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03月10日-03号

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  1. 塙町議会 2017-03-10
    03月10日-03号


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    平成29年  3月 定例会(第2回)          平成29年第2回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                    平成29年3月10日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  七宮広樹君      2番  下重義人君     3番  吉田広明君      4番  青砥與藏君     5番  高縁 光君      6番  吉田克則君     7番  鈴木 茂君      8番  鈴木安次君     9番  小峰由久君     10番  割貝寿一君    11番  小林達信君     12番  藤田一男君    13番  鈴木孝則君     14番  大縄武夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     教育長       秦 公男君  総務課長      天沼恵子君     町民課長      金澤ひとみ君  健康福祉課長    齋藤隆之君     まち振興課長    白石憲男君  まち整備課長    生方良一君     生活環境課長    八幡繁樹君  保育園長      木田恵子君     会計管理者     品川亮助君  農業委員会事務局長 鈴木義房君     学校教育課長    益子和憲君  生涯学習課長    江面政美君     給食センター所長  齋藤 智君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田衛昌      書記        齋藤静香               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(大縄武夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(大縄武夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日インターネット上に配信する予定となっておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(大縄武夫君) これから諸般の報告を行います。 説明員、代表監査委員、石川昭彦君から本日の会議を欠席する旨報告がありました。 これで諸般の報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(大縄武夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。---------------------------------------小林達信君 ○議長(大縄武夫君) 11番、小林達信君、登壇願います。 持ち時間は9時36分までです。 小林達信君。     〔11番 小林達信君登壇〕 ◆11番(小林達信君) 11番、小林達信、ただいまより一般質問を始めます。 まず最初に、職員の接遇教育はどうなっているのかという通告をしております。 これは前町長のときも私やったんですけれども、そのときは現町長はここにはいませんでしたが、町民の方々からいろいろ話を聞かされます、私の立場上。それで、随分私は接遇結構よくなっているなとは私自身は思ってはいたんですけれども、やっぱりまだ町民から見るとどうしても、何かどうなっているのかなという感じがするような状況があるらしいんですよね。それで、私も見ているところ、何人かの人は何かやっぱりどうしてもうつむきかげんで歩いていて目線を合わせないと。どうしても町民の方にすれば何か避けられているんじゃないかなというような感じを受けちゃいます。 それで、やっぱりよく昔から男は度胸、女は愛嬌といいまして、女の人は愛嬌いいのが一番いいんだということなんですけれども、男も同じですよね。やっぱり愛嬌のいい方は好かれます。松下政経塾で塾生を募集したときも、これは前もこの話をしたんですけれども、やっぱりみんな優秀な人が応募してきまして、どうやって選考するんですかと。そうしたら、松下幸之助さんに聞けば、愛嬌のいい人をとりなさいと。やっぱり愛嬌のいい人が一番好かれます。 それで、私、前町長のときにこの話をして、職員の採用はどうなっているんですかと聞いたら、あの当時の河野副町長が、成績順にとっていますという話で、私、成績順じゃなくて人柄、愛嬌、それを加味しながらとったらいいんじゃないですかという話をしたんですけれども、どうもそうではないような状況が何人か見られるような、これは前期の藤田高志議員がやっぱり接遇について一般質問をここでやっています。 ただ、彼は、私は彼の言おうとしていることはよくわかったんですけれども、あまりはっきり言わなかったものですから、意味がよくみんなわからなかったんじゃないかと思うんですけれども、これはまさに接遇の町民から言われた話を議会で言ったという話なんですけれども、彼がもう少しはっきりあまり態度のよろしくない職員がいますよと言えばよかったんですけれども、そこまで言わなかったということで、よくわからなかったのではないかと思うんですけれども、私ははっきり言いますから、やっぱり持って生まれたものが必ずありますから、愛嬌のいい人います。それから、どうしても人と対面して話をするのが苦手だという人も必ずいるんです、これは。でも、やっぱり役場職員として採用された以上、それはちゃんとやらなくちゃならないですよね。 高志君は商売人です。私も商売人です。だから、ああいう職員の態度を見ていて、ああいう職員の態度でもしも商売をやったらできようはないと思っているから一般質問で出したんだと思います。私は彼の気持ちはわかっているんですよ。だけれども、役場職員にすれば、私らは商売人じゃないからと思っているかもしれませんが、現在コンビニでもどこでも接客態度全て教育していますから、いらっしゃいませ、ありがとうございました、こんにちは、うるさいほどやっています。役場職員にそこまでやれとは言いませんけれども、必要最小限の挨拶ぐらいは、天気がいいですねとかまでは言うことないでしょうけれども、挨拶ぐらいはしたほうがいいんじゃないかなと私は思って、前回もやるし、また今回もやったんです。 前に前園部副町長にも、職員の、やっぱりこのときは私も実際に対応して態度が悪い職員がいましたから、園部副町長にこれとこれがこういうことだよと言ってやったときに、いや、私にも挨拶しない職員がいるんですよという話を前園部副町長はしていました。そういう実際本当にあるんですよ。 だから、まずどういうふうな接遇教育をしているのか、これはこの前も聞きましたけれども、また再度お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、11番、小林議員さんの質問にお答えを申し上げます。 確かにコミュニケーション能力、これは職務を遂行する上で大変重要なことであると考えてはおります。職員には日々、町民全体の奉仕者として、町民に対し明るく丁重な態度で接するよう話をしておりますが、そういうことがあるとすれば大変遺憾であり、残念なことであります。 職員の指導に当たっております総務課、現在の取り組み状況について説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 本当に私もこの議場の中で何回も議員の皆さんからこのご質問を受けるたびに非常に胸が痛い思いをするんですけれども、非常にこれは職員として以上よりも人としてどうなのかということもありますので、非常に重く受けとめております。 今後、新採用職員の中でも接遇とか、それから29年度の新年度の中でもしっかりした接遇の研修をやろうと思っておりますけれども、まずは委員さんおっしゃるとおり、多分下を向いて歩いている職員とか、それからおはようと言ったときにも、何を感じているのかわからなくて、ぼうっとして前を歩いているような職員が多々見受けられます。これは事実なので、私も、数人そういう方がおりますので、そういう方についてはさっと通りすがりのときにわざとおはようとか声をかけて、今日はどうしたのとか、元気ないねとか、そういうことを口を挟みながら、指導といいますか、直接挨拶をしろよというのもちょっとあれなので、そういうことでうまくコミュニケーションを図れるようにはしておりますけれども、いずれにしても職員としてのみならず、また人としての教育もきちっとやっていかなければいけないので、そういう職員に関しましては、きちっと挨拶を心がけて、しかも町民の人たちに明るい接触をするようにこれからも指導してまいります。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 大多数の職員は立派で一生懸命やっています。本当にごく一部なんですよ。数名というぐらいの程度なんです。 私は桜木町に住んでいますから、洞門のところをくぐって自宅に1日に何回も行ったり来たりしているものですから、やっているんですが、あそこは交差できませんから、上か下で待っているというような状況であります。それで、同じ人物なんですけれども、だあっと突っ込んできて、私は常にブレーキをかけて道を譲るというふうな心がけで運転はしていますけれども、立場上、あのやろう突っ込んできて手も上げなかったとかと言われるのはちょっと心外なものですから、私はほとんど待っているつもりなんですが、役場職員の中にも私が待っていても向こうのほうを向いて通っていくというような職員も、同じ職員なんですけれどもいます。彼は前には、衛生組合で私が行ったときも、やっぱり道すれ違えませんから待っていたんですけれども、思い切り突っ込んできて、そのままあっちのほう向いて行っちゃったというようなこともあるし、それも行って何なんだなんて言えませんから言いませんけれども、そういうことも実際のところを歩いていると、みんな町民は感じるところはあると思うんですよ。 結局、そこは町長が悪いということになるんです。町長のせいになるんです。町長がちゃんと見ていないから、やっぱり町長が一番の上ですから、職員がちゃんとやらないのは町長だと。でも、現実、町長はそんなところまで目は届きません、本当に。だから、今度4月から新しく町長は副町長を任命するそうですから、そのときはやっぱりそういう方法も副町長によく見てもらって、少しでも接遇、そんなふうなような町民から言われることのないように、100%とはいかないでしょうけれども努力していただきたいなと思うんです。 本当に町民の方は、電話をかけても、何か心理的にびくびくしながら電話をかけているんですよね、町に。そのときに町民の対応をしている課員が電話で、まして年寄りの人なんかはなかなか言いたいことを伝えられないというのがありますから、それで職員の方がやっぱり優しく対応してくれれば本当に気持ちも楽になると。中に電話の応対もできないのがいまだに、この前の私の一般質問はそれ、電話の応対がまずい、私が電話をかけたときにあったものですから、現実、それをやったんですけれども、随分それからよくなってはきています。顔の見えないところですから、余計これはやらなきゃならない。 それから、接遇教育、いろいろ研修、講習、いろいろやっているそうだということをこの前聞いていますけれども、実際、本人が、自分が、私は態度が悪いんだと、笑顔が少ないんだと自覚していれば直せるんでしょうけれども、本人はそれを自覚していないと思うんですよ。だから、個々の教育が必要だと思うんです。幾らみんな集めて、じゃ新人、新入職員を教育しましょうと、みんなを集めて、こうですよ、ああですよといってもだめなんですよ、本人が自覚していませんから。 だから、そんなことを言っちゃ悪いですけれども、やっぱりそういうものをちょっと、総務課長も何人か心当たりがあると言っていますから、やっぱり個別に指導するべきだと私は思うんですよ。その点にはやっぱり全員じゃなくて、はっきりちょっと問題がある職員は、そんなに大した問題ではないんですけれども、あると思われる職員はやっぱり別に教育するというようなこと、あまり職員として、皆さん公務員ですから、よく公務員はくびにならないんだという話をしていますけれども、それは懲戒の話ですから、分限というのがありますから、どうしてもあまり向かないという場合は分限ということも考えながらやっぱり職員を指導していかなければならないなと私は思っています。 その点、ちょっと町長にまたその件についてお伺いします。もっと厳しく個々に教育をする気があるかどうか、それから分限まで踏み込んでやる必要がある職員がいるのかどうか、それもお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 これは直接は関係ないんですが、接遇ということで、ちょっと気になったことがありましたので、お話をさせていただきます。 この立場になりまして、県庁に結構数多く出向いております。各課を訪問する、これかなりの数をやっております。その中でびっくりしましたのは、自分が部屋に、担当課に入った瞬間に一緒に同行した方が声をかけると職員が全部起立して、そして一斉に頭を下げると、例外なく全てやっております。びっくりしました。その人を迎える姿勢、これが本当の公務員、当然県庁でありますから、県知事の意向が強く出ているんだろうとは思っておりますけれども、これは感動に値すると言ってもいいような県庁職員の姿勢でありました。これを私は見せていただいておりますので、そうなってほしいという思いもありますけれども、そこまでの強制というんですか、指導は難しいにしても、やっぱり人としての基本的な部分、これはきちっと本人にも、こういう指摘もあるので、しっかり心して人と接するようにと話はしていければいいかなと、このようには思っております。
    ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 県庁内はそういうふうにすばらしいということですので、ぜひ塙町もそれを目指してやっていただきたいなと思います。 ちょっと他町の話なんですけれども、隣の棚倉町、もう数年前なんですが、私、棚倉町役場に時々用があって行くんですけれども、朝8時半から仕事が始まります。私、8時半二、三分前にまだ電気がついていないうちに用を足しに行って、まだ半になりませんから用件は言わないでカウンターのこっちにいたんですけれども、そこに女性職員が2人いて、お二人で何か話をしておりました。仕事の前ですから何話しても関係ないんですけれども、私は入っていったものですから、まだ時間は早かったんですけれども、向こうでは2人で私のことは気づいたか気づかないかわかりませんが、私のほうは見ていなかったんですけれども、すぐ目の前にいるものですから、おはようございますと声をかけました。ただ、返事をしないんです。そのまま8時半になりましたから、私は書類を書いて用を足して、帰ってきざまに名前は何ていうんだって聞いたんです。そうしたら何々だと言うものですから、ああ、そうですかといって帰ってきて、私、棚倉町民でありませんから、あまり棚倉町の役場のことなんかはどうこう言う筋合いは全くないんですけれども、その後、棚倉の前の議長、前の前の議長だったかな、たまたま会ったときにこういうことがありましたよと言ったら、ああ、今度入った新入職員だななんていって、わかりましたなんていって、その後、今、棚倉町は塙町と違いまして、塙町は向こうのところの受付で全部やっちゃいますから、ほとんど、上はまた別ですけれども、だから役場の中を町民があまり歩くことがないんですよね。でも、棚倉町はご存じのとおり、廊下がありまして、あそこでみんな歩いていきますから、あそこでこのごろというか本当二、三年前から、向こうから職員が、私、職員の顔はほとんどわかりませんから、棚倉町、関係している人しか、向こうから挨拶してきますよね。本当にすばらしいなと思って、私、よくなったなと、言ってよかったなという感じはしています。 翻って我が町なんですが、私の友達が、塙町出身だけれども今郡山に住んでいるのがいるんです。塙町出身なものですから、塙町大好き人間ですから、当然塙に何回も来ているんですけれども、そこの下の玄関からちょっと総務課に用があって、同級生なんかも今はみんな退職しましたけれどもいましたから、入っていったら誰も顔を見もしないし、何ですかと言ってもくれない、あんな感じ悪い思いしたことないと俺のところに電話来たんです。郡山なんかそんなことないよと、塙はひど過ぎるんじゃないかと、彼は塙を愛するあまり、あまりにも態度が悪かったというので非常に憤慨していました。 それで、今度、あそこの下にありますよね、用がある方は向こうから入ってくださいなんて。わからない人はこっちから入らないようにということで対処をしたらしいんですけれども、あそこは確かに一般の普通の人は用があるところは入っていけないものですから、みんな入ってきた人の顔なんか見ないですよね。だけれども、やっぱり、私らは全然平気です。用があるところまでさっと行けますけれども、初めての郡山にふだん住んでいる人が来て、誰かこんにちはと声をかけてくれるのかと思ったんですが、声をかけてくれなかったというような事例もありますから、そこら辺はやっぱり職員は常に緊張感を持って、誰が来たのかというようなことを見ていて、緊張感を持って町民に対応していただきたい。今の受付の安藤君はすばらしいですね。常に玄関、入り口に誰が来るのか見ていて、入ってきた瞬間におはようございます。彼は本当に立派で、私あれはいいなと思っています。 だから、その点、やっぱりいい職員たくさんいます。悪い職員というかできない職員も数名だろうと思いますけれども、誰彼とは言いませんが、そこら辺をよく町の人も把握はできているんでしょうけれども、そこら辺で町民のためにもう少し接遇を教育していただきたいというのが第1点の私の質問でした。 それで、次に2番目の質問に移ります。 行政区長選出に対し町の関与はあるのかということでまず質問します。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、2つ目の質問にお答えを申し上げます。 行政区長の選出に関しては、区長の選出はあくまで行政区が行うものでありますから、町としての関与は全くありません。 行政区長引き継ぎに関しては、それぞれの区が行っていることですので、町職員が直接引き継ぎに関与するということはありませんけれども、町の行事等の日程の確認等の相談に対応したりすることはあるだろうと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 行政区長引き継ぎに対する担当職員の関与はどのぐらいまで許されるかということで、私は町長の答弁は当然そう返ってくるという予想でこれを出したんですけれども、今の行政区長引き継ぎですか、選出、結構、スムーズにいくところは、戸数の少ないところは嫌だなんか言っていないでみんな黙って引き受けるんですけれども、町内とか植田とか本当にいっぱいいるところは、俺がやらなくても誰かやってくれっぺなんていって、俺はできないとか始まってくるんですよ。それで、現実に大変もめまして、やれないというような話を聞いています。 でも、みんな周りが見ても、やってもらわなきゃ困ると、実際に行政区長を受けてもらわないと町も非常に困るわけですよね。もし回覧板を町職員が全部配るなんていうことになったら、またまた職員増やして大変なことになると思いますよ。行政区長のやっている役目は大変大きい役目なんですよね。それで、本当に行政区、そこでみんなまとめてもらって、いろいろな町の行事もみんなでやってもらうということで、この次、敬老会のこともこの前の議会では各行政区でというような提案が町長のほうからありまして、今回、七宮議員がまたそれに関しては詳しく一般質問を出すみたいですけれども、そんな敬老会まで預けられたらもう区長なんか誰もならないよというぐらいの話で、絶対俺はやらないからなんていう方が、やらない逃げる理由になっちゃいますから、それで、大変な区長ということは、みんな思っているのは大変な重責を担っていると。私も実際やってみたんですけれども、それほどではなかったんですけれども、嫌だという人はできないと逃げるんですよ。私が区長を受けた時点でも、本当は私の順番ではなかったのを、私は飛び入りで仕方ないと受け入れまして、急遽、庶務会計のほうも無理を言って頼んで、1年間何とか過ごしたような状況でありますから、何とか協力しなきゃならないなという気持ちも強いんです。本当に区長のやっていることは、そのかわりに町職員がやるなんていったら大変なことになりますから、これは大変なことなんですけれども、やればできるんですけれども、やらないと、できない。 それで、私、今回聞いた話は、これを出したのは、どうしてもやれない、それで、できないと、皆さんに声をかけて、できないんだ、できないんだと、私のほうにも電話が来ました、できない。やってもらわなきゃ困るから、俺もやったんだし、誰でもできるからやらんしょと言ったんだけれども、どうしようもないと。私に言ってもだめだ、区内に言ってもだめだということで、町に相談、困りごとに相談に行くと言っていました、その人は。行ったかどうかまでは確認していませんけれども、役場には行ったという話なんです。それで、役場のほうに行って、できなくて困っているんだと言ったらば、担当した職員が、ほかの町村に引っ越せば区長はやらなくてもいいですよと言われたから、私はほかの町村に引っ越しますと。 私はそれを聞いたものですから、またこれはその人が言うには総務課の何の誰々だというものですから、私は総務課長のところに行ったんですけれども、そうしたらうちの課ではありませんということで、担当課にその後行ったら、課長に話を聞きに行ったんですけれども課長はいなくて、担当課の課員が、いや、私は言っていません。だけれども、私はちゃんとそう言われたと聞いているんですから、これはもう明らかに言った言わないはどうしようもありませんから、ただ、大臣でさえも失言で大臣をやめるようなこともあるんだから、私は職員だってそのぐらいの失言はあったのかなと思ったぐらいの気持ちではあるんですよ。そこの点を、町長としてはあったと思われるのか、もし間違って失言したのか、かもしれないというようなこと、どういうふうに思っているか、ちょっと町長の考えをお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 担当課長ともお話はいたしました。そういう事実はないということで話を終わりました。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) そうすると、私が聞いた話は、これは私ばかり聞いているのではないですよ。複数の人が聞いていますから、この議場の中にいる人も実際聞いている人がいます。役場職員にそう言われたから他町に引っ越すんだということを聞いている人もこの議場内にはいるんです。 だから、そこでまた言ったとか言わないとかとなってはどうしようもありませんから、ただ、人間であるのだから、さっきも言ったとおり、大臣でさえも、今回も政務官が何かけさのニュースで辞任するとかという話をやっていましたけれども、その担当した職員は兄弟は兄がいて、たしか福島県職員みたいなんです。彼は塙高校の事務長で来ていて、校長と彼には何か黒いうわさがあるなどということで雑誌にも名前が出されました。その弟なんですよね。注視していく必要がありますよ、彼は。 やっぱり現在のほとんどの職員は間違いはありませんけれども、私も二、三人の職員のことを知っていますから、現実、やってはいけないことをやっている職員はいるんです。ほとんどはありませんけれども、県職員でもこの前も飲食20万円相当の分を何かで県知事が謝っていましたけれども、やっぱり人間ですから過ちは必ずありますから、町としてもそういう倫理ですか、こっちのほうもやっぱりよく、教育も必要だし、また見ているということも必要なんです、どういうことがあるか。実際は本当にあるんですからね。 その点に、またこれは私は行政区長という話で出していましたけれども、そういう町民とのいろいろなかかわりがあって、これからもいろいろと発展するようなこともあるかもしれませんから、その辺に対する倫理についての観点からも町長の考えをお伺いしたいです。 ○議長(大縄武夫君) 小林議員に申し上げます。 本人が確実に確かめたことであればあれなんですけれども、間に入った人から聞いたというような話では、ちょっとその辺、気をつけながら質問していただきたいと思います。 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 私、本人に聞いた話をしていますから、人からの話ではここに出せませんから、ご心配ご無用です。 町長、お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 そういう失態のないように、課等の長の会議等でしっかりと徹底はしていきたいし、お話もよくしていきたいと、そういう不祥事の起きないような状況というんですか、そういうふうな徹底はしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 小林達信君。 ◆11番(小林達信君) 不祥事ということになると大変なことになりますから、本当に油断をしないように、長ですから、まさに町長はこれからずっと続けてもらわなきゃなりませんから、職員の不祥事は町の不祥事になりますから、その辺はきっちりやっぱり町職員をよく見回して、町政発展のために町長が頑張っていただきたいことを祈念いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで11番、小林達信君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(大縄武夫君) 次に、7番、鈴木茂君、登壇願います。 持ち時間は10時30分までです。 鈴木茂君。     〔7番 鈴木 茂君登壇〕 ◆7番(鈴木茂君) 7番、鈴木茂です。 通告順に従いまして、一般質問をしたいと思います。 質問に入る前に、我が塙町議会では先月、京都の龍谷大学の土山教授先生をお呼びしまして一般質問に対する研修を行っております。その中で私が12月の定例会で行いました町の宝である子供たちの教育行政を問うということに対して事例研究をしまして、隣の3町村の議員さん全員参加の上で、私がまな板のコイになりまして事例研究をしております。その中で大分、鈴木茂はやられたぞと、先生にこてんぱんにやられたという話が大分飛び交ったようでございますが、そのとおりでございまして、先生からは、一般質問に対する情報不足である、専門的知見が不足している、問題点の提起が不足していると、こういうことを指摘されました。今日はこの点に気をつけて気合いを入れてやりたいと思っております。 また、私を含めまだ10人の議員さんがこれから一般質問をしますので、答弁しない方はこの点に注目をしてぜひ聞いていただきたいなと思っております。 それでは、まず一番先でございますが、若者定住住宅、これは正式には若者定住促進住宅というわけなんですが、9月の定例会で、町長の公約でありますので、公約書もここに持ってきたんですが、若者に安価な住宅を提供したいという町長の公約がありまして、その点、私、お聞きしたところ、本当はタブレットで音声を再生するかと思ったんですが、議長にとめられましたのでしませんが、場所はあのときは駅前と言いましたね、町長は。駅前に若者の賃貸住宅を建てたいと、建てる場合には借り主の意向を考えて設計したいんだということで、ほかからの移住や若者の定住のきっかけにしたいんだと、そういう答弁、25年借りていただければただで土地と家を提供しているところが、山形県でしたか、そこにあると、そういうことも参考にして考えていると、こういう答弁をしておったんですが、12月の振興計画には全く載ることがなかったということで、町長が公約でもあり答弁した若者定住促進住宅はつくらないのかどうかまずお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、7番、鈴木茂議員さんの質問にお答えを申し上げます。 