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令和 3年  3月 9日 教育福祉常任委員会−03月09日-01号

  • "職員人件費"(/)
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  1. 高崎市議会 2021-03-09
    令和 3年  3月 9日 教育福祉常任委員会−03月09日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年  3月 9日 教育福祉常任委員会−03月09日-01号令和 3年  3月 9日 教育福祉常任委員会   令和3年高崎市議会教育福祉常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                    令和3年3月9日(火曜日)   ────────────────────────────────────────────                   教育福祉常任委員会次第                                      令和3年3月9日(火)                                     第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第 3 号 財産の取得について(小学校教師用指導書)    議案第 4 号 財産の取得について(中学校教師用指導書)    議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第24号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第25号 高崎市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第26号 高崎市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第27号 高崎市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第28号 高崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第29号 高崎市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
       議案第30号 高崎市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第31号 高崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第32号 高崎市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第33号 高崎市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第34号 高崎市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第35号 高崎市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第36号 高崎市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第37号 高崎市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第38号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第39号 高崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第40号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について    議案第41号 高崎市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第42号 高崎市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第43号 高崎市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第44号 高崎市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第45号 高崎市介護保険条例の一部改正について    議案第46号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について    議案第47号 高崎市食品衛生条例の廃止について    議案第49号 令和3年度高崎市一般会計予算(所管部分)    議案第50号 令和3年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算(所管部分)    議案第51号 令和3年度高崎市介護保険特別会計予算    議案第53号 令和3年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算    議案第54号 令和3年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) (2)請願の審査    請願第 1 号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについて    請願第 3 号 安全・安心の医療・介護体制を確立し国民のいのちと健康を守るための意見書の採択について 2 報告事項  (1)「第6次高崎市障害者福祉計画(案)」及び「第6期高崎市障害福祉計画・第2期高崎市障害児福祉計画(案)」に関するパブリックコメントの実施結果について                                          (福 祉 部)  (2)第8期高崎市高齢者あんしんプラン(案)に関するパブリックコメントの実施結果について                                          (福 祉 部)  (3)令和3年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について                                          (保健医療部) 3 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(12人)   委 員 長   清  水  明  夫  君     副委員長   大  竹  隆  一  君   委  員   青  木  和  也  君     委  員   谷  川  留 美 子  君   委  員   三  井  暢  秀  君     委  員   伊  藤  敦  博  君   委  員   新  保  克  佳  君     委  員   松  本  賢  一  君   委  員   後  閑  太  一  君     委  員   高  橋  美 奈 雄  君   議  長   渡  邊  幹  治  君     副 議 長   長  壁  真  樹  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     齋  藤  逹  也  君   総務部長    曽  根  光  広  君   福祉部長    吉  井     仁  君   社会福祉課長  淡  嶋  美 奈 子  君   指導監査課長  細  野  明  久  君   障害福祉課長  千  明     浩  君   長寿社会課長  志  田     登  君   介護保険課長  佐  鳥     久  君   福祉部子育て支援担当部長                                   星  野  守  弘  君   こども家庭課長 中  井  真 理 子  君   こども救援センター所長                                   中  山  直  美  君   保育課長    星     季  有  君   こども発達支援センター所長                                   秋  山  美 和 子  君   保健医療部長  新  井     修  君   保健医療部次長青柳  正  典  君   保健医療総務課長青  山  正  樹  君   健康課長    井  田  安  彦  君   生活衛生課長  武  井  祥  一  君   食肉衛生検査所長清  水  静  一  君   倉渕支所地域振興課長              倉渕支所市民福祉課長           津 久 井  光  明  君           長  壁  保  幸  君   箕郷支所地域振興課長              箕郷支所市民福祉課長           佐  藤  久  夫  君           久  保  奈 津 江  君   群馬支所地域振興課長              群馬支所市民福祉課長           住  谷  俊  樹  君           白  田  美  徳  君   新町支所地域振興課長              新町支所市民福祉課長           戸  塚  和  也  君           須  田  美 智 子  君   榛名支所地域振興課長              榛名支所市民福祉課長           中  村  剛  志  君           金  田  祐  児  君   吉井支所地域振興課長              吉井支所市民福祉課長           高  麗  和  男  君           石  井  和  彦  君   教育長     飯  野  眞  幸  君   教育部長    小  見  幸  雄  君   教育総務課長  真  藤  要 一 郎  君   社会教育課長  土  谷  真 由 美  君   文化財保護課長 角  田  真  也  君   中央公民館長  藍     美  香  君   中央図書館次長 齊  藤  寛  方  君   学校教育担当部長佐  藤  明  彦  君   教職員課長   大  澤  克  教  君   学校教育課長  橋  爪  幸  雄  君   健康教育課長  山  崎  幹  夫  君   教育センター所長永  井  智  幸  君   高崎経済大学附属高等学校事務長         財務部長    南  雲  孝  志  君           神  宮  義  子  君   財政課長    福  島  貴  希  君   契約課長    新  井     博  君   納税課長    岩  佐  英  臣  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    八  木  秀  明   議事課長    村  上  正  和      議事課議事担当係長                                   門  倉  直  希   議事課主任主事 井  田  悠  子      議事課主任主事 清  水  達  哉   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長(清水明夫君) それでは、定刻前ではございますが、皆様おそろいのようですので、ただいまから教育福祉常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(清水明夫君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。
      ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(清水明夫君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。  なお、予算議案の審査については、別紙の予算議案の審査方法に記載のとおり進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いします。本日の会議は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁をよろしくお願いいたします。  なお、議案第34号、議案第35号及び議案第36号は議案名が大変長いため、議案番号の読み上げにより進行したいと思いますので、御了承ください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をよろしくお願いいたします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第 3 号 財産の取得について(小学校教師用指導書)  議案第 4 号 財産の取得について(中学校教師用指導書)  議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第24号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第25号 高崎市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第26号 高崎市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第27号 高崎市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第28号 高崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第29号 高崎市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第30号 高崎市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第31号 高崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第32号 高崎市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第33号 高崎市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第34号 高崎市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第35号 高崎市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第36号 高崎市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第37号 高崎市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第38号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第39号 高崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第40号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について  議案第41号 高崎市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第42号 高崎市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第43号 高崎市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第44号 高崎市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第45号 高崎市介護保険条例の一部改正について  議案第46号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について  議案第47号 高崎市食品衛生条例の廃止について  議案第49号 令和3年度高崎市一般会計予算(所管部分)  議案第50号 令和3年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算(所管部分)  議案第51号 令和3年度高崎市介護保険特別会計予算  議案第53号 令和3年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  議案第54号 令和3年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) ○委員長(清水明夫君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案(1)を御用意いただき、61ページをお開きください。  議案第3号 財産の取得についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第3号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  67ページをお開きください。  議案第4号 財産の取得についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第4号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  77ページをお開きください。  議案第7号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第7号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、定例会議案(2)を御用意いただき、13ページをお開きください。  議案第24号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第24号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第24号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  15ページをお開きください。  議案第25号 高崎市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤敦博君) 先般の本会議で、この議案第25号から第44号に係るまでの説明が福祉部長からあって、その後説明資料を配付していただいて、目を通しました。大まかに言うと、1つは感染症対策、そしてもう一つが虐待の対策、それから職場でのハラスメント対策、こういったもののマネジメントが条例の柱であるというふうに理解しているのですけれども、この介護サービス、障害福祉サービス両方において、高崎市ではこの間そうした虐待やハラスメントの実態があるのかどうか、教えていただきたいと思います。 ◎長寿社会課長(志田登君) 介護サービスにつきましては、虐待と疑われる相談や通報が今年度は6件ございまして、現在調査中のものもございますが、虐待と認められるものにつきましてはございませんでした。  また、ハラスメントについては、労働環境の面で労働基準監督署への相談が多いものと考えられます。 ◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございます。障害福祉のほうではどうでしょう。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 本市における障害者虐待に係る相談や通報については、障害者虐待防止センターをはじめ、障害福祉課や障害者支援SOSセンターばるーん、各支所市民福祉課で受け付けており、障害福祉課で事実確認の実地調査や指導等の対応を行っております。令和元年度の相談や通報の総件数は81件であり、そのうち虐待が疑われるために事実確認を実施したのは37件、確認調査の結果、10件を虐待と認定いたしました。今年度においては、1月末現在で65件の相談や通報があり、うち31件が虐待と疑われるために実地調査を実施し、確認調査の結果、5件を虐待と認定しております。  一方、職場におけるハラスメントについては、障害福祉サービス事業所の従業者より、数件の相談や苦情が寄せられておりますが、確認や対応が難しい状況でございます。 ◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。本市においても虐待やハラスメントは決して人ごとではないという状況がよく分かりました。私も議員になってから何件か相談を受けております。施設の中での虐待がある、利用者へのいじめがある、あるいはそれを上司や管理者に告発したことによって職員が職場内でのハラスメントを受けるという事案で何件か相談を受けました。市のほうで解決していただいた問題もありますし、うやむやになった問題もあるし、今係争中の問題もありますけれども、その辺をしっかりぜひ対応していただきたいと思うのですが、今回のこの第25号から第44号の条例の改正によって、そうした行政の指導力がどういうふうに改善されると考えているのか、教えてください。 ◎長寿社会課長(志田登君) 今回の条例改正によりまして、感染症対策の強化、虐待防止のための体制の整備、ハラスメント防止のための方針明確化、虐待等の防止のための研修の実施などが義務化され、これまで以上に具体的な指導が可能になると考えております。 ◆委員(伊藤敦博君) 具体的な指導が可能になるということですので、ぜひ本市において虐待やハラスメントが根絶できるよう頑張っていただきたいと思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第25号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第25号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  21ページをお開きください。  議案第26号 高崎市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第26号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。
