阿久比町議会 > 2019-12-05 >
12月05日-02号

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  1. 阿久比町議会 2019-12-05
    12月05日-02号


    取得元: 阿久比町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    令和 1年 12月 定例会(第4回)          阿久比町議会第4回定例会(第2号)1 議事日程   令和元年12月5日(木)午前10時開議   第1 一般質問1 会議に付した事件   議事日程に同じにつき省略1 会議に出席した議員(14名)     1番  大村文俊君    2番  小柳みゆき君     3番  都築清子君    4番  新美三喜雄君     5番  竹内卓美君    6番  山本和俊君     7番  石川英治君    8番  山本良輔君     9番  渡辺 功君    10番  山本恭久君     11番  澤田道孝君    12番  竹内 強君     13番  久保秋男君    14番  瀧塚政明君1 地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名    町長        竹内啓二君   副町長       野崎秀幸君    教育長       石井勝巳君   総務部長      大久保英俊君    民生部長      蟹江信裕君   建設経済部長    伴 利郎君    教育部長兼学校教育課長       建設経済部参事   佐野和也君              田中清高君    総務課長      中川 学君   検査財政課長    西永秀行君    防災交通課長    新美利満君   政策協働課長    雉野義弘君    税務課長      細川貴義君   住民福祉課長    竹内久敬君    子育て支援課長   高津政功君   健康介護課長    関 真人君    産業観光課長    大岩峰雄君   建設環境課長    小野寺哲哉君    上下水道課長    新美利幸君   会計管理者兼出納室長                                中川浩子君    社会教育課長    新海芳明君1本会議に職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長    新美良幸    議会事務局付係長  長谷川博美     午前10時00分開議 ○議長(瀧塚政明君)  皆さん、おはようございます。 本日、開会に先立ちまして、最初にお断り申し上げます。 本日、傍聴席におきまして、手話通訳をさせていただいておりますので、ご了承お願いいたします。 ただいまの出席議員14名です。 定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますので、よろしくお願いいたします。----------------------------------- ○議長(瀧塚政明君)  日程第1、一般質問を行います。 質問の順序は通告順であります。 一般質問の持ち時間は、質疑と答弁を合わせて60分ですので、よろしくお願いいたします。 最初に、3番 都築清子議員の質問を許します。     [3番 都築清子君登壇] ◆3番(都築清子君)  議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 私も、本日はご挨拶を手話でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 改めまして、皆様、おはようございます。 私は、公明党の都築清子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 質問は大きく2つございます。 1、「地域福祉計画」はどこまで進んだのか、2、災害時「命をつなぐ」受援体制の構築、この2つでございます。 まず、1点目の福祉計画についてでございます。 平成27年度から始まった第1次地域福祉計画の6年のうち5年が過ぎ、残すところ1年となりました。前半3年がたった折り返しの平成29年の第3回定例会において、「すべての人が地域で共に生き、支えあう「つながる」まち、あぐい」の基本理念のもと、事業の内容や職員の人材育成、また主軸となるコミュニティソーシャルワーカーの設置についてお聞きをさせていただきました。 その後、さまざまな問題を「我が事」のように捉え、「丸ごと」つながる地域を構築していくために、どこまで進んだのか進捗状況と、これからどう進めていくかについてお伺いをさせていただきます。 1、生活支援コーディネーター設置から1年がたちます。その活動実績とコミュニティソーシャルワーカーとの業務内容はどのような違いがあるか教えてください。 2、計画では、コミュニティソーシャルワーカーを学区単位に設置するとありますが、これまで5年の間、未設置なのかなぜでしょうか、その理由をお聞かせください。 3、さまざまな地域福祉事業を展開する上で、社会福祉協議会の委託事業もふえ、オーバーワークになるのではないかと不安があります。実際に、先ごろ行われました社会福祉協議会の理事会の報告では、時間外勤務があったため補正予算が上がったと聞いております。今後を見据えた職員の年齢や人数は適正なのでしょうか。そのところ、お考えを示していただきたいと思います。 4、福祉部局には、社会福祉協議会の職員が行います地域福祉事業を理解し、フォローできる福祉専門の有資格者はおられますか。 続きまして、2点目の災害時の受援体制についてでございます。 災害は、地震だけではなく、温暖化が原因とされる線状降水帯や台風に伴う風水害など、日本各地で甚大な被害が起きています。本町も、今後決して例外ではありません。災害の備えとしてさまざまな対策が考えられますが、最低、ライフラインが復旧するまでの間、「命をつなぐ」ための対策が必要であると考えます。 調べましたところ、愛知県は今年度のうちに、公益社団法人愛知県栄養士会と災害時支援協定の締結を行うという予定があると聞いております。 食物アレルギーをお持ちの方や病人の方、そして高齢者の食事など、また赤ちゃんのミルクなどを「特殊栄養食品」と言いますが、この特殊栄養食品を必要な人へ適切に渡るよう、サテライトステーションの立ち上げ支援をしてくださるのが日本栄養士会災害支援チーム、通称、JDA-DATと言います。 大規模災害が発生した地域において、避難所や施設、そして自宅、仮設住宅等で被災者に対し、栄養に関する支援活動ができる専門的なトレーニングを受けた栄養士のチームでございます。東日本大震災をきっかけに発足したチームでございますが、その後は、熊本地震や西日本豪雨災害、胆振東部地震での被災地で、国、または県から要請を受け、支援を展開しているという実績がございます。 災害に備えるためのゴールはございません。避難所等の環境が悪かったり、態勢が整っていなかったがために、本来助かるべき命が失われることは絶対に避けなければならないことであります。さまざまな備えが必要でありますが、災害時には本町だけでは対応がし切れないことも予測し、今回の質問では、支援を受ける側としての「受援」体制に着目をして、整えておく必要があると考え、次の点について伺います。 1、災害時には、阿久比町から保健所、そして県、そこから栄養士会へ要請する形でJDA-DAT栄養士会災害支援チームが支援に入るわけでございますが、その場合には、本町のどこの誰が、現場で指示ができるとお考えでしょうか。 2、災害時応援協定を締結しているのはどのような企業や団体があって、また、相互応援協定を締結している自治体はありますか。 3、ドラッグストアと災害時の協定を結んでいる自治体もふえてまいりました。本町でも、生活物資確保の協定を結ぶ考えはいかがでしょうか。 4、「特殊栄養食品」のうち、待ったなしで赤ちゃんのミルク確保は必要だと考えます。液体ミルクを備蓄品に加えるための有効な手段として、保育園や産科医院と連携もあると思いますがいかがでしょうか。 以上が通告による質問です。ご答弁よろしくお願いいたします。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  それでは、答弁をする前に、先ほど都築議員が手話でご挨拶したように、ぜひ私からも、議場にいらっしゃいますご利用の方に手話で挨拶をさせていただきます。少しお時間をいただきたいと思います。 こんにちは。私の名前は蟹江と申します。よろしくお願いします。 ありがとうございました。通じました。 それでは、早速、答弁のほうさせていただきます。 私からは、まず大きな1問目、「地域福祉計画」はどこまで進んだのかの1点目から始めさせていただきます。 1点目、生活支援コーディネーターの活動実績と、コミュニティソーシャルワーカーの業務の内容の違いは何かについてお答えさせていただきます。 初めに、生活支援コーディネーターは、介護保険事業で地域包括ケアを構築する中で、高齢者の生活支援、介護予防の基盤整備を推進していくことを目的に、昨年10月から活動を開始しいたしました。 昨年度の活動実績としましては、宅老所やサロン、体操教室など、地域の中にある高齢者の集いの場を訪問し、それぞれの特徴や課題を取材いたしました。そして、その資料をもとに、ことし3月には、小冊子に取りまとめた高齢者集いの場マップを作成いたしました。ここにあるのが、そのマップでございます。これは議員の皆様にもお配りしておりますので、ご理解いただけると思います。 このマップは、高齢者の集いの場である宅老所やサロンなど、活動内容等を学区ごとに取りまとめ、民生・児童委員を初めとする福祉関係者や福祉関係事業所、町内の医療機関、さらに、商業施設や金融機関など、さまざまな施設に配布することで、広く高齢者の方の目に触れるようにしてございます。 今年度につきましては、いきいきクラブ連合会の協力を得て、町内の高齢者の困りごとなどを調査する高齢者ニーズ調査と、集いの場を運営する担い手側の課題などを調査する担い手ニーズ調査を行いました。現在、ニーズ調査の結果を取りまとめており、今後の地域課題の洗い出しに活用したいと考えております。 また、以前から宅老所を利用する課題の一つに、宅老所への足である送迎を、福祉サービスでできないかという課題が長年ございました。 そこで、その課題に応えるため、生活支援コーディネーターの働きかけにより、宅老所のボランティア団体と介護事業所である阿久比一期一会荘との間で協議調整を図った結果、一期一会荘の所有する送迎者を活用して、ことし7月から、南部宅老所で宅老所送迎サービスを開始することができました。さらに、南部宅老所の送迎が好評であったことから、この11月からは、開催日の違います福住宅老所においても、試験的に送迎サービスを始めさせていただいております。 このサービスは、阿久比一期一会荘の地域貢献、社会貢献の一環でもあります。まさに地域の助け合いのあらわれだと考えております。 また、高齢者ニーズ調査で出てきた課題の一つに、地域の中で、高齢者の日常生活を維持するために必要な軽作業のニーズがございます。 そこで、新たなサービスの開発をするために、生活支援コーディネーターが中心となり、地域での話し合いを今後進めてまいります。そのための足がかりといたしまして、この2月6日に、高齢者の日常生活を支援するために必要な地域のつながりについて、広く町民の皆様に考えていただくための講演会をちょっと予定しております。 次に、生活支援コーディネーターコミュニティソーシャルワーカーの業務内容の違いについてご説明いたします。 生活支援コーディネーターは、さきに述べました実績のとおり、高齢者福祉に特化した、地域における社会資源の発掘と新たなサービスの開発を役割とした専門職でございます。 生活支援コーディネーターは、地域の集いの場に足を運び、地域の課題を拾い集め、地域の関係者を集めた協議会で話し合い、地域の中で課題を解決するための仕組みづくりのサポートをしてまいります。 一方、コミュニティソーシャルワーカーは、既存の法制度では支援することの困難な制度のはざまとも言える問題、例えば、ごみ屋敷だとかひきこもり、孤独死などの多様化、複合化した課題に対応するため、地域の中の声なき声を地域課題と捉え、地域住民とともに課題の解決に取り組んでまいります。 コミュニティソーシャルワーカーの役割としては、大きく3つございます。 1つ目は、地域支援です。地域における助け合い、支え合いの活動の促進を図ります。 2つ目は、個別支援です。さまざまな福祉課題を抱えた方への相談、支援を行います。 3つ目は、仕組みづくりです。町福祉部局を初めとする関係機関と連携して、現状の制度では対応できない福祉課題の解決に向け、公民による支援コーディネート、行政制度のサポート、インフォーマルによる支援の調整などを行ってまいります。 生活支援コーディネーターコミュニティソーシャルワーカーは、おのおの対象者に違いはあるものの、さまざまな地域課題を「我が事!丸ごと」と捉え、人と人、人と資源、世代や分野を超えて地域がつながる!そんな社会への道先案内人、いわば、ファシリテーター的な役割を持つ福祉専門職と言えます。 2点目、計画では、コミュニティソーシャルワーカーを学区単位に設置するとあるが、これまで5年の間、まだ未設置なのはなぜかについてお答えいたします。 第1次阿久比町地域福祉計画、計画年度は平成27年度から令和2年度になりますが、そこに、「すべての人が地域で共に生き、支えあう「つながる」まち、あぐい」を基本理念といたしまして、基本目標1に、「みんなでつながって、孤独をなくそう。」の重点施策の中で、コミュニティソーシャルワーカーを社会的に孤立している人へ個別支援をする専門職として位置づけ、令和2年度までに、各小学校区単位に1人ずつ計4名を配置する目標としていますが、ご質問のとおり、設置には至っておりません。 理由といたしましては、地域課題を解決に導くための住民ネットワークの構築がございます。コミュニティソーシャルワーカーのみが設置されたとしても、拾い上げてきた地域課題をつなぎ、課題検証をする話し合いの場がなければ、課題は課題のまま残ってしまいます。 困りごとを抱える人や家族が地域で安心して暮らし続けていくためには、公的な支援だけでなく、その人自身が住む地域での日常的な支援の仕組みづくりが、この5年間でなかなか構築できなかったことも大きな要因の一つと考えております。 計画推進に当たっては、この5年間、各ネットワーク会議の作業部会である孤立防止、ボランティア参加、担い手育成のそれぞれの部会が少しずつ機能し始めてきています。また、仕組みづくりを支援する生活支援コーディネーターが昨年から活動をし始めたこともあり、地域においては、以前より地域の困りごとや課題などを「我が事!丸ごと」と捉え、話し合いの場を持つ必要性が大事だという町民同士の意識は、かなりできつつあると感じております。 この状況を踏まえ、今後も公民が一体となって、地域の中で解決していくための話し合いの場、地域住民のネットワークをベースにして、第1次地域福祉計画の最終年度である令和2年度までにコミュニティソーシャルワーカーが設置できるよう、今後も引き続き調整してまいります。 3点目、社会福祉協議会の今後を見据えた職員の年齢や人数は適正なのかについてお答えさせていただきます。 社会福祉協議会は、社会福祉法第109条に規定され、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした公共性・公益性の高い民間の社会福祉法人でございます。 地域の人々が住みなれた町で安心して生活することのできる福祉のまちづくりの実現を目指し、各種の福祉サービスや相談活動、ボランティア活動の支援、共同募金運動への協力など、さまざまな場面で地域福祉の増進に取り組んでおります。 現在、正規職員といたしましては8人でございます。20代が2人、40代が2人、50代が1人、60代が3人です。 今後は、今までに築き上げてきた地域のさまざまな社会資源とのネットワークをもとに、真に必要となる社会福祉業務を見きわめ、地域に根づいた社会福祉協議会の利点を生かし、福祉関連事業の委託事業を拡大するなどして人員体制を整え、さらなる地域福祉の推進を図っていただくことが望ましいと考えております。 4点目になります。 福祉部局には、社会福祉協議会職員が行う地域福祉事業をフォローできる福祉専門の有資格者がいるのかについてお答えいたします。 代表的な福祉に関する資格につきましては、「社会福祉士」、「介護福祉士」、「介護支援専門員」、「精神保健福祉士」などがございます。 現在、社会福祉協議会には、延べ人数ですが、社会福祉士の資格を持った職員が4名、介護福祉士の資格を持った職員が3名、介護支援専門員の資格を持った職員が3名、精神保健福祉士の資格を持った職員が1名います。民生部局においては、現在のところ、福祉に関する資格を有する職員といたしまして、これも延べ人数ですが、社会福祉士が3名、介護福祉士が2名、介護支援専門員が2名います。 困難事例等については、民生部局の担当職員を初め、知多福祉相談センター、半田保健所及び障がい者相談支援センターなどの専門機関や福祉事業所を初めとする福祉関係団体と常に連携しながら協議の場を設け、さまざまな福祉事業に対してフォローに当たっております。 以上となります。 ◎総務部長(大久保英俊君)  最初にお断りしておきます。流れからすると手話でご挨拶するところでございますが、あいにく手話できませんので、そのままのご答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 私から2問目の、災害時「命をつなぐ」受援体制の構築についてお答えをいたします。 1点目の、災害時には町、保健所、県、栄養士会へ要請する形でJDA-DATが支援に入るわけですが、その場合、本町のどこの誰が現場で指示できると考えておりますかについてお答えいたします。 ご質問にございました愛知県と愛知県栄養士会との災害時支援協定について愛知県に確認したところ、県の健康対策課が、協定を年度内に結ぶ予定で調整を行っているということでございました。 現行の町地域防災計画で、保健衛生対策として避難所等での保健衛生活動は、健康介護課の保健師が行うこととなっており、基本的には健康介護課の保健師が行うことになると考えておりますが、このJDA-DATの災害時の支援体制につきましては、今後、愛知県の地域防災計画に盛り込まれる予定でございますので、それを受けまして、町の地域防災計画に反映させてまいりますのでよろしくお願いしたいと思います。 続きまして2点目、災害時応援協定を締結しているのは、どのような企業や団体で、また相互応援協定を締結している自治体はあるのかについてお答えいたします。 本町では現在、40件の災害協定を締結しております。 企業との協定は12件で、主な企業は、物資の調達に関する協定では、今後、敬称は略させていただきますが、アピタ阿久比店ピアゴ阿久比北店、町内の小売業者の方々、株式会社アグメント株式会社中京医薬品。 応援活動に関する協定では、株式会社岡戸組株式会社キクテック等の町内の建設事業者、ヤマト運輸株式会社東海西濃運輸株式会社。 災害復旧用オープンスペースの提供に関する協定では、株式会社デンソー東邦瓦斯株式会社。 情報収集、伝達に関する協定では、株式会社ドローンスクール愛知CATV愛知株式会社と現在調整中のヤフー株式会社などでございます。 団体との協定は18件で、主な団体は、医療に関する協定では、知多郡医師会、半田歯科医師会、知多薬剤師会。 物資の調達に関する協定では、生協コープあいち、愛知県LPガス協会、JAあいち知多農作業受託部会阿久比支部。 応援活動に関する協定では、愛知県建築士会、半田郵便局、阿久比郵便局、阿久比アマチュア無線非常通信連絡会などでございます。 相互応援協定を締結している主な自治体は、ほたるサミットの参加市町であります滋賀県の米原市、和歌山県の紀の川市、岡山県の真庭市、山口県の下関市でございます。 知多地域災害時相互応援協定の知多半島5市5町、愛知県内広域消防相互応援協定では、県内全ての市町村と協定を結んでいます。 3点目の、ドラッグストアと災害時における生活物資確保の協定を結ぶ考えはについてお答えいたします。 先ほどお答えしたように、本町ではさまざまな災害協定を締結しております。災害時の生活物資の確保に関しては、必要不可欠なものと考えておりますので、町内のドラッグストアにも災害協定を結んでいただけるよう話をしていきたいと考えております。 次、4点目、特殊栄養食品のうち待ったなしで赤ちゃんのミルク確保は必要だと考える。液体ミルクを備蓄品に加えるための有効な手段として、保育園や産科医と連携もあると思うがどうかについてお答えします。 町立保育園に確認したところ、現在、保育園では園児にミルクは給仕しておりませんし、給仕するとなれば、保護者の了承を得なければなりませんので、連携は難しいのではないかと考えております。 また、産科医との連携については、特定の医療機関に町の備蓄品を保管し、その医療機関の利用者のみに提供することも難しいと考えております。 災害時の備蓄品として液体ミルクは有効であると考えますが、昨年、議員の一般質問の中でもお答えしたとおり、液体ミルクは、保存期間が常温で12カ月と短いことや、常温で保存できるとしても、本町の防災倉庫のように空調機能のないところでは保管は難しいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ◆3番(都築清子君)  ご答弁ありがとうございました。 それでは、一つ一つ再質問をさせていただきます。 生活支援コーディネーターの活動実績を挙げていただきましたが、実際に私も、地元でサロンを立ち上げる際には社会福祉協議会の方々が伴走をしてくださいまして、地域で自立ができるまで、一生懸命サポートをしてくださったという経験がございます。 再質問は、生活支援コーディネーターの活動実績の中で、先ほど一期一会荘さんが福祉車両を出していただいて、宅老所さんの送迎を始めてくださったといったお話がありましたが、生活支援コーディネーターが、その際どのように関わったのか、もう少し詳しく教えていただけますか。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  ありがとうございます。 それでは、もう少し具体的に説明させていただくんですけれども、まず、生活支援コーディネーターが活動を開始する、それは、まず始めたことが地域への顔のつなぎ。それを兼ねて、先ほど答弁しましたが、宅老所だとかサロンだとか福祉事業所、そこへ何度も足を運んで、まずは顔つなぎをさせていただきました。 そして、行ったところで、その場でいろいろなお話を聞かせていただいたんですけれども、特に宅老所においては、ボランティアの皆さんからのお声の中に、夏の暑い日だとか冬の寒い日、そんな時期になりますと、やっぱり利用者さんは歩いて宅老所に行くのが非常につらいと、どうしても億劫になってしまい足が遠のいてしまうと、そんなようなお声をよく聞きますということを伺いました。 また、一方、事業所のほうを回ってきたところ、一期一会荘においては、長年あそこは阿久比町で介護サービスを提供しております。そして、事業所の中にも、やはり地域に何か恩返し、地域貢献できる活動がないかというのを、これは以前から思っていたそうです。そんなことをコーディネーターが聞いてきた。そのような情報を、改めて健康介護課のほうに報告がございました。 