若者の定住促進のための宅地、住宅の提供ということでありますが、私、ちょっとくちばしが短かったといいますか、申しわけないと思うのでありますが、分譲地のほかにも、敷地内ですか、分譲敷地内に賃貸、先ほどお話がありました賃貸住宅、これも何棟か計画していきたいと、こういうふうに思っております。全てを分譲するわけではなく、ただ、大変これからつくろうとする場所ですが、これは条件のいいところであります。病院のそばであったり、スーパーがすぐそばにあったり、それから幼稚園、これからでき上がる予定でありますこども園等も近いということもありますので、大変条件がいいと。その中で、ある程度分譲価格というんですか、これを抑えることができれば、かなり好評、かなり需要もあるようでありますので、全部売れてしまったときにはもうそういう建物を建てることは難しいというふうには考えますが、状況に応じてその計画は次の段階で提案していきたいと、こんなふうに考えておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今の答弁でございますと、町長の答弁ですと、まず分譲をすると、分譲地が売れなかったらそこに住宅をつくると、そういうような答弁でよろしいんですか。中途半端な考えではないかと私は思うんです。 山形県の最上町に議会でも視察に行きましたが、もう最初から分譲地を2つに分けまして、片方は分譲地、片方は定住住宅と半分に分けまして、そしてもう何棟かつくっているわけです。 分譲地でもいいとは思いますが、分譲地を買って家を建てるとなりますと、大体3,000万近くお金がかかります。これ考えてみても、土地と建物、今2,000万ぐらいかかりますから、安くて、3,000万ぐらいは覚悟しなくちゃならない。なかなか若い人は大変ですよね。 これが仮に町で賃貸の住宅を建てまして、家賃5万円で貸すとします。これは貸すとしても、普通の町営住宅は収入の低い人しか該当しないんですが、この定住住宅に関しましては子供さんがいる方、多い方、これ優先ですから、収入には関係ないと思います。高収入の人が入って税金をいっぱい町に町税を払ってくれれば元は取り返せるんじゃないかと思っていますが、これが家賃5万円で年間60万円で25年、町長が言ったとおり25年出すと1,500万円ですね、家賃の総合。すると、それで土地と家がもらえれば、これ1,500万でそこが自分のものになると。考えてみても、分譲地買って自分で家建てるのが3,000万ですから、これはどう見てもいいわけですね。そうすると、そんないいところには町の人も若い人も興味を持つし、ほかの町の人も興味を持って、そういうことをやれば、これは2年ぐらい前にそういう話が出ますと注目されますから、いや、あそこはいい町だということで全然違うと思うんです。 お金がかかるかかからないか、若者定住住宅、これ北原住宅に1棟2戸ですが今度発注しましたが、2戸で4,300万ぐらいだと思うんですが、それで補助金もありますし、これお金借ります、残りは。そうすると、過疎債ですから7割国が持ってもらえますから、町の持ち出しというのは幾らもかからないと思うんです。これ町長、どのぐらい町の持ち出しがあったか聞いてもらえますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 数字的なものなので、担当課から説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(生方良一君) ただいまの北原に定住促進住宅を建築しておりますが、入札の結果は約4,000万で請け負っていただいております。それについては補助金も入りますし、あと残りについては過疎債の活用を考えております。具体的な数字についてはちょっと手元に資料を今持ち合わせておりませんので、後ほどお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) この北原住宅に関しましては、前の議会で場所を視察したりして、5,000万ぐらいの予算だったんですね。1棟2,500万ですから、非常に設計価格が高いんじゃないかということを議会から言われました前の課長さんが、いや、全然お金はかかりませんよと、半分、5割補助をもらって、残りの5割を過疎債でやると7割国が持ちますから、町の負担は残り3割ですからということで、三五の1,500万ですか、そのぐらいしか出ないというようなことを答弁したのを覚えていますが、大雑把にいけばそんなところだろうと。5割補助出るかどうかがこれは問題ですけれども、これだけお金を出しても私は町に若者を呼びとめるということが非常に大事だと思っているんです。 町長は給食費等で若者を呼びとめると言っているんですが、若者を定着させる、町の人口減少を防ぐのには一つ一つの政策を全部つなげていかないとだめだと思います。私が前に言った子供の教育から始まって、婚活で結婚をしてもらって、子供ができたら子ども・子育て支援をして、若者に住宅を持ってもらって、最後に高校の通学あたりまで今は面倒を見ないと、人口減少、町の人口が減らないようにすることは不可能で、点と点を結んで線にしないと、ぽつりぽつりやってもだめなんです。ですから、全ての政策を万遍なくやらないと町の人口は減ってしまうと、そういうことですから、これはやる、これはやらないというのはちょっとあれで、この若者定住促進住宅ですか、これを一番先にやると言わないと、町の人口流出は、若者の流出はとまらないと思いますよ。もうどこへ行っても、誰々さんの息子は白河に行ったとか棚倉に行ったと、そこに家を建てたと、そういう話しか聞かないんですから、もう既に遅いぐらいです。今家が建っていなきゃあれなんですが、土地が売れなかったらば家を建てるという話は、町長の、これはどうなんですか、公約は守れると思っているんですか、守れないと思っているんですか、どうなんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その宅地分譲という方向、これもしっかり考えたいと思った根拠は、過去3年間で29件おうちが建っております。新築の住宅が町内に建っております。そのうちで建て主が20代、30代、この方が3割から4割でございました。当然条件、ある程度安価というんですか、価格を抑えた土地の分譲、もう一つ考えておりますのは、建てるときに町内の業者さん、それから県産材を使うことによって、塙町町内の活性化のためにも町としての補助、金額的なものはこれから検討はさせていただきますけれども、こういうことも内需拡大のためになるのではないかと、このように思っておるところであります。 そして、先ほどのお話、完全にこうやると決めたわけではなくて、さっきの議員さんのお話にありましたように、半分ということではないんですけれども、一部を賃貸住宅、そのほかの宅地ですか、これは宅地を分譲販売するというような方法、それもありかなと、このように考えておりますので、この後しっかりと検討を加えて、皆さんにも、議員各位にもご相談を申し上げながら、最良の方向、これを選択していければと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 町長の答弁はやるんだかやらないんだか私ははっきり理解できないんですが、やるんであればやると、この分譲地はどのくらいの区画が、20ぐらいはできるんじゃないかなと思っているんですが、区画的に1ヘクタールぐらいを買収しますので、100坪1区画としてもそれで30になるんですけれども、それに道路が入りますから、最低、前は22戸なんていう話が前町長のときにはありましたけれども、私は5戸でも8棟でも、そんなに多くも言わないけれども、今10戸ぐらいつくっているのが非常に多いんです。私の2番目の息子が愛知県の知多半島にいますが、そこの美浜町でも若者定住住宅10戸つくりましたというのがフェイスブックで流れてくるんですね。 大体10戸ぐらい、小さな町ですと、何ぼつくっても10戸ぐらい、8戸でもそれはいいと思うんですが、やっぱり町のイメージもありますし、インパクトもありますから、つくるのとつくらない、いや、土地が売れなければつくるんだなんていう、そういう話では、この町、将来大丈夫かなって若者も思いますから、若者に夢と希望を与えるためにも、絶対町長にはつくっていただきたい、そういうふうに申し上げまして、この質問は終わります。 次に行きます。 次は塙工業高校の問題でございますが、町長の母校であります塙高校なんですが、非常に生徒数が集まらないで存続の危機と言われているんですが、3月1日には、町長、卒業式には行ってきたと思うんですが、現在、町長は母校塙高校に対してどのように認識されているかお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 入学者の減少、大変心配しておるところであります。 ◆7番(鈴木茂君) それだけですか。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) いいですか、すみません。 塙高校なんですが、2クラス定員40名、機械科と電子科40名ずつ80名です。今年卒業したのが62名だと思うんですが、大体1学年60名ぐらいしかおりません。非常に少ないんです。 問題は、学校教育審議会というのが昨年12月に矢吹町で、高校のですね、行われまして、これ震災以降行われていなかったんですが、初めて高校の学校教育審議会が開かれたと。そこで県がいろんなことを示しているわけですが、県としては将来的には4クラス以上8クラスの高校を残したいと、それ以下はなくすと、そういうことを打ち出してきている。私も塙高校の校長先生、教頭先生とお話をしてきたんですが、いや、塙高校やばいですよと。このままいくとなくなるおそれがあります。特例として1クラスでも残すことはあると。それは非常に地域的な特色があって、その地域に貢献している高校であれば残すことも可能だと。しかし、将来は4クラス以上にすると、こういうふうになって、非常に塙高校存続の危機。 なぜ集まらないのかというんですが、これ安積永盛から大子まで水郡線沿線には工業高校の高校はございません。日大東北もなくしたそうです。それなのになぜ集まらないのかということなんですが、どうも学校偏差値というのがあるんですね、高校には。偏差値のランクがありまして、県内トップは福島高等学校、これが偏差値68でございます。これトップでございます。塙高校は偏差値37、これはけつから数えたほうが早いんですよね。その偏差値のランクによって、やっぱりこれは本人もそうですが、親たちもあそこはなと思うのか、子供が集まらないのが現状なんですね。 ですから、そうはいいましても、2月ですか1月ですか、塙工業高校課題研究発表会というのに行ってきました。町長、教育長は欠席なんですが、B&Gの会合があったということですが、教育課長は挨拶してすぐに帰りまして、私しか見ていなかったんですが、そこで見たんですが、ドローンは飛ばすし、1人乗りのエコカーでリッター108キロ達成とか、かまどベンチですか、それからアニメーション制作、基盤ICソフト製作、いろんな発表をして、非常に私は感心してきたわけです。その中で最優秀賞をとったのがかまどベンチなんですね、町に寄附していただいた。あれが今年の3年生の製作では最優秀をとって発表された。 それで、すばらしいこともあります。今年の就職状況もあるんですが、60人のうちやっぱり10人ぐらいは大学とか進学、残りが就職なんですが、これ60人定員いるものですから、求人が600人来るそうです、塙高校に。ものすごい求人倍率、もう売り手市場なんです。ですが、残念ながら生徒数が少ないので応じ切れないということを塙高校で言っていました。 じゃ、どうして、塙高校を何とかしなきゃならないと思うんですが、やっぱり私考えるのには、新しい学科を地元で考え出してつくって、それを県のほうに言いましてつくってもらうと。現にそれをやっているところがあります。長野県では観光学科というのを地元でつくりまして、これを県にお願いをしてつくっていると。そういうことをやらないと生徒数が集まらないし、逆にそれを生かして地域を活性化すると、新しい。 これ非常に、塙高校ばかりではありません、存続の危機は。隣の大子町の大子清流高校、それからその先、栃木県の馬頭高校、これも今存続の危機ということで、町を挙げて存続のために動いているんです。もう町全体ですよ、この馬頭高校に関しては。馬頭高校には通学の援助をしています。それから大子町では給食を出しています。高校生にですよ。全部町が給食費無料で出しているんです。そうしないと高校がなくなっちゃうということなので、町を挙げて塙高に新しい学科を導入なりなんなりしてやらないと、なくなっちゃうおそれがある。それに対してどうお考えですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 新学科の創設、これは塙高の存続にとっては必須のことで、町といたしましてもぜひ県へ強く働きかけたいと、こんなふうに思っておりますので、ぜひ十分に検討を加えさせていただきたいと思います。 そして、入学者の減少、さっき簡単に申し上げましたけれども、これは結果、廃校へつながっていきます。廃校となれば、先ほどのお話のように、周辺の企業等への若い人材の供給にも問題が生じます。そして、若者の流出、これは地域全体に及ぼす影響はとてもとてもはかり知れないものがあると考えております。 こういうわけでありますので、現況、それからこの新学科創設ですか、これに関しての説明を教育長のほうからさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えさせていただきます。 議員さんのお話のとおり、塙工業高校の定員は、入学者数の減少によりまして、平成27年度より各学年とも電子科1学級40名、機械科1学級40名の80名となりました。平成28年度4月現在の在籍生徒数は、今年度でありますが、1年生が62名、2年生が59名、3年生が62名、合計183名という状況であります。その中で塙中学校の出身生徒は、1年生が18名、2年生が13名、3年生が28名と年々減少傾向にあると認識しております。 新学科の創設につきましてご提案をいただきましたが、県教育委員会によりますと、町から県教育委員会に要望することはできるということでございます。また、要望があれば、先ほどの議員さんのお話のとおり、平成9年と11年に高校改革一次まとめと二次まとめ、そして先ほどの28年に出されました学校教育審議会審議中間まとめというところでもございますが、そういったところに照らし合わせて、ニーズがあるかどうか、そして現在空き定員があるかなどの内容を総合的に判断することになるということでございます。また、現在の学科を改組する、少し変えるというなどの場合は、高校から県教育委員会に協議を図ることになるとのことでございます。 数多くの有為な人材を輩出しております伝統のある地元唯一の県立高校であります塙工業高校を存続させるためにも、議員さん提案の新学科の創設等について町としても県に要望していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) そのようにしてもらいたいんですが、いい例としては、高校が生まれ変わった例としては光南高校があります。これは県立矢吹高だったんですが、ちょっと県南のもてあまし校だったということを聞いておりますが、現在、総合学科というのをつくりまして、非常に人気があります。学校偏差値ランクは44なんですが、子供たちには人気があるんです。総合学科の中で体育学科、文理とか、科学科とか、中が4つぐらいに分かれていまして、自分で選べるということで、非常に人気があります。 ただし、今、教育長おっしゃいましたが、新学科創設というのは簡単な問題ではございません。これは町も議会も同窓会も学校の先生も生徒もいろいろな人たちがプロジェクトチームをつくってやらないと、そう簡単にはできません。 私が考えているのは、普通の学科じゃなくて、全国から生徒が集まるような、みんなあの町のあの学科へ行ってみたいというふうな、そういった、塙高は物づくりの高校ではありますが、ICというか、いろんなことをやっても構わないと思うんです、どういう学科、制限はないですから。それを生み出すということは非常に大変なんですが、これは今やらないと、ここ3年、4年が大事な時期かなと思っています。県のほうから来年から1年生はとりませんと言われたら、そこでアウトだそうです。びっくりして町長とか市長が県に言っても、県では決めたからもうだめですと、こういう。そういうふうに手おくれにならないうちに手を打たないと、これは誰々さんが町長のときに塙高校なくなったと言われますから、そういうことにならないように、しっかりと取り組んでもらいたいんです。 その前段として、通学費を町で、塙町の子は別ですが、塙町町外から来ている子、この子たちに通学費をある程度援助してはどうかなと、こう思っています。これをやっているところもあります。鮫川さんはクラス人数少ないからあれですが、これをどのように町長は考えるんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 当然、他の自治体の取り組みですか、これなども十分に検証して町としても考えてみたいと、このように思っております。そして、先ほど議員さんからお話がありました一つの試案として給食の供給ですか、これはそれほど問題がないのではないかと、まあ、これから検討を加えるんですけれども、実際に先ほどお話がありましたように大子町では実施しているということでありますので、町としてそれだけの容量を持っているわけですから、給食センター、十分に、これをぜひ働きかけて、この町から塙高をなくさないと、存続させるための一助になればと、何でもやっていこうと、こんなふうに思っておるところであります。通学費の補助に関しましても、遠くからわざわざ来てくれる方には十分に検討に値するものだろうと、このように思ってはおります。 なお、通学補助金というんですか、このことにつきましてはある程度調べてありますので、教育長のほうから答弁をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 予算関係ですので、私のほうからお話しするのは適当かどうかわかりませんけれども、ちょっと調べたことについてご紹介させていただきます。 生徒確保のための通学費補助につきましては、先ほど議員さんのご指摘のとおり、鮫川村が実施しているとお聞きしております。鮫川村では修明高校鮫川校の存続で非常に大変な思いをしているし、一生懸命頑張っているのではないかと思っております。鮫川校に通学している村外在住の生徒の保護者に対して月額9,000円程度を支給し、その総費用は約440万程度だというふうにお聞きしております。対象者のほぼ全員に支給されているということであります。また、鮫川村では、各村内在住の子供たち、生徒が各高校に通学している場合、1人当たり月額1万円程度を支給して、総費用は1,200万円程度になっていると。合わせて約1,600万円程度を通学用に補助しているのではないかということでございます。 塙町が同程度の補助を支給した場合、平成28年度は町外から塙工業高校に通学している生徒が約120名おります。総費用としては約1,300万程度の補助となるかなというふうに試算をしております。 いずれにしても、いろいろな方法を使いまして、塙工業高校の存続のために、塙町としても財政的に可能かどうか、あるいはどういうふうな形で塙工業高校を存続させていくかということを真剣に考えながら、存続を目指していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 鮫川さんの1,600万というのはちょっとかかり過ぎかなとは思うんですが、非常に通学補助というのはお金がかかります。塙町も財政が豊かではございませんので大変ではあるんですが、非常にこれは塙高校が存続するかどうか、そのために新しい学科によって卒業生が町で会社を起こして活性化したり、例えば企業が卒業生目的に来たりなんかして非常に活性化になれば、これは本当に塙町の将来がかかっているぐらいの大きな転換期になると思うんです。 これお金もかかることですし、私は提案したいんですが、これ町長も塙の町を思い、町民を思い、そして町長になったわけです。別に高い給料が欲しくてなったわけじゃないので、私の議員仲間で町長さんの給料を調べた人がおりますが、月額78万ぐらいで県内で13位なんです、58市町村で13位。これ市長さんが上ですから、町長のほうでもかなりこの13というのは上位になっていると思うんです。ですから、町長以下三役さんは私財をなげうって高校通学費に充てると、そういう考えはどうでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 よくよく考えてみます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) ご検討のほどよろしくお願いします。よろしくお願いしますはだめなんですが。 次に、3番目にします。 ふるさと納税の充実ということで、戦略的に考えてはどうかと。 町長は道の駅に関しましても非常に力を入れるというようなことでございますので、この道の駅にも関することなんでございますが、一緒にやりますが、ふるさと納税のまず今年度の実績、昨年度と比べてどうだったか、まず最初にお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 現在、ご寄附いただいております金額は約900万、これ前年度に比較しますと50%近く落ち込んでおります。返礼品を充実させて、ふるさと納税の寄附金ですか、これを募ってはどうかとのことですが、町長就任以来、都市交流先でもあります葛飾、練馬区のイベントなどにも積極的に出席はいたしております。そのため、今後についても当然、その辺しっかりとした、納税額を上げるためにもこういうことは積極的にやっていきたいと思っておるところでありますが、細かい数字的なものでありますので、担当課より答弁をさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、鈴木議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 町長が申しましたとおり、平成27年12月から始まりまして、28年までは約2,000万という金額でしたけれども、今年度につきましては900万ということで、大体50%減ということになっております。今までどうしても当初は、交流先、葛飾、練馬とかそういうところもありますので、交流先も考えましたけれども、道の駅はなわを中心とする農作物、そういったところも重点的に考えたいということで、当初につきましては葛飾、練馬、それから今は定住促進の関係で大田原とかも交流しておりますが、そういうところは最初には声をかけないで実施してまいりました。ということで、現在におきましては町内を中心にやっております。 ただ、一つ新しいこととしては、今まで、なぜ県外とか交流先も必要かと思ったのかといいますと、塙牛とか今出ておりますけれども、どうしても牛肉とかそういったもの、皆さんが選びやすいものが少ないかなということだったんですけれども、実際に今年、平成28年度におきましては、塙牛として若者が中学校、それから高校、各団体と一体になりまして塙牛の販売ということをやった結果、この900万の売り上げの半数ぐらいがこの塙牛だったということもありますので、非常にこれから伸び代なんではないかと思っております。 結果としては、ちょっと落ち込んでいるのが現状でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 非常に落ち込んでいるということで残念ですが、ここに新聞があるんですが、「ふるさと納税必要53市町村」ということで、みんなどこも必要だと言っております。民報の地域振興に大きな効果があるということで、大学の先生も努力次第で成果が上がると言っているんですね。 農産物に関しましては、ある程度やっぱり塙の農産物も風評的なところがあります。湯川村の米だけは非常に人気があるんですが、塙の農産物ではちょっとやっぱり、先日もテレビありましたが、やっぱりどうしてもイメージが悪いものですから、悪いですね。ですから、農産物ももちろんこれから風評はなくしていきますが、塙町にないものは、これは幾ら地産地消であっても取り入れて、そして返礼品を充実させるべきであろうと私は思っています。 今言ったように、人気なものは果物、新鮮な野菜もなんですが、返礼品として、お酒類、それから海産物ですか、それも人気返礼品なんですが、そういうものを充実させないとふるさと納税は上がってきません。ふるさと納税は本当に収入としては不安定で、財源としては恒久的財源にならないというんですが、ちゃんとして基金に積み立てれば、これ例えば3億、5億きちっと基金として積み立てれば、安定した財源としてそれは使えるわけですから、不安定な面はなくすことができる、基金があるわけですから。それを毎年来るか来ないかわからないのは予算化できませんけれども、基金として積み立てればちゃんとする。これもやっぱり行政としてこういう制度がある限りはきちっとやる責任が私はあると思います。やってもやらなくてもいいではなくて、ですから充実するためにはやっぱりほかから仕入れてやることも必要。 ワインだったら、今ワインは人気ありますので、山形県の高畠町なんかはどうかなと思っているんです。友好都市、姉妹都市には何らかの縁がなければ、ただは結べません。えにしがあって大体結んでいる。棚倉町は川越市と結んでいますけれども、城下町の関係かなんかで、姉妹都市ですかね、川越市ですかね。高畠町というのはやっぱり代官がありましたところですから、同じ天領ですので、そういう縁はあるんですね。ですから、交渉する可能性はあると思います。非常にワインは、高畠も行ったことは皆さんあると思いますが、人気があります。 それからもう一つ、町長も道の駅で販売したいと言っていた北海道のチョコレート菓子ですよね。これは北海道では何とかの恋人というチョコレートと二分する人気がありまして、インターネットでしか売らないんです。道の駅では本土で2カ所しか売らないんです。つくっているのは北海道当別町なんですが、これは宮城県の大崎市にあるあ・ら・伊達な道の駅で売っています、このチョコレート菓子。これは10年ぐらい前ですが年間1億5,000万売り上げました。バレンタインデーには1日200万売れるというすごい売れ行きなんですが、あと四国の宇和島ですか、ここの道の駅で売っているだけ。 私も震災直後、何とかこの道の駅で売りたいと思いまして、あ・ら・伊達な道の駅の駅長さんにお願いをしまして、役員さん知っていたものですから、何とか福島県の塙町、風評で困っている、チョコレートを売って少し活気づけたいから塙助けてくれないということで要望をしましたが、結果的には断られました。これは姉妹都市を結んでいないところは原則的にコンセプトとして無理ですと、こういうことでございましたので、姉妹都市、友好都市をいかに結ぶかですよね。これを結ぶことによって売れることができる。これは非常に人気のあるチョコレート菓子ですから、これを売ることができたらすごいですよ、町長。ですから、これもやるべきだと思うんです。これは姉妹都市、友好都市を結ぶこと。 それから、道の駅の連携ということで言いますが、これは一緒に言いますが、天領の里という道の駅があります。全国で1,100ぐらい道の駅がありますが、そんなに同じ名前はないと思うんですが、天領の「さと」という字は違いますが、これは新潟県の北陸道長岡インターチェンジの海のすぐそばに、出雲崎町なんですが、名前は越後出雲崎天領の里ということで、こういう道の駅があります。海産物を売っています。これは南米から来た歌手でジェロという人がいるんですが、「海雪」という歌がヒットしているんですが、「あなたを追って出雲崎」という、そういう文言がありまして、非常に出雲崎がこれで有名になったものですから、ここの道の駅の観光大使にジェロさんがなっているんですね。そういう道の駅でございます。天領の里という、こういう同じ名前を持つ、もちろん出雲崎町も代官があったということでございますが、そういう名前をつけているんですから、これは友好都市になる可能性もあります。 ですから、こういうことがあるので、返礼品を充実しないと900万が500万になってしまうかもわかりません。お金600万もかけてパンフレットをつくってやっているんですから、これより落ち込んだら赤字になってしまいますから、これ町長、ぜひお願いしたいんですが。