのはまだ分からないんですけれども、あるいは、接種間隔がどのぐらい必要だというのもまだはっきりはしないんですが、いつ来てもいいように一応そういった備えをスタートし始めているというところです。  以上です。 22: ◯4番 諸伏清児議員  ワクチンについてもう一点だけ。準備をされていくということなんですけれども、本市のワクチン接種は、3回目、4回目の接種を終えている方がおられると思いますけれども、オミクロン株対応ワクチンはどのような方を対象にするのかお聞きしたいと思います。 23: ◯重田昌巳健康・こども部長  オミクロン株対応ワクチンの対象者なんですが、現在、国のほうでは、2回目までの接種を終えた方──12歳以上というような言い方をしていますけれども──全員が対象になろうというような言い方をしております。近々といいますか、遠からず私ども自治体のほうにまた説明会というのが予定をされているように聞いていますので、その中で、期間ですとか具体的な対象とかいうのがもう少し明らかになるんであろうというふうに想定をしておりますが、現時点では2回接種済みの方全員というふうに伺っています。  以上です。 24: ◯4番 諸伏清児議員  次に、学校のほうでお聞きしたいと思います。学校の感染対策は、感染対策の基本をしっかりすることが大切なんだと思います。本市においては、「平塚市新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」、これを守っていくことだと思いますが、夏休み明けの後期に向けて、子どもたちの学びを止めないことは大切だと考えています。その点を踏まえて御見解をお伺いしたいと思います。 25: ◯工藤直人学校教育部長  今、学びを止めないことが大切だというような御質問でございました。  現在、学校では通常登校を行っており、感染防止対策を講じながら、授業、そして行事等に取り組んでいるところでございます。今後、長期にわたる一斉臨時休業、また、学校、学年、学級単位で閉鎖をしなければならない状況になったときも、学びを止めないというところは非常に重要なところであるというふうに教育委員会としても認識をしているところでございます。教育委員会は、これまでタブレット端末については、学校の授業での活用のほか、非常時、また、平常時にも家庭に持ち帰るように学校のほうに指示を出し、その活用をしていただくとともに、そのための研修等も市教委として講じてきたところでございます。  そういう経過を踏まえまして、先週9月1日に教育長通知としまして、「非常時等における新しい教育様式の実践等留意事項」という通知を出させていただきました。この中身につきましては、臨時休業等における場合、また、感染症等により学校に行きたくても行けない子どもたちに対して、また、その他様々な事情のある子どもたちに対しても学習を保障できるようにという趣旨で、オンライン授業に積極的に取り組むようにというような内容で出させていただいたところでございます。学びを止めないための学習保障と感染防止対策のバランスをしっかり取りながら、学校のほうを支援してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 26: ◯4番 諸伏清児議員  しっかりとした取組をよろしくお願いいたします。  続いて、脱炭素社会への取組についてお伺いします。本市の脱炭素社会への取組は、僕が感じているだけなのかもしれませんけれども、事業者へのメッセージが強い反面、市民側に対してもう少し一緒にやっていこうよとか、そういう思いが伝わってこない部分がちょっとあるのかなと思います。これから脱炭素社会に向けて、市民側の立場も考えて施策等を検討する必要もあるのではないかと思いますが、御見解をお伺いしたいと思います。 27: ◯土屋真人環境部長  これからの脱炭素社会について、市民側への働きかけということで御質問いただいたと思います。  市民側の行動変容、一緒にやっていこうよというところは、行動変容をしていただくというところと、制度などで誘導していくというところと、それから、意識啓発によって自主的に取り組めるような雰囲気をつくっていくということが必要なのではないかというふうに思います。なかなか市の補助金というところが充実はしていないのかなというふうに思いますけれども、国の制度や県の制度などを御紹介しながら、市民の行動変容につなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 28: ◯4番 諸伏清児議員  本日、御提案になりますけれども、脱炭素社会に向けて市民の意識づけは大切と思われます。その点で、市民への啓蒙活動として、グーグルの温暖化対策をサポートするプラットフォーム「Environmental Insights Explorer(EIE)」があります。誰もが自由にアクセスすることができる上で、市民への啓蒙活動、また、教育現場への啓蒙活動として有効なものと考えますので、本市としても公開すべきだと考えますが、どうでしょうか。 29: ◯土屋真人環境部長  ただいま、グーグル社の「Environmental Insights Explorer(EIE)」の御提案をいただきました。グーグルがCO2削減を地図上で見える化するというか、分かりやすく公開しているというふうには思っております。ただ、そのサイトが英語表記であったりとか、私も見たところでは、なかなか入りづらいというような気もいたしました。他市の状況で、公開しているような自治体もあるようですので、どのような効果があるのかというところを参考に、その判断を見極めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 30: ◯4番 諸伏清児議員  EIEは英語表記と言われましたが、日本語にも変換できますので、ぜひ検討をお願いします。  続いて、デジタル化の推進について、まず、市民サービスのデジタル化は本当に着実に進んでいると思います。その中で、1回目の答弁にありました窓口の新しいスタイル、書かない窓口、スマート窓口について、現在、整備を進めているということなんですけれども、本市での導入というか、実施される見込みはいつ頃になるのかお聞きしたいと思います。 31: ◯市川 誠企画政策部デジタル推進担当部長  スマート窓口の導入の見込みということなんですが、このスマート窓口でございますけれども、大きく2つございまして、手続案内ナビゲーションというのと申請書作成支援システムといったものがございます。手続案内ナビゲーションにつきましては、現在、システム事業者と関係各課でシステム構築作業を進めておりまして、来年1月初旬から、申請書作成支援システムについては、3月初旬頃からサービスを開始する予定となっております。  以上でございます。 32: ◯4番 諸伏清児議員  3月初旬頃ということで、期待をさせていただきます。  続いて、LINE公式アカウントについて、現在、1万9500件、あと少しですね。頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  続いて、地域経済キャッシュレス化推進事業、スターライトマネーのところでお聞きしたいと思います。スターライトマネーは継続利用が見込まれるということで、期待をしていきたいとは思うんですけれども、これまでの認知度、また、利用度を考えると、もう少し周知というか、啓発活動は必要じゃないかと思いますので、その点についてお聞きしたいと思います。 33: ◯原 正産業振興部長  認知度向上のためにということですが、現在、アプリ内でお知らせするとか、市のアカウントを使ってSNSを活用するですとか、いろいろと取り組んでおります。今後は、登録数の少ない20代の前半をターゲットとして、大学キャンパスでの周知活動などを行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 34: ◯4番 諸伏清児議員  さらなる周知活動をお願いします。  続いて、マイナンバーカードなんですけれども、本市は全国平均を上回る取組をされております。取得をされていない年齢層というのは多分把握できていると思いますので、その点の戦略も含めて今後の展開をお聞きしたいと思います。 35: ◯市川 誠企画政策部デジタル推進担当部長  カード取得の年代別の割合でございますが、私どもが把握しているところでは、今、高年齢者層の取得が多い傾向にございます。逆に、若年者層については取得率が低くて、20歳未満の全体に対する交付率は本年7月末で12.5%となっているところでございます。私どもも、出張申請支援等で出向いていって、交付のお手伝いをしているところなんですけれども、特にこの辺りのところ、若年層を意識して取組をしているところでございまして、本年7月には、小学生向けのタウン紙を活用して、児童の家族を含めてマイナンバーカードの啓発を行っております。  また、申請支援につきましては、特に若年層や子育て世代に人気のある大型商業施設でありますとか、夏季休暇中で親子連れが多い施設といたしまして中央図書館に出向いていきまして、一定の成果を上げることができました。今後も様々なお手伝いをして、交付の促進を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 36: ◯4番 諸伏清児議員  続いて、ウィズコロナに向けてについて質問させていただきます。私自身も七夕まつりや花火大会に参加させていただきました。やっぱりいいですね。何か感じるものがありました。市民を笑顔にし、楽しんでいただけるイベント、これは市民の元気を取り戻すものになるかと思います。ただ、これから年度末、後半に向けて様々な行事があると思いますので、その中でウィズコロナにどのように取り組まれるのかお聞きしたいと思います。 37: ◯原 正産業振興部長  年度後半のイベントに向けての考え方ということでございますが、社会経済活動の継続と感染防止対策の両立、これらを基本にしまして、そのイベントの目的や効果などを踏まえて、いかに工夫すればできるのかというところで、積極的に、前向きに検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 38: ◯4番 諸伏清児議員  その一方で、地域に目を向けると、事態は深刻ではないかと考えます。地域行事の経験がない、経験がないから引継ぎができない、地域での関係性が薄れているなど、様々な課題が出てきていると思います。その一方で、コロナ禍でも活動を再開している地域というのはありますので、実践例なども踏まえて、いろいろな情報をできていない地域に提供してみたらいかがかと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 39: ◯岸 正人市民部長  コロナ禍での地域活動を地域内に情報提供するということの御質問でございますが、市内全域、また、地域内での横展開というか、情報の周知、共有については大変重要だというふうに考えておりまして、今回の交付金を活用して実施された取組、地域の活動につきましては、市ホームページ等を活用して紹介をさせていただくほか、また、活用した地域においては、地域で運営しております、ちいき情報局ですとか、地域の自治会だよりで交付金を活用して実施した事業であるということを地域内で周知をしていただきたいというふうに考えております。  また、毎月開催しております連合自治会長さんの会議──平自連の定例会議という言い方をしております──その中でも、実施した事業についてどういった効果があった、どういった声があったということを連合会長さんから発表していただくような機会を設けて、地域全体への周知、情報共有に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 40: ◯4番 諸伏清児議員  これからも地域の後押しをぜひお願いしたいと思います。  それでは、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について質問させていただきたいと思います。私の記憶の中では、当初、平成30年度に12億円で議会で議決した認識があるんですけれども、ここから基本協定の締結で16億円となり、それから延期を経て、今、見直しプランで実施協定締結期限が令和6年3月29日までとなります。その間に、設計及び工事費の積算を進めていくとありますが、今の物価高騰、また、事業の延期など踏まえて、事業費について今後変更がないのかお聞きしたいと思います。 41: ◯田中信行都市整備部長  現在、当初プランから見直しプランを示させていただきました。この見直しプランというのは、当初プランのコンセプトや考え方を継承させてつくっております。そういったことから、詳細な金額に関しましては、今はまだあくまで見直しプランの図案を示させていただいた形ですので、これから関係機関協議などを行いながら詳細設計をしていきます。そういった中で、金額については精査をしていく形になりますので、事業者とも協議を行っていきたいと考えております。  以上です。 42: ◯4番 諸伏清児議員  塩・風の調査のところで、今回の見直しプランで海浜植物、地被植物によって飛砂が大分守られていることが分かりますけれども、海浜植物の保全と育成区域は結構広いと思うんですよ。今後、どのように取り組まれるのかお聞きしたいと思います。 43: ◯田中信行都市整備部長  今回、飛砂の調査、塩・風の調査を行ってきまして、飛砂の調査の中で、海浜植物があると飛砂を抑えるというところでは有効であると調査の結果として分かってきました。そういったことから、既存樹林が今回の事業地の一番海側にございますけれども、それよりも海側の部分に今既存で海浜植生がありますけれども、それ以上に、今後、管理者である神奈川県さんと協議しながら、できるだけ海浜植物の育成とか保全とか、そういったことの打合せをさせていただきたいと考えております。  以上です。 44: ◯4番 諸伏清児議員  海浜植物の保全、育成については、県との連携を深めていただきたいと思います。  次に、見直しプランにおいて、塩・風の傾向をまとめて対応する方向性を整える中で、今後、公園整備後も同様の計測を行うとされております。今回の塩・風の調査も踏まえて、どのようなお考えをお持ちなのか御見解をお伺いしたいと思います。 45: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩・風の調査をさせていただきまして、整備前の調査結果というものが分かってきました。今後、私どもとしては、公園の整備後も調査をさせていただいて、公園整備が原因と考えられる場合には、影響があった場合には対策を講じていきたいと考えております。  以上です。 46: ◯4番 諸伏清児議員  今回の見直しプランでは、既存樹林が当初より16%増えまして、37%から53%になりました。新規植栽も増やしたことで塩・風の対応をされたとは思いますが、当初プランと比べてどのような効果が得られるのかお伺いしたいと思います。 47: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩・風の調査とかをさせていただきながら、また、樹林の部分も増やさせていただきました。そういった中で、できるだけ海岸側の部分の既存樹林、これを多く残すことが、塩・風などの部分についてもよい方法になるというところが分かってきておりますので、そういったところで、今回、見直しプランにおいては、既存樹林も多く残していますし、新規植栽も増やしております。そういったところから、緑豊かな公園になってくるというふうに考えております。  以上です。 48: ◯4番 諸伏清児議員  次に、見直しプランの計画概要のところでお聞きします。今回の見直しプランの中で、カフェ棟とバーベキューレストランが一体化するということになります。