     よって、議案第26号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  27ページをお開きください。  議案第27号 高崎市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第27号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第27号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  35ページをお開きください。  議案第28号 高崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 居宅サービスについて伺いますけれども、サービス付き高齢者向け住宅についてですが、本市において幾つあるのか。また、条例改正において、ほかの利用者に対して提供を行うというふうにしておりますけれども、体制における課題について伺います。また、コロナ禍における職員の受入れ体制はどのように取り組んでいるのか伺います。 ◎長寿社会課長(志田登君) サ高住につきましては市内に37施設ございます。また、現在コロナ禍の中で、どのサービスにおきましても利用者、職員の感染症対策が必要となっておりますが、特に通所系のサービスなどにおきましては、より一層の利用者、職員の体調等の把握や3密対策など、感染症対策の徹底が重要となっております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。37施設で、通所等に重点を置いているということでありました。  続いていいですか。コロナ禍における受入れ体制について伺いたいのですけれども、施設においてもクラスターの発生を防ぐために様々な感染症対策に取り組んでいるというふうに思うのですけれども、職員に対するこの感染症対策をどのように取り組んでいるのか伺います。 ◎長寿社会課長(志田登君) それぞれの施設におきまして、感染症対策を徹底していただいておりますが、マスクの着用とか手指消毒はもちろんのこと、ふだんの生活におきましてもやはり感染のリスクの高いところには出入りしないような、そのようなことで取り組んでいただいている施設が結構多いというふうに聞いております。 ◆委員(三井暢秀君) ぜひ職員の方々についても、外に出たり、中に入ったりということで感染を持ち込む率が高いと思うので、やはりそこに対してはきちっとした対応を、していただいていると思うのですけれども、さらに感染症対策が十分に図られるようにお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第28号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  51ページをお開きください。  議案第29号 高崎市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第29号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  59ページをお開きください。  議案第30号 高崎市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第30号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  67ページをお開きください。  議案第31号 高崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第31号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第31号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  75ページをお開きください。  議案第32号 高崎市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第32号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第32号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  93ページをお開きください。  議案第33号 高崎市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第33号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第33号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  99ページをお開きください。  議案第34号を議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第34号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第34号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  115ページをお開きください。  議案第35号を議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第35号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第35号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  125ページをお開きください。  議案第36号を議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第36号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第36号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  131ページをお開きください。  議案第37号 高崎市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第37号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第37号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  139ページをお開きください。  議案第38号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 運営基準について伺うのですけれども、改めてこの設置基準の条例改正について、概要を伺いたいと思います。
    ◎障害福祉課長(千明浩君) 設置基準の概要ということなのですが、設備基準ということでしょうか。はい。  設備基準におきましては、今回国の省令に基づきまして改正する部分はございません。高崎市独自で設備基準を設けたものがございまして、第39号、第40号というところが該当してくる条例となります。  本市独自の設備基準につきましては、主に、まず訓練・作業室の面積を利用者1人当たり3平米という基準に設定しております。またトイレにおきましては、個室を2か所以上設けること。相談室におきましては、相談内容の遺漏等を防ぐために個室とすること、それと専用スペースを設けること。そしてグループホームにおきましては、居室の出入口、各利用者さんの個室の出入口に1メートル以上の間口を設けること、また避難口を居室のある階ごとに2か所以上とすることというふうに定めております。ただし、グループホームの間口1メートルに関しましては、サービス提供上支障がない場合にはこの限りとしないということで、ただし書を設けております。また、グループホームの避難口におきましても、居室のある階の利用定員が9名以下の場合はこの限りではないというただし書を設けております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。部長から説明があったのですけれども、改めて設備基準について概要を伺いましたので、ありがとうございます。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第38号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第38号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  149ページをお開きください。  議案第39号 高崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 本市の独自基準ということで、条例改正に該当する現状の施設はどのくらいあるのか、また経済的な支援について伺います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 本市独自の設備基準について、既存の事業所で基準を満たす充足状況について申し上げますと、まず訓練・作業室の面積におきましては、対象の事業所が86か所ありまして、そのうち83か所、97%が充足しております。次に、トイレについては、全121か所中117か所、97%が充足しております。最後に、相談室については、全128か所中110か所、86%でございます。なお、基準を満たさない事業所においては、賃貸借でお借りしているようなところもかなり多くございますので、借換えや、あるいは利用定員数の変更等で対応が可能と考えております。また、相談室については、今現在可動式の仕切りを用いているところがありますが、可動式ではなく固定式の仕切りで対応可能と考えております。運営に係る給付費には、人件費のほかに設備を維持するための費用というものも報酬算定されているために、特に補助金については検討しておりません。 ◆委員(三井暢秀君) よく分かりました。コロナ禍でありますので、介護保険制度の給付が伸びている状況でありますが、この条例改正が事業者、従業員、そして利用者においても、安心・安全が担保されるようにお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第39号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第39号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  167ページをお開きください。  議案第40号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第40号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第40号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  173ページをお開きください。  議案第41号 高崎市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第41号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第41号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  179ページをお開きください。  議案第42号 高崎市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第42号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第42号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  183ページをお開きください。  議案第43号 高崎市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第43号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第43号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  187ページをお開きください。  議案第44号 高崎市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第44号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第44号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  193ページをお開きください。  議案第45号 高崎市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤敦博君) 介護保険料率を変更されるということで、結果を見ると据置きということで理解していますけれども、介護保険料は3年ごとに見直しがされて、当初から比べて大分高くなったというふうに考えているのですが、まず介護保険料がどういうふうに変わってきているのかを教えてください。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) 介護保険料の変遷でございますが、平成27年度からの第6期は月額6,200円、平成30年度からの第7期は月額6,475円、令和3年度からの第8期は第7期と同額の月額6,475円の予定となっております。介護サービスの増加などによりまして、介護保険料につきましては各期ごとに増加しておりましたが、介護保険基金を活用することによりまして、第8期につきましては第7期と同額とすることといたしました。 ◆委員(伊藤敦博君) 基金の活用で据置きということなのですが、基金自体がどういうふうな変遷になっているのかを確認させてください。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) 介護保険基金の残高についてでございますが、平成29年度末で約10億3,000万円、平成30年度末で約16億1,000万円、令和元年度末で約20億円となっております。 ◆委員(伊藤敦博君) 今、約20億円あるということで、実は周辺の市町村を確認させてもらいましたら、前橋市が、来年度は基金を切り崩して基準額で800円値下げ、伊勢崎市も同様で800円値下げすると。この背景には、やはり介護保険料そのものが非常に高くて、とりわけ年金者の方は天引きをされるし、普通徴収者の方で非常に収入が少ない方は、滞納して差押えまでされるという事例が現実に出ています。そういう面で、私は本来であれば少しでも値下げをして、市民の皆さんの福祉に対する負担を軽減すべきだというふうに考えますので、ぜひそういうことも御検討いただきたいと思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第45号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立多数です。  よって、議案第45号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  195ページをお開きください。  議案第46号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第46号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第46号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  199ページをお開きください。  議案第47号 高崎市食品衛生条例の廃止についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第47号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第47号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、一般会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(1)を御用意ください。  議案第49号 令和3年度高崎市一般会計予算の所管部分を議題といたします。  初めに、歳入の審査を行いますので、20ページをお開きください。  14款分担金及び負担金2項負担金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 22ページをお開きください。  15款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 26ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし)
    ○委員長(清水明夫君) 28ページをお開きください。  16款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 30ページをお開きください。  2項国庫補助金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 34ページをお開きください。  3項委託金から  17款県支出金1項県負担金まで (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 36ページをお開きください。  2項県補助金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 40ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 42ページをお開きください。  18款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 44ページをお開きください。  2項財産売払収入から  19款寄附金まで (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 46ページをお開きください。  20款繰入金 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 50ページをお開きください。  22款諸収入3項貸付金元利収入から  4項受託事業収入まで (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 52ページをお開きください。  5項雑入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 54ページをお開きください。  23款市債 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わります。  続いて歳出の審査を行いますので、122ページをお開きください。  3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(松本賢一君) 1点お伺いさせていただきたいと思います。  125ページの障害者福祉費です。二重丸の地域生活支援事業の中で、ちょうど中ほどに手話通訳者派遣事業委託料について約1,793万円ということで計上されているのですけれども、これは一般質問をさせていただいた経緯があるわけなのですけれども、前年に比べて、この金額については1,100万円ぐらい増というふうになっております。恐らく次の127ページの障害者支援SOSセンターに手話通訳者を配置することに関連すると思いますので、この増額と、障害者支援SOSセンターでの新しい取組について併せて御説明をいただきたいと思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) まず、手話通訳者派遣事業についての増額の理由について回答させていただきます。手話通訳者派遣事業については、聴覚障害者の社会生活上の意思疎通を円滑にするため、手話通訳者を派遣する事業であり、派遣のコーディネートや聴覚障害者の相談等を高崎市社会福祉協議会へ委託し、2名の手話通訳者を専属で配置していただいております。来年度より遠隔手話サービスが始まり、手話通訳に係る事業を強化するため、2名の手話通訳者に障害者支援SOSセンターばるーんへ出向していただく予定でございます。これまで社会福祉協議会補助金で支払っていた手話通訳者2名の人件費を当該事業の経費として明確化するため、委託料に移管したものでございます。  続きまして、SOSセンターばるーんの新年度の新しい取組についてお答えいたします。新年度より、これまで総合福祉センターの社会福祉協議会窓口に配置されていた2名の手話通訳者を障害者支援SOSセンターばるーんに配置いたします。これにより、交通の便もよく、分かりやすい場所となり、開設時間も増えることから、聴覚障害者の利便性が向上すると考えております。また、4月からは遠隔手話サービスも本番稼働となり、ばるーんに配置する手話通訳者が担当するため、聴覚障害者の相談や支援に対し、ばるーん内での連携をすぐ図ることが可能になり、障害者の総合相談窓口として、ばるーんの機能強化を図ることができるものと考えております。 ◆委員(松本賢一君) 御答弁いただきましてありがとうございました。これにより障害者福祉、特に聴覚障害者に対する支援のほうがかなり格段に向上するのではないかなというふうに期待しておりますので、しっかりと対応をお願いしたいと思います。期待しております。  それと、続けて社会福祉協議会の予算の話も出ましたので、そのこともちょっと確認させていただきたいのですけれども、123ページです。二重丸の一般経費の中ほどよりはちょっと下のところに社会福祉協議会補助金がありますけれども、この金額が今年度計上された予算と比べて、ただいまの1,100万円の人件費の減額以上にちょっと差額があって減額されているようなので、そのこともちょっと説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 社会福祉協議会補助金の減額の主な要因といたしましては、コロナの影響による事業見直し等によって減額をさせていただいております。それプラス、先ほど御説明させていただきました手話通訳者の人件費となっております。 ◆委員(新保克佳君) 今の松本委員の質問にちょっと併せて確認したいのですけれども、社会福祉協議会補助金がコロナの関係で事業見直しということですけれども、それに伴う影響というのはどういったことを今想定されていらっしゃるか、またもし対策等が必要なものがあれば、どのような考えがあるのか伺いたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 社会福祉協議会では、補助金等で不足した分につきましては、積立金のほうで対応しているということで聞いております。 ◆委員(新保克佳君) 大きな金額で、私もこれは非常に注目しておったのですけれども、大事なことは、そこで事業に滞り等がなければいいと思いますので、その辺を注視していただいて、ぜひお願いしたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 123ページの下のほうの生活困窮者自立支援事業の住居確保給付金についてなのですけれども、説明書を拝見いたしますと385件で、コロナウイルスの感染拡大のために支給対象が広がったとありますが、その支援の概要と、去年と今年の状況を教えてください。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 住居確保給付金でございますが、この制度におきましては、離職等により住居を喪失した方、または喪失するおそれがある方に、原則3か月、最長9か月間家賃相当額を支給するものでございます。なお、令和2年度に申請した方につきましては、最長12か月まで延長可能というふうになっております。今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大等の状況を踏まえまして、年齢要件の撤廃や、離職や廃業に至っていなくても給与を得る機会が本人の都合によらないで減少した人で、離職や廃業と同程度の状況にある方にも支給対象が拡大されました。また、求職活動も要件とされておりますけれども、その要件も緩和されたことにより申請件数が増えたものでございます。  支給状況でございますけれども、令和元年度は支給決定件数が23件、支給額が212万9,700円でしたが、今年度は1月末現在で396件、7,287万5,500円の支給でございました。 ◆委員(谷川留美子君) 御答弁ありがとうございます。