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お話しいただきましたこと、前向きには検討していきたいと思っております。そして、大変興味深い話、天領の里、この天領という名前を冠する道の駅同士の交流、これなんかは大変興味深い話であります。そして、それぞれに道の駅にその道の駅の特産物をお互いにコーナーをつくって置き合うことでお客さんにアピールするというようなことは、私も前々からそういう考えは持っておりましたので、少し検討を加えさせていただきます。そして、しっかりと取り組んでみたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 先ほど申しました塙高校の問題もそうですが、ふるさと納税や道の駅の問題の道が切り開かれるか開かれないかは町長の双肩にかかっていると思います。町長は塙町9,000人の町民の頂点に立っていることの責任の重さを感じまして、先頭に立ってトップセールスで頑張ることが必要だと思うんですが、どうお考えになりますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まことにもってそのとおりであります。どこへでも出かけていきまして、私は商人でありますから売り込みはそこそこ経験がありますので、どこにでも出かけていって、大いに塙町をアピールし、そしてしっかりとした経営基盤、経済基盤、それから財政運営基盤、こういうものにつなげていければと、このようには考えております。本当にいろいろお話をいただいてありがたい限りであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 以上で一般質問を終わりたいと思いますが、今前向きな答弁でございましたので、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。町長は5時定時に役場を帰ることなく、寝食を忘れるくらいに頑張っていただきたい。そうでないと、12年間の空白と言われた人がいますが、4年間の空白と言われることになりますので、頑張っていただきたいです。そういうふうに申し上げて、私の一般質問を終了いたします。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂議員に申し上げます。 先ほどのまち整備課長より北原住宅の町負担について答弁ということで、まち整備課長。 ◎まち整備課長(生方良一君) それでは、先ほど北原に建築いたします1棟2戸の定住促進住宅の財源内訳についてお答えをしたいと思います。 まだ今後設計変更等がある可能性もありますので、現時点での金額ということでご理解いただきたいと思います。請負額が4,071万6,000円でございます。これに対しまして国庫補助が2分の1、2,035万8,000円でございます。そして残りの約85%について過疎債を充当する予定でございます。その金額が1,740万円でございます。残り一般財源として持ち出ししますのが295万8,000円、約300万円という財源の内訳でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂議員、これに対して何かありますか。 ◆7番(鈴木茂君) 本当に住宅つくるのにお金かからないということを申し上げまして、終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで7番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時18分               再開 午前10時30分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田広明君 ○議長(大縄武夫君) 次に、3番、吉田広明君、登壇願います。 持ち時間は11時31分までです。 吉田広明君。     〔3番 吉田広明君登壇〕 ◆3番(吉田広明君) 3番議員、吉田広明です。 一般質問通告書に沿って質問させていただきます。 通告1番の教育や子育て関連について質問します。前提として平成26年7月15日付全国知事会による少子化非常事態宣言の抜粋を読み上げたいと思います。 若年人口の減少により地域経済の活力が奪われ、地方はその多くが消滅しかねず、労働力人口の減少の一途をたどる。今、生まれてきている子供たちが働き手となる時代には経済規模の縮小に加え、耐え難いような社会保障負担を背負わされるなど、国全体が閉塞感で覆い尽くされるときの到来も招きかねず、時代を担う子供たちが将来に希望を持てなくなってしまった国はもはや発展は望めない。直ちに若い世代が希望をかなえ、安心して結婚し子育てのできる環境整備に向けて、国、地方はもとより地域社会や企業などが世代を超えて協力し、子育てを支え合う社会を築き上げていくために総力を挙げて取り組むべきであることをここに宣言するとあります。 全国知事会による少子化非常事態宣言は決して大げさな話でもなく、塙町の出生数から見ても大きな政策転換の時期にあります。子育ては、町や地域で支えなければ存亡の危機に直面します。これを踏まえ、常豊小学校、幼稚園の統合計画の進捗について質問します。 1月に行われた常豊地区説明会で交わされた意見や内容の説明を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、掌握しております教育長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お答えさせていただきます。 初めに、常豊小学校、常豊幼稚園の統合計画の地区説明会と進捗状況についてでございますが、平成28年1月に出されました塙町教育施設適正配置検討推進委員会の報告書において、常豊小学校は平成31年度において児童数が50名以下になると予想されることに加え、複式学級が2クラスになることから、平成31年度に塙小学校に統合することが望ましいとの報告がございました。しかしながら、その後の児童の転出等があり、予想より早く平成28年4月に複式学級2クラス、児童数44名となりました。 教育委員会といたしましては、塙町教育施設適正配置検討推進委員会報告をもとに、平成28年11月15日、常豊小学校PTA役員並びに常豊幼稚園保護者役員の皆様を対象に、常豊小学校及び常豊幼稚園の今後のあり方に関する保護者代表との意見交換会を開催し、常豊小学校を塙小学校に、常豊幼稚園を塙幼稚園に統合することについてご意見をいただきました。その後、平成28年12月14日、常豊小学校並びに常豊幼稚園全保護者を対象に意見交換会を開催いたしました。 まず、保護者の皆様からは、園児、児童数が減少していることを踏まえ、特に反対のご意見はございませんでしたが、通学に関すること、学習、進路に関すること、運動着等に関すること、人間関係に関することなどについて、具体的かつ率直なご意見を多数いただきました。 その後、吉田議員さんのご質問の中の本論でございますが、常豊小学校学区の地域の皆様には宮田町長出席のもと1月20日、堀越区、小高区、西河内区の区民の皆様に、1月23日には東河内区民の皆様に、1月30日には水元区、八幡区、赤坂区、常世中野区、竹之内区民の皆様を対象に常豊小学校及び常豊幼稚園の今後のあり方に関する常豊地区説明会を開催いたしました。 その結果、伝統ある学校や幼稚園がなくなることは、心情的には非常に寂しい限りであり、残してほしいというのはやまやまであるが、少子化の影響でますます園児、児童の数が減少することを考えますと、統合はやむを得ないというご意見が多数いただきました。特に反対のご意見はございませんでした。 統合条件として高城小学校等の統合を参考にしてスクールバス等により安全に通学ができるようにしてほしいこと、いじめや不登校のないようにしてほしいこと、常豊小で児童が使用している運動着や上履き等を買いかえに配慮してほしいこと等についてご要望やご意見をいただきました。教育委員会としましても、園児、児童がスムーズに園生活や学校生活が送れますよう十分配慮、検討していきたいと回答をさせていただいているところでございます。 具体的には、常豊小と塙小学校、それから常豊幼稚園と塙幼稚園がそれぞれ合同で行事や授業を行う機会をふやし、子供たち同士が顔見知りになり仲良くなれるようにしていきたいと考えております。 なお、今月3月1日現在の平成29年4月の常豊小学校児童数の推計は42名、複式学級は2クラスであります。また、常豊幼稚園の園児は年長児のみの4名、年少園児の入学予定は現在のところ残念ながらありませんでした。 今後の計画につきましては、準備が整えば平成30年4月1日での統合について、本年6月の定例議会にご提案申し上げたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 私も全ての説明会に出席しました。反対意見がなかったので、非常に安堵はしております。しかしながら、小学校がなくなって地域の子供たちの声というんですか、運動会も含めてなくなるのは非常に寂しい思いがするものと思います、皆さん。その中で、一部の町民の中には、常豊小学校、幼稚園だけではなくて、笹原幼稚園も廃校になるのではないかと考えている方もいらっしゃいます。笹原地区の幼稚園児がこども園に入学希望があった場合、入園が、新しいこども園にですね、入園が可能なのか、また、塙町はどのような保育と教育の理念を持って、今後新設の園を運営するのかご説明を伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 まず、平成30年度内を目途にこども園ということを考えているわけでございますが、こども園ができても、笹原幼稚園のほうは現在のままで、そのまま残しておくというふうに考えております。 教育理念ということでございますが、塙こども園(仮称)は、ゼロ歳児から2歳児までの乳児と、それから3歳から5歳児までの幼児が同一敷地内で遊びや行事等を通して園生活を送ることができる、そういうメリットを生かして、幼稚園児にとっては園児同士、さらには年下の子供への思いやりの心を醸成する、そういうことを通して異世代交流を進めていけるようにしていきたいというのが1点でございます。 また、指導する教職員同士の連携を密にしまして、保育園から幼稚園に入園する園児もいると思いますので、十分な情報を共有してそういう利点を生かしまして、ゼロ歳児から5歳児の児童が健やかに成長できるように指導していきたいと考えております。 具体的には、心身ともに健康な子供の育成、優しく思いやりがある心を育成する。最後まであきらめずに頑張る心を育成することなど、小学校入学するに当たり、基礎となる知・徳・体について指導してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長、笹原園も園児が希望すればこども園にはどういうふうな考えでいるか。 ◎教育長(秦公男君) 大変失礼しました。 幼稚園は学区というものを定めておりませんので、笹原に在住している子供たちも希望すれば塙こども園のほうに入ることは十分できることになります。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 十分な説明ありがとうございます。これからも、きめの細かい対応をお願いしたいと思います。 次に、常豊小学校はまだ使える施設です。統合後の利用計画について地域の方々に有効に利用してもらうため、ちょっと提案ということでちょっと聞いていただきたいんですけれども、末広町にある通所介護のどかのような元気に過ごせる地域密着型通所介護施設やお茶のみのできる敬老サロンなどもあわせてその併設ができないものかと思います。法律的、いろんな規制があると思いますので、それを含めてどのようなプランがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 跡地の利用ということでありますが、いかんせん常豊小、それから常豊幼稚園ですか、廃止条例が成立してはまだおりませんので、軽々にお話をするわけにはまいりませんが、十分、皆さんの意向、地元の住民の意向を酌み上げた上で決していきたいと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 常豊小学校の常豊地区の意見を十分組み込んだ有効な活用を検討していただきたいと思います。 この前、議員との懇談会の中で、高齢者の方もこのように廃校になるのを非常に寂しがっておりましたけれども、できれば私たちもボランティアでそういう施設運営にかかわっていきたいという方もおりますので、共助の精神といいますか、そういう提案なんかも地域から酌み取っていただきたいと思います。 次に、給食費の無料化について質問したいと思います。 平成27年度福島県県南建設事務所の資料では、塙町の1人当たりの所得は222万1,000円、県南平均278万5,000円、県平均274万3,000円です。年間県平均から比べても50万円の開きがあります。給与がこれから上がるような時代でもないと思います。このような状況から考えて、子供さんを3人、4人と多く産み育ててもらうためにも、この給食費の無料化というのは私的には大きな、大事な政策だと思います。 先月、議員との意見交換会の中で、子育て世代の方から給食費の無料化をぜひ実現してほしいと言われました。給食費の負担は、親の義務だと言われる方もいます。そういう考え方もあるとは思いますが、しかし、高齢者の中には、老人福祉ばかりでなく、もっと若い人を助けなければならない、高齢者の方が共助の意識は持っていただいている。そういう意味においても、この給食費無料化はぜひ実現してほしいと思います。 平成29年から報道等によりますと、7割負担、受益者7割負担ということで3割が町のほうの補助を出すということが書いてありました。平成30年度以降、これの給食費の無料化の実現は可能なのか、年度ごとではなくても結構ですけれども、ちょっとそこらのことをお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 30年以降のその無料化に向けての方向性ということであろうかと思いますが、これは財政ですか、財源ともよく照らし合わせをしながら実現の方向に向けて考えていきたいと思っているところであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) この事業は、子育て世代には必要な支援だと思います。出生率の増加の一部の手助けにもなると思われます。今後、給食費の無料化を目指して行政の中身を少しいじくりながら検討していただきたいと思います。 次に、塙こども園建設検討委員会というのが開かれていると思いますが、その協議内容がちょっとわからないものですから、お伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 吉田議員さんの質問にお答えをいたします。 まず、塙こども園(仮称)これは詳しいお話、これは教育長が持っておりますので、教育長のほうから説明をいたさせます。
    ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) すみません、健康福祉課課長より、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(齋藤隆之君) お答えをいたしたいと思います。 まず、建設検討委員会でございますが、12月19日にまず公募型のプロポーザルを実施した、いわゆる設計を委託すべき設計者、これは郡山のエーユーエム構造設計株式会社でございますが、発注をいたしました。そうしてから今度は建設検討委員会、これを設置をいたしましたが、まずメンバーでございます。 組織的には教育委員会から2名、それから保育園、そして塙、常豊、笹原、各幼稚園の先生、それからそれらの保護者の代表、そしてめだか保育園さん、そして子育てサロンの関係者、それから商工会の青年部と女性部、いわゆる子育て世帯、それから今、実際子供さんに携わっている先生方、その関係で12月に設計を委託をしていましたんで、12月からいわゆる2カ月間、建設検討委員会を実施をしてきたところでございます。これは、今の幼稚園、保育園のいわゆるいいところ、悪いところ、それらも全部出し合っていただいて、今後よりよいまず設計に入れていこうというような形で実施をしているのが、5回実施をしました。そのうちの1回は視察研修を実施をして、須賀川、本宮、古殿のこども園の実施をしてきたということでございます。 これから、その意見を全部吸い上げて、いわゆる基本設計に取り入れるというような形でございます。自由討議の場という考え方でよろしいかと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 中身はこれからもう少し煮詰めるとは思いますけれども、高額を投じたからすばらしい保育や教育ができるものではないと思います。おおむね公共施設は高コストになりがちです。重要な施設ではありますが、安全を担保した上で投資額を抑えていただきながら、機能的でシンプルなデザインで維持費の安い設計を採用していただきたいと思います。 最近、建築されました近隣市町村の小学校では雨漏れがあり、ガラス面が多くて夏は暑過ぎるといわれて問題になっています。複雑なデザインや見た目にとらわれると建築費や維持費が高額になりますので、十分な検討をお願いします。 次に、行政改革関連について質問します。 郡内の議員さんの中には、単独で行政運営を行うのが難しい時代になってきたと認識をされる方もいます。行政事務の合理化を図るために、4町村連帯で行政コスト削減のために事務事業やシステム統合の取り組みがあるのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現時点では4町村で連携したものはないと認識しております。しかし、今後4町村で連携した行政運営を行うことでランニングコスト、そして各施設の利用率を上げていくというようなことも必要ではないかとは考えております。 税務、それから住民事務などについては今後検討の余地はあると考えております。そういう話、4町村の首長さんの会議の中でも端々にお話は出てきます。連携できるところからということはこれから十分に考えていくべきだろうと思います。 なお、現在の取り組みにつきましては総務課から答弁をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは吉田議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 現在のところ、4町村の連携ということはないんですけれども、唯一連携を始まったというのであれば、首長会議でもいろいろ相談をして広報の部門で郡内4町村、情報を共有しようという話がありました。それから、吉田議員さんがおっしゃっているのは、例えば行革とかそういう意味の部門だと思うんですけれども、そういうことにおきましては税務部門、それから住民部門、そういったところで話し合いは行われております。 しかし、現在に至っていないということにはちょっと問題がありまして、住民系、税務系、健康系の電子システム、これは共通化を図るために平成27年度です、広域圏でそういう協議をしております。これは白河地域市町村のクラウド化の検討でございます。これなんですけれども、実際に電算機器のクラウド化ができないか、また、実際にやった場合にどれくらいの金額がかかるか、また導入のスケジュール、どういったことを立てればいいかというようなことで、総務省の方を呼びまして検討を重ねてきたのが27年度あります。 しかし、現時点で議員さんがおっしゃるように、この連携がされていないということには一つ問題がありまして、まずは白河地方を中心といたします中島、棚倉、この辺のネットワーク、この白河広域のネットワーク、これはループ型でいつでもバックデータがとれるようになっているんですけれども、塙町、それから鮫川、矢祭、これは距離が長くてつなげないということがありまして、見送ったことがあります。また、費用の関係も9億2,000万ほどかかるということであります。 28年度になりまして、国の指導によりまして今、情報セキュリティの強靭化をやっております。これは、データを1回県のほうに移しまして、ほかのところ、例えば個人の情報、ネットワーク等により個人でほかから余計な情報をとらないのと、あとは国・県に対する情報がそのまま行くというというような切り離しをやっておりますけれども、この国・県の指導にあります強靭化、この情報のセキュリティのクラウドがきちっと今年、28年度には完了いたしますので、その後には税務系、住民系、そういったものが今後クラウドの部分でつながってくるのかなと思っております。そういう点では、4町村連携ならず、白河広域圏の連携、こういったのができてくるのかなと思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 行政コスト削減というのは永遠のテーマといいますか、企業も一緒なんですけれども、絶えず行っていかなければいけない問題だと思います。4町村のコスト削減は、どの町村も同じ意味合いを含めていると思いますので、9億円という国の、今回経費がかかるということであれば、4町村で協議をしてもらいながら、9億円を国に応募していけば、そんなに難しい問題ではないのかなというふうに感じました、今は。 次に、福島県のホームページを見ますと、市町村財政計画とは実質的に財政の健全化を推進、または維持するために計画的な財政運営を行うことを目的として策定するとあります。経常収支比率が、これ指標ですが、90%以上の市町村に該当し、塙町は市町村財政計画を作成し県に提出しなければならないと思います。過去の比率を見ますと、90%を超えたのは平成18年度90.3%、平成26年度90.3%、平成27年度が93%でした。2年連続で財政指標が悪化したので、指摘があったと思います。福島県総務部長宛てに提出した市町村財政計画の計画期間は5年と聞いております。財政健全化のために経常収支比率を下げるのには、人件費の削減と扶助費の見直しであります。今後、抜本的な見直しが必要ですが、どこをどのように見直すのか基本方針8項目を読み上げますので、8項目を具体的な事例で個別にわかりやすい説明を伺いたいと思います。 まず、1番目に、財政の状況及び財政構造悪化の原因について伺います。 2番目、重点施策の概要及び行政水準の状況について伺います。 3番目、歳入の増収及び確保のための方策について伺います。 4番目、歳出の抑制のための方策について伺います。 5番目、実質公債費比率、連結赤字比率における赤字解消の方策について伺います。 6番目、実質公債費比率の引き下げの方策について伺います。 7番目、将来負担比率の引き上げの方策について伺います。 8番目、財政調整基金、減債基金、その他特定目的基金の積み立てに関する方針について伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、質問にお答えを申し上げます。 平成27年度決算について、経常収支比率93%ということで、市町村財政計画を策定いたしまして県に提出しております。本計画の策定につきましては、福島県が、先ほどお話がありましたように、独自に定めた市町村財政計画策定要綱に基づき策定したものであり、その要綱において計画策定の団体の指標として7項目あります。そのうちの1つでも該当すれば策定をすることになっております。これは、1つは財政の硬直化のシグナルと受けとめまして、真摯に立ち向かっていきたいと考えておるところでありますが、事務的なものもありますので、総務課から答弁をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは8項目、すみません、全部写せなくてあれだったんですけれども、ただいまの8件につきまして順序よく説明をしたいと思っております。 まず、財政の構造的ものです。これにつきましては、塙町につきましてはどちらかと言いますと、補助金、それから補助金等につきまして、これまでの形よりは支出を控えなければいけない状態なのかなと思っております。また、構造上は道路のインフラ関係なんですが、今の社会資本の整備交付金、これ等を活用したものはございますけれども、非常に構造的には町の状況が広範囲にわたっているということが一つ挙げられるのではないかと思っております。 また、インフラ整備の道路橋梁等、それに加えまして非常に財源的にも厳しい状態になっているということだと思っております。また、過疎債を利用しているというのが塙町の現状ではないかと思いますので、そういったところの利用、そういう利用のためにこの構造上あるのではないかと思っております。 また、上下水道の整備、これが実際に整備を行っているのでありますが、全部が上水道あたりも、全部がそれを供給して、その供給量に対して使用料を徴収できるという体制なのであればいいんですが、非常に供給率が悪いといいますか、加入者も少なく、また、全部水源から行っているのではなくて、途中、漏れるといいますか、漏水している、そういう部分もあるというような現状があると思っております。 2つ目の重点の施策の概要ですか、これも今言ったようなことと同じなんですけれども、これにつきましては、塙町はどうしてもこれまでの重点施策はどういったものがあったのかということですか、重点ですか。すみません、今、財政の状況と同じく今、重点という2項目が一緒になっているんですけれども、道路のインフラ整備だったり上下水道だったり、まずは乳幼児の充実だったり学校教育等の統廃合、こういった事業があったということで、この重点のほうはご説明をさせていただきます。 また、歳入の方法でございます。これにつきましては、歳入の方法は、まず方策なんですが、現在よく、よその決算等でも議員さんにご指摘をされておりますが、滞納の整理がきちんとされていないということもあります。これは町税等、また使用料等に関すること全てにおいてですけれども、それにつきましては、現在嘱託職員を配置して滞納に当たっておりますが、また滞納の整理をきちんとするというのが一つだと思っております。 また、使用料及び手数料、これは公営住宅において老朽化した住宅の撤去等も図っていかなければいけないと思っております。 あと財産収入でございますが、これは町で公有地等において積極的に販売等を行わなければいけないというのがありますので、そこら辺を考えて歳入の方策に当たりたいと考えております。 あとは、歳出の抑制です。これは町単独の事業、これまでちょっと93%になった理由という一つの中に、やはり町単独の事業が多かったかなと考えております。これは26年から実施しておりました学校給食センターとか中学校の武道場、それから防災センターを中心に起債で行いました。しかし、これも全て起債だったり、その他町の一般財源であったりということでしたので、これは元利償還金の増加につながったということがありますので、こういったものを町単独については考え直し、さらに効率のよい補助金等あるものにつきまして考えていく比率があるのかなと思っております。 また、公債費率等のなんですが、公債費率等につきましては、まだそのような悪化されたものはありません。ただ、公債費率も伸びてきますとこの数字的なものにかかってくる、連結されたものになってきますので、なるべくこの数値につきましても伸ばさないように努力していきたいと思っております。 あと将来負担比率です。この将来負担比率でございますが、これは過疎債を使うと必然的に20年ほどの資金の支払いの計画を立てなければいけません。そうなってきますと、今、現在はいいかもしれませんが、将来の子供たちに負担を残すような形になりますので、そういった部分につきましても、負担をしないよう、なるべく借金をしないようにしていくことが必要だと思っております。 また、財政的に積み立て等なんですが、現在、今回の議案にも出しておりますが、地域づくり振興基金または地域福祉のための塙町地域振興基金、それを合体したりしまして、幾つかの基金を今回は統合いたしました。考え方につきましては、みんな塙町に対しまして地域づくり、また福祉関係、そういったものに力を入れていただく町民のための活力、そういったものに応援するものなんですが、これからの需要におきましては、ある程度はその基金からも流用しまして、積み立てを効率的に事業に生かすということも考えなければいけないと思っております。