そして、私どもが一度、一期一会荘にそのような情報を聞いたと、法人の福祉車両のあいている時間を何とか活用できないかというご提案をしたところ、法人のほうも、気持ちよく協力いただく返事をいただきました。そのことをコーディネーターを通じ、その両者の間を取り持つような活動をいたしました。 コーディネーターはさらに、運営協議会のほうへ何度も足を運んでさらなる問題もまとめたり、また、法人が、一応、試行運転という形でやらせていただいたんですけれども、そのときにコーディネーターが何度も同乗いたしまして、乗り入れに問題はないかということをチェックしたことで、このような事業が始まっております。 本当に何度も足を運んだ成果が、この事業のサービスの展開になったというふうに、私どもは成果を評価しております。 以上です。 ◆3番(都築清子君)  生活支援コーディネーターが取り持って、きめ細やかな対応をしてくださって、宅老所さんの送迎が開始したというお話を今お聞きしまして、地域とそれから福祉施設がつながるというのは本当にすばらしいことだなと思いますし、また、一期一会荘さんの地域貢献の気持ちも本当にすばらしいものだなと思います。改めて感謝を申し上げます。 2つ目の再質問でございますが、コミュニティソーシャルワーカーの設置ができなかった理由を答弁いただきましたが、私だけでしょうか、理由になっていないような気がいたします。 もう少しお聞かせをいただきたいと思いますが、地域の課題をつなぎ、また、検証し合う場がなければ課題は残ってしまう。また、住む地域での支援づくりのほうが先で、やっとこの5年間で生活支援コーディネーターを設置することができて、やっと1年、動き始めたところだということが要因であると言われていたと思います。 コミュニティソーシャルワーカーの設置と同時進行であってもよかったのではないかと。地域での支援づくりが未完成でも、たとえ皆さんでつながれていなくても、コミュニティソーシャルワーカーの設置があれば、第1次の計画どおりであれば、前半の3年で社会的に孤立している人の状況の把握ができ、後半の3年で社会的に孤立している人への個別支援ができたはずで、孤立していた人の中には、個別的支援は地域の支援のほかにも公的支援へつなぎ、救われた人もいたのではないかと思うと、余りにもスピード感がなく、速度を上げて行うべきではなかったかなと思います。 2年前、ここで質問をさせていただきましたときに、お隣の東浦町さんに個人的に視察に行かせていただいたことをお話しさせていただきました。当時、2年前、東浦町は、2人のコミュニティソーシャルワーカーが専任で活動をしておりまして、現在はもう一人増員し、3人設置で活動をしているということです。 よく答弁には、近隣市町の同行を鑑みといった言葉をよくお聞きします。これはもう、ワンフレーズで私覚えてしまいました。先進的に行っている自治体をお手本にするということはしなかったのでしょうか。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  大変、手厳しいご質問と受けとめます。 東浦町のを手本にしなかったのかというご質問ですけれども、まずその前に、この平成30年度末現在の県下におけますCSW、再質問におきましては、私、コミュニティソーシャルワーカーのことをちょっと略してCSWと申し上げます。県内でCSWを設置している市町が、豊川市、長久手市、東浦町、あと、ほぼ数市町村というふうにちょっと伺っております。 私どもも、ことしの8月に、担当課長と係が東浦町のほうへ訪問いたしまして、その辺の事情を聞いてまいりました。 東浦町におきましては、CSW事業に関しましては社会福祉協議会に事業委託をされているということです。そして、東浦町全6行政区の中に3人設置しているとお聞きしました。そして、その中で常時、ふくし何でも相談窓口というものを開設しているそうです。そうすることで、さまざまな相談を受け付けながら既存のサービスのほうへつなぐだとか、困難事例におきましては関係機関との協議の場を持って対処しているだとか、そういったことの仕組みになっているそうです。そして、CSWが設置されてから、やはり相談件数は非常にふえたと言われております。そうしたことによって地域の実情というものも把握できたと言われますし、そのときに、直接、本当にCSWの本人の方から困難事例、解決事例もちょっと聞きました。 そして、聞いていたときに、聞いたというか東浦町さんが言うのには、初めからCSWが機能したわけではありませんと。それは当然だと思います、ゼロスタートですから。やはりそれは、最初は顔つなぎのために幾度となく地域へ足を運んで、地域の人たちとかかわりを持って、そして、ある程度の時間がたって初めて、CSWという存在を地域の人に知っていただいた。そのことが、まずは第一歩だと聞いております。 その中で、順調に今は活動し始めているんですけれども、同じように東浦町も生活支援コーディネーターさんもいらっしゃいます。そして、CSWさんも当然いるんですが、その2組が上手に調和をして、今は町内のいろいろな課題について、協調しながら対応しているという新たな仕組みもでき上がったと聞いております。 そのような情報を私どもも持ち帰って、何とか阿久比町のほうの形に置きかえることはできないかということでいろいろ検討いたしましたが、なかなか難しい面も確かにあります。ただ、本当に参考になる情報は多くいただきました。 そして、ちょっとこれは私の個人的な意見になっちゃうかもしれませんけれども、私もことしでこれで4年目になります、民生部長やらせていただいて。そして、思うに、本当に地域福祉というのは、今さらですけれども、本当に難しいなというのが実感です。私は、こういった形でいろんな議員の皆さんから一般質問されます。言葉では簡単に、ここすればいいとか、ああすればいいとか言っておりますけれども、現場はなかなかそういうように動きません、それが実態だと思います。 ただ、今ここ数年、全国で起きています災害だとか事件、事故、そのようなことが起きるたびに、やはり地域のつながりだとか地域の支えだとか、そうしたことがとても大事だなという共通認識を持つようになったというのは、この阿久比町でも確かに感じを持っております。そうした気持ちは高まっているんだというのは感じております。 ただ、それは、人それぞれ価値観だとか認識とかが違います、それは当然です。だから、人の心だとか人の思いを動かす、これほど難しいことはないなというのが実感です。ただ、少しでも動けば、そこに生まれるのは地域のつながりであり、地域の輪です。そして、「我が事!丸ごと」という共通認識が生まれると思っています。 これからの阿久比町の福祉について、今はまず生活支援コーディネーターができました。次に、CSWを設置することによって、今ある阿久比町の中の地域福祉というのは必ずよくなるものと信じております。だからこそ今、社会福祉協議会とは設置に向けて協議を進めております。いずれにいたしましても、来年度以降、コミュニティソーシャルワーカーが設置できるように、今後も前向きに検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆3番(都築清子君)  東浦町にも出向き、お話を聞いてきたというお話で、民生部長の今までの経験から、熱い気持ちというのは私のほうにも伝わってまいりましたが、東浦町はもっと早くから動いていて、ようやくコミュニティソーシャルワーカーが実績を上げてきている。最初から、やっぱりうまくいったわけではないといったお話でしたけれども、早くから動いていたのは確かで、愛知県の中で数件しかないにしても、その分、阿久比町は近くにそういった先進事例があったわけですので、もう少し早くから視察に行ったり、動きを早くすることはできたのかなと思うので、多少おくれていた感というのはどうしても否めないかなと思います。 過ぎてしまった時間というのは取り戻せませんので、今からしっかりとスピードを上げていただいて取り組んでいただき、令和3年度からの第2次の福祉計画においては、今回のようにできなかった理由を述べるようなことがなく、しっかりとつくり上げていただきたいと思っております。 続きましての再質問ですが、福祉関連事業の事業委託を拡大するなどとして、社会福祉協議会の人員体制を整え、地域福祉推進を図っていくことが望ましいというお話が最初の答弁でありましたけれども、望ましいとかそういうのは、何かどこか他人事のように聞こえるのは私だけでしょうか。そもそも社会福祉協議会の位置づけというのは、阿久比町としてどのような位置づけなのでしょうか、教えていただきたいです。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  先ほども社会福祉協議会についての若干の説明させていただきましたけれども、社会福祉協議会というのは、やはり地域に暮らす人々がともに支え合って、公的な福祉サービスだけに頼らず、行政、また福祉関係者と協力し合い、地域全体で福祉課題を解決して取り組んでいく地域づくりを推進していく、まずは組織であるということでございます。 共助を実現する地域福祉の重要性が求められている中で、行政と社会福祉協議会の連携は、今まで以上に欠かせないものとなってきております。阿久比町としても、ともに地域福祉を推進する本当に重要なパートナーという考えで、社会福祉協議会の位置づけをさせていただいております。 以上です。 ◆3番(都築清子君)  パートナーであるといったお話でございました。 大事なパートナーでございますので、しっかりとサポートもしていっていただきたいなと思いますが、続きましての質問、再々質問になると思いますが、社会福祉協議会の職員の皆さん、今まで地域とのつながりが経験が豊かで、顔の見える間柄となり、地域とも連携もとりやすい人材としては最適だと思いますが、それゆえに、需要と人員とのバランスがとれずにオーバーワークになるのではないかと心配でございます。 コミュニティソーシャルワーカーを設置するのは早急にお願いをしたいところでございますが、一方で、今の人員のままで、今の持っている仕事に、さらにコミュニティソーシャルワーカーの仕事をふやすとしたら、どうしても過重労働になるんじゃないかなというそういったことが予想されます。人員の増員等のところはどのようにお考えでしょうか。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  社会福祉協議会、先ほど答弁した職員人数です。正規職員というのは8名いるんですけれども、その8名が、本町の地域福祉推進の中心的役割をしっかりと担っているというのは私どもわかっております。 今後も地域福祉を推進する中で、パートナーとして今まで以上に連携を強化してまいりたいというのを先ほど申し上げましたが、地域の実情に応じた事業を持続していくためにも、福祉関連の委託事業を拡大するなどして、自主財源の確保を進め、自主性をきわめていただくこともより必要ではないかということは考えております。 社会福祉協議会の職員の方々は、補助団体ということでいろんなお考えはあるかもしれませんけれども、私どもの補助というのは人件費に対する補助金でございます。これは不可欠なものでございます。引き続き行っていく考えはございますが、組織の自立性を高めるためにも人件費への補助金ではなく、受けていただく事業に対して町からの委託事業をすることによって、今後、社会福祉協議会の事業の展開も拡大していってほしい。そうしたことを今後も少しずつ、そのようなシフトを変えていきたいというのを私ども考えております。 ご質問の増員等の考えですけれども、このような理由から人件費補助を即決するのではなく、補助金の適正化、また委託事業の見直しも含めて、今後、社会福祉協議会と協議をする中で検討を進めていきたいと考えております。 ◆3番(都築清子君)  社会福祉協議会の皆様には、本当に阿久比町全体で、さまざまな問題に取り組んでいただきまして、私も何度か駆け込み、相談をさせていただき、住民の皆様からのご要望ですとか、ご相談を対応させていただいていておりますので、ぜひしっかりと連携をとっていただきまして推し進めていただきたいと思います。 続きましては、災害時の受援体制の構築についての再質問をさせていただきます。 JDA-DATのことをちょっとお話しさせていただきますが、栄養士会の災害時支援のチームがあるということで、実はこれは、9月の県議会議員の一般質問の中でも取り上げられていたものが、結局、締結に結びついたといった、そういったこともお聞きをしております。 知多半島の中で、この栄養士会がチームを組んで災害時に応援に入っていただけるといったことというのは、余り知られていないことでありますので、ぜひ阿久比町でも、さまざまなところでこういうのがあるそうですよということで、知多半島で、私も広めていきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 再質問の1つ目ですが、災害時に、さまざまな企業や団体と応援協定を締結しているということを教えていただきました。 物資の調達をお願いしている企業は、実際、災害が起きたときにはどのように運んでくださり、誰が受け取り、どう取り扱う計画があるのでしょうか。また、応援活動に関する協定を結んでいる企業さんが幾つもありましたが、そういった企業さんに対する担当は決められていて、どのような町としては動きを想定しているのでしょうか。それぞれ事例を挙げて教えていただけますか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  それでは、物資の調達に関する協定でございますが、これは、町が必要な物資を要請するとともに、町が指定する場所、こちら計画では丸山公園の武道場に配送していただきまして、この計画や災害対策実施マニュアルで定めるところによりまして、救援物資の受け取りは住民福祉班、町の住民福祉課の職員が行います。避難所等への配送は産業観光班、産業観光課の職員が行うこととなっております。その物資を運ぶことにつきましても、先ほど申し上げましたヤマト運輸さんですとか東海西濃運輸さんと提携しておりますので、こちらと協力をしながらということになると考えております。 応援活動に関する協定でございますが、町内の建築事業者は、災害時には緊急災害復旧活動を建設環境課と連携して行っていただくことになります。連携ではないんですが、阿久比アマチュア無線非常通信連絡会さんですとかドローンスクール愛知さんだとか、個々にそれぞれの情報網を駆使しまして情報収集、被害状況を収集していただきまして、災害対策本部にご連絡いただく、こういうふうになっておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆3番(都築清子君)  物資の調達をお願いした場合、どういうふうに動くのかというところで、住民福祉課が動き、産業観光課が動くといったことがありましたが、実際にJDA-DATさんの説明を受けたときに、受援をする体制をとれているか、とれていないかでは、随分対応がスムーズか、スムーズじゃないかというのは雲泥の差があると。 今、部局が2つ分かれているところで、実際に、学校で被災した人は学校教育課だったり、あと福祉避難所だと福祉部がやっていたりと、これは事例ではあるんですが、そうしたところを上手に連携がとれていないと、「学校教育課、そっちが悪い」、「いや、福祉部局、そっちがうまくいかんかったでしょう」と、そこでけんかが起こるんだそうです。そういったことも事例として実際にありましたよと、JDA-DATさんおっしゃっておりました。 ですので、しっかり横軸を通していただいて、できたら1つ、2つでいいかもしれませんが、動きをどういうふうするかといった訓練的なことも必要ではないかと思いますので、大変ではありますけれども、しっかり受援体制を構築する上では必要ではないかと思いますのでよろしくお願いします。 液体ミルクの備蓄に関しまして、また液体ミルクの性質等に関しまして、10月に、名古屋のささしまライブで行われましたぼうさいこくたい2019というのに私、行ってまいりました。実際に、液体ミルクの製造会社の人や、液体ミルクを提供するときに指導をしていただける栄養士会の人と出会い、お話を聞いてまいりました。現実には、保育園や産科医、または保健センターでローリングストックをしてもらっている自治体もあるとお聞きをしました、液体ミルクです。 ですが、保育園はだめだと、ゼロ歳児とかミルクを差し上げていないのでだめだと。また、産科医さんも公平感が欠けるのでだめだといったお話で、阿久比町で子どもがどんどんふえているのに、これは、阿久比町がしっかりやらなければいけないことの一つなのに、どこもだめだというのであれば、不測の事態にどこで備蓄ができて、どこで入手ができるとお考えでしょうか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  議員のおっしゃるとおり、液体ミルクは非常に大切な備蓄品としては考えておりますが、先ほどのお答えにもありましたとおり、今の備蓄倉庫ですと空調も整っておりませんので、夏場30度を超えるということもありまして、備蓄には適さないというお答えをさせていただきました。 そこで、備蓄という考えもちょっと変更しましてというか転換しまして、今、日本の国内でつくられるようになってきましたので、備蓄ではなくて災害協定の中で、スーパーですとか、これから進めていくドラッグストア、そのようなところと必要な物資の調達の協定をする中で、その品目の中にこの液体ミルクを加えてすぐに調達できるような方法で、備蓄ではなく、すぐ調達というそちらのほうにシフトしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆3番(都築清子君)  きょうは、議長のお許しをいただきまして、液体ミルクを議場に持ってまいりました。 こちらが、缶の液体ミルクでございます。こちらが紙パックの液体ミルクであります。 今、国産の液体ミルクはこの2つがございます。赤ちゃんのミルクというのは、母乳が出るお母さんであればそれが最適であります。母乳の出る環境が整うのが大前提ではありますが、災害時には、ストレスがもとで母乳が出なくなってしまうお母さんもいらっしゃるとお聞きをしております。やはり準備はしておくべきだと思いました。 今、災害協定のお店と連携をして、そういったところから災害時には持ってきていただけるような対応をしていただくといった前向き答弁をいただきました。実際にサテライト的に特殊栄養食品ステーションが栄養士会で立ち上り、実際に液体ミルクを提供できる環境が整ったとしても、本町で受援体制的なこちらの周知がないと全く機能しないのかなと思います。実際に、胆振東部地震のときに、液体ミルクを運んでも、周知がなかったので使えなかったといったそういったお話がございました。大変残念なことでございます。 以前、備蓄一覧に液体ミルクを追記していただけるとご答弁があり、その後、調査研究をしていくと答弁がありましたが、実際に、赤ちゃんやお母さんとの接点の多い保健師さんは、この液体ミルクについてどのような感想があったか教えていただけますか。 ◎民生部長(蟹江信裕君)  議員の昨年一般質問の中で、そういった記載が必要ではないかということ、ご提案いただきました。 私どもが家庭訪問する際に配布しております「地震・風水害に備えて」というリーフレットです。そこに改めて議員の提案であります液体ミルクについて記載をして、今、配布しております。ありがとうございました。 そして、ご質問の液体ミルクの活用について、実際の保健師たちに聞いてまいりました。保健師たちは、もう阿久比町は全家庭に全てお邪魔してお話をしております。その折に、リーフレットに載っております液体ミルクのことについてお話しすると、ほとんどのお母さんたちは、やはり、もうご存じです。ふだんから出かけるときには、そういった液体ミルクも持ち歩いて利用していますというお母さんも何人かいらっしゃいましたので、かなり普及はしているんじゃないなと私どもも思っております。 本当に災害時のときに、万が一のときに、こういったおむつだとかミルクなどは、赤ちゃんの最低3日分は備えていただくと、それはとてもいいことですのでというのもつけ加えて、今は訪問のときには説明をしております。その中で、赤ちゃんだけではなく、お母さんの体調もしっかりと備えていただくようにということもつけ加えながら説明しております。 今後も、液体ミルクの有効な備蓄に関しましては、皆さんの安心のためにも啓発していきたいなと考えております。 以上です。
