匝瑳市議会 > 2021-09-17 >
09月17日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2021-09-17
    09月17日-04号


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    最終取得日: 2022-12-18
    令和 3年  9月 定例会          匝瑳市議会令和3年9月定例会議事日程(第15日)                      9月17日(金曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問   7番 山崎 等君  16番 田村明美君  15番 苅谷進一君3 散会---------------------------------------出席議員(16名)     議長  石田勝一君       副議長  平山政利君     1番  宮内康幸君        2番  都祭広一君     3番  増田正義君(遅刻)    4番  椿 日出男君     6番  林 明敏君        7番  山崎 等君     8番  行木光一君        9番  武田光由君    11番  石田加代君       12番  浅野勝義君(遅刻)    13番  栗田剛一君(遅刻)   14番  佐藤 悟君    15番  苅谷進一君       16番  田村明美君    18番  欠員---------------------------------------欠席議員(1名)    10番  小川博之君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    次長          江波戸英樹 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大木恒一君 企画課長        林 雅之君   総務課長        布施昌英君 財政課長        大川純一君   税務課長        塚本 優君 環境生活課長      鎌形 健君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      武田英樹君   都市整備課長      渡邉保行君 建設課長        佐藤雅一君   市民病院事務局長    太田和広君 教育委員会教育長    二村好美君   教育委員会学校教育課長 矢澤敏和君 教育委員会生涯学習課長 林 鉄也君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより、9月16日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、9月16日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、山崎等君の登壇を求めます。 山崎等君。     〔7番山崎 等君登壇〕 ◆7番(山崎等君) おはようございます。久々の登壇質問になりますので、皆様、詰まるところがあると思いますが、よろしくお願いいたします。 私は今回、消防団員の大勢の思いを背負い、質問をさせていただく所存でございます。 この9月3日、産業技術総合研究所が津波に関する研究成果を「ネイチャーサイエンス」に掲載、公表しました。 千葉県九十九里浜地域の地下で津波堆積物を発見し、およそ1,000年前の痕跡であることが分かりました。 津波の再現シミュレーションにより、マグニチュード8クラスの巨大地震が房総半島沖で発生したことが明らかになり、房総沖の巨大地震は1677年の延宝房総沖地震がよく知られておりますが、これより古い時代の西暦800年から1300年の間に巨大地震が発生したことが、今回初めて明らかになりました。 九十九里浜で、これまで知られていないおよそ1,000年前の津波の痕跡が見つかり、解析の結果、房総半島の沖合を震源とする巨大地震が起きていたと見られることが、産業技術総合研究所などの調査で分かりました。 調査した澤井上級主任研究員らの研究グループは、千葉県の匝瑳市と山武市、一宮町にかけての九十九里浜海岸付近の地層に残された過去の津波の痕跡を調査し、その結果、対岸から内陸に2キロ程度の地層から、過去に津波で運ばれたと見られる海の砂や生物の化石などの層が2つ見つかり、このうち古いほうは西暦800年から1300年の間のものと推定されたとのことです。 当時の海岸線の位置や砂丘の高さなどを基に、複数のケースをシミュレーションしたところ、房総半島の東の沖合の海底を震源とするマグニチュード8.5クラスの巨大海底地震が起きていたと考えられることを掲載しております。 我が匝瑳市も、3.11東日本大震災により、幸いにも人命の被害はなかったものの、甚大なる被害を受けた被災地でもありました。 近年、日本を取り巻く自然環境は、地震災害、風水害、土砂災害が頻発しております。また、風害による大規模な火災、今年におきましては、県内では常備消防の対応範囲をはるかに超える大火災が成田市、八街市内で発生しております。 火災発生時には、消火活動はもとより人命の安否確認、災害現場付近の交通整理、常備消防の後方支援等、消防団活動は多岐にわたり対応に追われます。地域の防災力の中核的役割を担う消防団への期待がますます高まっているときであります。 一方で、全国的に団員数が非常に減少しており、地域防災力の低下に対する危機感が高まっております。つまり、消防団の役割はますます多様化しているにもかかわらず、団員数は減少しているのが現状ではないでしょうか。 そこで、匝瑳市における消防団への取組を質問いたします。 1、国土強靱化の中で、消防団に関する防災・減災のため、3か年緊急対策における当市消防団の取組結果についてお伺いします。 消防団組織について、現組織で機能しているのか、分団内での統合は考えているのか。 消防団運用として、操法大会の弾力的運用について。 団員の加入問題として、団員選任に当たり、地域コミュニティの破壊について。 最後に、道路冠水対応について。豪雨による水没、冠水に対する水深標示物の設置についてをお尋ねいたします。 登壇質問は以上となります。再質問については自席にて質問させていただきます。当局の誠意ある御回答をお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君の登壇質問が終わりました。 山崎等君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 皆さん、おはようございます。 それでは、ただいまの山崎議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策における本市消防団の取組結果についてのお尋ねでございますが、この緊急対策は平成30年12月に閣議決定され、防災のための重要インフラ等の機能維持等の観点から、特に緊急に実施すべき対策について、平成30年度から令和2年度までの3年間で集中的に実施されたものであります。 消防団関連の事業といたしましては、チェーンソー等の救助用資機材の整備を促進するため国庫補助金制度が創設されましたが、本市では補助対象に示された資機材につきましては、これまで消防車両の更新と併せて計画的に整備を進めてきたところであります。 今後、本市の消防団活用に有用な資機材整備を対象とする補助制度が創設された場合は、財源確保の観点からも積極的に活用してまいりたいと考えております。 次に、本市消防団は現組織体制で機能していけるのか、また分団内での統合は考えられないのかとのお尋ねでございますが、御承知のとおり、本市消防団は合併時からこれまで3度にわたる組織再編を経て、現在は団本部以下、12分団41部の体制の下、地域に密着した消防団活動が行われております。 しかしながら、少子化の進展や就業構造の変化等から団員数は減少傾向にあり、令和3年4月1日現在では656人と、10年前の平成23年4月1日時点と比較いたしますと20名の減少となっております。 お尋ねのありました分団内の統合は、地域の防災力を低下させることなく、限られた団員数で効率的に消防団活動を継続していくための方策の一つであると認識をしております。今後、各地区及び各分団から統合に関する御相談をいただきました場合は、まずは消防団幹部役員会において協議をお願いし、その結果をもって調整してまいりたいと考えております。 次に、操法大会の弾力的運用についてのお尋ねでございますが、操法訓練は消防技術の習得や士気の高揚、一体感の醸成などの効果があり、消防団員が火災現場の最前線で安全に活動するための重要な訓練であると認識をしております。しかしながら、操法大会に向けた操法訓練は、訓練時間等で団員の負担になっているとの御意見も伺っているところであります。 現在、全国消防操法大会については、主催者である公益社団法人日本消防協会が中心となって、操法の技術内容や大会の運営について見直す方向で検討されているとのことであります。このため、本市の操法大会の運用につきましては、全国大会の見直しの検討状況、並びに千葉県大会及び海匝支部大会の対応等を踏まえ、今後、消防団幹部役員会において協議がなされるものと考えております。 次に、団員の加入問題についてのお尋ねでございますが、消防団は地域に密着した組織であることから、地縁を生かし、各分団において新規加入団員の勧誘を行っていただいているところであります。 消防団は、地域住民の生命、身体、財産を守るために必要不可欠な存在であり、その活動は団員一人一人の献身的な努力によって支えられております。市といたしましては、団員のやりがいの向上、そして負担軽減につながる取組について、今後、消防団と協議してまいりたいと考えております。 最後に、豪雨による水没、冠水に対する問題で、水深標示物の設置等についてのお尋ねでございますが、御指摘の市道103号線、通称東総地区広域道路の冠水につきましては、豪雨の際に、本路線と並行する千葉県管理の二級河川、借当川の水位が上昇して冠水する状況となっております。本路線につきましては、道路冠水により通行止めを行った経緯もありますので、通行車両等への注意喚起を行うとともに、安全な通行を確保できるよう、案内看板及び議員御提案の水深標示について設置を検討してまいりたいと考えております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては担当課長から御答弁を申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) 私からは、市・消防防災班強靱化についてお答えをさせていただきたいと思います。総務課消防防災班の強靱化を図るため、消防組合の退職者を再任してはどうかというような通告のほうをいただいております。 本件につきましては、他市町村の例を参考にいたしまして、任用形態の在り方などを含めて、今後調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) では、再質問させていただきます。 まず、国土強靱化についてです。 3か年緊急対策により対象となった、多分これは機材が中心だと思ったんですけれども、国から選定されたような機材の希望はあるかと。非常に使いづらかったと私は認識しているんですけれども、そういう中で、この中でどういう機材が、多分10種類近くあったと思うんですけれども、追加を含めた中で、その説明をお願いしたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 国庫補助制度における補助対象資機材といたしましては、議員御指摘のように使い勝手が悪かったということで、追加の資機材も含めまして御答弁させていただきます。 まず、チェーンソー、それからAED、油圧切断機、エンジンカッター、ジャッキ、トランシーバー、発電機、投光器、排水ポンプ、ボート、救命胴衣一式、切創防止用保護衣一式が示されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 中でも、使えるものも、ふだん消防車のいわゆる耐用年数が過ぎたものの入替えの中で、チェーンソー等は私も確認が取れておる次第でありますが、その他において、やはりこういう制度があったとき、うちの市も財源が非常に厳しい現状の中で、消防費も含まれている中で、今後はここに市長の回答の中で、運用に当たっては財源の確保の観点からも積極的に活用したいということでありますけれども、それは今回、消防に当たらず、産業振興課が非常に大きなウエートを占めているんですけれども、やはりそういう国・県からの補助の情報、これはスピーディーに、やはり組織なり市民になり提供できるような体制をお願いしたいなと思いますので、市長、御答弁をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 先ほど申し上げましたように、制度が創設された場合ということで積極的に取り組んでいきたいということでありますけれども、通常におきましても消防団と連携を、コミュニケーションを取りまして、ひとつ機材や団の活動に対しまして、十分注意を払いながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) もう一つ、全課にわたってそういう助成事業があった場合はお願いできないかということを含めて御答弁をお願いします。
    ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 議員おっしゃるとおりでございます。防災体制につきましては、総務課のみならず全庁体制で取り組んでいきたいと、また消防団と連携をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) では、よろしくお願いいたします。 続きまして、消防団組織で、現組織体制で機能はしているのかと。これは大きな器の中での話なんですけれども、これはみんな私の質問の中で関連してしまうんですけれども、そういう流れの中でいろんな問題が、この中でも統合とか操法大会とか、いろいろな問題が全てここの元に入っていくと思います。なぜかというと、消防団はマンパワーでございますから、そういう流れの中でこのままで機能して、一応、消防団と市当局がこれから協議、または問題があった場合は随時対応してくれるという回答でありますけれども、まず私は提案として、やはり諮問委員会か検討委員会の設置をお願いしたいなと思うんです。 というのは、今現状、匝瑳市における消防委員会というのがありまして、これが年に1回。私も委員長のときに、あそこはいわゆる充て職で行くんですけれども、そのとき言ったことがあって、1回では少ないんではないかと。2回以上にすべきではないかと提案させていただいたんですけれども、それから全然進展はないと。 それだったら、やはり随時、いわゆる検討委員会というものを設置して、新しい情報を随時そこで取り上げて、日々、改革できるものは即断即決ができるようにお願いしたいなと思いますけれども、総務課長、どうですか、検討委員会。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの議員の御提案ですけれども、消防団の幹部役員会がございます。そういったところに御意見を伺うというような形で協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 一応、消防団の位置づけが、市から活動資金を頂いているという、やはり上下関係と言ったらおかしいんですけれども、なかなか行政当局には非常に言いづらい面も多分にあると思うんですよ。そういう意味での中でのお願いだったんですけれども、もうちょっと風通しのいい、では消防団幹部会議をお願いしたいなと思いますけれども、総務課長、御答弁をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) 議員御提案のように、消防団幹部役員会を年に数回開催しておりますので、そういった中で、議員から御提案があった部分については、御意見を伺いながら協議していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 続きまして、分団内での統合が考えられないかということで、統合した地区と、過去1回ぐらいは統合しているとか、いろいろばらつきがあります。 私も、3.11以降、これじゃしようがないということで消防団員になりました。いまだ継続しておりますけれども、やはりこの10年、現場に出動していった中で見ているのは、統合すると出動率が非常に上がると。いわゆる防災対応力が非常に格段的に上がっていると、これは事実だと思いますけれども、総務課のほうで出動隊の確認を現場で随時取っておりますので、そういう確認は取れておりますか、総務課長。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 消防防災班の職員も現場に出向きまして、出動のほうの確認をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 私の質問が通っていないんですけれども、確認はしているというのは私、承知しているんですよ。ただし、出動率のよい、多い分団は、統合されている分団のほうが私ははるかに多いなと感じておるんですけれども、そこら辺の行政の視点からの結果をお願いしたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 確かに統合されている部につきまして、また統合機庫という部分もありますけれども、そういった部分におきまして、出動する要件を満たす状況が整っておりますので、そういった部のほうが出動がしやすい体制にはなっていると考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) では、次に移りまして、消防団の運用についてであります。 ここで、操法大会の弾力的な運用と書かせてもらってありますけれども、やはりこの組織にも通ずることなんですけれども、団員確保にも通じますけれども、操法大会があるから、練習が大変だから、大会まで毎日2か月、昼も働いているのに、夜そこで訓練している、非常に大変だと。またその親も、非常に息子が大変だから、消防団員はそういう流れの中では出したくないとはっきり、やはり入団勧誘に当たっても父兄のほうからも言われております。 そういう流れの中で、今後、茨城県においては消防団長が操法大会は一切出ない。なぜかというと、やはり入団に当たっての新人が入ってこない、それが大きな弊害だと。しかし、技術的なものは訓練をして行うということですので、まず1回目として、今後について書いてありますけれども、ここら辺を、関東一円で結構ですから、非常に消防団の運用に当たって困っていまして、操法大会とかいろいろあるんですね、これ。出初め式が嫌だと、冬の長く立っているのが嫌だとか、そういうものも含めた中で、今後ともうまくアンケートを利用しながら、各団員に今後も含めた中を考えると、考えをその中で消防団幹部会の中で通していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 操法大会への練習の負担という部分でございますけれども、これは市長答弁にもありましたように全国の組織、日本消防協会のほうでも今調査をしております。市のほうでもこの間、幹部役員会のほうで操法大会、こういった傾向があるのでということで、アンケートのほうをさせていただいております。その中で、その他という項目を設けてありまして、今集計中でございまして、そういった御意見等もありますので、そういったものを参考に今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) これは通常、私も分団員の一員でございますが、非常にこれはもう現場からのサインなんですよね、早くどうにかしてくれということで、私は今回、登壇質問までさせていただいておるんですけれども、やはり、もうちょっと、役所、組織体というのはなかなかうまくスピーディーに物事が回らないんですけれども、これ1年ずれる、ずれるという形になっていれば、そのうち大変な減少した組織になってしまうんではないかということで、そこら辺のスピード感を持っての対応をお願いしたいと思うんですけれども、総務課長、答弁よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 本年度、全国もそうですが、市のほうでもアンケートを取っておりますので、そういった状況を見ながら、迅速に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 次の質問でございます。 団員の加入問題についてですが、団員選任に当たり、地域コミュニティの破壊と。なぜこんなきつい、破壊という言葉をここに記載させていただいたかというと、いわゆる各地域において意外と年齢別、年齢順等で、また家庭の送り順等で消防団員を選任されている地区がほとんどだと私は思うんですけれども、その中でやはり均等化が非常に難しいと。どこの誰べえの家は、まだ若いのに行っていないんじゃないだろうかと、そういうふうな話がいっぱい出てきているんですね。 そういう流れがありますので、ここら辺で、先ほども申したとおり、操法大会は嫌だから出さないとか、これも一つこの中に入ってくるんですけれども、そういうものを今後とも団本部幹部会議においてもうちょっと、これも前質問と同じなんですけれども、協議していただけないでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 地区からの選任という部分でございますけれども、確かにいろいろな役員がございまして、そういった部分の選任が難しいということで、区のほうにお願いをしていると。その中で、消防団もそういった部分もあって、なかなか選出のほうが難しいという部分でございますけれども、コミュニティという部分でございますけれども、なかなか市からという部分も難しいものがございまして、これは役員会等のほうでそういった御意見もあったということで、当然、団の役員の方の地区コミュニティ、そういった部分には関連があると思いますので、そういった中で今後協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 消防団も地域コミュニティの中の自主防災組織の中にも組み込まれております。ただし、今回質問したのは、区長さんとかいろいろ役職がありますけれども、一番決まらないのが消防団員なんですよ。そのために2回も3回も会合を開いて、ようやっとのこらさで渋々決定されているという流れですので、今後のあれも当局の御配慮をお願いしたいと思います。 続きまして、市・消防防災班強靱化について。 消防組合退職者の、ここでは再任用と、年度職員でもよろしいんですけれども、先ほど総務課長から答弁がありました。いつものとおり、近隣市町村等を参考にして調査研究してまいりますという言葉ですので、私は、これも次の冠水に関わってくるんですけれども、マンパワーが足りないんではないかということですね。 そこで、市の職員であるといわゆる人件費がかかるということで、うまく活用できないものかという形で、消防組合にこれをお願いすると、今定数、ここに太田組合長もいらっしゃいますけれども、106名、たしか、109名でしたか、106名ですよね。106名に再任用を入れると、どこの市も困っているんですけれども、調べた結果、再任用もその106人の中に入ってしまうと。実質の、いわゆる予備的に職員、消防組合で持っているなら別に問題はないんでしょうけれども、そこでこの間、定年されるまで、匝瑳市、横芝光町の管内を縦横無尽に人命救助、火災現場、第一線にいて、地勢学的に申しますと、こんなに地理等を把握できている職員はいないんじゃないかと、私はそう思うんですよね。そういう流れの中で、この職員をぜひとも採用していただけないか。 また、冠水時においても、一つの例として、市の建設課が通行止めの対応に行っているんですよ、私も何回か、今年確認しているんですけれども。その中で、警察車両がいるときは、みんな、必ず通行止めを守る。警察車両が現場から帰って、市の建設課と市の建設課関係の業者さんが手伝いに来てくれて、そうすると建設課の職員を、これは突破してくるんですよ、スピードを上げて。あれは非常に危ないと。いわゆるここでもマンパワー不足だと。これはやっぱり防災に通ずることで、私は今こういう場を借りて質問させていただいております。 はっきり言って、防災はいつ来るか分かりません。ここに人件費を割くのも匝瑳市は大変だと思いますけれども、いざそういう災害時にベテランが即時対応できるような強靱化が必要ではないかということでお伺いしているわけであります。 答えは変わらないと思いますが、調査研究というのは今までの中で非常に、総務課長、菜っ葉の肥やしって知っていますか、菜っ葉の肥やし。意味が分かりますか。じゃ、教えましょうか。掛け声だけで終わってしまうというのが、これは一つの江戸時代からのことわざなんですよ。そういうことのないように、ぜひともお願いしたいと思います。 続きまして、最後になりますが、道路冠水対応についてであります。 豪雨による水没、冠水に対する水深計ですね、標示物の設置をぜひとも早急にお願いしたいということであります。 これは7月13日、大雨において、カインズとセブン-イレブンの間、よく水没するところですね、冠水するところ。あそこでやはり軽車両が1台、自走不能。これは冠水のため。 私もアドバイスして、これは市の排水が悪いから、あなた訴えたらとよっぽど言ってあげようと思ったんですけれども、私も排水作業、消防団の車で排水作業を一生懸命やっていたもので、なかなか対応できなくて。 それと8月8日、まさにこれなんです、103号線。ここでやはり6台の車両がいわゆる立ち往生、2台が自走不能という事態が、夜でしたけれども、夜の9時過ぎだと思います。私も現地に行っていろいろ、消防署のレスキュー出動の皆さんとお手伝いしましたけれども。 なぜこれを、標識を立てたいなと思ったんですけれども、やはりマンパワーが足らないんです。だから、広域農道に入ってくる車にもう、大体、私も分かったんですけれども、25センチ以上あると普通車はもう完全に止まります、10メートルぐらい走ったら。そういうのが今回、確認が取れておりますから、そういう意味ではぜひとも、あそこは一応市道ということですので標識を立てて、なおかつ手前にその標識を説明するような看板を立てていただきたいということであります。 この間の熱海の土砂崩壊のときも、静岡県は地域の道路に、非常に対応が早かったと。いわゆる基幹道路を、物流関係をスムーズに通させるために、25センチ以上車高のある車は通させた。あまり深いところは駄目なんですけれども、そういう配慮があったと。103号線もまさしくそれと同じですね。そういう扱いを、マンパワーが足らなくて、もし間違って入っても、通過して入っても、水深があるんだったら、もうそこで止まっていただくという形で、今回私はお願いしたんですけれども、それについて建設課長、いかがなものでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 佐藤建設課長。 ◎建設課長(佐藤雅一君) ただいまの御質問にお答えします。 冠水についての注意喚起等につきましては、先ほども市長答弁のほうにもありましたように、検討させていただきたいと思います。 あと、通行車両の区分けですが、こちらにつきましては関係機関等ともちょっと調整させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 私も5台の救助に立ち会った人間です、お手伝いさせてもらった人間なんですけれども、救助を待っている間、私も水深を測りながらあの道路を歩いて、もう水が引かないから一か八かだということで、私の車を先導にして水を切って、みんな5台、救出しました。おかげで私も車が壊れました。市長、後で修理代をお願いします。 それは冗談としまして、やはりあの中で家族、いわゆるにっちもさっちもいかない、前にも後ろにも下がれない状況で家族、女性の方が非常に困っているなと。これはやっぱり現場に1時間半も止まっていると、トイレの問題とかいろいろ発生してきますので、これはぜひとも早急に、これからもまだ雨がいっぱい降りますので、まだ乾期には入ってまいりませんので、できるだけ早急にお願いしたいと思います。 それと、産業振興課長、あそこにかっぱがいるんだ。というのは、10時半頃、私は借当川のところを懐中電灯でいろいろ水深を測っているときに、それらしきものがいました。これは市長、産業振興に大きな関わりがありますけれども、信じる信じないは皆様の判断でお願いしたいと思います。 以上にて私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(石田勝一君) 山崎等君の一般質問を打ち切ります。 続いて、田村明美君の登壇を求めます。 田村明美君。     〔16番田村明美君登壇〕 ◆16番(田村明美君) おはようございます。日本共産党の田村明美です。 事前に通告しました8項目8点について伺います。 1に、学校運営におけるコロナ感染拡大防止策について。 2つ、児童生徒のリモート学習に向けた取組について。 3つ、通学路の安全確認調査、その上で安全対策をいかに行っていくのかについて。 4つ目、市営パークゴルフ場の用地の雨水排水対策について、設計整備に関して伺います。 