これが一つにこども園等ありますので、こども園等にも活用できたらなと思っております。 また、先ほどふるさと納税のご質問が議員さんからもありましたが、ふるさと納税で今回につきましては、900万と若干少ないんですが、昨年は2,000万超えています。また、今年は900万と少ないんですが、一般の寄附金、こういったものが子育てに使ってほしいとか、いろいろ出ていまして、それが昨年度よりかなり伸びております。そういったものにつきましても、活用しておくのも一つ方法かと思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) すみません、8項目ざっくりとですけれども、内容のその一部の抜けているところも多々ありました。基本方針8項目なんですけれども、この8項目をぜひ、広報はなわなどでもっと簡略してわかりやすく公開していただければと思います。非常にこの重要な内容の書面だと私は認識しております。 次に、2月8日の総務委員会で地方公会計の整備の説明がありました。その中で公共インフラの維持に年間16億円も必要とする説明に多々驚きました。この見込み額は国・県補助を考えても非常に難しいと思います。TPP、PFIなどの、横文字で非常に多いんですけれども、これらの運用や活用が急務だと思われます。そこで湯遊ランドの指定管理者協定書について質問します。 町民は55%の出資をしている出資者だと思います。開業当時の年間使用料は4,000万円の契約でしたが、現在はゼロ円であると思います。その経過なんかはいろいろあったと思いますけれども、簡単で結構なんですけれども、いつから減額していったのか詳細がわかればお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それではお答えを申し上げます。数値的なものでありますので、担当課より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(白石憲男君) それでは、塙町振興公社が湯遊ランドの利用による使用料の部分なんですが、平成10年にオープンしました。16年から4,000万を2,000万にしております。21年度までは施設使用料として2,000万円をいただいておりました。22年度については1,000万ということでしまして、平成23年度以降、東日本大震災等の影響もあり、売り上げも落ちているという部分で、23年度以降については使用料という部分については賦課をしていないという状況になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 国のほうでは震災の影響が県南地区も含めて風評が軽減してきたということなんであれば、今の説明の22年度の1,000万円の契約に戻すべきだとは思うんですが、なかなかそれもいかないとは思いますけれども、この協定書を変更したのは、おおむね4,000万から1,000万になったのは売り上げの減少と維持費の増加だと思います。行政が営業目的の事業をした場合、おおむね安易な税金の資金調達による経営不振に陥ると思います。損益分岐点という言葉はよく商いの中では使うんですが、それらの認識も薄いのかなと思います。 ある方に言わせると福祉目的という言いわけで累積赤字が出た場合、それもやむを得ないという方もいらっしゃると思いますが、いずれ町民に、債務超過になった場合に債務負担を町民に求めていくというシステムになっていくのかなと思います。今まで、その湯遊ランドは指定管理者になっていますが、今後、会計制度の変換に伴い連結決算になると聞いています。前年度までの累積赤字は9,200万円ですが、今回の地方公会計にどのように記載していくのか、事務的な内容をちょっとお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変、数字的なものでありますので、担当課のほうで掌握しておりますので、お話させていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、お答えをしたいと思っております。 ただいま、公会計に進むために平成29年度、この決算から公会計の形というものが出てくるということで、現在平成29年度の当初予算から目的別で仕訳を行ったり、それから職員も勉強会に行ったり、この公会計につきまして進めております。 ご質問の内容で、湯遊ランドの赤字補填の部分だと思うんですけれども、今のところ貸借対照表、連結行政コスト計算書、収支計算書、連結純資産変動計算書、この財務4表、この中の左側のほうには資産的なもの、それから右側のほうにはそういう数字、ここが赤の文字といいますか、そういう赤字をあらわすことになるのかなと思っております。 形につきましては、数字を明らかにする、今のところ指導されていますのが、湯遊ランドは51%の出資なので、持ち株50%を超えておりますので、議員さんがおっしゃいますとおり連結決算の対象にはなります。しかし、数字を明らかにするということだけで、そのまま行政が赤字補填をするというものではないとは聞いているんですが、今後どのようになるかもう少し勉強を重ねていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 湯遊ランドの別な団体なので、細かい内容はなかなか言いづらいんですけれども、基本的に赤字を埋めていくというのは売り上げを上げるか、または増資を募るかですね、資金ショートになったときに、さらにはその売却か別な指定管理者を見つけていくかの3つ4つの方法しか選択肢はないと思います。町がかかわっている以上、債務超過が単年度でなく、複数年度にまたがっていった場合に、やっぱり町民のことを考えてやっていくのであれば、債務負担を町がせざる得なくなっていくのかなと思いますけれども、多くの町民がそれで納得をすればいいんですけれども、なかなかそういうところも厳しくなるのかなと思います。 一番いいのは売り上げを上げるということなんですけれども、ざっくりでその年間4,000万の資金ショートの場合に粗利7割の場合、5,000万、6,000万の売り上げを上げなくちゃいけないと、年間。これも非常な営業努力で非常に大変なことだと思いますので、そこらも町長の指導とあれをお願いしたいと思います。 先ほどの話に戻りますけれども、市町村財政計画書の件ですけれども、議会に提出してもらうように議長からもお願いをしたいと思います。 次に、事務事業評価シートについて質問します。 問題は6項目あると思います。 9月の一般質問で提出していただきまして、12月に私の手元に来ましたものですから、ちょっと見させていただきました。その中で問題点が、今言ったように6項目、まず1番目に第三者のランク評価欄がないと、2番目、事業効果のランク評価欄がない、3番目に課題解決をいつまでにと期限欄がない、4番目に目標達成の期限欄がない、5番目に年度内達成率%欄がない、6番目に個別的問題点に対して具体的な対策の表記が薄いというのが印象でした。 民間は%やA、B、C、Dなどのランク評価をしています。この評価シートを見ると報告書のレベルだと感じました。どう思われるか町長の答弁を求めたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 子細につきましては、後ほど担当課から説明をいたさせます。当然、しっかりした内容表示、これは大切だろうと思いますので、事務方によくお話しをいたしまして、しっかりした形に仕上げるよう指導はしていきたいと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) この評価シートには、PDCAという言葉がやたらに出てきます。声を上げてしなければならぬほど硬直化しているのではないかと感じます。国も平成29年度、予算編成の基本方針の中で、点検評価自治体の質を高める取り組みが重要であると記載があります。行政改革の中で、効率的な行政運営として課の統合も一部含まれると思います。思案されていることがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 課の統廃は効率的な行政運営、行財政運営にもつながりますが、これは当然しっかりと検討を加えてきて、その中にありましても減らすばかりではなくて、必要な課があれば、これはこれでまた増設というふうなときには議員さんの同意も必要なので、しっかりとお話をした上で、課を新たに立ち上げるようなことも考えていきたいし、今のままが決していいと思っておりませんので、できる限りの手は加えて、そのときにもぜひ、広範なご意見、そして考え方、これをいただきたいので、議員さん方にもぜひお知恵を拝借できればと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) これから公会計議事に移行していくわけですけれども、行政コスト計算書、民間の損益計算書も出てくると思われますが、民間の場合は成果が達成しない場合、給与やボーナスの査定に反映されております。 今後の業務の改善計画等があれば、ぜひお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 大変言いわけがましい話になってしまうんですが、私も就任してまだ1年未満ということで、課の重さというんですか、言い方がちょっとおかしいんですけれども、それぞれの位置づけがはっきりしないところもありますし、これからしっかりと話し合い、それから現場行って実際に仕事を見、そしてお話を聞きながら課の統合、それから廃止、そして新しい課の設立、これを含めて、これからしっかりと検討を加える、しかも迅速にということでやっていきたいと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) ぜひ効率的な行政の運営をお願いしたいと思います。 次に、町づくりについて伺いたいと思います。 塙町は人口減少が続いていった場合、2040年には6,237人まで減ると推計されています。働き盛りの世代が減少して生産活動が低下するだけでなく税の減収となり、一部の地域コミュニティなどの維持も困難になってくると思います。内閣府の地方推進室は、小さな拠点づくりと法人化などの名称で地域NPOを支援し、総務省は協働による町づくり事業、厚生労働省と農林水産省はジョイント事業で福祉分野に農業をと遊休地を利用したデイサービスや障害者施設の利用者などに好評を得ております。 また、国土交通省は農山村地域などの歩いて暮らせる町づくり、誘導施設や公共交通ネットワークの支援など10省庁が参加するコンパクトシティ形成支援チームを設置しております。その支援のもとに居住や生活サービスの集約を目指すことで地域の維持を図る地域NPO法人などの実施自治体もふえております。 これらの情報を踏まえ、塙町も新たな対策を打ち出し、将来のあるべき姿を模索しなければなりませんけれども、骨子となるべき具体的なグランドデザインがなかなか伝わってきません。その中でも、塙町は都市計画を策定していないと聞いています。都市計画は重要なものと考えます。この計画があれば、将来に向けた道路整備を計画的に進め、業種別集積エリア、教育、福祉環境エリアなど、系統的な整備が描けます。具体的な都市計画の作成の構想はあるのか、また、塙町都市計画審議会の直近の審議議事録などもあわせて説明をお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 3番、吉田議員に申し上げます。 町づくりについて1から4ありますが、関連しておりますので、一括答弁でよろしいですか。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙町の町づくり、これは2方向、ソフト、ハード、今、議員さんのお話を聞きますとハードのほうだと思うんでありますが、コンパクトシティ、私も構想の中に持っております。それで、この町がいかに効率よく、しかもお金がかからない、運営経費のかからないような町づくりのためにはどんな計画がいいのかということで、その職を専門とする方とも話し合いをしております。かなり壮大な計画にはなるだろうと思うんでありますが、これもやはり避けては通れない道であるということで、しっかりとした計画を立案し、そして当然実行のための予算等々も含めて国・県にしっかりと働きかけをやっていく、そして将来に憂いのない町づくりができればと、こういうふうに思っておるところであります。 ソフトの面で言いますと、やはり私が一番目指しますのは、今の生活空間もあるんですが、やっぱり人でにぎわう魅力のある町づくり、本当に大ざっぱな言い方ではあるんですが、あと子供が健やかに、しかも育てやすい環境であること、そしてここで暮らす人、それから子供たちにもこの町のよさを再認識していただいて、この町で暮らすことを選択していただけるような教育、安心・安全な町づくり、消防団含めて、その災害時の対応等もほかの町には負けないぐらいしっかりしたものにしていければ、そしてやっぱり一番最後になりますけれども、この町に住んでよかったと、こういうふうに言っていただけるような町づくり、こういうことを基本にこれからの町づくりは進めていきたいと思っております。 先ほど、都市計画審議委員会のことについてもお話がありました。このことにつきましては、担当課長より答弁をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(生方良一君) それでは、私のほうから都市計画審議会についてお答えをいたします。 都市計画審議会は、都市計画法に基づき設置をされておりまして、町長の諮問に応じて塙町が定める都市計画について審議をいただく組織でございます。現在、8名の委員さんにお願いをしているところでございますが、うち3名は町議会から推薦をいただいているところでございます。 塙町の都市計画につきましては、平成11年3月に塙町都市計画マスタープランというのを策定をいたしております。この対象の地域については、大字塙、それから上石井、上渋井、それから台宿地区、主に平たん部の地域を対象とした計画となっております。 直近の審議会の開催については、平成24年の2月に塙町都市計画下水道計画について諮問をいたしております。原案のとおりということで了承をされているところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 3番、吉田広明君に申し上げます。 質問の通告時間を超えていますので簡潔に願います。 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 時間の延長を求めたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 質問時間を超えておりますので、その前に言っていただければ検討したんですが。 ◆3番(吉田広明君) わかりました。 ○議長(大縄武夫君) じゃ、簡潔にお願いします。 ◆3番(吉田広明君) それでは、ちょっとオーバーしてしまいましたので、次に質問するときに要約をして再度質問していきたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで3番、吉田広明君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △鈴木安次君 ○議長(大縄武夫君) 次に、8番、鈴木安次君、登壇願います。 持ち時間は12時35分までですが、途中休憩したいと思います。その場合、持ち時間を延長したいと思いますので、ご了承願います。 持ち時間は12時35分までです。 鈴木安次君。     〔8番 鈴木安次君登壇〕 ◆8番(鈴木安次君) 8番、鈴木安次です。 通告順に従いまして、質問をしてまいりたいと思います。 まず初めに、今議会3月議会初日にいただいた塙町第5次後期長期総合計画の中の町長挨拶の中にあります安心して生活できる老後のための福祉対策、経済的な余裕が持てる子育て支援、地元経済を活性化するための行財政運営の抜本改革、塙町に生まれ、塙町に住んでよかったと言われる町づくり。私もその考えに大賛成であります。私も子供たちの笑顔あふれる町にしたいと思い、議員になる決意をいたしました。でも、私が最近感じていることは、本当に塙町に住んでよかったと言える町なのか疑問に思っています。町事業に当たって町民に説明をすることは円滑な事業執行において一番大切なことであります。しかし、宮田町長が就任してから8カ月になりますが、一言で言って町民不在の町政と言わざるを得ません。なぜならば、理由は3点ほどあります。 まず第1点目、突然の那倉高原美術館の廃止、2点目は町主催敬老会開催の廃止、3点目は上石井地区の汚染土壌を区民に説明もなく搬入したことであります。 まず第1点目、那倉地区にあるあぶくま高原美術館の廃止と建物の取り壊しでありますが、昨年12月の私の一般質問通告を見て、町民のほとんどの人が初めて知ることではなかったんでしょうか。あぶくま高原美術館廃止の理由の一つに施設の入場者が年間500人、施設の管理運営費として年間約170万円かかっておると、費用対効果の面から施設の廃止を検討しているとの答弁がありました。 公共施設を塙町は費用対効果で検討するんであれば、ほとんどの施設が廃止の対象になってしまいます。これからも費用対効果で町民に説明もなく廃止を決めるのか、また、12月の一般質問でまだ那倉地区に説明をしていなかったということなので、その後、那倉地区に説明をしたのか、また、あぶくま高原美術館が廃止されることによって、那倉地区の過疎化がますます促進されることも考慮に入れて廃止の検討をしたのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、鈴木安次議員さんの質問にお答えをいたします。 那倉の美術館の件でありますが、これはあくまで振興計画に載せて検討を加えていくということでありますので、実際にこれを廃止する、取り壊すという段には至ってはいないと私は認識しております。これから、その時期、時点になりましたらば、やっぱりしっかりと住民の方と話し合った上で、その先々のことは決めていかなければならないのではないかと、こんなふうに思っておりますし、住民の皆さんの同意、賛同、そしてご意見なしにはその先に進める気は、今のところ考えてはおらないという状況下であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 12月の一般質問では、取り壊すと、条例も廃止するという答弁、これとの整合性がないので、もう一度答弁を求めます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) その時点で資料不足ということもありまして、そのような答弁にいたったかと、大変反省するところであります。その後、調べましたところ、建物自体取り壊すに当たっても、相応の経費を要すると、これは建物の補助金の残存期間という言葉で表するらしいですけれども、こういうこともありまして、ましてや、まだ私は一度も那倉に出向いての説明会等まだ開いてはおりません。実際にこのあとの美術館の維持管理含めまして先々のことを新しい年度になりましたらば、しっかりとお話をしていただいて、話を聞いて、私が那倉に実際に出向いていかなかったということも多少反省点ではあるんですが、しっかりと区民の皆様方の意見を聞いた上で決していきたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 振興計画に載せただけなので取り壊しは決定していないと、振興計画の信憑性もまた疑われます。1年間の町振興、3年間ローリングするという、その信憑性も疑われる。あれだけ答弁したのに、その答弁を全然撤回もしないで振興計画でまだ考えていないんだと、こういうことで答弁を認めろというのが間違いだ、これでは納得しません。議運を開催してください。 ○議長(大縄武夫君) 休憩します。               休憩 午前11時43分               再開 午後1時10分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの一般質問中、質問者、8番、鈴木安次君から議運開催の要請を受け、議長において議会運営委員会の開催を委員長に依頼し、議会運営について意見を聞いたところですが、あぶくま美術館に関する12月定例会一般質問における町長答弁は先ほど訂正されたこと、また、振興計画については計画を軽視するともとられかねない点はありましたが、30年度廃止計画としていたが、今後、見直しをする旨、発言していることから、答弁の適合性はあると判断されます。したがって、あぶくま美術館に関し質問者はもう一度整理して質問をしてください。 持ち時間は2時5分までとします。 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 次に移ります。 先ほどの3点のうちの2点目、敬老会の町主催で廃止の件でありますが、町事業執行に当たっては、各地区の区長さん方に大変お世話になっているわけであります。それにもかかわらず、区長さん方に相談もしないで町主催の敬老会の開催を廃止するというものがあったわけですが、その辺、なぜ区長さん方に説明することができなかったのか、また、説明をしてから、区長会、区長さん方の役員さんいるわけですから、その方々にお集まりをいただいて、まずは説明すべきではなかったのかなと思うわけですが、その辺の点を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 町主催の敬老会を廃止し、各地区の区長さんに移管する件についてでありますが、12月定例議会でも申し上げましたが、昨年9月18日塙町敬老会が開催されました。雨が降る悪天候という影響もあり、参加者が大変少ない状況でありました。その前の週の日曜日、矢塚区の敬老会に出席しましたが、これが区民の手づくりで質素ながら招待者をもてなすということが前面に出ており、こんな敬老会が各行政区に広まってほしいと思った次第であります。 また須賀川市でも各行政区が主催で敬老会が開催されているともお聞きをいたしましたことから、塙町でもできないものかと考えた次第であります。 12月議会の中でも区への説明はどうするのかとの質問がございました。ことし1月10日、行政区長会連合会の役員さんと敬老会について懇談を実施いたしました。各地区の現状を知ることができました。各区で行っている行事などにも参加者が少ない、高齢者の出席者も少ない状況であるということから、区におろされても区役員なども少なく、区が大変である、いろいろとお話しをいただき、いきなり区にお願いをすることはできないなと、このように感じた次第であります。 平成29年度も町主催で敬老会を開催することにいたしますけれども、内容につきましては、新しい新区長さん、4月から就任なさる新区長さん方ととことん話し合った上で決定していきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) この件に関する質問は、後ほど七宮議員が一般質問することになっておりますので、私は次に移ります。 3点目、上石井地区から2月10日に汚染土壌搬入について申し入れが町にありました。町長は汚染土壌搬入について、なぜ事前に説明がなされていなかったのか、また、上石井地区から申し入れがあるまで、本当に上石井地区に汚染土壌搬入が説明がされていなかったのか、その説明されていないことを知った日にちは何日だったのか、あとは生活安全課ですが、から説明があったときに担当課にどのような指示を出したのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これまでの経過につきましては、経済常任委員会全員協議会で担当課長からご説明申し上げたとおり、放射能値が低く、周辺線量とほぼ変わりないということで、人体への影響はないと確認されたことから、事前の説明は要しないと判断をしたことによるものでありますが、これは全くもって初歩的なミスで事業を実施しました。このことについては、区民の皆様初めご心配をおかけしました各位に深くおわびを申し上げるところであります。 それで、その後、平成29年2月27日、上石井公民館で説明会を開催いたしました。そして、これまでの経過等を説明し、説明会の席でも申し上げましたが、監督不行き届きでした。今後は二度とこのようなことのないように職員への指導を徹底していきたいという旨は話をさせていただきました。ちなみに余談ではありますが、ご心配をいただいた汚染土壌と称されるものは、本日午前中に全て搬出を終了した旨、報告は受けております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その後の指示は出さなかったのか、出したのか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 申しわけないです。私、この数字的なもの持っていないんで、日にち等々、担当課のほうで掌握しておりますので、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(八幡繁樹君) 町長からの指示というのは、上石井に対してのあれですか。上石井区から区長名で質問事項ということで10項目がまいりました。それに対して、まず回覧によって区民の皆様への回答ということで、上石井区のほうには回覧で周知したところです。それで、町長からの指示ということでございますが、やはり地元に行って説明をするべきだろうということなので、地元への説明ということだったんですが、日程の関係で2月27日になってしまったということでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) やっぱり、先ほど言いましたように、やっぱり行政執行の上では、区長さんばかりでなく、住民への説明、これは一番大事なことだと思いますので、我々も町側が地元に行って説明する時間が必要だろうという判断のもとに経済常任委員会でもその時間をとって、後ほど現地調査あるいは聞き取り調査をしたわけであります。これからもこのようなことがないように、十分注意をしていただきたいと思います。 次に、昨年9月の私の一般質問の中で多世代交流センター建設について、後世に負担を残さない財政運営を訴えてきた。経常収支比率が25年では80%で推移してきたが、26、27年は90%を超え、大変急速な財政硬直化が進んでいるという町長が答弁をされております。 また、そのときに10億円以上の支払いが予測され、借入金あるいは過疎債を利用するにしても町の財政が借金返済と施設運営費の負担に応えられるのかどうかしっかり検証したいという答弁をしております。 昨年12月9日の全員協議会の説明までにその9月の一般質問から12月9日までに多世代交流センターの建設について慎重かとも受け取れるような答弁をされております。それが9日にはこども園として推進するような話が全員協議会であったわけですが、その間の検討した結果を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 こども園につきましては、塙保育園、幼稚園ともに築40年近くを経ております。老朽化が進んでおり、また保育園では待機児童も発生していることから、解消に向けての対応が急務であると判断したわけであります。 あわせてこども園と併設しまして、多目的ホール、会議室、相談室、木育広場、調理室なども備えた施設を検討しております。子供から高齢者までが利用、交流できる施設として、また、休園日、土、日曜日でも利用ができる施設を整備する計画ではあります。 この多目的ホールでありますが、多世代交流センターの一翼を担うという利用も十分に考えに入れまして、計画をしていると説明を受けております。当然、使い方によっては多世代交流センターの役も十分に果たすものと、このように解しております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今、言ったのは9月の一般質問から12月9日までの慎重に検討を加えたいと答弁した検証の経過を伺っているわけです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ただいま申し上げましたように、その子供たちの対応が先であろうということ、そしてその後に二次的な計画で多世代交流センターということも視野に入れての計画と私は解しておりました。