    ◆3番(都築清子君)  さすが若いお母さん方というのは情報が早くて、また、この液体ミルクがとても活用ができるということを、実際に知っていただいているということだと思います。ですので、若いお母さんたちとリンクする形で、阿久比町も皆さんが知っていただくといいかなと思います。 台風15号で、千葉県で実際に災害に遭われた方の、液体ミルクについてメーカーさんに届いた声の中のことをちょっとご紹介させていただきます。「この液体ミルクがあることで、断水停電の中、衛生的なものがあげられる安心感、母乳が出なくなったらどうしようという不安にも悩まされることがなかった」と。また、「どこでも簡単にミルクをあげられることに感動した」、「今回は停電と断水も同時にあったから、この液体ミルクがなかったらと思うとぞっとする」といった声が上がってきたそうです。 実はちょっと調べましたら、この液体ミルク、ちょうどぱちんとはめると吸い口がつく、そういったものも開発されています。 さまざまな問題がありますが、一つ一つ阿久比町の皆様と力を合わせて解決に導いてまいりたいと、私も頑張らせていただきます。阿久比町のために、頑張らせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(瀧塚政明君)  以上で都築清子議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。午前11時10分より再開いたします。     午前11時02分休憩-----------------------------------     午前11時09分再開 ○議長(瀧塚政明君)  休憩前に引き続き会議を再開します。 9番 渡辺 功議員の質問を許します。     [9番 渡辺 功君登壇] ◆9番(渡辺功君)  議長のお許しをいただきまして、本日は、都市計画道路「名古屋半田線」の1点に絞って伺いたいというふうに思います。 この都市計画道路名古屋半田線に関しましては、平成19年、ですから今から約13年前から本日まで、私も含めて既に4名の議員が質問に立っています。私も、高根台団地居住者の切実な問題として、平成24年と平成28年2回にわたって質問させていただきました。そして、今回が3回目であります。 この道路における阿久比町内の工事、いわゆる事業化については、もう飽きれるほど相当の年数がたっていますが、率直に言って全く進展がないと。これ、生きている間にできるのかというような状況でありました。 ただ、ここに来て、多少、東浦町のほうの動きも出ているようでありますので、もう一度ここでおさらいの意味も含めまして、都市計画道路名古屋半田線について順次伺っていきたいというふうに思います。 初めに、これはおさらいですから、もう、さっぱり進まないものですから、質問した内容すら忘れかけているという状況になっていますので、もう一度、都市計画道路名古屋半田線は、どういう事業が目的で計画されたのと、また、いつから着工されてきたんですかと。こういうことを含めた全体の概要について、最初にお伺いをしたいと思います。 2点目は、次に、この道路、現在、どこまで進んでいるか、つまり進捗状況についてお聞きをしたいと思います。 3点目は、そもそも名古屋半田線というのは、開通の目標年度というのは定められていないのかと。場当たり的に、できるところからやっておきゃいいというものなのかどうかについてお聞きをしたいと。 4点目は、都市計画道路名古屋半田線の完成が、ここまでおくれている要因は一体何なのか、お聞きをしたいというふうに思います。 5点目、本町では、先ほど言いましたが、平成19年度から13年間、毎年県への要望調書に都市計画道路名古屋半田線の延伸、つまり阿久比町として、ここを早くやってほしいという要望事業として取り上げてきているが、もう13年たっているわけですから、何か成果があったのかということであります。 6点目は、本道路に関しての東浦町の連携や対応は、今日まで一体どのように展開をしてきたのかについてお伺いをしたいというふうに思います。 7点目、今回、東浦町に動きがあるやにお伺いをいたしましたが、その内容について把握しているのであればお聞かせをお願いしたいと。また、それに対する本町の対応があれば伺っておきたいというふうに思います。 8点目は、これは最後になりますが、東浦・阿久比町のこの工区、事業化が完成すれば、恐らく、ほぼ、都市計画道路名古屋半田線というのは開通になるんだろうというふうに考えるわけですが、この東浦・阿久比町というのは、一体いつになったら事業化をされるというふうに考えておいたらいいのか、そのめどについてお伺いをしたいというふうに思います。 最初に、この8点について総論的にご質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎町長(竹内啓二君)  都市計画道路「名古屋半田線」の1点目の都市計画道路名古屋半田線の事業の目的と、いつ計画されたものなのか、いつから着工してきたのかなど、全体概要について、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 都市計画道路名古屋半田線は、起点の名古屋市の境の東海市名和町から、東浦町大字緒川及び阿久比町大字福住を経由して、終点の半田市有楽町成岩橋までに至る、知多半島中央を南北に縦貫する主要幹線道路として位置づけられた道路であります。 本道路の目的でございますが、現道の主要地方道名古屋半田線、これは、私たちが日常、県道名半線と呼んでいる、この役場前の県道のことでございますが、そこの県道から交通を転換させることにより、市街地における交通渋滞の緩和や安全性の向上及び物流ルートの機能強化、これが目的であります。 路線の総延長は約22キロメートルで道路幅員は15メートルから25メートル、車線数は2車線から6車線の計画となっており、延長の約7割近くは、道路幅員22メートルの4車線道路となっております。 計画された時期としましては、阿久比町地内は、昭和41年12月28日に都市計画道路として当初決定されておりますが、他の市町区間については都市計画決定時期等が異なっております。 東海市内においては、昭和36年に、現在の都市計画道路名古屋半田線の前身となる路線形状で都市計画決定されており、その後に、都市計画区域、起点と終点、幅員等の変更を経て、現在の路線形状となっております。 東浦町地内においては、昭和39年に当初決定をされております。 半田市内においては、昭和17年に当初決定され、その後に都市計画区域、起点と終点、幅員等の変更を経て、現在の路線形状となっております。 その後の整備につきましては、順次、工区設定され事業が進められてまいりました。 2点目の現在までの進捗状況についてお答えをいたします。 愛知県によりますと、総延長約22キロメートルのうちの約7割に当たる約16キロが整備済みであり、現在は、東海市加木屋地内にて整備を実施中と伺っております。 3点目の、計画に、開通の目標年度は定められていないのかについてお答えをいたします。 都市計画道路名古屋半田線は総延長約22キロメートルと長いため、これまで区間を区切って工区を設定し、工区ごとで目標を持って整備を進めておりますが、都市計画決定の段階で定めた目標年次はございません。 4点目の本道路の完成が、ここまでおくれている要因についてお答えをいたします。 都市計画道路名古屋半田線は総延長約22キロメートルと長く、区間を区切って順次整備をせざるを得ず、また、道路整備に当たっては、安定的な事業費の確保はもとより、地権者や地域住民の理解を得つつ、社会情勢の変化なども踏まえて進めていくこととなるため、全体区間の完成には相応の期間を要するものでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 5点目の質問の本町では、毎年、県への要望調書に都市計画道路名古屋半田線の延伸を要望事業として取り上げているが、何か成果はあったのかについてお答えをいたします。 阿久比町としては、機会あるごとに、県に、町内の未整備区間の早期整備要望を行ってまいりました。愛知県からは、東海市内での事業中区間に続く切れ目ない事業展開を考えているものの、東浦町内区間も含め、知多刈谷線から西尾知多線の間を一体的に整備する必要があるとの見解を伺ってまいりました。 しかしながら、平成25年度から27年度にかけて、阿久比町内の用地の一部を先行して買収していただいており、こちらについては、阿久比町の要望活動の成果があったのではないというふうに考えております。 6点目の本道路に関して、東浦町との連携と対応についてお答えをいたします。 名古屋半田線の整備につきましては、知多地区道路整備促進期成同盟会を通じて、東浦町さんと連携して愛知県に要望活動を行ってきており、東浦町さんと本道路の早期整備に対する方向性については一致しているものと理解をいたしております。 今後も東浦町さんと連携して、愛知県へ要望を続けてまいります。 7点目の今回、東浦町に動きがあるように見えるが、その内容、また、それに対する本町の対応についてにお答えをいたします。 今年度、東浦町さんが地元意見を踏まえ土地区画整理事業と切り離して、名古屋半田線の整備を県に要望したと伺っております。 このことに伴い、当面の作業として、愛知県が東浦町側で現地測量に入るための説明会を行うと聞いております。阿久比町側は、平成25年から27年にかけて名鉄用地を先行買収した際に測量作業を終えておりますので、今回、東浦町のみでの説明会となります。 その後の予定といたしましては、令和2年度に東浦町、阿久比町にて全体事業計画説明会を予定していると伺っております。 8点目、東浦・阿久比工区が完成すれば全線開通になるが、事業化のめどはについてお答えをいたします。 まず冒頭で申し上げましたように、都計道路名古屋半田線は、起点を東海市の名和からで、終点の半田市有楽町成岩橋までの区間ですので、東浦・阿久比工区が完成しても、まだ、半田市内が全くの手つかずとなっておりますので全線開通には至りません。 今後、東浦・阿久比工区については、地元説明会を行いながら、事業化に向けて調査検討に着手した段階でありますので、事業化時期はまだ未定ではございますが、早期事業化に向けて、強く県のほうへ要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆9番(渡辺功君)  それでは、数点にわたって再質問させていただきますが、私の質問は、メインの質問というか、これは、都市計画道路名古屋半田線ですけれども、まず最初の質問は、この阿久比町が毎年、県に要望していますよね。その県に要望している都市計画道路の路線というのは、どこどこあるのかについてお伺いをいたします。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  どの路線をということですけれども、本町では、愛知県が主体となっております建設分野の事業に関しましては、毎年要望活動を行っております。本年度も7月に、愛知県の本町建設関係部局及び本町を所管しております知多建設事務所へ要望活動を行っております。 この要望につきましては、道路や河川などの愛知県建設部局への全般的な総合要望でありまして、この中で、都市計画道路に関する要望は、名古屋半田線と矢高横川線、そして環状線の3路線になっております。 その要望内容及び理由としましては、名古屋半田線に関しましては、東浦町と阿久比町をまたぐ未整備区間についてでありまして、主要地方道の名古屋半田線の交通量の緩和を図るための早期事業化要望であります。 矢高横川線に関しましては、主な未整備区間が、阿久比高校南側に位置します矢高地区と半田市の横川地区へと続きます宮津地区の2カ所があります。要望内容としましては、一般県道南粕谷半田線の交通量の緩和を図り、半田市、常滑市への交通をスムーズにするための早期事業化の要望であります。 環状線の要望理由につきましては、主要地方道の名古屋半田線から一般県道阿久比半田線にかかる東西の交通量の緩和のためでございます。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  わかりました。 部長の答弁で、平たく言うと、要望している路線は3つあると。そして、私がメインできょう質問させていただくのは名古屋半田線ですが、矢高横川線と環状線もあるよという答弁をいただきました。 では、矢高横川線と環状線、それぞれの進捗状況についてお伺いをいたします。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  それでは、それぞれの進捗状況ですけれども、矢高横川線の進捗状況につきましては、阿久比町内の延長約4キロメートルのうち、約4割に当たります1.7キロメートルが整備済みでございます。 環状線につきましては、阿久比町内の延長2キロメートルのうち、3割強に当たります0.7キロメートルが整備済みとなっております。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  大変ですね、さっぱり進まないから。 これは部長の責任ではないというふうに思います。そもそも県道ですから、県側のイニシアティブというか計画があってのことだと思いますけれども、情けないですね、何となく。 ところで、もとに戻しますが、この都市計画道路名古屋半田線での阿久比町側、先ほど町長も一部取得をされたと。名鉄を取得したという成果あったんじゃないのというお話ありましたが、阿久比町側の用地の買収というのは、全体のどのぐらい進んでいるのかをお聞きいたします。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  ご質問の用地買収の進捗度ですけれども、愛知県によりますと、阿久比町内で先行買収した用地は、約8,130平方メートルと伺っております。 ただし、進捗の程度についてですけれども、今後必要となる用地買収面積につきましては、関係機関協議や詳細な設計がまだなされておりませんので、現時点では進捗状況をお答えすることができませんので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  隣町のこと、ちょっと聞くようであれなんですが、ちなみに東浦町の用地買収というのはどのぐらい行われているか、進んでいるかというのは、本町でわかりますか。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  ご質問の東浦町のことですけれども、東浦町のことですので、残念ながら阿久比町では把握しておりませんが、東浦町につきましても、今、今回質問されております東浦・阿久比区間、その区間につきましては、東浦町については、まだ買収はどこもされていないのではないかなというふうに思っております。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  部長、すみません。これ、突然の質問させていただいたから、また、東浦町のことですから、なかなか答えにくい面もあろうと思うんですが、私が言いたいのは、一般的に工事に入るかどうかというのは、用地を確保できたところから事業化を進めるのが当然のような気がするんです。 したがって、阿久比町・東浦町工区については、全く手がつけられていないという状況ですけれども、私が阿久比町の議員だというエゴもあるかもしれませんけれども、県に対して強く、阿久比町側から工事を始めてくださいよと、こんな状況ではたまったもんじゃないというようなことを含めて、強く働きかけをすべきだというふうに思いますけれども、その点について、町側の対応をお聞きしたいと思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  基本的に、工事着手の際には用地確保が前提条件となっております。基本的に、用地買収済みの区間から工事着手されるものと、やはり考えております。 これまで愛知県に対しましては、阿久比町側からの事業着手を強く要望してきております。その際には、地元県議会議員の河合県議からもただならぬお力添えをいただいております。これらの働きかけによりまして、愛知県による、阿久比町内の用地の先行取得につながっているものと考えております。 今後、東浦・阿久比区間が事業化された際には、阿久比町側への予算投入及び事業促進をこれまで以上に強く働きかけていくとともに、地権者や地域住民の合意形成を促して、事業進捗の図られる下地をつくりながら、愛知県に要望していきたいと考えております。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  町長初め、県会議員も県に行って強く要望しているというお話を、もう何年も聞いているわけであります。力があるのかないのか、もう、わからなくなってきたという感じであります。 毎年7月に、先ほども答弁にありましたが、愛知県や愛知県知多事務所に出向き要望書を手渡していると。そのとき地図を見せて、私も副議長のときに同席しましたから、地図を見せて、県の建設部長初め幹部に、ここの部分だということを説明しているのはわかっていますが、ただ、この十何年もこういうことをやっていて、何か遅々として余り進まないということになると、本町も、ただ年中行事の一つで毎年7月に行って、県会議員も連れて、県と知多事務所に申し入れをすれば、要望書を提出すれば、それでいいんじゃないのかというふうにやってはいないかというのがすごく疑問として残ります。 いやいや、失礼なことを言うなと。その後には、きちっと何度も足を運んでフォローしていたり、いろんな場面で、県なり知多事務所にインプットをしているんだということであれば、その点をきちっと報告をしていただきたいんですが、何かどうもそういうところが見えないものですから、その点についての見解をお聞きしたいと思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  年中行事になっているのではないかというご質問ですけれども、毎年、夏から秋ごろを目安に、愛知県建設部局への阿久比町の総合要望としまして、本町建設関係部局及び知多建設事務所へ、阿久比町の建設分野の状況と愛知県が主体となる事業の必要性などを説明させていただきまして、個別箇所の事業化、または事業促進をお願いしております。 愛知県へのお願いはこの総合要望に限らず、道路関係に関しましては知多地区道路の整備促進期成同盟会、河川関係に関しましては阿久比川水系の改修期成同盟会を通じまして、機会あるごとに国、愛知県へ要望活動を行っております。これらの場にて、阿久比町の建設分野に関する現状と切実な願いを伝えております。 要望活動が、年中行事のように形骸化しているということは決してございません。よろしくお願いします。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  部長、苦しいね。一生懸命やられているという気持ちはわかりますけれども、それが年中行事化されているということなんです。 私が聞いたのは、7月にやるだけではなくて、その後いろんな場面で県庁に出向いたり、いろんなアクションを起こしている姿が見えないと。平たくちょっと意地悪な言い方をしますが、7月にこの行事をやっておけばもういいんじゃいいんじゃないのかと、県に要望しましたよというふうな状況さえつくっておけばいいというふうにはなっていないんだろうかと。 県から見て、阿久比町さん、すごく情熱を感じますよと。もう、町長何度も足を運ばなくて結構だと。県もこれだけトップから言われると、もう、前向きに考えざるを得ないとか、そういうやりとりが聞こえてこないといけないわけです。聞こえてこないから、13年間7月になったら行くと。12月に今後クリスマスが来ますけれども、そういうような年中行事の一つとしてやっているようではだめだわ。 もっと、きょうは、高根台の方もお見えで傍聴に来ていますけれども、団地の状況、後から説明しますが、もう大変な状況になっています。したがって、きちっとフォローをしていただきたいなというふうに思います。これ以上、余り言うと何か大変ですから言いませんが、そういうふうなものじゃないのかなというふうに思います。 もう一つは、これはちょっと視点は全く違うんですが、この県への要望というのは、当然、愛知県下の市町村が県庁に出向いていろんな事業化の要望をする。一方、受ける愛知県側としては、もう、たくさんの市町村から要望が来るものですから、予算の関係もあって、「わかりました」と、「すぐやります」とは言えないのはわかるんですが、市と我々町という関係を見たときに、県側は町が言ってくるよりも市が言ってくるほうが優先的だと、重いんだというふうに、この道路に関してだけはなくて一般的に市のほうがウエートが重い、つまり、県から見たら、同じことを町と市が言ってきたら、それは市のほうを優先しますというような雰囲気なりそういうものがないのか。あるのか、ないのかについてお聞かせをお願いしたいと思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  愛知県への要望に関しましては、阿久比町に限らず、県内の各市町村から多種多様な要望がされております。当然、愛知県におきましても、全ての要望に満足に応えていただきたいとの思いはあるとは思いますけれども、限られた予算の中ですので、それぞれの個別案件の必要性や緊急性などを総合的に判断して、県のほうも事業予算を選択と集中によりまして投資しているものと考えております。 したがいまして、市と町との違いによって、愛知県の事業投資の位置づけに違いがあるというふうには認識しておりません。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  答弁するほうは、明らかに違いがありますなんてことは言えないんだろうと思います。違いはなくて、やっていただいていると思うという答弁、それはそういうふうにならざるを得ないんだというふうに思うんですが、本当にそうなのかなと思います。 やっぱりウエートの重さというのは市のほうが、しかも市でやっても、例えば豊田市だとか、その相当の力を持った市と、それぞれの市、さらには市と町というふうに、さらには村というところもあるわけです。多少そういう面があるかもしれませんが、そういうところも含めて頑張っていただきたいということでお聞きをいたしました。 7点目は、率直に愛知県とこの阿久比町、この関係というのは良好として見ていいのか。いや、そんなに良好ではないかもしれないとか、実はいろいろあるんだとか、その辺については、どういう雰囲気なのかをお聞かせをお願いしたいと思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  阿久比町では、平成29年度より、愛知県の建設部局から職員1名を派遣していただいております。 愛知県、特に建設部局との全般的な調整など、県と町との橋渡し的な役割を担っていただいております。そのため、県と町との情報共有や意見交換がこれまで以上に円滑に行われておりまして、近年では最も良好な関係が築かれているものと思っております。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  きょうも座っておられますけれども優秀な方で、本当に、我々も彼と話ししていると歯に衣を着せませんし、なかなかいろんなことをお話ししていただいています。 ですから、部長の今の答弁のように、県から職員を派遣していただいているということで良好な関係ということもさることながら、全体的に阿久比町との県との関係が、いわゆる紳士的にお互いを尊敬し合って、いろんなことが話ができるという関係を築くことが、これは重要なことですから、ぜひこれからも町長よろしくお願いをいたします。 最後の質問になりますが、実は私も居住しています高根台の現状について、この道路に関して、どういう状況になっているかということを最後にお伝えして、いま一度、町側の真摯な取り組みをお願いしたいというふうに思います。 先ほどの答弁にもありましたけれども、名古屋半田線で東浦・阿久比工区がいわゆる未完成のため、本来の目的とされている県道名古屋半田線の交通量が、この道路ができたら緩和されるし、また安全になるぞということが全く図られないという状況になり、一方で、この高根台を含めた東浦町側の東団地を通行する車両が、早朝から夜間にかけて増加をしています。団地中央部にある交差点付近では渋滞が絶え間なく、事故も絶えない状況にあります。 まるで、川の流れを、一部では完成したところは流していると。ところが、真ん中の阿久比・東浦町工区が未完成のため水がそこであふれ出すと。車がそこを、団地内をどんどん通行するという状況になっています。一方においては、トラックなどの大型車の通行も非常に多く、幹線道路に面した居住者からは、もう地響きがするというような、家が揺れると、眠れないという苦情が多く出されています。日常の生活面で大きな支障を来しているのが実態であります。 この阿久比町工区が未完成だということは、行政の皆さんから見たら、我々阿久比町に住んでいる住民、高根台の住民に対して相当迷惑をかけているんだということを、もう常に念頭に置いて、これからの折衝に当たっていただきたいと思います。 県に言ったら、「いやいや、北のほうから順番にやっているので、ぼちぼちやっていますわ」と。したがって、13年間、「もうちょっと待っていてね、待っていてね」ばかりじゃなくて、現状、阿久比町に住んでいる皆さんから見たら、阿久比町に住んでいる住民の一部が相当危険な状態にさらされているということを、本当に理解していただいて進めていただきたいというふうに思います。 先ほど、いつから計画されたんですかとか、どこまで進んでいるんですかという質問をさせていただきましたが、ご承知のとおり、もう既に、昭和、平成、そして今、令和であります。もう、またがるだけまたがっているということでありまして、一刻も早い着工に、どうか真剣に町として全力を挙げていただきたいというふうに思いますが、最後に、これに関して何か見解があればお伺いをいたします。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  阿久比町といたしましても、都市計画道路の名古屋半田線の東浦・阿久比工区の早期開通は切なる願いであります。 このたび、愛知県より、東浦・阿久比工区の事業化への準備を始めると報告をいただいていることから、町として可能な限りの協力を行い、愛知県にもこれまで以上に要望していきたいと考えております。 