5つ目、交通弱者支援施策の観点から、匝瑳市公共交通活性化協議会の活動内容と議論について。また、市の施策の方針、計画について。 6つ目、雨災害の防止策について、匝瑳市ハザードマップの活用、そして冠水、土砂崩れの危険箇所の調査点検と周知徹底について。 7つ目、米価下落の下で取り組むべき農業、農家支援策について。 最後に、匝瑳市民病院の施設の建て替え計画について市長に伺います。 第1、教育委員会関係です。児童生徒の感染抑止のために、学校運営におけるコロナ感染防止策を伺います。 市内の小・中学校が9月1日より始まりました。コロナ感染の不安を抱えた夏休みは、子どもたちにとっても、家庭でゆっくりすることはできても、開放感や達成感が得られにくいことだったかもしれません。 そして、今度はいよいよ学校が中心の生活です。学校生活は、以前と変わらないありようであってほしいと願いつつも、病気になることは絶対避けなければなりません。児童生徒の学校生活がどのように進められていくのか、制限される活動、行動、配慮が必要なことなど、教育委員会としての説明をお願いします。 2つ目の、児童生徒のリモート学習の取組についてです。 匝瑳市教育委員会は、令和2年度に市内全ての小・中学校で、児童生徒1人1台タブレット端末を持ってリモート学習ができるというICT環境整備を行いました。 二村教育長は、安倍内閣から突如提案されたGIGAスクール構想の一環であり、コロナ禍で、家庭でリモート授業を受けることも想定して整備すると答弁されました。国のコロナ対策臨時地方創生交付金約2億6,000万円を活用して、急いで整備されたと認識しています。また、本年度予算では、このタブレット端末の運用保守費2,215万円も計上されました。 コロナウイルスの脅威は続いており、学級閉鎖、休校などによって、家庭でリモート学習を行うことも現実的な課題となっていく可能性があります。昨日の答弁では、このことについてあまり進んでいないとの報告がありましたが、児童生徒のリモート学習についての実行計画をお示しください。 3つ目、通学路の安全確認調査が行われ、その上での安全対策について伺います。 昨日の一般質問で答弁いただきました。7月、文部科学省は、通学路の緊急一斉点検の実施を求め、匝瑳市教育委員会は、例年8月以降に行ってきた点検だが、早速行ったと。その結果、市内の小学校通学路では、26の危険箇所が確認され、全てに対応しているということです。 危険箇所とは、車のスピードが出やすい場所、道が細くなっている、見通しが悪いところなどであったということですが、危険を防止する対策、これは一朝一夕にはできないと思います。市の建設課や県の土木事務所などと連携した抜本的な対策の実施は、今後どう行われていくのか、具体的にお示しください。 4つ目、市営パークゴルフ場、パークゴルフそうさ用地の雨水排水対策について伺います。 昨年秋にオープンした市営パークゴルフ場ですが、その広大な用地の雨水排水の実態が問題になっています。隣接した場所に住み続けている市民の方から、豪雨のとき、または四、五日雨が続いたときには、自宅前の共有地道路が必ず冠水するようになってしまった。パークゴルフ場ができる前はこれほどひどくはなかった。パークゴルフ場用地が盛土によって道路よりも高くなったため、当然、水は高いほうから低いほうに流れる。道路が、だから冠水する。この地盤は水はけのよくない土地であることを計算して整備設計が行われたのだろうか。道路が冠水しないように改善していただきたいという切実な要望を聞きました。公共事業が原因である可能性があります。市の見解を求めます。 5つ目、交通弱者支援施策について伺います。 民間と行政が一緒になって、地域にとって望ましい公共交通網の在り方を検討し、交通のマスタープランとしての地域公共交通計画を策定し、そしてその事業を民間共々実施していく、そのための匝瑳市公共交通活性化協議会が昨年5月に設置されました。この間、活動があったと思います。活動、協議、どこまで進んだのでしょうか、説明ください。また、市の公共交通について、施策方針、計画はどういうものでしょうか。 私は、現状を見る中で、匝瑳市の交通の今の課題は、マイカーを運転しない方々、主に子どもたち、児童生徒と高齢者が料金負担が少なく、利便性がよい移動手段を確保できるようにすることだと考えています。これから高齢者の需要は当分増大していくことが見込まれます。この課題に応えるための施策について伺います。 6つ目、防災対策、とりわけ雨災害の防止策について伺います。 匝瑳市ハザードマップの活用について。 地球規模の気候変動によって、日本列島はこれまでにない豪雨や長雨の影響を危惧せざるを得ず、まず命を守るための対策を事前に講じる必要があります。 匝瑳市ハザードマップの改訂版が本年2月に作られ、市内の各家庭に配布されていますが、その記載内容について、市民の皆さんが十分認識できているかといえば、そうとは言えないのではないでしょうか。災害時の避難場所一覧は分かりやすいものです。しかし、津波、風水害、その判断基準などが示されてもぴんとこないのではないでしょうか。 道路の冠水、川の氾濫、土砂崩れの危険性を日頃から気にかけ、近づかない、早めに避難するという認識を市民の皆さんに持っていただくためには、ハザードマップを開きながら、地域説明会や懇談会が必要ではないかと考えます。このことについて、当局の方針、計画を伺います。 冠水、土砂崩れの危険箇所の調査点検について伺います。 市内で冠水が生じやすい場所については、行政も熟知していると思います。そこで、冠水対策としての施策は何ができるのか。先ほどの答弁で、水深標示看板を設置するということもありました。こういった注意喚起しかできないと考えなければならないのでしょうか。冠水対策について伺います。 また、土砂崩れの可能性は、従来経験したことがない場所にも広がっているのではないでしょうか。この間、一昨年は第二中学校の敷地の崩落、また今年に入って、田町地域で民家との境界の崩落がありました。これらは、ハザードマップで明確に示されているところではありませんでした。 そこで伺います。今後、公費を投入して崩落防止対策の工事を行う計画となっているところはまだあるのでしょうか。何か所ありますか。また、ハザードマップに示されていないが、土砂崩れの可能性が危惧される場所について、現地調査の方針、計画があるでしょうか、お示しください。 7番目の、米価下落の下での農業、農家支援策について伺います。 コロナ禍の外食自粛などの影響で、昨年に続きさらに米価が大幅に下落しました。 今年3月16日、匝瑳市議会としては、千葉県知事に対し米価下落対策の意見書を提出しました。農家が再び稲作の生産ができるための価格保証、手取り額10アール当たり15万7,000円以上をと。また、ミニマムアクセス米の輸入の取りやめ、あるいは輸入数量の見直しをという内容です。 新米価格は、1俵当たり9,000円から1万1,000円ほどと聞きます。一方、肥料や農薬の代金は高騰しています。飼料用、加工用米への補助金で、農地の耕作は維持されるでしょう。しかし、農家の方々のやる気は減退してしまうのではないか。新たな農家支援策について伺います。 最後に、匝瑳市民病院の施設建て替え計画について市長に伺います。 老朽化し耐震性も劣化している市民病院施設の建て替えは、市民の強い願いとなっています。今年3月4日急逝された大木傳一郎議員は、ちょうど1年前の昨年の9月議会で、市民の声を代弁し、病院の建て替えを求めて一般質問しました。太田市長が、市民病院の施設建て替えを明言されると期待していました。しかし期待は実現されませんでした。1年後の今、明快な答弁をお願いいたします。 以上、登壇を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の登壇質問が終わりました。 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 私のほうからは質問分野の3、交通、4、防災、6、病院について御答弁を申し上げます。 初めに、交通弱者支援施策についてのお尋ねでございますが、現在、新たな公共交通施策を実施していくため、匝瑳市地域公共交通活性化協議会において、持続可能な公共交通ネットワークの整備に係る地域公共交通利便増進実施計画の策定に向けて協議をいただいているところでございます。 次に、本市ハザードマップの活用についてのお尋ねでございますが、ハザードマップは、市民の皆様が素早く安全に避難できるよう、災害時の避難場所、津波や洪水による浸水想定区域、土砂災害警戒区域などの防災に関する情報を掲載した地図でございます。本市では、本年2月に改訂をいたしまして全戸配布を行ったほか、公共施設での配布や市ホームページで公表するなど、ハザードマップの活用についての周知を図っているところでございます。御家庭やお住まいの地域の皆様に災害に対する意識を深め、日頃の防災対策に役立てていただくため、今後、地域での会議等、様々な機会を捉えまして活用方法について説明してまいりたいと考えております。 次に、冠水、土砂崩れの危険箇所の調査についてのお尋ねでございますが、道路の冠水、危険箇所につきましては、道路パトロールや市民の皆様からの情報提供により、状況の把握をしております。また、土砂崩れの危険箇所につきましては、千葉県や警察、消防、匝瑳市等の関係機関が毎年合同で危険箇所の点検を実施し、土砂災害の危険度を判定するなど、現状把握に努めているところであります。 今後も引き続き、市民の皆様からの情報収集も含め、関係機関と連携して調査点検を行ってまいります。 最後に市民病院の建て替えについてのお尋ねでございますが、私はこれまで建て替えについては、まず経営の健全化を最優先に進めた上で再度検討したいと申し上げてまいりました。また、その評価に当たっては、新改革プランの最終年次となる令和2年度病院事業会計の決算状況を判断材料に、できるだけ早い時期に決断したいとお答えしてきたところであります。 その中で、先日の予算決算常任委員会における病院事業決算審査の中で、病院の建て替えについて既に気持ちが決まっておりましたので、議員の皆様からのお尋ねがあればお答えしたいと考え、出席をさせていただいたところでございました。 平成29年11月、国保匝瑳市民病院新改革プラン及び建替整備検討委員会より答申をいただいてからこの間、市民病院におきましては、職員一人一人が強い使命感を持って職務の遂行に当たるとともに、一丸となって経営の健全化に取り組んでまいりました。その努力の結果として、改善の兆しも見えた時期もありましたが、御承知のように長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響等もあり、残念ながら健全化をなし得るまでには至りませんでした。 しかしながら、地域の中核病院としての役割を担っている現下の状況とともに、コロナ禍における医療提供体制として、発熱外来での診療やPCR検査の実施、陽性者の入院受入れ、ワクチン接種の中心的な役割等を行っている中で、市民の皆様からの市民病院に寄せる期待の大きさというものを改めて実感をいたしました。 また、年々、施設設備の老朽化が進んでおり、一昨年の台風では雨漏りなどの被害が出て診療にも支障を来し、患者の皆さんへの御負担をおかけした光景も見ておりましたので、私といたしましても熟慮を重ねた結果、改めて建設に向けた取組を進めることを決断いたしました。過日、菊地病院事業管理者にその旨を伝えるとともに、病院事務局長や関係課長に対し、建設に向けた検討を進めるよう指示をしたところであります。建設に当たりましては、本市の財政見通し等様々な課題もありますが、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、学校運営におけるコロナ感染拡大防止策についてと通学路等の安全対策について、及びパークゴルフそうさの雨水排水対策についてお答えさせていただきます。 初めに、学校運営におけるコロナ感染拡大防止策についての御質問でございますが、教育委員会といたしましては、学校での活動場面における具体的な防止策を示して、各学校に対応の徹底について9月の学校再開前に通知しております。 登校時の検温並びに健康観察や手洗い、マスク着用、3密の回避といった基本的な感染防止対策はもちろんのこと、各学校に配置したサーマルカメラを活用するなど、適宜、児童生徒の体調変化を注意深く見ており、少しでも体調が悪くなった児童生徒は保護者に迎えに来ていただき、病院への受診を勧めております。また、給食時には対面式にならず黙食の徹底を図るほか、体育の授業でも密集、接触の可能性が高い種目は指導内容を精選し、家庭科では緊急事態宣言中の調理実習は中止しております。 なお、学校行事については9月30日までは実施をせず、可能な限り延長することとし、中学校の部活動についても同様に、緊急事態宣言下においては中止することとしております。 このほか、家庭内で発熱症状があったりPCR検査を受けたりする方が出た場合には、結果が判明するまでは児童生徒は自宅待機としております。 次に、通学路等の安全対策についての御質問でございますが、昨日の宮内議員の御質問に答弁したとおりでございます。 なお、先ほど登壇質問で議員の御発言の中に、26か所全ての危険箇所に対応しているとの御発言がございましたが、これはあくまでも現状の予算の中でできることから、道路標示、樹木の伐採、外側線の塗り直し、電柱幕の設置等、できることから着手していただいており、今後、補正予算や来年度の補助金申請等によって、また県土木とかそういった関係機関の動きについてはこれからも注視していくと、このように昨日回答しておりますので、御了承いただきたいと思います。 次に、パークゴルフそうさの雨水排水対策についてでございますが、雨水に関しましては、コース内に設置された集水ます及び浸透管並びに雨水管を通して調整池に集水し、そこから流末へ排水しております。また、雨水流出対策として敷地西側に擁壁を設置し、さらにコンクリートブロックを積んで、地上部からの雨水の流出を防いでおります。 なお、本施設の整備に当たりましては都市計画法第29条の開発行為の許可を千葉県から受けており、この際に排水計画に関しましても問題がないことを確認していただいております。 今後とも、パークゴルフそうさの運営におきましては、近隣住民の皆様の生活環境に配慮しながら、相談体制が取れるよう取り組んでまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 私からは、児童生徒のリモート学習についての御質問にお答えさせていただきます。 現在のところ、昨年度末に配備しました1人1台端末、いわゆるタブレットですが、児童生徒がまず学校で学習活動に活用することを想定しております。 