カフェ機能を兼ね備えたバーベキューレストランとなりますが、バーベキューレストランとカフェが共存できるのか、そこにおいて魅力が損なわれないのかお伺いしたいと思います。 49: ◯田中信行都市整備部長  バーベキューレストランの中にカフェ機能を入れるということにつきましては、今後、事業者のノウハウですとか手腕に市としては期待をしております。今後、運営などについては、詰めていく中で確認をしていきたいと考えております。  以上です。 50: ◯4番 諸伏清児議員  続いて、スポーツフィールドについて、見直しプランでは面積が増えている形になっておりますが、このスポーツフィールドがどのように活用されるのか、例えばあるスポーツに特化してしまうのか、あるいは様々なスポーツに利用することができるのか、具体的にお伺いできたらと思います。 51: ◯田中信行都市整備部長  スポーツフィールドにつきましては、現時点では詳細なことは決まっておりませんけれども、今、おっしゃられた何かのスポーツに特化したというものではなくて、様々なスポーツができるように考えておりまして、子どもたちのスポーツ教室ですとか、障がいのある方ができるようなスポーツ、そういったものにも活用していきたいと考えております。  以上です。 52: ◯4番 諸伏清児議員  スポーツフィールドが様々なスポーツに利用できることで理解させていただきます。  続いて、駐車場については120台から85台へと減少し、滞留スペースも未確定な中で、本市の海岸は、夏のシーズンになると湘南海岸公園なんかは周辺も渋滞するケースというのがあります。今回の見直しプランでは渋滞の懸念が残りますので、今後どのように取り組まれるのかお伺いしたいと思います。 53: ◯田中信行都市整備部長  駐車場の関係につきましては、今後、関係機関とも協議しながら詰めていくという形になりますけれども、今、御質問の中にありました国道134号が交通量も多く、渋滞の懸念もあるというお声も分かりますので、今回、龍城ケ丘の部分で駐車場を整備した際には、国道134号を走っている方もどういった駐車状況か分かるとか、そういった情報の部分も示しながら、渋滞解消には努めていきたいと考えております。  以上です。 54: ◯4番 諸伏清児議員  次に、当初、Park-PFI制度を利用した公園整備は本市が全国初であったと私は認識しておりますが、7月に都市建設常任委員会で岩手県の盛岡市を視察させていただきました。既にPark-PFI制度を利用した公園整備、供用を2事業で始めております。その中で、大切なのは市民への正確な情報発信だということをお聞きしました。プランの変更もあることから、これからより多くの情報発信に努めるべきだと考えますが、御見解をお伺いしたいと思います。 55: ◯田中信行都市整備部長  今までも、市としては節目、節目で市民対話ですとかホームページでの情報提供など情報発信には努めてきたところでございますけれども、今後も情報提供についてはしっかりと検討しながら進めていきたいと考えております。  以上です。 56: ◯4番 諸伏清児議員  ぜひ情報発信に努めていただきたいと思います。  市長にお伺いしたいと思います。県の調査では、昨年平塚市に訪れた観光客数は463万人を超えるとされております。総合公園や湘南平などが多く、今後進められる海辺の総合公園は、私、個人的には本市の財産になるのではないかと考えます。市長は、今後においてどのように市民に親しまれる海辺の総合公園にされるのか、お考えをお聞きしたいと思います。 57: ◯落合克宏市長  龍城ケ丘のPark-PFIを使った総合公園の整備、その在り方というか取組、さきに御質問がありました意義とかそういうものも含めて、やはりここは大切だと思うんですね。先日私も見ました。特にウィズコロナの中で、前年から89万人も増えていると。その中で、今、議員が御指摘のとおり総合公園が多いんですけれども、総合公園ですとか、プラス、今年は3年ぶりに七夕まつりや花火大会をして、より平塚の魅力発信をして、観光がなかなか滞っているような状況だったんですけれども、いよいよ動き始めている。その中では、特に平塚はこれまで海を生かし切れていなかったということもありますので、これまでも市民の皆さんに丁寧に説明してきておりますけれども、先ほど部長のほうからお話ししましたけれども、より一層情報発信をしながら、ここをしっかりと整備することによって、ぜひとも市民が誇れるような、海の魅力を享受できるような公園にしてまいりたい。  プラス、Park-PFIを使ってこれを整備するわけですので、事業者のノウハウを活用した魅力発信をし、このエリアの魅力発信の中心となるようなものにしたいと思っておりますし、そのために、今回、安心・安全対策をもう一回考え直して、こういう形をお示しさせていただきました。これは、将来平塚がいろいろ交流人口、関係人口も含めて認知をしてもらって、持続可能なまちになっていくための大きな大きな魅力を持った整備だというふうに思っておりますので、引き続き海辺の総合公園の実現に向けてはしっかりと進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 58: ◯4番 諸伏清児議員  見直しプランの中で、塩・風の対策が今後図られていき、公園整備後も実施され、必要に応じて対策を講じるという御答弁をいただきました。であれば、市民にもっとしっかりと説明をしていき、事業を前に進めていくようお願いいたします。  続いて、4番目の諸課題に移らせていただきます。神奈川大学の移転問題について、大学側で検討し、売却する方向で決まっているという御答弁をいただきました。その中で、今後の施設の利用、また、地区計画や用途変更の場合の事前協議の調整、また、バスなど公共交通の地域との協議は必要になると思います。この課題に対して、今後どのように地域と協議、調整を進めていくのかお伺いしたいと思います。 59: ◯落合克宏市長  8月24日だったと思うんですけれども、新しい石渡理事長、それから齋藤副理事長が就任の挨拶を兼ねて来られました。そのときにも確認とお願いをしたんですけれども、今後、例えば利活用の問題ですとか、ぜひとも大学側に、地域が心配しているし、これまで地域が一緒に──平塚市ももちろんそうなんですが──神奈川大学と歩んできているので、しっかりと動きも含めてちゃんと伝えてくださいねというか、それは重く言いました。理事長さんも副理事長さんも、確かにそうだねということで、今後も特に地域に対して、地域の方たちからなかなか情報が伝わってこないという声を私、受けていましたので、そうではなくて、動きに対してしっかりと地域も巻き込んだというか、地域にも情報を提供してもらいながら、一緒にいろいろなことを考えていこうという形をぜひとも取ってもらわなきゃ困るということを言わせていただきました。  バスロータリーの利用などについても、地元と大学のそういう情報交換なども含めて説明もいただいている中でありますので、引き続き施設利用ですとかそのほかのことについても一緒になって考えてもらえるようなこと、基本は神大の持ち物というか動きですので、それはもちろん尊重しなきゃいけないけれども、ただ、それだけじゃなくて、大学という半分というか公的なものでもありますので、しっかりと地域に対して、平塚市に対して情報を一緒に共有しながら調整、それから、いろんなことを進めていってほしいと。もちろん平塚市が分かったことについては、地域に対しても情報をしっかりと発信をしますし、地域が必要なことについてもしっかりと大学側にも伝えてまいりたいというふうに思っておりますので、その辺の連携と調整、動きというのはしっかりと進めていきたいなと思っております。  以上です。 60: ◯4番 諸伏清児議員  神奈川大学の移転問題については、情報提供、また、地域に寄り添う対応を求めていただきたいということでお願いしたいと思います。  次に、ツインシティ大神地区についてお聞きします。ツインシティ大神地区の事業は、これまでいろいろな意見がある中で、長い年数をかけて目に見える形になりました。その過程では、組合に御尽力された方や事業に携わった職員の努力、もちろん地域、地元の理解があったものと理解させていただきます。  その中で、今後予定されているまちびらきは、先ほどの答弁では1月28日土曜日ということなんですけれども、本市としてどのように関わっていくのかお伺いしたいと思います。 61: ◯田中信行都市整備部長  まちびらきに関しましては、あくまでも主催は組合という形になりますけれども、市としても組合と連携しながら、市の庁舎でパネル展示を予定しておりますし、市のホームページなども活用しながら、ツインシティ大神地区の魅力発信には努めていきたいと考えております。  以上です。 62: ◯4番 諸伏清児議員  ツインシティ大神地区の中心は、イオンモールの大型商業施設だと考えます。市民の関心もそこにあると考えますが、現在のところ、工事が進み、来春の開業を目指しているものですけれども、それがどういうものなのか、あるいは、新しい形の営業形態なのか興味があり、関心のあるところでもございます。イオンモールの概要がいつ頃公表できるのか、予定が分かれば教えていただきたいと思います。 63: ◯田中信行都市整備部長  市にイオンモールのほうから、具体的なこれからの発表の時期とかはまだ伺っておりませんけれども、内容としては、今後、イオンモールのほうから正式な発表は出ますけれども、今、分かっている内容としては、まず、商業施設の名称などが公表されるということと、次の段階として、開業日や具体的な店舗などを公表する予定というふうにイオンモール側からは伺っております。  以上です。 64: ◯4番 諸伏清児議員  ツインシティ大神地区で最後に質問をさせていただきます。ツインシティ大神地区について、本市の北の核として動き出す形になると思いますけれども、これまで南北都市軸の中で連節バスの導入を検討していましたが、環境共生モデル都市を目指すツインシティ大神地区と、今回の補正予算で公共施設の脱炭素化を支援する取組をされますが、関連性はあるのかお聞きしたいと思います。 65: ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長  南北都市軸の路線の拡充というところを目途にこれまで進めてまいりました。そのキーとなっていたのが連節バスといったところで準備は進めていたんですけれども、需要の高まりといったところで、コロナ禍、また、大型商業施設のシミュレーションですと自動車利用がかなり多いといったところで、路線バスのほうにあまり流れてこないというようなところが見えてきたといったところで、イオンモール開業に合わせた路線の開設の中では、連節バスについては当面見送りたいというようなところで考えております。  また、本年3月に、ゼロカーボンシティを平塚市が宣言して、脱炭素化に向けた取組をさらに進めていくといったところの中で、環境共生都市、ツインシティといったところは大変重要なところになっております。南北都市軸の路線の拡充、開業に合わせて路線を開設するところで今準備を進めているんですけれども、その中で、電気バス、これを投入することによって、さらにアピールをしていきたいというふうに考えております。  以上です。 66: ◯4番 諸伏清児議員  答弁の中で、自動車の利用が多いということなんですけれども、その点については、今後の課題として取り組んでいただきたいと思います。  次に、地域スポーツの未来のところでお聞きします。これまで本市が湘南ベルマーレに対して多くの支援をしてきたことは、御答弁の中でも十分に分かりました。これからは、目的による資金調達の方法もいろいろとあるとは思います。例えばクラウドファンディングなどがよい例になるとは思いますが、今後の財政負担を踏まえて、湘南ベルマーレとどのように連携し、共存していくのか、その点についてお伺いしたいと思います。
    67: ◯津田勝稔企画政策部長  湘南ベルマーレと平塚市がどのようにして共存していくのかというような御質問だったと思いますけれども、先日、9月3日に湘南ベルマーレの試合があったんですけれども、これがちょうど平塚のホームタウンデーに当たりまして、今シーズン最多の入場者の方が入られたということで、しかも、首位川崎フロンターレに勝ちまして、大変市民の方々は盛り上がったのではないかと思います。  こういうことを見ますと、先ほど来七夕まつりですとか花火大会ですとかで元気を取り戻そうというお話がありましたけれども、まさに湘南ベルマーレが市民に元気を与えるものだというふうに私どもは考えているところでございます。湘南ベルマーレと平塚市が一緒になって市民に元気を与え、活力ある平塚市をつくっていくためには、私どもも必要な支援はしていきたいと考えておりますし、湘南ベルマーレからも市民の方々に様々なものを還元していただければありがたいなと、このように考えているところでございます。  以上でございます。 68: ◯4番 諸伏清児議員  私も、9月3日土曜日、試合観戦に行かせていただきました。もちろん市長のトークショーも聞かせていただきました。試合に勝って、まさしく本当に興奮して家に帰ったのを覚えております。今後も、湘南ベルマーレは平塚市の宝です。市と湘南ベルマーレがお互いに手を取り合って、よりいい方向に向いていただけたらと思いますので、今後の要望とさせていただきます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 69: ◯数田俊樹議長  暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。よろしくお願いします。                   午前11時35分休憩 ─────────────────────────────────────────────                   午後1時00分再開 70: ◯数田俊樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  次は、13番端文昭議員ですが、端議員は一問一答方式で質問を行います。端文昭議員。                 〔13番端 文昭議員登壇〕 71: ◯13番 端 文昭議員  しらさぎ・無所属クラブの端文昭でございます。総括質問を行います。  1、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業。  平塚市は、8月24日、事業者から提出された見直しプランを公表しました。図案のほか、飛砂防備、塩と風の調査結果、工程表が添付されていました。  (1)整備に係る塩と風の調査結果とこれまでの議会答弁について。  令和3年6月定例会で、石田雄二議員の質疑に対する答弁で、田中信行都市整備部長は、「今のところ、本市の考えとしましては、塩害につきましては、文献等により塩分を含んだ水分が上空を通過する風により陸地内に運ばれることが原因で、最大の要因は海岸からの距離ということで、公園の整備前後で変わるものではないという考えでございます。ですから、現在、調査は行っておりません。あと、風につきましては、事前のシミュレーションにおいて、整備前と整備後で公園内と北側は変わらないということを認識しております」と発言し、風害及び塩害についての平塚市としての見解を示しています。質問します。  1)今回、実際調査を行って得られた結果は、この答弁内容と同じか。違う点はどこか。市はこの点をどう評価しているのか。  2)この答弁で言及している風についてのシミュレーションというのは、誰が、いつ、何のために作成したのか。  3)このシミュレーションを市民が情報公開の再審査請求をして開示を求めています。平塚市情報公開審査会は公開すべきと判断していますが、いまだ公開されていません。いつ公開するのでしょうか。  (2)塩害についてどう対策を変えるのか。  1)調査してみた結果、風が強い場所は塩化物の濃度が高くなることが分かったという理解をしましたが、間違いないのか。  2)これまで市は、海からの距離が近ければ塩害がひどく、離れたら塩害は減る、塩害は海からの距離によるとしてきました。この考えは変わるのか、変わらないのか。  3)実際に調査したら、塩害を生む最大要因が見えてきたわけですが、そうだとしたら、おのずと講ずるべき対策も変わると考えます。どのように対策を変えて、見直しプランに反映したのか。  4)過日行われた議員向け学習会配付資料によると、風の流れを大きく変えないことが塩の対策につながるとあります。風の流れとは何のことを指しているのか。今回の調査で風の流れは調査したのか。  5)見直しプランでは、新規植栽(主として高木)をすることにしていますが、高木になる木をポット苗の段階から植えるのか、それとも、ある程度成長した木を植えるのか。  (3)風害についてはどう対策を変えるのか。  1)今回の調査のまとめとして、海岸林や建物の真裏に当たる場所では風の遮蔽効果が期待できるとしています。これは、昨年6月市議会答弁で言及している整備前と整備後の風害シミュレーション結果と同じか。違うのならばどこが違う点なのか。  2)見直し案では、プール跡地東側(Bエリア)の樹林帯部分に85台の駐車場を造るが、プール跡地東側(Bエリア)における海側の最前線の樹木は保全するとしているが、この高さは何メートルか。  3)また、プール跡地東側(Bエリア)に残す海側の最前線の樹木の防風効果が及ぶ範囲は、国道134号を越えるのか。  2、「子どもを産み育てやすい環境づくり」について。  平塚市内の出生数が激減している。2000年の出生数は2332人だったが、2010年は2111人、昨年、2021年は1417人となっている。出生数の減少に歯止めがかからないが、この現状をどう捉えているのか。原因はどこにあると市は分析しているのか。  総合計画改訂基本計画によれば、重点施策で「子どもを産み育てやすい環境づくり」を掲げています。この中で、合計特殊出生率の数値目標を2019年1.42、2023年1.51と定めているが、2019年の同出生率の実績は1.23であった。目標と実績の乖離が大きいが、市の認識と評価について伺う。  このままいくなら、2023年目標も恐らく無理。今、大胆な施策を講じなければ、出生数を回復させることはできない。そのために、次の1)から5)を提案します。これで年間幾らの支出増加になるのか、施策項目ごとに概略金額をお示しください。  1)出産費用の実質無償化。  2)0歳児応援金(月10万円掛ける12か月)を支給する。  3)児童手当を高校卒業まで延長する。加えて、所得制限を撤廃する。  4)小学校給食費の無償化。  5)奨学金返済者への支援金(月5万円掛ける12か月)を支給する。  いずれも施策の早期実現を要望しますが、市長の見解をお聞きします。  3、市長に問う。旧統一教会及び世界平和女性連合との関係は。  旧統一教会は、1954年5月、韓国ソウルで文鮮明氏により創立された。地上天国をつくるのが目標とのこと。同団体によると、正会員は全国で約60万人だが、実際は10万人程度という指摘があります。2015年に名称変更、現在、世界平和統一家庭連合というが、教団の霊感商法により、家族が崩壊するなど多くの悲劇を生み出している。世界平和女性連合(以下、女性連合)は、1992年4月、文鮮明氏と妻の韓鶴子氏によって創立された。  (1)市長はなぜ全国霊感商法対策弁護士連絡会の申し入れを無視したのか。  今から10年前、全国霊感商法対策弁護士連絡会(以下、全国弁連)は、落合市長に対し、2012年9月13日及び10月4日付の文書で2回の申入れをした。女性連合がひらつか市民活動センターに登録、施設を利用していることへの申入れだった。平塚市が認定、推奨するボランティア団体であるかのような体裁が生じている。平塚市において、女性連合や統一教会に参加して資産を奪われ、人生を狂わされる市民が続出することを憂慮しているという内容でした。2回目の申入れは、女性連合はその規約から、文鮮明氏の提唱する理念を拡大し、実現するための宗教活動を真の目的として活動していることは明らかであり、登録承認を取り消すべきだという強い要請でした。全国弁連からの申入れに対し、市長はどう回答したのか。女性連合にはどう対応したのか。市長は統一教会や女性連合をどう認識し、どう関係してきたのか伺います。  (2)平塚市公共施設を利用している世界平和女性連合。  女性連合は、市民活動センターのほか、崇善公民館や八幡山の洋館を利用しています。市長が使わせていますが、具体的な利用者、利用目的、利用実績はどうなっているのか。さらに、平塚市消費生活センターは、霊感商法による勧誘や被害の実態を把握しているのか。苦情や相談はどれほどあったのか。  (3)ずさんな文書管理は見直すべきではないか。  全国弁連と落合市長との間で受信・発信した文書の開示請求を8月に行いましたが、市長から公開拒否決定通知が届きました。5年の保存期間が終了、文書を廃棄したといいます。僅か10年前の市政がブラックボックスとなっています。ずさんな公文書管理の在り方を根本から見直すべきではないか。市の見解を求めます。  (4)旧統一協会がボランティアで参加する財団の理事を務める平塚市幹部。  かながわ海岸美化財団の海岸清掃ボランティアに統一教会の信者多数が参加しています。本市の部長が同財団の理事を務めている理由は何か。統一協会が財団の活動に参加するようになった経緯を伺います。  (5)安倍元首相国葬への平塚市の対応。  政府は、9月27日に国葬を行うことを閣議決定しました。各種メディアの世論調査によれば、反対が賛成を上回りますが、本当に国葬を行うのでしょうか。国葬に法的根拠はありませんが、市長は国葬をどう評価するのか、市は国葬にどう対応していくのかを伺います。  以上で1回目の質問といたします。                〔13番端 文昭議員質問席へ〕 72: ◯落合克宏市長  13番端文昭議員の御質問にお答えします。私からは、1、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業、2、「子どもを産み育てやすい環境づくり」について順次お答えします。  1、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について大きく3点の御質問です。  まず、1点目の(1)整備に係る塩と風の調査結果とこれまでの議会答弁について3点の御質問です。  1点目の調査結果は以前の答弁内容と同じか、違う点はどこか、どう評価しているかですが、令和4年2月から同年5月にかけて実施した塩と風の調査結果において、事業地の樹林や国道134号北側の保安林を越えた塩分は、風とともに内陸に移動し、広い範囲に到達しており、一定距離内で塩分が観測されていることから、整備前後で変わるものではないとの以前の答弁内容と同じであると考えています。  次に、2点目の風のシミュレーションは誰が、いつ、何のために作成したかですが、風のシミュレーションは、事業者が令和元年度に本事業に応募する際の提案書に掲載するために実施し、作成したものです。  次に、3点目のシミュレーション結果はいつ公開するかですが、現時点では、行政不服審査請求の制度に従って、情報公開審査会から審査庁に対して答申がなされた状況であると認識しています。今後、この答申を受けた審査庁の裁決を受けて、公開などについて判断をしていきます。  続いて、(2)塩害についてどう対策を変えるのかについて5点の御質問です。  まず、1点目の風が強い場所は塩化物の濃度が高くなることは間違いないかですが、このたびの調査から、風が強く吹く場所は塩化物の数値が高い傾向であり、塩と風は関連があることが分かっています。  次に、2点目の塩害は海からの距離によるとの考えは変わるのか、変わらないのかと、3点目の塩についてどのように対策を変えて、見直しプランに反映したかについては、関連がありますので一括して御答弁します。塩害は、塩分を含んだ水分が上空を通過する風により陸地に運ばれることが原因で、最大の要因は海岸からの距離であり、本市の沿岸部では内陸部に比べて塩の影響があるとの考えに変わりはありません。なお、今回の調査では、塩化物の数値が高い場所は風が強く吹いている傾向であり、塩と風は関連があることが改めて分かりました。そこで、見直しプランでは、当初プランと同様に、事業地海側の最前線の樹木を保全し、風の流れを大きく変えないように配慮したり、プール跡地部分に新規に植栽を行うことにより、整備前後で住宅地への塩や風の大きな変化がないように計画しています。  次に、4点目の風の流れとは何を指しているのか、風の流れは調査したかですが、風の流れとは、塩分を含んだ南西からの風は、上空の高いところではそのまま通過し、低いところを流れる風は事業地の海側の最前線の風衝形の樹木、いわゆる風の強い場所に生育したために変形した樹木により、上空方向に変わることを指しています。なお、風の調査は、流れの調査はしていませんが、北側住宅地における風向、風速について計測しています。  次に、5点目の新規植栽はポット苗か成長した樹木かですが、このたびお示しした見直しプランの図案は、今後、詳細な検討をしていくこととしており、ポット苗か成長した樹木かについては、その検討を進めていく中で決めていくものと考えています。  続いて、(3)風害についてはどう対策を変えるのかについて3点の御質問です。  まず、1点目の調査結果は事前に実施した風のシミュレーション結果と同じか、違うならどこが違うかですが、事業者が実施した風のシミュレーションは、事業地周辺の狭いエリアにおける整備前と整備後の風の挙動を電算処理で予測したものです。一方、塩と風の調査は、公園整備の影響を把握するために、事業地北側の住宅地で風向・風速を計測したもので、対象エリアの違いなどから、結果として得られる事象が異なるもので、比較することはできないと考えています。  次に、2点目の海側最前線の樹木の高さは何メートルかと、3点目の海側最前線の樹木の防風効果が及ぶ範囲は国道134号を越えるかについては、関連がありますので一括して御答弁します。事業地の海側の保全する樹木は、風衝形を形成しており、南側前面の低いところでは約1メートル程度で、後方に行くほど高くなり約6メートル程度となります。この風衝形の樹木により、南西からの風の流れが上空方向に変わることから、北側への防風効果があります。これによる防風効果の範囲を明確には示せませんが、保全樹木や新規植栽、国道134号北側の保安林により、整備前後で住宅地への風の大きな変化はないものと考えています。  続きまして、2、「子どもを産み育てやすい環境づくり」について4点の御質問です。  1点目の出生数の減少に対する認識と原因の分析と、2点目の総合計画で掲げる合計特殊出生率の数値目標と実績の乖離に対する市の認識と評価については、関連がありますので一括して御答弁します。我が国の出生数と出生率は、第2次大戦後、一部期間を除き、長く減少傾向にあります。出生数や出生率の減少は、全国的に若い女性の人口が減少している人口構造上の問題、未婚率の上昇、若い世代の経済的不安などが原因とされています。また、少子化対策は効果が出るまでに一定期間を要するため、幅広い施策を継続的に推進する必要があるとされています。これらは、本市においても国と同様であると考えています。  次に、3点目の施策項目ごとの概略金額についてですが、御質問の施策の概略金額を算出するに当たっては、その算出根拠がないことから、様々な仮定条件を基にして機械的に推計することとなります。このようにして算出した概略金額は、根拠が不明確で、実態とかけ離れた金額になる可能性があるほか、市民の皆様に誤解や不安を与えるおそれもあり、議会という場で責任を持って答弁できる内容にはならないことから、答弁については差し控えさせていただきます。  最後に、4点目の提案した施策の実現に対する見解ですが、安心して子どもを産み育てやすい環境づくりはとても重要であり、市長就任以来、小児医療費助成の対象年齢の拡大や所得制限の撤廃、市民病院における周産期・小児救急医療の体制確保、ネウボラルームはぐくみの創設による妊娠期から出産、子育て期までの切れ目ない支援など、数多くの子育て施策を充実してきました。加えて、出生率を回復するためには、安心して将来を見通すことができるよう、地域経済の活性化や質の高い雇用も重要であり、様々な施策を組み合わせ、総合的に取り組む必要があると考えております。  私からの答弁は以上です。 73: ◯岸 正人市民部長  続きまして、3、市長に問う。旧統一教会及び世界平和女性連合との関係はの(1)市長はなぜ全国霊感商法対策弁護士連絡会の申し入れを無視したのかとして、4点の御質問をいただきました。  1点目の全国弁連からの申入れに対しどう回答したのかと、2点目の女性連合にはどう対応したのかについては、関連がありますので一括して答弁します。全国弁連からの申入れがあったとされる10年前の行政文書は、保存期間が終了したため確認することはできませんが、当時の施設所管課職員への聞き取りによると、世界平和女性連合に対し、ひらつか市民活動センターの施設利用を認めないようにとの申入れがありました。世界平和女性連合については、ひらつか市民活動センターの団体登録要件を満たしており、利用制限に抵触するような活動は認められない旨の回答をしております。あわせて、団体の関係者へのヒアリングを行い、その結果、適切な利用がなされていることを確認しております。  次に、3点目の統一教会や女性連合をどう認識してきたのかと、4点目の統一教会や女性連合とどう関係してきたのかについては、関連がありますので一括して御答弁します。ひらつか市民活動センターに団体登録をしている世界平和女性連合(国連NGO)神奈川第2連合会湘南支部ですが、センターにおける登録情報では、活動目的として、発展途上国への支援、留学生支援、青少年健全育成のためのボランティア活動や、被災地への支援活動などを掲げています。登録情報から、団体はセンターへの団体登録、利用において、その要件を満たしていると判断しています。なお、世界平和女性連合と旧統一教会である世界平和統一家庭連合の創設者が同一であることは承知をしており、今後も団体がセンターでの適切な利用や活動がなされているか注視していきます。  続きまして、(2)平塚市公共施設を利用している世界平和女性連合として3点の御質問をいただきました。  1点目の市民活動センター、崇善公民館、八幡山(やわたやま)〔後刻「はちまんやま」と訂正〕の洋館の利用者、利用目的、利用実績についてです。過去3か年度のそれぞれの施設の利用実績等についてですが、市民活動センターの会議室及びミーティングスペースについては、令和3年度が19回、令和2年度も19回、令和元年度が25回となっています。また、同センターの登録団体が相互利用している崇善公民館の会議室については、令和3年度が8回、令和2年度が4回、令和元年度は利用実績がありませんでした。1回当たりの利用人数は五、六人程度、利用目的は主に定例会としています。八幡山(やわたやま)〔後刻「はちまんやま」と訂正〕の洋館の会議室については、令和元年度に2回の利用があり、その後についての利用実績はありません。利用人数は合計で65人、利用目的は報告会と講演会となっております。  次に、2点目の平塚市消費生活センターは霊感商法による勧誘や被害の実態を把握しているのかと、3点目の苦情や相談はどれほどあったのかにつきましては、関連がありますので一括して御答弁します。霊感商法による勧誘などを含む消費生活相談は、全て全国共通のデータベースで記録しております。記録に残る5年間の関連の分類及び文言等で調査しましたが、霊感商法に関する相談はありませんでした。  以上でございます。 