また、町としまして、事業を推進する上で重要なことは、やはり地権者を初めとする地域の協力のもと、事業進捗を図れる下地、すなわち、用地取得を含めた地元の合意形成が必要と考えております。この点に関しましても、町も協力体制を整えて県へ協力するとともに、地域の皆様のご理解とご協力をぜひお願いしたいと考えております。 以上です。 ◆9番(渡辺功君)  これで私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(瀧塚政明君)  以上で渡辺 功議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。午後1時より再開いたします。     午前11時47分休憩-----------------------------------     午後1時00分再開 ○議長(瀧塚政明君)  休憩前に引き続き会議を再開します。 1番 大村文俊議員の質問を許します。     [1番 大村文俊君登壇] ◆1番(大村文俊君)  議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順に質問をさせていただきます。 過去にも豪雨災害について一般質問が行われていますが、今回は町内の河川の現状、今後の河川対策についてと災害時の職員対応についての質問をさせていただきます。 阿久比町では、過去に昭和49年7月の集中豪雨、昭和51年9月の台風17号、平成12年9月の東海豪雨と、河川の氾濫や決壊で多くの住宅や農地が水没し、全壊・半壊、床上・床下浸水など、大きな被害を三度も受けています。 ことしの8月に、九州北部では観測史上1位の記録的な大雨の影響で、河川の氾濫、浸水害、土砂災害が発生し、人的被害、住宅被害、農地被害を受け、停電や断水等、ライフラインへの被害や鉄道の運休の交通障害が発生しました。 そして、10月には、台風19号により最大瞬間風速は観測史上1位を更新し、記録的な高波、高潮を観測し、さらに観測史上を更新する大雨となり、広い範囲で河川の氾濫が相次ぎ、人的災害、住宅被害、ライフラインへの被害、交通障害が発生します。 そして、その後2週間もたたないうちに、千葉県と福島県で、また観測史上を更新するような大雨の影響で河川が氾濫し、土砂災害、浸水害が発生し、人的被害等、また交通障害等が発生したわけでございます。 私たちが住んでいる阿久比町にも、こうした被害がいつ起きても不思議ではありません。 平成29年6月の内閣府防災担当の市町村のための水害対策の手引きによりますと、全国にある1,741市区町村のうち、平成18年から27年までの10年間で、一度も川の氾濫などの水害の起きていない市区町村はわずか3%に当たる6市区町村しかなく、47.6%に当たる829市区町村では、10年間に10回以上の水害が発生しているとのことです。 阿久比町でも、いつ、また、河川の氾濫、決壊による被害が起こるかわからないということだと思います。河川の氾濫、決壊が起きてからでは手おくれであるということは誰にでもわかっています。阿久比町の住民の皆様の生命と財産を守るため、河川の氾濫、決壊による被害に遭わないために、町内の河川の安全性を高める取り組みを今から進めていかなければならないと思います。 阿久比川は天井川と言われ、土砂の流出も多く、洪水被害が起こり得る可能性の高い河川だという認識は皆様もお持ちだと思います。以前の一般質問の答弁では、「本町におきましても、過去に激甚指定を受けるほどの大きな豪雨災害に直面しておりました。人ごとではありません。今後も町民の安全・安心のために、災害対策事業を引き続き頑張って続けていきたいとそのように感じています」と答弁もされています。 多くの町民の皆様が、土砂の堆積による河川決壊の危険性を感じていると思います。安全で安心して暮らせる阿久比町を確立するために、迅速な対応を求めていきたいと思います。 そこで、町内の河川に関する現在の状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。 ①阿久比町内を流れる各河川の状況と管理者は。 ②河川の過去の氾濫、決壊等は。 ③天井川である阿久比川の現況堤防高と堤内地盤高との比高差は。 ④現在の河川で堤防高、堤防幅等、不安はありますか。 ⑤流下能力、堤防の耐久性、高潮、津波等の対策は。 ⑥堆積した土砂等の撤去計画はありますか。また、その必要性をどのように考えていますか。 ⑦住民の皆様の生命と財産を守るために、今後必要と考える河川対策は何ですか。 次に、災害時の職員対応についての質問に移らせていただきます。 阿久比町では、しっかりとした災害対策マニュアルが作成されており、そのマニュアルどおりに災害対策が実施できれば、町民の皆様の多くの生命と財産を救うことができます。そのために努力はしていかなければなりません。 最近の災害対策で、国や県の初動対応のおくれが問題視され、被害の最前線で対応に当たる市町村の情報共有が進まず、実態把握に時間を要し、住民への早期の支援が十分に行き届かなかった可能性があるのではないか、対応の検証の必要性が言われています。また、避難所での対応でも問題が起きています。 初動対応の重要性は、皆さんも認識していることと思います。初動対応のおくれが、人命に、財産にかかわる大きな問題であり、災害対策マニュアルが幾ら完璧でも、そのマニュアルどおり行動できなければ大きな被害を起こすことになってしまいます。 職員の皆様は、勤務時間外であろうと休日であろうと、災害対策に取り組むときには、職員全員が防災担当だという意識を持って自主的に行動をしていただけ、町民の生命、財産を守るために、全力で災害対策の先頭に立って取り組んでいただけるということを私は信じておりますが、町民の皆様にその職員の皆様の活動を知っていただき、また活動を理解していただくことで、職員の皆様が活動しやすくなることもあると思います。 そこで、非常配備等について、阿久比町の災害対策の現状と今後の取り組みについてをお伺いいたします。 ①初動対応のおくれや避難所受け入れの対応など、ことしになって問題を指摘されていることがありますが、阿久比町ではどのように捉えているのか。また、どのような対応をしていく考えなのか。 ②非常配備の区分及び内容、各業務の対応人数は。 ③それぞれの非常配備で、発動されてから体制が整うまでの所要時間は。 ④職員の居住地域(町内、知多半島内、三河地区、名古屋市内等)は。 ⑤災害緊急招集時に、職員の居住地域での対応の違いはあるのか。 ⑥河川の氾濫や交通障害時に、職員はどのように対応することになっているのか。 ⑦ことしになって、河川の氾濫等によるとても大きな浸水被害や強風による被害が発生しているが、阿久比町としてどのように捉えているのか。また、新たな対応や取り組みはあるのか。 ⑧災害緊急時に迅速な対応ができる職員育成のための視察、研修は今までにどんなことをしてきたのか。また、今後新たな取り組みは。 以上で私の通告による質問を終わります。 ◎町長(竹内啓二君)  阿久比町の河川についてのご質問ありがとうございました。 答弁に先立ちまして、まず、ことしの台風15号、それから、また台風19号を初め、日本各地で大雨による河川の氾濫がございまして、多くの被災をされた方がおみえになります。お悔やみとお見舞いを申し上げる次第でございます。 また、私ごとですが、先月も、昨年、西日本豪雨で甚大な被害を受けました倉敷市の旧真備町を視察することがございました。1年と4カ月たっているにもかかわらず、被災された家がそのまま放置をされていて、家の中の泥水を被ったにおいというものは、私に、過去、阿久比町で起きた大水害を思い出させるものに十分でございました。 それでは、大きな1番、町内河川の現状と今後の対策はの1点目、阿久比町内を流れる各河川の状況と管理者はについてお答えさせていただきます。 阿久比町内には、その河川の管理区分により36の河川があります。そのうち、阿久比川水系・十ヶ川水系の阿久比川、十ヶ川、矢勝川、前田川、福山川、草木川、英比川の7河川は二級河川で、愛知県が管理をしております。 そのほか準用河川の英比川を初め、砂防河川の蟹田川や普通河川の西谷川などの29河川は、阿久比町が管理をしております。 2点目の各河川の過去の氾濫、決壊等はについてお答えをいたします。 昭和49年7月に発生した集中豪雨では、前田川、矢勝川の堤防が決壊したため、植大地区に濁流が流れ込み、阿久比町内で約150世帯の家屋が浸水被害を受けております。 昭和51年9月に発生した台風17号による集中豪雨では、十ヶ川の全面的な氾濫に加えて、矢勝川、前田川、蟹田川の破堤に伴う氾濫で浸水被害を受けた家屋は、阿久比町内で約330世帯に上りました。 平成12年9月に発生した東海豪雨では西谷川の堤防が決壊、阿久比川本流や福山川、殿越川の越水、また伏越工前面に設置された除塵機のスクリーンに大量のごみがひっかかり、施設自体が水没したことにより内水氾濫が発生するなど、阿久比町内で約200世帯の家屋が浸水被害を受けました。 3点目の天井川である阿久比川の現況堤防高と堤内地盤高の比高差はについてお答えをいたします。 ご質問の現況堤防高と堤内地盤高の比高差とは、いわゆる2地点の高低差のことでありまして、現況堤防の天端の高さと堤防外側の住宅が建っている側の地盤の高さとの差になりますが、愛知県に問い合わせをしたところ、前田川との合流部にある万栄橋付近において、5メーターから6メーター程度とのことでした。参考に申し上げますと、現況堤防高と現況河床高との高低差については、同じく万栄橋付近において6.8メートル程度とのことでございました。 4点目の現在の河川の堤防高、堤防幅等で不安はありますかについてお答えをいたします。 阿久比川を初めとする県管理河川の堤防施設等につきましては、平成26年10月に策定された二級河川阿久比川水系・十ヶ川水系河川整備計画に基づき、順次整備が進められております。 町といたしましても、町民の不安を招かないよう、継続的に愛知県に整備をお願いしていきたいと考えております。 5点目の流下能力、堤防の耐久性、高潮、津波の対策はについてお答えをいたします。 二級河川阿久比川水系・十ヶ川水系河川整備計画によりますと、阿久比川の整備目標では、下流から草木川合流部付近までは、年超過確立10分の1の規模の降雨による洪水を安全に流下させることが目標とされており、阿久比町内では、オアシス大橋付近から草木川合流点までの約2.3キロの区間にて、計画流量に対して必要な断面を確保するための河道拡幅及び支障となる橋梁のかけかえを行う計画となっておりますので、県へ要望を続けていきたいと考えております。 高潮対策に関しましては、十ヶ川の調整樋門の上流に、高潮時の降雨による浸水被害を防ぐために遊水池の設置が計画されております。 津波対策に関しましては、阿久比川への遡上が考えられますが、河口部からの距離や現堤防高を考えると大丈夫かと思われます。しかし、河川構造物は、上流部からの流れを前提につくられておりますので、遡上を想定した耐久性については、県にも相談しながら必要に応じ対応を考えていきたいと考えております。 6点目の堆積した土砂等の撤去計画はありますか。また、その必要性をどのように考えていますかについてお答えをいたします。 県の河川整備計画によりますと、十ヶ川、草木川、矢勝川につきましては、流下能力を確保するために、部分的に堆積している堆積土砂の浚渫を行うとされております。土砂の堆積が進むと河川断面を阻害することになりますので、定期的な維持管理により流下能力を確保することは重要と考えております。 現計画では、阿久比川下流部に当たる半田市内にて河床掘削が計画されており、今後、阿久比町内においても、土砂の堆積により流下能力が確保されていないことが確認されれば、土砂撤去が計画されると考えております。 7点目の住民の皆様の生命と財産を守るために、今後必要と考える河川対策はについてお答えをいたします。 愛知県が管理する阿久比川につきましては、県の河川整備計画に計画されている対策を着実に実施していただけるよう、県に要望していくことが重要と考えております。 町内河川の具体的な対策としましては、阿久比川につきましては、オアシス大橋付近から草木川合流点までの区間が計画流量に対して必要な断面を確保できるよう、その区間の河道拡幅や橋梁改築が計画され、十ヶ川につきましては、高潮時の降雨による浸水被害を防ぐため遊水池の設置が計画されておりますので、町といたしましても、早期事業化に向けて愛知県に対し要望活動を行ってまいります。 このほか、令和5年度完成予定の植大排水機場と令和6年度完成予定の英比排水機場の整備を、県営で行っております。また、町内に設置されております3カ所の除塵機につきましては、県により矢勝川除塵機と英比川除塵機が、今年度の出水期までに改修工事が完了しており、残る前田川除塵機につきましても、今年度末までに改修工事が完了するべく、今、工事を行っております。 そのほか、改修などのハード的な整備とともに、阿久比町地域防災計画に基づく総合的かつ計画的な防災対策の推進を図ることにより、住民のかけがえのない生命、財産を災害から守るために、全力を挙げて努めてまいりますのでご理解いただきたいと思います。 私からは以上でございます。 ◎総務部長(大久保英俊君)  それでは、私からは2問目、災害時の職員対応についてにお答えをいたします。 1点目、初動対応のおくれや避難所受け入れの対応など、ことしになって問題を指摘されているが、阿久比町ではどのように捉えているのか。また、どのように対応していく考えなのかについてお答えいたします。 さきに町長から申し上げましたとおり、私からもまずは、台風15号、19号の風水害により被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。 年々、強大化する台風による被害は、これまでの想定を上回ることがふえてきております。本町においても危惧するところであります。 本町では、災害が発生、または発生するおそれがある場合に、町民の生命及び財産を災害から守るため、職員全員が防災担当者として自主的に行動し、被害を最小限にとどめるための非常配備の手順や災害対策の役割を示した災害対策実施マニュアルを作成して、災害時に迅速かつ的確な初動体制がとれるよう、職員に周知しております。 また、台風などの進行型災害を対象に、風水害など発生の前から予測できる災害に対する災害対策マニュアルとして、台風接近初動マニュアルを設定しています。 台風接近に伴い、本町に影響があると予測される場合には、町災害対策実施マニュアルに基づき各課の情報共有を図るため、事前に災害対策準備会議を開催しています。この災害対策準備会議において、マニュアルの事前準備内容等を担当部署ごとに確認報告し、初動体制を整えており、避難所についても事前準備や開設に向けての確認を行っております。 災害対策実施マニュアル、台風接近初動マニュアルは、毎年度内容を確認して改定するとともに、年度の途中においても、新たな対応が必要となった場合にはその都度改定を行っております。 2点目の非常配備の区分及び内容、各業務の対応人数はについてお答えいたします。 本町では、非常配備の区分は、第1非常配備、第2非常配備の準備体制、第2非常配備の警戒体制、第3非常配備の4区分になっております。 第1非常配備は、本町に大雨注意または洪水注意報が発表されたとき、または、町の区域に震度4の地震が発生したとき、伊勢湾、三河湾、愛知県外海に大津波警報が発表されたとき、そのほか必要に応じて町長が指令したときに配備して、情報の収集や第2、第3非常配備に備えた体制整理を、勤務時間内では防災交通課職員を中心とした必要最低限の人数で、勤務時間外では、これに加えて非常配備職員編成表の当番班を配備しております。 第2非常配備の準備体制は、本町に大雨警報、暴風警報、洪水警報が発表されたとき、または、町の区域に土砂災害警戒情報が発表されたとき、そのほか必要に応じて町長が指令したときに配備して、災害対策本部の設置、情報の収集・伝達、災害の予防・応急対策を、勤務時間内では、本部長である町長を初めとした災害対策本部員8名と防災交通課職員を中心とした人員で、勤務時間外では、これに加えて非常配備職員編成表の当番班を配備しております。 第2非常配備の警戒体制は、本町に第2非常配備の準備体制に係る警報が発表され、相当規模の災害が発生、または発生するおそれがあるとき、あるいは町の区域に震度5弱または震度5強の地震が発生したとき、そのほか必要に応じて町長が指令したときに配備して、第2非常配備の準備体制の業務に準じ、災害対策本部会議を、勤務時間内では、本部長である町長を初めとした災害対策本部員8名、防災交通課職員を中心とした各災害対策班班長など15名と必要な人員で、勤務時間外では、加えて非常配備職員編成表の当番班を配備しております。 第3非常配備は、本町に大雨特別警報、または暴風特別警報が発表されたとき、大規模な災害が発生、あるいは発生するおそれがあるとき、町の区域に震度6弱以上の地震が発生したとき、そのほか必要に応じて町長が指令したときに配備して、第2非常配備の警戒体制の業務に準じ、全職員が自主参集することになっております。 3点目、それぞれの非常配備で、発動されてから体制が整うまでの所要時間はについてお答えいたします。 災害の種類や発生時間、また、町内外の被害状況により所要時間は変わってきます。 台風などの進行型の災害対応では、第1非常配備については、防災交通課職員が、発動からおおむね1時間以内で体制を整えることとしております。 第2非常配備の準備体制については、本部長である町長を初めとした災害対策本部員8名と防災交通課職員が、発動からおおむね1時間以内で災害対策本部を設置して体制を整えることとしています。 第2非常配備の警戒体制、第3非常配備については、第2非常配備の準備体制からの体制移行となることから、順次参集することとなります。 また、突発的な地震などの災害が発生したときについては、南海トラフ地震想定の阿久比町業務継続計画で、おおむね3時間以内に災害対策本部を設置して体制を整えることとしております。 なお、平成29年度に実施した職員の災害時緊急参集訓練では、災害対策本部機能を確保するために参集した職員は、想定の1時間を要しませんでした。 4点目、職員の居住地域(町内、知多半島、三河地区、名古屋市内等)はについてお答えいたします。 ことしの12月1日現在の職員数216人のうち、町内在住の職員は78人、知多半島在住の職員は128人、三河地区在住職員は3人、名古屋市内在住職員は5人、その他の地域の在住の職員が2人でございます。 5点目の災害緊急招集時に、職員の居住地域で対応の違いはあるのかについてお答えします。 災害には、職員全員が防災担当者という考えでおりますので、第3非常配備に係る事案が発生したときや災害時緊急参集がかかれば、自己や家族の安全確認の後、直ちに参集することとしていますので、居住地域での違いはございません。 なお、勤務時間外に震度6弱以上の地震が発生した場合に限り、避難所やその他の公共施設の近所に居住している事前に指定された職員は、施設の状況等を確認してから参集することとなっております。 6点目、河川の氾濫や交通障害時に、職員はどのように対応することになっているのかについてお答えします。 災害発生時の緊急参集においては、平時から登庁経路上の危険箇所等を確認し、あらかじめ迂回経路等を確認しておくことや公共交通機関が停止した場合の交通手段を確保しておくことなど、各自で参集方法を確保することとしています。 なお、平成29年度に実施しました職員の災害時緊急参集訓練では、5キロ圏内の職員は公共交通機関の停止、道路の通行障害を想定して参集する訓練を実施いたしました。 7点目、ことしになって、河川の氾濫等によるとても大きな浸水被害や強風により想定外の被害が発生しているが、阿久比町としてどのように捉えているのか。また、新たな対応や取り組みはどのように考えているかについてお答えいたします。 1点目でお答えしたように、ことし、東日本を襲った台風15号、19号のように、年々強大化する台風による被害は、これまでの想定を上回ることがふえてきております。本町においても危惧するところであります。 町の取り組みとしては、湛水防除事業による新たな2カ所の排水機場の整備、既存の3カ所の除塵機の改修工事、阿久比川やその支流河川に、水位監視用の河川監視カメラを設置するなどの取り組みを行っております。また、台風の強風や地震による家屋被害の応急資材として、ブルーシートなどを順次備蓄しております。 なお、阿久比川等の河川整備に関しましても、先ほど大きな1番の7点目で町長が申し上げましたとおり、県の整備計画に対して要望活動を行ってまいります。 8点目、災害緊急時に迅速な対応のできる職員育成のための視察、研修は今までどんなことをしてきましたか。また、今後新たな取り組みはについてお答えいたします。 研修としましては、平成26年5月に3日間、滋賀県にあります全国市町村国際文化研修所で開催されました「地域防災力の向上研修」に職員1名を派遣して受講させております。また、建設経済部の職員を中心に、応急危険度判定士講習会、被災宅地危険度判定士養成講習会、被災建築物応急危険度判定士講習会にも、例年数名の職員を参加させております。 さらに、報告会として、平成24年に本町へ派遣されていました愛知県の職員による東日本大震災における被災地域の実情について、平成28年の熊本地震に係る人的支援として、熊本県御船町に派遣した2人の職員による「熊本地震における御船町人的支援派遣報告会」を実施しております。また、今月11日には、台風19号に係る人的支援として栃木県栃木市に派遣した職員からの報告会を予定しています。 ほかにも、町防災訓練では、全職員参加のもと、実戦訓練や避難所運営訓練などを実施しております。また、住民税1%町民予算枠制度を活用した避難所キャンプや防災講演会に職員も参加し、炊き出し訓練や実際の避難所体験なども行っていただいております。 今後の新たな取り組みとしましては、ここ数年の大規模災害において各自治体から派遣要請がある際、住家の被災認定調査に相当の職員を必要としていますので、あいち・なごや強靭化共創センターで開催されています「家屋被害認定士養成研修」への参加を考えていきます。 また、同センターでは行政支援として、自治体職員向けの防災基礎・専門研修の開催や自治体が行う住民向け講習会の支援を行っていますので、積極的に活用していきたいと考えております。 以上です。 ◆1番(大村文俊君)  それでは、順番に再質問をしていきたいというふうに思いますが、まず初めに、オアシス大橋付近から草木川合流点までの河道拡幅、あと、橋梁のかけかえ等の計画があるという説明ですけれども、当然、速やかに進めていただかなければいけないですけれども、完了の目標みたいなものがわかれば教えていただきたいというふうに思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  ご質問のオアシス大橋付近から草木川合流点までの河道拡幅及び橋梁のかけかえにつきましては、愛知県が作成しました河川整備計画に記載されておりまして、阿久比町からも愛知県に対し、総合要望や阿久比川水系改修期成同盟会を通しまして毎年要望しております。 しかしながら、県が作成しました河川整備計画は、阿久比川水系・十ヶ川水系におきまして、今後30年間に実施する整備メニューを示したものでありまして、現在は、阿久比町より下流に位置します半田市内におきまして改修事業が進められております。河川改修は、一般的には下流から実施することもありまして、阿久比川水系・十ヶ川水系の全体の流下能力を確認しながら、優先すべき改修箇所を愛知県にて選定しまして、改修事業が進められているものと認識しております。 