説明が至らなかったとすれば、これはおわびを申し上げなければなりませんが、まずは子供たちの施設をつくり上げて、そのあと予算的なものもありますから、これを含めてしっかりと検討を重ねる。そして、先ほど申し上げましたように、多目的ホールはその役に益するとすれば、ぜひそういうふうな用法も計画の中に取り入れていくべき、このように思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今の町長答弁は私の質問に答えないと思いますが、議長どう思いますか。 ○議長(大縄武夫君) では、検討した内容を健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(齋藤隆之君) それではお答えを申し上げます。 まず、塙こども園の経過をまず整理したいというふうに思いますが、これまでの経過については、26年、27年で用地を買収をしていきました。それから26年度には、そもそも塙町健康福祉センターの整備検討委員会ということが立ち上がりました。そこで答申を受けたものが老人から子供まで、それからあわせて保育園、幼稚園の老朽化に伴って、まずこども園も必要だろうと、子供の幼稚園と保育園の建てかえも必要だろうというようなことから、27年度いろいろ議会のほうで提案をしまして予算を可決をいただいた。28年度になりまして、5月から6月にかけて簡易型のプロポーザルを実施をいたして建築関係の設計を落札すべき設計業者、それを選定を6月で実施をして決めたところでございましたが、それ以降、町長の選挙がございまして、検討を重ねてきた結果、こども園等については必要であろうということで昨年の12月5日の予算決算委員会、これは振興計画の説明が主な内容でございましたが、そこで3年間にわたる計画でご説明をして現在に至っているというところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その振興計画、こども園に関する振興計画で、今日、これ触れないかなと本当は思っていたんですが、事業概要、振興計画持っている、その事業概要の合計金額、よく見てください、合計金額、細かく。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(齋藤隆之君) 12月5日の振興計画の説明の内容でございますが、年度計画、29、30、31ということでご提示をいたしましたが、29年度、2億7,400万、本体工事の2億、それから基本実施設計委託が7,000万、工事管理委託が400万。30年度が8億8,600万、本体が8億、工事管理が1,600万、備品等で7,000万、31年度で周辺整備の工事ということで4,000万の計上でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その基本実施設計のところよく見てください。7,000万でなく7万円ですから。あんまり意地悪、質問言われたくなかったんですが、先ほどの振興計画、たびたび変更になるし、どこを信用していいんだか。本当に町の仕事の基本中の基本になる部分です。たびたび答弁変わったり、数字の違ったもの、我々も責任あるんですが、その辺もよく見直していただきたいと思います。 次に行きます。 意地悪く言えば、もっと違う部分、隠れてある部分、その7万以外に合計金額3億1,000万になるのにもっと違った隠れている部分、前の12月の一般質問でも町長は振興計画に書く欄がなかったという答弁もしたわけですから、欄がなくてもっと数字が違っている部分があるのかなという勘ぐりもしたくなりますから、そこは今日はしませんから。 多世代交流センター建設では10億かかるから検証し、検討中の有識者会議の意見も踏まえて結論を出したいという答弁をしているわけです。その有識者会議、いつ開いて集約したのか、その有識者会議の答弁の結果。 あと、また、なぜ多世代交流センター型こども園になったときに、高齢者サロンを外してそれでも12億かかるという説明だったんですが、その辺なぜ12億にまでなったのか、また、あと基本設計ができてきて、まだできていないわけですが、後ほどまた質問しますが、この金額以上になることはないのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 金額的には、十分にそのうちにおさめることができるのではないかと考えております。 それから、多世代交流センター、これをその老人の部分ですか、高齢者の施設のほうをどう盛り込むか、これ建物の中に多目的ホールということで組み込みを考えております。これを仕上げまして、利用状況等々を考えた上で、もしこれではおさまりが悪いということであれば、その次に向かって高齢者の交流施設といいますか、そういうものも当然考えていくべきだろうと、このようにも思うところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。
    ◆8番(鈴木安次君) 9月議会でまた町長答弁なんですが、町財政が借金返済と施設運営費の負担に持ちこたえることができるのかどうか、財政全体にどの程度の影響を与えるのかも含めて検証したいと答弁しております。振興計画、平成29年度当初予算に載せてきたということは、十分に検証した結果だと受け取られるわけでありますが、町長の言われる後世に負担を残さないこども園を建設、このままで本当に大丈夫なのかどうか、振興計画のままですと財政調整基金の取り崩しと過疎債という借金で建設することになります。国・県に対してこども園建設に関する説明をして補助金がもらえるような要望活動と、そういうのは行ってきたのかどうか、その結果どのようなことであったのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 補助金に関しましては、計画がきちんとでき上がった段に、国なり県なり、特に林野庁あたりは脈がありますので、埋めていって、そのような補助金というですか、いただけるような補助金がないかどうか、これはぜひ積極的に進めていきたいというか、お願いに行ってきたいと思っております。 そして、財政的な工面でありますが、これは数値的なものでありますから、総務課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、お答えをしたいと思います。 今期、宮田町長に就任なってから健康センター、多世代交流センター、それからこども園の計画につきまして財政等面でも議論を重ねました。しかし、これから経済収支比率、先ほど議員さんたちから質問がございましたが、結局これから過疎債を利用する等々になりますと、町に将来までも借金を残すことということになろうかと思いますので、なるべく負担のないようにという財政の配慮をいたしました。 その結果、一番は多世代交流センターをつくってお年寄りにも子供たちにも、それからこども園をつくりまして、幼稚園と保育園、それを兼ね備えた立派な2つの施設が必要なのかと思いますけれども、財政面を考えるときにはやはりこの町に合ったような施設でなければいけないかなという議論もありまして、財政等面の中でこども園を中心に、またこども園といえども、今は地域でもって子育てをするというようなことも宮田町長のほうもおっしゃっておりますので、そうしますと町の中で子供は子供という孤立した状態ではいけませんので、お年寄り、それから高校生も駅におりますので、子供たちまたは小・中学生がたまにこども園を訪れると、そういった形でこども園を有効的に、なおいろんな人たちが広く遊んだり、また集えるような場所にしてはどうかという形になりました。 金額につきましては、いろんな施設、玉川村のクックの森というこども園、それから古殿町、そういったところを見まして、この金額、大体、約、施設的にも3,000平米から3,500。広いことにはこしたことないんですが、3,500平米のところからいたしますと、大体10億、その他周辺整備とかいろいろあるので、そのほかにはかかってしまうかもしれませんが、10億程度のものはできるのではないかということで、振興計画のほうには載せさせていただきました。 ただ、もし30年度に建設とか早目になると、ということもありましたので、2年度に分けまして建設の事業費を計上しております。最初に、2億円、ちょっと手元にないのであれですけれども、その後に8億円ということで、10億円の建物ということで計画をいたしました。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) あとの質問とも絡んできますが、またこの話に戻ってくる場合もあります。例えばこども園の施設運営費は年間幾らかかると見込んで、今は考えているのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(齋藤隆之君) お答えをいたします。 現在のところ、基本計画の段階でございまして、施設の概要が大まかになりました段階でも運営費等については考えていきたいというふうに思ってはいたんですが、今の参考の例でございますが、保育園がございますが、保育園の運営費、全部、人件費から込みまして、1年間で約9,000万ちょっとだということでお考えをすると、運営費は毎年立って相当な2億程度になってくるのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 2億円ぐらいかかるということです。次に、町長の選挙公約で新しい施設に膨大なお金をかけるより子育て支援を最優先に進めますと言って当選されました。町長の選挙公約とちょっと違ってきます。また、建設費10億、あるいは12億かかる中で、町長の言われたその10億から12億の金、あるいは運営費に2億円かかる、それが町長の言った膨大な建設費の範疇に入っていないのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 建設費の圧縮ですか、これは全力を挙げてこれから取り組んでいきたい。当初、設計ではこれも六千何百万何がしという、その数字が出ておりましたが、大変お恥ずかしい話でありますけれども、直接設計士と話し合いをいたしまして、大変財政的に厳しい、少しまけてくれないですか、お話しをいたしました。実際には1,000万ほど予定よりは安く設計をしていただけるという話になっております。 そして、10億が12億という数字も出ておるんですが、現実に北原住宅につくっております定住促進住宅、これは5,000万の予算、頭で落札は実際1,000万近く落ちております。これも地域の業者さん、そして職人さんの努力のたまものだと、そのように思っているところであります。これも含めまして、この施設に関しましては地域が一丸となってこの建設を行う、地域の大工さん、基礎屋さん、屋根屋さん、いろんな方々が今持っている技術の全てを注ぎこんだ立派な施設にしたい、しかも安価な、そして高いと、よくこれだけのお金とこれだけのものをつくったと褒められるような施設をぜひ目指したいなと考えております。そんな中にありますから、図面ができた段階で、基本設計ができた段階で職人さん、これは設計士のほうにも申し入れをしてあります。当然、現場で働く保育園、幼稚園の先生方の話も十分に取り入れていただきたいということで、基本設計ができた段でこの先生方を集めて徹底的に図面の洗い直しをしてもらう。 それから、郡山の業者さんというか設計士でありますから、この地の利、決してしっかり持っているわけではありません。そういう方が設計する建物でありますから、そのこども園に関しましても土地の職人さん、果たしてこの材料が妥当かどうか、つくり方というのが不必要なんじゃないか等々しっかりと意見を申し述べていただきまして、その中でまた経費の節減、全体的な建築費の節減、これも図りたいと。 現実に、前にも質問の中でお話ししたことがあります。設計士がつくった図面、これを徹底的に地元の業者さんが洗い直したらば、何割かお金が安くなったという話も昔読んだ本の中にありました。こういうことも頭の片隅にはあって、これも期待しております。何よりもそのお金が外へ出ないで、町の中にまた還流してくる。これも立派な地域づくり、地元づくり、地元の活性化だと、このように考えておるところであります。当然、しっかりとこれからの経費の節約、そして全体の総工費ですか総仕上げ代、総工費の圧縮、これが努力は重ねたいとこのように考えておる次第であります。そういう気持ちで建設に携わると、立ち向かっていこうと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今までの町長の答弁で30年度中に完成させると言っているわけですが、その方針に変更ありませんか、伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 私はそのように望んでお願いをいたしておりますが、こればかりは諸般の事情等々で狂ってこないことをひたすら祈って、30年度内に利用可能になってほしいと、そういうつもりでどんどん推し進めていければなと、このように思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) はっきり30年度に仕上げると言わなかったら、いつから幼稚園、保育園、途中から入るんですか、どうします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 図面ができ上がりまして、それを見積もりをすると大体の数値は出てくるだろうと、正確な数字が出てくるだろうと思います。そうあってほしいですし、これ今ここでいつできると断言できるほどの資材、材料がありません。というのは、まだ図面ができ上がってきているわけではないですから、何とも今の段では言いようがないと。あくまでも行政側、塙町としては30年度内の利用可能、この方向で進めていただきたいという希望を申し上げているところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 余り幅、含み持たせさせられ過ぎて本当に質問がどこを捉えていいかわからなくなります。幼稚園だって学校でも何でも全部前々に計画をしていかなきゃなんないんですね。それを途中からある日突然、こども園できたから入れ、そういうわけにはいきませんよ。 先に話は進めますが、こども園、今までは建物の話、もうちょっとするかと思ったけれども、先にちょっと前の話を先に進めてから話をしたいなと思っています。 町長は分離発注もしているわけですが、基本設計できないから、まだそこまで言われないんだと言われてしまえばそれまでなんですが、その辺の分離発注あるいは設計できる前に、この時期にはここまで仕事をやると、こういう仕事を進めていくんだというある程度の工程表はなくてはならないと思うんですね。町だって3カ年計画の数字出しているわけですから、振興計画で。その中での積み上げた、ここまでこれだけやるんだというものがあるからそれだけの数字出してきたんであって、まるきり設計できなければ、じゃ、あの数字は何だったんだということになります。今、持っている範囲でいいので、工程表を示していただければと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(齋藤隆之君) お答えをいたしたいと思います。 まず、経過的なもの、先ほども申し上げましたが、設計の発注が12月19日でございます。それから、まだ2カ月のちょっとということで、本当にまだ白紙の段階と言ったら失礼な話なんですが、経過的にはまず基本設計がまずいつまでできるか、実施設計がいつまでできるかまでの計画を今持っているところでございます。 まず、基本計画につきましては、今年の6月までを一応計画をしております。それから実施設計に入りますが、来年の遅くとも1月までには実施設計を仕上げて年度内発注という計画でいるところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) この辺はもっときっちりやらないと、何もできないから。やっぱりこの後に予算案の議案審議あるわけですよ。そんな丼勘定の似たようなやつで議案審議をしろと言うにも等しい。幾つ開園するかもわからない、予算これだけ提示したんだから審議してくれ。今議会の根幹にかかわることなんですよ。それを丼勘定の予算を審議しろということのが無理なんで、早急に工程表つくるように要望します。 本当は、今ごろはもっともっと早急にやらなければならないのは、こども園ができて、その中にどのような組織が、担当課が入るのかどうか、それを今から検討しなければならないと思っているわけであります。鮫川のこども園もできる前に何年も前から保育園の先生方、幼稚園の先生方、常時集まって鮫川の子供のためにどうしたらいいんだか、整備が始まる前から担当の職員さん方が自主的に検討を立ち上げていました。村では金がないんだと、西野ですか小学校の跡地を利用して当時8,000万円です。それで、あれだけの学校を利用して鮫川こども園を立ち上げました。 塙町でも、あの中に教育委員会、健康福祉課、幼稚園、保育園、子育てサポーターの代表あるいは近くにある塙厚生病院の先生方にも入っていただいて、これからの塙町の子供たちのためにどういう組織、どういった運営をしたらいいんだか、どういうかかわりをしたらいいんだか、今日かな、もやっているプレパパ、プレママのIP告知もやっていますが、やっぱり子供が生まれる前からそういう対応すべき施設、今からやっていないと本当に30年なろうが、31年度開園になろうが、今から一生懸命その中身を検討しなければならないと思っています。 その中には、やっぱり各課横断的にやっぱりやっていく必要があるだろうと思っているわけであります。その中でどこがリードをとるんだか、担当は健康福祉課でありますが、その辺も含めて町長の考えを伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このことに関しましては、ご指摘のとおり大変仕事の量としますか、仕事としては大変な仕事だなというふうな認識を持っております。 それで、全体を統括できるような組織、これもひとつ思案に入れてみてもいいかなと、これで全体がスムーズに回るんであれば、統括するような組織も考えてみたいなと、こういうふうに思っておるところであります。検討を十分に加えて、一番やりやすい方法で迅速に事業が進むといいますか、このことを目指したいと、このように考えておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) そのこども園ができてから、今のところ単なる普通のこども園だと思うんですが、その後、そのままのこども園でいくのか、あるいは認定こども園を目指していくのか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 条件が許せばといいますか、この町に一番合った方法というのを選択はしたいと思っております。当然、その子供たちが一番中心になる部分でありますから、子供たちがその一番いい環境で暮らせるような組織、それから運営、これは検討されるべきだと、子どもたちを中心に検討されるべきだと、それはこの後しっかりと取り組んでいきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 先ほどの質問の中で、幼稚園には学区がないんだから自由だという答弁があったわけですが、やっぱり本当にこども園ができたらば、もしかすると、想定するものはまずいかもしれませんが、やはり笹原の子供たちが新しい幼稚園がよくてみんな来てしまったら、やっぱり学校のそういう統合を考える前に雪崩を打ってきてしまう可能性があるわけですね、その辺はどう考えていますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それは親御さんといいますか保護者さんの考え方がありますので、ここで云々ということは差し控えますが、やはり新しい施設ができたらば、やっぱり子供たちも新しいところに入れてあげたいという親心、これは十分に発生してくるだろうと、こういうふうに予測はしております。ただ、先ほどの議員さんの質問の中にありましたその教育長の答弁のように、やっぱり笹原は堅持していくという感じの答弁をいたしておりますんで、その辺は親御さんの判断、選択にお任せするしかないと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) では、次ですね、今の役場の組織ですが、今の体制になってかなりの年限がたっております。先ほどのこども園整備の件、やっぱり各課担当、いろんなまたがっています。やっぱりよそではこども課というものもあるようでございますし、そういうものを含めて、やっぱり鈴木茂議員のふるさと納税に関してでもありますが、やっぱり今、塙町のふるさと納税は総務課の財政係が担当していると。やっぱりこの辺もちょっと無理があるのではないかなと、やっぱりいろんな、去年は2,000万で今年はまだ900万だという答弁でありましたが、やっぱり町からのアピールするもの、それがないからやっぱり来ないのかな、ある記事ではやってもふるさと納税、対応次第では赤字だと、町が。そういう可能性もあるわけなんで、やっぱりその辺も塙町の役場内の組織再編も含めて、そういう今の時代に合った組織体制にする考えが町長の頭の中にあるのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) お静かに願います。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 先ほども答弁の中でお話ししました、課の統廃、それから新設、これは状況に応じて柔軟でやっていくべきだろうと。考え方、2通りあると思うんですね。統括してどんどん課を少なくしていくか、それとも細分化して各仕事を分割するかと、これはどっちがプラスかマイナスかも含めまして、これから自分なりに検証してみたいと思いますし、町づくり、そういうふうな組織もでき上がっておりますので、そんな中でも一度討論をして、皆さんで意見の交換をしていただく。これはぜひこのままでは済まさないつもりでおりますので、その辺はぜひいい知恵があったらば、鈴木議員ぜひお知恵をおかしいただきたい、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 役場の再編、ちょっと時間はかかるわけですが、今ある課等の長の会議開かれているとは思うんですが、町長は今その会議を、宮田町政体制になってからどのような位置づけで考えているのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私もまだ、なれなんていうことは申しわけない言葉なんですが、部分もありまして、課等長の会議、なかなか掌握が難しいところもあります。これをどのように課長諸氏の心をつかむために利用するかしっかりと取り組んでいきたい。当然、まずいことはまずい、先ほどもお話しましたように、周知徹底、それから挨拶のことですか、こういうことも含めてその場をきっちりと利用させていただきまして、周知を図るための場としてもっともっと利用拡大、しっかりと利用していきたいと、このように常々思っております。 何分にも新年度という言葉がいいかどうかあれなんですけれども、来月ですか、今月末にもございますが、そのときにでもしっかりとしたこれからの行く道、自分の立ち位置も含めてしっかり説明をして、そして自覚を促すと、こういうふうな取り組みをしていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 次に、老人ホーム建設についてであります。 第7回臨時議会、第8回定例議会挨拶、平成29年の新年の年頭の挨拶、今議会の平成29年3月議会の町長の施政方針の中にも、全く老人ホーム建設に関する文言は出てこなくなってしまいました。9月議会の私の一般質問の答弁のときに言った4つの老人ホームの建設は便宜上言っただけであるということが信憑性を増してきます。本当に老人ホーム建設、公約で言っただけであって、町でやる考え、建設する考えはないのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 何度かお答えはいたしておりますが、それぞれの地域にどのような形態の施設を必要としているのか、地域の要望、先ほどご指摘がありました、これをしっかり伺った後に検討をしていきたいと、当然、先ほどの質問にもありましたが、空き家、空き施設、空き店舗の利活用、そして老人ホーム的な利活用が可能であるかについてもあわせて検討してまいりたいと考えております。 まずは、保育園、幼稚園の老朽化対策、それから待機児童解消に向け全力を傾注いたしまして、施設利用のめどがついた後に高齢者施設の設置に向けて、先ほどもお話ししたように地域の要望を十分に取り入れた形での施設計画を立てたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 再度ですが、宮田秀利の公約ということに期待をして国民年金でも入所できると、多くのお年寄りが喜んで投票したんだと思います。お年寄りの期待を裏切って、本当に住んでよかったと言える塙町がつくることができるのかどうか、3番議員の質問にあったように常豊幼稚園、小学校の跡地も統合になった後、そのような老人ホーム、あるいはそのようなことを視野に入っているのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 当然、それは十分に視野に入れております。そして、この施設ですか、子供たちの施設をつくるに当たってこれは大変私的な話で申しわけないんですが、鈴木安次議員さんの近くの高齢者の方から強く要望されました。それは、我々は後回しでもいいと、子供たちが大変困っておる、急いで子供たちの施設をつくってあげてちょうだい。これは別な意味で私の今までのやり方の後押しにもなっております。俺たちはいいからとりあえず子供たちの施設を先に、ありがたい言葉でありました。それをしっかり胸におさめて、この後も園づくりには頑張っていきたいと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 基本設計ができてからという言葉がたびたび出てきますんで、これ以上質問しても前に進まないので、基本設計ができてから、また再度、次の機会に質問したいと思います。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで8番、鈴木安次君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時02分               再開 午後2時15分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △下重義人君 ○議長(大縄武夫君) 次に、2番、下重義人君、登壇願います。 持ち時間は3時6分までです。 下重義人君。     〔2番 下重義人君登壇〕 ◆2番(下重義人君) 2番議員、下重義人です。 一般質問を行う前に、明日の3月の11日であの未曽有の東日本大震災が発生してから6年がたちます。震災では、1万5,000人以上の方が亡くなり、まだ2,556人の方が行方不明となっております。この犠牲者の方々に哀悼の意を表して、一般質問を通告どおりに行ってまいりたいと思います。 まず一番初めに、森林整備加速化・林業再生事業に関して質問を行いたいと思います。 森林整備加速化・林業再生事業費補助金で3件の事業が予定されております。その事業の内容をお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、2番、下重義人議員の質問にお答えをいたします。 森林整備加速化・林業再生事業は、国からの森林整備加速化交付金を県が基金として積み立て、その基金で行っている事業であります。県から町を経由し、事業体に補助を行っているもので、町からの上乗せ補助はございません。本年度は、3事業に対し4件補助を行っております。1件は、平成28年11月に完了しており、残り3件は、現在、事務手続中であり、補正予算にも繰り越しの計上をしたものであります。事業の詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(白石憲男君) それでは、森林整備加速化・林業再生事業の3件の詳細についてご説明申し上げます。 1件、完了しております事業については、11月に完了しておりますが、これは、協和木材さんのほうで移動式チッパー導入事業についての補助を行っているものです。