74: ◯高橋孝祥総務部長  続きまして、(3)ずさんな文書管理は見直すべきではないかについての御質問です。  公文書管理の在り方の見直しについての見解ですが、行政文書の保存及び廃棄については、平塚市行政文書管理規則に規定しています。行政文書の保存期間は、法令その他別に定めがあるものを除き、30年、10年、5年、3年、または1年とし、文書の類型を示しています。また、保存期間が満了したものは速やかに廃棄しなければなりません。該当の文書は、この規則に基づき保存期間を5年と設定した後に、保存期間が満了したために廃棄したものです。本市の公文書は適正に管理されており、ずさんではありません。このため、見直しが必要であるとは考えていません。  続きまして、(4)旧統一教会がボランティアで参加する財団の理事を務める平塚市幹部について2点の御質問です。  まず、1点目の理事を務めている理由ですが、かながわ海岸美化財団は、相模湾沿岸の海岸清掃、美化啓発、美化団体の支援などを目的とし、神奈川県と相模湾沿岸13市町が企業・団体などの参画を得て、平成3年4月に財団法人として設立され、平成23年に公益財団法人に移行し、沿岸市町の部長などが財団の理事に就任しているものです。  次に、2点目の旧統一協会が財団の活動に参加するようになった経緯ですが、かながわ海岸美化財団は、活動の一つとして海岸清掃ボランティアを募集しており、申込みの受付後にごみ袋などを送付し、ボランティアがごみを集積した後、同財団で回収する支援を行っています。同財団へ旧統一教会関係団体の参加について確認したところ、この海岸清掃には事前の団体登録などの手続が不要であり、令和3年度は約2500の団体や個人が活動しており、当該団体はその中の一つであるとの回答を得ています。  続きまして、(5)安倍元首相国葬への平塚市の対応について2点の御質問です。  1点目の国葬に対する評価と、2点目の国葬への対応については、関連がありますので一括してお答えします。国は、地方自治体や教育委員会などに対して、弔意表明の協力の要望を行うことはないと報道されておりますが、本市としては、国の決定を受けて対応を検討したいと考えています。  以上でございます。 75: ◯岸 正人市民部長  先ほど平塚市公共施設での団体の利用実績のところで、八幡山(はちまんやま)の洋館と申し上げるべきところ、八幡山(やわたやま)の洋館と申し上げてしまったようです。訂正し、おわび申し上げます。 76: ◯13番 端 文昭議員  では、再質問をしたいと思います。  まず、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業のことについてです。公園整備する前、現状、塩と風の調査を今回行ったんですけれども、見えてきたことがあるんじゃないかと。それで、昨年6月の定例会で同僚議員が質疑したその答弁は、必ずしも正しくはなかったんだと私は理解しているんですけれども、市長はそうではないというふうにおっしゃられたのかなとも思いますけれども、今回の調査を受けて、私は、風の強さと塩分濃度とは強い関連があって、海岸からの距離によって必ずしも左右されるものではないと理解しているんですが、この点はどう御認識されているのか伺います。 77: ◯田中信行都市整備部長  今、御質問の中で、海岸からの距離がどうかという部分ですけれども、御質問にもありました昨年の6月の議会答弁でも、あくまでも塩分を含んだ水分が上空を通過する風により陸地内に運ばれることが原因で、最大の要因は海岸からの距離ということを示しております。今回の塩と風の調査を行わせていただいて、1回目の答弁でもありましたけれども、今回、沿岸部で調査を行ったところ、塩化物の結果が出てきたというところで、一定範囲の距離では塩分が観測されておりますので、そういった点では、あくまでも海岸からの距離というのは関係しているものというふうに判断をしております。  以上です。 78: ◯13番 端 文昭議員  水かけ論になるかも分かりませんけれども、今回の調査を見る限り、風の強さが大きく影響してきているんだと私は認識しています。  それで、当初プランについて、風についての事前シミュレーションで、市民の方が公開請求をしていますけれども、風害に関するシミュレーション結果はいまだ出てきていない。市長の答弁だと、審査会の判断を受けてからその判断をするようなことを言われていましたけれども、審査会の長は誰でしょうか。お聞きします。 79: ◯岸 正人市民部長  情報公開審査会の会長さんということで、大学の講師の方、今は神奈川大学の法学部の先生が審査会の会長さんになっておられます。  以上でございます。 80: ◯13番 端 文昭議員  公開請求をして既に1年2か月がたっていますし、市の情報公開審査会もこれは公開すべきであるという答申を出しているわけですよね。それを出して既に1か月以上たっているのに、いまだ出ていないなんていうのはあり得ないと思っているんですけれども、時期の見通しはありますか。 81: ◯岸 正人市民部長  審査会の答申が出ているのは、議員がおっしゃるとおりでございまして、その後の結果については、それぞれの所管課、質問を受けたところで決まっていくということになりますので、いつ頃かということの連絡は、私どものほうでも審査会のほうにもまだ連絡が来ていないというところでございます。未定ということで御理解いただければと思います。 82: ◯13番 端 文昭議員  日程については分からないということでした。これ、昨年の9月に市が情報公開したときに、ほとんど黒塗りでしたよね。これに不服があるとして市の審査会まで上げたんですけれども、こういう状況になってもまだいつ出すかは分からないと。
     それで、風害に関するシミュレーション結果ですから、これは今回の事業と大きく関連するわけですから、もっとちゃんと出してほしいし、また、市政の透明化を図る意味でも進めるべきだと思いますが、この点を市長はどうお考えでしょうか。 83: ◯田中信行都市整備部長  今回、行政不服審査請求があって、情報公開審査会からもそのような答申が出されたというところですので、しっかりと庁内で手続のほうを進めていきたいと考えております。  以上です。 84: ◯数田俊樹議長  端議員、挙手をしてお願いします。 85: ◯13番 端 文昭議員  塩害についての質問ですけれども、今回調査してみた結果、一般的には風が強い場所で塩分濃度が高いと、風のないところは塩分濃度が低いよという傾向は間違いないと思いますし、住民の調査でもそういう傾向ははっきり出ています。もちろん若干の例外はあったとしても、大筋の傾向にはなっているんだと、そういうふうに理解していますけれども──ちょっとやり取りがうまくいっていないんですけれども──その理解で間違いないとお考えかどうかお聞きしたいと思います。 86: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩と風の調査をさせていただいて、最終的には風が強く吹いている地点は塩化物の数値も高い傾向になっているというところは、しっかりとうちのほうも把握はしておりますので、そういった結果になっているという状況でございます。  以上です。 87: ◯13番 端 文昭議員  今回の調査で分かったのは、プール跡地の北側と北東側で塩分濃度が高かったわけですよね。それで、距離ではなくて風の強さでしたということで、プールの跡地は御存じのように樹林がないわけですよ。ですから、塩分の濃度が高かったんだというふうに理解をしていますけれども、市はそういう御認識なのかどうか伺いたいと思います。 88: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩と風の調査を合計13地点でさせていただきました。その中で、調査地点も地面に近いところもあれば、屋上のところで高さが違うところがございます。そういった中で、今回一番塩の結果が高いところが、建物の屋上のところが3か所高かったというところで、また、その3か所は風も強かったというところで、そういった結果になっているという状況でございます。  以上です。 89: ◯13番 端 文昭議員  確かに言われるように、花水小学校の屋上、あるいは、横浜ゴムのセミナーハウスの屋上が最も高かったわけですよね。そういう傾向が分かるかと思いますけれども、先日行われました議員向けの学習会資料によれば、風の流れを大きく変えないことが塩の対策につながるんだよということを書いています。それで、風の流れとは何ですかといろいろ質問しましたら、風の流れについては現在のところ調査していないよというような答弁があったかと思いますけれども、調査していないのに、何で風の流れを大きく変えないことが塩の対策につながるというふうに書いているのか。風の流れとは一体何でしょうか。これについてお聞きをします。 90: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩と風の調査を行わせていただきまして、塩化物の数値が高い場所は風が強く吹いているところで、まず、塩と風は関連があるということが分かりました。その中で、公園整備においては、塩の影響を大きく変えないために、風の流れも大きく変えないことが重要であるというふうに認識をしております。  その中で、1回目の答弁でも御説明しましたが、市のほうで言う風の流れというのは、もともと南西からの風が多く吹いています。強い風は南西からの風になります。その中で、上空の高いところに吹いている風はそのまま上空で北側のほうに行く、あと、低いところを流れる風は事業地の海側の樹林帯の──そこは風衝形という形をなしているんですけれども──低いほうから北側に向かってちょっと高くなっている、そこの部分を風がなぞって上空に流れていくということになっていますので、そこで風の流れを変えないことが現状と同じ形になるというふうな考えでございます。  以上です。 91: ◯13番 端 文昭議員  今回の調査で風の向きと風速は測定しているわけですよね。している。それで、風の流れというのはその2つかなというふうにも思うんですけれども、具体的にそれに基づいて傾向であるとか結果であるとか、あるいは、解析であるとか、そういうことはしないんですか。2つのデータはあるわけですけれども、今後するのかどうか伺います。 92: ◯田中信行都市整備部長  今回、風速と風向とか、あと、実際にどのくらいの塩分濃度があるか、そういったものを調査させていただいて、特に先ほど申したとおり、風の流れは南西からの風が強いという形になっております。  今回の計画では、南側のおよそ10メートル程度樹林帯を残すという形を取っているんですけれども、これがちょうど風衝形の形をしておりますので、市としては、これを残すことが現況と同じように風の流れを変えないという考えでございます。ですから、市としてこういった判断をしたわけで、これ以上の調査ですとか分析というのは考えてはございません。  以上です。 93: ◯13番 端 文昭議員  これ以上我々は調査はしないようなことを言っていたんですけれども、風の流れによって、これを変えないことが塩対策になるんだよというふうに結論づけているわけですから、風の流れの解析結果を出してほしいんですよ。これは出してもらえるのかどうなのかをお聞きしたいと思います。 94: ◯田中信行都市整備部長  1回目の答弁でも言いましたが、風の流れの調査というのはうちのほうではしておりませんので、これ以上の解析の結果というのをお示しするのは難しいと思っております。  以上です。 95: ◯13番 端 文昭議員  塩害を生む要因が見えてきたわけですから、当然講ずるべき対策も変えなければならないということで、今回の見直しプランでどういうふうに反映をしたのかお聞きをしたいと思います。 96: ◯田中信行都市整備部長  今回、施設の配置の見直しなどをさせていただきました。まず、西側の駐車場を東側1か所に集約をしたというところと、それによって既存の樹林帯を残しましたし、それに伴いまして施設の配置の見直しも行いました。まず、例えばカフェ棟は廃止して、バーベキューレストランの中に合算をしたという形で、あと、施設の位置も、実際は少し当初プランに比べて位置をずらしております。例えばバーベキューレストランは、当初案ではかなり南側のところに位置しておりまして、既存樹林を一部切る形を取っていたんですけれども、今回はそれを少し北側にずらして、既存樹林を残して、特に海側の既存樹林が一番塩・風には効果がありますので、そこの部分は多く残す形を取っております。それとあと、西側の駐車場につきましては、今回、駐車場がなくなりましたので、その部分に対して今度は新規で植栽を増やしているというところで、今回、見直しによって塩・風などへの効果は当初プランよりかは高まったというふうに市としては認識をしております。  以上です。 97: ◯13番 端 文昭議員  今回の見直しプランで、新規の植栽も行うよと、主に背の高い木を植えますよというふうになっていますけれども、高木をポット苗の段階から植えるのか、あるいはある程度成長した木を植えるのかをお聞きします。 98: ◯田中信行都市整備部長  1回目の答弁でもお答えさせていただきましたけれども、それにつきましては、今後、詳細な検討をしていく中で決めさせていただきたいと考えております。  以上です。 99: ◯13番 端 文昭議員  今後検討するということは、両方の可能性があるということだと思いますが、もしある程度成長した木を植えた場合、塩・風に当たらない場所で育った木を海岸に移植しても育たないのではないかというふうに思っていますし、また、ポット苗を持ってきた場合ですけれども、高木になるのにどのぐらいの年数がかかるのかということについて見解をお聞きしたいと思います。 100: ◯田中信行都市整備部長  今回、あくまでも見直しの図案を示しただけでして、植栽に限らず、いろいろな部分はこれから詳細な検討をしていきます。ですから、今の御質問の樹木設計においても、今いただいた御意見も参考にしながら、どういった形の樹木をここに植えていったらいいのかというのも、今後検討させていただきたいと思っております。  以上です。 101: ◯13番 端 文昭議員  これから検討すると言いますけれども、2つに1つ、新規に植栽する場合はどちらかにはなると思うんです。そうした場合に、そういう懸念があるわけですよね。今回得られた知見を見直しプランに生かさないといけないと思っているんですけれども、木が強い風を弱めていますと、あるいは、塩分も吸着して背後地の塩分濃度を抑えているんですよということだと思うんですが、これを考えると、プール跡地の東側はBエリアですけれども、Bエリアの樹林を、特に高木、高い木は切ってはならないというふうになりますけれども、これについての見解を伺いたいと思います。 102: ◯田中信行都市整備部長  あくまでも塩・風の部分において、北側の住宅地側に影響を及ぼすのは、先ほどから申しておるとおり、海側の幅10メートル程度の樹林帯をしっかり残すことが一番今と変わらない形になるというふうに市としては考えております。ですから、あとは、ほかのいろいろな施設配置もございますので、そういった中で、可能な限り今回既存樹林のほうの見直しを図ってきたというところでありますし、既存樹林をある程度切らざるを得ないところは正直ありますけれども、それ以外に、植えられるところは新規植栽を植えていくという形を考えております。  以上です。 103: ◯13番 端 文昭議員  ある程度切らざるを得ないという答弁だったかと思いますけれども、切る場所が問題なんですよね。  それで、(3)の風害のところに入りたいと思いますけれども、風害についても、塩害の発生要因、あるいは対策についても重なるところがあるかと思いますけれども、見直しプランを見ますと、Bエリアにある10メートル以上の高い木が伐採されるような形になっていますよね。