それゆえ、オアシス大橋付近から草木川合流点までの改修計画につきましては、着工時期や完了目標につきまして、現時点では愛知県から示されておりませんけれども、今後一日も早く改修事業に着手いただけるように、引き続き愛知県に要望していきたいと思っております。よろしくお願いします。 以上です。 ◆1番(大村文俊君)  河道拡幅や橋梁のかけかえの計画があるというふうに僕は聞いたものですから、これはもう、やるんだと。あと、じゃ、どれだけの期間でやれるんだというふうにとってしまったわけですが、どうも聞いていると、あくまでもこれは計画で、順次やっていくのでいつやれるかわからないよというふうに聞こえて、先ほどの午前中の名半線と同じように計画倒れなのかなというふうに、道路の場合は、なかなか今使っているところ、道路があるものですから、それは便利になるよというような話。 それもやらなきゃいけないことだと思うんですけれども、やっぱり河川の場合は、先ほど質問の中でも言ったように、町民の皆さんの命だとか財産だとかということもあるので、しっかりやっていただけるようにというふうに思いました。 次の質問に入りますと、計画の中で河川の今後についてということで、土砂の堆積、今、部長からも言われた流下能力、要はそれだけ水がふえても守れるよという能力がとりあえずあるから計画的には大丈夫だという、流下能力の確保ということが非常に重要になってくるんですけれども、その流下能力が確保できないということがわかれば、土砂の撤去計画を考えるというような答弁だったいうふうに僕は今聞こえたんですけれども、東海豪雨のときも、たしか、英比小学校の体育館は浸水をしたような記憶があります。 また、福山川を見ても、非常に土砂があったり草が茂っていたりということで、見た目も非常に不安もあるんですけれども、そこで流下能力が確保されていないことがわかってからの計画では、土砂の撤去までに、それまた数年かかっていってしまうということになっていくと、本当にそれで間に合うのというところもあるものですから、例えば、じゃ、福山川の土砂の撤去の計画とかの考えというものはあるのか教えていただきたいと思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  福山川を含めまして、それぞれの河川の箇所の土砂部分につきましては、草木が生い茂っている箇所もありますけれども、河川整備計画に改修が記載されていない箇所につきましては、平成26年の河川整備計画策定時に、流下能力が確保されていたものと理解をしております。 とはいうものの、実際の河床部を目視して確認いたしますと、河床が草木に覆い隠されている部分も多く見受けられますので、町民の方々には不安な印象を与える部分も否めないと感じております。 仮に、土砂の撤去を行うとしても、どの程度の撤去が必要かは、堆積土砂がどの程度河川断面を阻害しているかというのを把握する必要があります。この点に関しましては、河川管理者であります愛知県に働きかけていきたいと考えております。なお、河床内の草木に関しましては、河川断面を阻害する原因にもなり得ますので、愛知県に伐採の要望を上げていきたいと考えております。 以上です。 ◆1番(大村文俊君)  当然やっていただきたいことだと思います。 ちょっと繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、阿久比川のほうで言わせていただくと、なかなか見た目が、両側に土砂が堆積されていたり木や草木が茂っていて、非常にこれで大丈夫かなということを住民の方からも言われて、役場に動いていただいて、一緒に県の方も含めて現場を見させていただいて、要は、橋の下の基礎なんか見ると掘られていて、もう逆に基礎が見えてきちゃっているんだよ。だから、流下能力等、計算上はあるんですということは説明を受けて、まずまず急に、今もう堆積し過ぎちゃって、危険ですよということはないようなことは理論上はわかるんですけれども、やはり見た目というんですか、町民の皆様もあれを見ると、木が茂ったり両側に草が生えていると、やっぱり危険じゃないのかというようなこともありますので。先ほど答弁の中でも定期的な維持管理という言葉が出てきたと思うんですけれども、そういう意味では、ざっくり全ての土砂の撤去をするということじゃなくて、随時たまってきたものは、その都度その都度撤去したり草木を刈ってきれいにしていく。それがやっぱり住民の不安を除くという、住民の皆さんに安心していただくということにもなるものですから、くどいようですけれども、そうした形でやれるところから手をつけていただいて、少しでも住民の不安を取り除いていただきたいというふうに思いますけれども、改めて答弁をお願いしたいというふうに思います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  町といたしましても、治水事業というのは、町民の皆様の生命と財産に直接影響する非常に重要な事業だと捉えております。 町民の皆様の不安を解消できるように、河川管理者であります愛知県に対しまして、適正な維持管理を強くお願いしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上。 ◆1番(大村文俊君)  ぜひとも、あのときやっておけばよかったというようなことにならないように、しっかりと要望していっていただきたいというふうに思います。 それでは、災害時の職員の対応についてのほうの再質問に移らせていただきます。 初動対応が大事ですよというようなことであったり、職員の皆さんが阿久比町のため、住民のために一生懸命頑張っていただくというのは、僕は十分理解しているし、それはやっていただけるというふうに信じているわけですけれども、やはり大雨で河川が氾濫して道路が冠水したりだとか、橋が流されたりだとか、地震で道路が陥没したりとか、いろいろ交通障害が起きて、参集できる状況がなかなか困難な場合が当然出てくると思うんです。 そうすると、近隣市町であれば、それは徒歩や自転車等で来れば、二次災害というか、職員そのものの皆さんの生命にかかわることは少ないというふうに思うわけです。決して、町民の生命と財産を守るために職員が犠牲になれ、そんなことは絶対に言っていないのでわかっていただいて、職員の皆さんの命も大切です。 でも、職務として頑張っていただきたいという中で、先ほど住んでいるところ、居住地域では全然その違いはありませんよというようなことをおっしゃったわけですけれども、やはり、二次災害等を考えると、阿久比町からかなり遠いところから来るという、いろいろ困難もあると思うんですけれども、そういった職員の安全面を考えたときに、僕は、本当にマニュアルどおりで大丈夫なのかなということをちょっと感じるものですから、今、職員の数が216名おられるというふうに聞きましたけれども、その216名の方が参集してくるときの二次災害の危険性がなく安全を確保しているのか、ちょっとその辺のところをもう一度ご説明していただきたいと思います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  議員にご心配をおかけしておりますが、職員でも、やはり自分の身の安全をまず確保していただいてから、その次に家族でございます。その安全を確認して、なおかつ、近所でまた被災されている方がいたら、その方を救助してからの参集ということを考えております。 その上で、役場に参集することができるということでしたら、先ほどご答弁させていただいたとおり、事前に迂回路ですとか危険箇所等は確認しておりますので、駆けつけていただくということになります。もちろん、町民の生命、財産を守るために可能な限りの参集はさせていただきます。 先ほど、ご指摘いただきました二次災害の危険性があるということですと、どうしても役場に来られないという状態が確かに想定されますので、その場合においては、時を待って、その後に任務についてもらうことになるということに考えております。 このように居住地を問わず、自分の身の安全を考えたり、または家族が被災されたりということで、どうしても参集できない職員は何人か出ると思います。そういうことがある程度想定されますので、役場に参集できる職員から順番に災害対策に当たるためのマニュアルですとか、BCPです、事業の継続計画、この辺を策定しておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ◆1番(大村文俊君)  職員の安全性、当然のことなんですけれども、やっぱり僕ら議員としても、また職員の皆さんとしても、町民の命と財産を守るということ、これが本当に一番大事なことではないかというふうに思います。 先ほど説明でもあったように、災害発生時の緊急参集については、日ごろから登庁経路の危険な場所を確認したり、また迂回路を確認したり、いろんな交通手段をとって、ふだんからいろいろそのときに備えて、皆さん各自で参集できるようにというようなことは理解されるわけですけれども、ちょっとここで難しい話というか地方公務員法というのがございます。 ちょっと僕も見たんですけれども、地方公務員法の第30条で服務の根本基準というのがございまして、「すべての職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」。また、災害対策基本法というのもございまして、これの第5条というのは市町村の責務というのがございまして、「市町村は、基本理念にのっとって、基礎的な地方公共団体として、当該市町村の地域並びに当該市町村の住民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、関係機関及び他の地方公共団体の協力得て、当該市町村の地域に係る防災に関する計画を作成し、及び法令に基づきこれを実施する責務を有する」とあります。 やはり、住民の皆さんの生命と財産をしっかり守るというのが職員の使命であるというふうに。だから、ここのところはしっかりとご理解していただきたい。僕は、何度も言いますけれども、自分を犠牲にして阿久比町を守れということではなく、しっかり阿久比町を守るためにどうしたらいいのかを、職員の皆さんに考えていただきたいというふうに僕は考えて、その中で、いろいろ調べてみますと、全国の市町で職員は、阿久比町でいうと阿久比町に居住することを要するというような、職員の域内住居制限という職務規程が明記されている市町が、私が調べただけでも十数あります。 それは、市であったり町であったりするわけですから、いろんな理由があるかと思うんですけれども、簡単に言えば、阿久比町内に住んでいれば、そういう危険、参集するのに二次災害はないじゃないかというようなこともあるものですから、阿久比町としては、そういう職員の域内住居制限をつけている市町があるわけですけれども、そういうものは阿久比町としてどう捉えているのか、教えていただきたいというふうに思います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  議員の職員の安全についてのお気遣い、大変ありがとうございます。 その上で、阿久比町民の生命、財産を守るために職員が全力を尽くす、これは全ての職員が同じであると考えておりますので、遠方から通勤する職員の中でも、台風などの進行型の場合ですと、寝袋を持参して泊まり込みで役場に待機する職員もいるぐらいでございますので、その辺もご理解いただけたらと思います。 居住区域の制限についてのお話でございますが、議員がお調べになられたとおり、この近隣ではもちろんございませんが、他県にはそういう服務規程にそこの区域の在住を限定している、そういう服務規程を見たことは確かにございますが、その上位法であります国の最高法規であります日本国憲法でも居住や職業選択の自由はうたっておりますので、明文化して強制することは難しいのではないのかなというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(大村文俊君)  余りくどくど言うと、心当たりがあるような職員がいるかもしれないので、非常に心苦しいと思いますので、あくまでも職員の皆様の命は僕らは大切だというふうに思っておりますし、職員の皆さんにしてみれば、職務規程に縛られなくても、しっかり町民の生命や財産を私たちは守るために働きますよというふうに捉えているんだというふうに思いまして、次の質問に移りたいと思います。 そういう災害時の迅速な対応ができる職員をということで、先ほどそれぞれの研修会だとか講習会は参加していますよ。 また、被災地にいろいろ派遣された職員の方から、実際にこういうふうだったとか、こんな苦労があったとか。僕も前、東海市に行った職員の方から、震度5の揺れに直面したときは、やっぱりすごかったというようなことも聞きましたので、そういうふうに実際に体験した人が、阿久比町の職員の皆さんに報告をして、そういう災害時の認識というのか実際の困ったこと、いろんなことを共有している。そのためにいろいろ手を打っているということは理解しましたが、事前の備えというのはこれだけやればいいと、どこまででてもやっていけばいい、やればいいということはないというふうに思います。 避難勧告等の発令で、要は、空振りは許されるけれども、見逃しは許しませんよというようなことを言うようなお話も聞いておりますので、やはり最悪の事態を想定していろいろしていっていただきたい、これからももっといろんなところで尽くしていただきたい。職員の皆さんがすぐに動けるように、訓練をしていっていただきたいというふうに思うわけですけれども、その中で、ちょっと僕が思うのは、各行政区、各自主防災会というんですか、それぞれ自分の部落なりで、区長さんを筆頭に自主防災会というのをやられていると思うんですけれども、なかなかそこへ職員が入って一緒にやるということがないものですから、やはり、そういうふうに職員が出向いていただいて、防災とか減災意識を共有するだとか、職員とのコミュニケーションをとるということは、いざというときに連携もしやすくなるというふうに思うものですから、また、そして、役場の職員の皆さんの知恵とか最新の情報だとかを流していただくことによって、職員の皆さんが一生懸命教えていただければ、住民の皆さんもわかりやすい。 前、町がまとめてやる防災訓練のときに、僕らの部落ですと、いつも役員の方が出向いていって、毎年同じ人が防災訓練に来るというようなことで、例えば、毎年変わる班長さんに防災訓練に出てもらうとかということで、地元のほうもいろいろ考えていかないかんし、やっぱり皆さんが防災意識を持っていただかないかんというふうに思うわけですけれども、そうした形で出向いていくというんですか、出前講座みたいな形になるかと思うんですけれども、阿久比町として各自主防災会へ職員を派遣するとか、一緒に自主防災会の防災訓練を実施するというようなことは、今後、考えているのか、少し教えていただければと思います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  過去、平成24年だったと記憶しておりますが、各地区に避難訓練をやっていただきまして、地区の避難所に皆さん集まった方々の避難状況を、災害対策本部から自転車だとかバイクで職員が出向いていって避難状況を確認して報告する、こういう訓練は行ったことがあります。 地区の自主防災会に職員が出向いてというのは余りないんですが、こちらとしましても、専門知識をもっと持っている職員として半田消防署の阿久比支署を紹介して訓練の指導ですとか、あと防災ボランティアあぐいさんのようにこういう活動されている方の、HUG、避難所運営訓練ゲームなどの指導を行っていることを紹介する、そういうことは行っております。 そのほかに、こちらから出向くわけではございませんが、いろいろな研修会を自主防災会のためにも行っておりまして、防災講演会ですとか、または防災リーダーの養成講座ですとか、自主防災会研修会、このようなことも行っておりますので、これから地区に出向いて一緒にやるということも一つの方法として考えはさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆1番(大村文俊君)  前向きに考えていただければというふうに思います。 平成24年に一度、そういうふうに避難所をつくるということで、職員が出られたということなんですけれども、さっき河川のほうでも阿久比町で3回大きな災害があって、一番近いので平成12年の東海豪雨ですか、そのときは、多分、職員の皆さんは、まさに先ほど緊急参集がかかって出動されたというふうに思いますけれども、その経験をしている方がだんだん少なくなってきておる。だから、実際に自分たちで体で経験していない方が多い。 そうすると、やっぱりわからないということもあるものですから、やっぱりこういうことは定期的にスパンを、なるべく僕が思うのは、短目に短目にやって繰り返していただきたいというふうに思いますので、前向きに考えていただければというふうに思います。 それから、もう一つ、災害対策ですけれども、災害というのは、この阿久比町内だけという問題ではないものですから、隣町との災害の連携というんですか、起きたときに、じゃ、お隣さんの市町とはどういうふうに今現状しているのかということと、これからどういうことが連携をしていくのに必要になっていくのかというようなことを、わかれば教えていただきたいと思います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  午前中の都築議員の一般質問の中でもちょっとお答えしたんですが、災害時の相互応援協定として、この近隣の知多5市5町で協定を結んでおりますので、そういうことでは連携はしております。また、消防につきましても、広域の消防相互応援協定を愛知県内全部と結んでおりますので、そういう面では連携はできていると考えております。 今後、新たな体制といいますか、どういうのが必要かというご質問なんですが、町単位、市単位ではなくて字単位という隣の町、市町村境を問わずそういうところと連携、町内の隣の字でももちろんですが、それの連携を強化できるような訓練ですとか講習会、こういうのができたらなとは考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆1番(大村文俊君)  先ほども言ったように、事前の備えだとかいうことは、やり過ぎということはないものですから、河川のほうでも、再三、建設経済部長にお願いをしましたように、もう、やってください、やってくださいということばかりなんですけれども、やっぱり事前にやっておかないと起きたときでは遅いということもございますし、また、職員に対してもしっかり訓練をしていただいて、職員だけでいいということではなく、やはり自主防災会、僕ら議員も含めて、自分たちは自分で守るんだというような訓練もしていかなければならない。そのために、やっぱり行政が主導していただくことも必要だというふうに思うものですから、職員だけにやれということでは決してないということで、町民、職員も一丸となって、阿久比町の皆さんの、住民の生命と財産を守るんだというようなことを進めていっていただきたいということをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(瀧塚政明君)  以上で大村文俊議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。午後2時5分より再開いたします。     午後1時56分休憩-----------------------------------     午後2時05分再開 ○議長(瀧塚政明君)  休憩前に引き続き会議を再開します。 8番 山本良輔議員の質問を許します。     [8番 山本良輔君登壇] ◆8番(山本良輔君)  新風会の山本良輔でございます。 私の質問は、大きく分けて2つでございます。 まず、1番、無料循環バスについて、そして、2番が、阿久比町観光協会についてをお伺いします。 まず1番の無料循環バスについてですが、前定例会においても、私が無料循環バスについて質問いたしましたが、引き続き無料循環バスについて質問いたします。 1点目、そもそも、この無料循環バスに運行の理念はどこにあるのかと。 2点目としまして、前定例会においてご検討いただけるとされた半田病院利用者のための寄り道運行は、どの程度の検討がなされているのかをお伺いします。 3点目、積みこぼしをなくすためにどのような手法をとられるのか、お尋ね申し上げます。 4点目としまして、行政が行うクラウドファンディング、いわゆるガバメントクラウドファンディングの手法を循環バスに取り入れるお考えはお持ちかということでございます。 2番目の阿久比町観光協会について、過去に同僚議員からもこの種の質問があったかと思います。その町長が答弁された中で、観光協会が本町の観光をやっていければ云々と言われました。全くそのとおりだと思います。どのイベントにおいても観光協会の姿が見えてきません。見えるのは、本当に観光係の職員が一生懸命働く姿は見えております。 そこで、お尋ねします。 1点目、観光協会と観光係の立ち位置の違いについてお尋ねします。 その前に、余談になりますけれども、先日、他市の議会議員と話をしておりました折に、阿久比町はどこにあるんだと、よその議員ですら阿久比町の位置を知らない、名古屋市民に至っては、「あくひちょう」だとか「あくびちょう」だとかいう呼ばれ方をしまして、非常に残念な思いをした思いがあります。 そこで、2点目の質問にまいります。 阿久比町をもっと積極的にPRする手だてはあるのか、どうか。 3点目として、今、単独で行われている年中行事、例えば、花かつみ、ホタル、菊などを観光協会共催で、飲食の提供ができるかどうかということです。 4点目、その年中行事において、本町のマイクロバスをシャトルバスとして活用することは可能かどうかをあわせてお伺いします。 以上、1番、2番について答弁お願いいたします。 ◎総務部長(大久保英俊君)  私からは、1問目、無料循環バスについてお答えいたします。 1点目、そもそも、この無料循環バス運行の理念はどこにあるのかについてお答えいたします。 本町では、平成18年6月30日をもって町内の路線バスが廃止となりました。また、本町においても高齢化が進み、平成21年度に開催いたしましたまちづくり懇談会の中で、10会場中5会場の7地区から循環バスの運行要望が出されました。 これらを受けまして、平成22年4月に、阿久比町循環バス検討委員会を設置し、循環バスの必要性、運行方法などの検討を重ね、試行運転計画(案)を取りまとめ、平成23年10月から3年の試行運転を経て、平成26年10月から本格運行を実施しております。 それ以来、循環バス、アグピー号は、高齢者の買い物や通院の移動手段として、また、高齢者等のひきこもり防止など外出機会をふやすための福祉的な利用や、子どもから大人まで、全ての町民の生活の足として運行をしております。 2点目、前定例会においてご検討いただけるとされた半田病院利用者のための寄り道運行は、どの程度検討がなされているのかについてお答えいたします。 ご質問の半田市地区路線バスごんぐるに接続する運行案につきましては、現在の運行事業者と打ち合わせをしましたが、現状においても、オレンジラインの当該運行便は医療機関の利用者が多く、乗車ができない方がさらに増加することなどから、現行体制での延伸は難しいということでしたので、引き続きの検討課題であると考えております。 なお、先月開催しました循環バス運行連絡会議では、議員のご提案についてご報告はさせていただいております。 