まず、学校において端末を有効に学習に取り入れられるよう取組を進めておりますが、将来的には、新型コロナウイルスの感染拡大により昨年度のような長期休業を余儀なくされたときにリモート学習に活用できるよう、教職員の研修を実施し、ルールやマニュアルづくりを行い、まず学校において児童生徒がスムーズにリモート学習できるように、現在準備を進めております。 なお、10月中にお試しの持ち帰りを行い、リモート学習に取り組めるかどうかを今のところ計画をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 私からは、令和3年産の米価下落に対する支援策についてお答えいたします。 市といたしましては、米価の安定を図るため、飼料用米、加工用米等への転換を図る水稲生産者に補助金を交付いたしまして、需要に応じた生産を推進しているところでございます。 実際に米価が下落した際の対策といたしましては、当年産の米を対象に、販売収入が標準的収入を下回った場合に差額の9割を補填する収入減少影響緩和交付金、通称ナラシ対策、または全ての農産物を対象に、同様の差額の9割を補填する収入保険がございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは、交通弱者支援策について市長答弁に補足させていただきます。 匝瑳市地域公共交通活性化協議会のこれまでの開催状況でございますが、令和2年度におきましては5回開催し、うち3回が新型コロナウイルスの影響によりまして書面開催となっております。協議の概要につきましては、匝瑳市地域公共交通活性化協議会の設置について、匝瑳市地域公共交通計画策定に向けた交通利用状況調査の報告、計画目標の協議、事業評価の指標について協議などを行い、本年3月に本市の公共交通のマスタープランとして、活性化再生法に定めた法定計画となります匝瑳市地域公共交通計画を策定いたしました。 令和3年度におきましては、4月及び7月の2回開催し、4月の協議会開催につきましては、新型コロナウイルスの影響により書面開催となっております。 協議の概要につきましては、第1回協議会において、令和2年度の収支決算報告及び本年度策定予定であります匝瑳市地域公共交通利便増進実施計画の策定スケジュールなどの協議を行いました。第2回協議会におきましては、計画策定に係る市内循環バス再編の方向性について協議を行い、利用者の範囲、利用のしやすさ、分かりやすさ、利用者の負担額及び交通事業者への影響、初期投資、運行経費、財政負担の観点から評価した結果、市内循環バス、デマンド型交通、地域交通利用料助成事業を合わせた公共交通体系を検討することとなっております。 今後の協議会の開催予定でございますが、本年10月、翌年1月及び3月の3回を予定しており、その中で具体的な事業内容の検討及びその実施に係る協議を行い、計画案に係るパブリックコメントを実施した上で、本年度内に計画を策定する予定となっております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 順次再質問させていただきます。 児童生徒の感染抑止のための学校運営ということで、詳細な学校生活、学校運営における注意事項ということが示されているということです。まあ安心しました。 それで、文部科学省は8月27日付で、緊急事態宣言の下での学校の休校、学級閉鎖の判断は、保健所を待たずに学校設置者が決定できるということとし、そのガイドラインを策定したということです。こういうことは本当にあってほしくないわけですけれども、避けなければならないわけですが、学校設置者が決定するということですので、教育委員会の方針を伺います。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの質問にお答えさせていただきます。 保健所の指示なく決定するというお話でしたけれども、現在海匝保健所とも連絡が取れていますので、そういう場合については相談しながら決定したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) ガイドラインは御存じですよね。大枠で結構です、お示しください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 学校に複数感染者が出た場合には、原則的に臨時休業または学級閉鎖ということになっておりますが、現在匝瑳市ではそういう事案はありません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 次に、リモート学習の取組ということで、まず学校で活用することから実施していきたいということなんですが、それで、今は令和3年度ということで、令和2年度決算が示されましたが、いろいろ小・中学校のICT環境整備、タブレットも含めてということで4億3,000万円、令和2年度、3年度計上され、令和2年度については決算されているわけですね。 コロナ対策の臨時交付金をまず活用して早急に整備したいという熱意が示されました、教育委員会のほうから。ということは、リモート学習を今現在する状況にはないでしょうが、家庭に持ち帰ってやらなければならない状況はないでしょうが、夏休みもありましたし、まずその職員研修が行われ、子どもたちにも、インストラクターというんですか、講師などを派遣してもらって、手に取って習い覚えてもらうということが今必要なんじゃないかと思うんですけれども、そういう実際に子どもたちが手に取って習い覚えるという計画はありますか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 既にもうタブレットは活用して学校で使っております。 専門的なインストラクター等は配置しておりませんが、学校にそれぞれパソコンにたけている教師がおりますので、それを中心に研修を進めながら、または市の研修会も先日行いましたので、それを活用しながら随時進めております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私も初めてZoomということで、スマホでもZoomができるというので体験したんですけれども、Zoomでできるのかどうか、規模が大きいので分かりませんが、学校側のそのための体制構築というのはどうなっていますか。 スマホでの個人的なやり取りではなくて、授業を行い、それを同時に配信して子どもたちが参加すると。そのためには、子どもたちよりもまず学校側、教職員などの体制ができていなければいけないと思うんです。その体制構築はもうできたんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問にお答えします。 Zoomではないんですけれども、Teamsというソフトがありまして、それを活用してもう既に行える体制はできております。 ただ、先ほど述べましたように、ルールやマニュアルづくりが同時進行しておりますので、そこら辺が確実にできるようになってから、まず学校で、例えば離れた教室で行うとか、そういうことはもう可能になっていますので、それを順次練習しながら、家庭でも持ち帰って対応できるようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 進めていただきたいと思います。 それから、通学路の安全の問題なんですけれども、毎年、これまでもPTA、それから関係機関と一緒になって、通学路の危険箇所点検というのは行われてきたと聞きます。 その危険箇所というんですか、本来改善すべきところというのはある程度分かっていると。ですが、予算の問題、また、予算の問題なのかもしれませんが、ということで、そうそうままならないということだと思うんですが、そのことについて教育委員会だけができることではないと思うんですね。市長とも相談、協議していただいて、関係各課とも協力して、道路を改善するとか修繕するとかそういったこと。 それから、通学路について一番気になるのは草刈りがなされていないところも多いわけですよね。特に県道がひどいわけなんですが、そうすると県の土木事務所の扱いと。そこの調整というんですか、働きかけというんですか、積極的にやっていただきたいと思うんですがどうなんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、今後の安全対策ということなんですが、例年、通学路点検はやっておるんですが、今回は八街市の事故がありましたので、それだからというわけじゃないですけれども、それをきっかけに各担当のほうが親身になって考えていただき、既にもう取り組んでくださっている箇所もあります。 それで、草刈り等の件ですけれども、これは学校のほうから、この辺、草が生えているのでお願いしますとかいう連絡もありますし、私たちのほうでパトロールをしながら確認をすることもあります。その際には道路管理者にすぐに依頼をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 今回の緊急点検は、八街市の交通事故のことから小学生の通学路、小学校通学路ということに限定されたようなんですけれども、自転車通学が行われる中学生の通学路ということのほうが危険度が高いのではないかと思います。中学校の通学路の改善についても同様ですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの御質問にお答えします。 もちろん、小学校の通学路ということは、中学校の通学路も兼ねているところが多いですので、草等があった場合には中学校からも連絡はいただいて改善しております。自転車が通行する際に、雑草などが通行に妨げがある場合は、もちろん学校から連絡がありますので、道路管理者に連絡をしてすぐに除草依頼を行っております。 また、実際に学校のほうでも自転車の通学についてはルールを確認し、ヘルメット着用などをしっかり徹底、行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 次に、市営パークゴルフ場の雨水排水問題なんですけれども、パークゴルフ場用地を整備するときのことについて確認したいと思います。造成の設計監理会社はどこでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) それでは、議員の御質問にお答えさせていただきます。 設計及び監理でございます。設計及び監理のほうは、株式会社環境・グリーンエンジニア千葉事務所でございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 造成工事を行ったところはどこですか。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) 造成工事の施工につきましては、小原建設株式会社でございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 先ほど課長のほうから浸透ますとか集水ますとかそういった説明があったわけなんですけれども、もともとパークゴルフ場に整備した用地が、排水事情が悪いところであったと地元の人はおっしゃるんですが、そのことは考慮されて、重々承知のことだったんですか。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) 当時、吉崎浜野外活動施設につきましては、整備当時、標高のほうもかなり低くなっておりまして、標高のほうも現在のところよりも約1メートル50センチ程度低いところが多くございました。場所によりましては、植木等が植わっているところが全体的に湿地のほうの植物園というような形で、当時整備されていたかと思われます。 しかしながら、今回この整備に当たりましてはそこに盛土のほうを実施いたしましたので、その盛土のほうの関係で、なおかつその盛土に対しましては、先ほど教育長が御答弁いたしましたが、排水計画のほうをもちまして対応しておりますので、そこのところについての問題はなかったかと思っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それで、銚子市内に造られた東総広域ごみ処理の最終処分場の建設用地から排出された残土を、このパークゴルフ場用地の造成に搬入したわけですね。搬入した量は分かりますか。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) お答えいたします。 銚子市のほうから出ました建設土、こちらの土砂の搬入量につきましては1万1,100立方メートルでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) この搬入した残土と言ってしまいますが、残土の土の質、土質とか土壌成分に関して、当初の造成計画を変更する必要は全くないということを、設計監理会社などは認識したということですか。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) ただいまの御質問にお答えいたします。 こちらのほうの工事の流れでございますが、まず発生土のほうを利用しましょうということで、各議員のほうに全員協議会のほうで御説明させていただきましたのが平成30年5月でございます。その後、造成工事の契約につきましては平成30年9月に実施しておりまして、設計業者及び施工業者とも打合せしておりますので、問題がなかったということは確認しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) ということは、当初の造成計画を何ら変更することなく行って、それは計画したとおりであったということだと思うんですね。行政、施工する側からいうと何ら不都合というか問題点は生じていないということになるんだと思うんですけれども、そこで伺いたいんですけれども、この隣接した場所に住んでいる方、その方自身が、私などが知る前から直接生涯学習課をお訪ねして、造成工事が始まる頃から、ここは排水が悪くて相談したいとかというようなことを、生涯学習課を訪ねて何度も何度もやられたと思うんですね。 その上でのことなんですけれども、じゃ、高く盛土を隣がされたことによって、水は低いほうに流れるので、上から来るのではなくて、地下というんですか、土壌を通じて水が徐々に低いほうに出てきてしまうので、道路が冠水して自宅の前が通れないし、水はけが悪くて、場合によってはトイレや入浴もままならない状況があると。 このことについては、教育長は当事者の方の相談に乗っていきたいというようなお考えを示されたと思うんですけれども、市としてはどういう対応を考えていますか。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 議員の御質問にお答えさせていただきます。 まず、先ほどの土砂搬入について、一つあらかじめ申し上げておきますけれども、この土砂は山砂でございます。そして搬入に当たっては、千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例により土質試験を実施しておりまして、安全なものであることを確認しております。私も実際、搬入のときに立会いもいたしました。その点を御承知いただきたいと思います。 それから、いわゆる水についてですが、これにつきましては、まず越水している状況はないということ。擁壁の上にさらにブロックを積み上げて、40センチの高さを設けております。これはございません。 それから、議員御質問のいわゆる地下水からの浸透じゃないかという御質問でございますが、これは暗渠して、コース内の地下50センチほどの位置に浸透管をかなりの数埋設しております。これでいわゆる雨水等が必ず浸透管のほうにしみ渡って、そして集水池のほうに来るように配置しております。 また、相談については、今後また何かあれば、そのときには丁寧な対応をさせていただきたいと、そういうように申し上げた次第でございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) その時々、ケース・バイ・ケースで丁寧な対応ということで、そうしますと当事者の方には、困ったというか、冠水とか困ったといったらば、どちらに電話をすればいいというと生涯学習課ですか、生涯学習課にすぐに電話をして相談に乗ってもらうということでよろしいですね。どこですか。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) はっきり申し上げまして、この隣接の冠水問題については、現時点で私どもパークゴルフ場の施設が影響しているということは、因果関係は捉えておりませんので、それ以外で何か御質問、御相談があれば、この施設に関わることで御相談があれば、その都度生涯学習課のほうに申し出ていただければ対応させていただきたいと、このように考えます。
    ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 市長に伺います。 教育委員会ではないということで、公共事業の影響があるのではないかと当事者の方は考えているわけです。以前はこんなことはなかったというのは確かだと思うんですね。ですので、どこに相談してくださいと言ったらいいんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) ただいま二村教育長のほうから、パークゴルフ場の施設から直接関係があるものではないではないかというようなことで、そういうことになれば当然、環境の問題でありますので、当局のほうで対応をせざるを得ない、対応をする場合もあるということでお答えをさせていただきたいと思います。     (何事か発言する者あり) ◎市長(太田安規君) 市のほうで。市のほうでですよ。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 議員でしたら直接市長と訪ねることができますけれども、一市民の方ですから、じゃ、どこの課に行けばいいんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 先ほどからの答弁の中で、そういう状況であれば、本市の場合のどこの課だということであれば、建設課になろうかというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 次に、匝瑳市地域公共交通活性化協議会についてですが、令和2年度予算と収支決算が資料で出されているわけですけれども、1,000万円近い金額ということが計上されています。ちょっと分かりにくいんですけれども、国から多額の交付がされると。ただ、市が一旦立て替えるということと、多額になっているということについて説明をお願いします。費用負担の件です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 令和2年度におきまして、活性化協議会のほうの収支につきましてはホームページ等にも掲載してございますが、全体としまして1,432万3,557円ということになっております。この金額につきましては、主に昨年度作成しましたマスタープランとなります匝瑳市地域公共交通計画の策定業務委託ということで、コンサルタント会社に903万1,000円支払っております。この協議会に対する計画作成に関する助成でございますが、国のほうから2分の1の補助がございます。 最終的に、市のほうでどのぐらい負担しているのかということかと思いますが、これにつきましては主要な施策の成果の26ページにも出ておりますが、市といたしましては、昨年度、この事業につきまして472万5,058円の負担ということになっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) この活性化協議会は、計画をつくっておしまいというものではなくて、事業を実施し続ける限り続いていくということのようなんですけれども、毎年毎年の事務費、活動費というようなことではどのぐらいを見込んでいますか、市の負担です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 通常ですと、この計画策定の業務を除いたもので、これまで行ってきた公共交通の実際の評価ですとか、新たな施策の検討ですとか、そういった協議の場に係る費用が主なものになります。 これにつきましては、委員の方の費用弁償ですとか報酬等が主なものになりまして、おおむねの内容ですが、60万円程度の費用になるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それから、先ほど循環バスの再編、デマンド型交通の導入、タクシー利用補助券は継続と、その3本立て方針だということで、私は賛成だなと思っているんですけれども、この新しい公共交通システムの実施に関して、匝瑳市の毎年、毎年、これぐらいは予算を持つというんですか、公的負担をするというのはどのぐらいを見込んでいますか、毎年、毎年です。新しい公共交通。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 費用につきましても、協議会のほうで御議論いただいておりますので、その中の協議次第ということで考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 米価下落の下での農家支援なんですけれども、新しい取組というのは考えていないということがよく分かりました。 それで、報道で昨年の話ですが、昨年10月、茨城県稲敷市が主食用米に対し10アール当たり5,000円の稲敷市単独補助制度を実施したと。市長が、稲敷市の基幹産業は米である、価格の下落で農家がやる気をなくしては困るので単独で補助制度を設けたということなんですね。昨年の10月ですから、今年でいえば、これから市として農家支援策を検討し、対応して十分間に合うものですよね。 飼料用米、加工用米補助だけにこだわらずに、主食用米を一生懸命作っている農家の方々へも頑張ってほしいという支援策を検討していただきたい。これは市長にお願いしたいと思います。答弁は結構です。 それから、最後の市民病院の建て替えです。市長、ありがとうございます。 そこで確認したいんですけれども、再度建替整備検討委員会を設置して行うということになるんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) まず、過日、病院事務局長のほうに私のほうから建て替えを検討しろというその中で、当然スケジュールが必要になってくるわけであります、そのスケジュールの検討。 そして、また4年前にいただきました市民病院の建替整備基本構想・基本計画の策定については検討するという中で、その答申をいただいたときに附帯事項も4件つけられております。その附帯事項も検討しろということを申し上げております。また、4年近くたっておりますので、大分検討、変更せざるを得ない箇所も多々あるのではないかというように思っております。 そのような中で、最初のスケジュールをつくる中で、事務局長を中心とした病院の関係者、そして市の関係課長等で最初検討してもらいまして、その後でありますけれども、病院の関係職員、そしてまた市の課長等を含めて、匝瑳市病院事業運営委員会において検討していただくと。そして、その検討に取り組むことができ、その内容が出来上がりましたら、議会のほうにお願いいたしまして御意見をいただきたいというふうに私は思っておりますし、そのような格好で検討しろということで申し添えたところであります。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) これからスケジュールの検討だということなんですが、着工してというのはありますが、いつ新しい病院がオープンというような想定、お考えですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 申し上げましたように、スケジュール等を作成しろということでありますので、そのスケジュールが出来上がったときにはお知らせできるというように思っております。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) やっと建て替えの指示を市長から指図をいただいたということで、歓迎したいと思います。市民の皆さんの要望をできるだけ反映できるような検討を求めて、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の一般質問を打ち切ります。 暫時休憩いたします。 △午前11時44分 休憩--------------------------------------- △午後1時00分 再開 ○議長(石田勝一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 続いて、苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔15番苅谷進一君登壇〕 ◆15番(苅谷進一君) まず初めに、現在進行中のコロナウイルス問題に対応しておられる市職員並びに執行部、市民病院の関係者、国・県の職員及び全国の医療従事者の方々に敬意を表するものであります。また、この問題で日本国内でお亡くなりになった方々に御冥福をお祈りする次第であります。現在、この問題はまだまだ進行中であり、闘病中の方々の早期回復をお祈り申し上げます。 次に、執行部の皆様方には、今日まで財政健全化、病院事業の健全化に取り組んでいただいていることに対して敬意を表する次第です。しかしながら、今後の匝瑳市の財政を考えると厳しい状況であることは変わりません。今年も財政調整基金をかなり使います。また、病院、老健施設の経営は予断を許す状況ではありません。執行部、議会が一丸となって、財政問題、病院問題に対して取り組んでいくことが必要であると考えます。 また、現在、匝瑳市の課題であるごみ処理問題における中継処理施設の方針についても、至急問題解決をしなくてはなりません。執行部、担当課も大変ですが、市民のため最大限の協力をお願いします。 財政健全化には一定の理解を示しますが、財政調整基金が減少しているのは事実です。一般的には財政規模の1割であればいいと言いますが、今後の財政を考えると、このままであると数年で財政調整基金が危機的な状況になることは考えられます。さらなる慎重な財政運営が必要であることを、執行部は理解していただきたいと思います。 次に、昨今、毎日のように報道で、高齢者による事故などの問題が多発しております。高齢者の交通手段について、本市ではどのように取り組んでいるんでしょうか。これは一つの社会問題であります。本市でも、公共交通機関の見直しに取り組んでいるところであります。早急に取り組んでいただきたいと思います。 ともかくコロナウイルス関連でいろいろな問題が発生しています。執行部が一丸となって様々な問題に対応していただきたいと考えるところであります。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問をさせていただきます。 まず、第1に財政問題から本年度の財政と次年度財政問題について、第2に医療問題から市民病院とワクチン接種について、第3に環境生活問題から広域ごみ処理施設について、第4に環境生活問題から公共交通問題についてお伺いします。 それでは、まず初めに財政問題についてお伺いいたします。 現在のコロナ問題による財政的影響はかなり大きいものであると考えます。昨年の決算も提出されました。かなり厳しいものであると察します。また、この問題は本年度も同様であると考えます。 そこでお伺いしたいのですが、まず1つとして、財源である税収の状況は現状いかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。 一般財源について、市税については軽減措置または国民健康保険税については特例減免が行われています。このことによる事業に対する影響はないのでしょうか、お答えいただきたいと思います。また、国から財源について交付状況をお答えください。 次に、今年度の事業の進捗状況はいかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。また、コロナに関する費用についてはどのように賄っているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次年度の財政について、編成はいつ頃から始めるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、第2に医療問題から市民病院についてお伺いします。 経営の再建を進めておりますが、令和2年度の決算も出て、かなり厳しい状況です。この状況下で、現在どのように再建に取り組んでいるのか御説明ください。 次に、来年度の予算もかなり厳しい運営状況であると思います。さらなる具体的な今後の収益増に対する戦略計画を立てなくてはなりません。そこで、次年度の健全化について、計画書を策定しなくてはなりません。いつできるのか御説明いただきたいと思います。 次に、現在の運営計画において、施設の計画変更はないのか御説明ください。 次に、病院の運営状況は、財政的に資金運営上、正常に行われているのか御説明いただきたいと思います。 次に、コロナウイルスワクチンについて、現在までのワクチン接種の予約状況や接種状況について御説明ください。この件に関しては、前の他の一般質問の中でお答えしているところは結構でございます。違う意味でお答えいただければと思います。 また、感染者や濃厚接触者たちについて、保健所から確認された方々に対する相談体制はどのようになっているのでしょうか、御説明いただきたいと思います。 