それで、海側の最前線のところは残すよという形になるかと思いますけれども、2020年9月に──一昨年になりますけれども──警察と平塚市との協議がありまして、海岸最前線の樹林帯の幅は15メートル以上だったということが分かっていますけれども、今回の見直しプランでは、Bエリアの東側の半分で樹林の残す幅を10メートルぐらいにして、なぜ今回さらに幅を狭くしたのか、これについて伺いたいと思います。 104: ◯田中信行都市整備部長  今回、塩と風の調査とかをさせていただいて、あと、飛砂のほうの調査もさせていただきました。そういった中で、具体的な調査から、一番右側のところから既存樹林が約10メートルぐらいで飛砂のほうを捕捉するというところは分かってきましたので、そういった部分を基本として、今回、見直しプランを考えているというところでございます。  以上です。 105: ◯13番 端 文昭議員  基本的なところですから、今回の見直しプランで神奈川県はオーケーを出したんですか。それともこれからなんですか。 106: ◯田中信行都市整備部長  今回、見直しプランを皆さんにお示しをさせていただいて、これから詳細設計などもしながら、関係機関にはこれからいろいろ打合せですとか協議のほうをさせていただくという形になります。  以上です。 107: ◯13番 端 文昭議員  過去、警察との協議もあったわけですけれども、それより狭くなっていると。それで、Bエリアは海側の最前線のところも低木だけになるし、幅も狭くなるし、新規植栽すると言っているけれども、本当に育つかどうかも分かりませんよ。整備した後にどのぐらい塩害が変わるのか、あるいは風害が変わるのか、見直しプランの整備前と整備後によって風害のシミュレーションを行うべきだと思いますけれども、見解を伺います。 108: ◯田中信行都市整備部長  我々としては、今回、事前の調査をさせていただいて、1回目の答弁でも述べさせていただいておりますけれども、整備後もしっかりと調査をして、モニタリングをして、しっかり整備前と整備後の確認をしていきたいと考えております。  以上です。 109: ◯13番 端 文昭議員  前の質問で、樹林の保全率を変えたというようなことも言われていましたけれども、具体的にBエリア、あるいはAプラスBでどうなったのか伺います。 110: ◯田中信行都市整備部長  まず、既存樹がどのくらい残せたかという御質問でよろしいでしょうか。(13番端文昭議員「はい」と述ぶ)まず、Bエリアにつきましては、当初プランでは約38%だったのが、今回の見直しプランでは約47%に、A、Bエリア──公園全体になりますけれども──ここでは当初プランでは約37%だったのが、見直しプランでは約53%に、既存の樹林の保全率はそのような形になったということでございます。  以上です。 111: ◯13番 端 文昭議員  確かに樹林の保全率は、数字で見れば上げたというふうに言われています。ですが、数字だけを切り取って、まるで改善したかのように言われていますけれども、それは間違っているのではないかなと私は思っています。なぜかというと、Bエリアの高木、高い木の伐採は当初プランより増えていますよ。それで、どこを残して、どこを伐採するのかが大問題であって、このイラストに示している緑の面積、これが何%残ったかというようなことではないんだと思っています。  それで、今回の見直しプランですけれども、当初プランよりも改悪したと言わざるを得ないと思っているんですが、これについての見解を伺いたいと思います。 112: ◯田中信行都市整備部長  今回、見直しプランのほうを提案させていただきました。ここで、基本的には、まずコンセプトとしては、当初プランのコンセプトや考え方を継承しております。そういった中で、今回、駐車場を東側の1か所にするですとか、西側の駐車場をやめてとか、あとは、施設配置を見直したという中で、可能な限り既存樹林なども残すという考え方をしております。また、新規植栽のほうも増やせるところは増やしてきたという考えでございます。  以上です。 113: ◯13番 端 文昭議員  言葉では可能な限り木は残すと言われていますけれども、整備前の状態と整備後の状態で、塩害、風害が大きく出る可能性だってあるわけですよね。それについてどういう検証をしていくのかということをお尋ねしたいと思います。 114: ◯田中信行都市整備部長  市としては、1回目の答弁でもお答えさせていただきましたけれども、今回の見直しプランで、整備前後で住宅地に塩や風の大きな変化がないようには計画をしているというふうに思っております。ただ、整備をした後も、しっかりとそういった塩・風の調査などは行っていきたいと考えております。  以上です。 115: ◯13番 端 文昭議員  市当局は、変化はないと思いますというふうに答弁しているけれども、去年の市議会の答弁だって、これはおかしいねということが次々出てきているわけじゃないですか。それで、公園整備した後で大きな塩害、風害が出てきたときに、そのことをどう検証していくのかを今の段階で考えておかないといけないと私は思うんですが、現時点で対策は考えていないんでしょうか。 116: ◯田中信行都市整備部長  現段階では、あくまでも整備をした後、調査をして、その調査によって公園整備が影響を及ぼしているということになれば、そこで具体的な対策は対応していきたいと考えております。  以上です。 117: ◯13番 端 文昭議員  整備によって影響が出たと考える場合には、具体的な対策を考えていきたいと答弁されていましたけれども、はっきり言って、一度伐採した木というのは元に戻せないんですよ。戻そうと思ってもできないことですよね。それで、私はBエリアの特に高木、ここの伐採中止を求めていますけれども、これに対する市の見解をお聞きしたいと思います。 118: ◯田中信行都市整備部長  今回、市としては、延期をさせていただいて、塩・風のこういった調査などをさせていただきました。そういったことを基に、今回、見直しプランの図案を発表させていただきました。今後、これを基に、市としては整備のほうを進めていきたいと考えております。  以上です。 119: ◯13番 端 文昭議員  次の項目に行きたいと思います。2番目の「子どもを産み育てやすい環境づくり」についてということで何点か質問させていただきましたが、あまり具体の答弁がなかったかと思うんですが、例えばこの5つの提案に対して、幾ら、幾らと概算金額でいいから出してくださいよというふうに言ったんですが、市民に誤解を与えてもいけないからということで、あまり数的なものが出ていなかったと思います。  それで、私の勝手な試算ですけれども、例えば1)の出産費用の実質無償化、これは、現在、42万円の出産育児一時金が出ていますけれども、実際は56万円以上かかったと聞いていますけれども、差額が生じているんですよね。それで、出産数が減っていますので、多分2億円ぐらいで実質無償化はできると思いますよ。この点について、それでいいのかどうかお聞きしたいと思います。 120: ◯津田勝稔企画政策部長  2億円ぐらいでできるのではないかというようなお話だったかと思いますが、出生数につきましても、それと、出産にかかる費用につきましても、様々な計算の方法がありますし、それを私どもは一つ一つ全部把握しているわけではございません。出生数は把握しておりますけれども、出生数もこれからどのように変化をするのか分かりません。そういうような中で、具体的な数字をこの議会という場でお出しするのは無責任ではないかというような考え方の下で出しておりませんので、今、2億円でできるのではないかというお話でございましたけれども、それについて私どもとしては答弁は差し控えたいと思います。  以上でございます。 121: ◯13番 端 文昭議員  私は正確な数字を求めているわけではなくて、概略数値を示してくださいと頭から言っているわけですよね。それで、例えば2)ですけれども、零歳児への応援金として月10万円の12か月、これは単純に計算したら17億円ぐらいでできるのではないかなというふうに思っていますよ。それで、少子化の進む原因をいろいろ言われていました。出生率が落ち込んでいるのは、私が考えるに、経済的な理由が大きいのではないかと思うんですが、この辺りについて手当てすべきだと思うんですが、例えばこれは言っていいのかどうか、韓国では零歳児に月7万円、1歳児には3万5000円の手当をスタートさせます。もうスタートをしているのかな、していますけれども、こういうことでしっかりとした手当をやるべきではないかと思うんですが、17億円ぐらいでできるのかどうか見解を求めます。 122: ◯津田勝稔企画政策部長  17億円ぐらいでできるのかというお話でございました。  単純に10万円と令和3年度の出生者数を掛けると17億円というような数字が出てくるのは、確かにそのとおりなんだろうと思いますけれども、一方で、そのような施策を打てるのかどうなのかという話ですが、17億円というのは大変大きな金額でございまして、先ほど平成27年度から令和3年度までの間にベルマーレへの支援が14億円というようなお話をさせていただきましたけれども、それを超えるような金額でございます。そのためには、財源というものも当然必要になってくるわけでございます。  私どもは、決して市民の方々への直接給付みたいな施策を否定しているわけではございません。私どもも、先ほども御答弁申し上げましたように、例えば小児医療費助成の対象年齢の拡大ですとか、所得制限の撤廃などのいわゆる直接給付の事業も行っているわけでございます。したがいまして、直接給付自体を否定しているわけではございませんけれども、財源と、対象者とか、効果ですとか、そういうのをきちんと見定めながらやっていかなければいけないのだろうと、このように考えております。  以上でございます。 123: ◯13番 端 文昭議員  以前にも取り上げたことがあるんですけれども、4)の小学校給食費の無償化、これは大阪市みたいな大きい都市はもうやっていますよ。どんどん増えていますけれども、平塚市で言えば6億円ぐらいで無償化は実現できるんじゃないかと。これは政治判断だけの問題だと思うんですが、これについての見解を伺います。 124: ◯石川清人教育総務部長  給食費の無償化というお話をいただきました。  子育て施策の支援策として、給食費ですとかいろいろな施策があると思います。その中で、必要性ですとか優先度、その辺を考えて慎重に取り組んでいかなきゃいけないと思っています。本市では、令和6年9月に中学校の完全給食を実施いたします。中学校給食は、成長期にある中学生が健康な心身を育むため、また、子育て世帯の増加、また、保護者の方の就労形態の変化など様々な要因があって、子育て世帯の方にとっては重要な施策であると思います。本市では、総合計画に掲げておりますとおり、中学校給食の実施を着実に進めて、議員がおっしゃるように、子どもを産み育てやすい環境づくりを進めていく考えでございます。  以上です。 125: ◯13番 端 文昭議員  出生数の落ち込みというのは、本当に経済的理由が大きいんだと思うんですよ。25年間も経済成長していない国、あるいは賃金が下がり続ける国なんて、私たちの住んでいる国以外にはもうほとんどないわけですよね。この影響は、特に若い世代がしわ寄せを受けているんですよ。それで、自助とか共助とかよく言われていますけれども、これはもうほとんど限界で、今こそ公助の出番だと思いますけれども、積極財政に対する平塚市の考え方をお聞きしたいと思います。 126: ◯津田勝稔企画政策部長  積極財政に対する考え方ということでございます。  25年間給料が上がっていない国はほかにない、これは、マクロ経済でございますので、国のほうがどのような形で考えるのかというところが一つの大きな、基本的な考え方なんでございましょうけれども、積極財政ということであれば、今回の補正予算で私どもが申し上げたのは、過去最大規模の補正予算であり、財政出動だというふうなことでやらせていただいているつもりでございます。それを市民の皆様にいろいろなところで行き届かせていただいて、今回、温かみのある補正予算を組ませていただいているところでございます。  また、給料の底上げとか、そういうようなお話でございますけれども、経済政策の中では、本社機能を移転するに当たって、それで引っ越してきた方に対しましては手当を補助するですとか、あと、正規雇用の補助金なんかもつくらせていただいて、正規雇用を増やそうというような取組もさせていただいております。したがいまして、経済政策につきましても、私どもといたしましては意を用いているところでございます。  最終的に、子ども・子育ての政策につきましては、庁内に子ども・子育て会議というのを設けておりますので、その中で十分検討した中で、より子どもを産み育てやすい環境づくりというのを進めていきたい、このように考えているところでございます。  以上です。 127: ◯13番 端 文昭議員  3番目のところで、市長に問う。旧統一教会及び世界平和女性連合との関係はということで市長に問うたんですけれども、市長のほうからは答弁はありませんでした。  平塚市が公共施設を女性連合に利用させているわけですけれども、今に至って使わせていますけれども、結果として全国弁連の申入れは無視をしましたよということです。それで、今回、質問に当たって情報公開請求して、3つの施設、市民活動センターなり八幡山の洋館なり崇善公民館をどのぐらい使っているのかというのを逐一調べましたよ。ひどいというか、もうすごい。市民活動センターでは月に1回から3回。それで、使用時間も長い。丸一日も結構ありますよ。それで、崇善公民館も合体していますけれども、苦情とかが来ていることについて御存じでしょうか。それをお聞きします。崇善公民館の使用に関して苦情が来ていることを御存じかどうかお聞きします。 128: ◯岸 正人市民部長  崇善公民館の利用について、承知しているかという趣旨での御質問ということになりますが、崇善公民館の利用につきましては、崇善公民館と市民活動センターが複合施設ということから、例えば市民活動センターの部屋が全て埋まっている場合には、相互利用の規定で、公民館のほうが空いていれば使えるという形で使わせていただいております。また、公民館の利用団体が、公民館の部屋が全て埋まっているので、市民活動センターの部屋が空いていれば使えるという、そういった相互利用の中で使っているということは承知してございます。  以上です。 129: ◯13番 端 文昭議員  崇善公民館とか八幡山の洋館は、教育委員会の所管になるのかも分かりませんけれども、部屋を使うだけではなくて、例えば八幡山の洋館ではチャリティーコンサートだとか、あるいはその練習だとかで使っていますよね。ピアノも使えば、スクリーンもプロジェクターも備品なんかも好き勝手に使っているんじゃないか、丸一日使っているんじゃないかと思いますけれども、実態把握をちゃんとしているかどうか伺います。 130: ◯平井 悟社会教育部長  過去に使った八幡山の洋館の利用状況ということですけれども、その当時の申請に合わせて、使用に当たっては、活動の内容だとかそういうものを確認して、利用団体登録の中にその内容等がありまして、そこの要件だとかを見て、確認をして貸し出しておりまして、特に貸出しについては問題なかったと思っております。  以上です。 131: ◯13番 端 文昭議員  時間がありませんので、(5)の安倍元首相国葬への平塚市の対応ということで、市長は国葬に賛成なのか反対なのか──世論は割れているんですが──どちらか伺いたいと思います。 132: ◯平野貴裕市長室長  国葬についての御質問がございました。  まず、市長が国葬に出席する予定はございません。  それから、国葬につきましては、国会の閉会中審査というのが今週行われるように聞いておりますので、対応はその議論を踏まえて検討していきたいと考えております。(13番端文昭議員「賛成か反対か」と述ぶ)賛成、反対をこの場で言うような問題ではないと考えております。  以上です。 133: ◯数田俊樹議長  暫時休憩いたします。再開は14時30分からといたします。よろしくお願いいたします。                   午後2時13分休憩 ─────────────────────────────────────────────                   午後2時30分再開 134: ◯数田俊樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  26番出村光議員ですが、出村議員は一問一答方式で質問を行います。出村光議員。                 〔26番出村 光議員登壇〕 135: ◯26番 出村 光議員  湘南フォーラムの出村光でございます。  発言に入ります前に、一言申し上げます。本当に長きにわたって新型コロナウイルスに御対応いただいております医師、看護師をはじめ、医療従事者、さらには、市の職員さん、関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。  以下、発言通告に沿い、順次質問をさせていただきます。