3点目、積みこぼしをなくすためにどのような手法をとるのかをお尋ねするについてお答えいたします。 前回定例会の議員のご質問にもありましたように、循環バスの乗りこぼしをなくす方法としては、増便ですとかバスの大型化、ダイヤ改正などが考えられますが、前回もお答えしたとおり、増便にきましては、町財政全体から考える費用対効果からも現状では難しく、バスの大型化についても道路の通行制限や小回りがきかず、定時運行が困難になることなどが考えられますので、現時点では難しいと考えています。 そのため、まずは現行の体制で運行ルートや運行時間等の見直しを行い、運行会議委員にもご意見を伺いながら検討を行って、町民の皆様に喜んでご利用いただける循環バスとして存続していくことが重要であると考えますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 4点目、行政が行うクラウドファンディング、いわゆるガバメントクラウドファンディングを循環バスに取り入れるお考えはお持ちかお尋ねするについてお答えいたします。 ガバメントクラウドファンディングとは、自治体が行うプロジェクトの資金調達のため、インターネットで寄附を呼びかけ、共感した方から寄附を募る仕組みでございます。 ガバメントクラウドファンディングはふるさと納税と似ており、出資金額に対しての返礼品及び税金の控除などを行える点は同様ですが、本町のふるさと納税のように、使途が「子どもの将来のため」になど漠然としているのに対し、ガバメントクラウドファンディングは、「子どもの貧困を救うために子ども食堂をつくる」のように、使途がより具体的であることが特徴でございます。また、目標金額や募集期間がしっかりと表示されていることも特徴となります。 寄附の目的が循環バスの運用資金である場合、使途が広く期間も長期となるため、ガバメントクラウドファンディングにはなじまないと考えますので、ふるさと納税の使途に循環バスの費用のメニューを追加し、寄附を募るなどの方法については検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  それでは、私からは大きな2番、阿久比町観光協会についての1点目、観光協会と観光係の立ち位置の違いについてお答えいたします。 観光協会の目的、趣旨は、町内の観光情報を集約し発信すること、観光資源や観光関連事業者との連携や共同事業を進めることであります。一方、町の観光係は、知多半島観光圏協議会などの広域連携事業や町の観光事業計画の策定、国・県の補助事業事務等を行うことであります。 本町は、町職員が観光協会の事務局員を兼ねておりますので、他市町のように、観光協会が自立独立した観光関連事業者の体制をとることが望ましいと考えております。 2点目の町をもっと積極的にPRする手だてはあるのかについてお答えします。 県内近郊のイベントには可能な限り事務局職員が参加し、アグピーの着ぐるみの演出を初めとするまちのPRに努めております。 これまでの取り組みに加えまして、今年度の新たなPRの取り組みといたしまして4点挙げさせていただきます。 1つ目は、農業まつりにおきましてインスタグラムを開設し、まつりの様子や風景を投稿していただき、発信をいたしました。 2つ目は、町のマスコットキャラクターであるアグピーのキャラクターカードを作成し、あぐいふれあい盆踊りの夕べやデンソーふれあいフェスタにおきまして、来場者に配布してPRをいたしました。 3つ目は、第42回産業まつりにおきまして、お楽しみ抽選会の景品を、観光協会に加盟しております企業会員様から募集し、応募のあった7店舗の銘菓、名産品、合計で49品を、当選されました来場者の方々に配付をいたしました。 4つ目は、アグピーのLINEスタンプ、こちらは40種類で120円になるんですけれども、それを作成しまして、10月10日から販売を開始いたしました。こちらは、11月末現在で約200セットを購入いただいております。 3点目の今単独で行われている年中行事、花かつみ、ホタル、菊花展などにおいて、観光協会共催で飲食の提供は可能かについてお答えいたします。 保存会や連合会などのイベント主催側におきまして、施設管理者に対して飲食の販売提供の許可を取得していただければ、観光協会事務局から企業会員の皆さんにブースの出店募集の照会をかけることは可能であると考えております。 4点目の年中行事のシャトルバスとして本町のマイクロバスの活用は可能かについてお答えします。 町所有のマイクロバスにつきましては、阿久比町マイクロバス管理規則に従いまして、行政に関する会議や行事等に出席する者の送迎等に限り運用をしております。 現在、マイクロバスは年間90日ほど運行しておりまして、シャトルバスとして活用する場合には、その利用期間中における行政に関する会議や行事等に出席する者の送迎等に支障があるものと思われますので、シャトルバスとしての活用は難しいのではないかなと考えております。会場アクセスには、循環バスをご利用いただきたいと思います。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  今、ご答弁いただいた中で幾つか再質問させてもらいます。 まず、1問目の無料循環バスについてですが、そもそも、無料循環バス運行の理念はどこにあるのか。これはインターネットでもそのように書いてありました。私も存じ上げておりますが、なぜ、それを質問したかといいますと、もともと、高齢者がふえて、地域のバスがなくなってしまったということで始められたとホームページにも書いてあります。 それが、今、使ってみると、他市町からの利用者が大変多いという話も聞いております。それを、むげに乗ってはいけないよということは当然できないと思いますけれども、そういう方たちはアンケートによりますと、「お金を払ってもいいからその仕組みをずっと続けてほしいんだ」と、「運行バスをやってほしい」というようなご意見、結構のっておりました。 ですから、そこで、その方たちを有料にするというようなお考えはおありでしょうか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  仮に、100円でも徴収するということになりますと、これは道路運送法に定めます有償運行ということになりますので、国土交通省の登録とかの法規制がいろいろかかってまいります。 今のアグピー号の非常にいいところは無料で小回りのきく、こういうところがいいところだと考えておりますので、今、議員のおっしゃったとおり、有料化にするということは今のところ考えておりませんし、また、近隣で有料化にしているところで、その費用対のことを考えましても、その運賃で運営費の1割も吸収できないということですので、ますます運行に支障を来すのではないかと考えますので、今のところ、有償にすることは考えておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆8番(山本良輔君)  確かに、今おっしゃられたように、それで運行採算をペイするということは当然ないと思いますので、それはしようがないと思うんですが、何とか皆さんが乗りこぼしがないようにということで今、質問させていただいておるわけですが、まず2点目、前定例会においてご検討いただくとされたのについて、いろいろ検討されたがなかなか難しい、再検討ということで捉えていいんですよね。私、結構根に持つほうですから、再検討とおっしゃっていただいたら、また、どこかで質問させてもらいますけれども、ということで、なるべくこれを考えていただく。 そうしている間に半田病院の移転が決まってしまうかもしれませんが、そのときにはまた提案ですが、運行バス、今度は相互乗り入れという形で、半田側から、例えばアピタへ来てもらうとか、こういう調整をしてもらって、半田病院が移転しても阿久比町民は半田病院に行けると、こういうようなお考えはどうでしょうか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  ご質問にありましたように、確かに、アイデアとしては非常にすぐれていると思いますし、私もそういうことは考えたことがございますが、何せ相手があることでございます。半田市さんの意向もあると思いますし、バスの大きさによって、アグピー号ですと店の正面に来られますが、多分、今、行っている半田市のバスだと正面に来られるかどうかもわからない状態でございますし、いろいろな規制がかかってきますので、すぐに導入するということはなかなか難しいんではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆8番(山本良輔君)  じゃ、それも検討課題として捉えていいですね。 ◎総務部長(大久保英俊君)  難しいと思う。 ◆8番(山本良輔君)  難しい、正直におっしゃっていただいてあれですけれども、何とか行政の間で、半田市側とも調整をぜひしていただいて、利便性がよくなるような方向へ持っていってもらいたいと思います。 続きまして、3点目、積みこぼしをなくすための手法をお伺いしたんですが、何ていいますか、増便は難しい、大型化は難しいということで全然手法はお伺いしておりません。どうしたらできるかを、できたら行政のほうも知恵を出していただいて、町民からも当然出していただかなきゃいかんと思いますけれども、そこら辺はどうなんでしょうか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  最初の答弁の中にもありましたとおり、来年の10月にダイヤ改正を予定しておりまして、その中で、今、阿久比町ですとバス停がオレンジ37、ブルーが39、バス停が多いものですから、その中で全く乗っていないですとか、日によっては全然ゼロというところもございます。 ですから、そういうところを飛ばす運行ですとか、または、この先は行かずにもう一度Uターンしてですとか、そういうことをして時間をつくりまして、乗りこぼしが多いところに一つでも多く行けるような、そんな手だてを考えて運行の計画を変えていきたいとそういうふうには考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆8番(山本良輔君)  わかりました。 4点目のガバメントクラウドファンディングなんですが、これを質問させていただいたのは、結局、バスを大型化、例えばマイクロバス、小型バスにするに当たって運行に使うということではないんです。 運行は当然無理なので、継続、期間が長い話になりますので、大型化にするに当たって、マイクロバスなり小型バスの購入についてガバメントクラウドファンディングを行ったらどうかという、これもご提案にはなるんですけれども、これについてどうお考えかちょっとお聞かせ願います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  議員からのご提案もいただきまして、クラウドファンディングでバスをどうやって使っているかと、ほかの市町村ですとか全国のいろいろな事例も調べさせていただきまして、バスでひっかかったやつが2つぐらいあったんですが、1つは、例えば伊賀市がやっているのは、ラッピングで忍者のラッピングをするための費用、バスにです。それを募っているとか、あと、笑顔バスといって子どもたちが描いたバスがありまして、それを継続するために必要なお金を集める。それぐらいはあったんですが、バスそのものの買いかえですとかふやす、そのためのクラウドファンディングをやったという例は見当たらなかったと。 なぜかといいますと、このクラウドファンディングは、多くの方にその趣旨をご理解いただいて、同意をいただいて、ストーリー性のある、どうしても出資したくなる、そういうものでなければなかなか難しいんではないかと考えております。 今、この循環バスですと、阿久比町外の方に訴えかけてもなかなか資金は集まらないんじゃないかと、そういうことも考えられますので、即、購入のときにクラウドファンディングを充てるということは、それは余り考えないことで検討しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆8番(山本良輔君)  今、そのようにお答えいただきましたけれども、これ、ちょっと性質が違いますが、この近隣でいいますと刈谷市、ここでトレーラートイレですか、災害時の。これについて500万円のクラウドファンディングを行い、目標金額以上のお金が集まったというような情報もいただいておりますけれども、それ1回お調べいただいて、確かに、これは諸刃の剣ではあります。募集かけた以上はそれを実行しなければいけないので、資金が集まらなかったときに、行政がどこまでやれるかという問題もありますけれども、これは、プラットフォームの関係者と打ち合わせをしながら取り入れていただければありがたいと思います。今回、すぐには難しいでしょうけれども、将来的にわたってそういう考えを取り入れてほしいと思います。 続きまして、バスについては以上で結構ですが、先ほどの観光協会についてなんですが、1点目、立ち位置の違いについてお尋ねしたんですが、要は、答弁の趣旨としては、観光協会はあってないようなものだというお話になるんですかね。 観光係が事務局を兼ねてやっておられるということで、なかなか本当に、観光協会が率先して事業を行っているという姿が見えないものですから、お伺いしたわけです。どうぞ、もう一度お願いします。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  先ほど、事務局員と兼ねているということでご回答しました。 それが、何ていうんですか、観光協会がないものと、そういうふうには思ってはおりませんが、回答としましては、事務局員を兼ねているというところでご回答させていただきたいと思います。 実際、先ほども言われておりましたとおり、見えてくるのは町の観光係の職員だけだというふうにおっしゃりましたけれども、他市町を見ますと、大府市と東浦町、阿久比町、その1市2町が兼ねているという市町であります。ほかのところは、独立した団体となっております。その1市2町を見ますと、やはり観光資源がなかなかないところなのかなというふうには思っております。 そういった観光が、それこそないからしようがないとかということではなくて、やはり新しくつくっていくことも大事であるとは思っておりますけれども、現在としては、事務局員を兼ねていると、そこまでの回答にさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  難しいですね。部長さん、一生懸命答弁いただいたんですが、どうもそれでも観光協会というのが全面に出てこない。よその市町は、確かにそうやって兼ねてやっておられる、確かにうちも観光の目玉がないと。 これは前回の町長の答弁にもございましたけれども、ないからではなく、これも、くしくも同僚議員が言われたように、「ないところから民間の力を活用して、あるものにつくり変えていかないかん」と、こういう思いは大変強いんですが、今のままですと本当に観光協会、有名無実であるのかないのか、確かに、国から観光立国をやるということで、国から県、県から町へ来たわけです。阿久比町は資源がないということで、一番遅くなったという話は聞いております。 ですから、もうちょっと若い力を入れながら観光協会を独立させるような格好。NPOにするのかそれは別としまして、観光係の職員が一生懸命動いているばかりじゃなくて、観光協会としての動きがほしいわけでございます。 そこら辺、町長に答弁いただいてもよろしいですか。 ◎町長(竹内啓二君)  突然振られまして、ありがとうございます。 非常に観光協会というものが、この知多半島の中でも、一番最後に阿久比町ができたという理由もございます。これにつきましては、今からは、町長としての考えてというものを述べさせていただくと同時に、現在、私も観光協会の会長という役目もあります。 当初つくったときには、民間人の方で会長をやっていただいて、観光協会を立ち上げ行ってまいりました。しかし、観光協会の中で事務局員を独自に置いて、それから観光協会の事務所も持ってということは、これは阿久比町ではできなかったんです。 できないから観光協会をつくるということがおくれたということにもなるんですが、これは、先ほどから言っているように、阿久比町を観光として、例えば、旅館業だとかお店やさんだとかという形での商売が成り立っていない状況でありましたので、それができなかったと。それで、民間の会長さんのもとで2人でやってきたんですが、今よりももっとじり貧状態な形になってきて、危うくなってきたということで、実は、町長が兼ねることになりました。 これは、大学の先生とも、どのようにしたらいいのかとお話ししたところ、やはり全国的に見ても、そういう観光資源のないところにおいては、やはり行政側がある程度最初のうちはリードして育てて、そして、育ってから独立させるという方法しかないですよねというようなお話もいただきましたものですから、現在そういう形で、実はうちの産業観光課のほうで、その事務局を兼ねた形でやらせております。町長としては、その部門に対しては、本来、外へ出してしまって、観光協会としてやっていただけたいわけですが、残念ながら現在も阿久比町では育っておりません。 それから、そういうことも兼ねて民間の活力を利用して行っているのが、実は、コンセッションの知多半島道路のあの事業。あの事業が知事のほうから示されて、道路をそういうふうに民間運営にしたいといったときに、阿久比町は条件として、要はパーキングをつくることによって、そこの上りパーキングをつくることによって、上下線を持つパーキングを一つの阿久比町の観光資源にしていきたい。また、阿久比町を発信する場所にしていきたいということで条件をつけました。そして、その条件を愛知県のほうも飲んでいただいて、実は、上りパーキングの建設が今進もうとしております。 それと同時に、もう一つ、そのパーキングの隣に、愛知多の大地という大きな構想がついてきたわけです。まさにこれは、阿久比にとっては本当に大事な種だと思っております、まだ、今のところは種です。これから育てて花咲くまでには、まだどうも時間がかかるようでございますが、それには阿久比町の観光協会、また阿久比町の行政としても力を入れております。 それが一つの、今からの阿久比町の観光協会もそうですし、阿久比町の観光としての拠点。私は阿久比町だけではなく、これを知多半島全体の拠点としたい。つまり、空港から名古屋へ向かうまでの間の阿久比のパーキングの奥につくられる愛知多の大地というものは、知多半島全体、オール知多の観光の発信の場所としたいということを、各市長さんや町長さんたちにもお話ししているとことでありますので、今は議員がおっしゃるとおり阿久比町の観光協会、あってもなくても同じようなものじゃないかという考えが見えますが、裏ではというか、そういう部門では新たな動きを実際に行っておりますので、このあたりはご理解をいただきたいというふうに思っております。 ◆8番(山本良輔君)  今、町長、答弁いただきましたけれども、そろそろそれでも民間に渡す時期が来ているんじゃないかと思うんですが、このことについては、いろいろご意見もありましょうから、答弁いただけますか。 ◎町長(竹内啓二君)  あすにでもお渡ししたいと思っています。 ◆8番(山本良輔君)  突然の辞任ではなかなか後任が育たないので、どなたがご指名いただくか人材を募るか、その中で建設経済部長にお伺いしたいんですが、観光協会の会長という役職には給料というのはつくんでしょうか、お答え願います。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  現在の予算の考え方でいきますと、会長さんに給料を払うような予算体系にはなっておりませんし、もしも、会長さんになっていただけたとしても、ボランティアになる可能性が高いと考えております。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  本町の町民憲章にボランティアに進んで参加しますと、本当に都合のいい文言が並んでおりますが、どなたがやられるにしても無給で、ほら、やれと言われても、なかなか激務になると思いますが、そこら辺、もし、観光協会がひとり立ちをするということであれば、そういう給料体系だとかそういったことも可能なんでしょうか。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  予算のことでありますので、ちょっとこの場では回答を控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  これも行政側の常套文句ですが、お金がないから、お金がないからと言われますけれども、これをどこかで捻出するに当たって事業仕分けをされるのかいろんな方向に持っていって、何とか阿久比町の知名度を上げ、活性化することによって、先ほどの循環バスのクラウドファンディングをやるに当たっても、多分、有利に進むのかと思うので、何とかこの観光協会をしっかり立ち上げていただいて進めていただくようにしてほしいと思います。 話が随分横へ行っちゃいました。 ◎副町長(野崎秀幸君)  多分、ちょっと誤解されている部分があるかと思うんですが、観光協会というのは行政の組織じゃありません。ほかの団体ですので、それを町に対してお金をつけるだとか、そういうような給料が出るようにとかそういうこととは、お金があるないじゃありませんので誤解のないように。 商工会の会長さんについても、たしか、無給じゃなかったかなと思いますけれども、違っていたらごめんなさい。 ◆8番(山本良輔君)  話がちょっと予定しておったのと自分でも違う方向へ行っちゃいまして、3番目です。単独で行われている年中行事について、観光協会共催で飲食提供可能かについては、主催者側においての販売許可を取得すればオーケーという回答をいただきましたけれども、共催となりますと、観光協会が独自にこういうことをやりますよという格好でもいいと捉えてよろしいんでしょうか。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  観光協会が独自と言われるとちょっと語弊があるんですけれども、基本的にはイベントを主催する側、花かつみさんだとか、ホタルならホタルのその協会というか、菊花展であれば菊花展の会、そちらのほうがやっている、やりたい場所の施設を持っているところへ申請許可を出してもらって、それに観光協会のほうがのっかる形になると考えております。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  ニュアンスはわかりましたけれども、何とかこれ共催というのと、主催、共催と当然出てきますが、そういうことで主催者がやらなければいけないということですね。 続いて、4点目の年中行事に本町のマイクロバスをシャトルバスとして活用できるかについて、難しいという回答をいただきましたけれども、行政が行う行事ではございませんが、阿久比町観光協会としての行事日程はいつも載っておりますし、そういったイベントなんかに本町のマイクロバス、あいている時間使うという考えは難しいんでしょうか。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  町のマイクロバスの運行に関しましては、以前は嘱託さんに運転手を頼んでやっておったんですけれども、現在委託しております。 