条件が緩和されたせいもあるのでしょうか、かなり件数が増えていて、その中でも状況が逼迫している方も多いのではないかなと思います。そろそろ12か月の期限になってしまう方も出てくると思いますので、どうか今後も適切なアドバイスと御支援を引き続いてよろしくお願いします。 ◆委員(青木和也君) 124ページ、3款1項2目の地域生活支援事業の下から2番目の日中一時支援事業委託料についてなのですが、今年度の予算が1,362万円のところ、来年度は1,085万円ほどに減額しておるのですが、そちらのほうの減額の理由を教えてください。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 当初予算額対比で約300万円ほど減額している理由につきましては、今年度、令和2年度におけます利用状況につきまして、コロナ禍において利用を控える方、テレワークの関係で在宅で御家族が面倒を見られるというようなことから、この日中一時支援事業、日中一時的に預かって、家族の代わりに一時的な介護を行い、家族の介護負担を軽減するという部分の事業に対して、家族のほうで対応できるということから、今年度においては、当初予算額の半分程度の執行状況となっております。来年度におきましてもコロナ禍が急激に解消するという状況ではありませんので、そういった背景を鑑みて、来年度の予算については、今回このような形で300万円の減額ということで申請させてもらっておる状況でございます。 ◆委員(青木和也君) 現在、こちらの日中一時支援事業者に対して、制度の変更の通達が行っているというふうに思うのですけれども、それによって延長加算などが使いにくくなったりとか、委託事業者の負担が今までより少し多くなってくるかと思うのですけれども、その辺りは今回の減額とは関係ないということでよろしいでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 来年度、令和3年度より日中一時支援事業の要綱改正を行いまして、これまで日中一時で対応していた部分、例えば放課後等デイサービス、児童の通所サービスにおきまして、そこのサービス提供時間を超えた部分が日中一時支援ということで、30分なり1時間延長で面倒を見る際には日中一時支援で行っていたのですけれども、本来は法的なサービスである障害福祉サービスにおいて対応すべき時間というのが、8時間ということで報酬設定上決まっておりますので、なおかつ8時間を超えてサービスを提供する場合には、加算として延長加算というものが支給される仕組みになっております。ですので、法的なサービスであるそちらのほうの延長加算を活用していただくという流れに今回改正をさせていただきました。改正におきましては、改正の影響額というのを今回の当初予算額では一切見ておりません。 ◆委員(青木和也君) 丁寧に御説明いただきましてありがとうございます。特にこの延長加算の対象となる児童の預かりや医療的ケア児を預かっている事業者さんにとっては、これまでも大きな負担を抱えた状態で運営をしてくださっているというふうに思っております。今まで以上に苦しくなることも予測できますので、現場で支えてくださっている方への十分な配慮を今後ともお願いをしたいというふうに思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 何点かお伺いをさせていただきたいというふうに思います。この障害者福祉費の中でも支援事業が何項目かございますが、本当に執行部の方は御苦労なされて、毎年毎年大変な状況かと思うのですが、その中で予算的にも毎年毎年苦しい中でも伸びがあるということ、これは致し方ないことだというふうに思うのですけれども、一つ例を取れば、この自立支援給付等事業でも、介護給付費・訓練等給付費が伸びているわけでございますが、新年度はどのような関係で伸びているのか、またどのような施策を展開していくのか、その辺についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 自立支援給付等事業の中の介護給付費・訓練等給付費におきましては、直近3か年の当初予算の伸びについては、令和元年度が49億円で、前年度から1億円ほど増加しております。令和2年度については51億円で2億円ほど増加、令和3年度、来年度予算については約53億円で2億円ほど増加しており、毎年1億円から2億円ほど増加しているという状況がございます。  この増加の背景におきましては、やはりサービスの利用が増えてきているというところでございますが、一番伸びが大きい部分におきましては、この給付費の対象は、全部で18種類のサービスがございます。そのうち伸びが大きい順に申し上げますと、グループホームが前年対比で約1億2,900万円、続きまして就労継続支援B型の事業所が約6,100万円、続いて就労継続支援A型が4,900万円、生活介護と居宅介護がそれぞれ約2,900万円ほど伸びております。伸びている背景におきましては、やはりグループホームにおきましては親亡き後、8050(ハチマルゴーマル)問題ですとか、そういったところからグループホームでの生活をする方が増えてきているという状況があります。また、就労訓練系の事業所におきましては、発達障害の方が、一般就労に直接結びつかないので一旦訓練をしてから就職活動を行うということで利用するケースが増えてきておりまして、伸びの状況に反映されているものかと思っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、分かりやすく、ありがとうございました。高崎市だからそういう手厚いサービスが展開できるのかなというふうな思いもありますけれども、いずれにしても、この障害者福祉は非常に大切な事業でございますので、そのような形で進めていっていただければありがたいなというふうに思います。  続けてちょっとお伺いしたいのですけれども、次のページになるのか、在宅重度心身障害者おむつ給付等サービス委託料が計上されているのですけれども、何か聞くところによりますと、月8,000円から5,000円ぐらいに減額をされてしまうというようなお話なのですけれども、その辺のことについてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 在宅重度心身障害者おむつ給付等サービスにつきましては、令和2年度までは群馬県より補助金が2分の1ございましたが、令和3年度より県の補助金が廃止されるため、本市でその分を負担することは財政的にも厳しい状況であることから、県の補助金相当額を減額し、給付上限月額を8,000円から5,000円へと変更するものでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 県が廃止してしまうのですか。それは、また県に申入れしなくてはいけない。それは別として、5,000円となると、課長、このおむつのサービスは大体月にどのくらい皆さん金額的には御利用なされるのですか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 令和元年度実績で申し上げますと、220名の方が利用しておりまして、決算額が1,663万6,020円となっております。1人当たりの平均額でいいますと、一月当たり6,301円ということになっております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます。お1人当たり月平均6,000円ちょっとということでございます。1,000円ちょっと持ち出しになるのかな、県がそういう方針でしたら致し方ないことでございます。また今後とも粘り強く県のほうと交渉していただければというふうに思います。  あとは、障害者支援SOSセンター事業、これはばるーんですよね。先ほども手話通訳の関係で松本委員さんからも質疑がございましたけれども、もちろん非常に皆さんにありがたい相談事業だということはお伺いをしているのですけれども、何か聞くところによりますと、障害を持っていない方も、何か心の悩みだとか、そういう部分で相当このばるーんを御利用なさっているというお話を聞くのですけれども、この近年の相談件数だとか、障害を持っている方と持っていない方の相談等の比率等があれば、細かくではなくていいのですけれども、大ざっぱにお伺いできればというふうに思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害者支援SOSセンターばるーんにおける相談件数については、2月末現在で1,880件でございまして、令和元年度1年間の相談件数の1,542件を大幅に上回っている状況でございます。そのうち障害のある方は1,576人でございまして、障害があるか不明な方、分からない方といった方は、16%に当たります304人でございました。SOSセンターばるーんについては、コーディネートをして関係課につなぐという役割がございますので、コロナ禍におけるいろいろな悩み事相談というのも、障害のあるなしにかかわらず、相談が寄せられているという状況でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございました。そうなってきますと、1階の障害福祉課ですか、そことの連携というものが非常に大事なのかなというふうに思うのですけれども、その辺の関係はどのような連携が図れて、またどのような効果が上がっているのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 先ほども申し上げましたように、SOSセンターばるーんについては、相談に対してコーディネートして、関係機関に引き継ぐという役割を担っております。関係機関だけでなく、市役所の関係部署にもつなぐという役割を担っておりますので、その中で、例えば手帳がない方が手帳の取得に対してどうしたらいい、あるいはどういったサービスがある、どう利用したらいいかというようなお問合せがあった場合には障害福祉課につないでいただいて、その方の申請手続の支援ですとかを行っているような状況でございます。  また、相談者の中には、本庁の障害福祉課とSOSセンターばるーんをうまく使い分けていらっしゃる方がいます。手続の関係では本庁の障害福祉課にお越しいただき、相談とか、ちょっとした不安ですとか悩みといったものをSOSセンターばるーんのほうでゆっくり時間をかけて聞いていただくというようなことで使い分けている方もいらっしゃいますので、効果としては上がっているのかなというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございました。今課長からありましたように、相談者の方が使い分けているということは、連携がしっかり取れているから、そういうことができているのかなというふうに思っています。これも大事な施策でございますので、御苦労は多いと思いますが、新年度もぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  もう一点、委員長、これで終わりにしますけれども、社会福祉施設等施設整備費補助金、要は施設の整備についての補助金ですよね。毎年計上されていたのですけれども、新年度は全くないのですが、これはどういうことなのか、ちょっとお願いできますか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 社会福祉施設等施設整備費補助金におきましては、令和元年度には、確かにはんな・さわらび療育園の移転、建て替えという対象がございましたが、令和3年度においては、補助金を交付して対象とする事業がないという状況でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 了解です。結構です。ありがとうございました。 ◆委員(新保克佳君) すみません、今の高橋委員の在宅の重度心身のおむつの関係で、今詳しい御質問をいただいてよく分かったのですけれども、併せて県の補助金が廃止ということで、こういった形になった、これはもうよく理解できますし、市の立場として仕方ないかなというふうにも理解できます。ただ、これも当然廃止だから仕方ないのでしょうけれども、今まで県のほうと選択制みたいな形で救済されていたような話も伺っておりまして、これは非常に生活に直結する話ですので、減額となって仕方ないのだけれども、何らか救済策みたいなのはほかにないものかなというのを一応確認だけさせていただきたいと思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) おむつに関するほかの救済制度というのが特にございません。群馬県が補助金を廃止いたしましたが、本市としては、おむつサービス事業の継続の必要性は高いということで、来年度も引き続き市の単独事業として継続していくという考えでおります。 ◆委員(新保克佳君) これは、おむつパッドも含まれるのですよね。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 紙おむつから吸水パッドですとか、フラットなタイプとか、様々なタイプのおむつが対象となっておりまして、そちらのほうの選択というのは、利用者さんの使い方ですとか、そういった状況から選んでいただけるような形になっております。あくまでもその選んでいただいたそれぞれの単価の上限が月額5,000円までということになっております。 ◆委員(新保克佳君) 最後にちょっと実例だけお話しさせていただきたいと。それでも5,000円つけていただくというのは、高崎市の利用者の皆さんは本当に感謝しています。ただ、実は、月平均6,300円が令和元年度の平均利用額ということだったのですけれども、実際の使い方とすると、おむつの中のパッド、おむつに用を足して取り替えるときに、まだ使えそうだなというところで、非常にそれを、パッドがまだ使えるかなというところの微妙な判断の中でして、でも結局次の段階で少し粗相があったりとかしてしまう、こんなような御苦労している中での6,300円だというところをちょっとどうしても訴えたいものですから、こんな話をしているのですけれども。そんなことで、非常に先ほど来申し上げているとおり、市として仕方ない判断であるのだけれども、どうか、市の単費でするということですから、何らかまた少しそういったことも鑑みていただいて、対応策を少し拡充でもしていただけるように、要望だけしておきたいと思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  132ページをお開きください。  2項児童福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(青木和也君) 134ページ、3款2項1目の中のこども救援センター事業についてお伺いいたします。こちらの相談内容と実績についてお伺いをいたします。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) こども救援センターの相談内容と実績ですけれども、令和2年度に当センターに寄せられた相談件数は2月末までで1,442件で、主な内容といたしましては、育児、しつけが442件、保護者の精神疾患や養育力の欠如による相談が343件、虐待が191件となっております。 ◆委員(青木和也君) ありがとうございます。あわせて、137ページの3款2項1目の、直結するのでお伺いしたいのですけれども、児童相談所設置調査事業についてなのですけれども、こちらの調査内容と、あと設置に向けた今後の見通しについて改めて確認をさせてください。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 本市独自の児童相談所設置に向けまして、関東近県の児童相談所への視察なども行いながら情報収集を行っております。今後は、数年先の設置を見据えながら、必要な組織体制や施設の在り方など、基本的な事項について、より具体的な検討を進めてまいります。 ◆委員(青木和也君) どうもありがとうございます。  続けて大丈夫ですか。今年度から企画担当を新設されたりとか、様々な取組が図られているということは承知をしております。その中で見えてきた課題などがございましたら、教えていただければと思います。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 今年度は、企画担当の職員を2名、横須賀市と仙台市の児童相談所に派遣しております。情報収集や専門性を高めるために実務を学んでいるのですけれども、そういった情報も踏まえまして、設置に向けた検討を行う中で、資格職を含めた人材の確保が大変困難なことが分かってきました。単に資格を有するだけではなく、本市の考える児童相談所の理想とするものに合った積極的な対応のできる職員を確保できるよう、準備を進める必要があると考えております。 ◆委員(青木和也君) どうもありがとうございます。様々な事案に対応していただくためにも万全を期していただきたいというふうに思うのですけれども、来年度のこども救援センターの人員等の体制についても確認をさせてください。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) こども救援センターでは、現在も児童虐待の対応を行っておりますが、来年度は今年度より1名多い3名の職員を県外の児童相談所に派遣いたします。また、本市の児童虐待対応への体制強化としまして、正規職員を2名増員する予定でございまして、ケースワークなどの実務をセンター内で行いながら、各種研修等も積極的に受講してもらうことで、知識や経験を重ねまして、今後の児童相談所設置に必要な人材の育成にもつなげていきたいと考えております。 ◆委員(青木和也君) 先日ですか、ニュースでも本当に耳を疑うような事件が九州のほうかどこかであったかと思うのですけれども、本当に今こういう時代に、こういうことがあるのかなというふうに思った次第です。過日の総括質疑の中でも、市長の御答弁の中で、ただ話をするだけでなくて、行動する児相にしたいという熱い思いも語っていただきました。そういうこともございまして、各児童相談所に職員さんを派遣し、専門職の育成と情報収集に当たられているものだというふうに認識をしております。専門家をどう確保するのかということが今後高いハードルになってくるのだろうなというふうに思うのですけれども、引き続き設置に向けた取組を積極的に継続していただければというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) これは委員、専門家がいつもいいというわけではないのです。児童相談所を全国の新聞などで見て、何が一番問題かといいましたら、話を聞いている、話を聞いていると言っているうちに殺されてしまうのです、子どもが。それでは駄目なので、やっぱり行動して、虐待されているときにはドアを開けて、ドアをたたいたらその親が出てきて、しつけをしているのですからなんて言われてすごすごと帰ってくるような児童相談所では駄目だと私は思っていますから。つまり、無理にドアを開けてでも子どもを救うというような、そういう児童相談所にしたいと私は思っているのです。こういう勇気のある相談員を、専門家をそろえるというのは並大抵ではないです。これが最大の問題です。もたもたしていますけれども、それがそろうかどうかという問題でございまして、資格ではないです。やっぱり、そういう志というか、気合のある専門家をそろえられるかどうかということで、これはかね太鼓たたいてもなかなか集まらないです。だから、それをこれから努力していかなくてはいかぬということで、ちょっともたもたしますけれども、もたもたしている理由はそれです。よろしくお願いします。 ◆委員(青木和也君) 市長から力強いお言葉を頂きまして、どうもありがとうございます。期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(三井暢秀君) 133ページになります。こども家庭課経費の子育て応援情報サイト運用管理委託料、これが減額になっているのですけれども、その理由についてお伺いをいたします。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 子育て応援情報サイト運用管理委託料の減額となった理由でございますが、令和2年度予算に計上しておりました大容量サーバーへの移行やホームページ編集ソフトのバージョンアップが完了しまして、令和3年度は例年どおりシステム運用管理費のみとなるため減額となっているものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 分かりました。昨日も、ちゃいたかというサイトを見たのですけれども、ちょっと気になったところが一つあって、施設、お子さんと親子で食べに行くところというのですか、そういう欄があって、そこが2016年で止まっていたので、更新したほうがいいのかなというのがちょっと気になったところなので、そこをもうちょっと工夫されたらいいのかなというふうに思いました。すみません。  続けていいですか。続けて、133ページの保育課経費のアスベスト含有調査委託料について伺います。大気汚染防止法によって、今度は石綿が、予防規則というのですか、それが改正されたというふうに思いますけれども、この内容と、どこでこれは行うのか、お知らせください。 ◎保育課長(星季有君) 建築物の改修工事等を行う場合には、石綿に係る法令により、施工者は事前に石綿の有無を調査することが義務づけられております。令和3年度に予定しております群馬支所における託児施設の改修工事もこれに当たることから、法令にのっとりまして調査を実施するものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 群馬支所においてされるということでありますけれども、先ほどお答えした箇所以外はないということでよろしいですか。 ◎保育課長(星季有君) そのとおりでございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  次の質問いいですか。次が133ページ、同じページで保育課経費の託児業務委託料と託児施設整備工事について伺います。この託児施設なのですけれども、土曜日とか日曜日の入り口の取扱いについてはどのように行っていくのか、お知らせ願いたいと思います。 ◎保育課長(星季有君) 託児施設の開所を予定している時間は、土日など群馬支所の機能が停止している時間帯も想定しており、また、利用者は正面入り口からの利用を想定しているため、入り口等の安全管理につきましては、今後整備の段階で群馬支所と協議しながら、セキュリティーの確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) ぜひ、正面入り口からと言われたのですけれども、土日の確保もお願いしたいというふうに思います。  続けて、すみません135ページになります。私立保育所振興事業ということで、保育所等緊急整備事業費補助金と、その上にあります保育士確保補助金について、これも大幅な減額がされておりますけれども、その根拠についてお伺いします。 ◎保育課長(星季有君) 令和3年度の保育所等緊急整備事業費補助金につきましては、令和2年度から引き継ぎ対応します1か所の整備を含め、保育需要の高い地域において2施設の整備を予定しております。整備の規模が前年と比較して小さいこと、また前年からの引継ぎの事業の整備が含まれることにより、補助金の額とすると減額となっております。また、次に保育士確保補助金につきましては、前年度の実績や今年度の決算見込みを踏まえまして減額とさせていただいております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。1か所と2施設ということで、規模が小さいので減額となったということで了解いたしました。  続けていいですか。139ページになるのですけれども、保育所管理経費の職員人件費についてお伺いします。昨年よりも4名増えているのですけれども、これはどういった方々が増えていて、どのようなところに従事するのか伺いたいと思います。