残りの3事業についてですが、県からの補助金配分予定が28年の11月に行われたため、事業の開始がおくれております。これは、県の森林整備加速化・林業再生基金事業の基金活用で実施しているんですが、一応、28年度が最終年度というふうになるため、基金の使途について県の内部のほうで調整があったという部分で、配分の予定がちょっとおくれているという部分がございます。それで、現在、手続中というような形になっております。 まず1件は、協和木材さんに集成材の加工施設の一式ということで、ウッドエールシートの製造施設ということで、事業費の予定が12億4,800万円です。県の補助金として5億7,797万5,000円を予定しております。一応、3月1日現在で、補助金の交付決定というところまでは完了しております。 続いて、東白製材協同組合さんのほうに選別機の導入や貯木場の改良舗装工事、あと、作業用の建物の建築の事業ということで、約1億1,430万円程度の事業費ですが、その中で、県の補助金が5,295万円ということで予定をしております。3月1日現在では、建設予定の建物の設計審査が行われているという途中でございます。 3番目に、遠野興産株式会社ですが、これは、チップ製造施設です。事業費として3億1,360万円を予定しておりますが、県からの補助金が1億4,553万7,000円ということになっております。3月1日現在、チップ工場の敷地の取得に向けての交渉を行っているという部分です。 今、申し上げました3事業については、28年度の年度内の完了というものが困難ということで、29年度に繰り越しをして事業実施するということで先日の補正予算の繰り越しのほうに提示をさせていただいたという経過になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今、言われた3番目の中で、遠野興産という、今まで、私も、ごく最近聞いた事業、予定されている。今、遠野興産というのは、チップ工場ということで、遠野興産のチップ工場ができることにより、そこの一番当初、川上に予定されていた事業ではないかなと私は思っておりますが、それが、いつの間にか上渋井区内のほうに変更なされていったということなんです。何で、川上地区から渋井のほうに変更になったのかの理由を、まずお尋ねいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 川上地区にチップ工場を建設するに当たり、地区住民に対し説明会を開催したところ、一部住民により、以前の製材工場が操業していたころの問題等も含め反対意見があり、今後、長年事業を継続していく上で、川上地区では難しいと判断したと遠野興産側から町へ報告がございました。 その後、候補地選定をしたところ、木材流通センターが東白川森林組合より借地している用地があり、両者で協議し借り受けができることになりました。上渋井地区を選定した理由としては、木材市場、木材関連の大型製材加工業者があることから最適地であるということで、遠野興産側は選択したものであります。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今、言われたように、初めに、川上地区に予定されていたのが反対されたというようなことで上渋井のほうに変更されたということなんですけれども、やはり、反対されるというはっきりした理由とか、上渋井区に来られても、渋井のほうでも、今現在、薄々というんですが、説明会というのは全然区のほうにはなかったので、今現在もなされてはいないとは思うんですけれども、やはり、私のほうにも電話はちょこちょこ来ています。やはり、不安もあるんじゃないかなという、どういう企業かというのも、チップ工場ということで、どういう企業が来るのか非常に不安ではないかなということで、私のほうには電話が来て、今現在、私もわからないので、今度の3月の定例会で一般質問のほうに入れるということで説明して、話は待ってもらっているんです、区のほうには。 この遠野興産が、例えば、塙町上渋井にできる林業再生事業というような形で行われておるわけだと思いますが、この、もし、できた場合のメリット、やはり、いい点、悪い点ということは発生すると思いますので、もし、その点で、まち振興課長さんのほうでわかれば、前もってお伺いしておきます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(白石憲男君) それでは、議員さんの質問にありましたように、まず、渋井のほうに変更になった部分で、町長が申し上げました部分に加えましてちょっと補足をさせていただきます。 確かに、チップ工場ということで、どのようなものかがよく理解されていなかったという部分は大きいのかなということで、チップを燃やすような工場ではなくて、燃やすためのチップを製造する工場ということで、大半がいわき市にある火力発電所のほうに持っていく予定のものだというふうに聞いております。川上地区の説明会の部分で聞きますけれども、最初の1回目は近隣の川上1区という行政区の住民の方を対象に説明会がありました。隣近所の人からは、やむを得ないだろうという雰囲気のような感じがあったんですが、その後、2回目、それ以外の川上2区、あとは用水組合さん等の説明会のときには、かなり強固な反対が出たというようなことを伺っております。 反対の内容は、騒音とおがが飛ぶと、ごみが飛ぶというか、粉じんですね、そういう部分で、今まで、あそこ、そこの場所については製材工場があったものですから、おがが飛んだりとか、バークが飛んだり、あとは、清掃の問題、荷物のつけおろしという部分、あとは、用水への問題等がいろいろあったというふうな部分があって、同じような製材工場が来るというような感覚の意見が多かったように聞いてはおります。 ただ、遠野興産側からすれば、騒音問題については、工場の設置法に基づく騒音の最低限の基準は守るというような部分での検討は十分されておりましたし、いわき市にあるチップ工場については、特段クレーム等もないというような話も聞いておりますので、遠野興産側は、地域の人とそういう部分でいざこざ的なものがあっての操業は、やはりよくないという部分で、遠野興産さん側が、そこはもうあきらめて、別な場所で操業を検討したいということで、今回、上渋井の森林組合さんの用地のほうを交渉して進めていきたいというふうになったという経過でございます。 そういう意味では、遠野興産のチップに対して云々というようなニュアンスではない反対だったものですから、ここは、今までの長い部分の積み重ねの部分があるものですから、なかなか悩ましい問題かなという部分があるものですから、そこは、お含みおきいただければというふうに思います。 それと、遠野さんのチップ工場ができることによるメリットの関係なんですけれども、先ほど言いましたように、いわき市にある火力発電所に使用するのがメーンです。ただ、チップにする木材については、山にあります立木がAB材といいまして、俗にいう製材、柱とか板になる材料のほかに、C材、D材といいまして、木の先っぽとか根っこのあたりとかという部分はあまり活用されないものとして山に放置されたりしております。ただ、それらを持ってきてチップにするという部分で、山主さんにとっては、売れなかった部分が多少お金になるというような部分がございます。 あとは、遠野興産さんのほうと協議しておりますのは、山にあるそういう、まだ埋もれているC材、D材の部分ですか、そういう部分を個人の軽トラでの持ち込みの受け入れという部分なんかも、現在、やっていただくようなことで相談をしております。そうすることによって、高齢者なんかの生きがいづくりではないですけれども、ちょっと軽トラにつけて持っていって少しお金をいただくというような感じの活用法、あとは、松くい虫なんかも、虫が飛散する時期はなかなか難しいですけれども、伐倒したやつをすぐに持ってきての処分ということになれば、十分燃やすのには問題ないというような部分の話も聞いておりますので、松くいなんかの対応についても時期をちょうど調整すれば活用もできるのかなという部分では、なかなか議員さん方からも伐倒の進みが遅いという部分では頭を痛めている部分があるんですが、そういう部分では、今までみたいに薬をかけて燻蒸での形ではなく、自力で伐倒すればそういう処分についてもお金に結びついてくるというようなメリットが考えられると思います。 また、工場ができれば、当然、雇用も生まれますし、工場の固定資産税という部分では町にとってもメリットがある施設かなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今、詳しく説明してもらったんですが、やはり、雇用の問題とか、そういう面に関してはすばらしい話、要するに、今、どうしても働く場所がないという方のためにも、やはり、雇用の場所は本当に、何人雇用されるのかはわからないんですが、何とかそういう町の活性化のためにもつながれば幸いかなとは思うんですけれども、その中で、やはり、チップ工場といいますと、昨年、山形県の最上町に議員研修で行って、チップ工場なんかも視察をしてきましたので、チップ工場の騒音とか、やはり、粉じんというんですか、そういうものはかなり、私も、チップ工場は初めて見たのでかなりの騒音と粉じんと、今、今度、予定されている遠野興産のチップ工場というのは、最新型の機械かなとは思うんですけれども、その周りに及ぼすような、影響するようなことはないのか、まず。 人家が、一番近い人家といいますと、やはり、上渋井区で、あとは、工業団地ですから、工業団地のほうに騒音とか振動とか、精密機械なんかは扱っている工場なんかもあると思うんですけれども、そういうような及ぼすようなことがないのか、まずお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(白石憲男君) それでは、チップ工場ができた場合、その周りに及ぼすような問題という部分では、考えられる部分では何かという部分がございますが、議員さんおっしゃったように、騒音の部分なんですが、一応、チップそのものは建屋の中で製造という予定になっております。一応、国県の騒音基準に沿った形で隣地の部分で最低限の騒音以下になるような形での対応ということを考えておりますので、音に関しては、正直、まるっきり静かではないとは思いますけれども、とりあえず、法で許容される範囲にはおさまるような形の対応をしてくというふうに、遠野興産のほうでは申しております。 それと、一番の問題は、あと、そこへのチップにする丸太の搬入とチップ材の搬出という部分になると思いますが、メーンはチップ材についてはいわき市の火力ということなものですから、渋井区から赤坂東野塙線のほうに抜けて、289で上がっていくというような形で、渋井区内のほうを通るということではないのかなというふうに思います。あとは、基本的に、丸太の関係ですが、今の遠野興産さんのほうの説明ですと、一応、川上で建設する予定地だったところはストックヤードでの活用をするということなものですから、川上で一旦ストック、要は、塙の地元の運送会社さんが運んできたものをあそこにストックして、そこからは遠野興産側のトラックで工場まで運ぶような形で活用したいというようなことを申しておりましたので、基本的には、川上から川上・東河内線を通って、赤坂を通って渋井のほうに向かうような交通になるのかなというふうに思いますので、交通量について、若干塙方面を通って丸太が入ってくることもゼロではないと思いますが、おおむね北野・松岡線の赤坂側のほうを通ってくるような形になると思いますので、渋井区内の部分についての交通量については、それほどふえないのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今、話を聞いた感じなんですが、やはり、そういう騒音とか粉じんとか、問題ないんじゃないかと。今、建屋の部分も、要するに東のほうを向いているというんですが、方角的には東のほうを向いて建てるというような形なので、騒音とか、ぜひとも、騒音とか粉じんとか、周りに及ぼすようなことがないように、まず、渋井区にできるということで、区のほうにも1回、振興課長さんなり町長さんにお見えになっていただいて、説明会、やはり、地元のご理解というのがやはり必要だと思いますので、後手後手に回らないように、ぜひとも、そういうご理解をもらえるように説明のほうをお願いします。 続きまして、最終処分場に関してお伺いします。 今現在、最終処分場2期工事が行われておりますが、建設前にあそこの一番、今の2期工事が建設する前に、東白衛生組合さんが最終処分場に接している地域において、4回もの説明があったと。その3回目の説明は平成27年5月24日に、説明会の際に、最終処分場ができる前にあったごみ山が、その質問の中ですけれども、ごみ山があったわけです。そして、そのごみ山が2回ぐらい、何回かは定かではないんですけれども、私も、その当時、消防、民間の団でありましたので、はっきりとは覚えていませんが、2回ぐらい火災が発生したんです。そのとき燃えたごみ山の上半分を取り除き、下半分は埋めてしまったという、その説明会の中でありました。それでは、その上半分はどこに処分したのかと質問すると、今現在、わからないので、後日報告してご説明申し上げますということだったんですが、4回目の説明会に、平成27年7月26日に開かれましたが、そのときに、その質問の説明がなかったのですが、それは、どうなっているのかなということで、町民、その区民がやっぱり心配し、不安になっていますので、ここで、もし説明願えれば、よろしくお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、ご質問にお答えを申し上げます。 第1の最終処分場の建設、これは平成11年1月に工事に着工いたしまして、平成12年10月に工事完了となりました。最終処分場の操業は、平成12年11月からで現在に至っております。 最終処分場建設前のごみの山はどのようになっているかとの質問でございますが、下重議員さんもご存じのとおり、火災が発生し、長期間にわたり燃え続け、ほとんどが灰の状態になってしまったことから、場外へは搬出しないで、そのまま埋め立てを行ったようであります。ごみ山の位置は、現在の最終処分場の裏側にありますが、浸出水については最終処分場で、その燃えカスと申し上げますか、燃え残った部分から出てくる水に関しては、最終処分場で適正に処理されているとのことであります。 そして、先ほどの後段の質問でありますが、第2最終処分場の建設に当たり、赤坂区での説明会を開催しましたが、平成27年5月27日の説明会の席上で、住民の方から、上っ面を取って処分してあとは埋め立てたはずだとの話がありました。住民の方々はそのように認識していたようですが、上っ面は処分場に処分したはずだ、確認していないからわからないといった意見がありました。このときに、東白衛生組合事務局からこの質問に対し回答を明言できなかったために、取った上っ面はどこにとの疑問に思った方もいたかもしれません。 この説明会終了後、事務局で、当時の担当者に聞き取りを行ったようですが、場外へは搬出はしておらんということが確認ができました。また、最終処分場建設工事の工事計画の写真でも、廃棄物と判断できる画像は確認できません。赤坂区には回覧で、質問に対する回答を平成27年7月21日付で、場外への搬出は行わず場内に埋め戻し、そこからの浸出水は適正処理をする管理を行っているとの回答を行っております。 現実に、私、この手元に写真、コピーでありますけれども、所持しております。もし、議員さん、これ、所望であればコピーして差し上げたいと思いますが、ご存じのように、燃えた部分にまあ、最終処分場ですか、この表土、穴を掘るときに出た土をきれいにかぶせて、そして、抑え込んだということではないんでしょうけれども、その灰の飛散をきちんと抑えたというような形に、この写真上は確認はできます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 燃えたごみ山はどこに消えたのかなという感じはするんですけれども、そのときに、上半分をどこかに搬出したという、初めの説明とまた食い違ったような感じもするんですけれども、当時、かなりの何でもかんでもあそこに捨てたというような、本当に、今だったら考えられないようなごみ山で、不燃物やら、本当に、今だったら、何であの時代はああいうことができたのかなと謎に思います。 それでもって、やはり、あのごみ山の上半分は燃えたからと、今、説明がありましたけれども、上半分が燃えるということは、本当にかなりの大火なんじゃないかなと私も思うし、その人も恐らく思っていたんじゃないかなと思います、この、ちょっと、やはり、赤坂区民の方は。確かに、消そうとは思ったんですけれども、もちろん、その当時の消防団も出動しまして、消そうと思ったんですが、かなり、やはりそのごみの層が厚かったせいか、中のほうまで燃え移って、早く言えば、燃えたというよりはくすぶり続けて、もうかなり長時間くすぶり、長時間ではない、かなりの月日がたつぐらいくすぶり続けて、そのときに、今、町長が言われたように、そういうふうに上半分が燃えてなくなったというような結果だったのか、私は今でもちょっと謎めいているようなところがあるんじゃないかなと思いますけれども、やはり、遠い過去の昔でもありますけれども、やはり、そういう、後で問題が起きるようなことがないように、その水の問題の最終処分場ですか、のそういう水の検査も慎重にして、下流のほうでは、やはり、水田、田んぼもつくっている方もいますので、その下流のほうに影響のないように努めていってもらいたいと思います。 次にまいりたいと思います。 塙町の西にそびえ立つ米山山の活用ということで、塙小学校の校歌にもあるように、東へ羽黒山、西に米山山ということで、やはり、この米山山の何か活用、何か考えていれば、まずは町長にお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 ご承知のように、米山山の山頂ですか、テレビ局の中継局があります。そして、山頂まで車でも上れるという町道が整備されておりますが、ほとんど利用はされていないというような状況であります。 ただ、米山山からの眺望は大変すばらしいものがあります。一部、杉などが立っておりまして、立木等で遮られておるようでありますが、眺望スポットというばかりでなく、観光スポットとしても十分に利活用できるというふうにも考えております。早急ではないんですけれども、その眺望維持のために立木の整備等も考えてみたいなと、こういうふうには考えております。 そして、私、高校は塙高校だったものですから、時々、山にはね上がったというか、走って登った記憶がございます。そういうことを含めまして、健康推進そして体力づくりのための簡易な登山活動のコースとしてスポットを当てるようなことも考えてみたいと、このようには思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今、米山山の活用ですね、あそこは、地上デジタル中継局及びFM局、合計7チャンネルぐらいの中継局があるようです。昔は、米山から米山山、神聖なる場所として信仰され、修行僧の修行の場としても伝えられているということで、薬師堂は山頂、標高、米山山は標高351メートル、本当に低い、ほかの山から比べたら本当に低い山で、目立つような山ではなく、ただ、塙町にとってみれば、本当に、町から見上げれば羽黒山が見え、西には米山山が見えるということで、昔は、現在の薬師堂は、山頂の奥に奥の院というのに対して、今の薬師堂は、御仮屋と呼ばれていたということで、遠い過去の話なんですけれども、寺院本堂建設の意向として重要なことから、昭和51年、1976年に塙町指定有形文化財にも指定されているという貴重な場所でも、薬師堂なんかは、貴重な場所でもあります。 今後、昨日、説明の中で、健康寿命を延ばす、平均寿命を延ばすというんじゃなくて、いわば、これからちょっと目先を変えて、健康寿命、要するに、健康寿命というのは、やはり、自分で何でもできるというような寿命ということで、人の助けをかりなくても健康でいられる寿命というのは、年齢的に六十五、六歳だとかと、昨日、ちょっと健康福祉課長から説明ありましたけれども、本当に、六十五、六歳というと、私も間もなくそういうような年齢になっちゃうのかなということで、それ以降は、やはり健康寿命でなくなっちゃうのかなという感じがしますが、あの米山山を健康寿命の、本当に近い場所でもあるし、健康寿命を延ばすためにも、そのトレーニングの場として活用してみてはどうかなと私は思います。 冬期間、要するに、冬場の間なんかは、この北国のほうにいる山岳愛好者なんかは、この米山山に冬の間、この辺に来ると、ほとんど雪もあまりないので、山のトレーニングの場所に関して、すごく米山山なんかは適当な場所で、安全であり、低く、雪もなく、噴火もなくということで、どこかのほうの山でなくても、登っている途中に噴火したというようなこともなく、安全な場所でもあるし、冬期間のトレーニングの場所にもなるようないい活用ができるんじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか。お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほども申し上げましたように、健康づくり、この一面と、それから、観光的なものを含めて、ぜひ、検討するに値すると、このように考えておりますので、検討を加えてみたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) ぜひとも、この米山山活用ということで、健康ばかりじゃなくて、やはり、もし、何かのきっかけがあれば、そういう観光の場所にも、ぜひとも、私も何かアイデアがありましたら町長と相談して進めてまいりたいと思います。 4番目、前回12月に、やはりこの一般質問で質問しましたが、工業団地へのアクセス道路、その後の進捗状況をお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 林間工業団地へのアクセス道路としては、赤坂方面からは、北野・松岡線があり、堀越方面からは、上福沢1号線が整備されております。しかし、塙方面からは、エコスから上渋井に通ずる塙・棚倉線となります。この間は、幅員が狭く、沿線には住宅が多く、その間を大型車が通行している状況であります。特に、工業団地内に大型の製材工場、協和木材さんですが、できたため、丸太を満載した大型トラックの通行がふえております。車同士の交差や歩行者への危険がふえていると認識はしております。このような状況を解決するためには、国道118号線から水郡線を越えて上渋井の北野・松岡線を結ぶ新たな道路を整備する必要があると考えております。 今から、先ほどもそういう話ありましたが、20年前の平成8年にそのルートを検討し、予備設計を実施しましたが、当時は、用地の協力が得られなかったことから実現しなかった経緯があります。しかし、現在は、そのときとは状況が変化し、可能性があるのではないかと思われます。振興計画で、平成30年度に調査費を計上しておりますので、前回の予備設計も参考に、測量設計を行いたいと考えております。また、有利な補助事業があるかどうか、福島県、国等へ働きかけを行っていきたいと思います。 そして、これまでの経緯でありますが、昨年10月28日、自民党移動政調会で説明を申し上げました。移動政調会、地元選出の宮川県議、政調会長副会長でありますので、大変、話を通しやすいと。それから、しっかりと取り組みたいというようなお話もいただいて、力強いお言葉をいただいてはおります。そして、12月1日、塙町国道改良期成同盟会、これで、土木本部、県の土木部長へ要望を言っております。1月11日、宮川県議、県南建設事務所関係者と現地の確認を行っております。そして、1月31日、県南建設事務所事業調整会議、この中にも議題となっております。 経過としては、このような経過で進めておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) やはり、先ほども言われたように、遠野興産のチップ工場もできる、要するに、また車も出入りするような、台数も多くなるかと思いますので、やはり、ぜひとも、前回も言ったように、やはり、この工業団地のアクセス道路というのは、そういう企業も増える、そういうきっかけにもなるかと思いますので、道路は、今、話聞きましたけれども、進捗状況の中で、やはり、少しでも一歩一歩前に進んでいってもらえればなと、私は強くお願いしたいと思います。 話をしただけで、やはり、全然計画も何も進んでいない。確かに、30年度には調査も入るということで、今、説明、この前のその説明も私も聞いていましたので、わかりますけれども、やはり、ぜひとも、ハードルはすごく高いんですけれども、ハードルが高いほど仕事のやりがいもあるということで、ぜひとも、今後、進歩がなお一層加速化して実現できるよう、よろしくお願いしたいと思います。 あと、最後に、一般質問はこれで終了しますが、最後に、3人の課長さんには、あと数日間ありますけれども、職場を離れても、今後、町のためにご尽力くださるようよろしくお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 下重議員、一般質問に関係ありませんので、それはやめてください。 ◆2番(下重義人君) わかりました。 終了いたします。 これで、2番議員、下重義人、質問終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、2番、下重義人君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時55分               再開 午後3時05分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(大縄武夫君) 本日の会議時間は議事の都合によってあらかじめ延長します。---------------------------------------