その関係で、マイクロバスの使用の基準というものがありまして、基本的にはそういうイベントごとにつきましては、使用については平日が限定というふうになっております。なおかつ、職員が随行するということも1つ条件がついておりますので、なかなかイベントでマイクロを使用することになりますと、町の職員がそれにずっとついていなければならないことになりますので、なかなか難しいというふうに考えております。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  実は先日、私ども菊の関係で他市へ行って菊花展のあれを見てきましたが、名前申し上げてもいいのかな、南砺市なんですが、南砺市ではシャトルバスを、南砺市と入ったバスを使用されて、シャトルバスとして活用されておられましたので、中の規約を変えていただくかすれば使えるのかなとは思いますが、そこら辺どうでしょうか。 ◎建設経済部長(伴利郎君)  一度、また、その辺の市町の状況を研究いたしまして、まずは調査していきたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山本良輔君)  調査研究していただけるということは検討いただけるということで捉えておりますので、すぐにはやりませんけれども、また、質問させていただきますので、前向きに進めていってほしいと思います。 甚だ余分なほうへ話が流れてしまって申しわけありませんでした。簡単ではございますけれども、これで山本良輔の質問を終わらせてもらいます。くれぐれも前向きな検討をよろしくお願いします。また再度質問させていただきます。お願いします。 ○議長(瀧塚政明君)  以上で山本良輔議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩をいたします。午後2時55分より再開いたします。     午後2時44分休憩-----------------------------------     午後2時55分再開 ○議長(瀧塚政明君)  休憩前に引き続き会議を再開します。 5番 竹内卓美議員の質問を許します。     [5番 竹内卓美君登壇] ◆5番(竹内卓美君)  済和会、竹内卓美です。よろしくお願いをいたします。 議長の許可を得ましたので、通告に従いまして質問をいたします。 本日、最後の質問者になります。管理者の皆様には非常にお疲れのこととは思いますが、理解しやすいご答弁のほうをよろしくお願いをいたします。その際に、毎回お願いをしておりますけれども、横文字等極力控えて、わかりやすい答弁をいただければと思います。 私からは、子どもにかかわることと、防災・減災にかかわることを質問いたします。 それでは、最初の質問、子どもたちにかかわることの一つ、通学路の除草、草刈りについてお聞きします。 通学路の安全対策の一つでもある雑草対策は、どのようになっているのかお聞きをいたします。 初夏から秋にかけては草刈りをしても雑草の成長も早く、一月もすればもとに戻っているような有様です。通学路も同様だと思います。通学路の安全を確保するためにも、除草、草刈りは重要な対策になると思いますが、1つ、1番目です。通学路の除草、草刈りは、どのような時期に何回行っていますか。 2、除草をする箇所はどのような判断基準ですか。また、先生、児童・生徒等に除草をしてほしいところの聞き取り等を実施していますか。 3、通学路に接続する民有地をお持ちの方に、除草の協力をお願いしているでしょうか。 次に、子どもたちにかかわることの2つ目、中学校の駐輪場の増設、新設予定についてお聞きをいたします。 現在も児童・生徒の増加に伴う各種工事が、対象の学校で行われているというのは承知をしております。中学校も生徒増加に伴う教室不足が懸念され、校舎増築も検討されているとお聞きをしております。 教室不足だけでなく駐輪場不足も懸念されますが、現在の駐輪場は増設する余地はないように思います。駐輪場増設、新設に関して、どのようなお考えなのかをお聞きします。 1、今後の生徒増加を考え、駐輪場増設、または新設は不可欠と思いますがどのように考えていますか。 2、新学校給食センターの脇を通って通学する生徒もいると思いますが、グラウンド北西あたりに駐輪場を新設すれば、生徒の利便性もよくなると考えますが、候補地としてはどう考えますか。 最後、3つ目の質問は、防災・減災にかかわることをお聞きいたします。 本年も、日本各地で大きな自然災害が発生し、師走に入った今も不自由な生活をしている方がたくさんみえるようです。幸い本町は大きな災害もなく、平穏な年末を迎えられることはありがたいことと思います。が、半面、災害に対する意識が希薄になっていないか危惧するところです。 今回は、災害時の情報発信についてお聞きします。 災害時重要なのは、正確な情報を遅滞なく住民に伝えることだと思いますが、災害時は、情報を入手する手段が限られる場合もあります。阿久比町ホームページも有効な情報発信手段だと思いますが、災害地域では、過大な接続等によって障害が発生し、ホームページが閲覧できなくなる事例も発生していると承知をしております。 そこで、1、本町ホームページは、災害時用ホームページの準備はできていると聞いていますが、災害時用ホームページとはどのようなものですか。通常のホームページと比較してわかりやすく説明してください。 2、災害時用ホームページは、どのくらいの接続数まで対応できる設計ですか。 3、災害時用ホームページの閲覧画面はどのような基準で掲載順位を決めて発表するのですか。手引書みたいなものは作成されているのでしょうか。マニュアルですね、そのようなものはありますかということです。 4、文字の色、大きさ、太さ等、フォントですね、等は、情報の種類によって変更しますか。そのときの情報種類は幾つくらいに分けられていますか。 5、通常のホームページから災害時用ホームページに切りかえるのは、どの時期だと規定されていますか。 6、これまでに、災害時用ホームページに切りかえ、災害対策本部から災害時用ホームページ掲載事項伝達訓練並びに掲載訓練など、災害時用ホームページを実際に使った訓練は行われていますか。 7、災害時用ホームページ閲覧画面で、閲覧者に勘違いをさせず、理解しやすいように、具体的に工夫したことを説明してください。 8、町民に災害時用ホームページの存在を周知していますか。 以上で通告に基づく質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  まずは、ちょっと出席がおくれて申しわけございませんでした。 私のほうからは、1問目の通学路の除草と2問目の駐輪場の増設、この2点についてお答えさせていただきたいと思います。 初めに1問目の通学路の除草の中の1点目、通学路の除草はどのような時期に何回行いますかについてお答えいたします。 通学路の除草につきましては、教育委員会から定期的に除草作業の依頼はしておりませんが、道路管理者等により、夏前から秋にかけて年に一、二回の除草作業を行っております。 2点目の除草をする箇所はどのような判断基準ですか。また、先生、児童・生徒等に除草をしてほしいところの聞き取り等を行って実施していますかについてですが、こちらにつきましては、通学路では、路肩から草が覆いかぶさることにより児童・生徒の通学に支障がないよう、できるだけ行うようにということで行っております。 また、今年度、各・小中学校の通学路における危険箇所調査を実施し、10月に、学校教育課、建設環境課、防災交通課、小・中学校教諭、それに半田警察署、知多建設事務所の職員をメンバーとした阿久比町通学路交通安全対策会議を開催いたしました。その中で、通学路における除草作業や樹木の伐採を関係部署に依頼しております。 3点目の通学路に接続する民有地をお持ちの方等に、除草協力はお願いしていますかについてお答えします。 道路管理上支障が出る場合につきましては、道路管理者より所有者に連絡し、除草や樹木の伐採をお願いしております。 続いて、2問目の中学校駐輪場増設予定はの1点目、今後の生徒増加を考えて、駐輪場増設、新設は不可欠と思いますがどのように考えていますかについてお答えします。 現在、阿久比中学校の自転車通学区域は、横松、萩、板山、白沢、白沢台、草木、高根台、福住、福住園高台、陽なたの丘、大古根、植の行政区と、宮津、宮津山田、板部、矢口の一部の区域で、学校から半径1.5キロメートル以上を目安として行っております。 今後、陽なたの丘の生徒が増加することにより駐輪場が不足することは予想できますので、中学校の校舎増築にあわせて駐輪場の整備を考えていきたいと考えています。 2点目の新学校給食センターの脇を通って通学する生徒もいると思いますが、グラウンド北西あたりに駐輪場を新設すれば、生徒の利便性もよくなると考えていますが、候補地としてはどう考えますかについてお答えします。 現在の自転車駐輪場周辺には拡張するスペースがありませんし、新学校給食センターの脇を通って西門を通学路としている生徒もおりますので、西門近くを候補地として考えていきたいと思っています。 以上です。 ◎総務部長(大久保英俊君)  それでは、私から3問目の災害時用ホームページについてのお答えをいたします。 1点目、本町のホームページは、災害時用のホームページの準備はできていると聞いています。災害時用ホームページとはどのようなものですかについてお答えいたします。 自治体の公式ウエブサイト、ホームページでございますが、は、最新の災害情報を得るための有力な情報源の一つでございます。そのため、災害発生後はアクセスが激増し、サーバの負荷が急激に高まり、機能が停止する危険性がございます。 そこで、災害時に大量のアクセスが集中しても、町民が必要とする情報を提供できるよう、通常のホームページよりも掲載情報量を減らして、ページ全体を簡易表示に切りかえ、負荷を軽減したものが災害時用のホームページです。 本町の災害時用ホームページのトップページには、災害情報を掲載する緊急情報、河川の水位や防災マップを公開している安全・安心情報など、必要最低限のタイトルのみが表示されます。 2点目、災害時用ホームページは、どのくらいの接続数まで対応できる設計ですかについてお答えします。 サーバのアクセス処理能力は、ウエブサイトに大量アクセスし、サーバをダウンさせようとするサイバー攻撃を防止するため、具体的な数字は申し上げられませんが、阿久比町の人口規模を考慮して、全世帯がアクセスしても十分対応できる処理能力ではございます。 3点目、災害時用ホームページの閲覧画面はどのような基準で掲載順位を決めて発表するのですか。手引書みたいなものは作成されているのでしょうかについてお答えいたします。 具体的な手引書ではなく、発災時は、阿久比町地域防災計画に基づきまして行動しますので、災害対策本部の指示で掲載順位を決定し、ホームページに掲載することになります。想定される情報として、避難所情報や道路、ライフラインの情報など被災者が必要とする情報のうちから、災害対策本部の指示があった事項を優先的に発信することになります。 4点目、文字の色、大きさ、太さ等は、情報の種類によって変更しますか。そのときの情報種類は幾つくらいに分けられていますかについてお答えします。 トップページの一番上の見出し部分に緊急情報のタイトルを、太線、赤色でよくわかるように表示します。掲載情報の本文は、文字の太さのみ変更でき、色、大きさは変更できない仕様になっております。そのため、より注目していただきたい文章につきましては太字で表示をさせていただきます。 5点目、通常のホームページから災害時用のホームページに切りかえるのは、どの時期だと規定されていますかについてお答えいたします。 災害時用ホームページの切りかえ時期の規定はありません。災害対策本部が必要であると判断したときに切りかえを行いますが、緊急情報は、通常のホームページでもトップページの一番上に赤枠で表示しますので、災害時用ホームページへ切りかわる前でも緊急情報の発信は行っていきます。 なお、災害被害により切りかえ用のパソコンが使用できない場合には、ホームページの管理会社が災害時用ホームページに切りかえをいたします。また、震度6強以上の地震が発生した場合、町からの要請がなくても、ホームページの管理会社が災害時用ホームページに切りかえを行います。 6点目、これまでに災害時用のホームページに切りかえ、災害対策本部から災害時用ホームページ掲載事項伝達訓練並びに掲載訓練など、災害時用ホームページを実際に使った訓練は行われていますかについてお答えします。 平成29年8月の防災訓練の中で、災害時用ホームページ掲載訓練を行いました。災害対策本部からの伝達された避難所情報などの掲載事項を用意して、実際に掲載できるまでの訓練を行いました。 また、ことし9月の防災訓練では、ICT-BCP、こちら情報通信の業務継続になりますが、の訓練の一環として、役場庁舎において被災したコンピューターやインターネットなどの早期復旧に向けた対応訓練を行い、その中で災害時用ホームページの切りかえ訓練を行いました。そのため、災害時用ホームページに掲載が想定される避難所情報、町の対応状況などのフォーマットは既に作成済みですので、緊急時でも迅速に掲載することができます。 7点目、災害時ホームページ閲覧画面で、閲覧者に勘違いをさせず、理解しやすいように、具体的に工夫したことを説明くださいについてお答えします。 災害時用ホームページに切りかえ時は通常のトップページは表示されません。トップページが簡素化され、災害に関する情報に特化したタイトルのみを表示しているホームページになりますので、必要な情報を容易に取得できるようになっております。 このように、通常のホームページとはトップページのレイアウトが全く違いますし、災害時用ホームページであることをお知らせする表示もいたしますので、勘違いされるおそれはありません。 8点目、町民に災害時ホームページの存在を周知していますかについてお答えいたします。 災害時用のホームページは現在周知しておりませんが、今後、ホームページや広報を通して、その存在について周知していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ◆5番(竹内卓美君)  それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず最初に、通学路の除草の質問で、夏前から秋にかけて年一、二回実施するとのことですが、先ほども申し上げたとおり、夏前から秋にかけては雑草がよく茂る時期です。回数が一、二回というのは少なくはないんでしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  子どもたちの通学に対して、安全に通学することが第一だというふうには考えております。 町としましては、幹線道路や通学路を中心に年2回除草作業を行ってはおりますが、この除草作業には多額の予算がかかっているのが現状で、これ以上の予算確保はなかなか難しいというふうに考えています。 10月に行った交通安全の対策会議の中で、県道なんですが、学校のほうから、県道の中で植栽が伸びて子どもたちの様子が見にくいと、何とかしてほしいという話がありました。そこで県にお願いしたんですが、県もなかなか予算が確保できないということで、じゃ、自分たちで、この植栽をカットしていいかというような話をしたら、県のほうは、できるならばそうやっていただけるとありがたいという話もありましたので、できるだけそういうところについては、学校等もPTAと協力しながらやっていきたいというふうにも思いますし、子どもの安全を確保するために、地域の方々の協力をいただけると大変助かるかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆5番(竹内卓美君)  多額の費用がかかるということは理解もできます。 その回数をふやしてやれということも、いろんな意味で難しい。また、それとPTAだとか学区、そういう方たちで協力できるところは協力してやっていくというのも、やっぱり子どもたちを見守るという点でも大切なことかなというふうには感じますので、そういうことでお願いして、自分たちがやるということも一つの方法かなというふうには思います。 ただ、そのときに、各学区だとか各地区だとかによって、温度差とかいろいろ条件的にやれるところもあれば、やれないところ等も出てくると思いますので、何とか一、二回、1回のところもあれば2回のところも、当然状況によって違うというのは理解できますけれども、上手に、本当に必要なところと、本来はあれなんだけれども、ついでにやっていくみたいなところがあるようでしたら、それをほかのところに回していただくような工夫、こういうのはぜひしていただきたいなというふうに思います。 それから、答弁の中で、通学路危険箇所の調査をしましたよということですけれども、なぜ今回、その調査をしたのでしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  今回の調査ですけれども、本来、毎年これはやるべきことだったというふうに思っておりますので、今後続けようとは思っておりますが、危険箇所を把握することによって、子どもたちの安全が確保できるということは、事前の対策として必要なことだとは十分考えておりますので、今回、6月の終わりごろに学校に依頼を出していただいて、9月までに調査結果を出して、10月にこの対策会議を開催したというのが今の現状ですので、よろしくお願いいたします。 ◆5番(竹内卓美君)  本来は、毎年やる予定だったということですか。 そういうことであれば、来年以降も調査は続けてやっていただけるということだとは思うんですけれども、通学路危険箇所を調査したのは、どなたが調査をしたんでしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  今回の依頼につきましては、6月に依頼しておりまして秋までに報告をもらえる形をとっております。 これは、それぞれ学校で、例えば、親子ふれあい学級のときに、親子で通学する中で親御さんからそういう聞き取りをするだとか、あと、通学団会が年に何回かありますので、そこで学校の先生が団に付き添って通学路を確認するという機会も、それぞれの学校でも行っておりますので、そこで出てきた問題点等を集約していただいて、今回、危険箇所の報告をするように依頼をしましたものですから、時期的にはことしはそういう形でやりましたが、考えているのは、4月に入学生が入ってきて、当然そこで新しい子どもが入りますので通学路も変更があるかと思います。1学期から夏にかけて、そういう行事だとか、PTAの中の総会だとか理事会での報告を受けた中で、秋ぐらいまでに学校で集約していただければ、それを関係機関に相談することができるということで行っていきたいというふうに考えております。 ◆5番(竹内卓美君)  それでは、この調査をしたというのは、学校だとかPTAの役員さんのか会員さんなのかわかりませんけれども、そういう方が、実際に通学路を子どもたちと歩きながら調査をしたというふうに捉えればいいということですね。それで、それを9月ごろまでにやっていただいて、10月にその会議を開催したという流れになっているんだろうなというふうに理解をいたしました。 それで、阿久比町通学路交通安全対策会議というのは、どこが所管でやられている会議になりますか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  阿久比町通学路交通安全対策会議には設置要綱がありまして、設置要綱の第7条の規定で、対策会議の庶務は、阿久比町教育委員会学校教育課において処理するとなっておりますので、所管になるのは教育委員会学校教育課だというふうに理解しております。 ◆5番(竹内卓美君)  教育委員会のほうが所管でやられているということです。 この中で、小学校の先生も入っているということなんですけれども、その先生たちの参加人数を教えてください。できれば学区別でお願いしたいと思います。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  この対策会議には、各学校から、先ほど言った役場の中の組織、それと警察と知多建設事務所というのがメンバーになっております。 それぞれ学校のほうからは、先ほども言ったように、学校の中で親だとか子どもなんかの意見を取り入れて報告をいただいておるものですから、この会議の中では、それぞれ学校からは、通学団の担当教諭か生徒指導教諭といった方の出席で、各学校1名の参加でお願いしております。 ◆5番(竹内卓美君)  各学校から1人は先生が参加していただいているということです。 それで、この中にPTAの役員さん等が入っていないと思うんですけれども、それは特に何かわけがあるんでしょうか。調査されているのは学校なり、先生は入っているからいいのかなと思うんですけれども、PTAの方が入っていないというのは何か理由があるんでしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  PTAの方につきましては、先ほどもそれぞれ学校の中で、PTA総会等でそういった報告も依頼をしておりますので、学校の調査も含めて親の意見というのも当然取り入れていますし、実際この会議が平日の昼間開催しておりますものですから、なかなかPTAさんにそこの時間に来ていただくのもどうかということで、学校のほうで、それぞれの学校で集約してあるということで、先生の参加という形で行っております。 以上です。 ◆5番(竹内卓美君)  学校のほうで集約が終わっているので、わざわざご足労をかけてまでということです。 それは非常に、その形でもいいのかなというふうに思いますが、学校での集約の仕方、それから、やっぱり親御さんの気持ち、いろいろと親の立場になって子どものことを考えると、どうしても我が子可愛さというのも出てくるかとか思います。 ですので、そういうところの意見集約の仕方だとかをしっかりと打ち合わせをしていただいて、学校のほうから上がってくるそういう情報が偏ったものにならないとか、どこかが抜け落ちるということのないようにしていただきたいかなというふうに思います。あえてPTAの役員を入れてほしいということでもないのかなということは理解ができますので、その辺のところを、うまく会議の中で反映してやっていただきたいなということでお願いをいたします。 それから、先ほど答弁をいただいたのであれなんですけれども、この調査並びに安全対策会議というのは、来年度以降も続けていくということで間違いありませんね。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  通学路の安全確保というのは、子どもたちの命にかかわる大切なことだと思っておりますので、この会議については毎年行っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆5番(竹内卓美君)  通学路を支障のないように保っていくというのは防犯上も大事なことだと思います。 それは今、教育部長さんの答弁の中でも重々理解されているというふうに思っておりますので、予算問題等々いろいろあって危険箇所が全部うまく処理できない、草も刈れないということも出てくるとは思いますけれども、先ほどもあったように、自分たちで、もう、やっていいのかという、そういう意見が出ているということであれば、そういうところは積極的に活用していただいて、それから、またそういうことを、例えばやりたくても知らなかった、勝手に草刈っちゃいかんかったのかなとか、そういう認識の方もみえると思うんです。そういう人たちにも協力していただけるんでしたら、自分たちで手を挙げて、除草作業をしていただくようなこともPRしていっていただきたいのかなというふうに思います。 何にしても特に夏場です。草に関しては夏場になると思いますので、夏というと、また夏休み絡んでいたりとかいろいろなこともあって、実際は、子どもたちが学校に通うということは、通常のときより少ないのかもしれないですけれども、中学生に関しては部活もあったりだとか、当然小学生も学校に通う、いろんな意味で学校に登校しているということは多々あると思いますので、子どもたちの通学路の安全がしっかりと確保できるように、最大限の工夫をお願いしたいと思います。 続きまして、中学校の駐輪場について再質問をいたします。 駐輪場の整備は、校舎増築にあわせて検討しているという答弁でございましたが、この校舎増築というのはいつごろの予定でしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  中学校の生徒の増加を、今、検討している最中なんですけれども、今の出生というか、ゼロ歳からの人数を住民基本台帳から見ていきますと、令和5年に、今の学校の教室では足りなくなるというふうに想定しています。ですので、令和4年のうちに校舎をつくりたいというふうに考えています。 駐輪場につきましても、当然、自転車通学の子がふえますので、それにあわせて整備していきたいというふうに考えております。 ◆5番(竹内卓美君)  令和4年度ぐらいからということです。 令和5年度に間に合うように工事をしていくということなんですけれども、校舎増築とあわせて駐輪場の工事を進めるということで、どんな利点があって、また、逆に欠点というかそういうものはあるんでしょうか。
    ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  これをあわせてやることの利点としましては、学校で工事をやることによって、いろんな授業だとかという教育活動に支障が出る可能性があるものですから、できれば何回も行うのではなくて、1回でやったほうが効率がいいかなというふうにも考えますし、また、工事についても分けてやるよりは、1つの工事でやったほうが経費的にも抑えることができるんじゃないかなというふうに今、考えているところですので、よろしくお願いします。 ◆5番(竹内卓美君)  単独で進めるよりも、いろんな意味で子どもたちにも負担をかけることが少ないという判断で一緒にやりたい。それから、当然、建築のことなので、分けてやるよりは1回でやったほうが、いろんな意味でのコストが軽減できる部分も確かにあるということ。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  デメリットのほう。 ◆5番(竹内卓美君)  もありますか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  すみません。メリットのことしか言わなかったもんですから、デメリットとしては、今、考えられるのは、令和5年に、校舎とあわせて予定はしておるんですけれども、当然、陽なたの丘の子たちがふえていくということで、ほとんどの子が自転車通学になります。 それによって、今現状の駐輪場は若干余裕はありますけれども、一気にふえていったときに、やっぱりかなり手狭にはなってくるものですから、それが完成するまでに駐輪場がかなり狭いなという、そういったデメリットはあるかなというふうには思っております。 ◆5番(竹内卓美君)  わざわざありがとうございます。 何にしても、一緒に工事をするほうが、子どもにとっては負担が少ないのかなということは理解もできますし、費用の面に関してもいいのかなと。ただ、今そこで教育部長言われたように、その間の1年なのか2年なのかわかりませんけれども、その間、ちょっと今の駐輪場では手狭かないうことが出るのかなと。 そこら辺の手狭というのも、言葉では手狭で終わるんですけれども、実際どの程度子どもたちがそういうことを感じてどうなのかなというのは、僕もちょっと今、余りよくわからないんですけれども、ただ、一時期、阿久比中学校が、1,000人ぐらい生徒がいた時期がたしかあったと思うんですけれども、その時期でも今の駐輪場というのは変わってはいない。そのときの自転車通学の子たちがどの程度いたのかというと、多分、今1.5キロメートルだと思うのがもうちょっと広かったんですよね。だから、今、自転車通学で通っている子たちが全員通っているということではないというのもわかりますので、そこら辺で手狭というところでは、どういうふうな判断をしたらいいのかちょっとわかりませんけれども、なるべくそういう懸念を持ってみえるということでしたら、できる範囲の手は打っていただいて進めていただければいいのかなというふうに感じます。 ただ、あくまでも今そういう予定で進めているということなので、その辺の検討をしてみた結果、やっぱりこれは分けてやるべきだというようなことになれば、それはしっかりと方向転換をしていただいて、2回に分けてでも3回に分けてでも、しっかりと子どもたちの安全も確保できるような形でやっていただきたいかなというふうに思います。 それから、また、西門近くに駐輪場を新設するというお考えも持ってみえるようなんですけれども、西門のほうにもし駐輪場を設置した場合に、駐輪場から校舎までの雨対策というのはどんなようなことを考えていますか。今の駐輪場から、坂で屋根のついた階段がたしかあったと思うんですけれども、そのような屋根つきの何か通路みたいなものはお考えでしょうか。 ◎教育部長兼学校教育課長(田中清高君)  西門の駐輪場については、特別そこから新たに屋根つきの通路をということは考えてはいなくて、実は、西門の近くの予定地、こちらが今、想定しているところは金工木工室が近いですので、そこには渡り廊下があるものですから、そこを通っていけば、若干雨は避けて校舎へ行けるんじゃないかなというふうに考えております。 以上です。 ◆5番(竹内卓美君)  駐輪場からどの程度通路まで、既設のあるというところにもかかわると思うんですけれども、自転車通学で来る子たちというのは、当然かっぱを着て来ると思うんです。駐輪場でかっぱを脱いで、そこからまた傘も持ってということになるとどうなのかなということを思います。 私も自転車通学をしておりましたので、でも、その当時、そういう雨の何もなかったような気がして、それで苦労したという覚えもないんですけれども、そういうことは別にしまして、できる限りのその辺の配慮は、また考えていただきたいかなというふうに思います。子どもたちがなるべく雨に濡れない、そういうことは考えていただきたいかなというふうに思いますので、これから駐輪場、校舎建設いろんなことで検討されていくと思いますので、雨対策ということも含めて考えていただけるようにお願いをしておきます。 それでは、災害時用のホームページについて再質問をさせていただきます。 災害時の情報伝達というのは非常に重要な役割になります。災害時用ホームページを理解するために、確認をちょっとしたいんですけれども、災害時用ホームページとは、ページ全体を簡易表示することにより、多数のアクセス、接続ですね、にも対応でき、災害時に有効に町民に情報を伝えられるが、半面、画像などの情報はなく、文字情報のみでの情報伝達になるのが弱点とは言えないかもしれないですけれども、ということでいいですか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  災害時用のホームページのトップページは文字情報のみ、簡素化します。 通常のホームページのような画像はないという文字だけになるんですが、タイトルクリックしていただきますと、文字ですとか写真ですとかそういうところにはリンクしていきます。もちろん内容がわかりやすいように、動画ですとか写真が必要な場合はそういうものも見えるようにはなります。情報の中にも、河川の状況の監視カメラとかもありますので、それは動画としても見られるという、そういうものでございます。 トップページはそうでございますが、またそのサイト内で検索をかけていただければ、通常見られているものも消しているわけではございませんので、閲覧することは可能になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆5番(竹内卓美君)  それでは、トップページに関しては、今までの、入ったときのホームページとは全くイメージが違って、色もほとんどなければ何もない。ただ、文字の情報の羅列が並んでいるだけということで、ただ、そこからほかのところにリンクで飛んだ場合は、ある程度、写真だとかいうことも見られるということなんですね、はい、わかりました。 繰り返しになりますけれども、災害時用ホームページというのは、最重要な情報手段だと考えます。本来なら、本町の災害時用ホームページの接続限度数の設定を、ちょっと数字のほうで確認したいというところでしたんですけれども、本当につながるのかと。今まで被災地で一番困っているのがつながらないよと、情報が欲しいんだけれども情報が得られないということが、いろいろあったということは見聞きをしておりますので、そこのところで阿久比町、本当に大丈夫なのというところをしっかり確認はしたかったんですけれども、サイバー攻撃ということもある。サイバー攻撃というのは、システムに機能不全を起こさせる攻撃というふうに訳せばいいんですかね。そういうことがあるといけないので、その防止のために数字は公開できないということですので、理解はいたします。 これ以上、ちょっとでもということを言うつもりはありませんけれども、災害時は、在住の町民だけが閲覧するわけでもないと思うんです。町外の親戚の方だとか本町に関係のある方、もしくは海外に赴任されている方、本当にいろんな方が心配されて、今、阿久比町どうなっているんだと、うちの地元どうなっているんだろうということで閲覧する可能性もあると思います。 それで、本当にお願いしておきたいのは、他市町の状況だとかこれまでの被災地の教訓等、あらゆる状況を、もう、いろんな角度から検証をしていただいて、本当に今の設定で問題がないのかということを改めて見直しをしていただければなというふうに思います。本当に大きな災害になってしまったときには、町から発信される情報が頼りになると思います。やっぱりその情報が得られないということのないようにだけは、しっかりと備えていただきたいかな。 個人で、今ほとんどの方がスマホを持ってみえると思うんで、誰でも情報がとれる状況にはあってもその情報もとがない、情報もとにつながらないということだけは避けていただきたいかなというふうに思います。 災害時用ホームページは、本当に何度も何度も言うんですけれども、最重要の情報伝達手段なんですけれども、掲載順位は特には決まっていないということでした。情報を順番に発表していけばいいというものでもないように思うんですけれども、何かしらの基準を考えておく必要というのはないとお考えですか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  もちろん議員がおっしゃられるとおり、どういう順番でもやればいいという、そういうものではないと考えております。その災害によりまして災害の状況を発表する内容が変わりますので、状況にあわせて、災害対策本部にタイムリー指示を出していただきまして発表していくことになります。 また、さきに訓練を行ったということもお話しもしましたが、事前に想定される発表項目のフォーマットのほうは幾つかつくってございますので、それを利用して瞬時に、すぐに発表できるような、そういう体制にはしてございますのでご理解いただきたいと思います。 ◆5番(竹内卓美君)  全く何もないというよりも、フォーマットは一応つくってはあるよということだとは思います。 ただ、平時でつくっているフォーマットというのは、得てして災害時に役に立たないということもあり得るのかな。だから、例えば、ここで掲載順位を決めたとしても、やっぱりそれがうまくいかなかったということは、当然あり得る話かなというふうには思います。 ですので、決まっていないからだめ、フォーマットがあるからいいという、そういうことではないとは思いますけれども、何にしても見直し等を、1回つくったからオーケーではなくて、最近の自然災害、台風も含めて、集中豪雨も含めていろんなのを見ていると、今まで本当に想定できなかったようなことが普通に起きてしまっている。今まではこういうタイミングでこうやって発信していけばオーケーだったよ、この情報を出せばオーケーだったんだよというのが、そうじゃなくなっていると思うんです。 ですので、逆に決まっていないということは、実際、災害対策本部でタイムリーな情報がしっかり発信できるということにもなるのかもしれませんけれども、実際の災害対策本部というのは、そういう状況になったときには、もう、すごいみんなが慌ただしく、いろんなことで情報が飛び交って、それを整理するために、いろんな人がいろんなことをやっているというような状況になると思うんで、その場になってその情報を整理してなんてことはなかなか難しい。本当にひょっとすると、情報垂れ流しということもあり得るんではないのかなというふうに思うんです。 ですので、そういうふうになるとしても仕方がないという面もあるんですけれども、今フォーマットがあるからいいとかではなくて、なるべく今後の防災訓練等、いろいろな被災地の情報等を集めていただいて、そういうのも順次見直して、今まではこうでよかったけれどもここ変えようかとかということも、やっていっていただきたいかなというふうに思います。 それと、同じくなんですけれども、災害時用ホームページへの切りかえの規定はないということなんですけれども、要は災害時用ホームページに切りかえなければならないようなときというのは、災害対策本部も本当に緊急事態になっているというふうに思います。切りかえ時期を明記しておけば、早すぎたり遅すぎたりすることもないとは思うんです。なぜその辺を決めておかないのかなと。 先ほど、震度6強以上の地震が発生した場合は、要請がなくても管理会社が切りかえるんだよという規定なんですかね、があるんですよね。片やそういう、地震に関してはいうことなのかもしれませんけれども、地震に関してはその規定があるんですけれども、そのほかの災害に対してはないというのもどうなのかな。一度ちょっと、その辺の何か理由があるとか何かあるんでしたら、ちょっとお教え願いたいかなと思います。 ◎総務部長(大久保英俊君)  通常のホームページでございましても、相当のアクセスがなければサーバをダウンさせるということはございませんので、通常の災害以外のことを見たいという方も、当然、外から入ってきますので、その方々のことも考えて、なるべく本当にサーバに負荷がかかるような状況にならなければ、切りかえることは考えておりませんので、なるべく通常のホームページの中に緊急情報を載せるようにして今は運用をやっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆5番(竹内卓美君)  ちょっとその件はもう一つ後で、もう一遍ちょっとお聞きしたいかなというふうに思います。 今回も含めてですけれども、平成29年8月からことしの9月に、防災訓練で災害時用ホームページに実際に切りかえて掲載訓練を行ったよということなんですけれども、その訓練をやってみてどんな課題がありましたか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  課題といたしまして、実は訓練でございまして、実際に軽量化したわけではございせん。災害時用ホームページに切りかえたわけではございませんので、実際に切りかえていないということで切りかえた後の操作はやったことない、こういうことがあります。 また、その掲載した情報が本当に、先ほど議員がおっしゃられたとおり、この掲載した情報が、今のご時世に合っているのかとかそういうことも、また検討はしていかなきゃいけないなと、その辺が課題だと考えております。よろしくお願いします。 ◆5番(竹内卓美君)  そうすると、実際に災害時用のホームページには切りかえたことがないよということですよね。ということは、実際、切りかえたときに何が起こるかというのは検証がされていないということにつながるかなということだと思います。 ただ、今、総務部長が言われたように、なかなか災害時用のホームページ、もう切りかえてしまうと通常のホームページが見られなくなる。そこら辺でなかなか、そういう切りかえてしまったときに、ほかの方たちに迷惑がかかるというような意味合いなんだろうなというふうに思いますけれども、年に一度、毎年やる必要はないかもしれませんけれども、町の防災訓練のときに、やっぱり実際に切りかえてやってみる。その中で、どんなふうになったとか、うまく切りかわったのか、切かわれなかったのかということも検証はできていないんだと思うんです。ですので、本番になったときに、切りかわらないよとかということはないとは思うんですけれども、やっぱり行政としてそこら辺の検証はしておくべきだろうなというふうに思います。 何にしても、町民を守っていくということは行政の第一義です。切りかえることに関しては、いろんな制約とかいろいろほかの方に迷惑かけるとか、いろんなことがあってそう簡単ではないよということは理解できるんですけれども、難しい問題を今までも、きょう、ほかの議員さんがいろんなことを質問されていろいろと難しい、確かに、一筋縄でいかない問題がたくさんあって、検討します、毎回そんなお答えですねということもあったんですけれども、こういう問題もしかりだと思うんですけれども、担当部署だけではなくて、阿久比町の職員として今こういう問題があるんだ、そのことに関して職員全員がそういうことを整理して、知恵を絞って、妙案でも出てきて、新しい一歩が踏み出せるということができる阿久比町の職員さんであってほしいし、そういうことができる町であってほしいかな、そんなふうに思うんですけれども、それと、あと覚悟もいるのかな。絶対に批判もあるだろうし、迷惑かける人が出てくる、でも、やらなきゃいかんことはやらなきゃいかん。どこでやるんだ、ずっとやらないのかという話にもつながると思うんです。 そこで、じゃ、一番誰が困る、誰が迷惑するのかといったら、やっぱり町民の方々、また、その中でも弱い方々が一番困るんだろうなというふうに思うんで、どこかで最後のとりでみたいな情報のところなので、そこはしっかりと考えていただいて、できないんじゃなくてできる方法を皆さん職員全員で考えていただいて、何か妙案を出していただいて、一度やってみようというようなことはどうなんでしょうか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  実際に切りかえという話だと思うんですが、このサーバの管理会社とかホームページの管理会社は、実は滋賀県にありまして、サーバは滋賀県にございます。 ですから、そちらの管理会社と協議して、こちらじゃなくてもそちらに行っても、実際に切りかえたことをやってみて、どういうことが起こるかということは、それは一度やってみたいと思っております。 また、中でも短時間ならそこまで迷惑がかからないのかなと思いますので、事前に周知ができたら、短時間なら切りかえを行っていきたいなと、そうは考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆5番(竹内卓美君)  ありがとうございます。 出向いてでもやっていただけるという前向きなお答えをいただきましたので、期待をしたいと思います。また、それをやったことについていろんな課題が出てくるかとは思うので、また、その課題をどうやって克服というのか、消していくのかということもやっていただきたいかなというふうに思います。 それでは、最後、もう時間も少しになってきましたので、最後の再質させていただきたいんですけれども、極めて重要な情報伝達手段である災害時用ホームページの存在を周知はしてこなかったよと。これもいかがなものかなというふうには感じますけれども、切りかえが行われてしまえば、災害時用のホームページしか閲覧ができなくなるということで、その閲覧者が戸惑うことはないということも理由の一つにはあったのかなというふうには思います。 が、やっぱり、どこかでそういう情報発信という面に関しての危機意識が薄れているんじゃないのかな。東海豪雨以来、本町は本当におかげさまで、そんなに大した災害も発生しておりません。こういうことに関しても広く町民に周知して、周知することによって災害時の備えを呼びかけるというのが、本当に行政のあるべき姿だろうなというにも思います。周知することによって、やっぱり町民も備えていかなきゃいかんかなとか、災害があるんだよなということを改めて自覚する部分もあると思うんです。 だから、これは大したことじゃないし、仮に周知をしていなくても、これ、見ればわかる話だよねという部分でも、それをやることによる副産物で町民がいいふうに向かうとか、理解が進んでいくということもあると思うんで、その辺のところもしっかりやっていただければというふうに思います。 ホームページだとかそういうところを使って周知していくということなんですけれども、それ以外のことも何はお考えありますか、とりあえず、その2つぐらいですか。 ◎総務部長(大久保英俊君)  やはり、見ればわかるというそういうのがあるんですけれども、実際にこういう画面に変わりますというのは、事前にお知らせしたほうがいいなというのは確かにございますので、切りかわる画面はこちらでもつくれますので、こんな感じに変わるので、皆さんこういう場合は災害時に変わっていますという、そういうことはいろんな方法で周知はしたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆5番(竹内卓美君)  ありがとうございました。 今回のことに関しては、しっかりとやっていただけるというご答弁でございましたので期待をしております。 何にしても、やっぱり町民の命を守るということは行政の第一義、何にもまさるものだというふうに思います。先ほども申したように、職員一丸となって、難しいで終わるんだったら我々でもできると思います。そこに風穴をあけて何とかしていただくのが行政。そのためには、本当にみんなで課題を共有していただいて、担当課を越えてやっていただくことも必要かなというふうに思います。 同僚議員がやっていた循環バスの問題もそうだと思います。これからの高齢化社会を考えると、何かこのままではよくないというのは僕も思っています。免許返納の問題にしてもそこにつながっていくんじゃないのかな。 ○議長(瀧塚政明君)  ちょっと竹内議員いいですか。 持論展開は控えていただきまして、通告内容の質問に徹してください。 ◆5番(竹内卓美君)  失礼しました。 それでは、そういうことで、町の職員の何ていいますか、知恵を絞って妙案を出していただくことをお願いして質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(瀧塚政明君)  以上で、竹内卓美議員の質問を終わります。----------------------------------- ○議長(瀧塚政明君)  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は12月6日に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。     午後3時54分散会...