    ◎保育課長(星季有君) 職員人件費の4名の増につきましては、子育て支援体制の強化として、低年齢児の保育需要の増加に対応するため、公立の保育士を4名増やしたものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。また、保育所施設なのですけれども、市内の保育所で50年を超える施設だとか、そういった場所はあるのか伺いたいのですけれども。あと水回りだとか、使用できないところもあるというふうに聞いているのですけれども、この施設の老朽化に対してどのような対応を図っていくのか、お知らせください。 ◎保育課長(星季有君) 市内に21か所公立の保育所はございますが、築50年を経過している施設はございません。また、老朽化に伴いまして、水回りや施設の一部を修繕している施設が見受けられておりますが、保育の実施に影響がある状況ではございません。今後におきましては、引き続き必要な修繕を実施していくとともに、子どもが安心して保育生活が送れるよう、保育環境の整備に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 分かりました。例えで50年と言ったのですけれども、ぜひ老朽化しているところについては、修繕など含めて、十全なる確保をお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(谷川留美子君) 135ページの上から11行目の病児保育事業補助金についてお伺いします。コロナ禍で利用者が減ってしまったと聞いておりますが、その状況と今後の運営について教えていただくのと、あと、利用者から以前から要望がありました診療情報提供書の様式の統一についての進行状況も教えてください。 ◎保育課長(星季有君) まず、病児保育事業におけるコロナ禍の利用状況につきましては、コロナの影響によりまして、利用者が前年度から比較すると3割程度となっております。コロナ禍にあっても病児保育事業は提供体制を維持していくことが必要であることから、国において、前年度と比較して補助額に影響が出ないよう、前年の利用者を今年の利用者とみなせる特例的な措置が取られたところでもあり、施設の運営には支障がないものと考えております。  次に、御質問を受けました診療情報提供書の対応につきましては、施設によって状況が異なっておりましたが、令和3年度からは統一が図れるよう調整を進めており、このことにより、どの施設の利用の際にも同じ提供書が使えることから、利用者の利便性の向上が図れるものと考えております。 ◆委員(谷川留美子君) ありがとうございました。忙しく働く保護者にとって大切な事業ですから、各施設を十分にフォローしていただくことをお願いいたします。診療情報提供書については、今までの不便さが改善されて、本当に喜ばれると思います。御対応ありがとうございました。 ◆委員(伊藤敦博君) 今の谷川委員の質問、もう一つ追加させていただきたいと思います。病児保育事業については、今課長から答弁があったように、昨年度から3割程度に子どもが減って経営が困難だと。そのとき質問したら、市長に、これは高崎市の子育て施策の目玉だから絶対に潰すわけにいかないというふうにおっしゃっていただいて、その後国の補助金もつく中で、今年度については、昨年の実績にという、さっき課長のお話があったのですが、令和2年度はそれで何とか持ちこたえたわけですが、令和3年度も同じ考え方ということでよろしいですか。 ◎保育課長(星季有君) 令和3年度につきましては、詳細は未定なところがありますけれども、国ではコロナの影響等を踏まえた補助単価の見直しが予定されておりますので、国の見直し内容を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。 ◆委員(伊藤敦博君) よろしくお願いします。  続けてよろしいですか。133ページ、中下ぐらいで、放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育の予算の問題がありますけれども、主要事業の中に支援員への処遇改善事業を継続して実施というふうにうたわれているのですが、具体的に学童保育の支援員に対してはどういう処遇改善が行われているのかについて伺います。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 処遇改善事業の具体的な内容でございますが、平成27年度から国の制度を活用し、18時30分を超えての開所や年間250日以上の開所を条件に、主に常勤、非常勤といった勤務状況に応じて、年額12万円から24万円の範囲で一時金として支給する処遇改善事業を実施するとともに、平成30年度からは勤務年数や職責、研修の受講状況等に応じて、給与に月額1万円から3万円程度上乗せするキャリアアップ処遇改善事業も併せて実施しております。 ◆委員(伊藤敦博君) 国の制度でいろいろ処遇改善が進んでいることは知っているのですが、それにもかかわらず、御存じのとおり学童保育の支援員というのは万年人員不足です。やっぱりその最大の要因は、なかなかまともな処遇がもらえないということがありますので、これについては、今後特に、コロナ禍で学童保育の存在価値というのは改めて確認されたところなので、市としてもぜひこれは検討していただきたい課題だというふうに思います。  もう一つ、ちょっと具体的な話をさせていただきます。137ページ、一番上の子育てなんでもセンターについて伺います。これはもう開設して3年ぐらいですか、託児とか相談だとか、就労で非常に高い評価を得ているというふうに私も考えていますし、だからこそ今年託児が群馬支所にもできるということだと思うのですが、一つ不満が上がっているのが、ここに相談員として、保育協議会のほうの御協力で、ボランティアの園長さん、もしくは主任クラスが毎日交代で半日程度、月に1回から2か月に1回程度という頻度らしいのですが、来て、お母さんたちの相談を親身に受けているのですが、無報酬なのです。これは、最初の立ち上げの段階ではボランティアで協力していただいたというのもあるかもしれないのですが、定期的にルーチンで市として仕事を頼む以上、せめて交通費だとか謝礼だとかというのを出す必要があるのではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) それは、委員、私は反対ですよ、そういう意見は。これは、高崎の子育て環境をみんなで応援していきましょうと、それぞれ保育所や幼稚園が、高崎にはどういう幼稚園があって、どういう保育所があるか、みんなでそれぞれPRしたりするようにしましょうと。それは、自分のところの保育所や幼稚園でいいのですよと。ほかの幼稚園の宣伝なんかできませんからね。そういうことで、みんなが手弁当でやってくださいねといって、みんなで共通理解でスタートしたことで、二、三年たつとそういう話になってくるのです。それは、志が悪いと私は思っていますから、だからそれはボランティアで、手弁当でやるべきだと、こういうふうに思っています。 ◆委員(伊藤敦博君) 私は、ちょっと市長とは考え方が残念ながら違うのですが、やはり今園長さんといっても、単なる園の経営者だけでなくて、今園のほうの人が足りなくて、本当に園長さんも実際に子どもたちの間に入って指導したり、非常に多忙な園長さんが多いというふうに伺っています。そんな中で、貴重な時間に応援で来ていただく状況でありますから、何らかの、志だけではなかなか大変だと思うので、市としてもお礼の、感謝の気持ちを表す必要があるというふうに考えます。 ◆委員(谷川留美子君) 135ページの下から3つ目の二重丸の地域子育て支援拠点事業なのですけれども、その概要と拠点数と利用人数などを教えてください。 ◎保育課長(星季有君) 地域子育て支援拠点事業につきましては、子育てに対する不安感や負担感の緩和を図り、地域において安心して子育てができる環境を整備することを目的に、公私立を含め、市内の15の施設で子育て親子の交流の場の提供や子育て相談、また講演会などを実施しております。利用状況でございますが、平成30年度は延べ11万人ほど、令和元年度につきましては延べ8万7,000人ほどの親子の利用が見られたところでございます。 ◆委員(谷川留美子君) 15の施設があるということで、それは主にそこの保育園とか幼稚園とか、そういうのを利用している方が利用している状況なのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 保育園を利用している方ではなく、保育所に通っていない方が利用しているというふうに御理解いただければと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 意外だったのですけれども、子育てなんでもセンターというのは、かなり周知もしていて、名前も聞いたことがあるのですけれども、この地域子育て支援の拠点はあまり聞いたことがなかったので、ちょっとそこが意外だったのです。それぞれの施設では、何か分かりやすい名称とか愛称みたいなものはあるのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) それぞれの施設におきまして、呼び名というか、愛称は設けておりまして、機関誌等も発行していまして、周知に努めているところでございます。 ◆委員(谷川留美子君) 私のほうが、それはあまり見たことがなかったみたいなので、今度は注意して見てみようと思います。ありがとうございます。 ◆委員(新保克佳君) 138ページ、139ページの保育所費、ちょっと確認なのですけれども、基本的なことで申し訳ないのですけれども、公立の保育所の給食というのは、いわゆる小学校での自校方式みたいなものか、あと副食費、主食費の支払いについての御説明をお願いしたいと思います。 ◎保育課長(星季有君) 公立21か所、全てにおいて自園にて給食を作っております。主食費、副食費などの給食費につきましては、3歳未満の子どもにつきましては保育料で負担していただいておりまして、3歳以上の子どもにつきましては主食は持参していただいておりますので、副食費のみの負担となっております。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。その上でちょっと確認したいのは、139ページ中頃なのですが、給食残渣堆肥化委託料が648万円ついていまして、またその上のほうに給食材料費も1億7,000万円以上あるということで、この後の学校給食のほうにもつながる話ではあるのですけれども、保育園、保育所ということで、就学前の児童、当然食べる量なんていうのは少ない。成長がこれから、前ですから、少ない中で残渣が出る、これは致し方ないのですけれども、この残渣量なんていうのは大体どのぐらい全部で出ているのか。また、1人当たりなんていう、なかなか出しづらいのかもしれないのですけれども、その辺の数字なんて分かっていらっしゃるのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 申し訳ありません。どのぐらいの量が出ているかということについては、ちょっと調べが行き届いていないので、今お答えすることはできない状況でございます。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。何が言いたいかというと、なかなかこの金額からは量は出ない、分からないのだけれども、やはり非常にもったいないなという気もするものですから、もちろん堆肥化ということで、堆肥化された残渣というのは、たしか花壇にまいたり、そういったリサイクルするように記憶しておりますけれども、そういった中で、給食指導というのは、この保育所というところにおいてはどのような形で今されているのか、もし分かれば教えてください。 ◎保育課長(星季有君) 保育所におきましては、給食技士というものがいまして、そこで献立等をつくっております。ただ、その指導という面に限ってお話ししますと、ちょっと行き届いていないところもあろうかと思いますので、今後、この話を受けまして、私のほうも指導して、その辺は進めるよう改善していきたいというふうに考えております。 ◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。アレルギーの問題とかいろいろある中で、多分御努力、御苦労もされていらっしゃることと思いますし、先ほど申し上げましたように、この後成長段階で小学校、中学校の給食、学校給食のほうにつながっていく話でもありますので、最初が肝腎という意味で、この就学前の給食指導というのを併せて引き続きお願いしたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) 141ページになります。3款2項4目の母子生活支援施設運営事業について伺います。これは、あすなろ寮だと思うのですけれども、現在の世帯数を伺います。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 現在2世帯4人が入所しております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。施設の設置年数なのですけれども、それを教えてもらいたいのと、もう一つはあすなろ寮の部屋の改修整備だとか、この間いつ行ったのか、またはあすなろ寮の世帯数に応じた改修整備というのは検討しているのか伺います。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 設置ですが、昭和51年3月の完成で、約45年が経過しております。ですが、その後耐震の診断によって耐震性能は高いとの結果が出ております。必要な修繕につきましては随時実施しており、現在早急な対応が必要な箇所はございません。また、施設の縮小ということでございますが、緊急に保護が必要な母子のセーフティーネットとしての役割を果たしていることから、入所世帯数が少なくなってはおりますが、業務実施に必要な適正な職員体制が取れていることもあり、当面は現状の施設を維持してまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 分かりました。適正な人員配置ということでありますけれども、ぜひ改修等も含めて気になった部分だとか、住みやすいお部屋にしてもらいたいなというふうな思いがありまして質問をしました。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  続いて、142ページをお開きください。  3項高齢者福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(後閑太一君) 144ページ、3款3項2目の145ページの真ん中ぐらいにあるのですけれども、在宅サービス事業の中にある高齢者等あんしん見守りシステムの実績についてお知らせください。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) あんしん見守りシステムの稼働台数でございますが、平成30年度末で3,429台、令和元年度末で3,943台、令和3年1月末現在で4,325台となっております。平成24年度に事業を開始いたしましたが、人感センサーによる通報件数は160件ございました。そのうち105人の方の命を救うことができました。 ◆委員(後閑太一君) ありがとうございました。 ◆委員(新保克佳君) 143ページの3款3項1目高齢者福祉総務費の一般経費の中の生活支援ハウス運営委託料とありまして、これについて、どこの施設なのかななんて思ったのですけれども、内容について御説明お願いします。 ◎長寿社会課長(志田登君) 生活支援ハウスにつきましては、60歳以上の者で独り暮らし、もしくは夫婦のみの世帯に属する者、または家族の援助を受けることが困難な者であって、高齢等のため独立して生活することに不安のある者に対して一定期間住居を提供するもので、施設は生活支援ハウス清泉の1施設でございます。 ◆委員(新保克佳君) 場所はどこにあるのですか。 ◎長寿社会課長(志田登君) 中室田町にございまして、社会福祉法人新生会が運営をしております。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。短期、一定期間ということで、大事な施設であるでしょうし、私の不勉強だったわけですけれども、こういった施設がほかにはないのですか、高崎市内には。 ◎長寿社会課長(志田登君) 生活支援ハウスにつきましては、合併前の倉渕、榛名の施設を引き続き運営しているものでございます。ですので、高崎市内には1施設となっております。 ◆委員(新保克佳君) ありがとうございました。恐らくいろいろな理由で利用される施設だと思います。使い勝手のいい施設なのかなと思いますので、ぜひまたしっかり維持、または管理していただきたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 143ページの下から3つ目の二重丸の真ん中辺にあります高齢者社会参加促進補助金について、その概要を教えてください。 ◎長寿社会課長(志田登君) 高齢者社会参加促進補助金につきましては、高齢者が積極的に社会参加して、地域の人たちと交流することで、孤独を解消し、生きがいを持って過ごしていただくために、そのような活動を行っていただいている民生委員さんに対して助成を行うもので、民生委員の皆様には、必須事業でございます一声かけ運動や、任意事業といたしまして奉仕活動、健康増進活動などを行っていただいているところでございます。具体的には、独り暮らし高齢者のうち病弱、またはひきこもりがちな方に対して、記念品などを持参いたしまして訪問する一声かけ運動や、ふれあい・いきいきサロンへの協力、食事会の開催などを行っていただいているところでございます。 ◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。よく分かりました。民生委員さんは、何かと御苦労が多いと思いますので、お仕事をしていくために、多方面からフォローしていってあげてください。よろしくお願いします。 ◆委員(三井暢秀君) 143ページの高齢者生活支援事業のおとしよりぐるりんタクシーについて伺います。おとしよりぐるりんタクシーのルートが新規拡大されて、来年の8月をめどに運行開始となっておりますけれども、このルートの選択について、理由として高齢化率だったり、あとは外出支援の必要性が高い地域特性において選択されたかというふうに思うのですけれども、地域特性において考えると、自分の地域でも走らせてもらいたいなというようにやっぱり皆さん思っていると思うのですけれども、今後というか、もう要望が地域から出ているといったところも聞いておりますので、今後どのような形でルート設定をしていくのか、同じだと思うのですけれども、ルールみたいなものはあるのか、お伺いをしたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) これは、要望はありますけれども、高齢化率で単純に決めているわけではありませんけれども、やっぱり回るものですから、ぐるぐる。ある特定の一部地域が物すごく高齢化率が高いというのは旧市内なんかあるのです。そこだけ単独で回すというわけにいかないので、ぐるっと回りますと、ある程度地域の帯になる。高齢化が高いとかという、そういうのを選んだりしなくてはいけないと思うので、基準があるわけではありませんから、要望の多い少ないということも当然影響していますけれども、そういう地域的なまとまりを考えて私どもの判断でやらせていただいているので。これは、できるだけ私は広げていきたいと思っているのです。ただ、お金はかかりますので、大体1コース3,000万円ぐらいかかりますから、むやみやたらと増やせられないとは思いますけれども、私はお年寄りの足の確保というのは、財政的には最優先だと思っていますので、これからも進めていきたいと思いますが、よく地域の事情とか、地域からの要望の厚さを考えながら進めていきたいと、慎重にやっていきたいと思っています。 ◆委員(三井暢秀君) 市長から御答弁いただきました。財政面もあるので、やはりできるところとできないところもありますから、やっぱりそういった判断も含めて、今後も設定についても検討していただきたいなというふうに思っています。  続いていいですか。同じく143ページ、その下の買い物支援事業補助金なのですけれども、これが減額になっているのですが、その理由についてお知らせください。 ◎長寿社会課長(志田登君) 買い物支援事業につきましては、実績を考慮して予算計上しておりますが、令和3年度の予算につきましては、令和元年度の決算額や令和2年度の決算見込額を踏まえて計上しておりまして、その額が減額となったものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。利用者も減少しているということでいいのですか。 ◎長寿社会課長(志田登君) 利用者のほうの減ということではなく、今回大きな要因としますと、見守りを兼ねた移動販売のところで、車両の補助をしておりますが、その車両の補助の要望が減ってきているところからの減額が主な原因となっております。 ◆委員(三井暢秀君) 分かりました。ありがとうございます。  続いていいですか。145ページの在宅サービス事業ということで、先ほど質問にもありましたけれども、高齢者等あんしん見守りシステム委託料で、はいかい高齢者救援システムの設置状況というのをお聞きしたいのですけれども、よろしくお願いします。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) はいかい高齢者救援システムの稼働台数でございますが、こちらのほうは令和3年1月末現在で267台となっております。こちらの事業ですけれども、平成27年度の事業開始以来、徘回された方は約1,000件、こちらの方をGPSにより居場所を特定しまして、全員の方が無事保護されております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。267台、約1,000件ということで、これについてはGPSがついていて、しっかり保護できるというような状況になっているということで、もっともっと周知等も含めてやっていただきたいなというふうに思っています。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。 △休憩 ○委員長(清水明夫君) 審査の途中でございますが、この際暫時休憩いたします。  午前11時41分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 0時58分再開 ○委員長(清水明夫君) 13時の前ではありますけれども、皆様おそろいのようですので、会議を再開したいと思います。  休憩前に引き続き審査を行います。  148ページをお開きください。  4項生活保護費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 150ページをお開きください。  5項災害救助費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 152ページをお開きください。  4款衛生費1項保健衛生費について御質疑ありますか。 ◆委員(松本賢一君) 1目保健衛生総務費です。153ページの救急医療対策事業の中で、下ほどになるのですけれども、医療提供体制整備補助金が計上されているのですけれども、この内容について御説明をいただきたいと思います。 ◎保健医療総務課長(青山正樹君) 新型コロナウイルス感染症に対応するため、この専用病床の増床及び回復患者の転院支援による病床の確保や診療検査体制を整える協力医療機関に対し、必要な経費を助成するなど、感染の状況に応じて効果的な支援を行うというものでございます。 ◆委員(松本賢一君) 襲いかかってきている新型コロナ感染症に対応していくためには必要な高崎市の予算だというふうに思っております。しっかりと対応をお願いしたいと思います。  続いて、162ページになりますけれども、これも新型コロナ感染症の関係なのですけれども、163ページの感染症対策事業、この中でPCR検査に関する予算のほうも計上されていると思うのですけれども、項目としてはちょっと見当たらないので、これについてPCR検査はどの項目で行うのか、またこれまでの実績等について御説明いただきたいと思います。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) こちらの11節の役務費の中でございます。2,427万5,000円のうちの2,133万8,000円が新型コロナウイルスに係る検査費用となっております。また、実績でございますけれど、新型コロナのPCR及び抗体検査におきましては、保健所が濃厚接触者等に関する検査の依頼をしたものと、各医療機関において医師の判断によって実施したものを合わせまして、2月末の時点で1万800件の検査を実施しております。 ◆委員(松本賢一君) ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症対策事業は、令和3年度の、頂いております資料の当初予算の概要及び主要事業の中で、16ページにまとめて記載されていまして、ただいま聞いた2件のほかの項目と合わせて1億6,180万円というふうになっております。新型コロナウイルス感染症対策については、市長、そして市職員全員を挙げて、全力で取り組んでいただいておりますけれども、始まりますワクチン接種を含めて、令和3年度も万全を期していただきますようお願いを申し上げます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 松本委員からも質疑がなされました。私も、この主要事業にもありますように、新型コロナウイルス感染症対策事業ということで、1億6,000万円ほど計上されていますが、その中において新規拡大というふうにありますが、その辺をポイントにお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  153ページ、ここに医療提供体制整備補助金がまずあるわけですけれども、市長も新型コロナウイルス感染症対策については、国の感染症対応とか、また地方創生臨時交付金の状況に合わせて予算措置をするというふうに述べられておりますが、あくまで新年度予算は市の単費として計上されているものと理解する中でお伺いをさせていただければというふうに思っています。ここでも、説明書にもありますが、まず専用病床の増床にも触れられております。この専用病床の増床というものは、1床につき医療従事者の人件費を含め、どのくらいまずかかるのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎保健医療総務課長(青山正樹君) 1床につきどれぐらいという基準はないと思います。うちのほうの支援としますと、新型コロナウイルス感染症の専用病床の増床に対します支援という形で、最大でどれくらいの増床をしていただけるかという交渉を行い、そのためにはどんな支援が必要かという形で、例えば医療機器が必要というところには医療機器を買う、人件費相当で見てくださいというところには人件費相当の支援を行っております。そういう支援でございます。 ◎市長(富岡賢治君) ちょっと今の答弁に補足しますけれども、幾らぐらいかかるかという、コロナ専用病床を1つつくりますと、国からは、軽中症の場合は450万円、重症患者用の場合には1,500万円というふうに国費が来ることになっている。つまり国はそのぐらいと見ているのです。ところが、実態は、私どもは病院関係者と接触しておりますから、それで間に合うかといったら、全然間に合わないのです。なぜかと申しますと、病床を1つつくりますと、病床の数にもよりますけれども、お医者さんの負担が増えますから、人を増やす必要があるかもしれない、あるいは看護師さんが必要になる、それから臨床検査技師もはね返ったりするということで、人件費が増える。それからもう一つは、例えば高崎総合医療センターなんかの場合、日高病院なんかの場合には、中の空気を外に出さないようにするために減圧室にしなくてはいけないということで、この整備はすぐに1,000万円、2,000万円の世界になりますから。つまり、国から言われているお金だけでは、ああそうですかといって病床を増やすということはできないわけです、実際上。だから、私どもは医療崩壊が起きないように、ベッドを確実に確保しなくてはいけないということから、ベッドを増やしてくださいねというお願いをしていますけれども、そのときに国から来るだけでは駄目なので、私ども応分に支えをさせていただきますというのが、ここにある検査体制の整備で、つまりプラスアルファの分を市が面倒見ますと、市費でということになっていますので、基本的にはそういうオーダーなのです。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長、よく分かりました。国の補助のほかに、それだけでは対応し切れないということで、市で予算を確保していただいたということでございます。分かりました。  さらに質疑を進めさせていただきたいというふうに思いますけれども、あとはここで回復患者の転院に対して助成というふうにあるのですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか、お伺いさせていただきたいと思います。 ◎保健医療総務課長(青山正樹君) 転院コーディネーターを配置した新型コロナウイルス感染症患者の受入れ医療機関に対しまして、その人件費の一部を、また退院基準を満たしたものの引き続き入院等が必要な患者さん、これはなかなか受け入れるところがないのですけれども、受け入れてくれた施設に対しまして補助金を支給するというものでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) なかなか受け入れてくれるところがないというふうなことなのですけれども、今の答弁にもあったように、確かに施設入居者などは、退院許可が出ても戻るのが難しいというケースが多々あるというふうに聞いておるのですが、その辺の対応についてはどのようにお考えになっておりますか。 ◎保健医療部長(新井修君) 今委員のほうからお話がありましたように、リハビリだとか、基礎疾患を持っていて、なかなか退院をしてもそのまま入院医療を必要とするという患者さんがいます。そういった方に以前入っていた高齢者施設のほうに戻っていただくといっても、なかなか受け入れるところがございません。でも、うちのほうの今回の支援制度で、そういった施設にも戻りやすくさせていただくということで、その戻る施設についても、うちのほうは支援をさせていただくと。あわせて、リハビリだとかをやっていただけるような医療機関にも支援をさせていただくということで、医療機関と施設のほうの支援を考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) より手厚い支援を確保していただいているということが部長の答弁でも分かりました。ぜひお願いいたします。  さらに進めさせていただきたいというふうに思いますが、これはもう一点、帰国者・接触者外来の開設を希望しているというふうにあるのですが、これは各医療機関には何人ぐらいを見込んで調整しているのでしょうか。その規模等についてもお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎保健医療総務課長(青山正樹君) 帰国者・接触者外来の開設につきましては、市内での1例目の発生当初に協力医療機関のほうに設置をお願いしたという経緯がございます。現在については、診療・検査外来というのがあって、一般の病院でも診察、あと検体採取ができるものですから、現在のところそういう交渉はしておりません。 ◆委員(高橋美奈雄君) そういうことも発生してくるかと思いますので、ぜひまた取り組んでいただければというふうに思います。  次に、これは松本委員さんもおっしゃっていましたけれども、163ページのほうに移りまして、役務費の中に新型コロナウイルス病原体検査手数料が含まれているわけなのですが、今PCR等のことも述べられておりましたが、そのほかにもどのような検査に対応するものなのでしょうか。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) こちらの検査手数料につきましては、PCR検査、あと抗原検査、こちらのほうに対応しております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 抗原検査にもPCRのほかに対応するということでございます。そうしますと、それはありがたいのですけれども、今各地で変異株というのが結構出ているではないですか。その辺についての取扱い等はどのようになっていくのか、教えていただければありがたいなというふうに思います。
    ◎保健医療部次長(青柳正典君) ここ最近、変異株の関係が報道でもかなり出ているところでございます。今のところ、国のほうからはこの変異株の特定について、都道府県、保健所に対しまして変異株を早く発見するという目的で、陽性となった検体、こちらの提供の依頼というものが出されております。まだ、現在新しいルートというものがなかなかできていないのですけれども、本市といたしましてもこの要請に基づいて、群馬県の衛生環境研究所、こちらが検査をできる唯一の機関でございますので、そちらのほうに検体の提出ができるように準備を整えているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 準備は整っているということでございます。県と連携して、よろしくお願いしたいというふうに思います。  あと、感染症入院患者医療費助成扶助費もあるのですけれども、これはこの予算ではどのくらいの入院患者を想定し、対応しているのでしょうか。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) こちらの感染入院患者の扶助費でございますけれども、こちらは感染症の規定に基づきまして、新型コロナウイルスを含む感染症患者のうち、医療機関への入院勧告ですとか入院措置を行った患者に係る治療費とか入院費、治療を要するものでございます。本市においては、新型コロナウイルスの感染の発生以降、約260名の方に対して医療機関の入院措置を行っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 約260名分の対応ということでございます。そのぐらい対応すれば、ほぼ十分なのかなという計算なのですか。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) この予算につきましては、今年度の、今までの実績を基に算出しておりますけれども、これからワクチンの接種も始まるということとか、今後の様子はなかなか難しいものでありまして、一応この金額の計上でお願いしているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 了解しました。 ◆委員(伊藤敦博君) PCR検査に関連して、私のほうも質問したいと思います。163ページの役務費の中で、約2,130万円が検査のほうに充てられるということで、実績が既に1万800件ということで、本市は積極的疫学調査ということで、広くPCR検査を実施していることは理解しているのですけれども、まず最初に、PCR検査にかかる費用については、国と自治体の折半がどういうふうになっているか確認させてください。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) 基本的に全額公費負担というふうにうたっておりまして、保険診療に関わる部分につきましては診療報酬としての歳出を行っておりますし、それ以外のものについては国のほうから歳入がございます。 ◆委員(伊藤敦博君) 保険費以外は国の負担ということで、これはちょっと個人的な質問なのですが、PCR検査に関しては、この間非常にいろんな医療機関やメーカーが参入してくる中で、単価が下がってきているというふうに感じているのですが、今保健医療部ではその辺はどういうふうに捉えていらっしゃるのでしょうか。 ◎保健医療部次長(青柳正典君) 発生当初は、やはり市のほうで契約している検査機関が幾つかございまして、先ほどの群馬県の衛生環境研究所につきましては3検体ごとの費用で、3検体で3万8,700円という金額をお支払いしております。また、市内の検査機関、パース大学等では1万2,000円ぐらいの検査費用、また民間の検査機関でも1万円前後のものもございます。各医療機関でそれぞれ契約をしておるものですから、単価はそれぞれ変わってくるものかと思います。 ◆委員(伊藤敦博君) コストのことを聞いたのは、実はこれからもっとさらに私はPCR検査を広げてほしいと、重ねてこの間ずっと同じ主張を続けているのですけれども、もちろんいざ発生したときに、今本市では非常に積極的な対応をしていただいているのは分かっているのですが、例えば午前中の三井さんの質疑の中で、介護施設でクラスターとか重篤化のリスクが大変あるわけです。そういうところで、いわゆる無症状の人が増やすという、感染させるというリスクがこのコロナにはあるので、今都内の多くの自治体とかで、そうした介護施設を中心に、あるいは国のほうでも面的な社会的検査をやったほうがいいということで動きつつあるのですが、本市として、現在のところで、そうしたまだ発生していない部分での社会的検査についてどういうふうにお考えか、教えてください。 ◎市長(富岡賢治君) これは難しい問題だと思いますけれども、例えばほかの国なんかでは、自動車のガソリンを入れるときにPCR検査が安易にできるような、それは誰でもいいというシステムも一つあり得るとは思うのです、論理的に。ただ、全く誰でもPCR検査を希望したら、どうぞ受けてくださいというのは、ちょっと費用対効果といいますか、効率も悪過ぎるし、分かったからといって、では何だということになる。私どもは、もっと絞って陽性患者が出たら、それを絶対広げないというのは、これははっきりした軌跡でありますので、そこに絞っているのですけれども、理論上は誰でもいいではないかというのはあると思うのですけれども、ちょっと費用対効果が合わないかなと、こう思っております。 ◆委員(伊藤敦博君) コストのことも当然、お金がかかることですので、考慮する必要があると思うのですけれども、やはり今、国も県も検討を始めていますので、ぜひ本市としてもそうした社会的検査について検討を進めていただきたいと思います。 ◆委員(新保克佳君) 153ページの4款1項1目保健衛生総務費の救急医療対策事業で、真ん中辺りに小児救急医確保業務委託料がございます。1,338万9,000円ということで、これは前年度から見ますと1,000万円以上の減額となっているのですが、確保するのは非常に困難だという話をざっくりとつかんでいる中で減額となっていますので、これは実績ベースという考え方でいいのかどうか、ちょっと1点確認したいと思います。 ◎保健医療総務課長(青山正樹君) 県の事業であります群馬県小児救急医療支援事業において、市外の医療機関に診療日が割り当てられた日に、夜間休日急病診療所の診療時間が終了した午後10時から翌朝の6時まで一次診療を実施するための医師を確保するという事業になりますが、市内の医療機関、これは県の事業を受けている高崎総合医療センターの診療日数が増えて、市外の医療機関、これは藤岡総合病院と富岡総合病院でありますけれども、そちらに割り当てられる日が減ったということで減額になっております。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。  では、続いてでよろしいですか。続いて、157ページの予防接種費で、子宮頸がん個別予防接種委託料、これは100万円ということなのですが、100万円とはいいながら、実は前年度から倍額、倍増になっていまして、子宮頸がんについては、御承知のとおり副反応の問題があってから、少し様子を見る、経過を見るというような風潮があったわけですけれども、これで倍増になったということは、いわゆる潮目が変わったのかな、少し変わってきたのかななんて思うのですけれども、その辺の考えはどうなのでしょうか。 ◎保健医療部長(新井修君) HPVワクチン、いわゆる子宮頸がんワクチンの定期接種につきましては、今委員さんからお話がありましたように、平成25年6月に国から積極的な勧奨を行わない旨の勧告が発出されておりましたが、昨年の10月に、基本的な位置づけは変わらないのですけれども、HPVワクチンについて知っていただくことを目的としたリーフレットの改訂と、あと対象者への個別送付についての要請がされました。本市におきましてはそれを受けて、昨年12月に高校1年生相当の女子を対象としてリーフレット等の個別通知を行っており、配付対象となった年齢層の接種実績が前年度と比較して増加しましたので、令和3年度の予算については増額で対応させていただくというものでございます。 ◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。この子宮頸がん、がんの中で予防ができるがんということが言われています。また、私の記憶では、発症する方が年間国内で1万人、亡くなる方も3,000人ぐらいいたと思いました。そういったことで、女性の命を守り、また健康を守る意味では非常に重要だったわけです。ただ、その副反応で少しここ数年は経過を見るというような状況だったわけですけれども、これを機に、ぜひ本市としても周知をしていただいて、女性を守っていただきたいなというふうに思います。  続けてよろしいでしょうか。続いて、161ページです。成人保健費の下のほう、難病対策事業で、予算の審議の中でいろいろなことを確認しているのですけれども、これは実は増額になっていて、すばらしい話だなと思っているのです。この難病患者見舞金なのですけれども、これは他市ではおおむね事業をやめるところが多くなっている中で、高崎市は継続していただいている。それどころか、さらに増額までしているということで非常に高く評価したいので、その辺の考えを、どのようなお考えがあるのか、ちょっと確認しておきたいと思います。 ◎保健医療部長(新井修君) 県内の12市で見てみますと、本市を含めて2市のみが毎年継続して支給しております。他の10市は、生涯1回限りの支給となっております。予算の増額につきましては、新規申請者の増加によるものでございますけれども、引き続き難病患者及び家族の福祉の増進を図るためにも、難病患者への見舞金の支給を継続してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。県内で本市を含めて2市ということで、非常に、こういった難病を抱えて闘っていらっしゃる方からすると、希望あふれる本市の施策かなと思いますので、引き続きぜひともよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 157ページの子宮頸がん個別予防接種委託料のことで、新保さんが質問されているのですけれども、去年の10月に何年ぶりかで周知していただいたということで、それまではほとんど少ない接種数だったのが増えたらしいのです。どのくらい増えたかというのを教えていただけますでしょうか。 ◎保健医療部長(新井修君) HPVワクチンの定期接種の実施状況でございますけれども、延べ件数として昨年度は75件、今年度は1月末時点で420件、うちリーフレットを送付した高校1年生相当の年齢層の実施実績が308件となっております。 ◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。このワクチンについては、賛否両論ありますので、慎重に対応しなければいけない問題なのですけれども、でも最近、2013年頃から副反応報道によって親に打つことを止められて、無料の期間で打てなかった今大学生になる女の人たちが、改めて今ここにきてワクチンの必要性を自分で知って、公費で対応してほしいといって、今からキャッチアップの接種をしたいという、そういう運動が始まっているようなのです。国の基準に従うことは当然ではございますけれども、接種は強制するものではないということを十分に説明していただきながら、リスクがあることとか、あと有効性や最近の子宮頸がんの低年齢化や増加傾向であること、海外の状況など、そういういろんな情報をなるべくたくさん周知してあげて、親子で十分に話し合えるような、そんな判断ができるような情報を配付していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありますか。────質疑を終結いたします。  164ページをお開きください。  2項環境衛生費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 240ページをお開きください。  10款教育費1項教育総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤敦博君) まず、1点伺います。243ページ、中ほどに英語教育指導事業ということで、本市は英語教育に力を入れてALTの増員などを行っているわけですが、本市の主要事業の中に、また4技能テスト、これはベネッセだと思うのですけれども、今年も行ったというふうに伺っています。私は一般質問でも取り上げさせていただいて、無料で受けられて感謝する保護者の方もいらっしゃるだろうけれども、なぜ全員が必要なのかとかいう中で、最初にテストを実施したときの結果、評価をきちんと精査をしていただいて次年度に臨んでいただきたいという要望をしているのですが、昨年度の費用、それと評価について教えてください。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 費用は、およそ1,400万円かかっております。そして、本市のGTEC(ジーテック)のテストですけれども、中学校の英語の力は全国学力状況調査においても好成績を収めている次第でございます。 ◆委員(伊藤敦博君) やはり私は同じ疑問が拭えなくて、多分高い評価をしていただいていることもあると思うのです。生徒さんの中には、本当にこれを無料で受けさせてもらって助かると思う人もいるでしょう。だけれども、やっぱり私はどうして英語だけ突出して、教育予算全体から比べれば少なくない予算だと思います、1,400万円かける必要があるのか、その辺については重々精査をした上で、今後の実施の検討をしていただきたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) 241ページになります。10款1項3目の一般経費なのですけれども、教育機関の適正配置及び設置に関する審議会委員報酬ということで伺いますけれども、学校の統廃合だったり、老朽化の対応については、今年度と令和3年度の取組状況についてはどのようになっているのか、お聞きします。 ◎教職員課長(大澤克教君) 適正配置の審議会におきましては、学校区の許可区域の見直し等の協議やマンションの建設等に伴う児童・生徒数の見通し等について報告を行っております。学校の統廃合に係るお話は出ておりませんが、今後とも地域の声に耳を傾けてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) ぜひよろしくお願いいたします。  続けていいですか。