    △小峰由久君 ○議長(大縄武夫君) 次に、9番、小峰由久君、登壇願います。 持ち時間は4時6分までです。 小峰由久君。     〔9番 小峰由久君登壇〕 ◆9番(小峰由久君) 年がいもなく恋患いをしてしまいまして、恋焦がれるなら色気があるんですけれども、声かれる状態になっております。聞きづらいところがあると思いますが、ご容赦いただきたいと思います。 それでは、質問に入ります。 常豊小学校の統合後の活用策について。 統合予定からもう1年となっております。もう今から統合後の活用策を考え、また検討していかなきゃならないんではないかと思いますが、町長はどのように取り組んでおるのかお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、小峰議員さんの質問にお答えをいたします。 先ほども、この質問に似たような質問の中でお答えはいたしております。何分にも、常豊小学校、それから幼稚園ですか、廃止条例の提案、可決の前でありますので、大っぴらに話すのはいかがかなという思いもあります。先ほどもお話ししたように、まずは、何をさておいても地元の方々の意向、これを最大限取り入れた上でこれからの利活用、考えていきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 町のリーダーとして、どのような活用をしたいか、大まかな考え方でいいです。企業を持ってきて町の活性化に役立たせるんだ、それから、老人を連れてきて福祉に役立てるんだとか、そういう大まかな、町長にはリーダーとしてその辺の構想があっても悪くはないんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私の頭の中にありますのは、小学校2校、常豊小学校それから笹原小学校、笹原小学校はほとんど木に近い、木材が主なものとして使われております。つい最近ですか、弘法山に登る云々というような行事があったんですけれども、そのときお伺いをしました。その中に入った瞬間に、ほわっとした暖かい感じ、本当に木ならではの暖かさというものをよく感じました。それに類しまして、今度は常豊小、これはまるっきりのRC。コンクリートづくりということで、入った瞬間にすーっと、何ていうんですか、冷たい感じですか、これは、個人的な見解でありますけれども、やっぱり、その建物をつくるとすれば、住んだり、誰かを住まわせるとか、そういうふうなものではなく、ちょっと広い意味で町民全体が利活用できるような施設になればと。 施設がかなり大きいですから、これも、廃止条例、これを皆様にご承認をいただいた後にはしっかりとした計画は立てていきたいと。そして、その中にありましても、町づくり審議会ですか、それを含め、それから議会の議員さん方を含め、いろんなお話を聞きながら、最良の方法を選択していければと、こんなふうに思っておるところでありますが、やっぱり、公共施設として形は残せればいいなと、こんなふうには大ざっぱには思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 町のリーダーとしてビジョンをお聞かせ願いたいと思っておりますが、なかなか出てこないということなんですが、さきに議会が開いた意見交換会におきまして、こども園としてあそこを使ってもらえないかという意見は出ております。確かに、あの校舎、建築当時から、教育関係者の間では、小学校じゃないよなあれは、幼稚園だよなという意見がありました。当時のPTAの皆さんそれから設計者、流行に流されて、奇抜な学校をつくったことは確かなんでしょうけれども、幼稚園向きだというふうに相当言われておりまして、できた後もオープンスペースを塞いでくれないかとか、いろんな話が出てきておりました。大変、町財政苦しい、苦しいというお話が流れてきますが、12億円をかけてこども園をつくるのであれば、あの校舎を一、二億円かけてリフォームするとすばらしいこども園になるんではないかと思うんですよ。 ただ、幼稚園の場合は、スクールバスで送り迎えするから、どこにあっても影響はないというところはあります。ただ、保育園につきましては、親御さんが送り迎えをしなければならないというところで、町の中心にこども園をつくりたいという意見が出ているんではないかとは思うんですが、そこは、皆さんの知恵を大いに発揮していただきまして解決すれば、あそこ、常豊小学校、立派なこども園として鮫川村の西山こども園に負けない施設になり得ることは確実だなというふうに考えておりますので、まだこども園の、提案はされておりますが議決はされておりませんので、再度考える機会を持っていただければなというふうに考えております。 なお、こども園の、現在、候補地となっております駅前につきましては、私、5年前のあの場所を町にしてくれという提案をいたしましてから、持論としてあそこは病院、スーパー、商店街、それから交通、汽車、バス、そういう立地としてはすばらしい場所であるから、多世帯交流を含めたシェアハウスとして建設できないか、そして、子供たちと高齢者が行き来していける場所になればいいなと。そして、あそこにシェアハウスというのは分譲するか賃貸になるわけですから、建物維持費というよりは家賃収入なり何なりのリターンを求めることができるわけですから、町の財政が大変厳しいと何度も私は、私はそう思わないんですけれども、聞かされておりますので、ぜひ、ご検討をいただきたいなと思っております。 あとは、もう一つです。どうしても、こども園は駅前につくりたいというのであれば、看護師さんとか介護士さんの養成をする専門学校、プロにあそこを提供しまして、外国人でも何でもとにかく受け入れて、あそこで教育してもらって、塙町に住んでもらってという塙町活性のために企業、会社を持ってくるのではなくて、専門学校を専門家に任せて運営してもらうというような考え方もあるんではないかと思うんです。当然、宿舎も必要になってきますから、塙町の中を見ましても結構古いアパートが空き家になっておりますが、塙町でリフォーム助成条例でもつくりまして、リフォームを大いに奨励して、介護士、看護師の生徒さんの宿舎として活用できて、町の中を若い人たちが闊歩する、また、町内の人間と交流する、そういうふうな活性策の拠点にしてもらえればありがたいなと思うんですが、町長の考え方といいますか、ご意見をお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話の中では、看護師養成云々というお話でありますので、そういうものが可能かどうか、厚生連、その上層部ですか、おつき合いもありますので、一度よく問うてみたいと、お話を聞いてみたいし、お話をしてみたいと思いますので、その結果を後日、小峰議員さんのほうにお知らせしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 小峰議員に申し上げます。 常豊小学校の統合後の活用策について町長の考えを問うと。今、こっちの……。 ◆9番(小峰由久君) 議長が指定されなかったので、私の意見を申し上げました。 ○議長(大縄武夫君) それは質問ではなく提案ですね。 ◆9番(小峰由久君) 提案です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 人口減少ということで質問を、少子化対策として出しておりますが、子供、少子化といいますか、その原因といいますか対策として、町は給食費の補助策を提案しておりますが、少子化、また人口減の主な原因は一つではないと思うんです。町長が考える少子化それから人口減の原因、または対策とかありましたらお知らせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 町も当然なんでありますが、国は人口減少に歯どめをかけるために、平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法を制定し、2060年までの中長期展望の長期ビジョンと、2015年から2019年までの5カ年の総合戦略を策定しました。こうした背景を踏まえまして、塙町では、平成28年3月に塙町人口ビジョン及び地方版総合戦略を策定いたしました。 議員のおっしゃるとおり、人口対策は一つの政策で解決できるものではなく、行政内部の所管連携はもちろんのこと、住民や企業等が同じ考え方を共有しながら臨むということが不可欠であります。策定した総合戦略では、人口減少を抑制するための対象を絞り、それぞれの町民が将来に希望が持てる住みたい町、住んでよかった町とすることを目指しており、この戦略を推進していくことも重要であると考えております。そのための方針・対策については、基本的にこの計画で策定もされております。基本目標施策を推進していくことが人口減少、少子化対策につながっていくだろうと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 教育長にお伺いいたしますが、給食費を無料化するといった、3割と今はなっていますが、その場合の個人の持ち出しですね、今の給食費、払っている個人はどのぐらい中学校終わるまでに金がかかっているのか。 それから、今、言葉は悪いんですけれども、誰でも大学に行く時代になっております。そうすると、その大学までの子供の教育費というか、それは莫大な金額になるので、とても、3人、4人と子供をつくって、親が責任を持って大学まで出せる自信がないということも、少子化の大きな一因だと思うんです。どのぐらい、ざっくりでいいですから、かかるのか教えてください。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 議員さんのご質問、まず第1点目は給食費についてです。幼稚園から中学校までの合計金額ということでございますが、幼稚園2年間で8万3,160円、小学校6年間で29万1,540円、中学校は1、2年生と3年生が違いますので、1、2年生で2年間で11万3,560円、3年生で5万3,970円、トータルしますと54万2,230円、現時点でかかることになります。 2点目のご質問でございますが、大学卒業までの経費総額ということで、一般的な金額になりますが、幼稚園から大学まで公立を出た場合は約1,000万円、幼稚園から高校までが公立で大学が私立の場合で、文系で約1,200万円、理系で約1,350万円、幼稚園から中学と大学が公立で高校が私立の場合は約1,150万円、幼稚園から中学まで公立で高校、大学が私立の場合は、文系で約1,400万円、理系で約1,500万円を超えるのではないかというふうに。もちろん、自宅からの通学者と、それから親元から離れてアパート等で暮らしているというのが若干変わってまいりますが、その程度の金額がかかるということをお伝えしたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 今、お話があったとおり、教育というのは非常にお金のかかるものであるということでございますが、今、国それから県でも給付型奨学金というものについて検討が進められております。過去におきまして、私も、それから8番の鈴木安次君も、条件つき給付型奨学金というのを提案したことがございます。これは、どちらも形は少しは違うんですが、どちらも塙町に帰ってきて塙町に住んで、そこから塙町で仕事をしても、白河市で仕事をしても、塙町に住んで塙町に住民、固定資産税を払うとか、所得税を払うとか、そういう人には10年間なり何なりの猶予期間を持たせて、10年たったらば奨学金の返済を免除するというような提案をしておりますが、町としても、給付型奨学金の検討に入ってもいいのではないか、そして、優秀な子供が大学を卒業して立派な大人になり、そして、塙町に間違いなく帰ってきて、親元に暮らす、そういうふうな施策がされることをお願いしたいと思っておりますが、検討に値するかどうかでも結構ですからご返答をお願いしたい。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ぜひ、国のほうでも、低所得者であっても学ぶ機会の平等さということを考えての制度ということでありますので、町としてもそれに対応した考え方で検討は加えていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) ぜひ、実現に向けて進んでいただければなというふうに考えております。 次に、地球温暖化の影響で大変強風の吹き荒れる日が続いております。糸魚川大火を例に挙げるまでもなく、この風はどうなんですか、強風の吹くのは台風以外は考えなかったんですけれども、最近は、いつでも強風が吹き荒れるというようなことになっておりますが、今、塙町における自然水利、それから防火用水、消火栓等の配置状況、それから、それらを使って大火にならないような対策としてどのようなシミュレーションなり何なりがしてあるのかお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 現在、町におきましては、消火栓が269基、防火水槽98基、これを保有いたしております。常備消防及び塙町消防団により初期消火活動を行っております。しかし、消防水利としては十分とは言えず、自然水利も利用しているのが現状です。 先ほど、お話の中の例だと思うんでありますが、糸魚川の大火のような強風下の火災に対しては、消火栓、町堀等を利用した初期消火に当たりますが、最終的には、川上川、久慈川の隣接河川から消防ポンプ車を中継して消火に当たると。そして、中継に当たりましては、大変ネックになるんではありますが、国道118号線、県道塙・大津港線を通行どめにして迂回路を確保して消火活動を行っていく。あとは、早急に災害対策本部を設置いたしまして、福島県の消防防災航空隊、そして、消防相互応援協定を締結しております東白川郡内、北茨城市の各消防団に応援を要請し、消火に当たると、このような計画が立てられております。また、想定以上に火災が延焼した場合は、住民の避難場所の確保や福島県知事に自衛隊の出動要請等も当然行うべきだろうと、このように考えております。 ちょっとした話なんですが、私ども、糸魚川の火事を見て、大変心配になりまして、町堀、これを覗く機会が多くなりました。そして、担当課に指示をいたしまして、一番ネックになります本町3区、4区、5区、この周辺の水を整備ですか、消火栓、消防水利を確保するためにきちんと水を流すようにということで、今、かなりの量の水が町堀の中を来ております。当然、上渋井用水組合の協力もいただきまして水門等の調整もいただきました。今のところ、心配がないということではないんですが、ふだんの初期消火には十分対応できる水は流れておる状況下であります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) ぜひ、文化財、今後といいますか、それで出動訓練をしておりますが、ぜひ、町の中でも、商店街の延焼防止訓練といいますか、実質出動して、ポンプ車を配置をして、例えば、東白商事の脇の道路の裏まで水を吐くとか、風月さんの脇を吐くとか、そういうことで、実際訓練を実施することを提案しますが、いかがですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変ありがたいご意見いただきました。担当課、そして消防団団長と役員等とも相談をいたしまして、現実に対応できるような訓練、時々にやってほしいということは提案していきたいと思います。 担当課にも今の状況、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(八幡繁樹君) それでは、ちょっとお答えしたいと思います。 実は、この住宅火災はまだ想定した訓練は行っていないのですが、2月に東白4町村合同による、いわゆる昭和60年の初めに鮫川村、塙町の大火、山林火災があったということもありまして、4町村合同で湯遊ランドはなわを中心に初期消火訓練、あるいは中継訓練、そういった合同での訓練、あとは防災ヘリに来ていただいて、実際にそういったことの訓練をこの前行いました。ですから、今後も、そういった住宅火災に対してもそういった訓練ができるのであれば、うちのほうも消防団と相談をしながら、今後、計画していければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 課長、できればでなくて、やっておいたほうがいいと思いますよ。例えば、材木町から火が出たとかといって、火の粉が北風で飛んでいくと、そのときに、じゃ、何分団の何班のポンプ車はどこに待機するというような、1カ所にばかり集まってもしようがないわけですから、そういう訓練は実地にやっておかないと、その場ではなかなか指揮系統が発揮できるとは思わないので、ぜひ、やっておくことをお勧めします。 私の地元の川上川も川沿いの堤防上、道路が相当傷んだり、フェンスが傷んだりしておりまして、川沿いにポンプ車が入るのはなかなか困難な状態になっております。あそこは、県の管理下であるとは思いますが、ぜひ、県のほうに強力に働きかけて、川上3区等からも陳情は出ているはずなんですが、一向に進む様子が見えないので、ご努力をお願いする次第でございます。よろしくお願いします。 次に、振興計画の計画が提出されて以後、長期総合計画、それから公共施設等総合管理計画、予算書と立て続けに提出されております。 まず、振興計画の中で質問したいと思っておりましたことは、鈴木安次君が非常に熱心に質問してくれましたので、私はそれは控えたいと思います。 ただ、経常収支比率93%、これで県より財政計画を提出しなければならないと言われて、職員は予算編成と一緒で随分苦労しているというような話を聞かされておりました。93%で財政計画を出せということは、これは、財政計画は義務であったのか、それとも、出すことによって、何か県で提出した町村に対する対象が何か提案されているのかお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 規則的なものでありますので、担当課より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、お答えをしたいと思います。 経常収支比率93%ということで、非常に、町のほうもこれからいろんな面で工夫をしていかなければいけないと思っております。県のほうからは、義務とかそういうものではなくて、文書等で指導をするためのもので、県のほうにはいろんなこれからの、先ほど、吉田議員さんのところにも申し上げたんですけれども、結局、経常経費でもって何がかかっているのかということなんですけれども、やはり、塙町においては、それなりに町のシステムというか、道路も広大だというか、広い面積を持っているということもありまして、非常に財政的にもお金がかかるという現状もあります。また、それに伴いまして修繕等、そういったものもかかる。それから、先ほどちょっと上下水道のことも申したんですけれども、やはり、完全に皆さんが加入しまして、それを使うということであれば、当時のものが減価償却で全てうまくいくと思っておりますけれども、加入率それから滞納だったり、あとは、水道も漏水をしていて全部が全部スムーズに流れていないというのがあったりもしていますので、構造的なものの原因も一つあるのではないかと思っております。 あとは、もう一つ、補助金等でございますけれども、この補助金等についても、この93%の財政難をくぐり抜けるためには、今後、考えていかなければいけないというような形で財政計画のほうの県の報告のほうには書きましたけれども、いろんな、建物を建てるにしても、町だけの財源ではなくて、いろんな補助金等を活用しまして、過疎債は使うことができる塙町なんですけれども、やはり、過疎債を使いますと、何十年か先、また経常的にお金がかかってくるということもありますので、そういった見直しをすると。 そういったものを踏まえまして、県のほうには経常経費の町のこれからの対応ということで文書は出しております。それに対しまして、県のほうではどうなのかということなんですけれども、県のほうからは、一応、ヒアリング等ありまして、町もこれから努力をしてくださいというような形なんですけれども、義務とかということではなくて、指導というような形でヒアリングを受けております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 今、課長からお話ありました公共施設の管理につきましては、後ほどまた質問したいと思っております。 先ほど、吉田君の質問の中で、県に提出する計画、この4番まではわかるんですが、5番からは、私は塙町は該当しないんじゃないか、それほど悪い数字ではないんじゃないかと思っているんですが、町の考えはいかがですか。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) 吉田議員さんの、多分、8項目の中の数字だったと思うんですけれども、ちょっとすみません、私も、メモ、そのときはしょっていて、公債費比率とか、それから将来負担比率とか、そういう数字だったと思うんですけれども、これについては、町のほうでは全て指導的立場ではなくて、そういう数字においては健全な財政をクリアしておりますので、ただ、今回については、93%という中身については、一時的に衛生組合の補助金だったり、それから、先ほども申しましたけれども、給食センターそれから防災センター、そういったものの町単独の持ち出しが多くなったというか、町財源だけで、あと過疎債を使って実施したという事業が多かったために、この27年度についてはこういう決算が出たのかなと考えております。 なので、その後の4項目の後の数字につきましては、健全な財政であるということを申し上げたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 非常に厳しい中で、何億も積み立てたというのは、何か違うというか、金の使い方が違ったのかな、間違ったのかな、貯金があるからこれでいいじゃないかという考え方だったのかなというふうにも考えられますが、それほど危機的状況ではないということは、今、課長のお話にもあったとおりかと思います。 次に、公共施設等総合管理計画というのが議会に提出されました。これ、お聞きしたいんですが、施設の更新費用を割り出すときに、今後40年間、毎年16億円ずつ費用がかかるということなんですが、振興計画は3年、長期計画は10年、それも5年で見直すという中で、何で、これ、ここだけ40年の長期計画なのか。40年といったら、ここにいる人の大部分はいないんじゃないかと、見届けられないんじゃないかと思うし、町にある施設は全部もう更新時期を過ぎているんじゃないかと思うんですよ。これ、殊さらにここ40年、殊さらだか何だかわかりませんが、40年間の計画を立てて毎年16億円、これは容易なことではない。これは、誰が考えても容易でないですよね。町の収入は幾らかということから考えても、毎年16億円もかかっていると。40年後に塙町の人口は何人になっているのか。3,000人になっているのか、幾らかわからない中で、40年間毎年16億円かかるという、これを我々に提出した根拠を教えていただきたい。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) では、公共施設管理計画、この間、議員さんの皆さんに全員協議会の中でこの計画までできましたことをお知らせをいたしました。その中で、確かに16億円かかるというような話もしましたが、この計画そのものが、公会計の始まる前に、現在、塙町はどういう財産を持っているかというのをきちんと調べるためのもので、今後、どのような計画で進めばいいのかというような計画を作成したのですが、ちょっと説明的に、ちょっとご理解をいただくのに私どものほうでも説明がまずかったのかなと思いますけれども、今後、そういう16億円とかかかってしまうので、施設等につきましては、これから、なぜ、その施設等の統廃合が必要なのかというのが前段に入ってくるわけなんですが、これから、先ほど、町長が申しました人口ビジョン、あの中で、塙町もあと30年後に6,000人になると、人口の減少するというような状況が出ております。人口が少なくなる、結局、人の利用者も少なくなる、あと、入ってくるお金も少なくなる。そうしていくと、今までの結局維持を、全部、各地区の例えば集会所を見たとしても、全部の、今、地域に、全部集会所が網羅されているわけですけれども、その集会所を全部また同じところに同じように建てるとすれば、そのぐらいかかるというようなことだった中の説明であったと思うんですけれども、それを、今後は、やはり人口に合わせたり、やはり使い勝手がいいように、地域でもってもし新しく建てるのであれば、それを統廃合とか、そういうことが必要なんではないかなという、そういう計画であります。 なので、40年というのがちょっとあれかどうかはあれですけれども、今後、現在の建物が昭和40年からその辺に建てたので、今後40年間を見通した計画ということでお話をしたのですけれども、その計画自体につきましても、国とか公会計導入のために、どのくらい、資産が現在あるのかということをしましたので、ちょっと、説明のほうで不備な点があったかと思いますが、その辺はご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 小峰由久君。 ◆9番(小峰由久君) 今度、公会計に入るからと何度も言っておりますが、資産をちゃんと明確にしろということはわかりますが、40年間ということと何でつながっているのかということが私には理解できないんですよ。 それから、人口が減っていく中で、公民館が減っていく、学校が減っていく、何が減っていくというのは、これは当然、自然の流れですよね。それで、例えば公民館を減らすということは、じゃ、行政区の見直しはやるのかと。各区にある公民館をなくしていくということは、私、前にも、行政区の見直しやるべきだと言ったことがありますが、行政区の見直しをちゃんとやって、それによって公民館の数を減らすとか、そういうビジョンをちゃんと持っているのか。それから、行政区のあり方としては、例えば消防団の班は、今、19ですよね。そうすると、19……、行政区は40幾つですよね。そうすると、消防団の班単位で行政区を編成し直すと公民館も半分で済むというような行政ビジョンを持って、そして、我々にきちんと長いスパンで計画を示していただかないと、その場その場で手当たり言って、それで、財政は容易でない、財政は容易でない、何もこれでは、この状況では、仕事はできないのが当たり前みたいな公表の仕方をされると、我々は少しはわかるんですけれども、関心を持たないで、年間16億円、40年かかるなんていう数字を見たら、見ただけでびっくりしちゃいますよ。こんな塙町には住めないと思って、それこそ町民が減っちゃうんじゃないかと思って、そういう心配もします。 私は、はっきり申し上げますが、塙町の財政はそんなに厳しい状況ではないということを言わせていただきまして、喉の状態もありますので、質問をこれで終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、9番、小峰由久君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(大縄武夫君) 次に、4番、青砥與藏君、登壇願います。 トイレ行きたい人は結構でございますが。 持ち時間は4時38分までです。 青砥與藏君。     〔4番 青砥與藏君登壇〕 ◆4番(青砥與藏君) 4番、青砥與藏です。 一般質問、通告に従って質問させていただきます。 本日最後の一般質問で、皆さんお疲れだと思いますので、簡潔に質問させていただきたいと思います。 最初に、2015年9月9日、衆議院本会議で、同一労働同一賃金推進法が可決・成立し、施行されました。塙町の同推進法の対応について質問します。 政府は、一昨年9月、推進法が成立し、昨年の12月にはガイドライン案を公表しました。今回示されたガイドラインは、安倍政権が重要政策課題に挙げております同一労働同一賃金の実現に向け、現在、雇用慣行のもとで生じている正規労働者と非正規労働者との不合理な待遇差の解消を目指して作成されたものです。我が国の非正規労働者に対する賃金の水準は、欧米諸国に比べて低い状況にあり、その待遇差による待遇改善は重要な政策課題であります。 日本は、先進国の中で唯一、同一労働同一賃金の取り組みでは大きくおくれているという国なのであります。この新法をきっかけに、格差を是正する旨の推進法を受け、同一賃金の導入の流れが強まり、従来の制度や仕組みの変更を迫られることになると思います。 そこで、町長に質問いたします。塙町の正職員、嘱託職員、臨時職員、パート職員等の人数・給与・賞与、そして手当の支給の現状をお聞きいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、青砥議員の質問にお答えをいたします。 この質問に関しましては、数値的なものでもありますので、担当課より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 それでは、最初に正職員でございます。これは、ちょっと変動はありますけれども、29年度の人数で申し上げます。29年度は119人です。それから、この給与を先に申し上げますと、給与それから賞与の支払い状況まで申し上げますと、3カ月の平均給与、この人数で4,170万円です。それから、12月の支給のいわゆる賞与なんですが、これが8,300万円、6月の支給が8,100万円です。それで、正職員それから特別職全て合わせた形で、今年度の予算の中で16%を占めますので、全体で、これは議員さんとか特別職、ほかの特別職も入りますが、約9億円です。 それから、議員さんがおっしゃいます嘱託職員、臨時職員、パート職員なんですが、これは、名前がちょっとあれで、嘱託職員と言っている部分が臨時職員なんですが、日額で払っています臨時職員と、それから非常勤日額臨時職員と短時間勤務、いわゆる議員さんおっしゃったパートというこのスタイルで言っておきます。なぜこう違うんだということなんですが、日額の臨時職員、これは、職員と勤務日それから時間、全く同じで、これは身分だけが違う形の方です。これが現在31名です。あと、給与はまた後で申し上げます。非常勤日額臨時職員、これは非常勤なので日数を16日以下としています。これは、働く人の都合もありまして、日数的に十分働けないという方につきまして、主に、これは保育園等、そういったところが多いんですけれども、この1時間当たりで単価契約をしております。その方が10人いらっしゃいます。それから、短時間勤務、この方が7時間45分というのが今の勤務時間なんですが、1時間当たりで働いている方、これは短時間勤務という方で、これは57名おります。