     1、待機児童ゼロと今後の施策。  今年4月12日付、保育所等の待機児童数が令和3年に続き2年連続でゼロとなりましたとの情報がありました。「子育てするなら平塚で」をキャッチフレーズに、施設整備と保育士確保支援等待機児童解消に向けた取組の成果だと思います。評価をさせていただきます。また、入所保留児童も前年度比35人減の210人ということでした。今後も「さらに、選ばれるまち・住み続けるまち」となるよう、4月1日の待機児童ゼロの継続と入所保留児童を減少させるため、子育て施策を充実していきますとありました。特に、令和5年4月に向けた主な取組では、参考として3点。  1)賃貸物件改修型保育所の施設整備。  2)就職促進貸付金ほか2件、いわゆる3つの柱の充実。  3)特設サイトの開設。  であります。以下伺います。  (1)評価と課題。  2年連続待機児童ゼロをどのように評価をしたのか、課題も伺います。  (2)市民が期待する対策。  市の施策は市民の望む保育園入所ニーズに応える対策になっていますか。  (3)保育士の処遇改善。  保育士給与の具体的な改善内容を伺います。  2、中心市街地活性化。  3月議会に続く発言項目になります。令和4年度の施政方針では、半世紀ぶりのまちの様相の大きな変化が期待されます。駅周辺地区では、見附台周辺地区に生まれた新たな人の流れを平塚駅方面まで広げると述べられていました。以下2点伺います。  ア、ひらしん平塚文化芸術ホールが3月26日に開館しました。3月議会で私は、市民、商店街を巻き込んだ企画が求められると述べました。その後の変化、新たな人の流れが生まれたのか、中心市街地への影響を伺います。  イ、7月26日、27日に、都市建設常任委員会の一員として八戸市を視察しました。視察テーマは「中心市街地のまちづくりについて」でした。八戸市の平成30年(2018年)の市民アンケート調査では、買物に行きたくなる魅力的な店が少ない、空き店舗や空き地が目立ち、町並み・景観が悪い、中心街の情報発信が不足しているなどとのことでした。まさに本市に近いと思いました。また、その一方で、中心市街地保育所事業、月に一度のはちのへホコテン実施事業──歩行者天国ですね──大学サテライト事業、まちなか共通駐車券運営事業など73事業を実施しているとのことでした。3月議会で私は、駅前北口交差点から市民プラザまでの東海道本通り線、土日を活用した商店街の活性化が鍵になる──すなわち、イメージは平塚版ホコテンでございます──多くの人が中心街に来街するため、駐車料金検討も重要と意見を申し上げました。平塚市の平塚駅周辺地区将来構想では、令和6年度に将来構想を策定することになっていますが、どのような内容を盛り込み、どのように活性化に生かしていくのか伺います。  3、ツインシティ大神地区のまちづくり。  本市の北の核として、ツインシティ大神地区、施工面積68.8ヘクタールの区画整理、事業期間は2015年から2030年が進められております。土地区画整理組合設立から7年が経過しました。現在の状況など、以下質問をさせていただきます。  (1)進捗状況について。  ツインシティ大神地区の区画整理については、組合の設立までに準備会の役員さんが大変御苦労されて合意形成に当たられ、組合設立後も理事さんが同様に御苦労され、事業を推進され、現在に至っているものと理解しています。市議会においても、いろいろな発言、議論を踏まえ、事業の後押しをしてきました。今まで新たな道路や公園などが整備され、相模小学校が開校し、大きな物流施設も建設されています。国道129号の東側には大きなクレーンが立ち並んでいる様子がうかがえ、新たなまちの出来上がり、期待の息吹が感じられます。そこで、土地区画整理事業の進捗状況及び企業の立地状況についてお伺いします。  (2)従業人口について。  ツインシティ整備計画では、ツインシティ大神地区の従業人口を約6000人としています。雇用の拡大は、平塚市の活力を高めるためには重要な施策であります。既に幾つかの新たな企業が開業しているようです。現在の従業人口を伺います。また、進出企業も決まっているでしょうから、計画どおり6000人の雇用が確保できる見込みなのかを併せてお伺いします。  (3)公共交通について。  平塚市総合交通計画では、平塚駅からツインシティまでの区間を公共交通軸と位置づけ、環境に配慮した新たな公共交通システムとして、バス専用レーンや公共交通優先信号、そして、連節バスの整備を目指すこととしています。来春には大型商業施設がオープンする予定と聞いています。公共交通結節点としてのトランジットセンターの整備も進められます。このような状況から、バス事業者との協議も進められていることと思いますが、連節バスの導入の見通しについてお伺いします。さらに、環境共生モデル都市を目指すツインシティからして、電気バスの導入を進めるべきではないかと思いますが、今回の9月補正予算に計上されています。その内容と考え方を伺います。  (4)新幹線新駅誘致の状況について。  新幹線新駅誘致の状況について、その後の情報が全く止まっているようでして、よく見えません。どのようになっていますか。お伺いします。  (5)(仮称)ツインシティ橋の状況について。  黒岩知事は、6月県議会本会議での答弁で、平塚側0.5キロメートル区間では土地区画整理事業に合わせて先行して準備が進められて、(仮称)新橋を含む1.7キロメートルは2023年度までに必要な都市計画の手続を完了させると明らかにしたようですが、情報の整理確認をお願いいたします。  (6)寒川町倉見地区の状況について。  東海道新幹線新駅を誘致していくためには、ツインシティ倉見地区の整備が欠かせません。ツインシティ倉見地区は、整備されている状況も確認できませんし、進捗状況が何も聞こえてきていません。どうなっているのでしょうか。リニア中央新幹線の建設工事も進められており、開業後に倉見地区への新駅誘致を図るには、ツインシティ倉見地区の整備は重要と思っていますが、お隣の町のことかもしれませんが、現状についてお伺いします。  (7)まちびらきについて。  まちびらきについては、さきの議会で今年度の下半期に行われるとの答弁がありましたが、予定はどうなっているのでしょうか。コロナ禍ではありますが、本市の北の核として内外にアピールする絶好の機会と思っておりますので、その内容について検討されていることがあればお伺いします。  4、中学校完全給食。  令和4年3月に、(仮称)平塚市学校給食センター整備・運営事業の契約締結を行い、整備に向けて本格的に動き出しているところだと思います。また、同時に、学校給食センターから配送される給食を受け入れるために、市内中学校全15校に給食設備の設置のための改修工事を行うと聞いています。そこで、次のとおりお伺いをいたします。  (1)(仮称)平塚市学校給食センター整備・運営事業の進捗状況。  2点お伺いします。  ア、田村9丁目に建設が予定されている学校給食センター整備に向けた進捗状況を伺います。  イ、確認のため、中学校完全給食の開始時期は令和6年9月からで変更はないのかお伺いします。  (2)給食実施に向けた中学校施設の整備。  1点お伺いします。  本議会にて、今回、給食設備等設置工事費が補正予算として計上されていますが、どのような整備を実施するのかお伺いします。  5、諸課題。  (1)新型コロナウイルス感染対策。  平塚市内の新型コロナウイルス感染症の状況は注視しています。令和4年7月の発生件数は4228人。8月の発生件数は7241人。これは、8月30日現在の数値で、月別で最多でございます。8月8日、市長メッセージを出されています。罹患者数がもっと下がるまで、感染防止策、ワクチン接種体制、自主検査、手指消毒、マスク、部屋の換気、3密を避ける、黙食などについて継続的に警鐘を鳴らすべきと思いますが、見解を伺います。  (2)河川の安心・安全。  最近の降雨状況を鑑み、より一層の河川の安全向上が重要になってきています。県・市連携を図り、平塚市が市民に対して周知を図ることも重要と思っています。以下、それぞれについて見解をお伺いします。3点ございます。  ア、金目川の改修箇所やスケジュールの見える化について見解を伺います。  イ、鈴川の東橋付近のしゅんせつ状況と今後の展開、あわせて、同じ付近での河道内樹木の伐採検討を願いたいが、見解をお伺いします。  ウ、河内川で現在行われている県・市の浸水対策をお伺いします。  以上、1回目の質問を終わります。                〔26番出村 光議員質問席へ〕 136: ◯落合克宏市長  26番出村光議員の御質問にお答えします。私からは、1、待機児童ゼロと今後の施策、2、中心市街地活性化について順次お答えします。  最初に、1、待機児童ゼロと今後の施策について大きく3点の御質問です。  まず、(1)評価と課題として、2年連続待機児童ゼロの評価と課題ですが、待機児童ゼロに向けた施策として、保育施設整備及び保育士確保のハード・ソフトの両輪の取組を進めてきたことが功を奏し、4月1日の待機児童が2年連続ゼロとなりました。これにより、保護者の就労、また、子育て世帯への支援を充実することができたと認識しています。一方、課題としては、5月以降は待機児童が発生していることから、今後も様々な社会情勢や将来の児童数の増減、利用者の動態などを見極めながら、保育需要に柔軟に対応していく必要があると考えています。  次に、(2)市民が期待する対策として、市の施策は保育園入所ニーズに応える対策となっているかですが、待機児童及び保留児童は、ゼロ歳児から2歳児までの低年齢児が多数を占めていることや、利用者の多くが自宅に近い保育所を希望することから、低年齢児を多く受け入れる小規模保育事業所を人口の多い地区で整備を進めてきました。また、認可保育所の移転や幼稚園の認定こども園化に伴う定員増も併せて進めた結果、待機児童数及び保留児童数を減少させたことで、入所ニーズに対応することができたと考えています。  次に、(3)保育士の処遇改善として、保育士給与の改善内容ですが、国の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業として、令和4年2月から9月まで、収入を3%程度、月額約9000円引き上げる措置をしています。また、特例事業終了後の10月以降も、公定価格の見直しにより、同様の措置を継続する予定です。  続きまして、2、中心市街地活性化について2点の御質問です。  1点目のひらしん平塚文化芸術ホールの開館後の中心市街地への影響ですが、ひらしん平塚文化芸術ホールの開館を機に、市、平塚商工会議所、ホールの3者の連携事業として、新たにチケット特典サービスを開始しました。ホールでのイベント後、中心市街地への人の流れが生まれ、買物や食事を楽しむ方が増えているとの声をいただいています。また、ホールや見附台公園で行われるイベントと同じ日に中心市街地でのイベントが企画されるなど、ホールの開館によるよい影響がホール利用者だけではなく、商業者にも現れています。  次に、2点目の平塚駅周辺地区将来構想に盛り込む内容と、どのように活性化に生かしていくかですが、平塚駅周辺地区将来構想は、本市の顔である平塚駅周辺地区の将来のあるべき姿を市と市民が共有するため、ハード整備を中心とし、にぎわい創出や活性化につながる土地利用の誘導、長期的な視点に立った都市基盤の整備、改修、公共空間の活用方法やエリアマネジメントの仕組みづくりなどの視点を加え、検討していきます。将来構想の策定により、民間のまちづくりへの投資意欲を高め、敷地の共同化などの促進や官民連携による再開発の誘導が可能になり、また、ソフト施策を中心とした平塚駅周辺地区活性化ビジョンとともに平塚駅周辺地区の活性化施策の両輪として事業を進めることで、持続可能な中心市街地の活性化が実現できるようになると考えています。  私からの答弁は以上です。 137: ◯田中信行都市整備部長  続きまして、3、ツインシティ大神地区のまちづくりについて大きく7点の御質問です。  まず、(1)進捗状況について、土地区画整理事業の進捗状況及び企業の立地状況ですが、組合施行による土地区画整理事業は、現在、トランジットセンターを含む都市計画道路ツインシティ大神線や、地区中央の3号公園などの工事を進めており、今年度末には総事業費の約94%を執行する予定です。企業の立地状況については、国道129号より西側に位置する物流施設は既に4施設が開業し、1施設が開業に向け準備を進めています。また、都市計画道路倉見大神線より北側に位置する物流施設についても1施設が開業し、複数の施設で建築工事が進んでいます。さらに、大型商業施設のイオンモールは、令和5年春の開業に向け、建築工事が着実に進んでいます。  続きまして、(2)従業人口について2点の御質問です。  1点目の現在の従業人口と、2点目の計画どおり6000人の雇用が確保できる見込みかについては、関連がありますので一括して御答弁します。現在の従業人口は、令和4年8月時点での土地区画整理組合の調査結果によると、おおよそ900人と伺っています。今後、多くの雇用が期待できる大型商業施設や、大規模な物流施設などの開業も予定されていることから、より多くの雇用確保に向け、組合や立地企業などと連携し、6000人を目指していきたいと考えています。  続きまして、(3)公共交通について2点の御質問です。  1点目の連節バス導入の見通しと、2点目の電気バス導入の内容と考え方については、関連がありますので一括して御答弁します。脱炭素社会の実現に向けて、今年3月に平塚市ゼロカーボンシティを宣言しており、さらなる取組を推進するため、平塚駅と環境共生都市であるツインシティ大神地区を結ぶ南北都市軸に環境負荷の低い電気バスを導入していきたいと考えています。今回、大型商業施設開業に合わせた電気バスの導入を図るため、車両本体、充電設備及びその設置工事費を対象として、市内路線バス事業者に対して導入を支援します。一方、まちづくりの進展に伴う交通需要の増加に対応するため、バス事業者と連携して連節バスの導入を検討してきましたが、コロナ禍の影響により公共交通の利用形態が変化していることから、導入を当面見送り、需要の変化に応じてバス事業者などと調整を進めていきます。  続きまして、(4)新幹線新駅誘致の状況についてですが、本市は、寒川町倉見地区への新幹線新駅の誘致を目指し、神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会の一員として、JR東海に対して要望活動などを行っています。JR東海からは、周辺地区の都市形成などが進むこと、新駅利用者の需要が見込まれること、さらには、リニア中央新幹線が開業し、東海道新幹線のダイヤ構成に余裕が生まれれば、新駅設置の余地が高まるという認識が示されてきました。