同じく241ページの学校教育指導事業、臨時職員報酬について伺いますけれども、具体的にこの臨時職員は何人ぐらいいて、どういう方たちを臨時職員にしたのか、お聞きしたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 臨時職員としては、学校支援員、それと図書館指導員、これは全校配置しております。ゆうあい助手は障害の程度に応じて、介助士は該当児童・生徒の在籍校に今年度は269名配置しております。職種に応じてその業務内容というのは異なりますけれども、児童・生徒の学習上、生活上のきめ細かな支援に向け、その学校の実情に配慮した配置を基本としております。 ◆委員(三井暢秀君) 配置状況が分かりました。  次が243ページになりますけれども、ネット見守りサポーター事業委託料ということで伺いますけれども、これはどのような委託なのか。また、多分タブレットのことについて言っていると思うのですけれども、タブレットを持つことによる学校側との業務連携や活動内容についてお伺いをします。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) このネット見守りサポーター事業は、NPO法人ぐんま子どもセーフネット活動委員会に委託しております。高崎市の小・中・高生が発信するSNS等の内容の見守り活動だとか、あとは各校でのネット講習会などの情報収集とかを行っております。今回配備されるタブレット端末についてはフィルタリングがなされておりますので、連携については今後の状況を見ながら考えていきたいと思っております。 ◆委員(三井暢秀君) よく分かりました。見守りサポーターということで、学校側との連携だとか、NPOでやっていらっしゃるということでありますので、ぜひその活動内容についても注視していただくようお願い申し上げたいと思います。  続けて、英語教育指導事業なのですけれども、英語指導助手受入業務委託料について伺います。先ほどの伊藤委員からの質問で、ALTが学校に入ってと、本市の英語力ということで、大変上昇しているということが言われていました。これについては、徐々に向上しているものと思うのですけれども、このコロナ禍において、ALTだとか、またやるベンチャー、学力アップ大作戦などは、どんな影響があったのか、また来年度の取組について伺いたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 今回いろいろな活動にこのコロナの影響で制約は確かにありましたが、学力アップ大作戦や中学生の休日相談ステーションなどは開催できました。来年度については、現時点ではやはり感染予防対策を十分に取りながら実施していきたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) コロナ禍においてやるべきことができないことも多々あるとは思うのですけれども、状況を見て開催をしていくということで了解しました。  245ページになるのですけれども、教育調査研究・研修事業でお聞きしたいと思いますが、これもGIGA(ギガ)スクール構想の推進において、教育センターとして先生たちのフォローや、または情報モラル教育といったことについて行うと思うのですけれども、これについてはどのように行っていくのか伺いたいと思います。 ◎教育センター所長(永井智幸君) 教育センターにおきましては、全校を対象としたICT教育研修を行うとともに、希望する学校へ指導主事の派遣ですとか、ICT支援員が電話やリモート操作、必要に応じて学校に訪問したりすることを通して、教員に対する支援をすることに努めてまいります。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。この情報モラル教育についても、その後に質問したいと思っているのですけれども、ぜひこのGIGAスクールを成功させるために御尽力をいただきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。  続けてなのですけれども、通級指導教室管理経費について伺いますけれども、先日教育福祉常任委員会で金古小学校や堤ヶ岡小学校を視察させていただきました。大分勉強になったのですけれども、気になったのは、この通級指導教室の気になる子に対して、この対策についてなのですけれども、学校や子どもの家族とどんな形で本市において取り組んでいるのか、お聞きしたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) こども発達支援センターへの相談が通級指導教室の指導につながるケースが多くて、両者が連携して子どもたちのニーズに応じた指導につなげたりしております。また、担任と通級指導教室の担当者で、その支援の方針だとか在り方を協議しまして、保護者への教育相談を実施したりして、児童・生徒へ、また保護者の思いを本当に大切にした連携が図れるように努めておるところでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。ぜひ子どもたちの学校がよりどころとなるような、そんな連携を強化していただきたいというふうに思っています。ありがとうございました。 ◆委員(谷川留美子君) 245ページの真ん中辺の適応指導教室事業についてですけれども、新年度から名称や目的も変わると伺っております。分かる範囲で教えていただければと思うのですけど、お願いします。 ◎教育センター所長(永井智幸君) 不登校児童・生徒への支援は、学校への登校のみを目標とするのではなく、児童・生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立を目指せるようにすることが大切と考えております。 ◆委員(谷川留美子君) まだ名称は発表していないのですね。承知いたしました。ありがとうございます。最近小学生の不登校が増えているのですけれども、市内にもフリースクールや学校教育法によらないオルタナティブ教育をする学校が増えています。やはりそれは保護者の方が自分の子どもが喜んで行けるような、そんな居場所を探している、ニーズがあるからのようなのです。今の学校の教育に疑問を持って、そのニーズに応える人たちがそういう学校を設立し始めているようです。市内に8校、今、適応指導教室があります。今後、不登校になってしまった小・中学生に選ばれる居場所になってくれるように、そんなふうに期待しているのですけれども、そうすれば距離的に遠いフリースクールに通っていたりとか、あと有料ですから、経済的にフリースクールに行けなかった子が、適応指導教室だったら近いし、お金もかからないから行ける、そういうふうに喜んで行ってくれるような、そんな居場所になることを期待しておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○副委員長(大竹隆一君) すみません、一点だけちょっと伺います。244ページでいいのかな、教育相談事業の中のスクールソーシャルワーカーですけど、これの勤務体系とか、ちょっとその辺について伺います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) スクールソーシャルワーカーの勤務については、月曜日から木曜日の週4日間、1日7時間30分で勤務していただいております。拠点校を中心に、1人当たり12校ほど回らせてもらっております。 ○副委員長(大竹隆一君) 大体スクールソーシャルワーカーという、社会的な弱者や福祉相談、また日常生活の悩みとか、暴力行為、虐待、いろいろな支援を行って課題解決ということでやられているということは、労働時間も今の説明では決められているのですけど、生真面目に時間としゃくし定規の対応というのではなく、状況や事情に応じて自在対応しているというふうには思っているのです。そうなりますと、やはり処遇というか、その辺は過不足なく進めてもらいたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありますか。────質疑を終結いたします。  246ページをお開きください。  2項小学校費について御質疑ありますか。 ◆委員(新保克佳君) 246、247ページの小学校管理経費で、タブレット借上料、またアプリライセンス使用料という項目がございまして、この後の中学校や特別支援学校も含めてちょっと伺いたいと思うのですけれども、このアプリライセンスということで、やはりこういったことは必要だろうなと思います。ただ、借上料に入っているものなのかななんて何となく考えていたのですけれども、この辺どういった事情があるのかなと思います。すみません、御説明をお願いします。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) アプリでございますけれども、タブレット端末の選定とは別に、必要なアプリを選定して調達を行いました。そういった兼ね合いでタブレット端末のリース料とは別に計上させていただいているものでございます。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。そういった事情だということは分かりました。では、そのライセンスが発生するアプリというのはどういったものなのか、少し詳しく伺いたいと思います。学年ごとで、例えば、幅広いですから、違うものなのかとか、その辺の内容を御説明願います。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) タブレット端末に導入するアプリでございますが、まず端末を使って効果的に円滑に授業を行えるような、いわゆる授業支援ソフトと言われるもの、それから児童・生徒が安全に利用するためにフィルタリングのソフト、そういったものを導入いたします。いずれのソフトも各学年共通で使用いたします。 ◆委員(新保克佳君) これは、恐らく生徒数で計算して計上していると思いますけれども、例えば生徒数の増減があった場合とか、そういった場合、そのライセンスと一くくりなのか、その台数ごとなのか、ちょっとその辺も確認しておきたいと思います。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) アプリのライセンスでございますけれども、タブレット端末の台数分を確保いたしております。生徒数の増減ですとか、そういった事情での変更といいますか、そういったものは必要になりませんので、タブレット端末を配付した分、ソフトを子どもたちが使えように準備しております。 ◆委員(新保克佳君) タブレットには、前に聞いたのは5年間でしたか、貸与年数とかもあると思うのですけど、その辺でアプリのライセンスのほうはどういった期間なのでしょうか。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) タブレット端末は今委員さんがおっしゃいましたように、法定年数等を加味いたしまして、5年リースでございまして、アプリにつきましても5年間の使用料のほうを計上させていただきたいというふうに考えております。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。詳しく教えいただいて。これからいよいよ導入してスタートするのですけど、高崎市内といってもいろんな地理的な状況がありますし、タブレットといっても環境が様々、つながりやすいところもあれば、つながりにくいところもあるのかなと思うのですけど、そういった場合の、例えば何か改善しなければならない事態が発生したときに、それはタブレットの業者さん、アプリの業者さんが費用を持つのか、それとも高崎市として行っていくのか、その辺の考え方を最後にお聞きしたいと思います。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) まず、タブレット端末につきましては、基本的に学校内で使用することを基本としておりまして、今年度小・中・特別支援学校で高速大容量のインターネット環境を整備したところでございます。もし仮に運用が始まって不具合が生じるような場合には、市のほうで原因を確認するなどして対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(伊藤敦博君) 新保委員に続いて、GIGAスクール構想についてお伺いします。まず、確認なのですが、247ページにいろいろな費目が上がっています。この中で、例えばタブレット保守委託料、タブレット借上料、ソフトウエア使用料、アプリライセンス使用料等々ありますが、どれとどれがいわゆるGIGAスクール構想によって発生する予算なのか、まず教えてください。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) GIGAスクールに関する項目でございますが、小学校、それから中学校、特別支援学校、それぞれにおきましてタブレット保守委託料、それからインターネット使用料、またタブレット借上料、アプリライセンス使用料、それぞれを計上しております。 ◆委員(伊藤敦博君) 了解しました。主要事業のほうに2億9,700万円という数字がありますが、これはこれらの総額という理解でよろしいですか。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) そのとおりでございます。 ◆委員(伊藤敦博君) もう一つ確認で、先ほど新保委員の質問でリースという話がありましたけれども、そうすると、今言われた4項目の費用というのは単年度の経費ではなくて、毎年同じ額がかかるという理解でいいでしょうか。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) いずれも5年間の使用を想定しておりますので、今後5年間同額の予算を計上させていただきたいというふうに考えております。 ◆委員(伊藤敦博君) 私は、個人的にGIGAスクール構想に反対するわけではありませんけれども、このコロナの中で、非常に性急に国のほうも予算づけをして、全国に一気にタブレットを配付するという状況の中で、お金の問題もありますし、先生方の準備の問題もありますし、果たしてICT教育でどこまで本当に子どもたちが豊かに育つのかといういろいろな疑問を持っています。あくまでもタブレットというのはツールであって、やっぱり学校の中で、学校の先生や子どもたちが豊かなコミュニケーションをすることが基本ではないかというふうに思っていますので、ぜひGIGAスクールの運用についてはしっかりと検証していただいて、事業を進めていただきたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) では、同じところで、小学校管理費のタブレット保守委託料、アプリライセンス使用料についてお聞きしますけれども、先ほど言った情報モラル教育の中で、学校や地域、あとは家庭などに対して、使い方のルール、どのように周知を図っていくのかお聞きします。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 先ほどもお話ししましたように、ぐんま子どもセーフネットとかのNPOと協力しながら、児童・生徒を対象にしたネット講習会、また情報モラル講習会を今後も開催していきたいと思っております。また、今回配備されるタブレット端末には、先ほどもお話ししましたけれども、フィルタリングがなされているということもありますので、とにかく活用の仕方を徹底するとともに、家族での管理等を含んだルールづくり、そういうのを示すなどして、情報モラル教育を進めてまいりたいと思っております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。やはりタブレットについても、先ほど伊藤委員も言われたとおり、文房具の一つであって、取扱いによって様々変わってくるので、ルールの徹底だとか、そういった環境も含めて、十分な講習会も含めて注視されるよう、よろしくお願いしたいと思います。また、身体への影響なども含めて、今後の課題というふうになってくると思うので、その辺についても注視をしていただきたいと思います。  続けていいですか。247ページ、同じページの小学校管理費の中の外壁改修工事について伺います。下のほうにあります。当初予算の概要及び主要事業の28ページにも掲載をされていますけれども、学校施設維持補修等の推進で、外壁改修工事(片岡小)というふうに書いてあるのは分かりますけれども、今年度の4校についての改修工事の取組だったり、今後の学校建設費についてはどのようになっているのかお聞きしたいと思います。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) まず、新年度予定しております片岡小学校につきましては、よく改修箇所の優先順位づけを行って事業に着手してまいりたいというふうに考えております。また、今年度工事を行った学校につきましては、感染症の影響も踏まえて一部工程を変更いたしました。それによりまして、一部未着工の部分がございますけれど、予算のほうの繰越しをさせていただきまして、次年度に、引き続き工事のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。優先順位や感染症の影響もあるということで分かりました。  続けていいですか。249ページになりますけれども、特定財源の関係で、校舎等防災機能強化事業債と校舎等大規模改修事業債について伺いますけれども、この2つの事業債の充当率を教えていただきたいと思います。また、これは交付税の算入の起債になるのかもお伺いいたします。 ◎財政課長(福島貴希君) まず、校舎等防災機能強化事業債につきましては、起債の充当率が90%でございます。交付税措置はございまして、算入は70%の予定となっております。もう一つの校舎等大規模改修事業債につきましては、こちら起債充当率が75%でございまして、交付税措置につきましては、一部市単独費の対象外というところもございますけれども、50%算入の予定となっております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。ありがとうございました。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありますか。────質疑を終結いたします。  250ページをお開きください。  3項中学校費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 254ページをお開きください。  4項高等学校費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 256ページをお開きください。  5項幼稚園費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 258ページをお開きください。  6項特別支援学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 特別支援学校管理経費の中の校舎等補修・整備工事について伺いたいと思います。特別支援学校では、聞くところによると、教室がたまたま足りないといった状況があるというふうに聞いておるのですけれども、今年度どのような取組をそのことで行ってきたのか。また、令和3年度の取組について伺いたいと思います。 ◎教育総務課長(真藤要一郎君) 特別支援学校につきましては、令和3年度に学級数の増が予定をされております。今年度中に特別教室等を改修いたしまして、普通教室を準備してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。よろしくお願いいたします。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありますか。────質疑を終結いたします。
     260ページをお開きください。  7項社会教育費について御質疑ありますか。 ◆委員(新保克佳君) 263ページ、文化財保護費で歴史映像作成事業とございます。史跡動画作成委託料で100万円計上されているのですけれども、まずこの内容について、あと委託先なども、すみません、御説明願います。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 内容につきましては、現在江戸時代を中心に検討しているところでございます。委託先につきましては決まっておりませんが、よい内容となるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆委員(新保克佳君) 江戸時代ということは、時代ごとでの作成なのですか。それとも、例えば本市では箕輪城とか、また古代の史跡もある中で、そういった場所なのかと思ったのですけど、時代ごとの映像ということなのですか。 ◎文化財保護課長(角田真也君) こちらは単年度の事業でございまして、連続して時代ごとに追って作っていくという考えのものではございません。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。一点、ちょっと以前私も取り上げたことがあるので、VR、ARを活用した手法で、こういった映像化していくのはどうだろうかということで何度か取り上げたことがあるのですけど、その辺に使えるのかどうか、この映像が。 ◎文化財保護課長(角田真也君) VR、AR等につきましては、ただいま研究はいたしておりますが、費用対効果ですとか、そういった面で今回のこの史跡動画作成委託の中では考えていないところでございます。 ◆委員(新保克佳君) 最後に、江戸時代ということなのですけど、具体的にどの辺り、高崎の長い歴史の中で、江戸時代といっても様々あるのですけど、どういった内容なのでしょうか。 ◎文化財保護課長(角田真也君) そちらにつきましてもただいま検討中でございますが、江戸時代の初め頃ですとか、あと幕末、どうしても時代の変わり目というのがいろいろ事件が起きたり、興味深い事象が起こるところでございますので、その辺りで検討しているところでございます。 ◆委員(新保克佳君) すみません、詳しくというか、しつこく聞いて申し訳なかった。非常に楽しみに、今聞いていても思いますし、ぜひすばらしい内容のものを期待しております。 ○副委員長(大竹隆一君) すみません、今のページで、上野国多胡郡正倉跡保存整備事業というのはいいのですか。整備事業の内容について伺います。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 267ページでしょうか、上野国多胡郡正倉跡保存整備事業でございますが、こちらは多胡郡正倉跡の確実な保存を期するために、令和3年度から史跡の公有地化を図ってまいりたいと考えております。 ○副委員長(大竹隆一君) 分かりました。それで、なかなかここは範囲が広くて、国の指定史跡ということで買上げが始まると思うのだけれども、例えば今度それが出たために254バイパスまで迂回させるぐらいの規模ということになるのだけど、そういう方面まで買上げの予定ということになるのですか。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 今現在史跡の指定されている範囲でございますけれども、今現在のバイパスに影響するような範囲までは該当しないかと思います。 ○副委員長(大竹隆一君) それと、該当する場所でも、例えば地権者が駄目だよと言われると、そのまんま進まないということなのですか。何が何でも進めるのだという話になるのか、ちょっとその辺を。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 現在史跡に指定されている部分につきましては、史跡指定の際に地権者さんのほうに御了解いただいて、指定をさせていただいているところでございますが、またこの後のステップの公有地化になりますと、再度丁寧に御説明をいたしまして、丁寧に同意を頂いて買上げを進めていくと、こういうことになるかと思います。 ○副委員長(大竹隆一君) では、丁寧に同意を頂いてください。いいです。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  278ページをお開きください。  8項保健体育費 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳出の審査を終わります。  続いて、債務負担行為及び地方債の審査を行いますので、定例会議案(2)を御用意いただき、211ページをお開きください。  債務負担行為 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 214ページをお開きください。  地方債 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で債務負担行為及び地方債の審査を終わります。  これより議案第49号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第49号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、特別会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(2)を御用意ください。  議案第50号 令和3年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算の所管部分を議題といたします。  初めに、歳入の審査を行いますので、6ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わります。  続いて、歳出の審査を行いますので、36ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳出の審査を終わります。  これより議案第50号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第50号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第51号 令和3年度高崎市介護保険特別会計予算を議題といたします。  初めに、歳入の審査を行いますので、64ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わります。  続いて、歳出の審査を行いますので、74ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(新保克佳君) 103ページになるのですけど、市民後見推進事業なのですけど、これも新年度大変大きな額の減額ということで、市民後見人については、弁護士さんとかの専門職だけではなく、一般の市民の皆さんにも勉強していただいて、推進してもらおうというような取組だったと思うのですけれども、その辺がこの減額によってどういう影響あるかというところがちょっと気になるので、その辺りの御説明を願います。 ◎長寿社会課長(志田登君) 市民後見推進事業として実施しております市民後見人養成講座につきまして、今委員からもおっしゃっていただいたとおり、専門職に代わる新たな担い手として期待される市民後見人の養成を行っているものでございますが、その養成を平成24年、平成28年、そして今年度と4年に1度開催しております。減額につきましては、今年度実施した市民後見人養成講座を来年度は実施しないことによる減額となっております。 ◆委員(新保克佳君) ということは、実は予算ベースでいうと、令和2年度はこの額、大きな額だったのですけど、令和元年度は2,000万円ぐらいで、実は元に戻ったのかななんて思ったのですけど、令和元年度もそのような形だったのですか。 ◎長寿社会課長(志田登君) そのとおりでございます。 ◆委員(新保克佳君) 分かりました。その辺りがちょっと気になったものですから、すみません、ありがとうございました。 ◆委員(高橋美奈雄君) 何点かお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  まず、最初は88ページ、89ページかな、ここに高額介護サービス等費と、次のページの特定入所者介護サービス等費が載っているのですけど、要するに、例えば高額介護サービス等費では一定額以上払戻しの部分等もあるのだというふうに思いますけど、両方とも減額になっている理由というのは、どのようなことなのでしょうか。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) 減額となっている理由でございますが、今年度の実績を踏まえまして積算した結果、減額となったものでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 実績を踏まえると減額になってしまうのだ、これは。サービスは増えているかと思うけど。実績ね。減額だというのだから、分かりました。  あと、これは包括的支援事業費、98ページになるのかな、ここに高齢者あんしんセンター費があって、自動車購入費3台、317万円ほどあるのですけど、今度はあんしんセンターの例の車、軽自動車になってしまうのですか、3台。 ◎長寿社会課長(志田登君) この自動車購入については、今委員からおっしゃっていただいた軽自動車の分なのですが、これは今まで各あんしんセンターに1台ずつ配置したものとは別に、やはり高齢者人口に応じて車両を1台増車しているところがございます。その中でやはり出向く福祉を実践するに当たって、道路が狭いところとか、そのようなところがあって、あんしんセンターのほうから軽のほうが動きやすいところもございますということで、そのような要望に応じて配車するものでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 分かりました。そういうことですね。そうですよね、狭いところもありますものね。アクアでしたか、今乗っているのは。アクアより、軽のほうがいいですものね。分かりました。  あと、これは本当に一生懸命やっていただいている部分なのですけど、執行部のほうでも。地域介護予防活動支援事業の中で、96ページか、戻ってしまってごめんね、この居場所活動支援補助金があるではないですか。これが減額なのだけど、それ相応の理由は大体分かるのだけど、例えば活動団体が減ってしまったとか、そういうことでは、課長、ないのでしょう。 ◎長寿社会課長(志田登君) 予算につきましては、少々多めに今まで見込んでいたところを、ある程度実績に応じて計上させていただいているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) これも令和3年度はあくまでも実績に基づいて算定をしたという解釈でよろしいのですよね。引き続き高齢者の居場所づくり、大変地域の皆さん頑張っているところもあるので、なかなか再開もできない居場所もあるのですけれども、行政側からも、相談事がありましたらしっかりした支援をお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  あと、ここに、今度は99ページ、農業体験入園料ってあるではないですか。これもある部分高崎市の本当に特色ある、私は取組なのかなというふうに思うのですけど、認知症施策推進事業の中ですよね。だから、これを新年度、コロナ禍の関係もありますけど、どのように推進していくのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎長寿社会課長(志田登君) 農業体験バスツアーにつきましては、認知症の早期対応、予防を目的といたしまして、令和元年度に7回に分けて実施したところでございます。今年度につきましては、発着場所の一部見直しを行い、令和元年度と同様に実施する予定でございましたが、やはり新型コロナウイルス感染症の影響によりまして全て中止となりました。令和3年度につきましては、感染症対策を十分講じた上で事業を再開したいと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 本当に、冒頭で申しましたように、これも高崎市の特色ある取組だと思いますので、令和3年度にぜひ実現できるように願っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  あと一点、ここに第2層協議体活動補助金とあるのですけど、これは金額が云々ではなくて、本当に地域包括の中で、第2層の協議体、これは地域包括の中で核になるわけです。ただ、そうはいっても第1層もあると思うのです。第1層と第2層との連携がしっかり取れることによって、市の政策なり地域の活動というものが結びついていると思うのですけれども、第1層と第2層との連携というのは、このコロナ禍においてどのような関係で推進していくのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎長寿社会課長(志田登君) 今年度につきましては、コロナ禍の影響で協議体活動をほとんど行うことができなかったところでございますが、第1層の協議体の企画によりまして、第2層協議体の活動を紹介するパネル展示会を開催したところでございます。今後も第1層協議体におきまして活動状況を共有し、連携を図るとともに、コロナ禍の中でもどのような活動ができるかを研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 本当に第2層協議体の方々、皆さん頑張っておりますので、ある部分、第2層の活動がより一層、コロナ禍で難しいかと思いますけど、推進されるよう、御支援をしていただければというふうに思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありますか。────質疑を終結いたします。  以上で歳出の審査を終わります。  これより議案第51号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立多数です。  よって、議案第51号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第53号 令和3年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算を議題といたします。  初めに、歳入の審査を行いますので、150ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わります。  続いて、歳出の審査を行いますので、154ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳出の審査を終わります。  これより議案第53号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第53号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号 令和3年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算の所管部分を議題といたします。  初めに、歳入の審査を行いますので、164ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わります。  続いて、歳出の審査を行いますので、174ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(清水明夫君) 以上で歳出の審査を終わります。  これより議案第54号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
                     (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立全員です。  よって、議案第54号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △請願の審査  請願第1号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについて  請願第3号 安全・安心の医療・介護体制を確立し国民のいのちと健康を守るための意見書の採択について ○委員長(清水明夫君) 次に、請願の審査に入ります。  請願文書表を御用意ください。  請願第1号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについてを議題といたします。  まず、請願の趣旨について、紹介議員として伊藤議員から簡潔に説明をお願いします。 ◎紹介議員(伊藤敦博君) お疲れ様です。2つ請願がありますので、簡潔に述べたいと思います。  まず、請願第1号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについてということで、これは高崎社会保障推進協議会から提出をされております。昨年も高崎民主商工会から補聴器の補助制度を求める請願がありましたので、一般質問でも取り上げましたので、重なる部分については省略をしたいと思いますけれども、皆さん言うまでもなく、私たちの周りの高齢者の中でいわゆる耳が遠い方が増えているということは実感をされていると思います。本会議の中でもレシーバーを使われる議員の方も何名かいらっしゃいますけれども、いわゆる加齢性難聴者というのが、70歳以上になりますと人口の約3分の1、80歳を超えますと3分の2ということで、その人口は日本の中で約1,400万人というふうに言われています。耳が聞こえづらくなるとどうなるかは言うまでもありませんけれども、当然仕事をされている方は、電話や会話で不便をして仕事に支障を来す。また、家庭内でも夫婦間や子どもとの会話がうまくいかなくなって疎外をされてしまう。結果的に、社会的に人と話すのがおっくうになってしまって、コミュニティーからも孤立をしてしまうというのが難聴の特徴です。  生活の質が下がってしまうことによりまして、御存じのとおり孤立した老人がひきこもりになる、あるいは鬱病を発症する、あるいはWHOでも認知症の大きな引き金になるのがこの加齢性難聴によるコミュニケーション不足だというふうにも言われています。  この加齢性難聴について、日本と世界がどう違うかということで、WHOが推奨しているのは、41デシベルという音のレベルからもう既に補聴器が必要だというふうにされていますけれども、日本の基準では70デシベルを超えないと、いわゆる障害者として補装具支援制度を受けることができません。WHOの基準でいきますと、補聴器の装着を推奨する高齢者の数は、日本だけでさっきの1,400万人のうち820万人が必要というふうに算定されますけれども、その中で実際に障害者として補助が受けられるのは、そのうちの4%、32万人だけになっています。去年質問した中で、本市で65歳以上で、難聴で、いわゆる障害者として認定を受けられた方は146人しかいらっしゃいませんでした。補聴器は、難聴の初期段階から装着することによって、その後の生活がしやすくなるということが証明されていますけれども、その一つの動機づけとして、自治体が補助を出すよということが必要ではないかというふうに考えます。  実際に船橋市で1人2万円、浦安市では3万5,000円、都内でも2万円から3万5,000円の補助を出す自治体が多くなっています。こうした補聴器の早期装着による予防策というのが、結果的に認知症の予防等にもつながって、医療費の抑制にもつながるというふうに考えますので、今定年が延長されようともしていますけれども、そうした高齢者に社会でも地域のコミュニティーでもさらに活躍していただくためには、こうした公的な支援が必要だというふうに考えます。  今回は2つの項目について請願がありまして、1つは特定診断の項目に聴力検査を入れること、そしてもう一つが補聴器の購入について何らかの財政的支援をすること、以上2点です。ぜひ皆さんにしっかり審議していただいて、御採択いただきたいと思います。 ○委員長(清水明夫君) 次に、本件について、執行部から何か発言はありませんか。 ◎健康課長(井田安彦君) 請願項目の1についてでございますけれども、本市の特定健診の検査項目は国の基準にのっとって実施しておりますので、聴力検査の追加につきましては、国やほかの自治体の動向を注視しつつ、今後研究してまいりたいと考えております。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 2点目の補聴器の購入補助制度の創設についてお答えいたします。  補聴器の購入助成につきましては、聴覚障害により身体障害者手帳を持つ方に対し、障害により失われた機能を補い、日常生活を過ごしやすくするための補装具として購入費用の一部を支給しております。令和元年度の直近の支給実績につきましては全体で241件ございまして、そのうち7割に当たる161件が65歳以上の方でございます。補聴器には障害の程度から、高度難聴用から重度難聴用まであり、形状も複数種類あり、補助基準額も障害の程度等により3万4,000円から13万7,000円まで個別に定められており、本人負担は原則1割となっております。  また、聴覚障害者の認定については、先ほども伊藤議員からありましたように、70デシベル以上と国の基準で明確に定められておりますので、基準に満たない加齢性難聴の方への補聴器購入については対象外となっております。基準に満たない方への助成につきましては、聴覚以外の障害についても同様に基準が定められているため、1つの障害に対して独自の助成制度を設けることは、公平性の観点からも慎重に研究する必要があると考えております。いずれにしろ加齢性難聴でお困りの方が日常生活を過ごしやすくできるよう、身体障害者手帳や補装具の制度について周知啓発を図り、適切にして、医療機関で受診されますよう支援してまいりたいと考えております。 ○委員長(清水明夫君) それでは、本件に対し、御質疑、御意見がありましたらお願いします。 ◆委員(青木和也君) 意見を述べさせていただきます。  本請願の趣旨については理解できますし、難聴によってお困りの方がいらっしゃるということも事実なのだろうというふうに認識をしております。請願の事項の1項目めで、本市の特定健診の項目に聴力検査を入れることとございますけれども、高崎市で実施されている国保特定健診や後期高齢者健診においては国の示す基準に従っているという先ほどもお話がありましたし、そのような状況にあるということで承知をしております。その中で、聴力検査を含むその他の詳細な項目の検査を希望する方については、市のほうでも人間ドックの受診というものを勧めておりまして、既にその一部を助成しているということも図られております。  次に、2項目めについてなのですけれども、先ほど伊藤委員のほうからWHOの基準ということもお示しいただきましたけれども、この基準の取扱いについては、国の基準に従うのがふさわしいのかなというふうに思っております。また、日常会話を示す60デシベルから70デシベルであるということも踏まえまして、日常生活に支障を来している難聴の方は、指定医療機関を受診することによって、聴覚障害の認定に必要な診断がなされるものだというふうに思っております。また、現在耳鼻咽喉科学会が認定している補聴器相談員の相談を受けて、補聴器の使用により改善される可能性がある方に対しては、2018年度から補聴器の購入費用の医療費控除制度が既に創設をされているということもございますし、既に公的な措置が図られております。  以上のことから、また以前の一般質問、または以前の教育福祉常任委員会等々のやり取りも踏まえまして、先ほど執行部のほうからも加齢性難聴でお困りの方が日常生活を過ごしやすくできるように、身体障害者手帳や補装具の制度について周知啓発を図りたいということ、その取組を前提としまして、現行の制度で最善をまずは尽くしていただくのが最優先かなというふうに考えています。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑等を終結いたします。  それでは、本請願の取扱いについて、採択、不採択、継続審査がありますが、各委員の御意見をお聞きしたいと思います。 ◆委員(青木和也君) 先ほど発言をさせていただきました。その趣旨にもございますので、今回不採択でお願いをいたします。 ◆委員(谷川留美子君) もう少し調査したいので、継続でお願いします。 ◆委員(三井暢秀君) 不採択とします。 ◆委員(伊藤敦博君) 採択でお願いします。 ◆委員(新保克佳君) 今青木委員からもるるお話があって、本当にそのとおりだなと思いますし、私個人としても、国の基準にのっとった特定健診の項目ということでありましたので、そこを変えるというのは少し違和感というか、なじまないのかなというふうにも感じます。  また、1点私も調べまして、WHOのお話で認知症につながるというところがありましたけれども、実は認知症予防ガイドラインというのがWHOにありまして、そこではこの加齢性難聴が鬱病や認知症につながるという部分については、まだエビデンスが不十分というふうに記載もありました。ですので、補聴器は優位なのですけれども、その辺り加齢性の難聴が鬱病とか認知症につながるという部分において、少しまだ時期尚早かな、しっかり科学的根拠が明かされるのを待つほうがいいのかなというふうに感じますので、不採択でお願いします。 ◆委員(松本賢一君) この請願に対する執行部の見解、御説明や青木委員の説明、細かいところまで考え方を述べていただきました。その趣旨に賛同するところでございますし、執行部のほうにおいては、高崎市で国の基準に基づいてこれについては対応しているということであります。仮に1番、特定診断と書いてありますけど、国保特定健診だとして、この項目に聴力検査を入れるとなると、今の個別健診もされている中で、この聴覚検査の項目を入れた場合には、防音室というか、音の聞こえない部屋ですとか、検査機器ですとか、あるいは検査する検査員、これの養成だとか、様々な課題が、ハードルが高いという状況でございますので、またこれに聴力検査を入れるということはあまり現実的ではないのかなと、こんなふうにも考えております。よって、不採択とするのが適切であろうと考えます。 ◆委員(後閑太一君) 不採択でお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 皆さんのおっしゃっているとおりだと思います。言わんとすることは分かるのです。言わんとすることは分かるのだけど、やっぱり公的助成制度を創設するということは、それなりのルールづくりというものが私はまず先に来るのだろうというふうに思っています。これからの研究課題も多々あるのだろうというふうに思いますが、現時点では不採択でお願いしたいというふうに思います。 ○副委員長(大竹隆一君) 不採択でお願いします。 ○委員長(清水明夫君) それでは、これより請願第1号を起立により採決いたします。  本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立少数です。  よって、請願第1号は不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第3号 安全・安心の医療・介護体制を確立し国民のいのちと健康を守るための意見書の採択についてを議題といたします。  まず、請願の趣旨について、紹介議員として伊藤議員から簡潔に説明をお願いします。 ◎紹介議員(伊藤敦博君) お疲れのところ恐縮です。続いて、安全・安心の医療・介護体制を確立し国民のいのちと健康を守るための意見書の採択について、紹介議員として説明したいと思います。  