次に、環境衛生問題から広域ごみ処理施設についてお伺いします。 まず第1に、広域ごみ処理施設の運営状況についてはいかがでしょうか、御説明いただきたいと思います。 次に、現在、施設内にプレハブがあります。これはこの間、たまたま通ったものですから、現状運営がいかがか確認してきたわけであります。これは何のためのプレハブなのか、また焼却後に出た灰を運搬している姿を見ました。この姿がどうなっているんでしょうか。私が見る限りでは、ダンプに積んだまま、ただシートをかけないで運搬しております。その点について御説明いただきたいと思います。 次に、中継施設の解体計画についてはどのようになっているのかお答えいただきたいと思います。 次に、最終処分場の閉鎖に向けた計画はどのようになっているんでしょうか、御説明いただきたいと思います。 次に、環境生活問題から公共交通問題についてお伺いします。 現在検討中の地域公共交通活性化協議会ではどのような進捗状況になっているのか、改めて御説明いただきたいと思います。 以上で私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、財源であります税収の状況についてのお尋ねでございますが、直近の本年7月末現在の市税及び国民健康保険税の収入状況を昨年度と比較いたしますと、市税では昨年度の約17億6,000万円に対し、本年度は約16億9,800万円であり、約6,200万円の減収であります。また、国民健康保険税では昨年度の約2億7,800万円に対し、本年度は約2億6,100万円であり、約1,700万円の減収でございます。 コロナ禍が地域経済に与える悪影響は避け難く、来年度以降の自主財源の確保は、本年度以上に厳しくなるものと考えております。このため、市といたしましては、今後も適正な賦課徴収を継続し、より一層の収入確保に努めてまいります。 次に、国からの財源についてでございますが、令和3年度分新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として、1億3,829万1,000円の限度額が示されております。 次に、今年度の事業の進捗についてでございますが、ただいま申し上げましたとおり、本年度の市税等は例年以上の減収を見込んでおります。減収により、本年度に計画しております事業への影響が懸念されるところでありますが、各計画事業の執行に当たっては、その効果等を十分検証し、徹底した経費の削減と併せ、国・県の補助事業だけでなく様々な補助事業を活用するなど、財源の確保に努めてまいります。 次に、コロナに関する費用についてでございますが、令和2年度では特別定額給付金給付事業、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業など、国の補助金などを活用した事業と併せ、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した市独自の施策、支援策など66事業、合計約45億3,400万円を新型コロナウイルス関連経費として事業を実施してまいりました。 また、令和3年度では、6月定例会初日に御可決賜りました令和3年度匝瑳市一般会計補正予算(第2号)におきまして、26事業、1億755万6,000円を新型コロナウイルス感染症対策経費として計上いたしており、引き続き市民の皆様の健康と生命を守るとともに、地域経済の支援、生活支援等、コロナ対策にしっかりと取り組んでまいります。 次に、次年度の予算編成についてのお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中で、ただいま申し上げましたように税収の低迷が見込まれるなど、依然として厳しい財政状況が続くことが見込まれております。 昨日の宮内議員の御質問の中で御答弁させていただいたとおり、現在、各課等におきまして事務事業の見直し評価を行っているところであり、10月下旬からこの見直し評価に基づく予算編成作業を進めてまいる予定であります。 次に、広域ごみ処理施設についてのお尋ねでございますが、東総地区クリーンセンターでは、本年4月の稼働後から6月までの月平均で約5,200トンのごみが処理されており、順調に運営されていると報告を受けております。また、現在は稼働当初の施設メンテナンスのため、敷地内に事業者用として仮設の事務所が設置されております。これは、先ほど苅谷議員が申し上げましたプレハブのことではないかと思いますけれども、この施設は令和4年4月の期間終了後に撤去する予定であると伺っております。 次に、東総地区クリーンセンターから排出される飛灰の搬出時における飛灰防止対策につきましては、シートで荷台を覆い運搬を行っているとのことであります。 次に、中継施設の整備に伴う既存施設の解体についてのお尋ねでございますけれども、匝瑳中継施設の整備に係る旧松山清掃工場の施設の解体につきましては、東総地区広域市町村圏事務組合が実施する事業として、現在、組合において解体撤去工事発注仕様書作成等に係る委託業務について入札の手続が進められているとの報告を受けております。 また、銚子市の既存焼却施設解体撤去につきましては、これまで先送りする方針でありましたが、循環型社会形成推進交付金の制度改正があり、令和3年度中に着工することを条件に交付対象事業となったため、新たに行う事業として国へ交付要望が行われております。 最後に、最終処分場についてのお尋ねでございますが、匝瑳市ほか二町環境衛生組合が管理する一般廃棄物最終処分場につきましては、廃止基準に達するまでの間は、環境衛生組合において廃止に向けた手続と管理を行ってまいります。 本年度は、最終処分場の覆土等を行うための最終処分場埋立完了計画設計業務が予定されており、本年8月30日に入札が行われまして、株式会社ダイワが税抜296万円で落札しております。この埋立完了計画を基に、来年度以降、工事に着手することが計画されております。 来年度以降の経費につきましては、通常の水処理施設の管理委託や環境測定業務等の委託費に加えまして、覆土工事の事業費等が必要となりますが、この工事費については現在のところ未定となっております。 また、廃止基準に達した後の最終処分場の跡地利用については、地元住民の皆様の御意見を伺った上で、環境衛生組合と構成市町で検討してまいりたいと考えております。 最後に、今後の市内の公共交通問題についてのお尋ねでございますが、現在、匝瑳市地域公共交通活性化協議会では、新たな公共交通施策を実施していくため、匝瑳市地域公共交通利便増進実施計画を今年度内に策定する予定であります。この計画では、昨年度に策定いたしました匝瑳市地域公共交通計画の地域課題を踏まえた基本方針を考慮し、地域の交流と地域の活力を支える利用しやすい持続可能な公共交通網の構築について検討していただいているとのところであります。 今後、市といたしましては、その検討結果に基づきまして、国・県及び関係機関等と調整をいたしまして、各施策の実施に取り組んでまいります。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては病院事業管理者及び事務局長、担当課長から御答弁を申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、市民病院の経営再建の取組状況についてお答えいたします。 昨年来、市民病院では新型コロナウイルスの対応に大変苦慮しているところであります。これまでも申し上げてまいりましたように昨年2月から発熱外来を設置して、新型コロナウイルス感染症の疑い患者や陽性患者の診療を行い、さらにはコロナ陽性患者の入院の受入れ、ワクチンの接種、そして最近では濃厚接触者のPCR検査も行っております。 このように、コロナ対応に全力を挙げる一方で、市民病院は市民への医療を提供することが重要な役割でもありますので、通常の医療についてもほぼ制限することなく行ってまいりました。したがって、令和元年度までのように、経営再建を前面に出して頑張るということは大変厳しい状況にあります。 予算決算常任委員会で事務局長が報告いたしましたように、令和2年度はコロナの影響で医業収益が減収になったところですが、令和3年度の経営状況についても大きく変わってはおりません。 令和3年度も、これまでのところ、入院患者、外来患者、共に平年ベースを大きく下回っております。コロナの影響を受けていなかった令和元年度との比較では、8月までで入院は1日平均約10人の減少となっております。なお、外来患者数の令和元年度との比較では、1日平均約30人の減少となっておりますが、令和2年度との比較では1日平均17人増加となっており、少し持ち直してきていますので、コロナを恐れての受診控えというものが減少してきているものと考えております。 それでも、外来患者数が元に戻らないことにつきましては、病院内で患者さんが密にならないように、病状が安定し定期的に薬を処方している患者さんには、薬の処方期間を長くして来院回数を少なく抑えていることが要因になっているものと考えております。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは、新たな健全化計画について、また施設計画について、そして資金の運営状況についてお答えいたします。 初めに、新たな健全化計画はいつ頃から開始されるのかという御質問でしたが、今後の健全化計画についての国の動向につきましては、6月定例会でお答えさせていただいたときの状況と変更はございません。 国において新たな公立病院改革ガイドラインを策定し、再度、全国の公立病院に新たな改革プランの策定を要請するという予定でありましたが、新型コロナウイルスへの対応を優先するため、国のスケジュールが大幅に遅延しております。 今後国から公立病院改革ガイドラインが示された後、当院においてもガイドラインの内容に沿って新たな改革プランを策定することとなりますが、市民病院といたしましては、令和2年度までの新改革プランの内容を精査し、これにこれまでの経営改善の取組を計画に取り入れることで、これまで進めてきた経営改善を適切に推進してまいりたいと考えております。 次に、施設の計画ということですけれども、建て替え整備に関しましては、先ほど市長が、先ほどというか、田村議員の一般質問の際に市長が答弁されたところですけれども、市長からは建て替えに向けた検討を進めるよう指示を受けております。現在は、平成29年度に答申された国保匝瑳市民病院建替整備基本構想・基本計画について、市の内部での検討を行うために、各種データの時点修正などに着手しているところです。 最後に、病院の運営上として資金運営についてのお尋ねでございましたが、先ほど事業管理者から答弁がありましたように、長引くコロナ禍において、経営状況としては厳しい状況が続いております。 病院のキャッシュフローにつきましては、先日の予算決算常任委員会で御報告させていただきましたとおり7月末時点で3億円となっておりますが、入院、外来などの医業収益に多くを期待できない現状では、今後キャッシュフローが大きく減少していくおそれがあります。 一方で、当院では発熱外来やコロナの入院対応、またワクチン接種などで、コロナに全般的に対応していることにより、それに応じた補助金などを受けることができますので、これらの補助金を積極的に確保することにより、できるだけキャッシュフローを減少させることのないよう努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 私からは、ワクチン接種の予約状況と接種状況について及び感染者や濃厚接触者について、保健所から確認された方の相談体制についてお答えをさせていただきます。 初めに、ワクチン接種の予約状況につきましては、既に接種をされた方を含めまして、8月31日時点で2万4,195人でございます。また、この2万4,195人のうち、昨日9月16日までに1回目の接種をされた方が2万3,076人で95.4%となっております。 また、昨日現在の最新の接種状況でございますが、全体で申しますと、1回目の接種を完了された方が2万3,076人で、率といたしまして70.5%。2回目の接種を完了された方が1万7,781人で、率といたしましては54.3%でございます。 また、65歳以上の高齢者につきましては、1回目の接種完了が1万1,464人で89.6%、2回目の接種完了者が1万1,248人で、率といたしまして87.9%。また、64歳以下につきましては、1回目の接種完了が1万1,612人で、率といたしまして58.2%。2回目の接種を完了された方が6,533人で、率といたしまして32.7%でございます。 次に、相談体制につきましては、感染者や濃厚接触者への指示や相談につきましては主に保健所が実施をしておりますが、市におきましてもホームページに掲載しておるため、健康管理課で相談を受け付けており、保健師や看護師の医療職が対応に当たっております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 塚本税務課長。 ◎税務課長(塚本優君) それでは、私からは税収の状況について、市長答弁に補足をさせていただきます。 初めに、令和3年度における市税の軽減についてでございますが、主たる税収であります固定資産税については、コロナウイルス感染症等に係る中小事業者等の事業用家屋及び償却資産に関する特例措置が講じられ、匝瑳市では8月31日現在で116件の申請があり、軽減税額は約3,600万円となっております。なお、この軽減分につきましては、新型コロナウイルス感染症対策地方税収補填特別交付金として、全額国から補填されることとなります。 次に、国民健康保険税の新型コロナウイルス感染症に係る特例減免についてのお尋ねでございますが、令和2年度における減免件数は54件、減免額は674万6,600円で、うち658万円につきましては、国庫補助金及び特別調整交付金によって令和2年度に補填され、残る15万8,600円につきましては、令和3年度に補填されることとなっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 詳細な答弁ありがとうございました。それでは、随時一問一答にて質問させていただきます。 まず、初めに財政状況についてお伺いしましたところ、国からかなりの補填があるということで、財政上、運営はきちっといっているのかなという部分はありました。しかしながら、コロナウイルスに対してのやっぱり一時的に流動的な資金が必要になるかと思います。その点、現在行っている事業には支障がないというような状況の進捗状況をお伺いしました。 それで、次年度の予算編成につきましては、ある程度10月末から始めていくということでございますけれども、早めに今回の令和2年度の実績を基に予算編成を進めていただきたいと思いますが、予算編成に対する総括の責任者は誰になるんですか。