平成30年度に、JR東海から、新駅周辺のまちづくりの検討に当たり、助言等を求められれば協力していくとの発言を受け、令和元年12月に、神奈川県と寒川町がJR東海とまちづくりの技術的な打合せを行っています。本市としては、東海道新幹線新駅の誘致に向け、ツインシティ大神地区のまちづくりを着実に進めるとともに、今後も積極的に要望活動に取り組んでまいります。  続きまして、(5)(仮称)ツインシティ橋の状況について、情報の整理確認ですが、平塚市側の国道129号と寒川町側の県道46号相模原茅ヶ崎を東西に結ぶ都市計画道路倉見大神線約1.7キロメートルについては、神奈川県が土地区画整理事業の進捗に合わせ、国道129号からツインシティ大神線までの約0.5キロメートルの区間を先行して整備を進めており、今年度内の完成を目指しています。また、(仮称)ツインシティ橋を含む残りの約1.2キロメートルの区間については、神奈川県は都市計画の手続を令和5年度に完了させることを目指しているため、今年度は必要な設計等を実施しており、都市計画の手続完了後には、用地取得に向けた調査に着手する予定としています。  続きまして、(6)寒川町倉見地区の状況について、倉見地区の現状ですが、寒川町倉見地区では、新幹線新駅誘致地区を中心とした約63ヘクタールの面整備検討区域のうち、新駅を誘致するために約24ヘクタールのエリアを先行検討する新駅周辺整備検討区域に位置づけ、新駅の交通広場やアクセス道路の配置案、土地利用ゾーニングのたたき台を提案しながら、まちづくりの合意形成に向けて地元の方々と取り組んでいるとのことです。今年度については、地元協議会での説明や、6月と7月に地域の方々に対して説明会を実施したと寒川町から伺っています。本市としては、引き続き神奈川県や寒川町と調整を図り、ツインシティの全体計画の実現に向け取り組んでいきたいと考えています。  続きまして、(7)まちびらきについて、まちびらきの予定と内容ですが、まちびらきについては、主催者である土地区画整理組合がこれまで検討を進め、来年1月28日の土曜日にイベントを開催する予定です。コロナ禍でのイベントとして、感染対策などに十分に配慮することとし、その内容については、地区中央の3号公園や大神公民館でまちづくりの関係者が参加する記念式典やお祝いの催し、まちづくりの進捗を紹介するパネル展示、神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会による普及啓発などを主な内容として、現在、土地区画整理組合が詳細を検討しています。市では、組合と連携して、市役所でパネル展示を予定しており、市ホームページなども活用してまちの魅力を広く発信していきたいと考えています。  以上です。 138: ◯吉野雅裕教育長  続きまして、4、中学校完全給食について大きく2点の御質問をいただきました。  まず、(1)(仮称)平塚市学校給食センター整備・運営事業の進捗状況について2点の御質問です。  1点目の田村9丁目に建設が予定されている学校給食センター整備に向けた進捗状況ですが、これまでに事業者が整備計画地の現地の調査・測量、関係機関との協議及び許可申請作業を行い、その結果を踏まえた学校給食センターの基本設計がまとめられました。これを基に、今後は、建設に向けた実施計画〔後刻「実施設計」と訂正〕を進めていき、令和5年1月から造成工事を開始していく予定です。  2点目の中学校完全給食の開始時期ですが、現時点では、学校給食センター整備・運営事業の事業者からはスケジュールの遅延などの報告はなく、また、中学校完全給食開始のための中学校施設整備においても計画に沿って取り組んでいるため、令和6年9月からの変更の予定はありません。  次に、(2)給食実施に向けた中学校施設の整備について、補正予算に計上された給食設備等設置工事費ですが、これは、給食を実施するに当たり必要となる設備を設置するための改修工事の費用となります。具体的な工事内容としては、それぞれの学校に給食を受け入れるための受入室と、ここで受け入れた給食を各階に運ぶための小荷物専用昇降機、そして、各階に運んだ給食を安全で衛生的に保管するための配膳室の設置を行います。今回計上させていただいたのは、土沢・山城・金目・旭陵の4つの中学校について、改修工事を行うための費用です。そのほかの中学校の改修工事は、令和5年度に実施する予定でございます。  以上でございます。 139: ◯重田昌巳健康・こども部長  続きまして、5、諸課題、(1)新型コロナウイルス感染対策です。罹患者数が下がるまで継続的に警鐘を鳴らすべきと考えるが、見解を伺うについてですが、第7波では、7月中旬から感染者が急増し、8月初旬にピークを迎え、現在は減少傾向に転じているものの、高止まりが続いています。これ以上感染者を増やさないためにも、市民の皆様への啓発を継続していくことは重要と考えており、現在も、市長メッセージをはじめ、患者の発生状況、ワクチン接種、感染予防のポイント等について、広報ひらつかや市ホームページ、各種SNS、ローカル紙などを活用し、最新情報を広く、随時発信するよう努めています。  以上です。 140: ◯武井 敬土木部長  続きまして、(2)河川の安心・安全について3点の御質問です。  1点目の金目川の改修箇所やスケジュールの見える化についてですが、金目川では、近年、激甚化・頻発化する豪雨災害に対応するため、唐ケ原地区において河川拡幅のための堤防整備や用地取得が行われているほか、南金目地区や徳延地区など多くの箇所で堆積した土砂の撤去が行われております。このような県が行っている河川事業について、河川管理者である神奈川県の協力の下、市民の皆様へ事業の見える化として、8月にパネル展を実施し、改修箇所や金目川水系流域治水プロジェクトの紹介などを行いました。今後も、継続して市民の皆様に分かりやすく情報を伝えるため、県市連携して周知に努めてまいります。  次に、2点目の鈴川の東橋付近のしゅんせつ状況と今後の展開、河道内樹木の伐採についてですが、県では、鈴川の東橋付近で、河川の流れをスムーズにするため、令和3年度に東橋上下流の堆積土砂の撤去を行いました。また、今年度は、さらに上流のえのしろ公園付近の堆積土砂の撤去を行い、河川内に繁茂する樹木等の伐採については、現地の状況等を確認しながら行っていくと聞いております。  次に、3点目の河内川で行われている県・市の浸水対策についてですが、県では、令和3年度から、河内川の下河原橋から万年橋までの区間で河川断面を広げるための護岸改修工事を進めており、現在、下河原橋から神明橋までの右岸側、延長約190メートル区間の掘削工事を実施しております。また、本市の浸水対策としては、河内川の河川水位の上昇を抑えるため、令和3年度に、総合浸水対策第2次実施計画に基づき、河内川上流の日向岡地区の調整池2か所とめぐみが丘地区の調整池1か所に雨水の流出量を調整する排出口改修工事を行いました。  以上でございます。 141: ◯吉野雅裕教育長  申し訳ありません、訂正をお願いいたします。学校給食センター整備に向けた進捗状況のところで、今後は、建設に向けた実施設計を進めていきと言うところを、実施計画と申し上げてしまいました。おわびして訂正させていただきます。 142: ◯26番 出村 光議員  私の質問項目でそれぞれ再質問させていただきますけれども、さらに私自身が認識を深めるために、窓口からの情報もいただいた上で質問をさせていただきますことを御了承ください。  初めに、待機児童ゼロと今後の施策。市長さん、御答弁ありがとうございました。私は、本当に本会議場で何度も待機児童ゼロのテーマについて御質問させていただいております。昨日も、偶然に京都大学准教授柴田悠さんのある放映を少し時間をかけて見ました。全部見たわけじゃありませんが、そこで、子育て支援に日本はもっとお金を使うべきだと、こういうことでございました。私とお立場は全く天と地の差があるので、失礼かもしれませんが、全く同じでございます。  私の当初の質問で、2か年続けてゼロを達成した、大いに評価をしたい、それは事実でございます。しかし、次のことも毎回申し上げております。5月から3月まで待機児童ゼロじゃないんですよ。ここを改善せずして、何が課題なのかと捉えていますかということを私は申し上げたいね。問題意識を持っているのは私だけじゃないんですよ。いろいろなドクターも教授も著名人もおっしゃっている。そういう意味では、平塚市がそのことについて全部金を使ってやってくださいとは私は申し上げていません。近く、国がこども家庭庁を予定してございます。しかし、中身は見えていないから、大きな期待をしちゃいけない。問題は中身だから。そこで、私は、平塚市が年間を通じて──うちの会派も申し上げておりますけれども──ゼロにするための施策をもっとやるべきだと。一問一答ですから、発言の仕方に気をつけなきゃいけませんが、受入れ施設、受皿をもっと私は増やすべきだと。保育士の処遇改善もまだまだですよ。業種間格差で開きがあるんです。ここの2つを改善していかないと。  さらに言えば、平塚市は今転入超過なんです。ありがたいですよ。これは言葉に気をつけなきゃいけないんですけれども、平塚市が発信していることと実は転入してきたら中身が違った、こうなると申し訳ないということになります。そうならないためにいま少し。ゼロはゼロで私は評価申し上げている。しかし、まだまだその中身たるや残念至極。もっと力を入れるために、今、市長さんから御答弁を頂戴しました。それ以上の御答弁を市長さん、もう少し部長さんのほうからも──考えていますでしょう──御答弁ください。一問一答ですから。 143: ◯重田昌巳健康・こども部長  待機児童の通年ゼロということで御質問いただきました。  私どもは、「子育てするなら平塚で」ということで、待機児童対策には特に注力をしてきたつもりでおります。ハードとソフトということで、器、保育園の整備と保育士の確保、この2面については両輪だと思って取り組んできているところです。  ハード整備については、私どもの中では300人を超える定員を直近5年間で用意をしてきた経過もありまして、当然4月1日を目指しているわけではなくて、もっと踏み込んだ形でいけるものとしてずっと継続をしております。もっと前からもちろん整備は続けているんですけれども、当然新しい設備ができる、施設ができるということは、配置基準に見合う保育士も用意するということになりまして、保育士確保で苦慮はしているものの、着実に300人を超える定数に合わせる保育士の確保も進めてきている。さらに、最近では、途中でやめられる方ももちろんいらっしゃいますので、それを補うための対応もしてきているわけで、通年ゼロを決して諦めているわけでもなくて、4月1日に満足しているわけでももちろんありませんので、絶えず新しい施策について他市の研究をさせていただいたりとかしながら進めていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いします。 144: ◯26番 出村 光議員  実は、質問はほかにも項目がありますので、あまり時間を費やすことは私自身が避けなきゃいけないんだけれども、部長さん、今の御答弁の中で、やってきているつもりと言っちゃいけないと思いますよ。やってきましたとおっしゃっていただかないと不安になりますよ。よろしくお願いしますよ。  それで、今、部長が御答弁の中で触れてくださったと思うんだけれども、何が課題かは見えているはずなんですよ。それに積極的な財政の裏づけをもってやっていかないと、後手ということになるんです。実際に、今、私の周りにも入所できない、困っていますという方が大勢いらっしゃるんです。さらに、一方で、私の周りに保育士を目指して一生懸命勉強なさっている方もいらっしゃいます。頑張れと激励していますよ。しかし、もう一方のほうで、待機児童になっちゃっている。このことがあるものですから、平塚市のできることについてもっと真剣に力を傾注していただきたい、こう思うんです。今、評価と課題について取りまとめていただいていますから、市長さん、先ほど5月以降、今後柔軟に対応していく必要があると、こうおっしゃられました。部長さん、市長さんの思いをもう少し具体的にかみ砕いて、私に説明して。 145: ◯重田昌巳健康・こども部長  5月以降、もっと対応できるように、柔軟にということで、先ほど議員さんの御質問の中にもありましたけれども、ありがたいことに転入超過という状況が平塚市にありますので、施設整備や先ほどの保育士の確保についても、我々は先回りしているように、4月1日、例えば来年度のことを考えたり常にしているわけなんですけれども、そういう意味で、今までにも触れたことがあるんですけれども、東海大学で児童教育学部ができるのは数年後になりますけれども、そういった環境も平塚市には幸いありますので、そういった卒業生たちを上手に受け入れさせていただくような仕組み、あるいは、5月にはいっぱいになるのが現状でありますので、そこにも踏み込めるように少し工夫するようなことも考えながら、進めていきたいと考えております。  以上です。 146: ◯26番 出村 光議員  もう時間がなくなりますから、3つぐらいにします。少し窓口でお調べさせていただきましたよ。教えていただきました。あまり細かいことは避けます。8月の待機児童が87名なんですよ。さらに、私は目を丸くして驚いた。入所保留児童数が379。一、二名の差はあるかもしれません。これは問題ですよ。3回目の質問、これで終わりますから、どう捉えて、どうしていきますか。 147: ◯重田昌巳健康・こども部長  待機児童については、先ほど申し上げた部分をどこまで深掘りができるかというところになろうかと思いますけれども、一方、保留児童が379というお話で、それは数字として事実なんですけれども、ただ、この中には、勤めに復帰するかどうか迷われて、結局育休が延長できる方とか、あるいは、勤めようと思っていたけれども、手控えるような方とかもいらっしゃる。いろいろ事情があると思うので、この三百七十幾つの全てが全て本当に困られているわけではなく、いろいろな事情をお持ちの数字なので、これについては、まずは待機児童とされている方の対応を踏み込んでしていくところから始めたいなと考えています。  以上です。 148: ◯26番 出村 光議員  よろしくお願いします。