提出者は、群馬県医療労働組合連合会、全国の日本医労連の群馬県の組織から出されていまして、この問題については、皆さんも大まかなところでは、今のコロナの大変な中で医療機関が本当に頑張っていて、それに対する支援が必要だという点では御異論なかろうかと思うのですが、このコロナ禍を通じて、改めて医療機関の皆さん、医療従事者の皆さん、介護職員、保健所の皆さん、こうした人たちが社会を支える重要な根幹だということが改めて確認をされています。今もなお全国で多くの医療従事者の皆さんが、まさに命がけでコロナの最前線で闘っている中で、本市でもいろいろな支援を行っていますが、医療機関は逼迫したり、あるいは都心では医療機関の崩壊の危機が叫ばれています。これは、コロナを受け入れた病院のみならず、一般の病院でも同様かと思います。感染症の病床や集中治療室、公的病院、保健所、そしてそれに従事している医師、看護師、介護職員などの不足、せっかく設備ができても、そこに人がいないということがより事態を深刻にしていますし、医療従事者の皆さんが今非常に過労状態にあるということは報道にあるとおりです。本市の職員もコロナの追跡などで、深夜まで勤務をしていることは皆さんも御存じのとおりです。  どうしてそういうことになったかという背景には、これまで効率重視が叫ばれてきて、社会保障費を押さえ込む、その中で病院の病床の削減だとか、公的病院や全国の保健所の統廃合などの削減政策があると思います。私たちは、新型コロナウイルス感染対策の教訓を生かす中で、国民の命と健康を守るためにも、新しい感染だけでなく、次に必ず訪れてくるであろう自然災害、こうしたものに対する備えを盤石にしていく必要がありますが、そのためにも医療や介護、福祉、そして公衆衛生施策の拡充が喫緊の課題であるというふうに考えます。  そういう中で、要求項目には5つ上げました。それぞれ財源の確保の問題、医療体制の充実の問題、職員の拡充の問題、公衆衛生の拡充の問題、そして社会保障費の負担の軽減の問題、以上を請願事項として上げております。ぜひ皆さんにしっかり審議していただき、採択をお願いしたいと思います。 ○委員長(清水明夫君) 次に、本件について執行部から何か発言はありませんか。 ◎副市長(齋藤逹也君) 執行部からは特にございません。 ○委員長(清水明夫君) それでは、本件に対し、御質疑、御意見がありましたらお願いします。────質疑等を終結いたします。  それでは、本請願の取扱いについて、採択、不採択、継続審査がありますが、各委員の御意見をお聞きしたいと思います。 ◆委員(青木和也君) 今回提出されたこの5つのそれぞれの事項について、全体で見ますと1から4で費用のことが盛り込まれている内容、また5番に関しては国民負担を軽減せよという趣旨の内容というふうになっておりまして、これを実現するためには必要となる予算の財源等の問題というのもございますし、中には本当に国の動向、また県のことを見守らなければいけないような内容等々もあるというふうに思っております。したがいまして、今回は不採択でお願いいたします。 ◆委員(谷川留美子君) 趣旨には賛同いたしますが、改めて意見書を提出すべきかどうかというところはちょっと考えております。今回は不採択でお願いします。 ◆委員(三井暢秀君) 大変重要な請願だというふうに思っています。ですけれども、本市はこのコロナ禍において、保健所や高崎総合医療センターをはじめ機器の整備や人員の確保だったり、本市独自の財政的な支援も含めて対医療機関との連携を図っています。市職員においても、しっかりその応援体制を強化してきたところであると思います。また、社会保障に関わるこの国民負担軽減を図ることについては、本当に重要だというふうに考えていますけれども、ただ目先だけではなくて、将来の備えを十分に備えなければならないというふうに思っています。このツケが国民へとはね返るものになってはいけないと思いますので、よって不採択とさせていただきます。 ◆委員(伊藤敦博君) 採択でお願いします。 ◆委員(新保克佳君) この請願、一言で言うと、医療職と介護職の増員と、社会保障の国民負担軽減を求めているということで、これは財源的な裏づけがない中で言うと、これは矛盾していると言わざるを得ないので、不採択でお願いします。 ◆委員(松本賢一君) 私も不採択とするのが適当であろうというふうに思っております。 ◆委員(後閑太一君) 不採択でお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 言わんとすることは分かりますけど、まさに今、今日の常任委員会においてこのようなことを議論してきたわけではないですか。高崎市もしっかり取り組んでいるということが確認できたというふうに私は思っています。ですから、私は出す必要はないのだろうというふうに思います。特にこの2番の公立公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることだって、これは申し訳ないけど、高総になった経緯が全然分かっていないでしょう、はっきり言って。国高からそうなったという。分かっていればこんなこと書けないわけですよ。ですから、私は不採択です。 ○副委員長(大竹隆一君) 不採択です。 ○委員長(清水明夫君) それでは、これより請願第3号を起立により採決いたします。  本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(清水明夫君) 起立少数です。  よって、請願第3号は不採択とすべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(清水明夫君) 以上で本委員会に付託された議案及び請願の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(清水明夫君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                         午後 2時39分   ──────────────────────────────────────────── △報告事項 ・「第6次高崎市障害者福祉計画(案)」及び「第6期高崎市障害福祉計画・第2期高崎市障害児福祉計画(案)」に関するパブリックコメントの実施結果について       ・第8期高崎市高齢者あんしんプラン(案)に関するパブリックコメントの実施結果について       ・令和3年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について ○委員長(清水明夫君) 次に、報告事項に入ります。  最初に、「第6次高崎市障害者福祉計画(案)」及び「第6期高崎市障害福祉計画・第2期高崎市障害児福祉計画(案)」に関するパブリックコメントの実施計画について説明をお願いします。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 第6次高崎市障害者福祉計画及び第6期高崎市障害福祉計画・第2期高崎市障害児福祉計画の策定に当たり、実施いたしましたパブリックコメントの結果を報告させていただきたいと存じます。  まず、御意見を求めた期間におきましては、令和3年2月1日から2月19日までの期間でございます。この間、御意見等の寄せられた件数におきましては、提出者が9人、意見につきましては30件となってございます。意見の提出方法については、郵送1人、電子メール7人、持参された方が1人という状況でございます。意見の概要につきましては、別添でお配りしています資料のほうを御覧いただきたいと存じます。  まず、30件の大きな概要といたしましては、照会や質問等に関するものが15件、意見が6件、要望が9件という内訳になってございます。  まず、1ページ目を御覧いただきたいと思いますが、まず1の(1)で、第6次計画と第6期の計画に共通する御意見が4件寄せられております。内容については御覧いただきたいと存じます。  2ページを御覧ください。2ページの(2)からは、第6次の計画に関する御意見になります。意見数におきましては、全部で16件御提出されております。2ページから4ページまでとなってございます。内容については、御覧のとおりとなっております。  4ページを御覧いただきたいと存じます。(3)といたしまして、第6期の計画についての御意見が寄せられておりまして、全部で10件となっております。こちらのほうが4ページ、5ページ、6ページまでとなっております。  最後に2番といたしまして、今回寄せられた御意見に基づきまして、計画の素案のほうの修正をさせていただきたいと存じます。まず、(1)といたしまして、第6次高崎市障害者福祉計画(案)につきましては、遠隔手話サービスという言葉があまり市民の方に周知されていないというところから、用語説明といたしまして、遠隔手話サービスに関する説明を盛り込ませていただきたいというふうに考えております。第6次計画については、以上1点を修正させていただきたいと存じます。  次の7ページを御覧いただきたいと思います。(2)といたしまして、第6期高崎市障害福祉計画・第2期高崎市障害児福祉計画(案)について修正が3か所ほどございます。1点目におきましては、先ほどの第6次の計画同様、遠隔手話サービスの用語説明を追加させていただきたいと存じます。  2点目といたしましては、第3章の地域生活支援事業の利用料の推計の中で、専門性の高い意思疎通支援事業についてでございますが、左側の変更前のところを御覧いただきたい思いますが、下から3行目のところに通常の意思疎通支援事業と、通常という表記がされていますが、専門性の高い事業というところで通常という言葉は不適切であろうという御指摘がございました。通常という言葉を削除させていただきたいと存じます。  それともう一点、最後の3点目につきましては、表の部分になりますが、盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業についての推計が表記されていませんでした。これは、これまでも実績が全くなかったことによるものでございます。そのために実績がないということで、推計もゼロということで表記させてもらっております。以上の3点を修正させていただきたいと存じます。  今後の予定におきましては、市民情報センターをはじめ障害福祉課、各支所市民福祉課、ハーモニー高崎ケアセンター、SOSセンター等で公表させていただきたいと存じます。なお、完成版につきましては年度末に作成いたしまして、議員の皆様方に配付したいと存じます。最後に常任委員会終了後、全議員の皆様に当結果について配付させていただきたいと存じます。 ○委員長(清水明夫君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いします。────なければ本件を終結いたします。  次に、第8期高崎市高齢者あんしんプラン(案)に関するパブリックコメントの実施結果について説明をお願いします。 ◎長寿社会課長(志田登君) それでは、第8期高崎市高齢者あんしんプラン(案)に関するパブリックコメントの実施結果について御報告させていただきます。  このパブリックコメントにつきましては、公表及び意見の提出期間を令和3年2月1日から2月19日までとして実施いたしました。意見の提出者及び受付件数でございますが、5人の方から11件の意見をいただいております。意見の概要につきましては、別紙のとおりパブリックコメントの結果を添付しておりますが、このパブリックコメントにより寄せられた意見等によるプランの修正はございません。意見については、後ほど御確認いただければと存じます。  5の今後の予定でございますが、この結果につきましては、市民情報センター等で記載のとおり公表いたします。また、この実施結果を踏まえまして、3月18日に介護保険運営協議会を開催するとともに、令和3年第1回市議会定例会に上程しております高崎市介護保険条例の一部改正が議決された後に、介護保険サービスの見込料及び介護保険料の設定を追加した第8期高齢者あんしんプランの完成版を年度末に配付させていただく予定でございます。
     以上、簡単ではございますが、第8期高崎市高齢者あんしんプラン(案)に関するパブリックコメントの実施結果についての御報告とさせていただきます。なお、本委員会終了後に全議員の皆様に本資料を配付させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(清水明夫君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いします。────なければ本件を終結いたします。  次に、令和3年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について説明をお願いします。 ◎生活衛生課長(武井祥一君) 令和3年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について御報告申し上げます。  お手元に配付しました資料の2枚目のほうを御覧いただきたいと思います。実施期間ですけれども、令和3年1月27日から2月17日までの間、計画案を公表いたしまして、意見の提出をお願いいたしました。その結果、電子メールにより1名の方から意見の提出がございました。寄せられた意見に対する市の考えでございますが、意見の趣旨は既に計画に盛り込まれているものと判断いたしまして、計画案の修正は行いませんでした。詳細につきましては、後ほど御覧いただきたいと思います。  今後の予定でございますが、1枚目の資料のほうに記載がございますけれども、パブリックコメントによる意見の公表を、3月12日金曜日から市民情報センターや市のホームページ等におきまして実施してまいりたいと考えております。  以上、簡単でございますけれども、令和3年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について御報告をさせていただきました。なお、本委員会終了後、全議員の皆様に本日の資料を配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(清水明夫君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等ありましたらお願いします。────なければ本件を終結いたします。  以上で報告事項を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(清水明夫君) 次に、その他として執行部から何かありましたら、お願いします。  なければ、この際委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。 ◆委員(伊藤敦博君) 1点だけお伺いします。教育の問題で、予算にはちょっと反映しなかったので伺います。コロナを機会にして、教室での密を避けるためにも、また一人一人に豊かな教育を提供するためにも、少人数学級の推進が必要ではないかということを重ねて言わせてもらってきましたけれども、教育委員会の御努力もあって、国も5か年計画ですけれども、実施する方向、そして県がこの間それに先駆けて5、6年生、中学校2、3年生は全クラスを35人以下にするという方針を出されました。大変喜ばしいことだと思うのですけれども、まずそれは事実ということでよろしいでしょうか。 ◎教職員課長(大澤克教君) おっしゃるとおりでございます。 ◆委員(伊藤敦博君) では、4月から子どもたちはみんな35人以下ということで、一歩前進ということで高く評価したいと思います。その一方で、単純に考えると、クラスが増えた分だけ先生の数も増やす必要があると考えますけれども、そこについてはいかがでしょうか。 ◎教職員課長(大澤克教君) 児童・生徒数の減少に伴いまして、県教育委員会から配当される教職員数は今年度よりやや減少する予定ですが、委員さんおっしゃるとおり、小学校5、6年生、中学校2、3年生は35人学級になるため、学級担任の数としては増えることになります。 ◆委員(伊藤敦博君) これはちょっと県議会でも問題になったのですけれども、実は教職員の予算が増えていないということで、私もこれはちょっと矛盾する部分があるのかなというふうに思います。本来であれば、クラスを増やす分だけ先生を増やしていただくことで、先生の負担も減るし、その分生徒を見る時間も余裕も出てくると思うので、今後本市としてもそういう方向性でぜひ御検討いただきたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 先日中島議員の一般質問で、GIGAスクール構想の答弁の中で、ICT支援員が今現在3名在籍していて、今後効果的な活用をするというふうなお答えでしたけれども、具体的に今後増員の予定はないのでしょうか。 ◎教育センター所長(永井智幸君) 1人1台端末の学校での活用状況を見極めながら、ICT支援の業務量に留意するとともに、学校と連携を図りながら支援員の効率的かつ効果的な活用について進めてまいりたいと思います。 ◆委員(谷川留美子君) 御答弁ありがとうございます。同じお答えだったのですけれど、やっぱり全部で84校の学校を3名の支援員さんでフォローするというのは難しいと思うのです。やっぱり慣れている子どももたくさんいるとは思いますけれど、やはりその中で本当に初めてでよく分からない、質問もできない、そんな子もいると思うのです。そういう場合、どうしてもアシスタントが必要になると思うのですけれども、地域のリタイア世代の方とか、あと主婦の方、学生さんなど、ボランティアで来てくれるという方も実際います。そういう方を活用する方法もいいのではないかなと思っております。どうしても初めのときに周りがどんどんできるのに、自分だけできない。そうすると、楽しい授業も面白くなくなってしまいますから、ぜひそういう落ちこぼれてしまうような子どもをつくらないような、そんな御指導をどうぞよろしくお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) この時期でないと聞けないと思うので、一般質問でも随分出ていましたけど、ちょっとワクチンの接種のことでお伺いさせていただきたいのですけど、実は3月1日付で、私ども議員のところにも部長のほうからこのような書面が配付されました。中身について書いてあります。本当に分かりやすいなと思うのですけど、これに沿って二、三点お伺いしますけれども、現在執行部の御努力で本当に200を超える医療機関の方々が、うちもワクチンに取り組みますよというふうに言っていただいているそうです。これは高崎市とすれば、個別接種を打ち出した中で大変ありがたいお話なのかというふうに思うのですけど、ワクチンは国の動向ですけど、そうなりますとこの自治体である程度フォローしなければならない備品等もあるのだろうというふうに思うのです。例えば注射針なんていうのはどうなのですか。あれは、国ではなくて自治体でやるのでしょう。その辺のことについて、ちょっと教えていただけますか。 ◎総務部長(曽根光広君) その辺のセット、高崎市においては個別接種ということで、各医療機関さん、クリニックさん等に御協力いただくのですが、そういったものも国のほうから措置されるということになっております。 ◆委員(高橋美奈雄君) そうなのですか。では、注射針等も国のほうからなのですね。分かりました。  あと、ここに高齢者への接種体制と移動支援というのがあるのですけど、これも御説明の文書で分かるのですけど、タクシーとか、公用車を用いて高齢者を送迎してくれるというのですけど、やはり送迎するときに、一方で感染対策も図らなければならないというふうに思うのですけど、タクシーとか公用車のほうの感染対策というものはどのようにお考えになっているのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。 ◎総務部長(曽根光広君) 具体的に、例えば車の中にシートを張るとか、そういった感染対策までは今のところ検討は至っておらないのですが、基本的にはマスク、手洗い、手指消毒、そういったことを、基本的に疑いのある方を運ぶ、お互い運ぶ、移動する、一緒になるわけではございませんので、基本的にはマスク、手洗いというところかというふうに考えてございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 部長、確かに疑いのある方ではないのだけど、要するに移動手段のないという方は、高齢者は多分外へあまり出ていない方もいらっしゃると思うので、そういう人たちがやっぱり外へ出るということは、それなりの対策が必要なのかなというふうに私は思って質問させていただきました。  あと、3月から開始されるこの医療従事者向けの接種について、市内には1万1,000人の医療従事者の対象者がいるということでございますが、やはりここにまだ1,950人分のワクチンしか届いていないということでございます。現在多分始まっているのだというふうに思いますけど、この1万1,000人の人に対して1,950人のワクチンをどのように振り分けているのか、もしお考えがあればお願いしたいと思います。 ◎総務部長(曽根光広君) 現在国のほうから示されているものが、3月中に、委員さんおっしゃったように1,950人分、1人2回打った数なのですが、これは3月6日に1箱が高崎市内の病院に届いています。今週中にもう1箱という形です。同じ医療機関に3月22日の週に2回目の分として1箱、その翌週には2回目の分として1箱ということで、延べ1,950人なのですが、これは約18%、5分の1ということなのです。高崎市の数というのはこれ以降のものは一切触れられておりませんが、国のほうではその後に全国で、22日の週に200箱、29日の週に200箱、4月中にはさらに400箱、そして4月の中旬には1,200箱、その次にも1,200箱、5月の上旬には、全部で470万、480万と言われている医療従事者の1回目の接種ができる分のワクチンを送付するということで先頃国のほうから発表がありました。通知も来ております。 ◎市長(富岡賢治君) ちょっと補足しますけど、それも当てにならないです。河野大臣の発言は、最後はEUなどが了承してくれたらという条件つきです。EUは、オーストラリアに輸出しないと言っているではないですか、日本に輸出を多くするのですかね。分からないのですよ。今はっきりしているのは、1,950人分だけは来る、あとは分からないということですから、ましてや6月中に全員、その前に医療関係者に全部来るという見通しが、実は私も確信たる確証がないのです。だから、今考えてはいて、例えば最初に高齢者の施設の人を優先的にしようなんて考えているのですけど、それだって高齢者施設みんな来るということはちょっと考えられませんので、高齢者施設の中でも選別しなくてはいけないかななんていうシミュレーションをしているのです。そういうことは当てにならないのです。それから、クーポン券も、国は4月中ぐらいに市民みんなに発送してくださいって。発送したはいいけど、予約しようとしたら、予約は今受け付けられませんなんていう状態になるわけですから、そんなもの、クーポン券を国が言ったとおり発送するわけにはいかないだろうと私は思っていますので、大幅に変わりますから、もうちょっと様子見てみないと分からない。さっぱり分からないということです。でも、どういう対応しても、そのシミュレーションで対応していくという構えをつくってはおりますので、その点は御心配いただかなくてもいいと思うのですけど。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長、よく分かりました。いずれにしても1,950人分、これをまずは医療関係者の方々にしっかり投与していただければというふうに思います。 ○委員長(清水明夫君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(清水明夫君) なければ、以上で本日の教育福祉常任委員会を閉会いたします。                                       午後 2時59分閉会...