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) 予算編成に係る総括的な責任ということでございますけれども、私になると考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 次年度、やっぱり新規事業も何があるかはまだ分かりませんけれども、そういうものを踏まえて早め早めに、それからコロナ対策に対しては、ここに院長もいらっしゃいますけれども、まだまだ見通しが立たない。今年の初め頃は、今年中に何とかなるだろうというような見解もあったんですが、これは一部でございますけれども、現在においてはまだまだ見通しが立たないような状況であると思います。それに対しては早め早めの動きと、それから関わる新しいワクチンや関わる飲み薬とか、いろんな問題が出てくると思います。国が中心となって動くわけでございますが、それに対して予算に余裕を持って進めていただきたいと思いますが、その点、財政の責任者として財政課長はどう思われますか。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) ただいま、苅谷議員からコロナ関連に対する予算措置、早急にというお話をいただきました。 財政課では、10月末からの予算編成作業の前に、各種計画されている事業に係る経費というものを内々に各課に調査をかけております。そういったものを見据えながら、全体的な予算編成というものをやっていきたいと考えております。 以上になります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ぜひ、慎重かつ大胆に予算を把握していただきたいと思います。財政問題については以上で終わります。 次に、医療問題の病院問題についてお伺いいたします。 先ほど市長答弁もありましたけれども、まず初めに太田局長が申し上げた財政健全化についてなんですけれども、私がね、太田さん、前から言っているのは、国に言われたから財政健全化をやるんじゃなくて、執行部が独自にそういう再建を考えてはいかがかなというような意味合いでずっと言っているんですよ。前回、確かに同じ答弁と言いましたけれども、そうじゃなくて、私が言っているのは、独自にそういう計画を立てなきゃならないものじゃないですかと言っているんですが、その点どうですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) すみません。確かに苅谷議員のほうからはそういう独自にということで、私のほうで新たな改革プランにそれを置き換えてしまって回答しているというところがちょっと申し訳なかったと思います。 確かに病院のほうで独自のということで、経営健全化の計画を立てるということは重要だと思います。ただ、ちょうど改定の時期というのが、国からの改革プランの策定というのと重なるものですから、国の改革プランの策定をしなさいというメニューというか、こういったものについて策定しなさいというのがこれで示されるものですから、それにのっとって改善計画を立てたいというふうに考えております。 ただ、これまでも令和2年度で一応計画期間が終了しましたが、新改革プランということで、それに基づいて経営改善を進めてまいりましたので、そのことについては今後も、今後というか現在も継続しておりますので、その上で国の指針に基づいて経営改善の計画を立てていきたいと、そのような趣旨で回答させていただきました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 病院の事業の決算を見る限り、入院と外来の収益で大体合わせて幾らくらい赤字になっていますか、マイナスになっていますか。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 時間がなくなってしまいますから私から言うと、入院収益で約3,100万円、外来収益で4,700万円マイナスですよね。違いますか。これは主要な施策のところに出ていますよ。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) すみません、令和2年度の決算ということで、入院収益で3,100万円ほど、外来収益で4,700万円ほどマイナスになっております。そのとおりでございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 他会計から増えた額は幾らになりますか、合計。 じゃあ、議長、私から言いますね。5億2,000万円ぐらいもらっているんですよね。元年から令和2年度に対して他会計から増えている額が約5億2,000万円。というと、外来収益とか入院収益とか主たる収益の収入の減っている部分に対して、補助金が莫大に入っているんですよね。ということは、単なるコロナ対策だけの問題じゃないんじゃないかなと私は思うんですけれども、それは病院の局長としてどう思いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今回、確かにコロナの関係で、入院・外来収益、先ほど申し上げたような減収にはなっておりますけれども、減収補填としての市からの補助金というのは頂いておりません。ただ、明確にそこの減収補填ということではなくて、市のほうから特別、コロナに対応する部分ということで1億3,000万円ということで頂いておりますので、そこに関しては確かにコロナ禍で減収になっている部分を補填するという、そういった包括的な意味もあっての補助金だったとは思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 私が質問しているのは違うんですよ。収益が減っているにもかかわらず、補助金を多額にもらっているのに、本来であれば病院の運営として、コロナの対策だけで運営がマイナスになっているんじゃないでしょうかと言っているんですよ。ちょっと今の答弁、違いますよ。 市長、令和2年度、マイナス幾らだと思いますか、病院全体で。マイナス幾らだったんですか。市長、お答えください。赤字は幾らですか、市長、病院の。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、この間の主要施策で説明しているとおり、病院事業は9,100万円の赤字ですよ。それを市長が分かっていなくて、病院、さっき建て替えの指示をしたとは、これはどういうことですか、市長、申し訳ないですけれども。9,100万円でしょう、違いますか。それを分かっていないで、市長は病院の建て替えを指示した。 じゃ、申し訳ないですけれども、市長、どういう理由で病院の建て替えを、この間は、市長が前から言っているように、我々議会へは何の話もなく、いきなり病院の建て替えの検討を指示したと先ほど言っていましたけれども、我々議員、誰も知らなかったんですよね。 前の市長の答弁の中では、ある程度の一定の判断を持って、その上、御相談した上でそれを判断しますと言ったと私は思っていました。勝手に、じゃ、市長は自分の数字の判断だけで病院の建て替えを判断したということですか。お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は、先ほど建て替えに対する決断ということについては、病院に対する市民のもろもろの期待感、そして病院の働き方について、また老朽化等も含めて、もう建て替える時期だというように判断をして指示をしたところであります。 数字ですけれども、ちょっと質問が、私、いきなり振られたのでちょっと分からなかったんですけれども、令和2年度の決算の数字というのはもちろん把握しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長は、病院の経営が健全化してというのが主体でしたよね。今の答弁だと、それとは外れちゃっていますよね。違いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 健全化を進めてということは、絶えずこの4年間、この議会でも言い続けておったわけであります。しかしながら、確かに令和元年度の決算でありますけれども、職員一人一人の努力、そしてまたやる気によって、本当に令和元年の12月くらいの時期には何とか、黒字は難しいけれども、とんとんくらいにはなりそうだという状況は私も把握をしております。その後、1月からコロナが蔓延して医療の売上げも減ってしまったという形で、結果的には健全には回復をしなかったということであります。 ですから、もう本当に一人一人の努力というのは、私は評価をしたいというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、病院の人は努力しているのは、それは皆さん、理解していますよ。ただ、私が言っているのは健全化じゃないでしょうと言っているんですよ。健全化ですか、はっきり言ってください。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 健全化というのは、数字の部分と、やはり内容もあろうというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 健全化ということは数字ですよ、市長、申し訳ないけれども。我々の知らないところでもう建て替えを判断されていて、ないがしろにされていて、じゃ、それで健全化ですと勝手に解釈されて、とんでもない話ですよ。 じゃ、直近で例えば東メディカル、今、年間幾らマイナスですか、建て替えしたあんな立派な病院で。お答えください、市長、分かっているんだったら。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 東メディカルの話は置いておいて、私も報道関係を見まして、いろいろ問題があったようなことも書かれておりますので、詳しくは承知はしておりません。ですから、比較をするということはちょっとできないというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いや、分からなかったら分からないでいいですよ、市長の理論を聞いているわけじゃないので。 私は、申し訳ないけれどもこういう状況で、コロナ禍で判断するのはおかしいと思いますけれども、それでも判断されるんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) コロナ禍であるからこそ、やはり将来の病院、市民病院ということを考えて私は決断をしたということであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ということは、この市長選の近い時期になって、市長はこの問題を出してくるということは、市長選に出ます、それに対してこれが一つのマニフェストの課題であるというようなことを言っているのと同様ですけれども、それで違いますか。お聞きしますけれども、そこまで否定するなら。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 現時点においては、そのような気持ちは全く持っておりません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) どこで考えたって、この時期にこういう判断をして、無理くりな状態ですよ。これ無理くりじゃないですか、市長、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は4年前から、令和2年度の病院の決算の状況を見てということで言っておりましたので、その時期が来たなというふうに思って決断をしたわけであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) どう見ても、じゃ、市民が市民がとおっしゃいますけれども、赤字とか、実質的に決算書、要項にも書いてあるとおり6億円弱ですよ、市から出しているものは、基準外繰入れとかいろんな補助金も入れて。 じゃ、市長はこの病院問題について、病院を建て替えします、医師も確保できるんですか。それを約束、担保できるんですか、今の状況下で、このコロナ禍で、医師がみんな離脱しているんですよ。できるんですか、それ。
    ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それは皆さんで、私も含めて努力をしていかなければいけないというふうに思っています。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 皆さんとは誰のことですか。 いいですか。皆さんとは誰のことですか。皆さんで努力しなけりゃしょうがないと、皆さんというのは誰のことですか。 ○議長(石田勝一君) 市長、挙手をお願いします。 ◆15番(苅谷進一君) 議長、議長。 ○議長(石田勝一君) 市長、挙手をお願いします。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私も含めてということを言いましたよ。私は先頭になってやりたいというふうには思っております。ですから、御協力をいただく体制をつくっていくということですよ。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 皆さんということは、我々のことを言っているということですか。そこが分からないから聞いているんですよ。我々は何も知らない間に決められて、それで協力してくれとは、それはおかしいんじゃないですか、市長。違いますか、私、何かおかしいことを言っていますか。 相談があれば、それなりに私らも、どうしましょう、こうしましょう、市長に対して協力しましょうということはできますけれども、何も相談がなく、いきなり出だし、そっちがスタートしちゃって、俺、やるから協力してくれって、それはおかしくないですか。それを言っているんですけど。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) もし、誤解をされた場合は取り消しますけれども、私は病院というのはやはり議会、市民、もう総意で運営をしていかなければいけないんではないかというふうに思っております。そういう意味で皆様という言葉を使わせていただきました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、御自分から言っているじゃないですか。一人じゃできない、議会、市民の協力を得てと。 だったら、その判断をして、検討を指示するという前にせめて、市民に問いかけするのは時間がかかるでしょう、アンケートするのも大変でしょう。