     2つ目、中心市街地活性化。ひらしん平塚文化芸術ホールで人の流れが出てきたね。商店街も少しプラス思考で実態をつかんでいる。もっと期待をしているんじゃないですか。私は、24時間ずっとあそこで泊まり込んで見ているわけじゃないから分からないけれども、予定していたとおりなのか、もっとプラス思考でいるのか、そのための人策、プランニングをどうなさっていらっしゃるのかお聞かせください。 149: ◯原 正産業振興部長  もっと町なかをにぎやかにするのは非常に大切なことだと思っていますので、これからも市と商工会議所、あるいは、ひらしん平塚文化芸術ホールの事業者等と連携をしながら、ますます商店街自身がそういったイベントと連携した形で、例えば相乗効果があるような、ホールでイベントがあるときに町なかでもイベントをやっていくような、そういった取組がますます進むように支援をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 150: ◯26番 出村 光議員  もっと自信を持って、びしっと答えていただきたいね。前任の部長さんがいらっしゃるから、それを上回らなきゃいけないんですよ。  私は──コアでいきましょう──前回、歩行者天国の内容について御発言させていただいたときに、御答弁はあまり乗ってこなかったと思うんですよ。警察の許認可の問題もおありのようで、なかなか難しいと。それは、相手がいなければやっちゃえばいいんだけれども、相手がいるから、交渉力を持ってやるんですよ。私は、八戸市へ行ってつくづく思ったね。向こうはやっちゃうんですから。平塚はどうしたんですか。龍城ケ丘の道路、進入路の話はしません。テーマにないから。いずれにしましても、平塚のまちがもっと元気を出すには、そのようなことをやっていかないと。だって、ららぽーと、今度のイオンモールができちゃったら、人は寄ってきませんよ。そこを考えて。ずっと先じゃない。今なんですよ。どうですか。 151: ◯原 正産業振興部長  おっしゃるとおりで、町なかのイベントをやるために交通規制をかけることは、そこに住んでいる方であるとか仕事をしている方に多大なる影響があるわけで、そういったところに対して十分理解を求めていくのも大事ですけれども、例えば現在であれば、東海道本通りを規制してやっているイベントというのは、大きなものでは湘南よさこい祭りと湘南ひらつか七夕まつりの2つぐらいかなと思いますので、それはそれとして、それでなくても、東海道本通り以外のところでもパールロードであるとかまちかど広場などを活用して、ほかのイベントもできると思っていますので、そういったところからにぎわいの創造に努めていきたいというふうに思っています。  以上でございます。 152: ◯26番 出村 光議員  このテーマでは最後の質問にいたします。私は、前回、駐車場、駐車券のことについても御答弁をいただいた記憶がございます。先ほども挙げましたよ。ららぽーとも車の出入りがすごいです。今度できるのも、先ほど同僚議員の質問、答弁がありましたよ。さあ、中心街に人が来るのかな。金を払ってですよ。金を払って人が来ますかね。私、これを本当に心配している一人です。ですから、まずは駐車料金の関係、私はそれを最後にこの項目の質問を終わります。 153: ◯原 正産業振興部長  駐車料金のお話でございますが、現在も各店舗で売上げに応じた様々なサービスを行っておりますので、そういったところから、これからも商店から相談があれば、商店街連合会であるとかそういったところと協力しながら、ますます大勢の方が町なかに来られるような取組を検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 154: ◯26番 出村 光議員  ちょっとだけ投げかけさせていただきます。紅谷町駐車場は平塚市ですよね。歩行者天国のときにあそこを無料で開放していいんじゃないですか。ずっと思っていることをいきなり申し上げました。それは、御答弁は結構です。  次に、ツインシティの関係でお尋ねをさせていただきます。私、施工面積68.8ヘクタールと申し上げたんですが、まず、これは100%埋まっていらっしゃるのかしら。直接市ではないかもしれませんが、その辺の情報を教えていただけますか。 155: ◯田中信行都市整備部長  民間の土地だと思うんですけれども、そこが全て埋まっているのかという御質問かと思いますけれども、現在、まだ物流施設が建設中のところもありますし、それ以外の施設が設置されるところもありますし、あと、東側のほうは、住戸系の住宅が建つという形のエリアもございますので、そういったところは今後埋まっていくものというふうに考えております。  以上です。 156: ◯26番 出村 光議員  先ほど従業人口のところで、アバウト900でしたね。まだ計画の6000には。どの辺が見通し、落としどころというのは読んでいますか。 157: ◯田中信行都市整備部長  1回目の答弁でも御説明させていただきましたけれども、今後、一番期待をしておりますのは大型商業施設、イオンモールのところが開業してきますし、あと、まだまだ大規模な物流施設もこれから開業してきますので、そこの部分である程度従業人口のほうは満たしていくものというふうに考えております。  以上です。 158: ◯26番 出村 光議員  次に、(3)の公共交通について、同僚議員からの御答弁もお伺いしました。私は、時期が来ましたら──時期というか、いつかはあるんでしょうけれども──ツインシティの全体的な議員さんへの説明の機会もセッティングなされたらいかがかなと思います。それは、先ほど連節バス、電気バス云々で──今、いきなりの答弁ですから──同僚議員への答弁もありましたけれども、あれっ、変わっちゃうのかなというようなことがありまして、そのほかのこともあるでしょうから、説明の機会があればうれしいなと思いました。  それで、確認なのかな、連節バスはやめちゃうんですか。連節バスをやめて電気バスにするんですか。まずはそこだけ。 159: ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長  午前中の御答弁、今回の御答弁でも、当面見送りといった言葉で表させていただいております。需要の高まりに応じて、今後、バス事業者と調整することとなっておりまして、その準備というのは当然のことながら進めていく予定となっております。今、バス事業者にお願いしていることとしては、厚木で持っている連節バス、これを使った試走ができないかといったところで、バス事業者と準備をしているところになります。そういったことで、まだまだ諦めてはいないといったところです。よろしくお願いします。 160: ◯26番 出村 光議員  少し安心しました。そこで、電気バスも出てきますから、国産で電気バスのメーカーさんがあれば、私的にはすごくうれしいんだけれども、違う情報も私は持っていますから、それは日本国内じゃないんだよね。そうすると、あまり大きな声で申し上げることがどうなのかな。だから、電気バスが国内で出た場合には、連節バスが電気バスに変わるということもあるのかな。あわせて、このことについて関係団体と協議が進んでいるのか、あるいは、そういう連節バスでもクリアできるのか、その辺のところを御答弁ください。 161: ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長  今回、導入を予定している電気バスについては、海外といったところで、中国とかヨーロッパ、こちらのほうが先行しているところです。連節バスにつきましても、海外が中心で国内が大分遅れているといったところで、金額に大分差があるといったところで、民間企業、民間バス事業者が手を出せるかどうかというのはなかなか難しいというのが現状で、よりメンテナンスのしやすいようなものを導入するといったところで調整をさせていただいているところになります。  以上です。 162: ◯26番 出村 光議員  特に電気バスの関係では、企業ですから──市民の話もありましたけれども──高い。補助金ですよね。今は、国、県、市の補助金がどこまで厚くできるかによって、導入できるかどうかということがあると思うんですよ。総体的な話で申し訳ないんですが、その辺の手当てというのは十分想定できているんですか。 163: ◯脇 孝行まちづくり政策部交通政策担当部長  現在、補助というのは、国が3分の1出しますよといったところで、今年度、その枠というのは希望数に達して、希望数を賄えていないような状態になっております。そのため、今回、補正予算で提出させていただいた南北都市軸に走っていただきたい電気バスというのは、国の補助がつかない中でも市が2分の1を出す、事業者が2分の1を出す、こういった仕組みになっておりまして、今年度の当初予算で載せているものについては、国の補助が3分の1、市が3分の1、事業者が3分の1、こんなスキームになってございます。今、電気バスの需要というのが全国的に多くなっているといったところで、国への要望をしているんですけれども、そこがなかなか補えていないといったところで、先の見通しというのはなかなか難しいところで、限りある財源の中で、導入を進めていくよう支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 164: ◯26番 出村 光議員  今後に大いに期待をいたしますのでね。このテーマで話をするだけで30分以上かかっちゃうんですよ。ですから、これはできませんから。  次に、新幹線新駅誘致について、今後も要望活動を進める。何か今までにも聞いたことあるような活字なんだけれども、どのタイミングで今後どうしていくんですか。 165: ◯田中信行都市整備部長  新幹線新駅の誘致につきましては、1回目の答弁でも御説明させていただきましたが、JR東海に対して、県や寒川町とも連携しながら、誘致に向けて今活動を行っているという状況でございます。ただ、近年、JR東海のほうからまちづくりに対しての助言というのもいただきましたので、そういった中で、今、神奈川県と寒川町のほうもそういった打合せを行っていますので、そういったところを見ながら、我々としては、新幹線新駅の誘致に向けて努力をしてまいりたいと考えております。  以上です。 166: ◯26番 出村 光議員  努力の内容をオープンにしてくださいね。市民に見せる。私はこれが評価につながってくると思いますから。  それで、5番目に(仮称)ツインシティ橋のお尋ねをさせていただきました。これは、平塚市にとって、市の負担というのは発生するのかしら。お尋ねさせていただきます。 167: ◯田中信行都市整備部長  まず、ツインシティ橋の整備というものは、県のほうが事業を進めておるというふうに認識しております。ですから、基本的には神奈川県のほうが進めていくものと考えておりますけれども、ただ、今後、県から整備することに関して何かしらの協力要請とか、そういったものがあれば、そういったものに対しては市としても協力はしていきたいと考えております。  以上です。 168: ◯26番 出村 光議員  今、部長さんの御答弁は、市として協力をしていきたいと考えているということになりますと、それは予算も含むという理解でよろしゅうございますか。あるいは、予算はないんだよと。この辺のところをもう一度お願いします。 169: ◯田中信行都市整備部長  現在、まだそこまで細かい詰めといいますか、そういったものは伺っておりません。ただ、あくまでも今のは仮定の話なので、神奈川県から今後要請があった場合は、そうやって市として協力していきたいというところで、現在は特段県から具体的な話はございませんので、まだそういったことは申し上げる段階ではございません。  以上です。 170: ◯26番 出村 光議員  時間が押していますから、まちびらきについて、予定では1月28日土曜日にイベントを開催する。平塚市はどこまで関わりを持っていきますか。当然、首長さん以下、それぞれの出席も念頭におありだと思うんです。どの程度の花火──花火じゃないな──アドバルーン、中身を考えていらっしゃるのか、今御披露できる範囲で結構です。 171: ◯田中信行都市整備部長  まちびらきに関しましては、あくまでも主催が組合のほうになりますので、市のほうで具体的にまちびらきの内容というのを申し上げることは、この場ではできないと考えています。1回目の答弁でも、あくまでも組合のほうがこういったことを検討しているというところです。  以上です。 172: ◯26番 出村 光議員  タイミングを見て、市議会に御説明をする機会がありましたら、ぜひ御披露いただければと思います。  4番目、中学校完全給食は、私のイメージしている質問が全部できるかどうかはありますけれども、気になった点が、元の北部、東部があるんだけれども、そこでは米飯給食を増やそうとしても、物理的な事情があってできなかった。今度の場合は、どのようなことでもフレキシブルに対応できるのかしら。考えていらっしゃいますか。 173: ◯石川清人教育総務部長  米飯給食について御質問いただきました。  現在の東部、北部共同調理場には炊飯機能がございませんので、外注により対応しております。今度整備する新たな学校給食センターにつきましては、炊飯機能を保持して対応できますので、炊きたての御飯を提供できるようになる、また、こちらが考える献立に応じて提供できるようになると考えております。  以上です。 174: ◯26番 出村 光議員  給食センターとは直接関係ないんだけれども、今、建物を建てる関係で、資材の納入が様々な事情によって予定したんだけれどもうまく入ってこない、こういうことが実際に産業界で起きております。ですから、そのようなことを頭に置きますと、給食センターの整備が予定どおりいくのかどうか。ちゃんとしていかないと、計画どおりに進められない。進められなかったなんていうことになると、あんばいが悪いわけでありますから、その辺の整理の仕方をちゃんとやっているかどうか。  あわせて、私はどこかの時点でそれらも含めて市民の皆さんに説明する機会が出てくると思うんです。いかがですか。 175: ◯石川清人教育総務部長  資材高騰や納入の遅れが危惧されるということでした。資材の調達状況につきましては、私どもも気になっているところでして、定期的に事業者と連絡会などによって確認をさせていただいております。現状としては、資材の納入に時間を要するものもあるが、本事業実施の計画には影響がないというようなところで確認ができているところです。今後も、連絡を事業者と密に取りながら、確認をしていきたいと思います。  また、整備の進捗状況につきましては、整備計画地周辺の方々には説明会や回覧板などで周知をさせていただいておりますが、今後は、ホームページなどを活用して、広く市民の方に整備の状況を提供できたらと考えているところでございます。  以上です。 176: ◯26番 出村 光議員  まだほかにあるんですが、時間に限りがあります。最後に、新型コロナウイルスの関係で、先ほど御答弁を頂戴しました。私の承知している多くの市民が、市民は今緩んでいると。陽性者が多過ぎる。私だけじゃないんです。そこで、先に申し上げますと、8月8日のメッセージはすばらしかった。私は、広報ひらつかでしっかり家でも掲出できるような内容の広報をお願いしたいんだけれども、いかがでございますか。 177: ◯平野貴裕市長室長  コロナ対応を広報ひらつかでということですけれども、まず、広報ひらつか、がいいのか、例えばホームページとかSNSとか、それとも、接種券とともに個別に通知するのがいいのか、かかりつけ医の先生から説明してもらうのがいいのか、いろいろな内容によって広報の仕方が変わってくると思います。  広報ひらつかというのは月2回発行ですけれども、どうしても制作の都合上で1週間、10日程度の時間がかかってしまいます。一方で、コロナの対応というのは、急な対応とか変更とかが続いております。一方で、総務省の調査なんかによりますと、60歳から69歳のスマホ保有率は79.3%、70歳から79歳は53.1%というふうな数字があります。そういった様々な媒体の特性を踏まえて情報発信していきたいと考えていますけれども、まず、その内容、何をお知らせするか。伝え方の前に、どういう媒体を使うかという前に、どういう内容を伝えたいのか、どういう相手に伝えたいのか、どういうタイミングで伝えたいのか、それを一番知っているのは現場なんです。ですから、現場の状況とか考え、それから、最新の動き、市が目指す方向などを踏まえて、情報発信については判断していきたいと考えております。  以上です。(26番出村光議員「ありがとうございました」と述ぶ) 178: ◯数田俊樹議長  この際、お諮りします。本日のところはこの程度にとどめ、散会したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 179: ◯数田俊樹議長  御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれで散会いたします。次会は9月7日午前10時から再開いたします。御苦労さまでした。                   午後3時37分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Hiratsuka City, 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