この57名の中なんですが、例えば健康福祉課の子育てサロンとかそういった方で、本当に時間を短くしている方、預かり保育とか学童保育、全て、教育委員会関係も含めて57名ということでございます。 トータルして98名ということなんですが、この方の金額でございます。日額で決めている方につきましては、日々、臨時職員ということなので、例えば幼稚園教諭とかそういった方については主任クラスだと1万2,030円なんですが、それ掛ける働いた日数、22日とか、そういうことになります。非常勤の日額の方、これについても、特別職の報酬を決める条例の中に入っているんですけれども、その規定の中から割り出しをしております。時間帯につきましては、例えば幼稚園教諭の主任クラスでありますと、やっぱり1万2,000円とか1万1,000円とかランクがあるわけなんですが、そういった形で日数を掛けて出しております。短時間につきましては、本当に時間単位ですので、その人がどこの割合になるかわかりませんが、この条例の中で基づきまして単価を決めて時間当たりで払っているということになります。例えば、これで言ってもちょっとわからないと思うので、例えば、一つ例なんですけれども、保育園で例を申します。日額の方については、13人、非常勤で働いている方については7名、短時間については2名、22名で3,600万円。この、ちょっと人数が出入りしたり複数ありますので、これ掛ける、割って22で割って出る数字ではありませんけれども、人は入れかえていますけれども、大体1年間で保育園にしては3,600万円という数字がこの29年度の予算としては計上されております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 今、質問に答えていただきましたけれども、文書でいただけることは、議長、大丈夫でしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 何で必要なんですか。 ◆4番(青砥與藏君) 全部書ききれなかったということで……。 ○議長(大縄武夫君) では、それは一般質問と関係なしに、直接課のほうに行って。 ◆4番(青砥與藏君) わかりました。 ○議長(大縄武夫君) では、そのようにしてください。 ◆4番(青砥與藏君) 今の質問の軸なんですが、実は、先ほど、小峰議員からも言われた話につながっております。経常収支比率の大きな部分では、人件費の問題があります。この問題が、次に同一労働同一賃金の話がこれから具体的な話になってくるんだろうと思いますが、そのときに、また大きなウエートを占める、経常収支比率の中にウエートを占める、そういう問題がありますので、これから、バランスのとれた給与体系というものを考えなければならないと思っております。 そこで、町長に質問させていただきます。今後、正職員の、または嘱託職員の人数そして給与体系などをこれからどのような形で進めていくのかお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この法律、正式な名前は、労働者の職務に応じた待遇の確保等のための推進に関する法律ということであります。国は、同一労働同一賃金の実現を目指しまして、今後、労働契約法、パートタイム労働法、労働者派遣法の関連3法を改正するという方針のようであります。政府の考え方としましては、非正規労働者と正規労働者との賃金格差をなくし、同じ仕事に対して同じ賃金を払うという考え方であろうと思われます。 町におきましても、今後、この国の動きを見ながら対応をしっかりと考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) バランスのとれた給与基準を、早急に、国の方針におくれることのないように検討していただきたいと思います。 次に、東京電力福島第一原発事故の後の収束までの、これからの町の対応のことについて質問いたします。 2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故から6年が経過しますが、いまだに放射能汚染水の流出が続き、燃料デブリに近づくことすらできず、事故収束にはめどが立っておりません。福島県民健康調査によりますと、福島県原発事故当時の18歳以下の子供たちの甲状腺がん及び疑いは、昨年9月の時点で183人となっております。このうち1名が塙町の町民であります。セシウム137が自然界の値になるまでには300年以上かかるとも言われております。 私たちは、生涯にわたって健康面の不安、風評等の不安を抱えながら暮らすことを余儀なくされております。塙町の町民は、原発事故以前の自然に戻ることを望んでおります。原発事故以前は、山菜をとり、キノコとりに喜びをしていた方々から、塙町の線量は低いと言ってくれ、老後の楽しみを奪われたとの声を聞きました。 今、放射能問題は、我々大人の、そして男の基準で論議されているのかなと感じます。子供の目線で、女性の目線で、今後、10年、20年後の将来の目線もあわせながら論議しなければならないと考えます。 そこで、町長に伺います。国に任せっぱなしの町行政の対応でいいのか。町民の不安、賠償の相談など、必要と考えますが、原発事故後のこれからの対応を塙町はどのように考え、どの時点で放射能汚染解除宣言といいますか、幕引きを考えているのかお答えください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 先ほど、下重議員からもお話がありましたが、明日で第一原発事故から6年が経過しようとしております。町としましても、湯遊ランドを初め、道の駅はなわなど、まだ風評被害のために入場者数が減少し、直接売り上げにも影響しているし、また、商店街を初めとする個人営業にも同じような影響が生じております。東京電力の個人相談については、毎週火曜日に開催されていたが、なかなか個人対電力という交渉では難しくなってきております。これまで、町だけではなく町村会としても取り組みを行ってきたところでありますが、今後は、その強化も行っていきたいと思っております。 そして、先月、私、東電本社に出向き、話し合いをする機会がございました。その中で、これからは個別にそれぞれの状況に応じ補償の対応を行っていきたいとの話をされてきました。これは、当然、個人も含め、町全体で損害補償への対象を考えるべきと思っております。そして、もう一つ、強く要求をしてまいりましたのは、デブリ、完全に除去処理できるまでは補償の継続はとめてもらっては困るときつく申し上げてきたつもりであります。あれがなくならないうちは、風評被害も何も全然払拭できないと、そんなこともお話をさせていただきました。そういう対応でおります。 それと、汚染地区終了宣言ですか、これについては、担当課から説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(八幡繁樹君) それでは、議員さんの質問にお答えしたいと思います。 塙町は、汚染状況重点調査地域の指定というものが平成23年2月28日付で、塙町は指定されてございます。これは、周辺の町村と同じ日でございました。その後、年月がもう6年になろうとしているんですが、その後、昨年9月9日から14日にかけて、町内の大字単位で、まず大字単位で5カ所以上、合計163カ所を選定しまして、そこで、地上1メートルと地上50センチの放射能値を測定した結果、最大が0.15マイクロシーベルト、最小の地域は0.07マイクロシーベルトということでありまして、全箇所とも0.23を下回っているというようなこともございまして、汚染状況重点調査地域の指定解除に向けて話し合いをした結果、そういった状況であれば、全てが0.23を下回っている地域でもあるということもありまして、ただ、先ほど鈴木議員さんの質問にもありましたように、塙町には埋設土壌、除去土壌が入っていると、ですから、それを解決できなければ、やはり指定解除にはちょっと問題があるというようなこともありまして、そのめどが立ったということもありまして、平成28年11月29日、官報により、塙町と、近隣では矢祭町、ここが指定解除を受けてございます。ですから、棚倉町、鮫川村についてはいまだに除染事業が行われているということもございまして、そちらの町村については、まだ指定解除は行っていないと。 ですから、あくまでも国の基準による0.23は、それは超えているところはどこにもないというようなことも確認されたということもありまして、解除したということでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 山菜とりとかキノコとりを楽しみにしている人がありまして、現実はこの山菜、キノコ、食べられるような状況では、今はまだありません。そういうことも含めて、担当課の方にはまだまだしっかりした対応をお願いしたいと思います。 避難地区で子供たちがいじめに遭う事件がありました。もちろん、これは塙町の子供ではありませんけれども、子供たち自身の放射能に対する知識不足、不安、考え方などが確立していない中での自分自身を見失っているという状況でのことなんだろうと考えます。しっかりした放射能教育が必要だと考えます。三春町に環境創造センター、昨年オープンしました。子供たちの放射能教育にお勧めしたいと思います。 そこで、突然ですが、教育長にお伺いします。学校教育の中で、子供たちが自信を持って生きられる放射能知識、放射線の対応などについての教育環境をつくっていただきたいと考えますが、教育長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、青砥議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 まず、青砥議員さんから先ほどご紹介をいただきました三春町の福島県環境創造センターについてでございますが、平成27年10月に業務を開始したと聞いております。また、子供たちが放射線について学べる福島県環境創造センター交流館、通称コミュタン福島は、平成28年7月にオープンをいたしました。町内3小学校は、いずれも5年生、6年生が利用をしております。放射線について貴重な学習体験をしてまいりました。来年度、平成29年度においても、3つの小学校とも利用する予定で、ただいま計画をしているところでございます。また、塙中学校につきましては、利用を検討している段階でございます。 小学校、中学校での放射線教育についてでございますが、小学校1年生から中学校3年生まで、それぞれ全学年で放射線教育を展開しております。具体的には、小学校は学級活動という時間がございまして、その時間に県教育委員会発行の指導資料や文部科学省の発行の副読本等をもとにして、年間2時間から3時間実施しております。また、中学校においては学級活動で中学1年と2年は1時間、中学3年生においては学級活動1時間、それから理科の授業で3時間合わせて4時間の授業を展開しております。 放射線の知識を身につけ、正しく恐れることを学んでおります。さらに、小・中学校とも県教育委員会発行の道徳の副読本を活用しまして、放射能による被害あるいは風評被害等に対して家族や地域を愛する心を育む指導をしております。 県外に避難した児童・生徒が、いわれのないいじめに遭い苦しんでいる状況に鑑みまして、現状を正しく自ら発信できる、そういう児童・生徒が一人でも多く育つように学校全体として、町全体として教育していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 教育長のきちんとした対応がなされているんだなということを感じました。これからも続けていただきたいと思います。 それでは、次に、行政改革について伺います。 これから3つの質問がありますが、全て行政改革についての関連であります。 まず1つ目であります。 全国自治体関係者が奇跡の村と呼ぶ小さな山村が長野県下條村です。下條村の人口は4,000人、飯田市から車で30分ほどの陸の孤島と言われております。7割が山林を占め、住宅面積はわずかに3%、傾斜地ばかりで農地も少なく、村の産品は柿、梨、リンゴ、ソバといったところであります。村内には大きな企業や事業所もなく、税収は乏しく、2011年、ちょうど6年前の数字ですが、財政力指数は0.21、さまざまな悪条件に苦しむ典型的な山村でした。そんな下條村が、今、奇跡の村と呼ばれ、全国の市町村の行政関係者が研修に行く先進地です。 村は、早くから少子化対策に乗り出し、全国有数の高い出生率を誇り、これを維持し続けています。国の補助制度を安易に飛びつかず、地元の実情に合った施策を自らの創造、創意工夫で編み出し、それを住民とともに汗を流してきました。資材支給事業、塙町でもやっておりますが、資材の支給です。職員の民間での研修、町営住宅格安家賃、子供医療費無料、給食費半額など、子育て支援、若者定住促進を行っています。伊藤村長は、行政のコストをとことん削れば投資的経費は捻出できると言っております。職員数は32名、類似の公共団体の半分以下です。経常収支比率は全国6位の64.7%、実質公債費比率は全国4位のマイナス3.5%、交付税処置分を差し引いた実質的な借金は8,800万円、基金は55億円、驚くべき、健全にして堅実な財政です。 実は、泉崎村でも、ここに職員がお世話になり、長期研修を受けてまいったという話を聞きました。現在、泉崎村は健全化を図っております。 我が町も、泉崎村と同じように、下條村と同じように、健全化ができるものと考えます。今、議会は議員全員で町民の負託に応えられるように頑張りたいと、そういう気持ちでいっぱいであります。 そこで、町長に、この行政改革について質問します。 昨年の9月の定例会で、一般質問において、指定管理者、塙振興公社の経営改善をお聞きしました。再度質問いたします。半年間で改善されたこと、そして、進行中の改善計画をお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 9月の定例会で、塙町振興公社の経営について、さらなる営業努力と施設に係る経常経費削減を図っていくと答弁をいたしました。 現在の状況は、当期純利益が減少しており、依然厳しい経営状況とはなっております。経営改善策といたしまして、各種イベントの開催、営業活動の強化、都市交流でのPR活動、これを実施し、集客に努めております。 今後も、人材育成による経営改善、さらに経費削減に努め、改善を図りたいと考えております。 それと、私が湯遊ランド社長として就任いたしました8月から、売り上げの収支、これが、毎月届けるようにということで、私の手元にあります。この資料を読みますと、8月290万円の黒字、9月660万円の黒字、10月650万円の黒字、11月260万円の赤字、12月430万円の赤字。ただ、この赤字の幅も前年度と比較しますと縮小しております。少しずつではありますが、改善に向けての努力の結果が見えてきているのかと。まだまだ長期的に見なければ判断はいたしかねるところでありますが、私が自分のこととして、もっともっとみんなしっかり仕事をしないとというハッパをかけたこともありますので、そういうことも含めて、多少効果があったのかなと、このように思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 湯遊ランドの経営は、なかなか難しいと思います。町長が精いっぱいやっても、それは一遍に改善するわけではないと考えます。質問の中に、次の質問に、地代家賃の話をしようかと思いましたけれども、この状態で質問した意味はないんだろうと思いますので、飛ばしまして、私の気持ちだけ言わせていただきます。 湯遊ランドはなわは、塙町唯一の福利厚生温泉施設です。町民みんなで守り立てていかなければなりません。しかし、現状を好転できなければ町のお荷物になります。期限を決めて、結果を出していくということを要望します。 次に、町の歳出の中で、委託業務の予算が大きく、28年度2億4,000万円ほどの多額の予算が計上されています。パソコンを導入した効果が全く見えません。ここで、この委託業務というものは、先ほど、人件費の話もしましたけれども、この部分がかなり大きなウエートを占めているなというのが私の実感であります。 ここで、質問します。 委託料の中で、以前は職員が行い、今は業者にお任せしているという事業予算はありませんか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 事務方で特に大きなウエートを占めておりますTKC、それから給食センター、図書館の窓口等々委託先はございます。この子細については、各担当課から説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長天沼恵子君) それでは、以前は職員が行い、今は業者に任せている事業ということなんですが、一つに、今、町長がおっしゃったようにTKC関連の業務があるのかと思っております。これは、全体的に言いますと国の指導で導入されたもので、国や県にデータ報告とかそういったものに不可欠のものになっているために、現在、そういうシステムを導入、また、人員削減の面からも期待できるということで取り組んでいるのがございます。 全体的に、TKC関連を全部トータルいたしますと2,933万8,680円ということなんですが、これも、課によって分かれておりまして、若干、課の代表的なものだけ申しますと、総務課ですが、先ほど、公会計によります財務システム、これが年間180万円、給与システムが24万円、あとは、タスククラウド、これは県のほうに全部情報を一括情報管理していただくためのクラウドシステムの料金300万円で900万円ほどです。町民課は、戸籍のシステムが300万円、住基システム、これが290万円、あと、コンビニ収納関係、これ210万円、申告関係が36万円ということで、合計すると1,456万円ほどです。生活環境課ですけれども、これは、水道料金のシステムです。それが、料金が109万円。あと、健康福祉課が12業務がありますけれども、介護とか後期高齢、児童手当、これを全てシステム化しておりますので431万円、あと、選挙管理委員会、これが住基と同じように選挙の名簿とかをシステム化しているために36万円ということで内訳でございます。 これにつきましては、人員削減ということがあって導入されたわけでございます。実際に、これを、今、手動でやれと言うのであれば、現在の数倍の職員が配置されないとかなり難しいのかなと考えております。今のところ、こういったものについては、毎年保守料とか使用料かかっているわけなんですけれども、工夫としては5年間の買い取りにしたほうが安いか、また、プリンターの統合をしたほうがいいのか、値段の交渉等についても職員の中で行っているわけですけれども、実際、このような金額が支払われているという現状です。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 今の質問で、なかなか難しい問題がいっぱいあるんだなというふうには感じました。国と県と通信回線の中では共有しなければならない通信回線はあるんだろうし、なかなかソフト開発も大変なんだろうというふうには思います。ただ、ここにかかる費用が大きなウエートを占めていることも事実なので、今後、どこを削れるか、どこを町の職員でやれるか、もっと検討していただければと考えます。 実は、一昨日、28年度特別会計議案の中で、農業集落排水処理事業の中の経営戦略策定事業委託業務200万円は、課長が頑張って手作りし、委託料200万円が削減されたという報告がなされました。ぜひ、これからも業者に頼らずできることは今後も進んで行ってもらいたいものであります。 次に、長年、予算を経常的に歳出している補助金、ダリア補助金についてであります。 通常、3年とか5年で結果を出す、これが一般的な補助金だろうと考えます。ダリア補助金の今までの成果、今後の展開、事業評価、ひとり立ちできない理由などをご報告願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えをさせていただきます。 ご指摘のとおり、補助金事業につきましては、3年程度としておりますが、事業の内容によってはそれ以上補助をしている場合もあります。ダリアに関する補助金は、平成22年度より実施をしていますが、内容といたしましては、生産者への直接補助ではなく産地化及びPR等を行う協議会への補助ですので、観光的な面もございますので継続した補助となっております。また、メロンに対する振興作物生産奨励事業補助金は平成22年、23年、25年の3年間実施しております。そのほかに、塙町産品開発事業補助金を平成24年、25年に補助しております。 これらの補助の成果につきましては、そして、今後の展開等につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(白石憲男君) それでは、ダリアの補助の関係につきましてご説明を申し上げます。 まず、成果の部分なんですが、平成22年度より町の花ダリアの切り花による農家所得の向上を目的に実施をしております。塙のダリアという名称で商標登録を行っており、ダリア切り花による産地化というものを目指しております。 現在、大型花屋さんの青山フラワーマーケットさんと提携した塙のダリアの販売PRということで、全国へのダリア切り花発送システムの構築というものが現在できております。9月から10月にかけて週に1回注文に応じて北は北海道、南は九州までということで、注文があったところに宅配で郵送しているというようなこともやっております。 また、ダリアは女性による栽培という部分で、女性が主役となって栽培している農家さんもあります。現在、女性が主となってやっている農家さんは3軒ございます。 また、東京の大田花卉市場の販売ルートにより出荷を行っております。これは、JAさんを通じての出荷となっております。切り花市場としては、全国一の、大田花卉さんは、取り扱い量となっております。その中で、ダリアの取り扱い量は、福島県は全国の中では5位となっております。取り扱い量の約10%の部分です。福島県の主な産地という部分では、福島市と塙町というふうな形になっております。 あと、毎年、東京の池袋サンシャインで行われますダリアの華展というイベントがございます。それに、切り花やダリア園の観光PR等を実施しまして、ダリア園に来町されたり、ふるさと納税等の機会になったりというようなことでPR等をやっております。 また、多くの花雑誌等の掲載という部分でPRを行っているというような部分が成果としてあるのかなと思っております。 今後の展開としてなんですが、平成28年度から地方創生推進交付金事業という部分が福島県としても手を挙げております。その県と連携しまして、塙町と一緒に県との事業の中で切り花の日もち試験や挿し苗技術の習得等について実証試験を実施しております。ダリアそのものは、皆さんもご存じのとおり、そんなに日もちするものではないという部分なんですが、これを少しでも、1日でも2日でも日もちがよくなるような形の部分の実験を、現在、進めており、要は、切り花の中の水の中にあるものを入れると日もちが長くなるという部分が成果として少しずつ確認されてきていますので、今後、それらを花屋さんとか消費者にPRしながら、少しでも楽しんでもらえるような部分をやっていきたいなというように考えております。 また、28年度は、試験的に関西のほうへ切り花の出荷も実施しました。関西の14店舗の花屋さんで販売を行ってもらいました。今後は、品質の向上、あとは輸送方法等について検討していければなというふうに考えております。 また、生産者が高齢化等の要因により正直減少している部分があります。最初、切り花が始まったころは25名です。現在は19名という部分で減少しておりますが、産地化として販売をやっていくためには、ある程度の、やはり、生産量というものが必要になっております。JA東西しらかわさんと連携して生産者の拡大について、一応、登録商標的には塙のダリアという名称にはなりますが、町外の農家さんにもJAさんを主体として取り組んでいただければなというふうなことを検討しているところであります。 事業の評価としまして、塙のダリアの特色という部分でほかの産地にはない多くの品種を栽培しているということが、花屋さんのほうからは評価としては結構高いものがございます。産地化を目指して事業の展開というものをやっておりますが、ダリア切り花そのものは市場では人気が結構高い部分があります。正直、需要が追いつかない状況という部分がございます。ほかの産地、秋田県、長野県、北海道などの産地では、毎年生産者が増加しております。要は、これは、県とかJAさんが主体となって、要は、大規模な産地化を目指すために働きかけを行っているということが大きな要因となっております。塙町も生産者の拡大という部分が必須となっておりますので、そういう部分では生産者をいかにふやしていくかという部分については取り組んでいくという部分で、補助金等もまだ継続という部分はご了解いただければなというふうに思います。 塙のダリアの知名度という部分では、結構、県内でも塙町といえばダリアと、ダリアといえば塙町という部分がございます。首都圏から近いという部分もありますので、朝切って届けられると、または、すぐに行くという部分では新鮮さという部分が評価としては長もちという部分では評価が高くなりますので、そういう意味では、今後、栽培技術の向上とか指導体制という部分を充実させながら生産者をふやしていけばというふうに思っております。 要は、農家さんの部分で協議会がひとり立ちできない部分ということなんですが、基本的に、ダリアの切り花については、生産者、JA、町によって協議会をつくっております。産地化や技術の向上を図るためには、協議会として、全体として取り組むというような形で進めております。ただ、出荷元がJAさんですが、JAさんには正直、花卉の専門、要は花関係の専門担当の職員が現在のところいないという部分がございます。そうした場合、農家の指導という部分の体制ではなかなか難しい部分があるものですから、そこで、町のほうでは栽培指導員を配置して農家さん等に栽培技術の指導、向上を図っているというような部分がございます。 ダリアの切り花そのものは、全国で本格的に始まったのはまだ10年程度という部分がございます。栽培技術、病気対策等というのがまだまだ研究されている部分でもございます。これらの情報の発信とか、あとは対策等で、なかなかひとり立ちができないという時間がかかっているという部分の状況であります。 また、塙の切り花が、JAさんを通して市場に出しておりますが、市場への出荷方法が共選出荷方式ということで、団体として出荷という部分になっております。その中で、値段がいいもの悪いものがあっても出した人は一律幾らというような形で値段が決まってしまいますので、個々の栽培技術の差があって、安くてもいっぱい出せば金になっちゃうと、ただ、その人がいることによって平均単価が下がるとかという、個々のいろんな問題がございます。そういう部分では、栽培体制の指導というのが不可欠で、みんなが同じような形で品質のよい切り花を産地として出していくというのが必要なため、協議会という形で指導していく必要があるということでご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。
    ◆4番(青砥與藏君) 細かい説明ありがとうございました。 補助事業については、PDCA、何度か話されているかと思うんですが、このチェック体制がきちんとできれば、次のアクションにレベルアップして、技術そして利益、売り上げと、上がっていけば、大きな成果ができるものと考えます。ぜひ、PDCA、きっちりやっていただきたいと考えます。 塙町が、奇跡の町と言われるような町づくりができればと考えまして、期待しまして、一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、4番、青砥與藏君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △訂正の申し出 ○議長(大縄武夫君) ここで、生活環境課長より発言を求められておるので、これを許します。 生活環境課長。 ◎生活環境課長(八幡繁樹君) 先ほど、青砥議員さんの質問の回答の中で、私、放射能値というふうに言ってしまいましたが、正しくは、放射能空間線量値が正しいものです。 どうも失礼しました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(大縄武夫君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後4時40分...