議会に何で相談しなかったんですか、してくれなかったんですか。そこは私疑問なんですよ。じゃ、議会は関係ないと言っているんですか、違いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 議会ということに対しまして、私は本当に力強く応援と、二人三脚をしていきたいというふうには思っております。 ただ、議会のほうに相談をしなかった、議会というよりも議員さん方に相談しなかったということに対しましては、拙速な意味もありますけれども、私が前々から9月の病院の決算の状況を見て、なるべく早く判断をしたいということを常に説明しておりましたので、その時期が来たということで、今回、指示を出したということで、拙速であったということに対しましては、そう言われるなら私も反省しますけれども、多くの方々がこの時期に市長が判断をするだろうということで理解をしていただいておったんではないかなというような状況で指示をしたところであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、先頭に立ってということは、市長選を出て継続してやると言っているようなものですよ、はっきり言って。それは、だから語るに落ちるじゃないけれども、それはそれでやるならやるでも結構ですけれども、私ははっきり言っておきます。この件に関しては、今、このコロナ時で判断をして、市長が指示するということですけれども、私個人としては断固反対します。そういう時期じゃありません。そう私は思います。 医師確保についてお伺いしますけれども、前に我々の市とか病院から補助をして、医師確保のために奨学金というか、そういうことをおやりになったと思いますが、その後、その件について確保はできましたか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 医師確保のための奨学金については、これまで3名の方に奨学金を貸し付けておりまして、まだ病院のほうに奉職された方はいらっしゃいませんけれども、早ければ来年4月に場合によっては2名奉職するという可能性があって、もう一人はまだ学生ですので、もうしばらくかかると思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 可能性があってと言うけれども、間違いないんですか、ちゃんと担保できているんですか。何かうわさでは、それは来ないんじゃないかといううわさもありますけれども、どうなんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 医師の奨学金を受けた方については、大学を卒業するときに医師の国家試験を受けて合格して、医師免許を取得、その後2年間の研修期間を経て、病院のほう……     (「そんなの聞いてない。聞いてることに答えてください。時間がないんだからさ。あんたの時間のためにやってんじゃないんだから、こっちは」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(太田和広君) ですから、本来であれば、その2年間が終わった後に奉職するということになっておりますけれども、現在、その後に専門医研修という制度ができておりますので、そちらのほうを何年間か研修を受けて、それから就職したいというような意向がある学生について、今、ドクターですけれどもいらっしゃいますので、その期間が若干不透明だということで、可能性ということで言わせていただきました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしても、それだけの費用を負担しているんですから、担保をきちっと確認してください。よろしくお願いします。 次に、広域ごみ処理についてお伺いします。 先ほど市長答弁の中で市長は、我々広域議会の議員が知らない中で、何か交付金の補助の話を市長、知っていたんですか。国から解体に対する補助金。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は、首長会議のときに、本年の4月頃にお聞きをいたしました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 何で4月に知った時点で、今、議長、浅野議員、私がいるのは出ていますよね。それに対する説明はいつあったと思いますか。知っていますか、それ。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 説明をしたかというのは、説明をする義務というのもちょっといかがなものかなという感じもするんですけれども、やはりもしそういうことであれば、お聞きをしていただきたかったなというふうには思っています。 それで、その後において、担当課長会議等でも検討されたというふうには思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 聞けばいいって、我々が聞かなくて、だって銚子市は解体をすぐやるという話じゃなかったんじゃないですか、違いますか。この間、それを説明しようと思って、7月の末にいきなり言い出したんじゃないですか。違いますか。市長、何、それ、我々議員は関係ない、自分ら執行部と銚子市さんと市長が分かっていればいいということですか。お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) まだ正式には組合議会のほうでは提案されていないということで、恐らく苅谷議員もこの問題については、早い時期に知っておったのではないかなというふうに私は推測します。 それで、というのは、やはり本来ならば銚子市が既存の中継施設は取り壊さない方向だということであったんだけれども、それは交付金がつくという条件は、後日、中継施設なり仮の中継施設を建設するのであれば、銚子市の既存の処分場も解体の交付の対象になるということであったんですけれども、銚子はそのような施設は造らないということだったので、解体の交付の対象ではなかったわけであります。 それが、3月に国のほうの循環型形成交付金ですか、その中で3市の中で1か所だけ、解体だけでも認めるということになりまして、匝瑳市と旭市は中継施設を造るということで、銚子市は中継施設を造らないということの方針であったので、銚子市のほうがその制度に値すれば、交付金も頂いて撤去できるという形になりましたので、首長会議の中では、本来ならば組合の事業で組合がやればいいんですけれども、所有自治体のほうで申請をした場合には、3割の交付金が落ちるという条例内容でありましたので、それでは名前は銚子市のほうでやっていただいたほうが、その後3市の負担割合も減るだろうということで、そういう格好で進めたらいいのではないかというような話はいたしました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それによって匝瑳市の負担割合は幾ら減っているんですか。私らは聞いていません。私が知っていたんだろうというふうに市長はおっしゃいましたけれども、そんなの知らないですよ。知っていたら、もう6月議会で言っています。 じゃ、何、市長は匝瑳市はそれを使えないんですね、その補助金は。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 組合議会のことは、ここで云々は言うべきところでもないかなとは思うんですけれども、組合議会の6月のときにも、本件につきましては、苅谷議員、議会だったかな、全協だったかな。     (何事か発言する者あり) ◎市長(太田安規君) 全協で……     (何事か発言する者あり) ◎市長(太田安規君) そういうことで、苅谷議員もこの件については早くから御存じだったのかなというふうに私も思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 匝瑳市が使えるか、使えないかというのを市長に答えてもらいたいんだよ。匝瑳市だって使えば使えたんですよ、違いますか。これイエスかノーかで答えてください。補助金。 ○議長(石田勝一君) もう一度、苅谷君、発言してください。 ◆15番(苅谷進一君) 解体に対する補助金が、今、銚子市なら単独で使えるとかという話だったんですが、銚子市は今まで計画ではやらないと、1年間猶予期間を持って検討した後に、それで結論を出すと言ったのを、いきなりそれを3月の段階で議会で言っておいて、それをいきなり循環型交付金が変わったと。私も調べましたよ、市長。 何か3月に循環型交付金が決まって、締切りが2週間ぐらいしかなかったらしいですよ。それを議会を集めて、議会に言えばいいじゃないですか。言わないで首長が判断したということは、市長は匝瑳市に対してメリットがあることを使わなかったということになっちゃいますよ。そんなの何にも知らないですよ、我々。だから、これおかしいじゃないですかと言っているの。 市長も分かっているとおり、銚子市さんは、銚子市内でいろんな財政的な書類とか全部作って、後づけで、常に時間がなくなったから、これ了解ください、これ了解くださいと。実質、違いますか、市長。そうじゃないですか。もうずっと置き去りでしょうよ、市長が。市長が、私はかわいそうでならないんですよ、はっきり言って。 広域議会で副管理者をやっているのに、全部銚子市さんで決められて、あと時間がなくなりました、だからこれで了解くださいと、恐らくそんな状態だと思いますよ。市長、イエスかノーかで答えてください、そうじゃないですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) そういう場面も幾つかあったのは、私も記憶しております。 本件についてでも、実は組合のほうから、全協のときに苅谷議員がきちんと計画の変更をやれと。それでテーブルに乗せようということで発言をされて、組合と銚子市のほうでも一番有利になるような形で進めようということになって、銚子市が独自で銚子市の事業ということで申請をすれば、3割の交付金が落ちると。そうなれば、私も3市の負担金が本当に少なくなるということに対しましては、これは積極的に協力していったほうが得だというふうには思っています。ただ……     (「いや、いいです、もう。いいです」と呼ぶ者あり) ◎市長(太田安規君) ……だから駄目だということですよ。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それは明快に、クリーンで透明性を持ってやらなきゃ駄目なのは分かっているけれども、透明性がなく、決めたものを持ってきて透明だと言われたら困りますよと市長、言っているんですよ。今その状態ですよ、はっきり言って。 市長が、申し訳ない、かわいそうだから、私、これを言っているんですよ。管理者側に言ってうまく乗せられてそれでやられちゃっている。聞くところによると、7月末に何か銚子市の市長がこっちに来て、それで何とか判こを押してくれと言われたとか。結局、漏れ伝わってみんな来ちゃうんですよ、私のところに話が。 それから、この交付金、もう内示が出ているでしょう、これ。違いますか。出ているんですよ。我々がまだ承諾していない中で内示が出ちゃっている。こんなことあり得ませんよ。 私が言ったのは、当初の中継処理施設の事業計画が変わったんだから、その変わることを一回全員でやって、その上で透明性を持って、じゃ、解体代金は銚子市が幾ら、匝瑳市が幾ら、それを予算を持ち寄ってやっていただきたいと。それは市長も理解しているんでしょう。だったらそうやってやりましょうよと言っているんじゃないですか。 申し訳ないけれども、銚子市がやっていることはでたらめだよ、これ、はっきり言って。数字は全部、銚子市の財政と執行部でつくったものを広域に持ってきてやっている。うちの総務課は何もやっていないでしょう、この広域の。だから透明性がないというんですよ。これ、透明性があると言えますか、市長。 いや、待って、まだ私、発言しているから、時間なくなっちゃうから。 いや、そういうことを申し上げて、私はこの件を終わりにします。でないと私、次の質問が残っているので。 次に、公共交通について尋ねますと…… ○議長(石田勝一君) 苅谷君に申し上げます。端的に。 ◆15番(苅谷進一君) 公共交通について申し上げますと、公共交通も来年度に向けていろいろやっていかなきゃならない。それに対しては、予算をきちっと早めに組んでいただきたいと。その点、担当課が答えてください。 ○議長(石田勝一君) ちょっと待って。太田市長。     (「俺は答えてくれとは言っていないよ、市長には」と呼ぶ者あり) ○議長(石田勝一君) いや、許します。どうぞ。 ◎市長(太田安規君) 私は銚子市の中継施設ですけれども、確かに組合のほうから資料が1回、私のところへ決裁板も、資料が来ました。でも、この状況では決裁はできないと言いました。言って、そしてその10日後にまた来て、一応、事業費が変わる可能性が十分あるので…… ○議長(石田勝一君) 市長、簡潔にお願いします。 ◎市長(太田安規君) 事業費が変わったときには、そのように訂正をしますという一言を入れてまた持ってきたので、それではいいだろうと、あとは担当課長会議で説明しろということを言っておきました。 ○議長(石田勝一君) もう1問ね。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしても、市長、透明性、順序、それから根回し、これをきちっとやって、やっていただかないとしようがない。それは市長、理解してくれますよね。だから、それはやじでも結構、受け入れますから。 きちっとそれを、今の状態だって、10月1日の議会だってこれどうなるか分かりませんよ、はっきり言って透明性がないじゃないですか。そこはきちっとお願いします、管理者として。 鎌形さん、答え。 ○議長(石田勝一君) 答弁、鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 ○議長(石田勝一君) 時間がオーバーしていますので、簡潔に。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 計画を本年度策定しますので、その進捗状況を見ながら、令和4年度の実施、取りかかれるように予算編成を組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 議長におかれましては、一般質問のこういう交通整理をもうちょっと責任を持ってやってください。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 9月21日火曜日は総合調整のため休会とし、9月22日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後2時02分 散会...